JP4746422B2 - コンデンサの製造方法及びコンデンサ - Google Patents

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本発明は、コンデンサの製造方法及びコンデンサに関する。
近年、集積回路技術の進歩によりますます半導体チップの動作が高速化している。それに伴い、電源配線等にノイズが重畳されて、誤動作を引き起こすことがある。そこで、半導体チップを搭載する配線基板の上面或いは下面にコンデンサを搭載して、ノイズの除去を図っている。
しかしながら、上記の手法では、配線基板の完成後に、別途コンデンサを搭載する必要があるため、プロセス数が多くなってしまう。また、配線基板にコンデンサを搭載する領域を予め確保する必要があり、他の電子部品の自由度を低下させてしまう。さらに、他の配線等に制限されることによりコンデンサと半導体チップとの配線距離が長くなり、配線抵抗やインダクタンスが大きくなってしまう。このようなことから、配線基板にコンデンサを内蔵させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、半導体チップの動作時に発生する熱により配線基板におけるコア基板とコンデンサとの間に充填された樹脂充填材或いは配線基板におけるコンデンサ近傍の絶縁層に熱応力が集中してしまい、樹脂充填材或いは絶縁層にクラックが発生してしまうことがある。
このような問題に対し、コンデンサの側面と上下面との間にそれぞれ曲率半径が0.01〜0.1mmの丸み部を形成することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、コンデンサの焼成後に研磨により丸み部を形成しているので、焼成後の誘電体層に加工を施すこととなり、多大な加工時間及び多大なコストを要している。
特開2005−39243号公報 特開2004−172305号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。即ち、切欠部を形成する際における加工時間の短縮及び加工コストの低減を図ることが可能なコンデンサの製造方法、及び配線基板に内蔵するのに適したコンデンサを提供することを目的とする。
本発明の一の態様によれば、積層された複数の誘電体層と、互いに異なる前記誘電体層間に配置された複数の内部電極層とを備えるコンデンサの製造方法であって、積層され、かつ前記誘電体層となる複数のセラミックグリーンシートと、互いに異なる前記セラミックグリーンシート間に配置され、かつ前記内部電極層となる複数の内部電極パターンとを有する未焼成の積層体を形成する工程と、前記積層体表面の少なくとも一部に外部電極パターンを形成する工程と、前記コンデンサとなる部分の境界に沿ってレーザを照射し、前記外部電極パターンを貫通するブレイク溝を形成する工程と、前記ブレイク溝が形成された前記積層体にレーザを照射して、前記積層体における前記コンデンサとなる部分の外周面に切欠部を形成する工程と、前記切欠部が形成された前記積層体を焼成する工程とを具備することを特徴とするコンデンサの製造方法が提供される。
本発明の一の態様のコンデンサの製造方法によれば、積層体を焼成する前に積層体におけるコンデンサとなる部分の外周面に切欠部を形成するので、切欠部を形成する際における加工時間の短縮及び加工コストの低減を図ることができる。本発明の他の態様のコンデンサによれば、配線基板に内蔵するのに適したコンデンサを提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施の形態を説明する。図1(a)及び図1(b)は本実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサの模式的な平面図であり、図2(a)は図1(a)におけるA−A線で切断したときの配線基板内蔵用コンデンサの模式的な縦断面図であり、図2(b)は図1(a)におけるB−B線で切断したときの配線基板内蔵用コンデンサの模式的な縦断面図である。図3(a)及び図3(b)は本実施の形態に係る他の配線基板内蔵用コンデンサの模式的な平面図である。
図1(a)〜図2(b)に示される配線基板内蔵用コンデンサ1(以下、単に「コンデンサ」と称する。)は、直方体状に形成され、反り量が100μm未満の積層コンデンサである。コンデンサ1の縦方向及び横方向の寸法は、それぞれ5.0mm以上とすることが好ましい。コンデンサ1をこのような寸法に形成することにより、半導体チップとほぼ同等の大きさになるので、効率良く半導体チップと後述する配線基板40との熱膨張差を緩和することができる。
コンデンサ1は、コンデンサ1の中核を成すコンデンサ本体2を備えている。コンデンサ本体2は、上下方向に積層された複数の誘電体層3と、誘電体層3間に配置された複数の内部電極層4(第1の内部電極層)及び内部電極層5(第2の内部電極層)とから構成されている。
誘電体層3は、例えば、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ストロンチウム等の誘電体セラミックから構成されている。その他、ホウケイ酸系ガラスやホウケイ酸鉛系ガラスにアルミナ等の無機セラミックフィラーを添加したガラスセラミックのような低温焼成セラミックからも構成することができ、要求特性に応じてアルミナ、窒化アルミニウム、窒化ほう素、炭化珪素、窒化珪素などといった高温焼成セラミックからも構成することができる。
内部電極層4,5は、誘電体層3の積層方向において誘電体層3を介して交互に配置されている。内部電極層4と内部電極層5とは誘電体層3により電気的に絶縁されている。内部電極層4,5の総数は約100層程度となっている。
内部電極層4,5は主にNi等の導電性材料から構成されているが、誘電体層3を構成するセラミック材料と同様のセラミック材料を含有している。このようなセラミック材料をそれぞれ内部電極層4,5に含ませることにより、誘電体層3と内部電極層4,5との密着性を高めることができる。なお、内部電極層4,5にこのようなセラミック材料を含有させなくともよい。内部電極層4,5の厚さは例えば2μm以下となっている。
コンデンサ本体2内には、誘電体層3の積層方向に位置した第一主面2aから第一主面2aと反対側の第二主面2bにかけてコンデンサ本体2を貫通した複数のビア導体6(第1のビア導体)及びビア導体7(第2のビア導体)が形成されている。なお、ビア導体6,7は少なくとも1つの誘電体層3を誘電体層3の厚さ方向に貫通していればよく、必ずしもコンデンサ本体2を貫通していなくともよい。
ビア導体6は側面が内部電極層4に接続されており、ビア導体7は側面が内部電極層5に接続されている。ここで、図2(a)に示されるように内部電極層5にはビア導体6が貫通する領域にクリアランスホール5a(孔部)が形成されており、内部電極層5とビア導体6とは電気的に絶縁されている。また、同様に図2(b)に示されるように内部電極層4にはビア導体7が貫通する領域にクリアランスホール4a(孔部)が形成されており、内部電極層4とビア導体7とは電気的に絶縁されている。なお、クリアランスホール4a,5a内における内部電極層4,5とビア導体6,7との間には、誘電体層3が介在している。
ビア導体6,7は、主にNi,Cu等の導電性材料から構成されているが、誘電体層3を構成するセラミック材料と同様のセラミック材料を含有している。このようなセラミック材料をそれぞれビア導体6,7に含ませることにより、誘電体層3とビア導体6,7との密着性を高めることができる。なお、ビア導体6,7にこのようなセラミック材料を含有させなくともよい。
第一主面2a及び第二主面2b上には、例えば電源供給用端子或いはグランド接続用端子として使用される外部電極層8(第1の外部電極層)及び外部電極層9(第2の外部電極層)がそれぞれ形成されている。なお、外部電極層8,7は、必ずしもコンデンサ本体2の第一主面2a及び第二主面2bの両方に形成されている必要はなく、第一主面2a及び第二主面2bのいずれか一方に形成されていてもよい。
第一主面2a側においては、図1(a)に示されるように外部電極層8は島状の複数の外部電極層9を取り囲むように形成されており、第二主面2b側においては、図1(b)に示されるように外部電極層9は島状の複数の外部電極層8を取り囲むように形成されている。
外部電極層8は、ビア導体6上に形成されており、ビア導体6と電気的に接続されている。一方、外部電極層9は、ビア導体7上に形成されており、ビア導体7と電気的に接続されている。
第一主面2a側及び第二主面2b側のいずれにおいても、外部電極層8と外部電極層9とは離間しており、互いに電気的に絶縁されている。外部電極層8と外部電極層9との間の距離dは、絶縁性が確保されていれば狭いほどよく、150μmとなっている部分がある。
第一主面2a側において、外部電極層8,9の合計の表面積は、第一主面2aの面積の45%以上90%以下となっており、第二主面2b側において、外部電極層8,9の合計の表面積は、第二主面2bの面積の45%以上90%以下となっている。第一主面2a及び第二主面2aの面積に対し外部電極層8,9の合計の表面積をこのような範囲とすることにより、コンデンサ1の第一主面1a及び第二主面1bにおける誘電体層3の露出面積を低減させることができる。これにより、コンデンサ1と後述する絶縁層44,48との密着性を向上させることができる。
外部電極層8,9は、主にNi等の導電性材料から構成されているが、外部電極層8,9は誘電体層3を構成するセラミック材料と同様のセラミック材料を含有している。このようなセラミック材料をそれぞれ外部電極層8,9に含ませることにより、誘電体層3と外部電極層8,9との密着性を高めることができる。なお、外部電極層8,9にこのようなセラミック材料を含有させなくともよい。
外部電極層8,9の表面上には、後述する絶縁層44,48やビア導体61,62等との密着性を向上させるための第1のめっき膜(図示せず)が形成されている。第1のめっき膜は、外部電極層8,9の酸化防止という機能をも有している。第1のめっき膜は電解めっきにより形成されたものである。なお、第1のめっき膜は、無電解めっきにより形成されていてもよい。第1のめっき膜は例えばAu、或いはCu等の導電性材料から構成されていることが好ましいが、更に好ましくは後述する絶縁層44との密着性を向上させるために、最表面はCuで構成されていることが好ましい。
外部電極層8,9と第1のめっき膜との間には、外部電極層8,9と第1のめっき膜との密着性の低下を抑制するための第2のめっき膜(図示せず)が形成されている。詳細に説明すると、上記のように外部電極層8,9にセラミック材料を含有させると、セラミック材料が外部電極層8,9の表面に露出してしまい、外部電極層8,9と第1のめっき膜との密着性が低下するおそれがある。このようなことを抑制するために第2のめっき膜が形成されている。第2のめっき膜は電解めっきにより形成されたものである。なお、第2のめっき膜は、めっき法により形成されていれば、無電解めっきにより形成されていてもよい。
第2のめっき膜は、例えば、外部電極層8,9の主成分である導電性材料と同一の導電性材料から構成されていることが好ましい。なお、セラミック材料を添加した外部電極層8,9に直接めっき処理ができ、密着強度も高い場合には、上記第2のめっき膜を形成させなくてもよい。
コンデンサ本体1の外観は、主に、第一主面1a、第一主面1aの反対側に位置する第二主面1b、及び第一主面1aと第二主面1bとの間に位置する外周面1c等から構成されており、外周面1cは、主に第1の側面1c、側面1cの反対側に位置する(対向する)第2の側面1c、側面1c及び側面1cにほぼ隣接する第3の側面1c、及び側面1cの反対側に位置する(対向する)第4の側面1c等から構成されている。
側面1c〜1cには、それぞれ、コンデンサ1の厚さ方向に延びた半円筒状の溝1dと、コンデンサ1の外周方向に延びた溝1eが形成されている。本実施の形態では、溝1d,1eは後述するブレイク溝29d,29eに沿って積層体29を分割したことにより形成されたものである。なお、本実施の形態においては、側面1cには溝1d,1eは形成されていないが、側面1cにも溝1d,1eが形成されていてもよい。
溝1dは、コンデンサ1の外周に沿って所定の間隔をおいて複数形成されている。なお、溝1dは半円筒状でなくともよい。溝1eは、側面1c〜1cのそれぞれの一方の端縁から他方の端縁まで形成されている。例えば、側面1cの溝1eについては側面1c側の端縁から側面1c側の端縁まで形成されている。つまり、側面1c側の端縁から側面1c側の端縁の方向(外周方向)に延びて形成されている。
側面1cにおいては、溝1dは第一主面1a側(第一主面1aより)に形成されており、溝1eは第二主面1b側に形成されている。更に詳細に説明すると、側面1cにおいては、溝1dの側面は、誘電体層3及び外部電極層8等から構成されており、溝1eの側面は、誘電体層3から構成されている。側面1cは、図示されていないが側面1cと同様となっている。
側面1cにおいては、溝1dは第二主面1b側(第二主面1bより)に形成されており、溝1eは第一主面1a側に形成されている。更に詳細に説明すると、側面1cにおいては、溝1dの側面は、誘電体層3及び外部電極層9等から構成されており、溝1eの側面は、誘電体層3から構成されている。
コンデンサ1の外周面1cの4箇所の角部(側面1cと側面1cとの間、側面1cと側面1cとの間、側面1cと側面1cとの間、側面1cと側面1cとの間)には、図1(a)に示されるように面取り寸法Cが0.6mm以上の平面状の面取り部1fが形成されている。面取り寸法Cとは、図1(a)に示される長さである。面取り寸法Cは、実際に測定してもよいが、C面長Cから求めることも可能である。C面長Cとは図1(a)に示されるような線分の長さであり、C面長Cを√2で割った値が面取り寸法Cである。
面取り部1fは、コンデンサ1の外周面1cの少なくとも1箇所の角部に形成されていればよいが、後述する樹脂充填材42等のクラックを抑制することを考慮すると、面取り部1fは全ての角部に形成されている方が好ましい。
コンデンサ1には、4箇所に存在する面取り部1fのうち、1箇所だけ面取り寸法Cが異なった面取り部1fが形成されていてもよい。また1箇所だけ面取り寸法Cを変える代わりに1箇所だけ面取り部1fの形状を変えてもよい。
面取り寸法Cは、コンデンサ製作上の観点から0.8mm以上1.2mm以下であることが望ましい。なお、図3(a)及び図3(b)に示されるように、面取り部1fの代わりに或いは面取り部1fとともに、曲率半径Rが0.6mm以上の丸み部1gがコンデンサ1の外周面1cの少なくとも1箇所の角部に形成されていてもよい。この場合、丸み部1gの曲率半径Rは、コンデンサ製作上の観点から0.8mm以上1.2mm以下であることが望ましい。また、面取り部1fと同様に複数の丸み部1gのうち1箇所だけ他の丸み部1gと曲率半径Rが異なる丸み部1gを形成してもよい。
1箇所の面取り部1f或いは丸み部1fの誘電体層3のチッピング量は長さ、幅、深さ共に0.5mm以下となっていることが望ましい。
コンデンサ1は、例えば、以下の手順により作製することが可能である。図4(a)及び図4(b)は本実施の形態に係る内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートの模式的な平面図であり、図5(a)、図5(b)、図6(b)、図7(b)、図8(b)、及び図10(a)は本実施の形態に係る積層体の模式的な縦断面図である。図6(a)、図7(a)、図8(a)、図9(a)、図9(b)、及び図10(b)は本実施の形態に係る積層体の模式的な平面図である。
まず、内部電極パターン21が形成されたセラミックグリーンシート22と、内部電極パターン23が形成されたセラミックグリーンシート24とを複数枚用意する(図4(a)及び図4(b))。なお、内部電極パターン21,23は内部電極層4,5の焼成前のものであり、セラミックグリーンシート22,24は誘電体層3の焼成前のものである。
内部電極パターン21,23は、それぞれコンデンサ形成領域R内に形成されている。コンデンサ形成領域Rとは、コンデンサ1を形成するための領域であり、誘電体層3に複数存在している。なお、図面においては、コンデンサ形成領域Rの境界は二点鎖線で示されている。内部電極パターン21,23は例えば導体ペースト等から構成されている。
内部電極パターン21,23は、例えばスクリーン印刷によりコンデンサ形成領域R内に形成される。また、内部電極パターン21,23は、焼成後クリアランスホール4a,5aとなるクリアランスホール21a,23a(孔部)を有するものである。
また、図5(a)に示される2つのカバー層25を用意する。カバー層25は、内部電極パターン21,23等が形成されていない所定枚の誘電体層を積層して、作製される。
セラミックグリーンシート22,24とカバー層25を用意した後、カバー層25上にセラミックグリーンシート22とセラミックグリーンシート24とを交互に積層し、さらにその上にカバー層25を積層する。その後、これらを加圧して、積層体26を形成する(図5(a))。
積層体26を形成した後、積層体26の主面26aから主面26bにかけて貫通するビアホールを形成し、ビアホールに導電性ペーストを圧入して、ビア導体ペースト27,28を形成する(図5(b))。なお、ビア導体ペースト27及びビア導体ペースト28はビア導体6,7の焼成前のものである。
次いで、ビア導体ペースト27,28が形成された積層体26上に、同様の手順により形成された積層体26をビア導体ペースト27同士及びビア導体ペースト28同士が連通するように重ねて、加圧して、積層体29を形成する(図6(a)及び図6(b))。ここで、積層体29におけるコンデンサ形成領域Rで囲まれる部分が、コンデンサ1となる部分29aである。本実施の形態では、図6(a)に示されるように積層体29にはコンデンサ1となる部分29aが複数存在している。
その後、積層体29の主面29b(第1の主面)及び主面29bと反対側の主面29c(第2の主面)に、例えばスクリーン印刷等により、コンデンサ形成領域R内においてビア導体ペースト27に接続された外部電極パターン30と、コンデンサ形成領域R内においてビア導体ペースト28に接続された外部電極パターン31とをそれぞれ形成する(図7(a)及び図7(b))。なお、外部電極パターン30,31は外部電極層8,9の焼成前のものである。
主面29b側における外部電極パターン30は、複数のコンデンサ形成領域R(コンデンサ1となる部分29a)に跨るように形成され、主面29c側における外部電極パターン31は、複数のコンデンサ形成領域R(コンデンサ1となる部分29a)に跨るように形成される。本実施の形態では、主面29b側における外部電極パターン30は、主面29bの長手方向に並んだ複数のコンデンサ形成領域Rに跨るように形成され、主面29c側における外部電極パターン31は、主面29cの短手方向に並んだ複数のコンデンサ形成領域Rに跨るように形成される。
主面29b,29cに外部電極パターン30,31を形成した後、積層体29に、例えばレーザ等により、コンデンサ形成領域R(コンデンサ1となる部分29a)の境界に沿って、外部電極パターン30,31を貫通するミシン目状のブレイク溝29d(第1のブレイク溝)及び連続線状のブレイク溝29e(第2のブレイク溝)をそれぞれ形成する(図8(a)及び図8(b))。
主面29b側においては、ブレイク溝29dはコンデンサ形成領域Rにおける主面29bの短手方向に沿った境界に形成され、ブレイク溝29eはコンデンサ形成領域Rにおける主面29cの長手方向に沿った境界に形成される。
主面29c側においては、ブレイク溝29dはコンデンサ形成領域Rにおける主面29cの長手方向に沿った境界に形成され、ブレイク溝29eはコンデンサ形成領域Rにおける主面29cの短手方向に沿った境界に形成される。
ブレイク溝29eは、それぞれの主面29b,29c側において、ブレイク溝29dに対して直交するように形成される。ここで、主面29c側に形成されるブレイク溝29dは主面29b側に形成されるブレイク溝29eと対応する位置にかつ主面29b側に形成されるブレイク溝29eに沿って形成される。また、主面29c側に形成されるブレイク溝29eは主面29b側に形成されるブレイク溝29dと対応する位置に主面29b側に形成されるブレイク溝29dに沿って形成される。
積層体29にブレイク溝29d,29eを形成した後、例えばレーザ等により、コンデンサ1となる部分29aの外周面、具体的には、コンデンサ1となる部分29aにおけるコンデンサ1の外周面1cの角部となる部分29a(コンデンサ形成領域Rの角部)に、積層体29を厚さ方向に貫通する孔部29f及び厚さ方向に沿って延びる溝29gを形成する(図9(a))。溝29gは、積層体29の外周面に形成される。孔部29f及び溝29gを形成することにより、積層体29にコンデンサ1の面取り部1fとなる面取り部29h(切欠部)が形成される。面取り部29hの代わりに或いは面取り部29hとともに積層体29にコンデンサ1の丸み部1gとなる丸み部29i(切欠部)を形成する場合も同様の方法により形成することができる(図9(b))。面取り部29h及び丸み部29iは、積層体29の分割後に面取り部1f及び丸み部1gとなる部分である。なお、面取り部29hの面取り寸法は、面取り部1fの面取り寸法Cと同様となっており、また丸み部29iの曲率半径は、丸み部1gの曲率半径Rと同様となっている。
積層体29に面取り部29hを形成した後、外部電極層8,9が形成された積層体29を脱脂し、さらに所定温度で所定時間焼成する。この焼成により、内部電極パターン21,23、セラミックグリーンシート22,24、ビア導体ペースト27,28、外部電極パターン30,31が焼結して、内部電極層4,5、誘電体層3、ビア導体6,7、外部電極層8,9が形成される(図10(a))。
その後、焼成により外部電極層8,9の表面に形成された酸化膜を例えばジェットブラスト等の研磨により取り除いた後、外部電極層8,9に電流を流し、外部電極層8,9上に電解めっきにより第1及び第2のめっき膜を形成する。ここで、主面29b側にはブレイク溝29eが形成されているが、ブレイク溝29dはミシン目状に形成されているので、主面29bの長手方向においては外部電極層8は互いに電気的に繋がっている。これにより、主面29bの長手方向の一端に位置するコンデンサ形成領域Rの外部電極層8から他端に位置するコンデンサ形成領域Rの外部電極層8にかけて電流が流れ、主面29bの長手方向において一括して外部電極層8上に電解めっきにより第1及び第2のめっき膜を形成することができる。それ故、外部電極層8上に効率良く第1及び第2のめっき膜を形成することができる。また、主面29c側においても同様であるが、主面29c側においては、主面29cの短手方向の一端に位置するコンデンサ形成領域Rの外部電極層8から他端に位置するコンデンサ形成領域Rの外部電極層8にかけて電流が流れる。
そして、最後に、ブレイク溝29d,29eに沿って、コンデンサ1となる部分29a毎に積層体29を分割して、図1に示される外周面1cの角部に面取り部1fが形成されたコンデンサ1等を作製する(図10(b))。ここで、積層体29の厚さ方向には、ブレイク溝29dと対応する位置にブレイク溝29eが形成されているが、積層体29は、ブレイク溝29d付近の部分がブレイク溝29e付近の部分よりも先に切り離されるように分割されることが望ましい。これは、ブレイク溝29d間には外部電極層8等が存在しているため、ブレイク溝29e付近の部分がブレイク溝29d付近の部分よりも先に切り離されると、ブレイク溝29e付近の外部電極層8及びめっき膜等がブレイク溝29dに沿って切断されないおそれがあるからである。
コンデンサ1は、配線基板に内蔵されて使用される。以下、コンデンサ1を内蔵した配線基板について説明する。図11は本実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサが内蔵された配線基板の模式的な縦断面図であり、図12は本実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサが内蔵された配線基板の模式的な横断面図である。
図11及び図12に示される配線基板40は、直方体状に形成されたオーガニック基板である。配線基板40は、例えばセラミック粒子或いは繊維をフィラーとして強化された高分子材料を主体に構成されている。
配線基板40は、配線基板40の中核を成す配線基板本体としての例えばコア基板41を備えている。コア基板41は、例えばガラス−エポキシ樹脂複合材料等から形成されたコア材41a、及びコア材41aの両面に形成され、所望のパターンを有する例えばCu等の配線層41b等から構成されている。
コア基板41には、コア基板41の上下方向に貫通した複数のスルーホールが形成されており、スルーホールには配線層41bに電気的に接続されたスルーホール導体41cが形成されている。
コア基板41の中央部には、コンデンサ1を収容するためのコンデンサ収容部としての例えば開口41dが形成されている。開口41dは、コンデンサ1より大きな例えば直方体状に形成されており、開口41d内にはコンデンサ1が収容されている。なお、コア基板41のコンデンサ収容部は、開口41dに限らず、凹部であってもよい。
コア基板41の開口径dは、13.0mm以上15.0mm以下が好ましい。開口径dとは、開口41dの1辺の長さをいうものであり、具体的には図12に示される長さである。コア基板41の開口径dを13.0mm以上としたのは、開口41dにコンデンサ1を収容するため、コンデンサ1の大きさより大きくする必要があるからである。なお、コンデンサ1の縦方向および横方向の寸法の少なくともいずれかが13.0mmである場合には、コア基板41の開口径dを13.0mmより大きくすることは当然のことである。また、コア基板41の開口径dを15.0mm以下としたのは、開口41dが大き過ぎると、配線基板40内の配線の引き回しが困難となるからである。
図12に示されるコア基板41とコンデンサ1との間の隙間sは、狭過ぎると後述する樹脂充填材42の充填が困難になり、また広過ぎるとコア基板41の配線スペースが少なくなるので、0.5mm以上2.0mm以下が好ましい。
また、図12に示されるように、コア基板41の内側面4箇所の隅部には、曲率半径Rが0.1mm以上2mm以下の丸み部41eが形成されている。なお、丸み部41eは形成されていなくともよく、また丸み部41eを形成する場合には丸み部41eはコア基板41の内側面の少なくとも1箇所の隅部に形成されていればよい。丸み部41eの代わりに或いは丸み部41eとともに、面取り寸法が0.1mm以上2mm以下の面取り部をコア基板41の内側面の隅部に形成してもよい。
コア基板41とコンデンサ1との間の隙間sには、充填材としての例えば高分子材料等からなる樹脂充填材42が充填されており、この樹脂充填材42を介してコンデンサ1がコア基板41に対して固定されている。
ここで、コア基板41とコンデンサ1との間の隙間への樹脂充填材42の充填は、例えば、コア基板41の裏面に粘着テープを貼り付けるとともに、コンデンサ1の裏面が粘着テープに貼り付けられるようにコア基板41の開口41d内にコンデンサ1を配置して、粘着テープによりコア基板41に対するコンデンサ1の位置を固定した状態で、行われる。なお、樹脂充填材42は、コア基板41とコンデンサ1との面内方向及び厚さ方向の熱膨張差を自身の弾性変形により吸収する作用をも有する。
コア基板41及びコンデンサ1の第一主面1aの上方、及びコア基板41及びコンデンサ1の第二主面1bの下方には、ビルドアップ配線層43が形成されている。ビルドアップ配線層43は、例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂から構成された絶縁層44〜50を備えている。絶縁層44,45間等には、例えばCu等の導電性材料から構成された配線層51〜56が形成されている。
絶縁層47の上面及び絶縁層50の下面は、例えば感光性樹脂組成物等からなるソルダーレジスト57,58により覆われている。ソルダーレジスト57,58には開口が形成されており、開口から半導体チップ(図示せず)に電気的に接続するための端子59及び例えば主基板(図示せず)等に接続するための端子60が露出している。端子59にはビア導体61等を介して外部電極層8,9及び配線層41b等が電気的に接続されており、端子60にはビア導体62を介して外部電極層8,9及び配線層41b等が電気的に接続されている。
本実施の形態では、焼成前の積層体29に面取り部29h或いは丸み部29iを形成するので、誘電体層3よりも軟らかく加工し易いセラミックグリーンシート22,24等に面取り加工或いは丸み加工を施すこととなる。これにより、面取り部或いは丸み部を形成する際における加工時間を短縮させることができるとともに加工コストを低減させることができる。
焼成後の積層体29に面取り部29h或いは丸み部29iを形成した場合には、加工精度に劣るため、面取り加工或いは丸み加工の際に誘電体層3にチッピングが生じ易いが、本実施の形態では、焼成前の積層体29に面取り部29h或いは丸み部29iを形成するので、加工精度を向上させることができる。これにより、面取り加工或いは丸み加工の際の誘電体層3のチッピング量を低減させることができ、製品間のバラツキを低減させることができる。
本実施の形態では、積層体29に孔部29f及び溝29gを形成して、面取り部29h或いは丸み部29iを形成するので、複数の面取り部29h或いは丸み部29iを一度に形成することができる。
セラミックグリーンシート22,24等は誘電体層3よりは軟らかいが比較的硬いので、パンチングにより面取り部29h或いは丸み部29iを形成した場合には、面取り加工或いは丸み加工の際にセラミックグリーンシート22,24等にチッピングが生じるおそれがある。これに対し、本実施の形態では、レーザにより面取り部29h或いは丸み部29iを形成するので、加工精度をより向上させることができる。これにより、セラミックグリーンシート22,24に生じるチッピングをより低減させることができる。
コンデンサ1となる部分29aを個々に焼成した場合には、コンデンサ1の反り量が大きくなるおそれがある。これに対し、本実施の形態では、コンデンサ1となる部分29aが複数存在している積層体29の状態で焼成するので、コンデンサ1の反り量を低減させることができる。
本実施の形態では、コンデンサ1の外周面1cの角部に面取り寸法Cが0.6mm以上の面取り部1fが形成されているので、樹脂充填材42のコンデンサ1側の隅部に熱応力が集中し難く、樹脂充填材42のコンデンサ1側の隅部におけるクラックの発生を抑制することができる。なお、コンデンサ1の外周面1cの角部に曲率半径が0.6mm以上の丸み部1gが形成されている場合であっても、面取り部1fと同様の効果が得られる。
本実施の形態では、コンデンサ1の外周面1cの角部に面取り部1fや丸み部1gが形成されているので、面取り部1fや丸み部1gが形成されていない場合に比べて、コンデンサ1の角部付近に存在する信号線から誘電体層3までの距離が大きくなる。これにより、コンデンサ1の角部付近に存在する信号線の信号遅延を低減させることができる。
反り量が100μm以上のコンデンサを配線基板40に内蔵しようとすると、配線基板40への内蔵が困難であるとともに、コンデンサを構成している誘電体層にクラックが生じるおそれがある。これに対し、本実施の形態では、コンデンサ1の反り量が100μm未満となっているので、配線基板40への内蔵が容易であるとともにコンデンサ1を配線基板40に内蔵する際に誘電体層3にクラックが生じ難い。
本実施の形態では、コンデンサ1の側面1c〜1cに溝1dが形成されているので、コンデンサ1を配線基板40に内蔵する際に、樹脂充填材42が溝1d内に入り込む。これにより、コンデンサ1と樹脂充填材42との密着性を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態では、コンデンサをコア基板上の絶縁層の層間に配置させた例について説明する。なお、本実施の形態においては、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号が付してあるとともに、第1の実施の形態で説明した内容と重複する内容は省略することがある。図13は本実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサが内蔵された配線基板の模式的な縦断面図である。
図13に示されるように、コア基板41には開口41dが形成されておらず、コンデンサ1はコア基板41上の絶縁層44,45の層間に配置されている。本実施の形態のコンデンサ1は内部電極層4,5の総数が約10層程度となっており、第1の実施の形態で説明したコンデンサ1の厚さより薄くなっている。
コンデンサ1は、例えば以下の手順により、絶縁層44,45の層間に配置することが可能である。まず、コア基板41上に形成された絶縁層44上に、外部電極層8,9が形成されたコンデンサ本体2を配置する。その後、コンデンサ本体2上に絶縁層45を載置し、これらを加熱しながら加圧する。これにより、コンデンサ本2上の絶縁層45がコンデンサ本体2の側方に流動して、絶縁層44,45の層間にコンデンサ本体2が配置される。さらにその後、絶縁層44,45及びコンデンサ本体2を貫通したビアホールを形成し、このビアホール内に配線層41bに接続されたビア導体6,7を形成して、コンデンサ1を完成させる。
本実施の形態では、コア基板41上に形成された絶縁層44,45の層間にコンデンサ1を配置しているので、コンデンサ1と半導体チップとの距離をより短くすることができる。これにより、配線抵抗やインダクタンスをより低減させることができる。
(実験例)
以下、本発明の実験例について説明する。本実験例では、コンデンサの外周面の角部における面取り部の面取り寸法と樹脂充填材のクラックとの相関関係について調べた。
実験条件について説明する。まず、コア基板におけるコンデンサ収容部の開口径とコア基板の内側面隅部に形成された丸み部の曲率半径が異なる複数のコア基板を複数用意した。
具体的には、コア基板としては、開口径が13.5mm及び曲率半径が0.5mmのもの、開口径が13.5mm及び曲率半径が1.5mmのもの、開口径が14.0mm及び曲率半径が0.5mmのもの、開口径が14.0mm及び曲率半径が1.5mmのものをそれぞれ複数用意した。そして、これらのコア基板の開口にそれぞれ面取り寸法が異なるコンデンサを収容するとともにコア基板とコンデンサとの間の隙間に樹脂充填材を充填させた。コンデンサは縦方向及び横方向の寸法がそれぞれ12mmのものであり、コンデンサの面取り部は切削機で削り取られることにより形成された。このような配線基板について樹脂充填材にクラックが発生するか否かを評価した。
実験結果について述べる。
Figure 0004746422
Figure 0004746422
表1及び表2に示されるように、コンデンサの面取り部の面取り寸法が0.6mm未満では、樹脂充填材にクラックが発生することがあった。これに対し、コンデンサの面取り部の面取り寸法が0.6mm以上では、全ての樹脂充填材にクラックは発生しなかった。この結果から、コンデンサの外周面の角部に面取り寸法が0.6mm以上の面取り部を形成した場合には、樹脂充填材におけるクラックの発生を抑制できることが確認された。なお、コンデンサの外周面の角部に曲率半径が0.6mm以上の丸み部を形成した場合も同様の効果が得られると考えられる。
本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されるものではなく、構造や材質、各部材の配置等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。上記実施の形態では、コンデンサ1となる部分29aを複数備えた積層体29を用いて説明しているが、積層体29はコンデンサ1となる部分29aを1以上備えていればよい。また、切欠部として、面取り部29h或いは丸み部29iを用いて説明しているが、切欠部は面取り部29h或いは丸み部29iのみならず、四角形以外の多角形状等、所望の形状であってもよい。この場合においても、第1及び第2の実施の形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
(a)及び(b)は第1の実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサの模式的な平面図である。 (a)は図1(a)におけるA−A線で切断したときの配線基板内蔵用コンデンサの模式的な縦断面図であり、(b)は図1(a)におけるB−B線で切断したときの配線基板内蔵用コンデンサの模式的な縦断面図である。 (a)及び(b)は第1の実施の形態に係る他の配線基板内蔵用コンデンサの模式的な平面図である。 (a)及び(b)は第1の実施の形態に係る内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートの模式的な平面図である。 (a)及び(b)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な縦断面図である。 (a)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な平面図であり、(b)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な縦断面図である。 (a)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な平面図であり、(b)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な縦断面図である。 (a)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な平面図であり、(b)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な縦断面図である。 (a)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な平面図であり、(b)は第1の実施の形態に係る他の積層体の模式的な平面図である。 (a)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な縦断面図であり、(b)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な平面図である。 第1の実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサが内蔵された配線基板の模式的な縦断面図である。 第1の実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサが内蔵された配線基板の模式的な横断面図である。 第2の実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサが内蔵された配線基板の模式的な縦断面図である。
符号の説明
1…コンデンサ、1c…外周面、1f,29h…面取り部、1g,29i…丸み部、2…コンデンサ本体、3…誘電体層、4,5…内部電極層、8,9…外部電極層、26,29…積層体、21,23…内部電極パターン、22,24…セラミックグリーンシート、26a,26b,29b,29c…主面、29a…コンデンサとなる部分、29a…コンデンサの外周面の角部となる部分、29d,29e…ブレイク溝、30,31…外部電極パターン、40…配線基板、41…コア基板、43…ビルドアップ層。

Claims (6)

  1. 積層された複数の誘電体層と、互いに異なる前記誘電体層間に配置された複数の内部電極層とを備えるコンデンサの製造方法であって、
    積層され、かつ前記誘電体層となる複数のセラミックグリーンシートと、互いに異なる前記セラミックグリーンシート間に配置され、かつ前記内部電極層となる複数の内部電極パターンとを有する未焼成の積層体を形成する工程と、
    前記積層体表面の少なくとも一部に外部電極パターンを形成する工程と、
    前記コンデンサとなる部分の境界に沿ってレーザを照射し、前記外部電極パターンを貫通するブレイク溝を形成する工程と、
    前記ブレイク溝が形成された前記積層体にレーザを照射して、前記積層体における前記コンデンサとなる部分の外周面に切欠部を形成する工程と、
    前記切欠部が形成された前記積層体を焼成する工程と
    を具備することを特徴とするコンデンサの製造方法。
  2. 前記切欠部の形成は、前記積層体に前記積層体の厚さ方向に貫通する孔部及び前記積層体の外周面に前記厚さ方向に延びる溝の少なくともいずれかを形成することにより行われることを特徴とする請求項1記載のコンデンサの製造方法。
  3. 前記切欠部は、面取り部及び丸み部の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1又は2記載のコンデンサの製造方法。
  4. 前記ブレイク溝を形成する工程は、
    前記積層体の厚さ方向に位置する第一主面側及び前記第一主面と反対側の第二主面側に、前記境界の少なくとも一部に沿って前記外部電極パターンを貫通するミシン目状の第1のブレイク溝を形成する工程と、
    前記第一主面側及び前記第二主面側に、前記境界の少なくとも一部に沿って前記第1のブレイク溝とほぼ直交する連続線状の第2のブレイク溝を形成する工程と、
    からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンデンサの製造方法。
  5. 前記第二主面側に形成される前記第1のブレイク溝は、前記第一主面側に形成される前記第2のブレイク溝と対応する位置にかつ前記第一主面側に形成される前記第2のブレイク溝に沿って形成され、前記第二主面側に形成される前記第2のブレイク溝は、前記第一主面側に形成される前記第1のブレイク溝と対応する位置にかつ前記第一主面側に形成される前記第1のブレイク溝に沿って形成されていることを特徴とする請求項4に記載のコンデンサの製造方法。
  6. 記積層体を焼成した後に前記積層体を前記積層体の厚さ方向において前記第1のブレイク溝付近の部分が前記第2のブレイク溝付近の部分よりも先に切り離されるように前記コンデンサとなる部分毎に分割する工程をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のコンデンサの製造方法。
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