JP4751197B2 - スペアタイヤ搭載装置 - Google Patents
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Description
2本のスペアタイヤを車両に搭載する技術として、特許文献1に記載されているように、チェーンの先端部に取り付けられた吊り板でディスクホイール下面を受け、2本のスペアタイヤを水平に重ねた状態で車体下面に搭載するスペアタイヤ搭載装置が提案されている。かかるスペアタイヤ搭載装置では、スペアタイヤを1本ずつ搭載できるようにすべく、弾性部材からなる係止部材が取り付けられた支持部材により、上側に位置するスペアタイヤを着脱可能に弾性係止する構造が採用されている。
ここで、タイヤ保持部材は、左右のサイドレールに開設された取付孔に着脱可能に取り付けられる一対のチェーンからなる。
本発明では、弾性係止を行わずに、タイヤ保持部材により上側に位置するタイヤを保持して、タイヤの着脱作業を行うため、該作業中に予期しない外力が作用した場合であっても、タイヤがタイヤ保持部材から外れることがなく、作業の安全性を確保できる。
図1〜図4は、前輪と後輪との径が異なるスペアタイヤを装着した低床トラックに対して、本発明に係るスペアタイヤ搭載装置1を適用した場合を示している。具体的には、図1は、上下に重ねた2本のスペアタイヤ2,3を搭載している状態を示している。図2は、図1のA−A線からトラックの前方を見た図である。図3は、スペアタイヤ搭載装置1の斜視図である。図4は、スペアタイヤ搭載装置1の各部品の取り付け状態を示す斜視図である。
スペアタイヤ搭載装置1は、クロスメンバ5、スペアタイヤキャリア6およびタイヤ保持部材としての一対のチェーン8a,8bを含んで大別構成されている。
スペアタイヤキャリア6は、2つのクロスメンバ5の略中央位置に固定されている。スペアタイヤキャリア6には、チェーン9の繰り出しおよび巻き上げが可能な駆動装置が内蔵されている。チェーン9の先端部9aには、スペアタイヤ2,3のディスクホイール穴2a,3aを挿通可能で、ディスクホイール3bの下面からスペアタイヤ2,3を吊り上げ可能な吊り板7が取り付けられている。
次に、上下に重ねた2本のスペアタイヤ2,3の取り外し手順について説明する。なお、タイヤ2,3を取り外す場合には、先ず、下側に位置するタイヤ3を取り外し、その後に上側に位置するタイヤ2を取り外す。
この後に、図6に示すように、吊り板7を下側に位置するタイヤ3のホイールディスク穴3aから取り外し、スペアタイヤキャリア6の操作によりチェーン9を巻き上げて、上側に位置するタイヤ2のディスクホイール2bの下面に吊り板7を当接させた後、チェーン8a,8bをサイドレール4a,4bから取り外す。また、下側に位置するタイヤ3を取り出す。
その後、図8に示すように、吊り板7を該タイヤ2のディスクホイール穴2aから取り外し、タイヤ2を取り出すと共に、スペアタイヤキャリア6の操作によりチェーン9を巻き上げる。
なお、スペアタイヤ2,3を取り付ける場合には、前述のタイヤ取り外しの逆の手順で行えばよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
ロッド20は、スペアタイヤキャリア6のチェーン9よりトラックの前方に配置される一方、ロッド21は、該チェーン9よりトラックの後方に配置されている。
これらのアーム20b,21bには、リンク部材25の端部25a,25bが回転可能に取り付けられている。これにより、リンク機構が構成され、一対のロッド20,21を連動させることが可能となる。
次に、本実施形態において、上下に重ねた2本のスペアタイヤ2,3を1本ずつ取り外す場合について説明する。
この後に、図15に示すように、吊り板7を下側に位置するタイヤ3のホイールディスク穴3aから取り外し、スペアタイヤキャリア6の操作によりチェーン9を巻き上げて、上側に位置するタイヤ2のディスクホイール2bの下面に吊り板7を当接させた後、ロッド20,21を上側に位置するタイヤ2の下方位置から外す開操作を行う。また、下側に位置するタイヤ3を取り出す。
その後、図17に示すように、吊り板7を該タイヤ2のディスクホイール穴2aから取り外し、タイヤ2を取り出すと共に、スペアタイヤキャリア6の操作によりチェーン9を巻き上げる。
なお、スペアタイヤ2,3を取り付ける場合には、前述のタイヤ取り外しの逆の手順で行えばよい。
2,3 タイヤ
2a,3a ホイールディスク穴
4a,4b サイドレール
5 クロスメンバ
6 スペアタイヤキャリア
7 吊り板
8a,8b チェーン
9 チェーン
20,21 ロッド
25 リンク部材
Claims (1)
- 左右のサイドレールに渡って架設したクロスメンバにスペアタイヤキャリアを固定すると共に、上下に重ねた2本のタイヤのホイールディスク穴にスペアタイヤキャリアのチェーンを通し、該チェーンの先端部に取り付けた吊り板で下側に位置するタイヤのホイールディスクの下面を吊り上げて2本のタイヤを搭載するスペアタイヤ搭載装置において、
前記スペアタイヤキャリアのチェーンを挟んで離間した2位置で、上側に位置するタイヤを保持するように、前記左右のサイドレールに開設された取付孔に着脱可能に取り付けられる一対のチェーンからなるタイヤ保持部材を設けたことを特徴とするスペアタイヤ搭載装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005373858A JP4751197B2 (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | スペアタイヤ搭載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005373858A JP4751197B2 (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | スペアタイヤ搭載装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011053324A Division JP5220881B2 (ja) | 2011-03-10 | 2011-03-10 | スペアタイヤ搭載装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007176201A JP2007176201A (ja) | 2007-07-12 |
JP4751197B2 true JP4751197B2 (ja) | 2011-08-17 |
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ID=38301820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005373858A Expired - Fee Related JP4751197B2 (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | スペアタイヤ搭載装置 |
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Families Citing this family (1)
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Family Cites Families (1)
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---|---|---|---|---|
JPS55124377U (ja) * | 1979-02-27 | 1980-09-03 |
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2005
- 2005-12-27 JP JP2005373858A patent/JP4751197B2/ja not_active Expired - Fee Related
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