JP4745088B2 - 電動ブラインド - Google Patents

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本発明は、動作指令に応じてモータが回転し、該モータの回転によって遮蔽体を動作させる電動ブラインドに関する。
従来の電動ブラインドとしては、縦型ブラインドにおいて特許文献1に記載されたものが知られている。これによれば、複数のルーバーを回転させるための第1の電動機と、回転によって複数のルーバーを開閉するための第2の電動機と、第1の電動機と第2の電動機を回転させるための駆動手段と、制御手段とを有し、制御手段は、指示手段から閉動作の指令があるときに、駆動手段に第2の電動機を複数のルーバーの閉方向に回転させ、全閉位置検出手段によって全閉位置が検出されたときに駆動手段に第2の電動機の回転を停止させた後、第1の電動機を回転させ、角度検出手段から出力された検出信号に基づいて求められたルーバーの角度位置と角度位置設定手段によって設定された角度位置とが一致するように制御している。つまり、制御手段は、全閉位置まで複数のルーバーを移動させた後、ルーバーの角度位置と角度位置設定手段によって設定された角度位置が一致するように制御を行なうので、閉操作のみでルーバーの閉動作及び回転動作を行なうことが可能になる。
特開平11−200738号公報
しかしながら、上記特許文献1の電動ブラインドでは、角度検出手段としてエンコーダといったセンサを使用するために、部品点数が多くなり、高価な製品になるという問題がある。
本発明はかかる問題に鑑みなされたもので、センサを少なくすることができ、安価に製造することができる電動ブラインドを提供することをその目的とする。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、指令手段、制御手段、モータ駆動手段及びモータを有し、指令手段から動作指令が出されると、制御手段がモータ駆動手段へと駆動信号を出力して、モータ駆動手段がモータを駆動し、モータの回転によって遮蔽体を動作させる電動ブラインドにおいて、
前記制御手段は、指令手段から動作指令が出されてモータが回転するときに、モータの回転時間を計時する計時手段と、該計時手段が計時する計数値を記憶する記憶手段と、前回の動作時におけるモータの回転方向を記憶する第2記憶手段とを備え、計時手段は、その動作指令の動作方向に応じて前記記憶手段に記憶される計数値を増加または減少させるとともに、第2記憶手段に記憶された前回のモータの回転方向と今回の指令信号からの動作指令に応じたモータの回転方向とが異なる場合に、回転開始から第1所定時間は前記計数値を加減算しない、ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、指令手段、制御手段、モータ駆動手段及びモータを有し、指令手段から動作指令が出されると、制御手段がモータ駆動手段へと駆動信号を出力して、モータ駆動手段がモータを駆動し、モータの回転によって遮蔽体を動作させる電動ブラインドにおいて、
前記制御手段は、指令手段から動作指令が出されてモータが回転するときに、モータの回転時間を計時する計時手段と、該計時手段が計時する計数値を記憶する記憶手段と、記憶手段の計数値を初期値にセットする原点設定手段とを備え、計時手段は、その動作指令の動作方向に応じて該記憶手段に記憶される計数値を増加または減少させ、前記原点設定手段は、モータに第2所定時間回転をさせて遮蔽体を動作させると共に、その遮蔽体動作後の記憶手段の計数値を初期値にセットすることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の前記電動ブラインドが、ヘッドレールから遮蔽体を吊下げて、遮蔽体の開閉動作及び回転動作を行なわせるブラインドであり、前記動作指令は遮蔽体の回転動作指令であり、遮蔽体が開閉動作によって閉動作を完了したときに前記原点設定手段が作動することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の前記制御手段が、さらに、前回の動作時におけるモータの回転方向を記憶する第2記憶手段を備えており、前記計時手段は、第2記憶手段に記憶された前回の回転方向と今回の指令信号からの動作指令に応じた回転方向とが異なる場合に、回転開始から第1所定時間は前記計数値を加減算しない、ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の前記制御手段が、遮蔽体の第1限界位置に対応する計数値の下限値と遮蔽体の第2限界位置に対応する計数値の上限値とが設定されており、前記計数値が上限値または下限値に達するとそれ以上のモータの回転を停止させることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の前記制御手段が、さらに、前記計数値が第1限界位置と第2限界位置の間の中立位置に対応する計数値になるように、駆動信号を出力するセンタリング手段を備えることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載の前記モータと遮蔽体との間では、遮蔽体の動作限界位置を超えて遮蔽体を動作させようとするモータの回転がある場合に、モータの回転を伝達しない空転機構が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、モータの回転時間に基づき加減算した計数値を記憶することによって、計数値によって遮蔽体の位置を管理することが可能になる。そのため、モータの回転角度または遮蔽体の位置を検出するセンサが不要となるために、部品点数を低減させることができ、安価に製造することができる。
また、前回の回転方向と今回の回転方向が異なる場合に、モータと遮蔽体との間に機械的伝達手段が介在していると、その遊び分に相当して、モータの回転時間と遮蔽体の動作との間にずれが生じるが、その遊び分を計数値に反映させないようにすることで、計数値と実際の遮蔽体の位置との間に誤差が発生することを抑えることができる。
請求項2記載の発明によれば、モータの回転時間に基づき加減算した計数値を記憶することによって、計数値によって遮蔽体の位置を管理することが可能になる。そのため、モータの回転角度または遮蔽体の位置を検出するセンサが不要となるために、部品点数を低減させることができ、安価に製造することができる。
また、遮蔽体の繰り返しの動作等により計数値と実際の遮蔽体の位置との間に誤差が発生するおそれがあるので、所定の条件が満足されたときに、モータを第2所定時間回転させて遮蔽体を動作させ、例えば、遮蔽体を動作限界位置まで動作させてその位置における計数値を初期値にリセットすることで、計数値と実際の遮蔽体の位置との間の誤差を低減させることができる。
請求項3記載の発明によれば、例えば縦型ブラインドの場合には遮蔽体が開閉動作を行なうときには、ヘッドレールの長手方向に対して直交する中立位置にあることが一般的であるので、その閉動作を完了して中立位置にあるところからルーバーを回転させて原点設定を行なうことができる。
請求項4記載の発明によれば、前回の回転方向と今回の回転方向が異なる場合に、モータと遮蔽体との間に機械的伝達手段が介在していると、その遊び分に相当して、モータの回転時間と遮蔽体の動作との間にずれが生じるが、その遊び分を計数値に反映させないようにすることで、計数値と実際の遮蔽体の位置との間に誤差が発生することを抑えることができる。
請求項5記載の発明によれば、計数値が上限値または下限値に達したことによって、モータの回転を停止させることにより、計数値によって遮蔽体の動作範囲を規制することができるようになる
請求項6記載の発明によれば、遮蔽体を中立位置にしたいときには、センタリング手段によって前記記憶手段に記憶される計数値が、第1限界位置と第2限界位置の間の中立位置に対応する計数値になるように駆動信号を出力することで、中立位置に位置づけることができるようになる
請求項7記載の発明によれば、計数値と実際の遮蔽体の位置との間に誤差があり、仮に計数値に基づいて遮蔽体を動作させたときに、遮蔽体の動作限界位置を超えることが発生したとしても、空転機構によって部品の破損を防ぐことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施形態に係る電動ブラインドである電動縦型ブラインドを表す斜視図である。縦型ブラインドは、窓枠等に固定されるヘッドレール10を有しており、ヘッドレール10内を長手方向にスライド移動可能に複数のキャリア12が配列される。各キャリア12には、フック13を介してルーバー14が吊下げられる。複数のキャリア12のうちの先頭のキャリアはマスタキャリア12Aとなっている。
ヘッドレール10内にはマスタキャリア12Aに作動可能な開閉用操作軸16が配設される。開閉用操作軸16の回転に基づき、マスタキャリア12Aはヘッドレール10内を移動することができるようになっている。マスタキャリア12Aの移動に応じて、順次隣り合うキャリア12がキャリア同士を連結するスペーサリンクによって牽引されてヘッドレール10を閉方向に移動し(図4の「全閉」)、または、マスタキャリア12Aによって順次隣り合うキャリア12が押されることで、ヘッドレール10を開方向に移動することができる(図4の「全開」)。
同様にヘッドレール10内には、全キャリア12に作動可能な回転用操作軸18が配設される。回転用操作軸18の回転が、キャリア12内を介してルーバー14に伝達して、ルーバー14がその長手軸を中心として回転することができる。このため、キャリア12とルーバー14との間には、例えば、ウォームとウォームホイールとから構成することができる回転伝達機構が設けられる。さらに、回転伝達機構には、ルーバー14の過度の回転を阻止すると共に全ルーバー14の回転角度を揃えることができるようにするために、空転機構が設けられている。よって、ルーバー14の所定角度以上の回転は阻止される。この空転機構としては、例えば特許2664564号に記載されたものを使用することができる。これにより、ルーバー14は、図4、5に示すように、第1回転位置(第1全閉位置即ち第1限界位置)θ1から第2回転位置(第2全閉位置即ち第2限界位置)θ2まで回転可能となっており、通常、第1回転位置θ1と第2回転位置θ2との間の中立位置が、ルーバー14がヘッドレール10の長手方向に対して直交する垂直位置となる。尚、便宜上、第1回転位置から第2回転位置に向う回転を正回転と称し、第2回転位置から第1回転位置に向う回転を逆回転と称する。
開閉用操作軸16を回転させる開閉用モータ20がヘッドレール10の一方の側部に、回転用操作軸18を回転させる回転用モータ22がヘッドレール10の他方の側部に設けられている。
さらに、これらの開閉用モータ20及び回転用モータ22を駆動するモータ駆動回路、及び制御回路を内蔵するコントロールボックス24がヘッドレール10に取り付けられている。但し、コントロールボックス24の配置は、ヘッドレール10内に設けるか、またはヘッドレール10と分離して設けるといった任意の配置が可能である。
図2は、コントロールボックス24に内蔵される制御回路を含む電気部品のブロック図である。図において、スイッチング電源によって構成される電源回路30、マイコンで構成される制御手段としての制御回路32、モータ駆動手段としてのモータ駆動回路34、ヘッドレール10内に設けられてマスタキャリア12Aが全開位置にあることを検出して、これによりルーバー14が開いたことを検出する開リミットスイッチ36、ヘッドレール10内に設けられてマスタキャリア12Aが全閉位置にあることを検出して、これによりルーバー14が閉じたことを検出する閉リミットスイッチ38及び指令手段40が備えられる。指令手段40は、無線式及び有線式によって指令信号を制御回路32へと送信することができ、様々な形態をとることができるが、基本的に、停止スイッチ、正回転スイッチ、逆回転スイッチ、開スイッチ、閉スイッチを備え、ルーバーの停止指令と回転指令及び開閉指令の動作指令を出力することができる。
図3に示すように、制御回路32は、指令信号に基づき、モータ駆動回路34への駆動信号を出力するモータ駆動手段32Aを備える。さらに、制御回路32は、ルーバー14の回転をセンサではなくモータの回転時間で検出し管理するようにしており、そのために、回転用モータ22の回転時間に対応する計数値を記憶する第1記憶手段32Cと、回転用モータ22の回転時間を計時するべく、該第1記憶手段32Cに記憶された計数値を、モータの回転方向に応じて内部クロック毎にインクリメント(加算)またはデクリメント(減算)する計時手段32Dと、前回の回転方向を記憶する第2記憶手段32Eと、計数値の原点設定を行なう原点設定手段32Fと、ルーバー14を計数値に基づき垂直位置に揃えるセンタリング処理を行なうセンタリング手段32Gと、を備える。
上述のように、ルーバー14の回転をモータの回転時間で管理するために、回転用モータ22の回転速度とルーバー14との回転角度との関係が予め設定されており、回転用モータ22の回転速度は一定とし、ルーバー14が第1回転位置(第1全閉位置)θ1にあるときを原点として、計数値を初期値Aとしたときに、原点から第2全閉位置(第2全閉位置)θ2になるまでに所要する時間をX秒、計数値をBとし、原点から垂直位置になるまでに所要する時間をY秒、計数値をCと設定する。通常X=2Yであり、C=(B−A)/2である。B(>A)は最大値となる。
図6は制御回路32で行なわれる全体のフローチャートである。以下、制御回路32で行なわれる各処理について説明する。
(1)回転時間の管理
図7は、制御回路32で行なわれる回転時間の管理処理のフローチャートである。制御回路32のモータ駆動手段32Aでは、指令手段40から回転指令が出されると(図6のS20)、モータ駆動手段32Aが、回転指令が正回転・逆回転のいずれかの指令であるかを判定して(図7のS102)、回転用モータ22にその回転をさせるべく、モータ駆動回路34へと正回転駆動信号または逆回転駆動信号のいずれかの信号を出力する(S104,S120)。
このとき、計時手段32Dは、計時を開始し、現在の第1記憶手段32Cで記憶する計数値を加減算して書き換えていく(S110,S126)。この際に、計時手段32Dは、回転の方向が正回転であるか逆回転であるかを判定して(S102)、正回転の場合には加算(S110)、逆回転の場合には減算する(S126)。さらに、加減算の開始時には、第2記憶手段32Eに記憶される前回の回転方向を読み出し、該前回の回転方向が今回の回転方向と同じであるかを判定し(S106,S122)、前回の回転方向と今回の回転方向が異なる場合に、予め決められた時間βが経過するまでは計数を開始せずに(S108,S124)、第1記憶手段32Cで記憶する計数値を書き換えないようにする。これは、回転伝達機構においてギヤの遊びがあり、回転方向が前回と今回とで異なる場合に、そのギヤの遊び分に相当する時間は実際にルーバーが回転されていないからである。
第1記憶手段32Cの計数値がAと等しいかAよりも小さい(S128)、またはBと等しいかBよりも大きくなると(S112)、モータ駆動手段32Aに回転用モータ22の駆動信号出力の停止を指示する(S116,S132)。計数値がAまたはBになると、ルーバー14が第1回転位置または第2回転位置に達して回転限界位置にあると見なすことができるからである。また、指令手段から停止指令が送られてくると(S114,S130)、モータ駆動手段32Aに回転用モータ22の駆動信号出力の停止を指示する(S116,S132)。
このように、第1記憶手段32Cに記憶された計数値は、回転角度に対応しており、この計数値で停止等の動作を制御することができるので、ルーバー14の回転を管理するためのエンコーダといったセンサを不要にすることができる。
以上の例では、指令手段40から回転指令が送られてきたときに、停止指令が送られるまでルーバー14の回転を継続させるようにしていたが、これに限るものではない。回転指令として、角度位置θになるようにルーバー14を回転させる指令とすることも可能である。この場合、第1全閉位置θ1が計数値A,第2全閉位置θ2が計数値Bに対応する関係から導き出されるθに対応する計数値Eを求めると共に、現在の計数値Kを求めて、|K−E|に対応する時間だけ回転用モータ22を駆動する駆動信号を出力することもできる。(K−E)の符号により、正回転か逆回転かを決定する。
または、(K−E)の符号により、正回転か逆回転を決定して回転用モータ22を回転させると共に、計時手段32Dによる計数値の加減算を行い、第1記憶手段32Cで記憶する計数値がEになると停止させるようにすることもできる。
(2)原点設定処理
次に、計数値の原点設定について説明する。以上のように第1記憶手段32Cで記憶する計数値は回転用モータ22の駆動時間に基づいて求められているが、前記遊び分に相当する時間βに誤差がある場合や負荷変動があって繰り返し回転動作を行なうと、実際のルーバー14の回転角度とのずれが発生するおそれもある。そのため、あるタイミングに基づき、計数値のリセットとなる原点設定を行なうことが望ましい。
あるタイミングとしては、任意のタイミングとすることができるが、1つの例としては、ルーバー14が全閉位置になったときとすることができ、閉指令に基づきモータ駆動手段32Aが開閉用モータ20の閉駆動信号を出力し(図6のS10,S11)、ルーバー14が閉方向に移動して閉リミットスイッチ38がONとなり(S12)、モータ駆動手段32Aが開閉用モータ20の駆動信号出力の停止をしたときとすることができる(S13)。このときにモータ駆動回路34から出力される停止信号は、開閉用モータ20の両端子を短絡させる信号として、開閉用モータ20を迅速に停止させることが好ましい。
図8は、制御回路32で行なわれる原点設定処理のフローチャートである。まず、停止後のルーバー14が安定するための所定時間待機する(S206)。
次いで、原点設定手段32Fは、回転用モータ22に逆回転をさせるべくモータ駆動回路34へ逆回転駆動信号を出力する。この駆動信号は予め決められた時間出力される。予め決められた時間は、Y秒または好ましくは(Y+α)秒とする(S208)。これは、ルーバーの開閉動作は通常、ルーバー14の回転が垂直位置となった状態で行なわれており、閉動作が終了した時点で、垂直位置から第1回転位置まで回転させるのにY秒よりも多めに回転用モータ22を回転させることにより、空転機構を利用して、全ルーバー14を第1回転位置に揃えることが期待できるからである。そして、Y+α経過後、回転用モータ22の駆動信号出力の停止をし(S214)、第1記憶手段32Cでの計数値を初期値Aとする(S216)。
尚、回転用モータ22が予め決められた時間回転する前に、指令手段40から停止指令が出された場合(S210)、回転用モータ22を停止させると共に(S214)、その位置を原点として、第1記憶手段32Cでの計数値を初期値Aとする(S216)。
以降、指令手段からの指令を待つが(S218)、指令が逆回転である場合には、駆動信号は出さないものとする(S220)。ルーバー14は第1回転位置にあると見なされて、それ以上の逆回転はできない筈であるからである。よって、原点設定処理の次の回転は必ず正回転になるように規制する。以降の処理は、回転時間管理に引き継がれ、計数値がBとなると、モータ駆動手段32Aに回転用モータ22の駆動信号出力の停止を指示する。また、指令が開指令である場合には(S224)、次のセンタリング処理となる。
(3)センタリング処理
次に、センタリング処理、即ちルーバー14を垂直位置に揃える処理について説明する。図9は、制御回路32で行なわれるセンタリング処理のフローチャートである。この処理は、例えば、指令手段より開指令が出されたときに(図6のS30)、ルーバー14の回転位置を垂直位置に揃えてから移動させる必要がある場合に行なわれる。
センタリングに対応する計数値は、C=(B−A)/2であるので、現在の計数値Kが、K<C=B/2である場合には正回転とし、K>Cである場合には逆回転として、回転用モータ22にその回転をさせるべく、モータ駆動回路34へと正回転駆動信号(S304)または逆回転駆動信号(S320)のいずれかの信号を出力する。そして、計数値がCに等しいかまたはCより大きく(S312)なったところで、あるいは、計数値がCに等しいかまたはCより小さく(S328)なったところで、駆動信号の停止をする(S316,332)。このときの回転方向が前回の回転方向と異なる場合には遊び時間βを考慮することは(1)の処理と同じである(S306,S308,S322,S324)。
また他の処理としては、一度、ルーバー14を第1回転位置または第2回転位置まで回転させた後、垂直位置まで回転させることも考えられる。即ち、現在の計数値Kが、K<Cである場合には、計数値(K−A)に対応する時間+α秒の時間だけ、回転用モータ22を逆回転させる。次いで、遊び時間を考慮して、Y秒+β秒、回転用モータ22を正回転させる。一方、K>Cである場合には、計数値(B−K)に対応する時間+α秒の時間だけ、回転用モータ22を正回転させる。次いで、遊び時間を考慮して、Y秒+β秒、回転用モータ22を逆回転させる。
これによりα分多めにルーバーを回転させることにより、全ルーバーを一度、第1回転位置または第2回転位置に確実に揃えた後に、垂直位置まで回転させてセンタリングを行なうことができる。
センタリングを行なった後、モータ駆動手段32Aが開閉用モータ20の開駆動信号を出力し(図6のS32)、ルーバー14が開方向に移動して開リミットスイッチ36がONとなると(S33)、モータ駆動手段32Aが開閉用モータ20の駆動信号出力の停止をすることができる(S34)。このときにモータ駆動回路34から出力される停止信号は、開閉用モータ20の両端子を短絡させる信号として、開閉用モータ20を迅速に停止させることが好ましい。
尚、原点から垂直になるまでに要する予め決められた時間Y秒を可変(Y±t秒)としてもよい。この場合、製品サイズ等の負荷の差によりモータ駆動時間に差が生じても、センタリング処理するために必要な回転量が多すぎたり少なかったりすることを防止できる。これは公知の可変抵抗器を使用することによって調整することができる。
以上のように、本実施形態では、ルーバーの回転に関して、回転用モータ22または回転用操作軸18等の回転位置を検出するセンサを不要とすることができるので、簡易に構成することができる。
尚、以上の実施形態では、ルーバーの回転動作即ち、ルーバーの回転角度位置の管理のみ計数値で行なうようにしたが、ルーバーの開閉動作の管理についても同様に計数値で行なうようにして、開リミットスイッチ36、閉リミットスイッチ38の少なくとも一方を不要にすることも可能である。
さらには、以上の実施形態では、縦型ブラインドを対象としていたが、これに限るものではなく、任意の電動ブラインドに適用可能である。例えば、横型ブラインドの場合、スラットの回転とスラットの昇降の動作が考えられるが、少なくとも一方の位置管理について、本発明による計数値で行なうことができる。
本発明の電動ブラインドの斜視図である。 制御回路を含む電気部品のブロック図である。 制御回路の機能ブロック図である。 ルーバーの開閉動作、回転動作を表す概略図である。 ルーバーの回転角度と計数値との関係を表す説明図である。 制御回路で行なわれる全体のフローチャートである。 制御回路で行なわれる回転時間の管理処理のフローチャートである。 制御回路で行なわれる原点設定処理のフローチャートである。 制御回路で行なわれるセンタリング処理のフローチャートである。
符号の説明
10 ヘッドレール
14 ルーバー(遮蔽体)
20 開閉用モータ
22 回転用モータ
32 制御回路(制御手段)
32C 第1記憶手段
32D 計時手段
32E 第2記憶手段
32F 原点設定手段
32G センタリング手段
34 モータ駆動回路(モータ駆動手段)
40 指令手段

Claims (7)

  1. 指令手段(40)、制御手段(32)、モータ駆動手段(34)及びモータ(20,22)を有し、指令手段(40)から動作指令が出されると、制御手段(32)がモータ駆動手段(34)へと駆動信号を出力して、モータ駆動手段(34)がモータ(20,22)を駆動し、モータの回転によって遮蔽体(14)を動作させる電動ブラインドにおいて、
    前記制御手段(32)は、指令手段(40)から動作指令が出されてモータ(22)が回転するときに、モータ(22)の回転時間を計時する計時手段(32D)と、該計時手段(32D)が計時する計数値を記憶する記憶手段(32C)と、前回の動作時におけるモータ(22)の回転方向を記憶する第2記憶手段(32E)とを備え、計時手段(32D)は、その動作指令の動作方向に応じて前記記憶手段(32C)に記憶される計数値を増加または減少させるとともに、第2記憶手段(32E)に記憶された前回のモータの回転方向と今回の指令信号からの動作指令に応じたモータの回転方向とが異なる場合に、回転開始から第1所定時間は前記計数値を加減算しない、ことを特徴とする電動ブラインド。
  2. 指令手段(40)、制御手段(32)、モータ駆動手段(34)及びモータ(20,22)を有し、指令手段(40)から動作指令が出されると、制御手段(32)がモータ駆動手段(34)へと駆動信号を出力して、モータ駆動手段(34)がモータ(20,22)を駆動し、モータの回転によって遮蔽体(14)を動作させる電動ブラインドにおいて、
    前記制御手段(32)は、指令手段(40)から動作指令が出されてモータ(22)が回転するときに、モータ(22)の回転時間を計時する計時手段(32D)と、該計時手段(32D)が計時する計数値を記憶する記憶手段(32C)と、記憶手段(32C)の計数値を初期値にセットする原点設定手段(32F)を備え、計時手段(32D)は、その動作指令の動作方向に応じて該記憶手段(32C)に記憶される計数値を増加または減少させ、前記原点設定手段(32F)は、モータ(22)に第2所定時間回転をさせて遮蔽体(14)を動作させると共に、その遮蔽体動作後の記憶手段(32C)の計数値を初期値にセットすることを特徴とする電動ブラインド。
  3. 前記電動ブラインドは、ヘッドレール(10)から遮蔽体(14)を吊下げて、遮蔽体(14)の開閉動作及び回転動作を行なわせるブラインドであり、前記動作指令は遮蔽体(14)の回転動作指令であり、遮蔽体(14)が開閉動作によって閉動作を完了したときに前記原点設定手段(32F)が作動することを特徴とする請求項記載の電動ブラインド。
  4. 前記制御手段(32)は、さらに、前回の動作時におけるモータ(22)の回転方向を記憶する第2記憶手段(32E)を備えており、前記計時手段(32D)は、第2記憶手段(32E)に記憶された前回のモータの回転方向と今回の指令信号からの動作指令に応じたモータの回転方向とが異なる場合に、回転開始から第1所定時間は前記計数値を加減算しない、ことを特徴とする請求項2又は3記載の電動ブラインド。
  5. 前記制御手段(32)は、遮蔽体(14)の第1限界位置に対応する計数値の下限値と遮蔽体(14)の第2限界位置に対応する計数値の上限値とが設定されており、前記計数値が上限値または下限値に達するとそれ以上のモータ(22)の回転を停止させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電動ブラインド。
  6. 前記制御手段(32)は、さらに、前記計数値が第1限界位置と第2限界位置の間の中立位置に対応する計数値になるように、駆動信号を出力するセンタリング手段(32G)を備えることを特徴とする請求項記載の電動ブラインド。
  7. 前記モータ(22)と遮蔽体(14)との間では、遮蔽体(14)の動作限界位置を超えて遮蔽体(14)を動作させようとするモータ(22)の回転がある場合に、モータ(22)の回転を伝達しない空転機構が設けられることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の電動ブラインド。
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