JP3228363U - 矯正用スリッパ - Google Patents

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【課題】足指の骨変形を回避するとともに、外反母趾や槌指の症状を改善し、矯正効果を高めることができる矯正用スリッパを提供する。【解決手段】矯正用スリッパにはソール10があり、ソールの上面は、少なくとも1つの甲の固定ストラップ20で人体の甲に対応している。ソールの上面には間隔をあけて配置された複数の仕切りプレート30が立設されており、各仕切りプレートは人体各足指のシームの位置に対応している。そして、隣接する2つ仕切りプレートの間の上部には、人体の足指に対応するバッフルプレート40が跨って設けられている。ユーザーの足がソールを踏むと、甲は、甲固定ストラップと複数のバッフルプレートを通して矯正用スリッパを安定して着用できる。【選択図】図1

Description

本考案は一種の矯正用スリッパであり、技術的内容は、矯正用スリッパのソール上に複数の仕切りプレートを設けることにより、ユーザーの足指が伸びたり離れたりする。
現代の人々は先天性遺伝性であるか、または前端のスペースが小さすぎる靴を履いて、槌指、外反母趾および他の疾患など足指の骨変位を引き起こすことがある。槌指とは、足指の遠位指間の関節曲がりと変形を指す。外反母趾は、足の親指の先端が第2足指に向かって傾いているため、第1中足骨が内側に傾いていて、骨の突起が形成されており、患者の日常生活に支障やトラブルを引き起こしている。上記の症状を緩和するには、まず、足の骨が再び圧迫されるのを防ぐために、患者は前端のスペースが広い靴を履く必要があり、重症例では、手術が必要である。
軽度の症状を有する患者のために、外科的治療に加えて、様々なタイプの足指矯正ストラップまたは装具が市販されており、選択することができる。装具を例にとると、一般的な装具はスリーブの形であり、少なくとも1つの仕切りポストが内周に提供されているため、ユーザーが装具を着用した後、仕切りポストを足指のシームに配置できる。このようにして、足指が分離され、隣接する足指の重なりが矯正され、外反母趾、槌指などの症状によって引き起こされる不快感が緩和される。
従来の装具は、ほとんどがシリコーン材料でできており、人間の足の足指や足指のシームの位置にフィットし、振動を吸収し、足の圧力を均等に分散することができる。しかし、装具は一定の厚みとボリュームがあり、装具を装着して靴で歩くと、靴内の装具がしぼれることで足指の血液循環が悪くなり、足に不快感が生じる場合がある。
そこで、本考案者は、長年の研究・実務経験を積み重ね、矯正用スリッパを開発し、従来の装具と靴を同時に履いても足の違和感を改善してきた。
本考案の目的は、複数の仕切りプレートを備えた矯正用スリッパを提供することである。複数の仕切りプレートは人体足指のシームの位置に対応しており、これらの仕切りプレートにより、ユーザーが矯正用スリッパを履くと、それぞれの足指が伸びたり離れたりする。
上記の目的を達成するために、本考案の矯正用スリッパはソールを有し、少なくとも1つの甲固定ストラップが、人体の甲に対応するソール上面の上に提供される。また、ソールの上面には、間隔をあけて配置された複数の仕切りプレートが立設されており、各仕切りプレートは、人体各足指のシームの位置に対応し、そして隣接する2つ仕切りプレートの間の上部には、人体の足指に対応するバッフルプレートが跨って設置される。ユーザーの足がソールを踏むと、甲は、甲固定ストラップと複数のバッフルプレートを通して矯正スリッパを安定して着用できる。並びに仕切りプレートを使用することにより、ユーザーの足指を伸ばしたり離したりして、足指の骨変形を回避するとともに、外反母趾や槌指の症状を改善し、矯正効果を高めることができる。
以下は、各部材の実施形態についてさらに説明する。
実施形態において、各仕切りプレートは人体各足指の近位指節の側面に対応し、各バッフルプレートはそれぞれ人体の近位指節間関節の上部に対応し、各バッフルプレートの断面はアーチ型である。
実施形態において、各バッフルプレートは互いに接続されて波状を形成し、各仕切りプレートは、ソールの上面から上方に一体的に延び、各バッフルプレートの底面に接続される。
実施形態において、甲固定ストラップは、人の足の親指と第2足指の間の仕切りプレートによって上向きに伸ばされ、その後、後ろに向かって分岐し、それぞれ、ソールの左後端と右後端まで伸び、ソールに固定されて形成される。
実施形態において、各仕切りプレートおよびバッフルプレートの厚さは、2.5〜3.5mmである。
実施形態において、人間の第4足指上方のバッフルプレートに対して足小指の上方に延伸する制限プレートが設けられている。
実施形態において、ソールの上面には、人間の足が踏むための滑り止めラインが設けられている。
実施形態において、ソールおよび/または仕切りプレートおよび/またはバッフルプレートは、革、シリコーンまたはゴムでできている。
従来技術と比較して、本考案は複数の仕切りプレートが靴底の上面に延伸して配置されている。ユーザーの足がソールを踏むと、甲は、甲固定ストラップと複数のバッフルプレートを通して矯正用スリッパを安定して着用することができる。また、仕切りプレートを使用することにより、ユーザーの足指を伸ばしたり離したりして、足指の骨変形を防止でき、従来の技術では、装具を着用してから靴を履いて歩くと足に違和感が生じるという問題を改善できる。
以下は、本考案の技術的手段に基づいて、本考案に適した実施形態、および図面を伴う以下の説明を列挙する。
本考案の立体模式図である。 本考案の一部断面図である。 本考案の使用模式図である。 図3の一部拡大図である。
図1から図4に示すように、本考案の矯正用スリッパは、人体の甲に対応するソール10上面の上方に少なくとも一つの甲固定ストラップ20が跨って備えたソール10を有する。実施形態において、ソール10上面には、人間の足が踏むための滑り止めライン11が設けられている。
ソール10上面は、複数の仕切りプレート30が間隔をあけて配置されて上方に延びており、各仕切りプレート30は、人体の各足指のシームの位置に対応している。また、隣接する2つ仕切りプレート30の上部の間にバッフルプレート40がそれぞれ跨って設置されており、各バッフルプレート40は人体の各足指に対応している。
ユーザーの足がソール10の上に着用すると、ユーザーの甲は、甲固定ストラップ20および複数のバッフルプレート40を介して矯正用スリッパを安定して着用することができる。そして、仕切りプレート30を使用することにより、足の骨が変形しないようにユーザーの足指を伸ばしたり離したりして、足指の骨変形を防止でき、外反母趾や槌指の症状を改善し、矯正効果を高めることができる。実施形態において、ソール10および/または仕切りプレート30および/またはバッフルプレート40は、ユーザーにより快適な触感を提供するために、革、シリコーンまたはゴムでできている。
図面において、複数の仕切りプレート30の数は4つであり、人体の各足指の近位指節50の側面に対応し、各バッフルプレート40は、第2足指52、第3足指53、第4足指54の近位指節間関節51の上に対応する。また、各バッフルプレート40の断面はアーチ状に繋がって波状に形成されており、各仕切りプレート30は、それぞれ、ソール10の上面から上方に一体に延びてから、各バッフルプレート40の下面に接続されている。
実施形態において、制限プレート41は、人間の足第4足指54の上方のバッフルプレート40に対して小指の上方に延伸するので、制限プレート41は、ユーザーの足がソール10の上方を踏むときの足小指の装着位置を確認するのに役立つ。
図2は、矯正用スリッパの複数の仕切りプレート30、複数のバッフルプレート40、およびソール10の断面構造を明らかにしている。実施形態は図1から図4を参照されたい。各仕切りプレート30およびバッフルプレート40の厚さDは2.5〜3.5mmであり、好ましい厚さDは3mmである。ソール10の上面の、第2足指52に対応するバッフルプレート40の内側までの最も高い高さH2は、19〜20mmであり、好ましい高さH2は、19.5mmである。ソール10の上面から第3足指53の上方に対応する、バッフルプレート40の内側までの最大高さH3は17.5〜18.5mmであり、好ましい高さH3は18mmである。ソール10の上面から第4足指54の上方に対応する、バッフルプレート40の内側までの最大高さH4は16.5〜17.5mmであり、好ましい高さH4は17mmである。
さらに、甲固定ストラップ20は、人の足の親指と第2足指52との間に位置する仕切りプレート30によって上方に延びてから、後方に向かって分岐し、そして、ソール10の左後縁および右後縁にそれぞれ延伸して、ソール10に固定され、「人」字形の甲固定ストラップ20を形成する。実際の実施形態では、「人」字形をした甲の固定ストラップに限定されない。
以上の構成により、ユーザーの足がソール10を踏むと、甲は、甲固定ストラップ20と複数のバッフルプレート40とを介して、矯正用スリッパを安定して着用することができる。そして、仕切りプレート30を使用し、ユーザーの足指を伸ばしたり離したりすることにより、従来技術では、ユーザーが装具を同時に装着してから靴を履いて歩くため、足に違和感が生じるという問題を改善できる。
上記実施形態の説明および図面は、本考案の好ましい実施形態の例にすぎず、本考案の範囲を限定することを意図するものではなく、本考案の目的、構造、デバイス、機能などに相同または類似するものはすべて、本考案の請求項の範囲に含まれるものとする。
10 ソール
11 滑り止めライン
20 甲固定ストラップ
30 仕切りプレート
40 バッフルプレート
41 制限プレート
50 近位指節
51 近位指節間関節
52 第2足指
53 第3足指
54 第4足指
D 厚さ
H2 高さ
H3 高さ
H4 高さ

Claims (8)

  1. 一種の矯正用スリッパであり、前記矯正用スリッパはソールを有し、人体の甲に対応する前記ソールの上面の上に、少なくとも1つの甲固定ストラップが跨って配置され、前記ソールの上面には、間隔をあけて配置された複数の仕切りプレートが立設されており、各仕切りプレートは、人体各足指のシームの位置に対応し、そして、隣接する2つの仕切りプレートの間の上部には、人体の足指の上部に対応するバッフルプレートがそれぞれ跨って設置されているため、人体の甲は、前記甲固定ストラップと複数のバッフルプレートを介して前記矯正用スリッパを安定して着用でき、そして、前記仕切りプレートを使用することにより、ユーザーの各足指を伸ばして分離することを特徴とする、矯正用スリッパ。
  2. 各仕切りプレートは、人体の各足指の近位指節側に対応し、各バッフルプレートは、人体の近位指節間関節の上部に対応し、各バッフルプレートの断面はアーチ形であることを特徴とする、請求項1に記載の矯正用スリッパ。
  3. 各バッフルプレートは互いに連結されて波状に形成され、各仕切りプレートはそれぞれ、前記ソールの上面から上方に一体に延び、各バッフルプレートの底面に連結されていることを特徴とする、請求項2に記載の矯正用スリッパ。
  4. 前記甲固定ストラップは、人の足の親指と第2足指の間の仕切りプレートによって上向きに伸ばされ、その後、後ろに向かって分岐し、それぞれ、ソールの左後端と右後端まで伸び、ソールに固定されて形成されることを特徴とする、請求項3に記載の矯正用スリッパ。
  5. 各仕切りプレートおよびバッフルプレートの厚さは、2.5〜3.5mmであることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の矯正用スリッパ。
  6. 人間の第4足指の上方のバッフルプレートに対して足小指の上方に延伸する制限プレートが設けられていることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の矯正用スリッパ。
  7. 前記ソールの上面には、人間の足が踏むための滑り止めラインが設けられていることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の矯正用スリッパ。
  8. 前記ソールおよび/または仕切りプレートおよび/またはバッフルプレートは、革、シリコーンまたはゴムでできていることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の矯正用スリッパ。
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