JP5586168B2 - 電動縦型ブラインドの制御装置及び制御方法 - Google Patents

電動縦型ブラインドの制御装置及び制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、モーターの駆動力でスラットをハンガーレールに沿って引き出し、あるいは畳み込む誘導動作と、スラットの角度調節動作を行う電動縦型ブラインドの制御装置に関するものである。
電動縦型ブラインドは、ハンガーレールに多数のランナーが移動可能に支持され、各ランナーからスラットが回動可能に支持されている。ハンガーレール内にはランナーを移送する誘導軸と、スラットを回動させるチルト軸が回転可能に支持され、その誘導軸は誘導用モーターで回転駆動され、チルト軸は開閉用モーターで回転駆動される。
そして、操作スイッチの操作により誘導用モーターが作動すると誘導軸が回転され、その誘導軸の回転によりランナーがハンガーレールに沿って引き出され、あるいは畳み込まれる。また、操作スイッチの操作により開閉用モーターが作動するとチルト軸が回転され、そのチルト軸の回転により各ランナーに吊下支持されたスラットが回動される。
図17は、従来の電動縦型ブラインドにおけるスラットの畳み込み動作の一例を示す。この電動縦型ブラインドは、木製の板で形成されたスラット1がランナー2,3から吊下支持されている。
図17(a)は、先頭ランナー2がハンガーレールに沿って引き出され、後続のランナー3が前後のランナーを連結するスペーサー4を介して等間隔に引き出され、各ランナー2,3から吊下支持されるスラット1が全閉方向、すなわちハンガーレールにほぼ沿う方向に一方へ回動された状態を示す。
このとき、スラット1はその厚みにより、ハンガーレールの中心線Cとの挟み角がYとなり、スラット1とハンガーレールとは完全に平行にはならない。
この状態からスラット1を畳み込むと、図17(b)に示すように、先頭ランナー2で後続のランナー3がハンガーレールの一端側に順次押し戻される。このとき、各スラット1とハンガーレールの中心線Cとの挟み角がZ度となり、各ランナー2,3間に隙間Tが存在する状態で各ランナー2,3が押し戻される。
挟み角Z及び隙間Tは、先頭ランナー2で各ランナー3を押し戻す力と、スラット1を矢印A方向に回動させるための摩擦抵抗とが釣り合う角度及び隙間である。
次いで、図17(c)に示すように、全てのランナー2,3がハンガーレールの一端側に畳み込まれた状態から、さらに先頭ランナー2を同方向に押し戻すと、図17(d)に示すように、各ランナー2,3間の隙間がなくなる。このとき、スラット1がさらに矢印A方向に回動されてハンガーレールの中心線Cと各スラット1との挟み角がX+Yとなる。
因みに、図17に示すスラット1を備えた縦型ブラインドでは、Y=5度、X=40度である。
このような動作により、スラット1はその畳み込み寸法が最小となる状態でハンガーレールの一端側に畳み込まれる。
特開2000−220366号 特開2007−239225号
図17に示す動作を行う電動縦型ブラインドでは、図17(c)に示す状態から図17(d)に示す状態まで移行する過程で、先頭ランナー2を矢印B方向に押圧してスラット1を矢印A方向に回動し、かつ各ランナー2,3間の隙間Tをなくすための負荷が増大する。すなわち、隙間Tをなくすためには、ランナー2,3を介してスラット1の回動中心付近を押圧して、平行状態に積層されて畳み込まれたスラット1を回動させる必要があるため、スラット1を回動させるために大きな押圧力が必要となる。
従って、出力トルクの大きな大型の誘導モーターが必要となり、コストが増大するとともに、大型のモーターを収容するためにハンガーレールが大型化するという問題点がある。
この問題点を解決するために、スラット1の畳み込み操作時にはスラット1の畳み込み動作に先立ってスラット1を図17(d)に示す角度に回動し、その後にスラット1を畳み込むようにする電動縦型ブラインドも提案されている。
しかし、スラット1の回動量をタイマーで制御する制御部を備えた電動縦型ブラインドでは(特許文献2参照)、スラットの実際の角度を検出しているわけではないので、全てのスラット1とハンガーレールの中心線Cとの挟み角がX+Yとなるように回動するためには、次のような動作を必要としている。
まず、全てのスラット1が逆全閉状態となるように一定時間逆全閉方向に回動させて全スラット1の角度を揃え、その後スラット1を全閉状態までほぼ180度回動させ図17(a)に示す状態とする。
次いで、スラット1を逆全閉方向に回動して、ハンガーレールの中心線Cと各スラット1との挟み角がX+Yとなるように回動し、その後にスラット1の畳み込みを開始している。
しかし、このような制御を行うには、スラット1の畳み込み開始までに時間を要するという問題点がある。
特許文献1には、スラットの回動量を検出するエンコーダを備え、スラットの昇降操作に先立ってスラットを所要の角度に回動させる電動横型ブラインドが開示されている。このような構成では、スラットの回動角を常時検出しているので、昇降操作に先立ってスラットを所要の角度に回動するための時間を短縮可能である。しかし、エンコーダを備える必要があるので、コストが上昇する。
この発明の目的は、スラットの畳み込み操作時の負荷を低減し、かつ畳み込み操作に要する時間を短縮し得る電動縦型ブラインドの制御装置を提供することにある。
請求項1では、ハンガーレールに移動可能に支持された多数のランナーからスラットを回動可能に吊下支持し、誘導用モーターの駆動力で前記ランナーを前記ハンガーレールに沿って移送してスラットの引き出し操作及び畳み込み操作を行い、チルト用モーターの駆動力で前記スラットを回動する電動縦型ブラインドにおいて、前記スラットの畳み込み操作時には、前記誘導用モーターの動作に先立って、スラット畳み込み限界位置にまで該スラットを回動する制御部を備え、前記スラット畳み込み限界位置は、前記スラットの畳み込み動作時に前記多数のランナー間に隙間が生じない状態で前記スラットを平行に積層できる位置であり前記制御部は、前記スラット畳み込み限界位置での該スラットと前記ハンガーレールの中心線との挟み角の最小角度を第一の角度としたとき、前記誘導用モーターの動作に先立って、前記スラットを前記第一の角度の2倍の角度で全閉方向或いは逆全閉方向へ回動させ、次いで第一の角度で前記方向とは逆方向へ回動させて、前記スラットの角度を(第一の角度)≦スラット角度≦180度−(第一の角度)の範囲内とする
請求項では、前記制御部は、前記チルト用モーターの動作時間を制御して、前記スラットの回動角を制御する。
請求項では、前記制御部は、前記動作時間を制御するタイマーを備えた。
請求項では、スラットの畳み込み操作時には、前記スラットを回動可能に吊下支持する多数のランナーをハンガーレールに沿って移送して前記スラットの引き出し操作及び畳み込み操作を行う誘導用モーターの動作に先立って、前記スラットの畳み込み動作時に前記多数のランナー間に隙間が生じない状態で前記スラットを平行に積層できる位置であるスラット畳み込み限界位置にまで該スラットを回動し、前記スラット畳み込み限界位置での該スラットと前記ハンガーレールの中心線との挟み角の最小角度を第一の角度としたとき、前記スラットを前記第一の角度の2倍の角度で全閉方向或いは逆全閉方向へ回動させ、次いで第一の角度で前記方向とは逆方向へ回動させて、前記誘導用モーターの動作に先立って、前記スラットの角度を(第一の角度)≦スラット角度≦180度−(第一の角度)の範囲内に回動させる
請求項では、チルト用モーターの動作時間を制御して、前記スラットの回動角を制御する。
本発明によれば、スラットの畳み込み操作時の負荷を低減し、かつ畳み込み操作に要する時間を短縮し得る電動縦型ブラインドの制御装置を提供することができる。
一実施形態の電動縦型ブラインドを示す正面図である。 一実施形態の電動縦型ブラインドを示す側面図である。 一実施形態の電動縦型ブラインドを示す平面図である。 ハンガーレールの背面図である。 制御部の電気的構成を示すブロック図である。 制御部のスラット畳み込み動作を示すフローチャートである。 (a)〜(d)はスラットの畳み込み動作を示す説明図である。 (a)〜(d)はスラットの畳み込み動作を示す説明図である。 (a)〜(d)はスラットの畳み込み動作を示す説明図である。 (a)〜(d)はスラットの畳み込み動作を示す説明図である。 (a)〜(d)はスラットの畳み込み動作を示す説明図である。 (a)〜(d)はスラットの畳み込み動作を示す説明図である。 (a)〜(f)はスラットの畳み込み動作を示す説明図である。 (a)〜(f)はスラットの畳み込み動作を示す説明図である。 (a)〜(f)はスラットの畳み込み動作を示す説明図である。 (a)〜(f)はスラットの畳み込み動作を示す説明図である。 (a)〜(d)は従来のスラットの畳み込み動作を示す説明図である。
以下、この発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。図1〜図4に示す電動縦型ブラインドは、ハンガーレール11内に先頭ランナー12と後続の多数のランナー13が移動可能に支持され、各ランナー12,13に回動可能に支持された吊下げ軸14にスラット15が吊下支持されている。前記スラット15は、木製の板で形成されている。
前記各ランナー12,13には、ハンガーレール11内に平行に配設される誘導軸16とチルト軸17が挿通され、その誘導軸16とチルト軸17の両端部は、前記ハンガーレール11の両端部にそれぞれ設けられるギヤボックス18,19の出力軸に連結されている。
そして、誘導軸16が正方向に回転されると、先頭ランナー12がスラット引き出し方向(図1に示す矢印F方向)に移動され、先頭ランナー12に追随して後続のランナー13が順次等間隔に引き出される。
また、誘導軸16が逆方向に回転されると、先頭ランナー12がスラット畳み込み方向(図1に示す矢印R方向)に移動され、後続のランナー13がハンガーレール11の一端側に順次押し戻されるようになっている。
前記チルト軸17が正逆方向に回転されると、各ランナー12,13に内蔵されるウォーム機構を介して前記吊下げ軸14が正逆方向に回転され、前記スラット15が全閉方向あるいは逆全閉方向に回動される。なお、各ランナー12,13のウォーム機構と吊下げ軸14との間には公知のスリップ機構が設けられ、各スラット15が全閉方向あるいは逆全閉方向まで回動された後にチルト軸17が同方向に回転され続けると、隣り合うスラット15の端部が互いに当接して各スラット15の同方向へのそれ以上の回動が阻止され、ウォーム機構が吊下げ軸14に対し空回りするようになっている。
前記ハンガーレール11内の両端部において、前記先頭ランナー12の移動軌跡上には第一及び第二のリミットスイッチ20a,20bが取着されている。そして、先頭ランナー12が第一のリミットスイッチ20aに当接すると、先頭ランナー12が引き出し限界位置まで移動したことを検出可能であり、第二のリミットスイッチ20bに当接すると、先頭ランナー12が畳み込み限界位置まで移動したことを検出可能となっている。
図2に示すように、前記ハンガーレール11の後部には収納ボックス21が一体に形成され、図4に示すように、その収納ボックス21の一端部近傍に誘導用モーター22が配設され、収納ボックス21の他端部近傍にチルト用モーター23が配設されている。
そして、誘導用モーター22の出力軸の回転は連結装置24a及び前記ギヤボックス18を介して前記誘導軸16に伝達され、チルト用モーター23の出力軸の回転は連結装置24b及びギヤボックス19を介して前記チルト軸17に伝達される。
従って、誘導用モーター22の作動により誘導軸16が回転されて、先頭ランナー12がハンガーレール11内を移送される。また、チルト用モーター23の作動によりチルト軸17が回転されて、前記スラット15が回動される。
前記収納ボックス21の中央部には電源基板25と制御基板26が収容されている。前記電源基板25には商用電源を供給する電源コード27が接続されるとともに、前記誘導用モーター22及びチルト用モーター23と、前記制御基板26に搭載された制御ユニット28に電源を供給する電源回路29が搭載されている。
次に、前記制御ユニット28の電気的構成を図5に従って説明する。前記電源回路29は、マイクロコンピュータ30と、前記誘導用モーター22を駆動する駆動部32a及び前記チルト用モーター23を駆動する駆動部32bに電源を供給する。そして、駆動部32a,32bはマイクロコンピュータ30から出力される制御信号に基づいて誘導用モーター22及びチルト用モーター23を駆動する。
前記マイクロコンピュータ30には、この電動縦型ブラインドの近傍に設置される操作スイッチの接点スイッチ出力部31から出力される操作信号が接点入力部33を介して入力される。そして、マイクロコンピュータ30は操作スイッチの操作に基づいて前記駆動部32a,32bを制御する。
また、マイクロコンピュータ30にはパソコン等の中央制御装置の信号出力部34から出力される指令信号が指令信号入力部35を介して入力される。そして、マイクロコンピュータ30は中央制御装置からの指令信号に基づいて前記駆動部32a,32bを制御する。
前記第一のリミットスイッチ20aの検出信号は、誘導範囲検知部36aを介してマイクロコンピュータ30に入力される。また、前記第二のリミットスイッチ20bの検出信号は、誘導範囲検知部36bを介してマイクロコンピュータ30に入力される。
前記マイクロコンピュータ30には機器情報設定部37が接続され、その機器情報設定部37には当該電動縦型ブラインドのアドレス等が設定される。
前記マイクロコンピュータ30にはEEPROM38が接続され、マイクロコンピュータ30の処理内容を格納可能となっている。
また、前記マイクロコンピュータ30には多数の電動横型ブラインドを一括して操作する一括操作スイッチと通信する伝送路接点受信部39及び伝送路接点送信部40が接続され、当該一括操作スイッチとの間で制御信号を送受信可能となっている。
また、前記マイクロコンピュータ30はあらかじめ設定されたプログラムに基づいて動作するとともに、スラットの回動動作はチルト用モーター23を動作させる時間をカウントすることによりスラットの回動角を制御する。
次に、前記スラット15の畳み込み操作時の前記マイクロコンピュータ30の動作を図6に従って説明する。
操作スイッチあるいは中央制御装置からスラットの畳み込みを指示する操作信号あるいは指令信号がマイクロコンピュータ30に入力されると、マイクロコンピュータ30により畳み込み動作の制御が開始され、チルト用モーター23を作動させてスラット15を全閉方向に向かって回動させる動作が開始される(ステップ1)。
次いで、スラット15の回動動作の開始からチルト用モーター23の動作時間t1のカウントを開始し(ステップ2)、停止信号が入力されないとき動作時間t1をカウントアップするまでチルト用モーター23を作動させる(ステップ3,4)。この動作時間t1で回動されるスラットの最大回動角は、図17に示すX+Yの角度(第一の角度)の2倍の角度、すなわち2×(X+Y)=90度に設定されている。
例えば図7(a)に示すように、各スラット15がハンガーレール11に直交する全開方向に回動されている状態からステップ1〜4の動作が行われると、同図(b)に示すように、各スラット15が全閉方向に回動される。その後は動作時間t1に達するまで各ランナー12,13のウォーム機構と吊下げ軸14との間で空回りが生じ、各スラット15は全閉状態に保持される。
ステップ4で動作時間t1をカウントアップすると、チルト用モーター23を逆方向に作動させて、各スラット15の逆全閉方向への回動が開始され(ステップ5)、停止信号が入力されないとき動作時間t2をカウントアップするまでチルト用モーター23を同方向に作動させる(ステップ7,8)。この動作時間t2で回動されるスラットの最大回動角は、図17に示すX+Yの角度に設定されている。
この動作により、各スラット15は図7(c)に示すように、ハンガーレールの中心線Cに対しX+2Yの角度、すなわちこの実施例では50度まで回動される。
ステップ8で動作時間t2をカウントアップすると、スラット15の畳み込み動作が開始され、誘導用モーター22がスラット畳み込み方向に作動して、図7(d)に示すように、スラット15が回動されることなく畳み込まれる。
ステップ3,7で、停止信号が入力されていると、ステップ10に移行して、スラット15の回動動作を停止し、畳み込み動作を停止する。
図8は、スラット15の畳み込み動作を開始するとき、各スラット15がハンガーレールの中心線Cから45度回動された状態にある場合を示す。
この場合には、スラット15が全閉方向に動作時間t1の間回動されて、図8(a)に示す状態から同図(b)に示す全閉状態まで回動される。次いで、スラット15が逆全閉方向に動作時間t2回動されて図8(c)に示すように50度まで回動され、その後同図(d)に示すようにスラット15が回動されることなく畳み込まれる。
図9は、スラット15の畳み込み動作を開始するとき、各スラット15が全閉方向から135度回動された状態にある場合を示す。
この場合には、スラット15が全閉方向に動作時間t1の間回動されて、図9(a)に示す状態から同図(b)に示す状態まで90度回動される。次いで、スラット15が逆全閉方向に動作時間t2回動されて図9(c)に示すように45度回動されて全開方向まで回動され、その後同図(d)に示すようにスラット15が回動されることなく畳み込まれる。
図10は、スラット15の畳み込み動作を開始するとき、各スラット15が逆全閉状態にある場合を示す。
この場合には、スラット15が全閉方向に動作時間t1の間回動されて、図10(a)に示す状態から同図(b)に示す状態まで90度回動される。次いで、スラット15が逆全閉方向に動作時間t2回動されて図10(c)に示すように45度回動されてハンガーレールの中心線Cから130度の位置まで回動され、その後同図(d)に示すようにスラット15が回動されることなく畳み込まれる。
図11は、スラット15の畳み込み動作を開始するとき、各スラット15が全閉状態にある場合を示す。
この場合には、スラット15の全閉方向への回動動作が動作時間t1の間行われるが、図11(a)及び同図(b)に示すように、各ランナー12,13で空回りが生じて各スラット15は回動されない。次いで、スラット15が逆全閉方向に動作時間t2回動されて図11(c)に示すように45度回動されてハンガーレールの中心線Cから50度の位置まで回動され、その後同図(d)に示すようにスラット15が回動されることなく畳み込まれる。
上記のように、図7〜図11に示す動作では、スラット15の畳み込み動作時の角度は、ハンガーレールの中心線Cに対し50度〜130度の範囲となるため、畳み込み動作時すなわち誘導用モーター22の動作時にスラット15を回動させることなく畳み込むことが可能となる。
図12は、スラット15の畳み込み動作を開始するとき、各スラット15の回動角がハンガーレールの中心線Cに対し45度あるいは90度であって不揃いである場合を示す。
この場合には、スラット15の全閉方向への回動動作が動作時間t1の間行われて、図12(b)に示すように、全てスラット15が全閉状態まで回動される。
次いで、スラット15が逆全閉方向に動作時間t2回動されて図12(c)に示すように45度回動されてハンガーレールの中心線Cから50度の位置まで回動され、その後同図(d)に示すようにスラット15が回動されることなく畳み込まれる。
上記のように、スラットの畳み込み動作の開始時にスラット15の角度が不揃いであっても、全てのスラット15の角度がハンガーレールの中心線Cから2×(X+Y)の角度以内である場合には、動作時間t1の回動動作により、全てのスラット15が全閉方向まで回動される。
そして、その後の動作時間t2の回動動作により、全てのスラット15をハンガーレールの中心線Cから50度の角度とし、畳み込み動作時すなわち誘導用モーター22の動作時にスラット15を回動させることなく畳み込むことが可能となる。
図13は、スラット15の畳み込み動作を開始するとき、各スラット15の回動角がハンガーレールの中心線Cから90度あるいは135度であって不揃いである場合を示す。
この場合には、各スラット15が全閉方向に動作時間t1の間回動されて、図13(a)に示す状態から同図(b)に示す状態まで90度回動される。すると、各スラット15は全閉状態まで回動されるスラット15と、全閉状態まで40度を残す状態となるスラット15とが混在する状態となる。
次いで、各スラット15が逆全閉方向に動作時間t2回動されて図13(c)に示すように45度回動されて全閉状態から45度の位置まで回動されるスラット15と、全開状態まで回動されるスラット15とが混在する状態となる。
次いで、スラット15の畳み込み動作が開始され、図13(d)に示すように、全閉状態から45度の位置まで回動されているスラット15の端部が全開位置まで回動されているスラット15の幅方向の端部に当接する。
すると、図13(e)に示すように、回動角の異なるスラット15が互いに逆方向に回動して同図(f)に示すように同一角度となり、その後スラット15が回動されることなく畳み込まれる。
回動角の異なる隣り合うスラット15が互いに当接して回動する場合に、両スラット15が収束する角度は、両スラット15の回動時の摩擦抵抗が等しければ、両スラット15の角度の中間の角度、すなわち図13に示す例では全開方向から20度回動した角度に収束する。
図14は、スラット15の畳み込み動作を開始するとき、各スラット15の回動角が全開方向あるいは逆全閉状態であって不揃いである場合を示す。
この場合には、各スラット15が全閉方向に動作時間t1の間回動されて、図14(a)に示す状態から同図(b)に示す状態まで90度回動される。すると、各スラット15は全閉状態まで回動されるスラット15と、全閉状態まで80度を残す状態となるスラット15とが混在する状態となる。
次いで、各スラット15が逆全閉方向に動作時間t2回動され、図14(c)に示すように45度回動されて、全開状態から±40度の位置に回動されるスラット15が混在する状態となる。
次いで、スラット15の畳み込み動作が開始され、同図(d)に示すように、回動角が異なる状態で隣り合うスラット15の端部が当接する。
すると、図14(e)に示すように、回動角の異なるスラット15が互いに逆方向に回動して同図(f)に示すように同一角度となり、その後スラット15が回動されることなく畳み込まれる。
この場合には、回動角の異なる隣り合うスラット15は、全開位置に対し線対称状に位置するので、スラット15が収束する角度は、両スラット15の回動時の摩擦抵抗が等しければ、両スラット15の角度の中間の角度、すなわち全開状態に収束する。
図15は、スラット15の畳み込み動作を開始するとき、各スラット15の回動角がハンガーレールの中心線Cに対し90度あるいは135度であって不揃いである場合を示す。
この場合には、各スラット15が全閉方向に動作時間t1の間回動されて、図15(a)に示す状態から同図(b)に示す状態まで90度回動される。すると、各スラット15は全閉状態まで回動されるスラット15と、全閉状態まで40度を残す状態となるスラット15とが混在する状態となる。
次いで、各スラット15が逆全閉方向に動作時間t2回動され、図15(c)に示すように45度回動されて、全開状態となるスラット15と全開状態まで40度を残すスラット15が混在する状態となる。
次いで、スラット15の畳み込み動作が開始され、同図(d)に示すように、回動角が異なる状態で隣り合うスラット15の端部が当接する。
すると、図15(e)に示すように、回動角の異なるスラット15が互いに逆方向に回動して同図(f)に示すように同一角度となり、その後スラット15が回動されることなく畳み込まれる。
回動角の異なる隣り合うスラット15が互いに当接して回動する場合に、両スラット15が収束する角度は、両スラット15の回動時の摩擦抵抗が等しければ、両スラット15の角度の中間の角度、すなわち図15に示す例では全開方向まで20度を残す角度に収束する。
図16は、スラット15の畳み込み動作を開始するとき、各スラット15の回動角がハンガーレールの中心線Cに対し135度あるいは逆全閉状態であって不揃いである場合を示す。
この場合には、各スラット15が全閉方向に動作時間t1の間回動されて、図16(a)に示す状態から同図(b)に示す状態まで90度回動される。すると、各スラット15はハンガーレールの中心線から45度の位置まで回動されるスラット15と、ハンガーレールの中心線Cから85度の位置まで回動されるスラット15とが混在する状態となる。
次いで、各スラット15が逆全閉方向に動作時間t2回動され、図16(c)に示すように45度回動されて、全開状態となるスラット15と全開状態から40度回動したスラット15が混在する状態となる。
次いで、スラット15の畳み込み動作が開始され、同図(d)に示すように、回動角が異なる状態で隣り合うスラット15の端部が当接する。
すると、図16(e)に示すように、回動角の異なるスラット15が互いに逆方向に回動して同図(f)に示すように同一角度となり、その後スラット15が回動されることなく畳み込まれる。
回動角の異なる隣り合うスラット15が互いに当接して回動する場合に、両スラット15が収束する角度は、両スラット15の回動時の摩擦抵抗が等しければ、両スラット15の角度の中間の角度、すなわち図16に示す例では全開方向から20度回動した角度に収束する。
上記のように構成された電動縦型ブラインドの制御装置では、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)スラット15の畳み込み動作を行うとき、スラット15を移送する誘導用モーター22の動作に先立ってスラット15を回動させて、スラット15の角度をスラット移送時に誘導用モーター22の負荷を軽減し得る角度、すなわち各スラット15を平行に積層した状態で回動させることがない角度に回動することができる。従って、誘導用モーター22を小型化してコストを低減することができるとともに、誘導用モーター22を収納する収納ボックス21を備えたハンガーレール11を小型化することができる。
(2)マイクロコンピュータ30のタイマー機能を利用し、チルト用モーター23の作動時間をカウントしてスラット15の回動角を制御することができる。従って、エンコーダを使用することなくスラット15の回動角を制御することができるので、コストを低減することができる。
(3)スラット15の畳み込み動作に先立って、スラット15を全閉方向に動作時間t1回動させ、次いでスラット15を逆全閉方向に動作時間t2動作させて、前記スラット15を平行に積層した状態で回動させることがない角度に調整することができる。
(4)スラット15を畳み込み限界位置に畳み込むときのスラット15と中心線Cとの挟み角X+Yに対し、動作時間t1でスラット15を全閉方向に2×(X+Y)の角度で回動し、次いで動作時間t2でスラット15を逆全閉方向にX+Yの角度で回動させる。すると、各スラット15の回動角度を、前記スラット15を平行に積層した状態で回動させない角度に調整することができる。
(5)畳み込み動作時にスラット15の角度が揃っているとき、誘導用モーター22の作動に先立って、スラット15の角度を、ハンガーレールの中心線Cを基準として、X+Y≦スラット角度≦180度−(X+Y)の範囲に調整することができる。従って、誘導用モーター22を作動させてスラットを移送するとき、スラット15が積層された後には同スラット15を回動させることはないので、誘導用モーター22の負荷の増大を防止することができる。
(6)畳み込み動作時にスラット15の角度が不揃いであっても、その角度差が2×(X+Y)を超えない時には、全てのスラット15の角度をハンガーレールの中心線Cを基準として、X+Y≦スラット角度≦180度−(X+Y)の範囲で同一角度に調整することができる。従って、スラットを移送するとき、隣り合うランナーが当接するまでスラット15が回動することはない。また、隣り合うランナーが当接してスラット15が積層された状態となった後にはスラット15を回動させないので、誘導用モーター22の負荷の増大を防止することができる。
(7)畳み込み動作時に角度が不揃いで、その角度差が2×(X+Y)を超える時には、隣り合うスラット15は、畳み込み動作時に各スラット15の回動中心から離れた位置、すなわち各スラット15の幅方向の端部が互いに当接して角度が揃う方向にそれぞれ回動するので、誘導用モーター22の負荷を大きく増大させることはない。
(8)スラット15を全閉方向に2×(X+Y)の角度で回動し、次いでスラット15を逆全閉方向にX+Yの角度で回動させた後にスラット15の畳み込み動作を行うので、スラット畳み込み動作に先立つスラット回動動作に要する時間を短縮することができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・スラット15を逆全閉方向に2×(X+Y)の角度で回動し、次いでスラット15を全閉方向にX+Yの角度で回動させてもよい。
11…ハンガーレール、12…先頭ランナー、13…ランナー、15…スラット、22…誘導用モーター、23…チルト用モーター、28…制御部、30…制御部(マイクロコンピュータ)、C…中心線。

Claims (5)

  1. ハンガーレールに移動可能に支持された多数のランナーからスラットを回動可能に吊下支持し、誘導用モーターの駆動力で前記ランナーを前記ハンガーレールに沿って移送してスラットの引き出し操作及び畳み込み操作を行い、チルト用モーターの駆動力で前記スラットを回動する電動縦型ブラインドにおいて、
    前記スラットの畳み込み操作時には、前記誘導用モーターの動作に先立って、スラット畳み込み限界位置にまで該スラットを回動する制御部を備え、
    前記スラット畳み込み限界位置は、前記スラットの畳み込み動作時に前記多数のランナー間に隙間が生じない状態で前記スラットを平行に積層できる位置であり
    前記制御部は、前記スラット畳み込み限界位置での該スラットと前記ハンガーレールの中心線との挟み角の最小角度を第一の角度としたとき、前記誘導用モーターの動作に先立って、前記スラットを前記第一の角度の2倍の角度で全閉方向或いは逆全閉方向へ回動させ、次いで第一の角度で前記方向とは逆方向へ回動させて、前記スラットの角度を(第一の角度)≦スラット角度≦180度−(第一の角度)の範囲内とすることを特徴とする電動縦型ブラインドの制御装置。
  2. 前記制御部は、前記チルト用モーターの動作時間を制御して、前記スラットの回動角を制御することを特徴とする請求項記載の電動縦型ブラインドの制御装置。
  3. 前記制御部は、前記動作時間を制御するタイマーを備えたことを特徴とする請求項記載の電動縦型ブラインドの制御装置。
  4. スラットの畳み込み操作時には、前記スラットを回動可能に吊下支持する多数のランナーをハンガーレールに沿って移送して前記スラットの引き出し操作及び畳み込み操作を行う誘導用モーターの動作に先立って、前記スラットの畳み込み動作時に前記多数のランナー間に隙間が生じない状態で前記スラットを平行に積層できる位置であるスラット畳み込み限界位置にまで該スラットを回動し、
    前記スラット畳み込み限界位置での該スラットと前記ハンガーレールの中心線との挟み角の最小角度を第一の角度としたとき、前記スラットを前記第一の角度の2倍の角度で全閉方向或いは逆全閉方向へ回動させ、次いで第一の角度で前記方向とは逆方向へ回動させて、前記誘導用モーターの動作に先立って、前記スラットの角度を(第一の角度)≦スラット角度≦180度−(第一の角度)の範囲内に回動させることを特徴とする電動縦型ブラインドの制御方法。
  5. チルト用モーターの動作時間を制御して、前記スラットの回動角を制御することを特徴とする請求項記載の電動縦型ブラインドの制御方法。
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