JP2002359373A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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Abstract
御性の低下を抑制したPT−IGBT等の高耐圧半導体
素子を含む半導体装置を提供する。 【解決手段】半導体装置は、高抵抗で第1及び第2の表
面を有すると共に、第1導電型を有する第1のベース層
1と、前記第1の表面中に設けられ、第2導電型を有す
る第2のベース層4、前記第2のベース層中に設けら
れ、前記第1導電型を有するエミッタ層5、前記エミッ
タ層と前記第1のベース層とで挟まれた前記第2のベー
ス層上にゲート絶縁膜2を介して設けられたゲート電極
3と、前記第2の表面に設けられ、高不純物濃度を有す
ると共に、前記第1導電型を有するバッファ層8と、前
記バファ層に設けられ、前記第2導電型を有するコレク
タ層9とを具備してなり、バッファ層の活性化率が25
%以上であり、かつコレクタ層の活性化率が0%よりも
高くかつ10%以下となるように構成されている。
Description
GBT(PT−IGBT)等の高耐圧半導体素子を含む
半導体装置及びその製造方法に関する。
(Insulated Gate Bipolar Transistor)が知られて
いる。図10に、従来のパンチスルー型IGBTの断面
図を示す。図中、81は高抵抗のn- 型ベース層を示し
ており、このn- 型ベース層81中にはp型ベース層8
2が形成されている。p型ベース層82中にはn型エミ
ッタ層83が形成されている。
とで挟まれたp型ベース層82上には、ゲート絶縁膜8
4を介して、ゲート電極85が設けられている。ゲート
電極85は例えばポリシリコンで形成されている。
口されたコンタクトホールを介して、n型エミッタ層8
3およびp型ベース層82に接続している。エミッタ電
極86は、例えばAl等の金属で形成されている。さら
に、これらのゲート電極85およびエミッタ電極86を
含むn- 型ベース層81の表面は、図示しないパッシベ
ーション膜で被われている。
+ 型バッファ層88を介して、p+型コレクタ層89が
設けられている。p+ 型コレクタ層89には、コレクタ
電極90が設けられている。コレクタ電極90は、例え
ばAl等の金属で形成されている。
は以下のような問題があった。図10に示したPT−I
GBTは、p+ 型コレクタ層89上にn+ 型バッファ層
88およびn- 型ベース層81が予め作り込まれた厚い
エピタキシャルウェハを用いて製造されている。
型コレクタ層89上に、厚さ15μmのn+ 型バッファ
層88、厚さ60μmのn- 型ベース層81を順次エピ
タキシャル成長させ、厚さ700μmのエピタキシャル
ウェハを形成する。次に、p + 型コレクタ層89の裏面
を研磨し、p+ 型コレクタ層89の厚さを175μmま
で薄くし、基板として使用している。
タキシャルウェハを作成するにはコストがかかり、図1
0に示したPT−IGBTは高価となる。
ために、n+ 型バッファ層88およびp+ 型コレクタ層
89が予め作り込まれていない通常のウェハを用いるこ
とを考えた。
2、n型エミッタ層83、ゲート絶縁膜84、ゲート電
極85、層間絶縁膜87、エミッタ電極86、さらには
図示しないパッシベーション膜を形成した後、n- 型ベ
ース層81の裏面にn型不純物イオン、p型不純物イオ
ンを順次注入し、続いてこれらのn型およびp型不純物
を活性化するためにn- 型ベース層81の裏面からレー
ザを照射し、n+ 型バッファ層88およびp+ 型コレク
タ層89を形成することを試みた。
ザアニール)による溶融深さは数μm以内で、かつ照射
時間は短時間であるため、レーザによる熱がn+ 型バッ
ファ層88内に十分に伝わらず、n+ 型バッファ層88
中にイオン注入等によるダメージ層が残留し、その結果
として素子オン状態ではコレクタ・エミッタ間飽和電圧
(VCE(sat))が上昇し、一方素子オフ状態ではリー
ク電流が発生するという素子特性の低下が起こる。
では、ダメージ層がホールの注入トラップとして働くか
らである。リーク電流が発生する理由は、図11に示す
ように、オフ状態では、ダメージ層91が空乏化する
と、キャリアの生成中心として働くからである。
題を解決する方法の一つとして、n + 型バッファ層88
中に注入するn型不純物の加速エネルギーを小さくする
ことがあげられる。その理由は、図12に示すように、
n型不純物の活性化率(activation rate)は、加速エ
ネルギーVaccが小さくなるに従って高くなるからであ
る。
さくすると、それに伴ってn+ 型バッファ層88の深さ
は浅くなる。そのため、p+ 型不純物の拡散がn+ 型バ
ッファ層88中の不純物の濃度プロファイルに与える影
響は大きくなり、濃度プロファイルの制御性が低下す
る。
うな問題につながる。濃度プロファイルの制御性が低下
すると、所望の濃度プロファイルを有するn+ 型バッフ
ァ層88、p+ 型コレクタ層89を形成することが困難
になったり、あるいは形成することが不可能となる。そ
の結果、所望の素子特性が得られなくなり、あるいは素
子によって濃度プロファイルが異なり、素子特性がばら
ついてしまう。
は、そのn+ 型バッファ層およびp + 型コレクタ層をイ
オン注入とレーザアニールにより形成していたため、V
CE(sat)が上昇したり、n+ 型バッファ層中の不純物
の濃度プロファイルの制御性が低下してしまう。
種のPT−IGBTは、n+ 型バッファ層およびp+ 型
コレクタ層をイオン注入とレーザアニールにより形成し
ていたため、VCE(sat)が上昇したり、n+ 型バッフ
ァ層中の不純物の濃度プロファイルの制御性が低下する
という問題がある。
特性の低下や濃度プロファイルの制御性の低下を抑制で
きるPT−IGBT等の高耐圧半導体素子を含む半導体
装置およびその製造方法を提供することにある。
に、本発明による半導体装置は、高抵抗で第1及び第2
の表面を有すると共に、第1導電型を有する第1のベー
ス層と、前記第1の表面中に設けられ、第2導電型を有
する第2のベース層と、前記第2導電型のベース層中に
設けられ、前記第1導電型を有するエミッタ層と、前記
エミッタ層と前記第1のベース層とで挟まれた前記第2
のベース層上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート
電極と、前記第2の表面に設けられ、高不純物濃度を有
すると共に、前記第1導電型を有するバッファ層と、前
記バッファ層に設けられ、前記第2導電型を有するコレ
クタ層とを具備してなり、(SR分析による前記バッフ
ァ層中の活性化した第1導電型不純物の密度[c
m-2])/(SIMS分析による前記バッファ層中の第
1導電型不純物の密度[cm-2])で定義される第1の
活性化率が25%以上であり、かつ(SR分析による前
記コレクタ層中の活性化した第2導電型不純物の密度
[cm-2])/(SIMS分析による前記コレクタ層中
の第2導電型不純物の密度[cm-2])で定義される第
2の活性化率が0%よりも高くかつ10%以下としてい
る。
を参照して説明する。
るPT−IGBTの製造方法を示す断面図である。
1の表面上にゲート絶縁膜2となる絶縁膜、ゲート電極
3となる導電膜を順次堆積した後、これらの導電膜およ
び絶縁膜をパターニングする。ゲート絶縁膜2は例えば
シリコン酸化膜、ゲート電極3は例えばポリシリコンで
それぞれ形成する。
ース層1中にp型ベース層4を形成し、続いてp型ベー
ス層4中にn型エミッタ層5を形成する。
堆積し、層間絶縁膜6にコンタクトホールを形成した
後、p型ベース層4とn型エミッタ層5にコンタクトす
るエミッタ電極7を形成する。エミッタ電極7は、例え
ばAlで形成する。なお、p型ベース層4とn型エミッ
タ層5上にエミッタ電極7を直接形成するのではなく、
バリアメタル膜を介してエミッタ電極7を形成すること
が好ましい。
7を含むn- 型ベース層1の表面を図示しないパッシベ
ーション膜、例えばポリイミド膜で覆い、さらに仕様の
耐圧に応じてn- 型ベース層1を薄くする。これはn-
型ベース層1の裏面を研磨して行う。この研磨は、例え
ばCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により
行う。n- 型ベース層1を薄くする他の方法としては、
機械的研磨とウエットエッチングとを用いた方法があげ
られる。機械的研磨の方が先に行われる。
015cm-2、加速電圧160KeVの条件でn- 型ベー
ス層1の裏面に燐等のn型不純物イオンを注入した後、
例えばエネルギー密度2.5J/cm2 の条件でエキシ
マレーザをn- 型ベース層1の裏面に照射する。n- 型
ベース層1の裏面から2μm以下の領域を溶融するレー
ザアニール(第1のアニール)を行うことによって、n
- 型ベース層1の裏面にn+ 型バッファ層8を形成す
る。この時のレーザアニールの温度はシリコンの溶融温
度以上であって、例えば、1300℃以上である。
は、活性化率a(第1の活性化率)≧25%を満し、か
つn- 型ベース層1の裏面から2μm以下の厚さを有し
ている。上記n- 型ベース層1の裏面は、図6の工程で
はp+ 型コレクタ層9の表面となる。
resistance)分析にて得られた活性化したn+ 型バッフ
ァ層8中のn型不純物の密度[cm-2])/(SIMS
(Secondary Ion Mass Spectrometry)分析にて得られた
n+ 型バッファ層8中のn型不純物の密度[cm-2])
で定義される。
明すると以下の通りである。すなわち、2本の針の間隔
を十分に小さくし(数10〜数100μm)、その先端
が試料に接触する面の半径をaとすると、ひろがり抵抗
(Rs)と比抵抗(ρ)との関係は、Rs=ρ/2aで
与えられる。
め研磨した後に針の間隔20μmの装置でSR分析を行
う様子を示す。図において、DOPING TYPE II はn+ 型
バッファ層8に相当し、DOPING TYPE I は後工程で形成
するp+ 型コレクタ層9にそれぞれ相当する。
8に関して、SR分析にて得られ、活性化したn型不純
物の密度[cm-2]及びSIMS分析にて得られるn型
不純物の密度[cm-2]はそれぞれ2.7×1014c
m-2及び1×1015cm-2となり、これらの比、即
ち、上記活性化率aはa≧25%となる。
9に示すように、a≧25%以上の領域ではVCE(sa
t)が充分に小さくなることが明らかになったからであ
る。また、リーク特性についても、a≧25%以上の領
域ではリーク電流は充分に小さくなることが確認され
た。
層8の表面に例えばドーズ量1×1015cm-2、加速電
圧50KeVの条件でボロンイオン(B+ )を注入す
る。
ン注入によってp+ 型コレクタ層9の一部をアモルファ
ス化できる値が好ましい。その理由は、同じアニール温
度の場合、部分的なディスオーダ(disorder)
を含む層よりも連続的なディスオーダ(disorde
r)であるアモルファス状態の方が注入したボロンイオ
ンの活性化率が高くなるからである。
ら2μm以内の領域のp型不純物のドーズ量[cm-2]
が1×1015cm-2の場合、450℃でのシンター後の
活性化率b(第2の活性化率)は3%程度となり、それ
より小さい値であるドーズ量[cm-2]が1×1014
の場合、活性化率bは1%未満となる。
p型不純物のドーズ量[cm-2]が1×1015cm-2の
場合、SR分析にて得られ、活性化したp型不純物の密
度[cm-2]及びSIMS分析にて得られるp型不純物
の密度[cm-2]はそれぞれ3×1013cm-2及び1
×1015cm-2となり、これらの比、即ち、上記活性
化率bは3%程度となる。
1×1014cm-2の場合、SR分析にて得られる活性
化したp型不純物の密度及びSIMS分析にて得られる
p型不純物の密度[cm-2]はそれぞれ6×1011c
m-2及び1×1014cm-2となり、上記活性化率bは
1%未満となる。
ーズ量は、1015cm-2程度以上である。
加した材料からなるターゲット(Al−Siターゲッ
ト)を用いたスパッタにより、ボロンイオンを注入した
p+ 型コレクタ層9上にAl−Siからなるコレクタ電
極10を形成した後、コレクタ電極10に対して450
℃のシンター(第2のアニール)を行う。ここでは、シ
ンターの温度を450℃としたが、それに限定されるも
のではない。温度の上限は、エミッタ電極7の材料や、
パッシベーション膜の材料で決定される。
ッタ電極7の材料の融点以下やパッシベーション膜の膜
質を維持する温度以下に設定する必要がある。例えば、
パッシベーション膜としてポリイミドを使用した場合に
は、上記シンター温度の上限は560℃である。
に注入したボロンイオンを活性化するためのアニールを
兼ねており、これによりプロセス数の増加を招くことな
く、n+ 型バッファ層8にp+ 型コレクタ層9を形成で
きる。上記シンターは電気炉を用いた熱処理(炉アニー
ル)である。
の活性化率は1.0%未満である。ここで、上述したよ
うに、図5のボロンのイオン注入工程で、p+ 型コレク
タ層9の一部をアモルファス化しておけば、より高い活
性化率の達成を期待できる。
(第2の活性化率)が0%よりも高くかつ10%以下と
なるように形成されている。活性化率bの定義は、活性
化率aの定義と同様であり、(SR分析にて得られた活
性化したp+ 型コレクタ層9中のp型不純物の密度[c
m-2])/(SIMS分析にて得られたp+ 型コレクタ
層9中のp型不純物の密度[cm-2])で定義される。
活性化率bの値(%)が上記範囲(0<b≧10)内の
値になる理由は、シンターでボロンイオンの活性化を行
ったからである。
/Ni/Au電極をスパッタで形成する工程、さらにダ
イシングを行う工程が続く。
性化をシンターで行った場合、燐イオンおよびボロンイ
オンの活性化をレーザアニールで行った場合のそれぞれ
について、SIMS分析により調べたPT−IGBTの
n+ 型バッファ層およびp+型コレクタ層中の不純物の
濃度分布を示す。
コレクタ層の表層0.1μmの領域内でボロンイオンの
拡散が生じているが、シンターの場合、p+ 型コレクタ
層の表層0.1μmの領域内でボロンイオンの拡散はほ
とんど生じていないことが分かる。すなわち、ボロンイ
オンの活性化をシンターで行うことにより、ガウシアン
分布と同様な不純物濃度分布を実現できるようになる。
オンの活性化をレーザアニールにより行い、比較的浅い
n+ 型バッファ層を形成しても、ボロンイオンの活性化
をシンターにより行えば、p+ 型コレクタ層中のボロン
のn+ 型バッファ層中への拡散を十分に防止でき、n+
型バッファ層中の燐の濃度プロファイルの制御性の低下
を防止できるようになる。
1導電型不純物イオンを活性化するためのアニールと、
第1導電型バッファ層中に注入した第2導電型不純物イ
オンを活性化するためのアニールとをそれぞれ別の工程
で行い、素子特性の低下や濃度プロファイルの制御性の
低下の原因である、第1導電型ベース層中への第2導電
型不純物の拡散がほとんど生じない条件で、第2のアニ
ールを行っているので、素子特性の低下や濃度プロファ
イルの制御性の低下を抑制できるPT−IGBT等の高
耐圧半導体素子を含む半導体装置を製造できるようにな
る。上記条件は、例えば第2のアニールの温度を第1の
アニールの温度よりも低くすることである。
抑制できることにより、制御性の低下により派生的に生
じる、所望の素子特性が得られなくなったり、あるいは
素子によって素子特性がばらついてしまうという、従来
技術の問題も解決できる。
るn+ 型バッファ層、p+ 型コレクタ層が得られること
により、所望の素子特性を得ることができる。
型不純物のn+ 型バッファ層中への拡散を防止するため
に、第2のアニールの温度を第1のアニールの温度より
も低くするという温度制御を行ったが、その代わりにア
ニールの時間制御、あるいは温度制御および時間制御の
両方によって行っても良い。
れるものではない。例えば、第1導電型をn型、第2導
電型をp型として説明したが、逆に第1導電型をp型、
第2導電型をn型としても良い。
10のシンター工程は、p+ 型コレクタ層9中のボロン
イオンの活性化工程を兼ねていたが、コレクタ電極10
のシンター工程とボロンイオンの活性化工程とをそれぞ
れ別の熱処理により行っても良い。この場合、各熱処理
の最適化が容易となる。
ディスクリートデバイスについて説明したが、PT−I
GBTとその制御回路や保護回路などの他の回路を同一
チップ内に形成しても良い。
GBTの場合について説明したが、他の高耐圧半導体素
子、例えばIEGT(Injection Enhancement Gate Tra
nsistor )にも適用できる。すなわち、本発明は、高抵
抗の第1導電型ベース層/高不純物濃度の第1導電型バ
ッファ層/第2導電型コレクタ層の半導体構造を有する
半導体素子(半導体装置)に対して適用可能である。
T−IGBTを構成する第1導電型のバッファ層に関し
て、(SR分析による前記バッファ層中の活性化した第
1導電型不純物の密度[cm-2])/(SIMS分析に
よる前記バッファ層中の第1導電型不純物の密度[cm
-2])で定義される第1の活性化率aを25%以上と
し、かつ第2導電型のコレクタ層に関して、(SR分析
による前記コレクタ層中の活性化した第2導電型不純物
の密度[cm-2])/(SIMS分析による前記コレク
タ層中の第2導電型不純物の密度[cm-2])で定義さ
れる第2の活性化率bを0<b≧10%としているの
で、VCE(sat)を充分小さくすることができ、また、
リーク特性についても、リーク電流を充分減少させるこ
とができる。
第1導電型不純物イオンを活性化するためのアニール
と、第1導電型のバッファ層中に注入した第2導電型不
純物イオンを活性化するためのアニールとをそれぞれ個
別の工程で行い、素子特性の低下や濃度プロファイルの
制御性の低下の原因である、第1導電型のベース層中へ
の第2導電型不純物の拡散がほとんど生じない条件で、
第2のアニールを行っているので、第1導電型のバッフ
ァ層中の不純物の濃度プロファイルの制御性の低下を抑
制することができる。
製造方法を示す断面図の一部である。
製造方法を示す断面図の一部である。
製造方法を示す断面図の一部である。
製造方法を示す断面図の一部である。
製造方法を示す断面図の一部である。
製造方法を示す断面図の一部である。
不純物の濃度分布をSIMS分析により調べた結果を示
す図である。
との関係を示す図である。
ズムを説明するための図である。
の加速エネルギーの依存性を示す図である。
極、4…p型ベース層、5…n型エミッタ層、6…層間
絶縁膜、7…エミッタ電極、8…n+ 型バッファ層、9
…p+ 型コレクタ層、10…コレクタ電極
Claims (10)
- 【請求項1】高抵抗で第1及び第2の表面を有すると共
に、第1導電型を有する第1のベース層と、 前記第1の表面中に設けられ、第2導電型を有する第2
のベース層と、 前記第2導のベース層中に設けられ、前記第1導電型を
有するエミッタ層と、 前記エミッタ層と前記第1のベース層とで挟まれた前記
第2のベース層上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲ
ート電極と、 前記第2の表面に設けられ、高不純物濃度を有すると共
に、前記第1導電型を有するバッファ層と、 前記バッファ層に設けられ、前記第2導電型を有するコ
レクタ層とを具備し、 (SR分析による前記バッファ層中の活性化した第1導
電型不純物の密度[cm-2])/(SIMS分析による
前記バッファ層中の第1導電型不純物の密度[c
m-2])で定義される第1の活性化率が25%以上であ
り、 かつ(SR分析による前記コレクタ層中の活性化した第
2導電型不純物の密度[cm-2])/(SIMS分析に
よる前記コレクタ層中の第2導電型不純物の密度[cm
-2])で定義される第2の活性化率が0%よりも高くか
つ10%以下であることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】前記コレクタ層の表面から2μm以内の領
域の前記バッファ層中の第2導電型不純物のドーズ量
[cm-2]は、1×1015cm-2以上である請求項1記
載の半導体装置。 - 【請求項3】前記バッファ層は前記コレクタ層の表面か
ら2μm以内に前記ベース層中に形成されている請求項
1又は2記載の半導体装置。 - 【請求項4】前記コレクタ層の表面から2μm以内の領
域の前記バッファ層中の第2導電型不純物のドーズ量
[cm-2]は、1×1015cm-2以上である請求項1乃
至3のいずれか1つ記載の半導体装置。 - 【請求項5】高抵抗で第1及び第2の表面を有すると共
に、第1導電型を有する第1のベース層を用意し、 前記第1の表面上にゲート絶縁膜となる絶縁膜及びゲー
ト電極となる導電膜を順次被着し、 前記導電膜及び前記絶縁膜を順次パターンニングして前
記第1の表面の一部を露出し、 露出した前記第1の表面中に第2導電型を有する第2の
ベース層を自己整合的に形成し、 前記第2のベース層中に前記第1導電型を有するエミッ
タ層を選択的に形成し、 前記エミッタ層上にエミッタ電極を形成し、 前記第2の表面に前記第1導電型を有する第1の不純物
イオンを注入し、 前記第1の不純物イオンを第1のアニールにより活性化
し、前記第2の表面に高不純物濃度を有すると共に、前
記第1導電型を有するバッファ層を形成し、 前記バッファ層の表面に前記第2導電型を有する第2の
不純物イオンを注入し、 前記第2の不純物イオンを第2のアニールにより活性化
し、前記バッファ層中に前記第2導電型を有するコレク
タ層を形成する半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】(SR分析による前記バッファ層中の活性
化した第1導電型不純物の密度[cm-2])/(SIM
S分析による前記バッファ層中の第1導電型不純物の密
度[cm-2])で定義される第1の活性化率が25%以
上であり、 かつ(SR分析による前記コレクタ層中の活性化した第
2導電型不純物の密度[cm-2])/(SIMS分析に
よる前記コレクタ層中の第2導電型不純物の密度[cm
-2])で定義される第2の活性化率が0%よりも高くか
つ10%以下である請求項5記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項7】前記第2のアニールは前記第1のアニール
よりも低い温度で行う請求項5記載の半導体装置の製造
方法。 - 【請求項8】前記第2のアニールの温度はパッシベーシ
ョン膜の膜質を維持する温度よりも低い請求項5記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】前記第1のアニールはレーザーアニール、
前記第2のアニールは炉アニールである請求項5記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】前記コレクタ層をアモルファス化できる
注入量の条件で、前記第2の不純物イオンを前記バッフ
ァ層に注入することを特徴とする請求項5記載の半導体
装置の製造方法。
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