JPH06229168A - 電動開閉機器制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザーが簡単に半開の角度変更が可能で、
一度設定変更を行えば、半開スイッチを押すだけで、設
定した半開角度となる電動開閉機器制御装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 開スイッチ１と、停止制御する停止スイッチ
２と、閉制御する閉スイッチ３と、半開制御する半開ス
イッチ４と、半開時間を記憶する記憶手段６と、電動開
閉機器が全閉状態の時に開スイッチ１と半開スイッチ４
を一緒に押し続けることで半開設定モードとなり開動作
を開始し、所定角度になった時に両スイッチから手を離
すとこのモードで開制御した時間が記憶手段６に記憶さ
れ、以降半開スイッチが押されるとまず閉動作し、全閉
後に記憶手段６に記憶された時間だけ開制御を行い半開
状態とする制御装置５とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は天窓やルーバ等の電動開
閉機器の制御装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、天窓・ルーバー等の開閉器の電動
化が進みつつあり、この内ルーバーについては全開状態
になると外から屋内が見えてしまうことになるため、半
開状態にして使用することが多い。

【０００３】しかしながら、従来は半開スイッチが備わ
っていないものが多く、半開状態とするには、開あるい
は閉スイッチを押し、所定角度になった時に停止スイッ
チを押し、希望の半開角度にするしかなかった。また、
ワンタッチで半開状態となる半開スイッチの備わったも
のであっても、この半開の角度はユーザーが誤って変更
しないように施工業者のみが変更するように設定されて
おり、変更は難しいものとなっていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記したように従来の
構成のものは、半開スイッチが備わっていたとしても、
この半開の角度は施工業者のみが変更するように設定さ
れており、変更は難しいものとなっている。しかし実際
にはこの半開状態は、夏は大きく、春・秋は小さく等、
季節に応じて変更して使用することが多い。したがっ
て、ワンタッチで所定の角度になる半開スイッチが備わ
っていても、そのスイッチを押した後に微調整し希望の
角度にする必要があった。

【０００５】本発明は上記従来の構成が有している課題
を解決するもので、施工後にユーザーが簡単に半開の角
度変更が可能で、一度設定変更を行えば、半開スイッチ
を押すだけで、設定した半開角度となる電動開閉機器制
御装置を提供することを目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第一の手段は、電動開閉機器を開制御する開
スイッチと、停止制御する停止スイッチと、閉制御する
閉スイッチと、半開制御する半開スイッチと、半開時間
を記憶する記憶手段と、電動開閉機器が全閉状態の時に
開スイッチと半開スイッチとを一緒に押し続けることで
半開設定モードとなって開動作を開始し、所定角度に達
したときに前記両スイッチから手を離すとこのモードで
開制御した時間が前記記憶手段に記憶され、以降半開ス
イッチが押されると閉動作し、全閉後に前記記憶手段に
記憶された時間だけ開動作を行って半開状態ととする制
御装置とを有する電動開閉機器制御装置とするものであ
る。

【０００７】本発明の第二の手段は、電動開閉機器を開
制御する開スイッチと、停止制御する停止スイッチと、
閉制御する閉スイッチと、半開制御する半開スイッチ
と、半開時間を記憶する記憶手段と、開スイッチと半開
スイッチとを一緒に押し続けることにより半開設定モー
ドとなって、まず閉動作を行い全閉後に開動作を開始
し、所定角度に達したときに前記両スイッチから手を離
すとこのモードで開制御した時間が前記記憶手段に記憶
され、以降半開スイッチが押されると閉動作し、全閉後
に前記記憶手段に記憶された時間だけ開動作を行って半
開状態とする制御装置とを有する電動開閉機器制御装置
とするものである。

【０００８】本発明の第三の手段は、電動開閉機器を開
制御する開スイッチと、停止制御する停止スイッチと、
閉制御する閉スイッチと、半開制御する半開スイッチ
と、半開時間を記憶する記憶手段と、電動開閉機器が全
閉状態の時に開スイッチと半開スイッチとを一緒に押す
と半開設定モードとなり開動作を開始し、所定角度に達
したときに前記停止スイッチを押すと、このモードで開
制御した時間が前記記憶手段に記憶され、以降半開スイ
ッチが押されると閉動作し、全閉後に前記記憶手段に記
憶された時間だけ開動作を行って半開状態とする制御装
置とを有する電動開閉機器制御装置とするものである。

【０００９】本発明の第四の手段は、電動開閉機器を開
制御する開スイッチと、停止制御する停止スイッチと、
閉制御する閉スイッチと、半開制御する半開スイッチ
と、半開時間を記憶する記憶手段と、開スイッチと半開
スイッチとを一緒に押すと半開設定モードとなり、まず
閉動作を行い全閉後に開動作を開始し、所定角度に達し
たときに前記停止スイッチを押すと、このモードで開制
御した時間が前記記憶手段に記憶され、以降半開スイッ
チが押されると閉動作し、全閉後に前記記憶手段に記憶
された時間だけ開動作を行って半開状態とする制御装置
とを有する電動開閉機器制御装置とするものである。

【００１０】本発明の第五の手段は、電動開閉機器を開
制御する開スイッチと、停止制御する停止スイッチと、
閉制御する閉スイッチと、半開制御する半開スイッチ
と、半開時間を記憶する記憶手段と、電動開閉機器が全
開状態の時に閉スイッチと半開スイッチとを一緒に押し
続けることで半開設定モードとなり閉動作を開始し、所
定角度に達したときに前記両スイッチから手を離すとこ
のモードで閉制御した時間が前記記憶手段に記憶され、
以降半開スイッチが押されると開動作し、全開後に前記
記憶手段に記憶された時間だけ閉動作を行って半開状態
とする制御装置とを有する電動開閉機器制御装置とする
ものである。

【００１１】本発明の第六の手段は、電動開閉機器を開
制御する開スイッチと、停止制御する停止スイッチと、
閉制御する閉スイッチと、半開制御する半開スイッチ
と、半開時間を記憶する記憶手段と、閉スイッチと半開
スイッチとを一緒に押し続けることで半開設定モードと
なり開動作を行い、全開後に閉動作を開始して所定角度
に達したときに前記両スイッチから手を離すとこのモー
ドで閉制御した時間が前記記憶手段に記憶され、以降半
開スイッチが押されると開動作し、全開後に前記記憶手
段に記憶された時間だけ閉動作を行って半開状態とする
制御装置とを有する電動開閉機器制御装置とするもので
ある。

【００１２】本発明の第七の手段は、電動開閉機器を開
制御する開スイッチと、停止制御する停止スイッチと、
閉制御する閉スイッチと、半開制御する半開スイッチ
と、半開時間を記憶する記憶手段と、電動開閉機器が全
開状態の時に閉スイッチと半開スイッチとを一緒に押す
と半開設定モードとなり閉動作を開始し、所定角度に達
したときに前記停止スイッチを押すと、このモードで閉
制御した時間が前記記憶手段に記憶され、以降半開スイ
ッチが押されると開動作し、全開後に前記記憶手段に記
憶された時間だけ閉動作を行って半開状態とする制御装
置とを有する電動開閉機器制御装置とするものである。

【００１３】本発明の第八の手段は、電動開閉機器を開
制御する開スイッチと、停止制御する停止スイッチと、
閉制御する閉スイッチと、半開制御する半開スイッチ
と、半開時間を記憶する記憶手段と、閉スイッチと半開
スイッチとを一緒に押すと半開設定モードとなり、まず
開動作を行い全開後に閉動作を開始し、所定角度に達し
たときに前記停止スイッチを押すと、このモードで閉制
御した時間が前記記憶手段に記憶され、以降半開スイッ
チが押されると開動作し、全開後に前記記憶手段に記憶
された時間だけ閉動作を行って半開状態とする制御装置
とを有する電動開閉機器制御装置とするものである。

【００１４】

【作用】本発明の第一の手段は、電動開閉機器が全閉状
態の時に開スイッチと半開スイッチとを一緒に押し続け
ることで半開設定モードとなって開動作を開始し、所定
角度に達したときに前記両スイッチから手を離すとこの
モードで開制御した時間が前記記憶手段に記憶され、以
降半開スイッチが押されると閉動作し、全閉後に前記記
憶手段に記憶された時間だけ開動作を行って半開状態と
なるものであり、施工後であっても使用者が自由に半開
角度を変更設定できるものである。

【００１５】本発明の第二の手段は、開スイッチと半開
スイッチとを一緒に押し続けることにより半開設定モー
ドとなって、まず閉動作を行い全閉後に開動作を開始
し、所定角度に達したときに前記両スイッチから手を離
すとこのモードで開制御した時間が前記記憶手段に記憶
され、以降半開スイッチが押されると閉動作し、全閉後
に前記記憶手段に記憶された時間だけ開動作を行って半
開状態となるものである。

【００１６】本発明の第三の手段は、電動開閉機器が全
閉状態の時に開スイッチと半開スイッチとを一緒に押す
と半開設定モードとなり開動作を開始し、所定角度に達
したときに前記停止スイッチを押すと、このモードで開
制御した時間が前記記憶手段に記憶され、以降半開スイ
ッチが押されると閉動作し、全閉後に前記記憶手段に記
憶された時間だけ開動作を行って半開状態となるもので
あり、半開モードの設定方法が、半開スイッチと開スイ
ッチとを瞬間押して所定の角度に達したときに停止スイ
ッチを押すことによりできるものである。

【００１７】本発明の第四の手段は、開スイッチと半開
スイッチとを一緒に押すと半開設定モードとなり、まず
閉動作を行い全閉後に開動作を開始し、所定角度に達し
たときに前記停止スイッチを押すと、このモードで開制
御した時間が前記記憶手段に記憶され、以降半開スイッ
チが押されると閉動作し、全閉後に前記記憶手段に記憶
された時間だけ開動作を行って半開状態となるものであ
る。

【００１８】本発明の第五の手段は、電動開閉機器が全
開状態の時に閉スイッチと半開スイッチとを一緒に押し
続けることで半開設定モードとなり閉動作を開始し、所
定角度に達したときに前記両スイッチから手を離すとこ
のモードで閉制御した時間が前記記憶手段に記憶され、
以降半開スイッチが押されると開動作し、全開後に前記
記憶手段に記憶された時間だけ閉動作を行って半開状態
となるものである。

【００１９】本発明の第六の手段は、閉スイッチと半開
スイッチとを一緒に押し続けることで半開設定モードと
なり開動作を行い、全開後に閉動作を開始して所定角度
に達したときに前記両スイッチから手を離すとこのモー
ドで閉制御した時間が前記記憶手段に記憶され、以降半
開スイッチが押されると開動作し、全開後に前記記憶手
段に記憶された時間だけ閉動作を行って半開状態となる
ものである。

【００２０】本発明の第七の手段は、電動開閉機器が全
開状態の時に閉スイッチと半開スイッチとを一緒に押す
と半開設定モードとなり閉動作を開始し、所定角度に達
したときに前記停止スイッチを押すと、このモードで閉
制御した時間が前記記憶手段に記憶され、以降半開スイ
ッチが押されると開動作し、全開後に前記記憶手段に記
憶された時間だけ閉動作を行って半開状態となるもので
ある。

【００２１】本発明の第八の手段は、閉スイッチと半開
スイッチとを一緒に押すと半開設定モードとなり、まず
開動作を行い全開後に閉動作を開始し、所定角度に達し
たときに前記停止スイッチを押すと、このモードで閉制
御した時間が前記記憶手段に記憶され、以降半開スイッ
チが押されると開動作し、全開後に前記記憶手段に記憶
された時間だけ閉動作を行って半開状態となるものであ
る。

【００２２】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１を参照しなが
ら説明する。１は開スイッチで、使用者が押すとこの情
報がマイコンよりなる制御装置５に伝達され駆動部７が
電動開閉機器であるルーバー８を開制御するものであ
る。２は使用者が押すと停止制御をする停止スイッチで
ある。また３は閉制御を行う閉スイッチ、４は半開制御
を行う半開スイッチである。制御装置５は、各スイッチ
の入力によって、駆動部７を作用させて開・停止・閉・
半開制御を行う。６は半開時間を記憶する記憶手段であ
り、マイコン内部のＲＡＭで構成されている。駆動部７
はモータやギヤ等で構成されており、制御装置５からの
指令によってルーバー８を駆動する。９はルーバー８が
完全に閉まったか、あるいは完全に開いたかを検出する
全開・全閉検出手段である。前記各スイッチ１〜４・制
御装置５・全開・全閉検出手段９は、電動開閉機器制御
装置１０を構成している。

【００２３】以下、本発明の第一の手段から第八の手段
までの各実施例について説明する。各手段は、制御装置
が有している制御プログラムが異なっているものであ
る。

【００２４】本発明の第一の手段の実施例では、半開設
定を行う前に先ず閉スイッチ３を押して、ルーバー８を
全閉状態にしておく。全開・全閉検出手段９が全閉を検
知すると、次に開スイッチ１と半開スイッチ４とを一緒
に所定の期間押し続ける。開スイッチ１と半開スイッチ
４とが同時に一定時間以上押されると、制御装置５は半
開設定モードであることを認識して開動作を開始する。
前記所定の期間というのは、この開動作を開始してから
ルーバー８の開き角度が使用者が意図している所定角度
に達するまでの時間である。ルーバー８の開き角度が所
定角度に達すると、使用者は、前記開スイッチ１と半開
スイッチ４とから手を離す。制御装置５は、この状態を
半開モードの設定完了と判断して、駆動部７を停止して
ルーバー８を停止制御する。同時に、この設定完了に要
した時間を記憶手段６に記憶する。

【００２５】以上のようにして半開モードの設定が完了
すると、次回からは使用者が単に半開スイッチ４を押す
と、制御装置５は前記全ての動作を自動的に実行するも
のである。つまりまず閉動作し、全閉状態を全開・全閉
検出手段９により検出し、その後に記憶手段６が記憶し
た時間だけ開制御を行い半開状態となるように動作する
ものである。

【００２６】本発明の第二の手段の実施例では、使用者
はいつの時点でも半開設定モードに入ることができるも
のである。つまり、前記本発明の第一の手段の実施例で
は、ルーバー８が全閉状態の時に半開設定モードに入る
ことができたわけであるが、本実施例ではこの設定がい
つの時点でもできるようにしている。以下に具体的に説
明する。使用者が開スイッチ１と半開スイッチ４とを一
緒に所定の時間押し続けると、制御装置５はこれを認識
して半開設定モードに入る。つまり、まず閉動作を行っ
て、全開・全閉検出手段９がルーバー８の全閉状態を検
出すると、前記開スイッチ１と半開スイッチ４とが押さ
れている間、開動作を続けるものである。この後ルーバ
ー８の開角度が所定の状態に達したところで、前記実施
例と同様、使用者は開スイッチ１と半開スイッチ４とか
ら手を離すものである。制御装置５はこの信号を検知し
て、駆動部７を停止しルーバー８を停止制御する。同時
に、この半開状態に達するのに必要とした時間を記憶手
段６に記憶する。

【００２７】以上のようにして半開モードの設定が完了
すると、次回からは使用者が単に半開スイッチ４を押す
だけで、記憶手段６が記憶している半開条件を実行する
わけである。特に本実施例では、いつの時点でも半開設
定モードに入ることができる点で使い勝手の良いものと
なっている。

【００２８】次に本発明の第三の手段の実施例について
説明する。本実施例での半開設定は、開スイッチ１と半
開スイッチ４の操作が瞬間だけで済むもので、非常に簡
単なものとなっている。つまり先ず閉スイッチ３を押し
てルーバー８を全閉状態とし、次に開スイッチ１と半開
スイッチ４とを同時に一瞬だけ押すと、制御装置５は半
開設定モードに入ったことを認識して、駆動部７を駆動
してルーバー８の開動作を開始する。この後ルーバー８
の開角度が所定値に達すると、使用者は停止スイッチ２
を押すものである。停止スイッチ２が押されると、制御
装置５は半開条件の設定が終了したと認識して駆動部７
を停止制御して、同時にこの設定終了までの時間を記憶
手段６に記憶する。

【００２９】以上のようにして半開設定が完了すると、
次回の使用時からは半開スイッチ４を押すだけで前記半
開動作を実行する。

【００３０】次いで本発明の第四の手段の実施例につい
て説明する。本実施例では、前記本発明の第三の手段の
実施例と同様、開スイッチ１と半開スイッチ４の操作は
瞬間だけで済み、更にこの半開設定がいつの時点でもで
きるようにしているものである。つまり使用者が開スイ
ッチ１と半開スイッチ４とを一緒に押すと、全閉状態と
なっていなくとも、制御装置５は半開設定モードの開始
を認識するものである。制御装置５は、前記情報を受け
ると駆動部７を駆動して、ルーバー８を先ず全閉状態と
する。全開・全閉検出手段９によってルーバー８が全閉
状態になったことを検出すると、再び駆動部７を駆動し
てルーバー８の開動作を開始する。ルーバー８の開角度
が所定値に達して、使用者が停止スイッチ２を押すと、
制御装置５は半開条件の設定が終了したとして駆動部７
を停止し、ルーバー８を停止制御する。また同時に、こ
の設定終了までの時間を記憶手段６に記憶する。

【００３１】以上のようにして半開設定が完了すると、
次回の使用時からは半開スイッチ４を押すだけで前記半
開動作を実行するものである。

【００３２】次に本発明の第五の手段の実施例について
説明する。本実施例では半開設定を行う前に開スイッチ
１を押して、ルーバー８を全開状態にしておく。つまり
全開状態の時に、半開モードを受け付けるようにしてい
るものである。この状態で、使用者が閉スイッチ３と半
開スイッチ４とを一緒に所定の時間押し続けると、制御
装置５は半開設定モードを認識して閉動作を開始する。
ルーバー８の開角度が所定値に達して使用者が閉スイッ
チ３と半開スイッチ４とから手を離すと、制御装置５は
半開条件の設定を終了したとして、ルーバー８を停止制
御する。同時に、この設定終了までの時間を記憶手段６
に記憶する。

【００３３】以上のようにして半開設定を終了すると、
次回の使用時からは使用者が単に半開スイッチ４を押す
だけで、制御装置５はまず開動作し、全開状態を全開・
全閉検出手段９により検出し、その後に記憶手段６に記
憶された時間だけ閉制御を行って設定した半開状態を実
行するものである。

【００３４】本発明の第六の手段の実施例では、半開条
件の設定がいつでもできるようにしているものである。
つまり、使用者が閉スイッチ３と半開スイッチ４とを一
緒に所定時間押し続けると、全開状態でなくとも制御装
置５が半開設定モードであることを認識するものであ
る。すなわち、まず開動作を行い、ルーバー８が全開状
態になったことを全開・全閉検出手段９によって検出す
ると、引き続いて閉動作を開始するものである。ルーバ
ー８の開角度が所定値に達して使用者が閉スイッチ３と
半開スイッチ４とから手を離すと、制御装置５は半開条
件の設定が終了したと認識して、ルーバー８を停止制御
し、同時にこのモードで閉制御した時間を記憶手段６に
記憶する。

【００３５】以上のようにして半開設定を終了すると、
次回の使用時からは使用者が単に半開スイッチ４を押す
だけで、制御装置５はまず開動作し、全開状態を全開・
全閉検出手段９により検出し、その後に記憶手段６に記
憶された時間だけ閉制御を行って設定した半開状態を実
行するものである。

【００３６】続いて本発明の第七の手段の実施例につい
て説明する。本実施例は、半開条件の設定が簡単にでき
るようにしたものである。つまり、使用者は先ず開スイ
ッチ１を押して、ルーバー８を全開状態にしておく。こ
の状態で閉スイッチ１と半開スイッチ４と瞬間だけ一緒
に押すと、制御装置５が半開設定モードに入ったことを
認識して、ルーバー８の閉動作を開始する。ルーバー８
が所定の開角度に到達して使用者が停止スイッチ２を押
すと、制御装置５は半開条件の設定が完了したとして、
ルーバー８を停止制御する。同時に、このモードで閉制
御した時間を記憶手段６に記憶する。

【００３７】以上のようにして半開設定を終了すると、
次回の使用時からは使用者が単に半開スイッチ４を押す
だけで、制御装置５はまず開動作し、全開状態を全開・
全閉検出手段９により検出し、その後に記憶手段６に記
憶された時間だけ閉制御を行って設定した半開状態を実
行するものである。

【００３８】次に本発明の第八の手段の実施例について
説明する。使用者が閉スイッチ３と半開スイッチ４とを
一緒に瞬間だけ押すと、制御装置５はルーバー８が開状
態でなくとも半開設定モードに入ったことを認識する。
つまりまず開動作を行い、ルーバー８が全開状態になっ
たことを全開・全閉検出手段９により検出した後、閉動
作を開始するものである。ルーバー８の開角度が所定値
に達して使用者が停止スイッチを押すと、制御装置５は
半開条件の設定が完了したとして、ルーバー８を停止制
御する。また同時に、このモードで閉制御した時間を記
憶手段６に記憶する。

【００３９】以上のようにして半開設定を終了すると、
次回の使用時からは使用者が単に半開スイッチ４を押す
だけで、制御装置５はまず開動作し、全開状態を全開・
全閉検出手段９により検出し、その後に記憶手段６に記
憶された時間だけ閉制御を行って設定した半開状態を実
行するものである。

【００４０】

【発明の効果】以上の各手段からあきらかなように本発
明は、使用者は施工後も開スイッチと半開スイッチ、あ
るいは開スイッチと半開スイッチとを一緒に押す、もし
くは押し続けるという操作で簡単に半開設定モードにで
き、半開の時間つまりは半開角度を簡単に変更すること
が可能で、一度設定変更を行えばこの条件が記憶され、
その後は半開スイッチを押すだけで、設定した半開角度
とすることができるものであり、きわめて使い勝手がよ
いものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における電動開閉機器制御装
置を示すブロック図

【符号の説明】

１ 開スイッチ ２ 停止スイッチ ３ 閉スイッチ ４ 半開スイッチ ５ 制御装置 ６ 記憶手段 ７ 駆動部 ８ ルーバー ９ 全開・全閉検出手段 １０ 電動開閉機器制御装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥出 隆昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石丸 直昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電動開閉機器を開制御する開スイッチ
   と、停止制御する停止スイッチと、閉制御する閉スイッ
   チと、半開制御する半開スイッチと、半開時間を記憶す
   る記憶手段と、電動開閉機器が全閉状態の時に開スイッ
   チと半開スイッチとを一緒に押し続けることで半開設定
   モードとなって開動作を開始し、所定角度に達したとき
   に前記両スイッチから手を離すとこのモードで開制御し
   た時間が前記記憶手段に記憶され、以降半開スイッチが
   押されると閉動作し、全閉後に前記記憶手段に記憶され
   た時間だけ開動作を行って半開状態とする制御装置とを
   有する電動開閉機器制御装置。
2. 【請求項２】 電動開閉機器を開制御する開スイッチ
   と、停止制御する停止スイッチと、閉制御する閉スイッ
   チと、半開制御する半開スイッチと、半開時間を記憶す
   る記憶手段と、開スイッチと半開スイッチを一緒に押し
   続けることで半開設定モードとなって、まず閉動作を行
   い全閉後に開動作を開始し、所定角度に達したときに前
   記両スイッチから手を離すとこのモードで開制御した時
   間が前記記憶手段に記憶され、以降半開スイッチが押さ
   れると閉動作し、全閉後に前記記憶手段に記憶された時
   間だけ開動作を行って半開状態とする制御装置とを有す
   る電動開閉機器制御装置。
3. 【請求項３】 電動開閉機器を開制御する開スイッチ
   と、停止制御する停止スイッチと、閉制御する閉スイッ
   チと、半開制御する半開スイッチと、半開時間を記憶す
   る記憶手段と、電動開閉機器が全閉状態の時に開スイッ
   チと半開スイッチとを一緒に押すと半開設定モードとな
   り開動作を開始し、所定角度に達したときに前記停止ス
   イッチを押すと、このモードで開制御した時間が前記記
   憶手段に記憶され、以降半開スイッチが押されると閉動
   作し、全閉後に前記記憶手段に記憶された時間だけ開動
   作を行って半開状態とする制御装置とを有する電動開閉
   機器制御装置。
4. 【請求項４】 電動開閉機器を開制御する開スイッチ
   と、停止制御する停止スイッチと、閉制御する閉スイッ
   チと、半開制御する半開スイッチと、半開時間を記憶す
   る記憶手段と、開スイッチと半開スイッチとを一緒に押
   すと半開設定モードとなり、まず閉動作を行い全閉後に
   開動作を開始し、所定角度に達したときに前記停止スイ
   ッチを押すと、このモードで開制御した時間が前記記憶
   手段に記憶され、以降半開スイッチが押されると閉動作
   し、全閉後に前記記憶手段に記憶された時間だけ開動作
   を行って半開状態とする制御装置とを有する電動開閉機
   器制御装置。
5. 【請求項５】 電動開閉機器を開制御する開スイッチ
   と、停止制御する停止スイッチと、閉制御する閉スイッ
   チと、半開制御する半開スイッチと、半開時間を記憶す
   る記憶手段と、電動開閉機器が全開状態の時に閉スイッ
   チと半開スイッチとを一緒に押し続けることで半開設定
   モードとなり閉動作を開始し、所定角度に達したときに
   前記両スイッチから手を離すとこのモードで閉制御した
   時間が前記記憶手段に記憶され、以降半開スイッチが押
   されると開動作し、全開後に前記記憶手段に記憶された
   時間だけ閉動作を行って半開状態とする制御装置とを有
   する電動開閉機器制御装置。
6. 【請求項６】 電動開閉機器を開制御する開スイッチ
   と、停止制御する停止スイッチと、閉制御する閉スイッ
   チと、半開制御する半開スイッチと、半開時間を記憶す
   る記憶手段と、閉スイッチと半開スイッチとを一緒に押
   し続けることで半開設定モードとなり開動作を行い、全
   開後に閉動作を開始して所定角度に達したときに前記両
   スイッチから手を離すとこのモードで閉制御した時間が
   前記記憶手段に記憶され、以降半開スイッチが押される
   と開動作し、全開後に前記記憶手段に記憶された時間だ
   け閉動作を行って半開状態とする制御装置とを有する電
   動開閉機器制御装置。
7. 【請求項７】 電動開閉機器を開制御する開スイッチ
   と、停止制御する停止スイッチと、閉制御する閉スイッ
   チと、半開制御する半開スイッチと、半開時間を記憶す
   る記憶手段と、電動開閉機器が全開状態の時に閉スイッ
   チと半開スイッチとを一緒に押すと半開設定モードとな
   り閉動作を開始し、所定角度に達したときに前記停止ス
   イッチを押すと、このモードで閉制御した時間が前記記
   憶手段に記憶され、以降半開スイッチが押されると開動
   作し、全開後に前記記憶手段に記憶された時間だけ閉動
   作を行って半開状態とする制御装置とを有する電動開閉
   機器制御装置。
8. 【請求項８】 電動開閉機器を開制御する開スイッチ
   と、停止制御する停止スイッチと、閉制御する閉スイッ
   チと、半開制御する半開スイッチと、半開時間を記憶す
   る記憶手段と、閉スイッチと半開スイッチとを一緒に押
   すと半開設定モードとなり、まず開動作を行い全開後に
   閉動作を開始し、所定角度に達したときに前記停止スイ
   ッチを押すと、このモードで閉制御した時間が前記記憶
   手段に記憶され、以降半開スイッチが押されると開動作
   し、全開後に前記記憶手段に記憶された時間だけ閉動作
   を行って半開状態とする制御装置とを有する電動開閉機
   器制御装置。