JP4746927B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、特にフリーホイーリングダイオード(FWD)を一体化した絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)製造方法に関する。
近年、IGBTのコレクタ領域に厚みの薄い低注入効率の構造を採用することにより、オン電圧とターンオフ時間のトレードオフ関係が改善されることが知られるようになってきている。これは、いわゆるトランスペアレント効果により、ライフタイム制御を行わずにIGBTの高速化が図れるためである。
一方、インバータ等の電力変換装置を小型軽量化するために、IGBTにおいて、コレクタ短絡領域を設けてドリフト層をコレクタ電極にショートさせる等の方法でFWDとの一体化を図る試みがなされている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
図21乃至図23は、いわゆるノンパンチスルー(NPT)型のIGBTに厚みの薄いコレクタ層を形成するための一般的なプロセスを示したものである。
まず、nドリフト層114に相当する半導体基板109を用意し、次に、この基板109の表面側にMOSゲート構造等を形成する。続いて、素子の耐圧クラスに応じた厚さまで基板109を研削する(図21)。この後、基板裏面側にp型不純物をイオン注入し、素子表面側のデバイス構造に影響を与えない程度の熱処理(アニール)でイオンを活性化してpコレクタ層112を形成する(図22)。最後に、コレクタ電極131を形成して素子を完成させる(図23)。
ここで裏面のイオン注入時に、図24に示すように、n型不純物をp型不純物と別の領域に打ち込む工程を追加することにより、nコレクタ短絡領域113が形成され、FWD一体型のIGBTを作製することもできる。
しかしながら、この構造においては、例えば耐圧1200V系の素子の場合、IGBTの総厚は150μm程度と極めて薄い構造となるために、裏面イオン注入処理工程においてウェハの割れや欠けが生じ易いという問題がある。耐圧600V系の素子の場合は、さらに厚みの薄い構造となるために、通常のイオン注入装置では処理できなくなるという場合も生じる。
さらに、裏面イオン注入後のアニール工程では、素子表面側のエミッタ電極に影響を与えない程度までしか処理温度を上げることができず、注入イオンの活性化率が低い。そのため、十分な活性化を行うためには、レーザアニール装置などの特殊な装置を必要とする。
次に、図25及び図26は、いわゆるパンチスルー(PT)型のIGBTに厚みの薄いコレクタ層を形成するために提案されている方法の一つを示したものである。
まず、厚いp基板209を使って作製されたPT型IGBTを用意する。通常は、この後、重金属拡散や粒子線照射などによるライフタイムコントロールを行ってIGBTを完成させるが、ここでは行わない。次に、裏面側からp基板209の研削を行い、所定の厚みのpコレクタ層212を形成する(図25)。最後にコレクタ電極231を形成して素子を完成させる(図26)。
この構造においては、素子の厚みが薄くなった後にイオン注入工程を行う必要が無いため、ウェハの割れや欠けが生じる機会が減少する。また、裏面イオン注入に伴うアニール工程も不要となるため、レーザアニール装置等の高価な装置が不要となる。
しかしながらこの場合、裏面研削量のばらつきにより、最終的なpコレクタ層212の厚みが変化してしまう。そうすると、pコレクタ層212の最も不純物濃度の高い領域の厚みが変化するので、正孔の注入量が大きく変化してしまう。その結果、裏面研削量のばらつきが±5μmであるとしても、得られる素子の電気的特性が目標値より大きくはずれてしまうという問題が生じる。
この問題に対しては、ウェハの裏面研削量のばらつきを吸収するp低濃度コレクタ層311を備えた図27の構造が、本願発明者によって提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
しかしながら、裏面研削でコレクタ層を形成する従来の方法では、コレクタ短絡領域を形成することができず、FWD一体型のIGBTを作製することが困難であった。
特開昭61−15370号公報 特開2004−363328号公報 特願2004−65633号公報
上記のように、従来の厚みの薄いコレクタ層を有するIGBTでは、ウェハの厚みを薄くした後にイオン注入及び熱処理が必要であり、薄いウェハに対応した特殊な製造装置を必要としたり、ウェハの割れや欠けが生じ易いという問題点を有していた。そのため、FWD一体型のIGBTの作製が困難であった。
また、ウェハを薄くした後にイオン注入を行わないようにした従来構造では、コレクタ短絡領域の形成ができず、やはりFWD一体型のIGBTの作製が困難であった。
本発明の目的は、良好な電気的特性を有する薄い構造のFWD一体型IGBTを安定して作製することが可能製造方法を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の半導体装置の製造方法は、相対的に不純物濃度が低い第1導電型の低濃度コレクタ層と、前記低濃度コレクタ層の上面に形成された相対的に不純物濃度が高い第1導電型の高濃度コレクタ層と、前記低濃度コレクタ層及び前記高濃度コレクタ層を所定の位置で貫通する第2導電型のコレクタ短絡領域と、前記高濃度コレクタ層及び前記コレクタ短絡領域の上面に形成された第2導電型のドリフト層と、前記ドリフト層の表面領域側に形成された第1導電型のベース領域、第2導電型のエミッタ領域、及びゲート電極を含むMOSゲート構造と、前記ベース領域及び前記エミッタ領域と電気的に接続するように形成されたエミッタ電極と、前記低濃度コレクタ層及び前記コレクタ短絡領域の下面に形成されたコレクタ電極とを具備する半導体の製造方法を提供している。
従って、ウェハを薄くする際の研削量がばらついても、素子の電気的特性の変化は小さい。また、ウェハを薄くした後に、イオン注入及びそれに伴う熱処理(アニール)を行う必要がない。
本発明によれば、厚みの薄いコレクタ層を有し且つ電気的特性のそろった素子が得られる。また、薄いウェハの搬送に対処した特殊なイオン注入装置等を必要としない。さらに、アニール処理時に伴うウェハの割れや欠けの機会も無くなる。従って、良好且つばらつきの少ない電気的特性を有するFWD一体型のIGBTを、低コストで安定して作製することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係るFWD一体型IGBTの構成を示している。nドリフト層14の表面領域側には、pベース領域15、nエミッタ領域16、ゲート絶縁膜21、層間絶縁膜22、ゲート電極32及びエミッタ電極33が形成されている。一方、nドリフト層14の下には、p高濃度コレクタ層12、nコレクタ短絡領域13、p低濃度コレクタ層11及びコレクタ電極31が形成されている。
上記構成の半導体装置をIGBT方向にオンさせると、まず、nエミッタ領域16から、pベース領域15の反転層を通ってnドリフト層14に電子が注入され、nコレクタ短絡領域13を通って排出される。従って、最初はMOSFET動作を示す。その後、電流が増加してくると、nドリフト層14内においてp高濃度コレクタ層12の上を横方向に流れる電流も増加し、この部分での電圧降下によりp高濃度コレクタ層12が順バイアス状態になる。その結果、このp高濃度コレクタ層12からnドリフト層14に正孔が注入され、伝導度変調が生じてIGBT動作を示すようになる。
このように、MOSFET動作からIGBT動作に移行する際には、図28に示すようないわゆるスナップバックと呼ばれる負性抵抗特性を示すが、この負性抵抗領域が大きいと電力ロスにつながる。そのため、p高濃度コレクタ層12の横方向の大きさを適切な値に設定することによって、上記負性抵抗領域を小さくする必要がある。nコレクタ短絡領域13は、このことを考慮した所定の位置に形成されている。
次に上記構成の半導体装置をFWD方向にオンさせると、エミッタ電極33がアノード電極、コレクタ電極31がカソード電極となるダイオード特性を示す。このとき、カソード領域としてはnコレクタ短絡領域13が動作するが、アノード領域としては、pベース領域15と図示していない部分でエミッタ電極33と電気的に接続されているp型領域が動作する。
図2乃至図7は、図1のFWD一体型IGBTの製造方法の一例を示すものである。まず、図2に示すように、基板9を用意し、エピタキシャル成長によりp低濃度コレクタ層11が形成される。この場合、拡散等によってもp低濃度コレクタ層11を形成することは可能であるが、一定の濃度のp低濃度コレクタ層11を形成するためには、エピタキシャル成長法の利用が望ましい。また、基板9自体がp低濃度コレクタ層11に相当するp型の不純物濃度を有している場合には、上記工程は省略可能であることは容易に理解されよう。
次に、図3に示すように、p低濃度コレクタ層11の表面に例えば2μmの厚みの酸化膜23が形成される。そして、この酸化膜23に、nコレクタ短絡領域13を形成するための開口部が形成される。
次いで、図4に示すように、酸化膜23の開口部に燐が導入され、1250℃で12時間程度の拡散が行われる。その結果、約30μmの深さのnコレクタ短絡領域13が形成される。ここで、燐の導入後に酸化膜23を除去して、再度p低濃度コレクタ層11の表面に薄い酸化膜(図示せず)を形成してから高温長時間の熱処理を行うようにしてもよい。この薄い酸化膜は、高温長時間拡散の間に燐が外方拡散されることを防止し、また、次工程のイオン注入時に結晶欠陥の発生を防止することにも使うことができる。さらに、nコレクタ短絡領域13は、コレクタ電極とのオーミックコンタクトの観点から高濃度であることが好ましいので、燐の導入には、イオン注入法よりも固体拡散源や液体拡散源を用いる方が望ましい。また、図8に示すように、nコレクタ短絡領域13が基板9に達していてもよい。
続いて、図5に示すように、酸化膜23の除去後、イオン注入及び熱処理によりp高濃度コレクタ層12が形成される。この際、写真工程を追加して、nコレクタ短絡領域13の上部にp型不純物が入らないようにすることも可能であるが、工程が煩雑になる。そのため、nコレクタ短絡領域13の上部がp型に反転しない程度のドーズ量で全面にイオン注入を行えば、写真工程を追加することなくp高濃度コレクタ層12を部分的に形成することが可能となる。また、エピタキシャル成長等によってもp高濃度コレクタ層12を形成することは可能であるが、高濃度で厚みの薄い層を精度良く形成するためには、イオン注入法の利用が望ましい。
次に、図6に示すように、p高濃度コレクタ層12及びnコレクタ短絡領域13の上に、エピタキシャル成長でnドリフト層14が形成される。この際、図9に示すように、nバッファ層17とnドリフト層14を順次エピタキシャル成長で形成させると、パンチスルー(PT)型の素子が得られる。ただし、この場合のnドリフト層14の不純物濃度や厚みは、PT型として適切な値に調整される。
次いで、図7に示すように、nドリフト層14の表面領域側に、MOSゲート構造等が周知のプロセスにより形成される。この後、基板9の裏面側から研削やエッチング等が施され、nコレクタ短絡領域13が裏面に露出されると同時に、所定の厚みのp低濃度コレクタ層11が形成される。
この時、上記所定の厚みは、基板裏面の研削やエッチングのばらつき量から決定される。p低濃度コレクタ層11は不純物濃度は低いものの、厚みが増してくるとコレクタ層としてのトランスペアレント性に影響を与えるようになってくる。従って、できるだけ厚みの薄い方が望ましいが、基板裏面の研削やエッチングのばらつきにより、p高濃度コレクタ層12の一部まで除去されてしまうと、素子の電気的特性が大幅に変化してしまう。このようなことの無いように、例えば基板裏面の研削やエッチングのばらつき量を±5μmとすると、p低濃度コレクタ層11の所定の厚みは5μm程度に設定される。
また、基板9自体がp低濃度コレクタ層11に相当するp型の不純物濃度を有している場合には、上記所定の厚みの一部或いは全部が基板9の残存部分で構成されていてもよい。
最後に、p低濃度コレクタ層11及びnコレクタ短絡領域13にコレクタ電極31が形成され、図1のFWD一体型IGBTが完成される。
上記構成のIGBTによれば、nコレクタ短絡領域13の形成によりFWDとの一体化が図られている。また、基板裏面研削量がばらついても、p高濃度コレクタ層12の厚みが変化することはなく、p低濃度コレクタ層11の厚みがばらつくだけである。そのため、正孔の注入量のばらつきも小さい。さらに、基板を薄くした後にイオン注入を行う工程が無く、製造プロセスが極めて容易となる。
ここで、コレクタ電極31がp低濃度コレクタ層11及びnコレクタ短絡領域13に対して、ショットキ接合とならずにオーミック接合を形成することにより、上記構成のFWD一体型IGBTが実施可能となる。この条件を満たす電極材料は種々知られているが、その一つとしてアルミニウムがある。
例えばアルミニウムの場合では、非特許文献1等に開示されているように、不純物濃度の低い側で、1.5×1016cm−3のp型シリコンに対してはオーミック接合を形成し、1.0×1019cm−3のn型シリコンに対しては、非オーミック接合とはならないことが知られている。従って、オーミック接合の観点から、p低濃度コレクタ層11の不純物濃度は、1.5×1016cm−3以上であることが望ましく、nコレクタ短絡領域13の底部露出面での不純物濃度は、1.0×1019cm−3より高いことが望ましい。また、このために、nコレクタ短絡領域13の拡散深さはかなり大きな値としている。
コロナ社、パワーデバイス・パワーICハンドブック、24頁、表2.1
さらに、コレクタ電極31は、通常、異種金属による多層構造で形成される。そのため、アルミニウムを用いたコレクタ電極31では、p低濃度コレクタ層11及びnコレクタ短絡領域13に直接接触する金属層にアルミニウムを含んでいることが必要で、この層は純アルミニウム又はアルミニウムシリコン合金であることが望ましい。また、このアルミニウムを含む金属層を形成した後に、例えば400℃程度の熱処理を施して、よりオーミック性を向上させることもできる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図10乃至図12は、本発明の第2の実施例に係る半導体装置の製造方法を示すものである。まず、図10に示すように、基板9を用意し、その表面に例えば2μmの厚みの酸化膜23が形成される。そして、この酸化膜23に形成された開口部に燐が導入され、n高濃度領域43が形成される。
次いで、図11に示すように、酸化膜23の除去後、基板9の表面にエピタキシャル成長によりp低濃度コレクタ層11が形成され、その後、1250℃で12時間程度の熱処理が行われる。その結果、n高濃度領域43の不純物がp低濃度コレクタ層11に拡散され、nコレクタ短絡領域13が形成される。ここで、実施例1と同様に、p低濃度コレクタ層11の表面に薄い酸化膜を形成してから高温長時間の熱処理を行うようにしてもよい。この後、実施例1の図5乃至図7と同様のプロセスを経て、図12に示すFWD一体型IGBTが完成される。
実施例2では、実施例1に対して、nコレクタ短絡領域13の形状が異なり、その結果、p低濃度コレクタ層11の領域がウェハ裏面に近づくにつれて小さくなっている。そのため、基板裏面の研削やエッチングの量がばらついても、p低濃度コレクタ層11の領域の変化量は僅かであり、実施例1よりもさらに電気的特性のそろった素子が得られる。
続いて、本発明の第3の実施例について説明する。図13乃至図16は、本発明の第3の実施例に係る半導体装置の製造方法を示すものである。まず、図13に示すように、基板9を用意し、エピタキシャル成長により第1のp低濃度コレクタ層41が形成される。この場合、実施例1と同様に、拡散等によっても第1のp低濃度コレクタ層41を形成することは可能であるが、一定の濃度の第1のp低濃度コレクタ層41を形成するためには、エピタキシャル成長法の利用が望ましい。また、基板9自体が第1のp低濃度コレクタ層41に相当するp型の不純物濃度を有している場合には、上記工程が省略可能であることも実施例1と同様である。
次に、図14に示すように、第1のp低濃度コレクタ層41の表面に例えば2μmの厚みの酸化膜23が形成される。そして、この酸化膜23に形成された開口部に燐が導入され、n高濃度領域43が形成される。
次いで、図15に示すように、酸化膜23の除去後、第1のp低濃度コレクタ層41の上にエピタキシャル成長により第2のp低濃度コレクタ層42が形成され、その後、1250℃で3時間程度の熱処理が行われる。その結果、n高濃度領域43の不純物が第2のp低濃度コレクタ層42に拡散されると同時に第1のp低濃度コレクタ層41にも拡散され、nコレクタ短絡領域13が形成される。ここでも、実施例1と同様に、第2のp低濃度コレクタ層42の表面に薄い酸化膜を形成してから高温の熱処理を行うようにしてもよい。この後、実施例1の図5乃至図7と同様のプロセスを経て、図16に示すFWD一体型IGBTが完成される。
実施例3では、nコレクタ短絡領域13の形成が、第1のp低濃度コレクタ層41と第2のp低濃度コレクタ層42の界面からの上下両方向の拡散によって行われる。そのため、nコレクタ短絡領域13を形成するための熱処理時間が、実施例1及び実施例2の場合と比較して大幅に短縮される。また、nコレクタ短絡領域13の横方向拡散の量も抑制されるので、nコレクタ短絡領域13の微細化が可能となる。
さらに、図15の工程で写真工程を追加して、スーパージャンクション構造の作製法のように拡散及びエピタキシャル成長を繰り返せば、図17に示すように、深さ方向に対して横方向への拡散量の極めて少ないnコレクタ短絡領域13を形成することも可能である。
次に、本発明の第4の実施例について説明する。図18は、本発明の第4の実施例に係るFWD一体型IGBTの構成を示している。図1の第1の実施例に対して、p高濃度コレクタ層12の上に、nドリフト層14よりも不純物濃度の高いnバッファ層17を備えている。
このような構成とすることにより、IGBTとしてはパンチスルー(PT)型となるために、性能が向上する。これは、NPT−IGBTではpベース領域15から伸びた空乏層がp高濃度コレクタ層12に届かないように、nドリフト層14を十分な厚みにする必要があるのに対して、PT−IGBTではnバッファ層17があるために、nドリフト層14を必要最低限の厚みにすればよいからである。
一方、上記構成では、nドリフト層14より高不純物濃度のnバッファ層17があるために、このままではp高濃度コレクタ層12の上を横方向に流れる電流による電圧降下が小さくなる。従って、p高濃度コレクタ層12の横方向の大きさを、図28に示した電気的特性における負性抵抗領域が大きくならないように設定しておく必要がある。
また、図19は、上記第4の実施例の他の例を示すものである。nバッファ層17がp高濃度コレクタ層12及びnコレクタ短絡領域13の上に形成された後、nドリフト層14やMOSゲート構造等を形成するための熱処理によって、nコレクタ短絡領域13がnバッファ層17を追い越してnドリフト層14側に拡散された場合に相当する。
続いて、本発明の第5の実施例について説明する。図20は、本発明の第5の実施例に係るFWD一体型IGBTの構成を示している。図1の第1の実施例に対して、pベース領域15の略底部の位置に、nドリフト層14よりも不純物濃度が高いn埋め込み層18が形成されている。
このような構成とすることにより、p高濃度コレクタ層12からnドリフト層14に注入された正孔が、n埋め込み層18より下のnドリフト層14の内部に蓄積される効果が高まり、伝導度変調が促進されてIGBTのオン電圧が小さくなる。特に、nドリフト層14の厚みが大きくなるNPT型で有効である。
しかしながら、nドリフト層14の表面からの拡散でpベース領域15より深い位置まで高濃度化させる従来方法では、耐圧の低下が著しく、また、pベース領域15との二重拡散の条件を出すのが難しいという問題があった。
従って、本発明では、nドリフト層14のエピタキシャル成長時に、同じくエピタキシャル成長でより不純物濃度の高いn埋め込み層18が形成され、さらにその上に、残りのnドリフト層14が形成されるという構成となっている。
以上、プレーナゲート型を例にとって説明したが、本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、トレンチゲート型についても同等の効果が得られることは明らかである。また、本発明のFWD一体型IGBTにおいて、FWDとしてのリカバリー特性を調整するために、重金属拡散や粒子線照射等のライフタイムコントロールを施してもよい。さらに、本発明のFWD一体型IGBTを、FWD動作させることなくいわゆるコレクタショート型IGBTとして使用してもよい。
本発明の第1の実施例に係る半導体装置の断面図である。 図1に示した半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図2に続く製造工程を示す断面図である。 図3に続く製造工程を示す断面図である。 図4に続く製造工程を示す断面図である。 図5に続く製造工程を示す断面図である。 図6に続く製造工程を示す断面図である。 図3に続く製造工程を示す他の断面図である。 図5に続く製造工程を示す他の断面図である。 本発明の第2の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図10に続く製造工程を示す断面図である。 図11に続く製造工程を示す断面図である。 本発明の第3の実施例に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図13に続く製造工程を示す断面図である。 図14に続く製造工程を示す断面図である。 図15に続く製造工程を示す断面図である。 図14に続く製造工程を示す他の断面図である。 本発明の第4の実施例に係る半導体装置の断面図である。 本発明の第4の実施例に係る半導体装置の他の断面図である。 本発明の第5の実施例に係る半導体装置の断面図である。 従来構造の半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図21に続く製造工程を示す断面図である。 図22に続く製造工程を示す断面図である。 図21に続く製造工程を示す他の断面図である。 別の従来構造の半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図25に続く製造工程を示す断面図である。 さらに別の従来構造の半導体装置の断面図である。 出力特性における負性抵抗領域を模式的に示す図である。
符号の説明
9、109、209 基板
11、311 低濃度コレクタ層
12、312 高濃度コレクタ層
13、113 コレクタ短絡領域
14、114、214、314 ドリフト層
15、115、215、315 ベース領域
16、116、216、316 エミッタ領域
17、217、317 バッファ層
18 埋め込み層
21、121、221、321 ゲート絶縁膜
22、122、222、322 層間絶縁膜
23 酸化膜
31、131、231、331 コレクタ電極
32、132、232、332 ゲート電極
33、133、233、333 エミッタ電極
41 第1の低濃度コレクタ層
42 第2の低濃度コレクタ層
43 高濃度領域
112、212 コレクタ層

Claims (7)

  1. 相対的に不純物濃度が低い第1導電型の低濃度コレクタ層と、
    前記低濃度コレクタ層の上面に形成された相対的に不純物濃度が高い第1導電型の高濃度コレクタ層と、
    前記低濃度コレクタ層及び前記高濃度コレクタ層を所定の位置で貫通する第2導電型のコレクタ短絡領域と、
    前記高濃度コレクタ層及び前記コレクタ短絡領域の上面に形成された第2導電型のドリフト層と、
    前記ドリフト層の表面領域側に形成された第1導電型のベース領域、第2導電型のエミッタ領域、及びゲート電極を含むMOSゲート構造と、
    前記ベース領域及び前記エミッタ領域と電気的に接続するように形成されたエミッタ電極と、
    前記低濃度コレクタ層及び前記コレクタ短絡領域の下面に形成されたコレクタ電極とを具備することを特徴とする半導体装置において、
    第1の基板の第1の面に相対的に不純物濃度が低い第1導電型の低濃度コレクタ層を形成する工程と、
    前記低濃度コレクタ層の所定の位置に一部を開口させたマスクを形成する工程と、
    前記マスクの開口部から前記低濃度コレクタ層の深さ方向に第2導電型の不純物を拡散させてコレクタ短絡領域を形成する工程と、
    前記マスクを除去する工程と、
    前記低濃度コレクタ層上に相対的に不純物濃度が高い第1導電型の高濃度コレクタ層を形成する工程と、
    前記高濃度コレクタ層及び前記コレクタ短絡領域の上面に第2導電型のドリフト層をエピタキシャル成長で形成する工程と、
    前記ドリフト層の表面領域側に第1導電型のベース領域、第2導電型のエミッタ領域、及びゲート電極を含むMOSゲート構造を形成する工程と、
    前記ベース領域及び前記エミッタ領域と電気的に接続するエミッタ電極を形成する工程と、
    前記第1の基板及び前記低濃度コレクタ層を前記第1の基板の前記第1の面と反対の第2の面から前記低濃度コレクタ層が所定の厚みになるまで除去して前記コレクタ短絡領域を露出させる工程と、
    前記低濃度コレクタ層及び前記コレクタ短絡領域の露出面にコレクタ電極を形成する工程とを具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記コレクタ電極はアルミニウムを含んでいることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記高濃度コレクタ層及び前記コレクタ短絡領域のうち少なくとも前記高濃度コレクタ層の上面に形成され、前記ドリフト層よりも不純物濃度が高い第2導電型のバッファ層をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 第1の基板の第1の面の所定の位置に一部を開口させたマスクを形成する工程と、
    前記マスクの開口部から前記第1の基板の深さ方向に第2導電型の不純物を拡散させて高濃度領域を形成する工程と、
    前記マスクを除去する工程と、
    前記第1の基板の前記第1の面に相対的に不純物濃度が低い第1導電型の低濃度コレクタ層をエピタキシャル成長で形成する工程と、
    前記高濃度領域の不純物を前記低濃度コレクタ層に拡散させてコレクタ短絡領域を形成する熱処理工程と、
    前記低濃度コレクタ層上に相対的に不純物濃度が高い第1導電型の高濃度コレクタ層を形成する工程と、
    前記高濃度コレクタ層及び前記コレクタ短絡領域の上面に第2導電型のドリフト層をエピタキシャル成長で形成する工程と、
    前記ドリフト層の表面領域側に第1導電型のベース領域、第2導電型のエミッタ領域、及びゲート電極を含むMOSゲート構造を形成する工程と、
    前記ベース領域及び前記エミッタ領域と電気的に接続するエミッタ電極を形成する工程と、
    前記第1の基板及び前記低濃度コレクタ層を前記第1の基板の前記第1の面と反対の第2の面から前記低濃度コレクタ層が所定の厚みになるまで除去して前記コレクタ短絡領域を露出させる工程と、
    前記低濃度コレクタ層及び前記コレクタ短絡領域の露出面にコレクタ電極を形成する工程とを具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 第1の基板の第1の面に相対的に不純物濃度が低い第1導電型の第1の低濃度コレクタ層を形成する工程と、
    前記第1の低濃度コレクタ層の所定の位置に一部を開口させたマスクを形成する工程と、
    前記マスクの開口部から前記第1の低濃度コレクタ層の深さ方向に第2導電型の不純物を拡散させて高濃度領域を形成する工程と、
    前記マスクを除去する工程と、
    前記第1の低濃度コレクタ層上に前記第1の低濃度コレクタ層と略同一の不純物濃度を有する第1導電型の第2の低濃度コレクタ層をエピタキシャル成長で形成する工程と、
    前記高濃度領域の不純物を前記第2の低濃度コレクタ層に拡散させてコレクタ短絡領域を形成する熱処理工程と、
    前記第2の低濃度コレクタ層上に相対的に不純物濃度が高い第1導電型の高濃度コレクタ層を形成する工程と、
    前記高濃度コレクタ層及び前記コレクタ短絡領域の上面に第2導電型のドリフト層をエピタキシャル成長で形成する工程と、
    前記ドリフト層の表面領域側に第1導電型のベース領域、第2導電型のエミッタ領域、及びゲート電極を含むMOSゲート構造を形成する工程と、
    前記ベース領域及び前記エミッタ領域と電気的に接続するエミッタ電極を形成する工程と、
    前記第1の基板及び前記第1の低濃度コレクタ層を前記第1の基板の前記第1の面と反対の第2の面から前記第1の低濃度コレクタ層が所定の厚みになるまで除去して前記コレクタ短絡領域を露出させる工程と、
    前記第1の低濃度コレクタ層及び前記コレクタ短絡領域の露出面にコレクタ電極を形成する工程とを具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記ドリフト層をエピタキシャル成長で形成する工程が、前記ドリフト層よりも不純物濃度が高い第2導電型のバッファ層と前記ドリフト層とを順次形成する工程から成る請求項3乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記ドリフト層をエピタキシャル成長で形成する工程において、前記ベース領域の略底部の位置に前記ドリフト層よりも不純物濃度が高い第2導電型の埋め込み層をエピタキシャル成長で形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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