JPH11173043A - 電動式開閉体における制御装置 - Google Patents

電動式開閉体における制御装置

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JPH11173043A
JPH11173043A JP36282097A JP36282097A JPH11173043A JP H11173043 A JPH11173043 A JP H11173043A JP 36282097 A JP36282097 A JP 36282097A JP 36282097 A JP36282097 A JP 36282097A JP H11173043 A JPH11173043 A JP H11173043A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動式開閉体の電動開閉機を、操作スイッチ
からの信号により駆動制御するものにおいて、制御部に
複数の動作モードを設定し、これらの動作モードの切換
えを操作スイッチ側からできるようにする。 【解決手段】 無線式の操作スイッチ10からの操作信
号を複数のコード信号を含むものとし、これらコード信
号の一つを、操作スイッチ10に設けたモード切換えス
イッチ23の切換えで、自動制御モード信号または押切
り制御モード信号が出力するように構成する一方、制御
部21にモード判別手段を設けて、操作信号からの信号
に基づき、モードを判別し、各モードに対応する開閉制
御信号を電動開閉機9に対して出力する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓、出入口等の開
口部に建付けられる電動式開閉機の制御装置の技術分野
に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種電動式開閉装置は、戸体
を開閉するための電動式の開閉機と、該開閉機の開閉作
動をするための操作信号を出力する操作手段と、該操作
手段からの操作信号を受けて開閉機に対し対応する制御
信号を出力する制御部とを備えて構成したものがあり、
操作手段としては躯体側部に設けられた有線式の操作ス
イッチや、移動自在の無線式の操作スイッチ等が用いら
れているものがある。このようなものにおいて、操作ス
イッチからの信号に基づく戸体の開閉動作を、予め設定
される複数の動作モード(パターン)から選択して行え
るようにしたものがある。このようなものにおいて、例
えば通常制御モードと押切り制御モードとを備えた場
合、制御部はそれぞれ次のように制御するように設定さ
れている。つまりこのものでは、通常制御モードに切換
えた場合では、制御部は開放または閉鎖用操作スイッチ
の一回の押し操作に基づく開放または閉鎖操作信号の入
力で、停止操作信号に基づく停止制御指令、障害物検知
に基づく障害物検知制御指令の入力があった場合を除い
て、戸体が全開または全閉に至るまで開閉機に対して駆
動指令を出力するように設定されている。一方、制御部
を押切り制御モードに切換えた場合では、操作スイッチ
の押し操作のあいだだけ対応する動作を行うように設定
されており、これによって通常の使用状態では戸体が全
開または全閉するまで操作スイッチを押し続けるような
ことを回避して作業性の良いものにしながら、押切り制
御モードに切換えることで戸体の建付け時やメンテナン
ス時での調整が容易にできるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記動作モ
ードの切換えは、従来、躯体上部の制御部に設けた切換
えスイッチを切換える構成となっていたため、通常制御
モードから押切り制御モードへ切換えようとした場合で
は、いちいち躯体上部に上がって制御部側を切換え操作
しなければならず、作業性が悪いという問題があった。
そこで、動作モードの切換えを、操作スイッチの特別な
操作、例えば停止用スイッチを押しながら開放用スイッ
チを所定回数押し操作する等の操作を行うことで通常制
御モードから押切り制御モードへの切換えができるよう
にすることが提唱されているが、このような操作をユー
ザーが行おうとした場合、該操作は特別なものであるだ
けに、モード切換えをしたいときに切換え操作方法を忘
れてしまい、その都度取扱説明書を見たりしなければな
らないという問題があり、モード切換えの簡略化が望ま
れ、ここに本発明の課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、戸体を開閉するための電動式の
開閉機と、該開閉機を作動するための操作信号を出力す
る操作手段と、該操作手段からの信号を受けて開閉機に
対して制御信号を出力する制御部とを備えて構成される
電動式開閉体において、前記操作手段に、予め設定され
る複数の開閉動作に対応する動作モード信号を出力する
動作モード信号出力手段と、該動作モード信号出力手段
からの動作モード信号を選択的に切換える動作モード切
換え手段とを設ける一方、制御部には、動作モード出力
手段からの動作モード信号を判別する動作モード判別手
段が設けられているものである。このようにすることに
よって、種々の動作モードを操作手段側から切り換えら
れるようにできる。また、本発明は、戸体を開閉するた
めの電動式の開閉機と、該開閉機を作動するための操作
信号を出力する操作手段と、該操作手段からの信号を受
けて開閉機に対して制御信号を出力する制御部とを備え
て構成される電動式開閉体において、前記操作手段にモ
ード信号を出力するモード出力手段を設ける一方、制御
部には、モード出力手段からのモード信号の判別をする
モード判別手段と、該モード判別手段で判別されたモー
ド信号が通常制御モード信号である場合には、操作手段
からの操作信号に基づき戸体を自動的に開閉する制御信
号を出力し、押切り制御モード信号である場合には、操
作手段からの操作信号が入力するあいだ対応する制御信
号を出力する制御信号出力手段とが設けられているもの
である。このようにすることによって、通常制御モード
と押切り制御モードとの切換えが操作スイッチのモード
切換えスイッチの操作に基づいて容易にできる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の具体
例を図1〜図12の図面に基づいて説明する。図面にお
いて、1はバランス式電動シャッターのシャッターカー
テンであって、該シャッターカーテン1は、巻取りドラ
ム2に巻装されて開口部を開放する開放姿勢と、巻取り
ドラム2から巻出されて開口部を閉鎖する閉鎖姿勢とに
昇降変姿するように設定されており、これら基本構成は
何れも従来通りである。尚、3は開口部の左右両側部に
立設され、シャッターカーテン1の左右両側縁部を移動
案内するガイドレールである。
【0006】前記巻取りドラム2は、躯体上方に配した
左右一対のブラケット4間に支架される固定軸5に回動
自在に配される複数のホイール6および内歯リングギア
7と、これら複数のホイール6と内歯リングギア7との
あいだを一体的に連結する一対のステー8とを用いて構
成されている。そして固定軸5にはドラム内蔵型の電動
開閉機9が取り付けられ、該電動開閉機9の出力ギア
(ピニオンギア)9aがクラッチ手段9bを介して前記
内歯リングギア7に噛合することで、電動開閉機9の駆
動力が巻取りドラム2に動力伝動するように設定されて
いる。そして、電動開閉機9は、後述するように、無線
式の操作スイッチ10からの開放、閉鎖指令に基づいて
正逆駆動を行うように設定され、該電動開閉機9の正逆
駆動に伴いシャッターカーテン1の開閉作動がなされる
ように設定されている。ここで、前記クラッチ手段9b
は、電動開閉機9から突出する延長出力軸9cと一体回
転するが軸方向には移動自在に外嵌する出力ギア9aを
軸方向に進退自在に移動させるものであって、該クラッ
チ手段9bを付勢弾機9dに抗して引張り操作して、出
力ギア9aを内歯リングギア7から退避させることで、
出力ギア9aと内歯リングギア7との噛合が解除される
ようになっている。そして、出力ギア9aと内歯リング
ギア7とが噛合するクラッチ続状態では、シャッターカ
ーテン1を電動開閉機9の駆動力に基づき開閉する電動
式となるが、出力ギア9aと内歯リングギア7との噛合
が解除するクラッチ断状態では、巻取りドラム2が電動
開閉機9から自由となるため、シャッターカーテン1を
手動で開閉する手動式になるように設定されている。
【0007】さらに、前記固定軸5とホイール6とのあ
いだには、シャッターカーテン1が閉作動することに連
繋して、シャッターカーテン1を開放する側に向けて蓄
勢するバランス弾機11と、シャッターカーテン1が全
開する少し前からシャッターカーテン1を閉鎖する側に
向けて蓄勢する第二の弾機12とが設けられ、これらに
よって、電動開閉機9がシャッターカーテン1の開閉作
動時に受ける付加を軽減するように設定されている。
【0008】一方、前記電動開閉機9は、軸方向両端部
に第一、第二モータホルダ13、14が一体的に装着さ
れ、第一モータホルダ13から回動自在に突出する延長
出力軸9cと、第二モータホルダ13から回動自在に突
出する後部突出軸9eとが、第一、第二モータブラケッ
ト15、16に形成された軸受部15a、16aにより
それぞれ回動自在に支持されている。そして、これら第
一、第二モータブラケット15、16は固定軸5に固定
されており、これによって、第一、第二モータホルダ1
3、14は電動開閉機9と共に第一、第二モータブラケ
ット15、16に対して回転変位自在となるように組込
まれている。そして、17は第一モータホルダ13と第
一モータブラケット15とのあいだに配される略コ字状
の中立保持用バネであって、該中立保持用バネ17は、
回転変位自在に支持された電動開閉機9を回転範囲の略
中間位置で弾性的に保持するように設定されており、中
立保持された電動開閉機9は、延長出力軸9cに掛かる
巻取りドラム2(シャッターカーテン1)側からの負荷
に応じて反力が作用した場合に、該反力に相当する回転
量だけ中立保持用バネ17に抗する状態で回転変位を行
うように設定されている。因みに、電動開閉機9が受け
る反力は、図6に示すように、延長出力軸9cの回転方
向が矢印A方向であり、取りドラム2に掛かる負荷が反
矢印A方向の回転力であった場合に、反矢印A方向に回
転する回転力である。
【0009】このものにおいて、中立保持用バネ17の
付勢力は、通常の開閉作動における負荷では電動開閉機
9を所定の範囲内で回転させるが、シヤッターカーテン
1が障害物を挟み込んだ(障害物検知)場合や、全閉位
置に達した(下限位置検知)場合に、シヤッターカーテ
ン1の荷重とバランス弾機11の蓄勢力とのバランスが
崩れて電動開閉機9を所定方向に大きく回転変位させ、
一方、シヤッターカーテン1が全開位置に達した(上限
位置検知)場合では、シヤッターカーテン1最下端の座
板1aがマグサに当接してシヤッターカーテン1に引張
り荷重が作用して電動開閉機9を他方向に大きく回転変
位させるものに設定されている。そして、このように電
動開閉機9が中立保持用バネ17に抗して大きく回転し
た場合に、電動開閉機9を駆動制御するシャッター制御
盤18上に配されたリミットスイッチ19または20を
スイッチ操作(検知作動)し、これによって対応するリ
ミットスイッチ19、20から検知信号が出力するよう
に設定されており、このようにして負荷検知に基づく障
害物検知、上限位置検知、下限位置検知がなされるよう
に構成されている。そしてこれら検知信号は、シャッタ
ー制御盤18に設けられた後述の制御部21に入力する
ように設定されている。ここで、リミットスイッチ19
は全閉状態で切換わるもの、リミットスイッチ20は全
開状態で切換わるものに設定されている。因みに、これ
らリミットスイッチ19、20のスイッチ操作は作動ア
ーム22の揺動変位に基づいてなされるが、該作動アー
ム22は、電動開閉機9(第一、第二モータホルダ1
3、14)が巻取りドラム2(シャッターカーテン1)
側からの負荷による反力で回転した場合に、該回転量に
対応して変位する作動杆22aよって揺動されるように
設定されており、これによって作動アーム22が何れか
一方のリミットスイッチ19、20を押し操作するよう
に設定されている。
【0010】さて、前記制御部21はマイクロコンピュ
ータで構成されており、前述したように前記リミットス
イッチ19、20からの検知信号が入力されるが、制御
部21は、さらに操作スイッチ10からの信号を入力す
るように設定されている。つまり、操作スイッチ10に
は、開放用、閉鎖用、停止用操作スイッチPBU、PB
D、PBSが配されており、これら各スイッチPBU、
PBD、PBSの押し操作に伴い対応する開放、閉鎖、
停止操作信号が出力され、これら各信号は受信アンテナ
10a、シャッター制御盤18上の受信部10bを介し
て制御部21に入力する設定となっている。ここで、受
信アンテナ10aは、マグサ部位に設けられ、該マグサ
部位とシャッター制御盤18の受信部10bとのあいだ
は、配線コードCを介して接続されるが、該配線コード
Cは電源用の配線等と共に巻取りドラム2内に引込まれ
るように設定されている。そして、制御部21は、受信
部10bを介して入力される開放、閉鎖、停止操作信
号、さらにリミットスイッチ19、20からの負荷検知
信号の入力に基づいて駆動回路部9aに対し開閉制御信
号を出力し、これによって電動開閉機9が駆動制御され
るように設定されている。
【0011】ところで、前記操作スイッチ10には送信
制御部10cが設けられており、該送信制御部10c
は、複数のコード信号を含んだ操作信号を出力するよう
に設定されている(本発明の動作モード信号出力手段)
が、本実施の形態の操作信号はOpコード(オペレーシ
ョンコード)信号とChコード(チャンネルコード)信
号とを含むように設定されている。前記Opコード信号
は、操作スイッチ10の開放、閉鎖、停止用操作スイッ
チPBU、PBD、PBSの操作に対応してコード列を
変えて出力するように設定されている。また、Chコー
ド信号は本発明の動作モード信号に相当するものであっ
て、操作スイッチ10に設けられた動作モード切換えス
イッチ23(本発明の動作モード切換え手段)の切換え
に対応してコード列を変えて出力するように設定されて
いる。そして、各スイッチPBU、PBD、PBSを操
作した場合に、送信制御部10cは、Chコード信号が
通常制御モード側に切換えられている場合は各操作信号
に通常制御モード信号を加えた状態の操作信号を出力
し、押切り制御モード側に切換えられている場合は各操
作信号に押切り制御モード信号を加えた状態の操作信号
を出力するように設定されている。さらに本実施の形態
では、操作信号にIDコード信号(暗証信号)が含まれ
ており、該IDコードにより、前記制御部21専用の操
作スイッチ10であるか否かを判断するように設定され
ていて、専用の操作スイッチ10であると判断した場合
のみ各種のコード信号を受け付ける設定となっている。
【0012】一方、前記制御部21には動作モード判別
手段21aが設けられ、操作スイッチ10から入力され
た操作信号に含まれるChコード信号が通常制御モード
信号であるか押切り制御モード信号かを判別し、通常制
御モード信号であると判別した場合、制御部21はOp
コード信号に対応する開閉制御信号を所定時間のあいだ
駆動回路部9aに対して出力し、これによって電動開閉
機9が駆動してシャッターカーテン1を全開または全閉
にするように設定されている。これに対し、Chコード
信号が押切り制御モード信号であると判別した場合、制
御部21はOpコード信号が出力されているあいだ開閉
制御信号を駆動回路部9aに対して出力するように設定
されており、これによってシャッターカーテン1は、操
作スイッチ10が操作されているあいだだけ対応する開
閉作動が行われるようになっている。
【0013】次に、制御部21における制御状態につい
て、図9〜図12のフローチャート図に基づいて説明す
る。図9に示すメインルーチンにおいて、電源投入され
てシステムがスタートすると初期設定がなされる。この
初期設定の段階で、電動開閉機9は駆動停止状態に設定
されている。この状態で、制御部21に操作スイッチ1
0からの操作信号が入力すると、制御部21は動作モー
ド判別手段21aにより操作信号のモード信号(Chコ
ード信号)が通常制御モード信号か押切り制御モード信
号かを判別する。そして、通常制御モード信号であると
判別した場合は「通常制御モード」のサブルーチンに移
行し、押切り制御モード信号であると判別した場合は
「押切り制御モード」に移行する。
【0014】まず、前記「通常制御モード」のサブルー
チンについて、図10、11に示すフローチャート図に
基づいて説明する。この通常制御モードにおいて、制御
部21は開放用操作スイッチPBUが操作されたか否か
を判断し、開放用操作スイッチPBUが操作されて開放
操作信号が入力したと判断すると、制御部21は開放制
御信号を電動開閉機9に対して出力して、シャッターカ
ーテン1の開放作動を行う。続いて、制御部21は、リ
ミットスイッチ20からの負荷検知信号を入力したか否
かを判断し、負荷検知信号を入力しないと判断した場合
では、停止操作信号(停止用操作スイッチPBS)が入
力されたか否かを判断し、入力された場合では、電動開
閉機9に対し停止制御信号を出力して停止させ、メイン
ルーチンに復帰するが、入力されない場合では、開放駆
動を続行するように設定されている。一方、負荷検知信
号を入力したと判断した場合、つまりこの状態はシャッ
ターカーテン1が障害物を検知(シャッターカーテン1
が開放途中で引っ張られるような障害物検知)した状
態、あるいは全開になった状態であるが、この場合、制
御部21は、電動開閉機9に対して開放停止制御を行う
ことになり、本実施の形態では、まず0.5秒のあいだ
停止制御信号を出力し、次に、0.1秒のあいだ閉鎖制
御信号を出力し、これによって、シャッターカーテン1
は、0.5秒間停止した後、0.1秒間閉鎖作動し、そ
の後停止する開放停止制御を行うように設定されてい
る。このような開放停止制御は、全開状態となって座板
1aがマグサに引っ張られる負荷検知状態から座板1a
とマグサとの当接状態を緩めると共に、前記出力ギア9
aと内歯リングギア7との噛合を緩めてクラッチ手段9
bの切換え操作を容易にするという利点がある。そし
て、このように開放停止制御がなされた後は、メインル
ーチンに復帰する。
【0015】これに対し、前記開放用操作スイッチPB
Uが操作されておらず開放操作信号の入力がないと判断
した場合、閉鎖用操作スイッチPBDが操作されて閉鎖
操作信号が入力されたか否かを判断する。そして閉鎖操
作信号が入力したと判断すると、制御部21は閉鎖制御
信号を電動開閉機9に対して出力して、シャッターカー
テン1の閉鎖作動を行う。続いて、制御部21は、リミ
ットスイッチ19からの負荷検知信号を入力したか否か
を判断し、負荷検知信号を入力していないと判断した場
合では、停止操作信号(停止用操作スイッチPBS)が
入力されたか否かを判断し、入力された場合では、電動
開閉機9に対し停止制御信号を出力して停止させメイン
ルーチンに復帰するが、入力されない場合では、閉鎖駆
動を続行するように設定されている。一方、負荷検知信
号を入力したと判断した場合、つまりこの状態はシャッ
ターカーテン1が障害物検知をした状態、あるいは全閉
状態になった状態であるが、この場合、制御部21は、
電動開閉機9に対して閉鎖停止制御を行うことになり、
本実施の形態では、まず0.5秒のあいだ停止制御信号
を出力し、次に、0.2秒のあいだ開放制御信号を出力
し、これによってシャッターカーテン1は0.5秒間停
止した後、0.2秒間開放作動し、その後停止する閉鎖
停止制御を行うように設定されている。このような閉鎖
停止制御は、障害物検知においては障害物の挟み込みが
解消されることになり、全閉状態においては、座板1a
が床面に当接してから電動開閉機9が駆動停止するまで
のタイムラグのあいだにシャッターカーテン1が繰出さ
れることで生じる「たるみ」を解消するうえ、前記出力
ギア9aと内歯リングギア7との噛合を緩めてクラッチ
手段9bの切換え操作を容易にするという利点がある。
そして、このように閉鎖停止制御がなされた後は、メイ
ンルーチンに復帰する。
【0016】ところで、この通常制御モードにおいて負
荷検知による停止があった場合、本実施の形態では、停
止用操作スイッチPBSまたは反対方向の操作スイッチ
PBD、PBUの操作のみが許容されるように設定され
ており、これによって、リミットスイッチ19、20が
スイッチ操作している状態が完全に解消されてから次の
操作が開始されるように配慮されている。因みに、シャ
ッターカーテン1の全開、全閉状態になったときも負荷
検知に基づいて停止する構成であるので、全開、全閉で
停止したとき同方向へのスイッチ操作が規制されること
になるが、この前回、全閉状態では必然的に反対方向へ
の操作しかありえないので、不都合はない。
【0017】次に、押切り制御モードについて、図12
のフローチャートに基づいて説明すると、制御部21が
押切りモードであると判断した場合、続いて操作スイッ
チ10の開放用操作スイッチPBUから開放操作信号が
入力したか否かを判断し、入力されていると判断される
と電動開閉機9に開放制御信号を出力する。次に制御部
21は、再度開放用操作スイッチPBUからの開放操作
信号の入力があるか否かを判断し、入力がある場合には
開放制御信号を出力し、入力がなければ電動開閉機9に
対する開放制御指令の出力を停止するように設定されて
いる。これによって、シャッターカーテン1は開放用操
作スイッチPBUを押し操作しているあいだだけ開放作
動を行うようになっており、一方、制御部21は電動開
閉機9に開放制御指令の出力を停止した後は、メインル
ーチンに復帰するように設定されている。これに対し、
開放用操作スイッチPBUからの信号がないと判断した
場合では、制御部21は続いて閉鎖用操作スイッチPB
Dから閉鎖操作信号が入力したか否かを判断し、入力し
ていると判断されると電動開閉機9に閉鎖制御信号を出
力し、前記開放操作信号が入力された場合と同様に閉鎖
操作信号のあるあいだだけ閉鎖制御信号を出力し、電動
開閉機9に閉鎖制御信号の出力を停止した後は、メイン
ルーチンに復帰するように設定されており、リミットス
イッチ19、20からの負荷検知信号は無視する状態の
作動制御がなされるように設定されている。尚、閉鎖用
操作スイッチPBDからの信号がないと判断した場合で
は停止用操作スイッチPBSからの停止操作信号が入力
されたことになり、この場合では、電動開閉機9に対し
て停止制御信号を出力して電動開閉機9の駆動停止を行
うが、これについては、通常制御モードと同様である。
さらに、この押切り制御モードにおいて、制御部21
は、前述したようにリミットスイッチ19、20からの
負荷検知信号が入力したとしてもこれを無視して操作ス
イッチ10からの信号に基づく電動開閉機9の作動制御
を行うが、本実施の形態では、リミットスイッチ19、
20から負荷検知信号が入力した場合、図示しないブザ
ーを発音するように設定されており、操作スイッチ10
のオペレータに対して過負荷状態であることを認識させ
るように設定されている。
【0018】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、シャッターカーテン1は、無線式の操作スイ
ッチ10の開放用、閉鎖用、停止用操作スイッチPB
U、PBD、PBSのスイッチ操作に基づいて電動開閉
機9の駆動制御がなされることによって開閉作動を行う
ことになるが、この場合に、操作スイッチ10に設けら
れたモード切換えスイッチ23を、通常制御モードまた
は押切り制御モードの何れかに切換えることで、シャッ
ターカーテン1は、一回の開放または閉鎖用操作スイッ
チPBU、PBDのスイッチ操作で、全開または全閉す
るまで自動的に開閉する通常制御モードと、操作スイッ
チ10を操作しているあいだだけ対応するシャッターカ
ーテン1の開閉作動を行う押切りモードとの二つの開閉
作動を選択して行わせることができる。この結果、シャ
ッター装置の建付け時やメンテナンス時において、全
開、全閉位置を設定するにあたり押切りモードに切換え
るような場合に、操作スイッチ10のモード切換えスイ
ッチ23を切換えるだけでモード変更できることにな
り、従来のように、シャッター制御盤18側を操作して
モード切換えを行うような面倒がなくなり、作業性が向
上する。
【0019】また、本実施の形態のものでは、負荷検知
によりシャッターカーテン1の全開、全閉、障害物を検
知するものであり、負荷検知をしてリミットスイッチ1
9、20が作動することで電動開閉機9は駆動停止する
ものである。このため、強風下でシャッターカーテン1
の開閉作動を行うような場合では、風圧による負荷がシ
ャッターカーテン1に作用して予期せぬ負荷検知をして
しまうことがあり、このようなとき、前記モード切換え
スイッチ23を押切りモード側に切換えて操作スイッチ
10を操作することで、このような不測の事態であって
もシャッターカーテン1の開閉操作ができることになっ
て都合が良い。
【0020】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ことは勿論なく、動作モードとしてはその制御様式によ
り種々の動作モードが設定できるが、例えば負荷検知に
よる停止制御がなされる動作モード、負荷検知をしても
動作停止をしない動作モード、負荷検知の負荷値が小さ
い状態で負荷検知とする動作モード、負荷検知の負荷値
が大きい状態で負荷検知とする動作モード、高速作動を
する動作モード、低速作動をする動作モード、常時開閉
作動ができる動作モード、所定時間のあいだだけ開閉作
動が可能となる動作モード等種々の動作モードを、それ
ぞれ一つ、または複数を選択して設定することができ
る。この場合に、これらモード切換えのための各スイッ
チを前記第一実施例のように操作スイッチに露出する構
成にすることもできるが、例えば図13に示すように、
操作スイッチのケース24に開閉自在の蓋体24aを設
け、蓋体24aを開放した状態でモード切換えスイッチ
25が露出するように構成しても良い。そしてこのよう
に構成することによって、各種のモード切換操作を操作
スイッチケース24側で行えるばかりでなく、現在の動
作モード状態も操作スイッチケース24で確認でき、さ
らには蓋体24aを閉鎖することで、モード切換えスイ
ッチ25が不用意に切り換えられることを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バランス式電動シャッターの概略正面図であ
る。
【図2】バランス式電動シャッターの分解斜視図であ
る。
【図3】巻取りドラムの一部切欠き正面図である。
【図4】電動開閉機の正面図である。
【図5】電動開閉機の平面図である。
【図6】電動開閉機の負荷検知作動を説明する斜視図で
ある。
【図7】図7(A)、(B)はそれぞれ電動開閉機の概
略側面図、概略正面図である。
【図8】制御部における制御状態を示すブロック図であ
る。
【図9】制御部の制御手順を示すフローチャート図であ
る。
【図10】通常制御モードルーチンの開放制御手順を示
すフローチャート図である。
【図11】通常制御モードルーチンの閉鎖制御手順を示
すフローチャート図である。
【図12】押切り制御モードルーチンの制御手順を示す
フローチャート図である。
【図13】第二の実施の形態の操作スイッチを示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン 2 巻取りドラム 5 固定軸 6 ホイール 9 電動開閉機 10 操作スイッチ 11 バランス弾機 12 第二の弾機 13 第一モータブラケット 17 中立保持用バネ 18 シャッター制御盤 19 リミットスイッチ 20 リミットスイッチ 21 制御部 23 モード切換えスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸体を開閉するための電動式の開閉機
    と、該開閉機を作動するための操作信号を出力する操作
    手段と、該操作手段からの信号を受けて開閉機に対して
    制御信号を出力する制御部とを備えて構成される電動式
    開閉体において、前記操作手段に、予め設定される複数
    の開閉動作に対応する動作モード信号を出力する動作モ
    ード信号出力手段と、該動作モード信号出力手段からの
    動作モード信号を選択的に切換える動作モード切換え手
    段とを設ける一方、制御部には、動作モード出力手段か
    らの動作モード信号を判別する動作モード判別手段が設
    けられている電動式開閉体における制御装置。
  2. 【請求項2】 戸体を開閉するための電動式の開閉機
    と、該開閉機を作動するための操作信号を出力する操作
    手段と、該操作手段からの信号を受けて開閉機に対して
    制御信号を出力する制御部とを備えて構成される電動式
    開閉体において、前記操作手段にモード信号を出力する
    モード出力手段を設ける一方、制御部には、モード出力
    手段からのモード信号の判別をするモード判別手段と、
    該モード判別手段で判別されたモード信号が通常制御モ
    ード信号である場合には、操作手段からの操作信号に基
    づき戸体を自動的に開閉する制御信号を出力し、押切り
    制御モード信号である場合には、操作手段からの操作信
    号が入力するあいだ対応する制御信号を出力する制御信
    号出力手段とが設けられている電動式開閉体における制
    御装置。
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JP2006009493A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Sanwa Shutter Corp 電動式シートシャッター装置
JP2006274697A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Sanwa Shutter Corp 建築用開閉装置における遠隔制御装置
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