JP3772441B2 - シャッター制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャッター開閉を制御するシャッター制御装置に係り、特に、操作部と制御部との間の配線数を増加させずともシャッター操作を多機能化できるシャッター制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動シャッターは、操作部に設けられた操作スイッチの操作により制御部が開閉機を開閉制御する構成となっている。
図8は、従来のシャッターにおける操作部と制御部の配線状態を示す図である。
このシャッターは、スラットカーテンの各スラットにスリットが開口形成されたスリットシャッターとされる。対してスリットの無い汎用のシャッターをクローズシャッターと呼称する。
【0003】
このスリットシャッターは、各スラット同士間に所定高さの遊嵌部が設けられ、この遊嵌部にスリットが開口された構成であり、シャッター下端部(座板)が床面に接し下限近接スイッチ等で検出された状態(スリット開状態)の後に、さらにシャッターを下降させることで各スラット間の遊嵌部が詰められ、スリットが閉じる構成となっている。
対応して操作部50には、開放/閉鎖/停止の各操作スイッチ51a〜51cに加えて、スリットを開閉操作するためのスリットスイッチ51dが設けられている。
【0004】
この操作部50と制御部54との間は、接続線55で接続されている。
制御部54は、開閉スイッチ55a,55bの操作で駆動部に対し、対応する開出力、あるいは閉出力を行い、駆動部に設けられた開閉機を同方向に駆動する。ここで、閉スイッチ55bの押下時には、スリットが閉じられた状態でシャッター全閉位置まで駆動される。
また、停止スイッチ51cの操作時には、開出力あるいは閉出力を停止し開閉機の駆動を停止する。
【0005】
さらに、スリットスイッチ51dの操作時には、この操作に対応してシャッターが閉じられるが、スリットが開口状態となるよう駆動部に対応するスリット出力を行う。
スリットシャッターの各スラットは、スリットが開いた状態で下降し、座板が床面に接した状態で停止する。このときスリットは開口状態にある。
この後、閉スイッチ51bが閉操作されると、前記開閉機をさらに下降方向に所定量駆動し、各スラットのスリットが閉じられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようなスリットシャッターでは、クローズシャッターで用いる開閉停止のスイッチ51a〜51cに加えて、スリットスイッチ51dを設ける必要がある。
そして、接続線55の本数は、クローズシャッターで用いる各スイッチ51a〜51c用の各ライン(各線)55a〜55cの3本及び1本の共通ライン55eの計4本に加えて、スリットスイッチ51d用のライン55dを加えた計5本のものを用いる必要がある。
【0007】
したがって、配線工事もこの5本の接続線55に合わせた工事を行わねばならならない。
これによって、スリットシャッターはコスト高となり、配線工事も汎用されているクローズシャッターと異なり手間がかかった。
【0008】
ところで、接続線55のライン数を減らすものとして、操作部50と制御部54間での信号伝送をシリアル通信とする方法があるが、このために操作部50及び制御部54のいずれにもこのシリアル通信のための通信手段が必要となり、一層のコスト高となる。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、開閉停止以外の機能が付加されたシャッターであってもクローズシャッターで用いられる接続線で各制御を行えるシャッター制御装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のシャッター制御装置は、請求項1記載のように、シャッターを開放/閉鎖/停止する各操作スイッチと、前記シャッターが有する前記開閉停止以外の所定機能に対応する機能スイッチとを有し、該機能スイッチは、前記開放/閉鎖/停止の各操作スイッチのうち予め定めた少なくとも2個以上の操作スイッチに並列接続されている操作部と、
前記操作部における開放/閉鎖/停止する各操作スイッチの操作を検出して、対応方向にシャッターを駆動制御し、また、予め定められた前記機能スイッチの操作による前記2個以上の操作スイッチの同時操作に相当する状態が検出されたときには、前記シャッターが有する所定機能を作動制御する制御部と、
前記操作部及び制御部間に配設され、各操作スイッチのライン及び共通ラインの計4本のラインを有する接続線と、
を具備したことを特徴としている。
【0012】
また、請求項2記載のように、前記制御部は、前記予め定められた機能スイッチの操作、あるいは前記2個以上の操作スイッチの同時操作を、該操作スイッチに対応するラインと共通ライン間の電圧変化に基づき検出する構成とされている。
【0013】
また、請求項3記載のように、前記シャッターは、複数のスラットにそれぞれスリットが開口形成されたスリットシャッターであり、前記制御部は、前記所定機能として該スリットシャッターのスリットの開閉制御を行う構成とすることができる。
【0014】
操作部の機能スイッチは、スリットシャッターのスリットを開閉制御するために設けられる。機能スイッチは、予め開放/閉鎖/停止の計3個の操作スイッチのうち少なくとも2個に対し並列接続されている。
通常の開閉時にはある1個の開放/閉鎖スイッチが操作され、停止時にも1個の停止スイッチが操作されるが、機能スイッチを操作すると、制御部はこれら3個のうち2個の同時押しに相当する電圧変化を検出できる。
これにより、制御部は機能スイッチの押下であると判断しスリットを開閉制御する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のシャッター制御装置の第1実施形態を示すブロック図である。同図はスリットシャッターの制御装置であり、操作部と制御部の配線状態が示されている。
操作部1は、クローズシャッターで用いられる開放、閉鎖、停止の各操作スイッチ1a,1b,1cの他に、機能スイッチ1dが設けられる。この実施形態では、機能スイッチ1dはスリットスイッチとして用いられる。
これら各スイッチ1a〜1dは、押下時にメークし、離すとブレークする接点のものを用いる。
【0016】
制御部2は、操作部1の各操作スイッチ1a〜1dの操作を検出し、この操作に対応して駆動部に対し開出力、閉出力、スリット出力を行う。この制御部2は、CPUやメモリ等汎用のハードウェアと、スリットシャッター制御のための実行プログラム等ソフトウェアで構成されている。
駆動部は、開閉機を有しこの開閉機の駆動によりシャッター及びスリットが開閉される。
また、シャッターのガイドレール下端部には、図示しない下限近接スイッチ等が配設され、シャッター下端部(座板)が床面に接した状態が下限近接スイッチで検出されるようになっている。
【0017】
壁などに設けられる操作部1と、シャッターケース内等に設けられる制御部2との間は、汎用されている(クローズシャッターで用いられる)計4本のラインを有する接続線3によって接続されている。
この接続線3は、開放、閉鎖、停止の各操作スイッチ1a〜1c用の3本の各ライン3a〜3cと、1本の共通ライン3dの計4本のラインを有する。
【0018】
操作部1内部において、開放スイッチ1aとスリットスイッチ1dとの間、及び閉鎖スイッチ1bとスリットスイッチ1dとの間には、それぞれ逆流防止用のダイオード4a,4bが設けられる。
【0019】
制御部2内部には、接続線3に所定電圧を印加する電源が設けられ、この接続線3のうち各操作スイッチ1a〜1dの操作を検出する操作検出手段5が設けられる。
操作検出手段5は、接続線3のライン3aと共通ライン3d間の電圧(電流)検知時に開放スイッチ1aが操作されたことを検出する。
同様に、ライン3bと共通ライン3d間の電圧検知時には閉鎖スイッチ1bの操作を検出し、また、ライン3cと共通ライン3d間の電圧検知時には停止スイッチ1cの操作を検出する。
【0020】
制御部2は、開放スイッチ1aの操作が検出されたときには、対応する開出力を駆動部に出力し、開閉機を同方向に駆動させスリットシャッターを開放させる。
また、閉鎖スイッチ1bの操作が検出されたことを受けて対応する閉出力を駆動部に出力する。そして、下限近接スイッチで座板が検出された後も所定時間だけ開閉機を同方向に継続的に駆動させて全スリットが閉じられる。
一方、停止スイッチ1cの操作が検出されたことを受けたときには、開出力、及び閉出力の出力を停止させ、スリットシャッターを直ちに停止制御する。
【0021】
そして、操作検出手段5は、接続線3のライン3aと共通ライン3d間の電圧検知とともに、ライン3bと共通ライン3d間でも電圧検知されたとき、スリットスイッチ1dが操作されたことを検出する。
制御部2は、このスリットスイッチ1dの操作検出を受けて対応するスリット出力を駆動部に出力する。そして、下限近接スイッチで座板が検出されるまで開閉機を同方向に継続的に駆動させることにより、全スリットが開いた状態でシャッターが閉じられる。
【0022】
次に、上記構成による制御動作を図2のタイミングチャートを用いて説明する。
操作部1の開放スイッチ1aを押下すると(時期t1)、接続線3のライン3aと共通ライン3d間に電流が流れ、制御部2の操作検出手段5は、これら間での電圧検出に基づき、開放スイッチ1aの操作であると判別する。
そして、制御部2は、対応して開出力を行い、駆動部の開閉機を駆動してスリットシャッターを開放させる。
【0023】
この開出力の期間は、スリットシャッターが上限位置に達し、上限リミットスイッチで検出されるまで、あるいは、開放途中における停止スイッチ1cの操作時(時期t2)までとされる。
この停止スイッチ1cの押下時、制御部2の操作検出手段5は、接続線3のライン3cと共通ライン3d間での電圧検出により停止スイッチ1cの操作であることを判別し、駆動部に対する開出力を停止しスリットシャッターを途中位置で停止させる。
【0024】
操作部1の閉鎖スイッチ1bの押下時(時期t3)、操作検出手段5は接続線3のライン3bと共通ライン3d間の電圧検出に基づき、閉鎖スイッチ1bの操作であると判別する。
そして、制御部2は、対応して閉出力を行い、駆動部の開閉機を駆動してスリットシャッターを閉鎖させる。
【0025】
この閉出力の期間は、スリットシャッターが下限位置に達し、下限リミットスイッチで検出されるまで、あるいは、閉鎖途中における停止スイッチ1cの操作時(時期t4)までとされる。
この停止スイッチ1cの押下時、制御部2の操作検出手段5は、接続線3のライン3cと共通ライン3d間での電圧検出により停止スイッチ1cの操作であることを判別し、駆動部に対する閉出力を停止しスリットシャッターを途中位置で停止させる。
【0026】
そして、操作部1のスリットスイッチ1dが押下されると(時期t5)、ダイオード4aを介して接続線3のライン3aと共通ライン3d間(開放スイッチ1a)に電流が流れ、また、ダイオード4bを介してライン3bと共通ライン3d間(閉鎖スイッチ1b)にも電流が流れる。
操作検出手段5は、これら、開閉スイッチ1a,1bの両方が同時に電圧検出されたことに基づき、スリットスイッチ1dの操作であると判別する。
そして、制御部2は、対応してスリット出力を行い、駆動部の開閉機を駆動し、スリットシャッターはスリットが開いた状態で閉じられる。
尚、このようにスリットが開いた状態で閉じられた(停止状態)後において、再度、スリットスイッチ1dが押下されても、開閉駆動はなされない。
【0027】
また、スリット出力の期間中、停止スイッチ1cが押下されると(時期t6)、操作検出手段5は、接続線3のライン3cと共通ライン3d間での電圧検出により停止スイッチ1cの操作であることを判別し、駆動部に対するスリット出力を停止しスリットシャッターを開閉の途中位置で停止させる。
【0028】
上記構成によるスリットの開閉制御は、操作部1のスリットスイッチ1dを操作して行うものに限らず、開放スイッチ1aと閉鎖スイッチ1bの2つのスイッチを同時に押すことによっても、同様に行える。
【0029】
また、上記説明では、スリットスイッチ1dの押下によりシャッターが閉じられ、全スリットが開いた状態でシャッターが閉じられ停止制御される構成としたが、スリットスイッチ1dはこれと異なる機能とすることもできる。
例えば、閉鎖スイッチ1bの押下で、下限近接スイッチが座板を検出するまで閉鎖駆動しスリットが開いた状態でシャッターを閉鎖する構成とし、この後、スリットスイッチ1dの押下で所定時間だけ閉鎖駆動して全スリットを閉じる制御を行う構成とすることもできる。
【0030】
さらに、この後にスリットスイッチ1dが押下されたときには、この2度目の押下で全スリットを開放させるよう、所定量だけシャッターを開放駆動する構成としてもよい。以降、スリットスイッチ1dの奇数回の押下で全スリットは閉鎖され、偶数回の押下で開放される。
一方、スリットシャッターの開閉状態にかかわらず、スリットスイッチ1dの押下でスリットシャッターが全閉駆動され、かつ全スリットを閉鎖させる制御を行う構成としてもよく、これらは、制御部2の実行プログラムの変更で容易に可変設定できる。
【0031】
次に、図3に示すのは、本発明の第2実施形態を示す図であり、図1と同一構成部は同一符号を附し説明を省略している。
図示のように、操作部1は、クローズシャッターと同様に開閉停止の3つのスイッチ1a〜1cが設けられており、前述のスリットスイッチ1dは設けられていない。
この開閉スイッチ1a,1bの操作でシャッターが開閉し、停止スイッチ1cの操作で停止制御される。
そして、開放スイッチ1aと閉鎖スイッチ1bを同時に操作することにより、接続線3のライン3aと共通ライン3d間に電流が流れ、また、ライン3bと共通ライン3d間にも電流が流れる。
【0032】
操作検出手段5は、これら、開閉スイッチ1a,1bの両方が同時に電圧検出されたことに基づき、スリット操作であると判別する。
そして、制御部2は、対応してスリット出力を行い、駆動部の開閉機を駆動してスリットシャッターのスリットを前述同様に開閉制御する。
このように、スリットシャッターを制御する場合でも、汎用されているクローズシャッターの操作部1をそのまま用いてスリットシャッターの制御が行えるようになる。
尚、操作部1の開閉スイッチ1a,1b間を線状に結線して表記し、同箇所に「スリット開閉」等と表記しておくことにより、操作者は、スリットを開閉スイッチ1a,1bの同時押しで操作できることを容易に把握できる。
【0033】
上記構成の変形例としては、開閉スイッチ1a,1b及び停止スイッチ1cの3つのスイッチの同時押しでスリット操作する構成としてもよい。
このため、操作検出手段5は、接続線3のライン3aと共通ライン3d間、ライン3bと共通ライン3d間、ライン3cとライン3d間それぞれで同時に電圧検出されたことに基づき、スリット操作であると判別する。
【0034】
次に、本発明の第3実施形態を説明する。この実施形態では、前記操作検出手段5によるスリット開閉操作の判別処理の他の例を説明する。
即ち、上述したスリット操作を開閉停止の各スイッチ1a〜1cを2個以上同時に押下することで行う構成としたとき、操作者はこれら複数の各スイッチ1a〜1cを正確に同時押下することはできない。
このため、操作検出手段5は、始めに押下されたスイッチで直ちに該スイッチの制御を行う構成とせず、所定時間経過するまでの期間内で次のスイッチが押下されたときに限り、スリット操作であると判別する構成とする。
【0035】
図4は、操作検出手段5における上記タイミング判別の実行処理を示すフローチャートである。
図示のように、例えば、始めに開放スイッチ1aが押下されると(SP1)、操作検出手段5内部のタイマ5aが起動し(SP2)、所定時間T1(例えば50msec等)経過するまでの期間内(SP4-NO )で、閉鎖スイッチ1bが押下されたとき(SP3- 有)、操作検出手段5はスリット操作があったものと判別し、制御部2は駆動部に対しスリット出力を行う(SP5)。
一方、開放スイッチ1aが押下されて所定時間T1経過するまでの期間内で閉鎖スイッチ1bが押下されないとき(SP4-YES)、操作検出手段5はシャッターの開放操作であると判別し、制御部2は駆動部に対し開出力を行う(SP6)。
【0036】
同様の手順で、始めに閉鎖スイッチ1bが押下されると(SP7)、操作検出手段5内部のタイマ5aが起動し(SP8)、所定時間T1経過するまでの期間内(SP10-NO )で、開放スイッチ1aが押下されたとき(SP9- 有)、操作検出手段5はスリット操作があったものと判別し、制御部2は駆動部に対しスリット出力を行う(SP5)。
一方、閉鎖スイッチ1bが押下されて所定時間T1経過するまでの期間内で開放スイッチ1aが押下されないとき(SP10-YES)、操作検出手段5はシャッターの閉鎖操作であると判別し、制御部2は駆動部に対し開出力を行う(SP11)。
また、停止スイッチ1c押下時には(SP12- 有)、タイマ起動させず直ちに各出力を停止させる(SP13)。
【0037】
図5は、上記タイミング判定での各部の出力を示すタイミングチャートである。
図示の時間経過順に説明すると、開放スイッチ1aが押下されたときには、所定時間T1経過して開出力がなされる。
また、始めに開放スイッチ1aが押下された後、所定時間T1経過するまでの期間内で閉鎖スイッチ1bが押下されると、この閉鎖スイッチ1b押下時にスリット出力がなされる。
同様に、始めに閉鎖スイッチ1bが押下された後、所定時間T1経過するまでの期間内で開放スイッチ1aが押下されると、この開放スイッチ1a押下時にスリット出力がなされる。
【0038】
このスリット出力は、始めに開閉いずれかのスイッチを押下した後、所定時間T1内に別の開閉スイッチが押下されれば出力される構成であるため、始めに押下した開閉スイッチは次の開閉スイッチ押下時まで押したままの状態にせずともよい。
尚、上記構成とした場合、所定時間T1経過後に次の開閉スイッチが押下されたときには、スリット開閉操作ではないと判別される。
【0039】
次に、図6は、操作検出手段5における上記タイミング判別の他の実行処理を示すフローチャートである。
この実行処理のスリット出力の条件は、始めに押下された開閉いずれかのスイッチは所定時間T1以上継続して押下されることと、この所定期間T1経過時に開閉スイッチ1a,1bがいずれも押下されているものとする。
【0040】
図示のように、例えば、始めに開放スイッチ1aが押下されると(SP21)、操作検出手段5内部のタイマ5aが起動し(SP22)、所定時間T1(例えば50msec等)経過するまで、この開放スイッチ1aが継続して押下されたとき(SP23- 有、SP24-YES)、この所定時間T1経過時に閉鎖スイッチ1bが押下されていたとき(SP25- 有)、操作検出手段5はスリット操作があったものと判別し、制御部2は駆動部に対しスリット出力を行う(SP26)。
【0041】
一方、開放スイッチ1aが所定時間T1経過するまで継続して押下されたとき(SP23- 有、SP24-YES)、この所定時間T1経過時に閉鎖スイッチ1bが押下されていないときには(SP25- 無)、操作検出手段5はシャッターの開放操作であると判別し、制御部2は駆動部に対し開出力を行う(SP27)。
【0042】
同様の手順で、始めに閉鎖スイッチ1bが押下されると(SP30)、操作検出手段5内部のタイマ5aが起動し(SP31)、所定時間T1経過するまでこの閉鎖スイッチ1bが継続して押下されたとき(SP32- 有、SP33-YES)、この所定時間T1経過時に開放スイッチ1aが押下されていたとき(SP34- 有)、操作検出手段5はスリット操作があったものと判別し、制御部2は駆動部に対しスリット出力を行う(SP25)。
一方、閉鎖スイッチ1bが押下されて所定時間T1経過するまでの期間内で開放スイッチ1aが押下されないとき(SP34- 無)、操作検出手段5はシャッターの閉鎖操作であると判別し、制御部2は駆動部に対し開出力を行う(SP35)。
また、停止スイッチ1c押下時には(SP37- 有)、タイマ起動させず直ちに各出力を停止させる(SP38)。
【0043】
図7は、上記タイミング判定での各部の出力を示すタイミングチャートである。
図示の時間経過順に説明すると、開放スイッチ1a所定時間T1以上継続して押下されたときには、この所定期間T1経過時に開出力がなされる。
また、始めに開放スイッチ1aが所定時間T1以上押下され続け、かつ、この所定時間T1経過時に閉鎖スイッチ1bが押下されていたとき、この所定時間T1経過時にスリット出力がなされる。
同様に、始めに閉鎖スイッチ1bが所定時間T1以上押下され続け、かつ、この所定時間T1経過時に開放スイッチ1aが押下されていたとき、この予定時間T1経過時にスリット出力がなされる。
【0044】
このように、上記構成では、始めに操作される開閉スイッチを所定時間T1経過するまで継続的に押下し、この所定時間T1経過時に他の開閉スイッチも押下されていたときにのみスリット出力がなされる構成である。
尚、上記構成では、始めのスイッチ操作があり所定時間T1経過した後に、次の開閉スイッチが押下されたときには、スリット出力されない。
【0045】
次に、本発明の第4実施形態を説明する。
上記各実施形態では、1個のスリットスイッチ1dの操作、あるいは2個以上の開閉スイッチ1a,1bをいずれも押下することでスリットを開閉制御する構成について説明したが、このスリット開閉制御を行うものに代えて、他の構成部を制御するようにしてもよい。
例えば、スリットシャッターあるいはクローズシャッターを制御対象とし、制御部2の操作検出手段5は、1個の機能スイッチ(スリットスイッチに相当)1dの操作、あるいは2個以上の開閉スイッチ1a,1bをいずれも押下することでシャッターを半開状態(全開位置と閉鎖位置の中間位置)まで開閉制御する構成とすることもできる。
【0046】
具体的には、制御部2は、開閉スイッチ1a,1bをいずれも(あるいは機能スイッチ1dを)押下することでシャッターを半開状態に開閉制御する。このため、制御部2のROM等記憶手段には、予め半開位置に相当する位置データを設定しておく。
また、シャッターの開閉位置は、開閉機の回転を検出するポテンショメータ等の位置検出手段によって検出する。
操作者が開閉スイッチ1a,1bをいずれも押下すると、操作検出手段5は、接続線3のライン3aと共通ライン3d間、ライン3bと共通ライン3d間で同時に電圧検出されたことに基づき、半開させるための操作であると判別する。これを受けて、制御部2は、位置検出手段で得られた現在の開閉位置を記憶手段に設定された位置データに達するまで開放、あるいは閉鎖制御する。
【0047】
そして、上記各実施の形態で説明したシャッターは、1個の機能スイッチ1dの押下、あるいは予め設定された複数のスイッチ1a〜1cをいずれも押下することでスリットを開閉させる構成としたが、スリット開閉に限らず、シャッター速度を可変したり、停止制御する構成としてもよい他、シャッターが有する他の所定機能を作動させる機能スイッチとして用いることができ、例えば、シャッターの開閉動作モードの切替用、照明制御用、制御部の自己診断用等、各種機能を作動させるために用いることができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、開閉停止以外の機能が付加されたシャッターであってもクローズシャッターで汎用されている計4本のラインを有する接続線を用いて制御部と操作部を接続でき、この構成で付加機能を含めた開閉停止制御を行えるようになり、特別な接続線が不要で低コスト化でき、配線工事をクローズシャッターと共通に行える。
操作部に機能スイッチを設けた構成では、この1個の機能スイッチを操作するだけで付加機能を制御でき、一方、操作部に機能スイッチを設けず2個以上の操作スイッチの押下でこの付加機能を働かせる構成したときには、クローズシャッターで用いられている計3個の操作スイッチのものをそのまま使用でき、部品の共通化を図れる。
前記付加機能は、スリットシャッターのスリット開閉制御等があり、基本となる開閉停止制御のみならず付加機能を有するシャッターに容易に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャッター制御装置の第1実施の形態を示すブロック図。
【図2】同装置の制御動作を示すタイミングチャート。
【図3】同装置の第2実施形態を示すブロック図。
【図4】同装置の第3実施形態による処置手順を示すフローチャート。
【図5】同処理手順での各部の信号状態を示すタイミングチャート。
【図6】第3実施形態の他の処理手順を示すフローチャート。
【図7】同処理手順での各部の信号状態を示すタイミングチャート。
【図8】従来のシャッター制御装置を示すブロック図。
【符号の説明】
1…操作部、1a…開放スイッチ、1b…閉鎖スイッチ、1c…停止スイッチ、1d…機能スイッチ、3…接続線、3a〜3c…ライン、3d…共通ライン、4a,4b…ダイオード、5…操作検出手段、5a…タイマ。
Claims (3)
- シャッターを開放/閉鎖/停止する各操作スイッチと、前記シャッターが有する前記開閉停止以外の所定機能に対応する機能スイッチとを有し、該機能スイッチは、前記開放/閉鎖/停止の各操作スイッチのうち予め定めた少なくとも2個以上の操作スイッチに並列接続されている操作部と、
前記操作部における開放/閉鎖/停止する各操作スイッチの操作を検出して、対応方向にシャッターを駆動制御し、また、予め定められた前記機能スイッチの操作による前記2個以上の操作スイッチの同時操作に相当する状態が検出されたときには、前記シャッターが有する所定機能を作動制御する制御部と、
前記操作部及び制御部間に配設され、各操作スイッチのライン及び共通ラインの計4本のラインを有する接続線と、
を具備したことを特徴とするシャッター制御装置。 - 前記制御部は、前記予め定められた機能スイッチの操作、あるいは前記2個以上の操作スイッチの同時操作を、該操作スイッチに対応するラインと共通ライン間の電圧変化に基づき検出する構成とされたことを特徴とする請求項1記載のシャッター制御装置。
- 前記シャッターは、複数のスラットにそれぞれスリットが開口形成されたスリットシャッターであり、前記制御部は、前記所定機能として該スリットシャッターのスリットの開閉制御を行う構成とされたことを特徴とする請求項1記載のシャッター制御装置。
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1997
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