JP4733957B2 - 靴用インソール - Google Patents
靴用インソール Download PDFInfo
- Publication number
- JP4733957B2 JP4733957B2 JP2004295664A JP2004295664A JP4733957B2 JP 4733957 B2 JP4733957 B2 JP 4733957B2 JP 2004295664 A JP2004295664 A JP 2004295664A JP 2004295664 A JP2004295664 A JP 2004295664A JP 4733957 B2 JP4733957 B2 JP 4733957B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insole
- foot
- movement
- bone
- shoe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 claims description 87
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 55
- 210000003189 scaphoid bone Anatomy 0.000 claims description 6
- 210000002683 foot Anatomy 0.000 description 89
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 17
- 230000035882 stress Effects 0.000 description 15
- 210000000544 articulatio talocruralis Anatomy 0.000 description 8
- 210000001872 metatarsal bone Anatomy 0.000 description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 210000002303 tibia Anatomy 0.000 description 6
- 208000004067 Flatfoot Diseases 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 210000001503 joint Anatomy 0.000 description 5
- 230000007659 motor function Effects 0.000 description 5
- 241001227561 Valgus Species 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000003387 muscular Effects 0.000 description 4
- 230000002829 reductive effect Effects 0.000 description 4
- 210000004233 talus Anatomy 0.000 description 4
- 206010061159 Foot deformity Diseases 0.000 description 3
- 208000001963 Hallux Valgus Diseases 0.000 description 3
- 241000469816 Varus Species 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 210000000610 foot bone Anatomy 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 210000003205 muscle Anatomy 0.000 description 3
- 210000005036 nerve Anatomy 0.000 description 3
- 210000000653 nervous system Anatomy 0.000 description 3
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- 210000000689 upper leg Anatomy 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 2
- 210000000458 cuboid bone Anatomy 0.000 description 2
- 208000037265 diseases, disorders, signs and symptoms Diseases 0.000 description 2
- 208000035475 disorder Diseases 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 210000004744 fore-foot Anatomy 0.000 description 2
- JVTAAEKCZFNVCJ-UHFFFAOYSA-N lactic acid Chemical compound CC(O)C(O)=O JVTAAEKCZFNVCJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000036961 partial effect Effects 0.000 description 2
- 210000004197 pelvis Anatomy 0.000 description 2
- 206010039722 scoliosis Diseases 0.000 description 2
- 210000001694 thigh bone Anatomy 0.000 description 2
- 210000003371 toe Anatomy 0.000 description 2
- 208000037911 visceral disease Diseases 0.000 description 2
- 235000017166 Bambusa arundinacea Nutrition 0.000 description 1
- 235000017491 Bambusa tulda Nutrition 0.000 description 1
- 241001330002 Bambuseae Species 0.000 description 1
- 208000012661 Dyskinesia Diseases 0.000 description 1
- 206010019233 Headaches Diseases 0.000 description 1
- 235000015334 Phyllostachys viridis Nutrition 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 239000011425 bamboo Substances 0.000 description 1
- 230000037326 chronic stress Effects 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 210000000460 cuneiform bone Anatomy 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000004332 deodorization Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 210000003108 foot joint Anatomy 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 231100000869 headache Toxicity 0.000 description 1
- 229940088597 hormone Drugs 0.000 description 1
- 239000005556 hormone Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 208000014674 injury Diseases 0.000 description 1
- 235000014655 lactic acid Nutrition 0.000 description 1
- 239000004310 lactic acid Substances 0.000 description 1
- 210000003041 ligament Anatomy 0.000 description 1
- 235000013372 meat Nutrition 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 201000001119 neuropathy Diseases 0.000 description 1
- 230000007823 neuropathy Effects 0.000 description 1
- 210000000056 organ Anatomy 0.000 description 1
- 210000005037 parasympathetic nerve Anatomy 0.000 description 1
- 208000033808 peripheral neuropathy Diseases 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 1
- 230000028327 secretion Effects 0.000 description 1
- 230000001429 stepping effect Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 230000002889 sympathetic effect Effects 0.000 description 1
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 1
- 210000001226 toe joint Anatomy 0.000 description 1
- 230000008733 trauma Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
正常な姿勢に影響を及ぼす1つの要因として脚長差が挙げられる。もっとも、脚長差は、正常な姿勢を阻害する一つの要因であるが、他にも正常な姿勢を阻害する要因は存在する。一因として脚長差に着目すると、脚長差とは左右の脚の長さの違いであり、解剖学的な要因によるものと機能的な要因によるものがある。解剖学的な脚長差の代表的な要因としては、骨折などの外傷による脛骨(スネの骨)や大腿骨(太ももの骨)の長さの違いである。他方、機能的な脚長差の要因としては、骨盤や大腿骨の変位(ズレ)のほか、足関節の歪みがある。足関節の歪みなどが要因となる脚長差は、骨格系、筋肉系、神経系に悪影響を及ぼすと考えられている。
骨格系への影響としては、土台となる足関節の歪みが、左右の骨盤の高低差を生み出し、この骨盤の高低差は背骨の側彎につながる。そして、背骨の側彎は神経障害、血行不良、内臓疾患など、全身に様々な障害をもたらす要因となる。
筋肉系への影響としては、足関節の歪みによって、損なわれたバランスを補うため余分な筋肉を使うようになり、リラックスした状態で立つことができなくなる。そのため、常に筋肉が緊張した状態なので、疲労物質である乳酸もたまりやすく疲れやすくなる。そのまま放置していると、筋肉も硬くなり、血行不良を引き起こし慢性的な肩こりや頭痛の原因にもなる。
神経系への影響としては、背骨からは全身に神経が通っているので、背骨が歪むと神経を圧迫して神経伝達に障害をきたすとともに、さらに背骨の歪みは臓器も圧迫するために内臓疾患も引き起こす。このような不快な状態が続くとストレスが蓄積され、慢性的なストレスは交感神経と副交感神経のバランスを崩し、ホルモンの分泌に異常をきたすことになる。
図8は、土台である足関節の歪みによる影響を図示したものである。本発明では、インソールによって足関節10の歪みを矯正することで機能的脚長差を矯正し、これにより、正常な姿勢で歩行及び運動を行わせることを追求するとともに、脚部90、骨盤92、脊柱94、頭部96に生じる連鎖障害を除去しようとする。
まず、従来のインソールとして、外反母趾の予防を主目的とした技術が特許文献1に記載されている。このインソールは、親指用凹部及び踵用凹部を備えるとともに、楔状骨付近を支える土踏まず用凸部及び中足骨用凸部を備えている。凹部及び凸部により靴の前方に足が移動しにくくなり、靴内で足を拘束することで外反母趾を防止しようとしている。
また、従来のインソールとして、扁平足の矯正を主目的とした技術が特許文献2に記載されている。このインソールは、舟状骨及び楔状骨を上方に持ち上げるために半割り竹形状(円弧状)の盛り上がり部を備え、盛り上がり部によって、竹踏み効果を得て扁平足を矯正しようとするものである。
さらに、従来のインソールとして、足のアーチ回復を図り、足の機能を補強することを目的とした技術が特許文献3に記載されている。このインソールは、靴底に対して一定の領域で仕切られており、S字状の頂点軌道により内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチを支持することでアーチ回復及び機能回復を行おうとするものである。
特許文献2に記載されたインソールは、扁平足の矯正を目的としており、中間部位に円弧状の盛り上がり部材を挟むことで舟状骨及び楔状骨を上方に持ち上げ、扁平足を矯正しようとするものである。特許文献2に記載されたインソールは、特許文献1のインソールと同様に、足関節の構造に着目して特定部位を支持して適度な運動を行わせるように構成されていない。
特許文献3に記載されたインソールは、舟状骨、立方骨及び楔状骨付近において内側縦アーチ及び外側縦アーチの両方を凸状部分で支持して足を両側から包み込むように構成されている。そのため、特許文献3に記載されたインソールは、固定力は強いがアーチ構造がギプス的なものになり、足の運動を妨げてしまう。このようなインソールでは、回内運動及び回外運動に代表される適度な運動を許容することができない。
(1)立方骨は、足の骨格を構成するショパール関節とリスフラン関節の重要な部位に位置する。
(2)立方骨は、足の骨格を構成する内側コンパートメントと外側コンパートメントの重要な部位に位置する。
(3)立方骨は、足が回内運動及び回外運動を行う際の重要な役割を果たす。
従来では、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチにインソールをフィットさせ、足を拘束することで姿勢の矯正や運動の改善を図ろうとする。これに対し、本発明は、足の運動を許容するという思想の下、凸部から左右前後に向かって表面を下傾させている。これにより足は拘束されず、立方骨に適合する凸部を中心に足の運動を許容する。後に詳細に説明するが、ここでは、厚みを漸減させて足の運動を許容したおおよその根拠を列挙する。
(1)足が回内運動及び回外運動を行うときに足が拘束されていると、靴を装着していない状態の正しい運動を行い得ない。運動の中心及び力が作用する中心となる立方骨を支持した上で、運動を許容することで、足の自然な運動を補償できる。
(2)凸部を中心して足の運動を許容することにより、インソールの使用者は、左右前後のいずれかの方向、複合的な方向に足が傾くことになる。使用者の体重は立方骨からインソールに作用するので、足が傾いて凸部から立方骨が離れようとすると、その足は自然に元の姿勢に復帰しようとする。
最大応力を立方骨に相当する部位に作用させ、凸部から周囲に向う放射方向に応力を漸減させる構成とすることで、立方骨を中心とした支持と、立方骨を中心とした運動の許容を確保することができるのである。
隆起縁部は、適度な運動を拘束する部位でなく、あくまで装着時の安定感を得るために備えられている。
図1に示されるように、足の骨格構造10は、踵骨12、距骨14、舟状骨16、立方骨18、第1〜第3楔状骨20,22,24、第1〜第5中足骨26,28,30,32,34、第1〜第5基節骨36,38,40,42,44、第2〜第5中節骨46,48,50,52、第1〜第5末節骨54,56,58,60,62より構成される。本発明では、立方骨18に着目しているので、図1中、その立方骨18のみ黒く塗りつぶし表示している。
一般的な足形に対応させて数種類のインソールを予め準備することで汎用性を持たせることもでき、個別に足形をとってポスティング部材層76の厚みを調整することにより、使用者の足形に適合させたインソール70を製作することもできる。
ポスティング部材層76は、靴側において踵骨部位及び趾骨部位で平坦になっており、靴内に安定して装着できるようになっている。ポスティング部材76の厚みを調整することにより、インソール70の足が接する側、すなわち、表面素材には凹凸が形成される。また、ポスティング部材層76は、肉抜き部分を形成してインソール70の変形を容易にする。
なお、平坦なインソールを予め用意して別体の凸状部材をインソール表面に着脱自在に装着したし、また、複数層のインソールの中間層に凸状部材を装着したりして、表面素材に凹凸が形成されることもある。
本実施例では、インソール70が靴の内部形状にほぼ適合させられているが、いわゆるハーフサイズとして爪先部分を省略した平面形状であってもよい。インソール70に厚みが必要となる部位は、中足骨部分より後方の横アーチに相当する部位から踵骨付近であるため、爪先側の約三分の一が省略されていてもよい。
b断面は中足骨を横切る横アーチに相当する部位であり、一般的な足に対応して土踏まずに相当する部位で厚みが厚く、右足外側に向けて表面側が下傾して厚みが漸減し、最外縁に隆起縁部79を備えている。また、左右内外側の裏面には、平坦部分の両側において肉抜き部分82,84が形成されており、b断面における左右への変形を若干許容できるようになっている。
また、インソール70の底面側の構成として、靴に接する部位は立方骨18に相当する部位、すなわち、凸部80の裏側において平坦である。この構成により、立方骨18には靴から常に反力が作用する。左右内外側の裏側には、肉抜き部分82,84が形成される。上述のb断面、後述するd断面と対比して、c断面の肉抜き部分82,84は大きくなっており、立方骨18に相当する両側で最大であり、前後に向って肉抜き部分は小さくなる。c断面の表面側を両側縁に向って下傾させるだけでなく、肉抜き部分82,84を大きくすることにより、インソール70は凸部から両側にずれた部位において変形が容易になり、足に作用する応力は凸部80から左右に離れるに従い漸減する。
e断面は踵骨後方を横切って縦アーチ後方終点に相当する部位である。d断面と同様に一般的な足に対応して踵を支持するように表面側は比較的平坦である。両側に向けて表面側が上傾して厚みが漸増し、最外縁に隆起縁部79を備えている。左右内外側の裏面には、肉抜き部分82,84が形成されており、e断面における左右への変形を若干許容できるようになっている。
そのため、b断面〜d断面を参照して説明したように、f断面及びg断面にも示されるように、肉抜き部分82が設けられており、インソール70は、凸部80の内側において沈下できるようになっている。c断面を参照して説明したように、楔状骨20〜24、舟状骨16に相当する部位に力が作用した場合においても、肉抜き部分82によりインソール70が変形することで作用する応力を緩和する。
また、インソール70の底面側の構成として、靴に接する部位は立方骨18に相当する部位、すなわち、凸部80の裏側において平坦である。この構成により、立方骨18には靴から常に反力が作用する。
外側縦アーチに相当する部位には肉抜き部分84が設けられており、インソール70は、凸部80の外側においても沈下できるようになっている。c断面を参照して説明したように、外側縦アーチの第5中足骨34に力が作用した場合においても、肉抜き部分84によりインソール70が変形することで作用する応力を緩和する。
また、立方骨18に相当する部位において足を裏から支持し、立方骨を中心として左右前後へ下傾させ、さらに、図4及び図5に示されるような肉抜き部分82,84を設けることにより運動を許容することで、使用者自身がそれぞれの足で立方骨を中心として調芯して正常な姿勢に復帰しようとする刺激が与えられると考えられる。
立方骨18は、ショパール関節とリスフラン関節を同時に構成する唯一の骨であり、重要な部位に位置する。筋力の低下や靭帯のゆるみなどが原因で立方骨が正常な位置でなくなることによりショパール、リスフラン関節のゆがみが生じる。このゆがみによって、前足部外反や前足部内反を引き起こすのである。立方骨18を中心に支持することにより、ショパール関節とリスフラン関節のゆがみを解消することができ、正常な姿勢を維持することができる。
また、関節であるため固定的に支持するだけでは運動機能を阻害する。そのため、運動を許容することも必要であり、インソール70は凸部80を中心にして放射方向には表面が下傾して応力を緩和する構成となっているので、両関節の運動を許容できる。
立方骨18は、外側コンパートメントの中心であると同時に、内側コンパートメントの中心になる舟状骨16や楔状骨20〜24も下方から支える構造になっている。図1では平面図のために距骨14、舟状骨16に隠れている。構造的には立方骨18にすべての骨格に加わった力が集中する。そのため、立方骨18が不安定だと足全体の剛性も低くなりゆがみやすくなり、力の伝達も悪くなる。
足に加わった力は立方骨18に応力集中するようになっているため、立方骨18を下方から支えることで足全体の剛性が高まり過剰なゆがみを防ぐことができ、力の伝達がよくなる。また、足が回内運動、回外運動を行う際、いずれも立方骨18の下方への低下を伴うが、立方骨18を理想的な位置で下方から支えると中立位が再現できるので、運動機能を向上させることもできる。
回内とは足部の外転、背屈、外反を伴った動きで、足全体が内側にねじれる動きのことである。回外とは回内の逆の動きで、足部の内転、底屈、内反を伴った、足全体が外方向にねじれる動きである。
足が回内すると脛骨(スネの骨)は内旋(内向きに回旋)する。脛骨の内旋と連動して大腿骨(太ももの骨)も内旋する。足が回外すると脛骨は外旋(外向きに回旋)する。脛骨の外旋と連動して大腿骨も外旋する。正常な歩行や運動を行うためには適度な回内や回外は必要不可欠な動きであり、足の歪みは過剰な回内(外転、背屈、外反=内側にねじれる動き)、回外(内転、底屈、内反=外にねじれる動き)によって引き起こされる。
本発明のインソール70は、単に凸部80により立方骨18付近を支持するだけでなく、各運動を許容するようになっている。インソール70は、立方骨18相当部位を下方から支える形になり、足の骨格の過剰なゆがみを補正、予防しながら回内運用及び回外運動をスムーズに誘導する。すなわち、インソール70を装着した際、凸部80を頂点として立方骨18が支持される。立方骨18が下方から支持されるので、足は左右前後への中立位(ニュートラル)を維持しながら、立方骨18を支点として回内運動では外反を許容されるととも回外運動では内反を許容される。これにより、インソール70が関節の正常な動きを妨げることなく、他の部位での代償の必要性も少なく前後左右への重心の移動が容易になる。
従来のインソールを対比すると明らかなように、インソール70は足をギプスのように固定的に拘束するのではない。凸部80から放射方向に表面が下傾して応力を緩和し、さらに、肉抜き部分を設けてインソール70自体を変形しやすくすることで運動を許容するようになっている。
76 ポスティング素材層
78 外縁輪郭
80 立方骨支持凸部
82,84 肉抜き部分
Claims (4)
- 靴内に装着されて足の裏を支えるインソールであって、該インソールは、靴内での移動を拘束されて装着されると共に、前記インソールは、靴内で移動を拘束されたとき立方骨を足の裏から支持する立方骨支持凸部を備え、前記凸部は立方骨を支点に足を支持して該凸部を中心に足の運動を許容するように表面が立方骨に相当する部位から両側縁に向かって舟状骨に相当する部位を含んで下傾するとともに前記凸部は表面が前後に向かって下傾することを特徴とする、靴用インソール。
- 靴内に装着されて足の裏を支えるインソールであって、該インソールは、靴内での移動を拘束されて装着されると共に、前記インソールは、靴内で移動を拘束されたとき立方骨を足の裏から支持する立方骨支持凸部を備え、前記凸部は立方骨を支点に足を支持して該凸部を中心に足の運動を許容するように立方骨に相当する足裏面において最大応力を作用させ、立方骨に相当する部位から両側縁に向かって舟状骨に相当する部位を含んで足の裏に作用する応力を漸減させる形状であるとともに前後に向かって足の裏に作用する応力を漸減させる形状であることを特徴とする、靴用インソール。
- 前記インソールは、前記凸部の裏面側において装着される靴に接する平面部分と、当該平面部分の両側縁において肉抜き部分を備えており、前記肉抜き部分が変形を許容する、請求項1又は請求項2記載の靴用インソール。
- 前記インソールは、凸部から下傾した後、回内運動及び回外運動を許容する厚みで足の輪郭に倣って隆起縁部を備えている、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の靴用インソール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004295664A JP4733957B2 (ja) | 2004-10-08 | 2004-10-08 | 靴用インソール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004295664A JP4733957B2 (ja) | 2004-10-08 | 2004-10-08 | 靴用インソール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006102335A JP2006102335A (ja) | 2006-04-20 |
JP4733957B2 true JP4733957B2 (ja) | 2011-07-27 |
Family
ID=36372695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004295664A Expired - Lifetime JP4733957B2 (ja) | 2004-10-08 | 2004-10-08 | 靴用インソール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4733957B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5498631B1 (ja) * | 2013-06-21 | 2014-05-21 | 有限会社Bmz | 靴用インソール |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5218809B2 (ja) * | 2007-06-14 | 2013-06-26 | 株式会社アシックス | 履物底 |
JP5669965B1 (ja) * | 2014-01-17 | 2015-02-18 | 株式会社クワトロハート | サポータ |
JP7376776B2 (ja) * | 2019-09-27 | 2023-11-09 | 株式会社ワコール | ヒール付き靴 |
JP7510681B2 (ja) * | 2019-12-03 | 2024-07-04 | 株式会社村井 | ボールヒール中底形状インナーソール |
JP7466241B1 (ja) | 2023-03-14 | 2024-04-12 | 株式会社Atn1 | 中敷き及び履物 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE209867T1 (de) * | 1988-07-15 | 2001-12-15 | Anatomic Res Inc | Abgerundete mittelsohlenseite mit grösserer stärke |
JPH04276205A (ja) * | 1991-03-04 | 1992-10-01 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 靴の中敷および中敷セット |
US5388351A (en) * | 1993-03-04 | 1995-02-14 | Mitchell; Jane | Cuboid-navicula navicular support |
JP3140932B2 (ja) * | 1995-02-08 | 2001-03-05 | 株式会社アシックス | 靴 |
JPH09140405A (ja) * | 1995-11-19 | 1997-06-03 | Kureo:Kk | 外反母趾対策用履物および靴中敷き |
JPH09224703A (ja) * | 1996-02-09 | 1997-09-02 | Dainageito Kk | 靴及び靴中敷き |
JPH10234417A (ja) * | 1997-02-21 | 1998-09-08 | Toda Masako | 靴用中敷き構造 |
JP3049643U (ja) * | 1997-12-09 | 1998-06-19 | ダイナゲイト株式会社 | 靴及び靴中敷き |
JP4297240B2 (ja) * | 1997-12-24 | 2009-07-15 | ベアフート サイアンス テクノロジーズ インコーポレーテッド | リハビリテーション用靴インソール装置 |
US6732457B2 (en) * | 1997-12-24 | 2004-05-11 | Barefoot Science Technologies Inc | Rehabilitative shoe insole device |
JP2000166604A (ja) * | 1998-12-02 | 2000-06-20 | Shiotani Kogyo Kk | スポーツシューズ |
JP3784680B2 (ja) * | 2000-09-14 | 2006-06-14 | 茂 竹中 | 履き物用底部・中敷き |
US7100307B2 (en) * | 2001-08-15 | 2006-09-05 | Barefoot Science Technologies Inc. | Footwear to enhance natural gait |
JP3088058U (ja) * | 2002-02-19 | 2002-08-30 | 株式会社近畿義肢製作所 | 変形性膝関節の矯正具 |
-
2004
- 2004-10-08 JP JP2004295664A patent/JP4733957B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5498631B1 (ja) * | 2013-06-21 | 2014-05-21 | 有限会社Bmz | 靴用インソール |
WO2014203399A1 (ja) | 2013-06-21 | 2014-12-24 | 有限会社Bmz | 靴用インソール |
KR20160005043A (ko) | 2013-06-21 | 2016-01-13 | 유한회사 비엠지 | 신발용 인솔 |
US10314363B2 (en) | 2013-06-21 | 2019-06-11 | Bmz. Inc | Insole for shoe |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006102335A (ja) | 2006-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5498631B1 (ja) | 靴用インソール | |
JP6353511B2 (ja) | 足部の三次元運動矯正及び足底圧力の分散を備えるデバイス | |
US6880266B2 (en) | Footwear sole | |
US20110061268A1 (en) | Sole having the tilt surface and the knee joint-protecting shoe comprising the same | |
JP5307286B2 (ja) | 靴用インソール | |
JP2015526251A (ja) | バスケットボール・インソール | |
TWI678977B (zh) | 鞋用內底 | |
EP1772123A1 (en) | Shoe, in particular for prevention and correction of Hallux Valgus | |
JP2002262907A (ja) | ヒールカウンタを備えた靴 | |
JP4733957B2 (ja) | 靴用インソール | |
JP6467141B2 (ja) | 後足部傾斜領域付インソール及び多層の後足部傾斜領域付インソール | |
WO2007094598A1 (en) | Functional shoes for a patient having an arthritis | |
JP2007175532A (ja) | 履き物用中敷きおよび履き物 | |
US20110035967A1 (en) | Orthopedic shoe | |
WO2014061110A1 (ja) | 靴のインソール | |
JP2008029611A (ja) | 矯正中敷きと該矯正中敷きを用いた矯正靴 | |
JP2005160560A (ja) | 履物 | |
KR102384927B1 (ko) | 족저근막염 및 척추 교정용 인솔 | |
KR100984263B1 (ko) | 경사면을 갖는 밑창 및 이를 포함하는 무릎 관절화 | |
JP3977771B2 (ja) | 履き物用中敷きおよび履き物 | |
KR20220081531A (ko) | 평편족 교정 인솔 | |
JP3228363U (ja) | 矯正用スリッパ | |
WO2021246016A1 (ja) | 靴の中敷き、及び中敷き構造を備えた靴 | |
JP7321725B2 (ja) | インソール用パーツおよびインソール | |
JP3961970B2 (ja) | 履き物用中敷きおよび履き物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070508 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100427 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100628 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100628 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100730 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110405 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110425 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4733957 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |