JP4733129B2 - テルビナフィンおよびその誘導体を合成するための方法 - Google Patents

テルビナフィンおよびその誘導体を合成するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、テルビナフィンおよびその誘導体を生成するための合成方法を説明する。
化学的に(E)−N−(6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4−イニル)−N−メチル−1−ナフタレン−メチルアミンと定義され、かつ、(1)の構造を有するテルビナフィンは、以下の化学構造
Figure 0004733129
を有する、局所用および経口用の抗真菌(antimicotic)薬である。
この化合物の最初の実験室スケールの合成経路は、欧州特許EP0024587において記載されており、tert−ブチルアセチレンのリチウム塩をアクロレインと反応させ、続いてアリル基の臭素化/転位反応によって、中間体(E+Z)−1−ブロモ−6,6−ジメチル−ヘプテン−4−インを得ることにある。この中間体は、次いで、(1−ナフチルメチル)メチルアミンと縮合されて、混合物(E+Z)−N−(6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4−イニル)−N−メチル−1−ナフタレン−メチルアミンを生じ、次いで、これからテルビナフィン(1)が塩酸塩の形態で単離される。この合成経路は、工業スケールで使用される場合には、いくつかの欠点を有する;第1に、中程度の工業用の量で獲得および輸送するのが困難である、毒性物質アクロレインの使用、ならびに、特に、晶出によって分離されなければならない、したがってプロセス収率の劇的な低下をもたらす、最終段階におけるE+Z異性体の混合物の形成である。
最近になって、産業的により好都合なプロセスをもたらす様々な代替の合成経路が確認されている。例えば、Alami他、Tetrahedron Lett.、37、57〜58頁(1996年)による論文では、以下の合成方法を記載している。
Figure 0004733129
このプロセスは、いずれも市販されている原材料である(1−ナフチルメチル)メタンアミン(2)を1,3−ジクロロプロペン(3)で最初にアルキル化して、中間体N−(3−クロロ−2−プロペニル)−N−メチル−1−ナフタレン−メチルアミン(4)を得ることを含む。
この後者の中間体は、パラジウムまたは銅触媒の存在下でtert−ブチルアセチレン(5)との「Heckカップリング」タイプの反応を受けて、テルビナフィン(1)を生じる。本質的に類似したプロセスが、特許EP0421302およびEP0645369において、かつ、最近の特許出願WO01/77064、WO02/02503、およびEP1236709において記載されている。後者では、他のタイプの触媒または特定の反応条件を用いて、最後にカップリングするための新規なプロセスを報告している。この合成経路は、簡潔かつ容易に遂行され、一般に良い全収率を特徴とする。一方、これは、それでもかなり値段の高い試薬であるtert−ブチルアセチレン(5)を、それら自体もまたかなり高価であるパラジウムの錯体および/または塩(例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)もしくはジクロロ−ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II))と共に使用するため、産業上の利用可能性は低い。これは、薬物の最終コストに影響を及ぼし、社会的結果は明らかである。
本発明は、上述した問題すべてを克服することを可能にする合成方法を提供する。
本発明は、金属触媒の存在下で、一般式(6):
Figure 0004733129
の化合物を一般式(7):
Figure 0004733129
の化合物と反応させて、一般式(8):
Figure 0004733129
の生成物を得るステップを含む、テルビナフィンおよびその類似体を生成するための合成方法に関する。
式中、Rは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキニル;(C3〜7)シクロアルキル;(C4〜7)シクロアルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキニル,(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって、任意の位置で置換されたもしくは置換されていないアリール(C0〜4)アルキル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないナフチル(C0〜4)アルキルから選択され、あるいは、置換されていないピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、キノリン、イソキノリン、フラン、ベンゾフラン、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、およびイソキサゾールから選択される複素環である。好ましくは、Rは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキニル;(C3〜7)シクロアルキル;(C4〜7)シクロアルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、または第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないアリール(C0〜4)アルキルである。
より好ましくは、これは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル基である。
は、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキニル;(C3〜7)シクロアルキル;(C4〜7)シクロアルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないアリール(C0〜4)アルキルから選択され、あるいは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないナフチル(C0〜4)アルキルであり、あるいは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、または第3級アミノ基によって置換されたもしくは置換されていないピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、キノリン、イソキノリン、フラン、ベンゾフラン、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、イソキサゾールから選択される複素環である。
好ましくは、Rは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキニル;(C3〜7)シクロアルキル;(C4〜7)シクロアルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、または第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないアリール(C0〜4)アルキルである。
より好ましくは、これは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル基である。
は、水素、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキニル;(C3〜7)シクロアルキル;(C4〜7)シクロアルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないアリール(C0〜4)アルキル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないナフチル(C0〜4)アルキル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって置換されたもしくは置換されていないピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、キノリン、イソキノリン、フラン、ベンゾフラン、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、イソキサゾールから選択される複素環から選択され、あるいは、Si(R基(Rは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜5)アルキル基または置換されていないアリール(C0〜4)アルキル基である)である。
好ましくは、Rは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないナフチル(C0〜4)アルキルであり、あるいは、Si(R基(Rは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜5)アルキル基である)である。さらにより好ましくは、Rは、置換されていないナフチル(C0〜4)アルキル基であり、あるいは、Si(R基(Rは、直鎖状の(C1〜5)アルキル基である)である。
Xは、塩素、臭素、ヨウ素、またはフッ素であり、好ましくは、塩素または臭素のいずれかである。より好ましくは、これは、塩素である。
さらにより好ましくは、Rはtert−ブチル基であり、Rはメチル基であり、かつ、Rはα−ナフチルメチル基である。すなわち、一般式(8)で表される生成物は、テルビナフィンである。
金属触媒は、Ni、Pd、Cu、Fe、Sn、Zn、およびTiの塩または錯体から選択され得る。好ましくは、金属触媒は、NiおよびPdの塩または錯体である。さらにより好ましくは、これは、Ni(II)の錯体または塩である。
Ni(II)塩の例としては、塩化ニッケル、臭化ニッケル、ヨウ化ニッケル、フッ化ニッケル、硫酸ニッケル、硝酸ニッケル、酢酸ニッケル、ニッケルアセチルアセトナート、および酸化ニッケルが挙げられる。好ましい塩は、塩化ニッケルである。
Ni(II)錯体の例としては、[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]ジクロロニッケル(II);[1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロニッケル(II);[1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン]ジクロロニッケル(II);ジブロモビス(トリブチルホスフィン)ニッケル(II);ジブロモビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II);ジクロロビス(トリブチルホスフィン)ニッケル(II);ジクロロビス(トリメチルホスフィン)ニッケル(II);ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)が挙げられる。
好ましい錯体は、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)である。
ニッケルの塩および錯体は、それらの混合物として使用してもよい。
すべてのNi触媒のうちでNiClが特に好ましく、これはジクロロビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)よりも良いことが明らかになり、より穏やかな条件下かつより短時間で反応が実施されるのを可能にする。
が十分に安定なカルボカチオンを形成できる遊離基である場合、式(6)の化合物は、以下の
Figure 0004733129
に示される方法論を用いて合成することができる。
[MX(n=2、3、4)は、ルイス酸であり、Xは、ハロゲン、好ましくは塩素または臭素、さらにより好ましくは塩素であり、
Mは、鉄、アルミニウム、亜鉛、スズ、ホウ素、およびチタンから選択される。好ましくは、Mは、鉄またはアルミニウムであり、さらにより好ましくは、Mは鉄である。]
上記のルイス酸は、塩素系溶媒、特に塩化メチレンおよび1,2,4−トリクロロベンゼン、またはニトロ有機化合物、特にニトロベンゼンもしくはその混合物のいずれかから選択される溶媒と共に、触媒量で使用される。
高沸点の溶媒(100℃を超える沸点)の使用は、2種の反応物(11)および(12)の相対蒸気圧が低減され、したがって、反応の間のそれらの蒸発を制限するため、特に好ましい。
好ましい反応方法は、反応物(11)および(12)の溶液を、前述の溶媒のうちの1種または複数種に溶かしたMXの懸濁液または溶液に、10〜40℃の範囲内、好ましくは20°〜25℃の温度で、添加することである。生成物(13)は、反応混合物から直接、または通常の水による後処理に続いて、分留により容易に単離することができ、収率は、50〜90モルパーセント、好ましくは55〜60モルパーセントであり、純度は80〜99%、好ましくは96〜98%である。
スキーム2中のステップ2は、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジグリム、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、好ましくはエチレングリコールなど高沸点の極性溶媒中で、例えば水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウム、好ましくはNaOHまたはKOHなどの無機塩基を用いて、かつ、生成物をその反応混合物から直接蒸留することによって、好都合に実施される。
続いて、生成物(14)を、有機リチウム塩基RLi(式中、Rは、メチル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、フェニル、好ましくはn−ブチルである)と反応させ(ステップ3)、またはむしろ金属リチウムと直接反応させて、定量的収率で生成物(6)を生成させる。
別法として、2モルの有機リチウム塩基(RLi)と、あるいは金属リチウムと直接反応させることによって、化合物(14)を直接、生成物(6)に変換することができる(ステップ4)。
第1の場合では、20°〜110℃、好ましくは70〜90℃の範囲内の温度で、トルエンまたはヘプタンなどの非極性溶媒中で直接、反応を実施することができ、その代わりに、第2の場合では、エーテル系溶媒を使用することが必要であり、その中でも、テトラヒドロフランが好ましい。ステップ4を提供する反応が、最も好ましい。
有機リチウム塩基が使用される場合、その後に続くカップリング反応を実施する前に、反応において形成する対応するハロゲン化アルキルを蒸留によって除去することが好ましい。
化合物(6)の調製に関する全般的な概説は、以下の刊行物:H.G.VieheおよびS.Y.Delavarenne、Chem.Ber.103、1216〜1224頁(1970年)およびZ.Wang他 Tetr.Lett.41(2000年)、4007〜4009頁において記載されている。
しかし、上記の文献で報告されている方法は、低い産業上の利用可能性を特徴とする。特にステップ1に関する、本発明によって導入される最適化は、より穏やかな条件下、かつより高い収率での生成物(6)の獲得を可能にする合成方法論を提供した。略図2の反応を使用するこれらおよびさらなる利点を、以下に考察する。
反応物(6)は、本発明の保護の範囲から逸脱することなく、例示されたもの以外の合成方法論を用いることによっても得られることが理解されよう。
がSi(R基(Rは前述したとおりである)である場合、反応物(7)は、以下の合成スキーム
Figure 0004733129
に従って、得ることができる。
最も好都合なプロセスは、0°〜100℃、好ましくは15°〜25℃の温度で、0.5〜5時間、好ましくは1〜3時間、例えばヘプタン、ヘキサン、ペンタン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン、メシチレン、もしくはそれらの混合物など非極性の有機溶媒、好ましくはヘプタン中で、モル過剰で、水溶性アミン混合物(14)に化合物(15)を添加することを含む。そのようにして、反応の最後に非極性溶媒中に多かれ少なかれ定量的に残存するジアルキル化副産物の形成を最小化することが可能であり、一方、化合物(17)は、水溶性部分中に残り、続いて、例えばメチルtert−ブチルエーテル、塩化メチレン、酢酸エチル、ジエチルエーテルなどの極性溶媒、好ましくはメチルtert−ブチルエーテルまたは塩化メチレンを用いて抽出することができる。生成物(17)は蒸留によって精製されるが、特に安定なわけではなく、粗製の形態でこの生成物を使用すること、または、有機溶媒中の最終溶液中に直接塩酸を添加することによって得られる対応する塩酸塩の単離することが、より好都合である。
生成物(7a)を得るために、例えば、トリエチルアミン、トリメチルアミン、N−エチル−ジ−イソプロピルアミン、ジアザビシクロノナン(DBN)、ジアザビシクロウンデセン(DBU)などの有機塩基、好ましくはトリエチルアミンの存在下で、例えばトルエン、メチルtert−ブチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、塩化メチレン、酢酸エチル、酢酸イソプロピルなどの不活性溶媒、好ましくはトルエン中で、化合物(18)と反応させることによって、式(17)の中間体上の窒素基を好都合に保護することができる。
この保護反応は、0°〜50℃の範囲内、好ましくは20°〜30℃の範囲内の温度で、極めて穏やかな条件下で起こり、かつ、数時間内に完了する。
後処理により、使用した有機塩基(例えばトリエチルアンモニウムクロリド)に由来する塩化物をろ過し、かつ、存在し得る任意の過剰な化合物(18)を除去するために減圧下で少量に濃縮する。
続いて、一般式(7a)の生成物を、適切な触媒(ニッケルの塩もしくは錯体またはそれらの混合物)と共に、THF、ジオキサン、グリム、ジグリム、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、トルエン、キシレンなどの溶媒中、好ましくはTHF/トルエン混合物中の生成物(6)の懸濁液とin situで反応させ、次いで、その反応混合物を加熱して、50〜100℃の範囲内、好ましくは70°〜95℃の温度にする。この反応は、0.5〜10時間、好ましくは1〜4時間以内に完了し、かつ定量的である。このようにして、生成物(8a)(式中、RはSi(R基であり、かつ、R、R、およびRは、上記に定義したとおりである)が得られる。この合成経路に続いて、最終生成物(8)(式中、R、R、Rは、上記に定義したとおりである)を得るために、以下のスキーム
Figure 0004733129
に従って、生成物(8a)を続いて修飾しなければならない。
具体的には、粗製の生成物として使用され得、あるいは、蒸留によって、またはその適切な有機もしくは無機塩(例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、コハク酸塩、もしくは酒石酸塩として)の晶出によって単離され得る脱保護された生成物(8b)を得るために、場合によっては酸または塩基の存在下で、化合物(8a)を単純な水による後処理に供することができる(略図4のステップ1)。ケトン溶媒(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン)または非プロトン性極性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、Nメチルピロリドン、ジメチルスルホキシド)中で、かつ、生成される塩酸を捕捉するために、水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウム、炭酸ナトリウムもしくは炭酸カリウム、酢酸ナトリウムもしくは酢酸カリウムなど適切な塩基の存在下で、後者を生成物(19)で容易にアルキル化することができる(ステップ2)。
粗製の最終生成物(8)は、水相の分離、および溶媒を濃縮して残渣を得ることによって得られる。好ましくは、化合物(8)は、塩酸塩の形態で粗製の混合物から単離される。
この粗製の生成物を、メチルエチルケトン、アセトン、酢酸イソプロピル、イソプロパノール、トルエンなどの溶媒、好ましくはイソプロパノール、メチルエチルケトン、より好ましくはメチルエチルケトン中に溶解し、次いで、HClを添加し、生成物の塩酸塩の沈殿を得る(8)。溶媒からの分離は、当技術分野において公知の技術に従って、例えばろ過によって行う。
1つの好ましい応用は、50〜100℃、好ましくは70°〜90℃の温度で、1〜10時間、好ましくは4〜6時間、場合によっては、例えば臭化テトラブチルアンモニウム、硫酸水素テトラブチルアンモニウム、水酸化テトラブチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウムなどの相間移動触媒、好ましくは臭化テトラブチルアンモニウムの存在下で、水酸化ナトリウムの水溶液と共に、トルエン中で(8b)および(19)の混合物を加熱することである。反応は定量的であり、かつ、粗製の生成物(8)は、水相の分離、および溶媒を濃縮して残渣を得ることによって簡単に得られる。しかし、驚くべきことに、先に説明したプロセスに従って、生成物(8a)を直接化合物(19)と反応させて、粗製の最終生成物(8)を直接生成することができるので、中間体(8b)の単離は、実際には必要ではないことが判明している。実際、このタイプ:
Figure 0004733129
の化合物の相対的な不安定性を考慮すれば、アルキル化反応の条件は、化合物(19)と直ちに反応して最終生成物(8)を生成する中間体(8b)のin situ形成と共に、Si(R基を破壊するのに十分である。
この最終の実施形態は、事実上「ワンポット」のプロセスによる、化合物(15)および(16)から出発する最終生成物(8)の獲得を可能にするため、最も好ましい。この方法によって、生成物(8)は、好ましくは塩酸塩の形態で得られ、全収率は、40〜80モルパーセント、好ましくは50〜65モルパーセントであり、純度は95〜100%、好ましくは99%を超える。
がSi(R以外である場合、その場合の生成物(7)は、特許EP0421302およびEP0645369において報告されている以下の反応スキーム
Figure 0004733129
に従って得ることができる。生成物(7)を、精製せずに、前述した同じ方法に従う化合物(6)とのその後のカップリングステップにおいて使用し、このようにして、最終生成物(8)を直接生成する。この場合もやはり、(8)の調製は、事実上「ワンポット」であり、反応物(20)および(15)から開始する。
反応の後処理として、それを有機相から取り出すために、Ni錯化剤の水溶液、例えば、EDTA、アンモニア、エチレンジアミン、テトラメチルエチレンジアミンの水溶液、好ましくはアンモニアの水溶液による最初の処理を行う。続いて水で洗浄し、次いで、残存している有機相を濃縮して残渣を得ることにより、定量的収率、および60〜95%、好ましくは70%〜90%の純度を有する(HPLC)、粗生成物(8)を獲得することが可能になる。
好ましくは、化合物(8)は、例えばアセトン、メチルエチルケトン、イソプロパノール、酢酸エチル、イソプロピルアセテート、またはトルエンなど適切な有機溶媒中に溶解させた粗生成物の溶液に塩酸を添加することによって、塩酸塩の形態で単離される。次いで、結果として生じる沈殿物をろ過によって単離する。
このプロセスの全収率は、塩酸塩の形態の生成物(8)として、50〜90モルパーセント、好ましくは60〜70モルパーセントであり、かつ、このようにして得られた生成物は、95〜100%、好ましくは99%を超える純度を有する(HPLC、A%−HPLC解析によるピーク領域の比率)。
当然、生成物(7)も、本発明の保護の範囲から逸脱することなく、他の合成方法によって得ることもできる。
(効果)
テルビナフィンの合成のために現在最もよく使用されている方法を、スキーム1に示す。この合成プロセスは、簡潔かつ実施するのが容易で、良い収率を与えるが、いずれも非常に高価な化合物であるtert−ブチルアセチレンおよびパラジウム触媒を使用する。これはすべて、薬物の最終価格に影響を及ぼし、社会的結果は明らかである。本発明は、より経済的かつ産業的用途により適した方法で、テルビナフィンおよびその誘導体の獲得を可能にする2つの関連した等しく有効な合成経路を提供する。
鍵となるステップは、容易に合成され、かつ、tert−ブチルアセチレンよりはるかに経済的な化合物(6)と、迅速かつ経済的な合成経路を介して得られる化合物(7)との間の反応である。非常に経済的なNi触媒、特にNi塩、および化合物(6)の使用は、テルビナフィンおよびその誘導体の製造総コストの劇的な低減を可能にする。さらに、はるかに穏やかな条件下で、かつはるかに短い時間で、カップリング反応を実施することができる。
化合物(6)は、非常に経済的な出発原料(11)および(12)を使用するため選択されてきた、文献で報告されている合成経路(スキーム2)によって得られる。この方法は、本発明において最適化され、したがって、改善された産業上の利用可能性を特徴とする方法を提供する。ステップ1においAlClをルイス酸として使用することが、実際に文献で報告されている。実験で示されるように、この反応において塩化アルミニウムを使用することは、HClの制御されていない生成および顕著な起泡を引き起こすため、大規模な産業的用途には不適切となる。その代わりに、本発明に従って、高沸点の溶媒の使用と合わせて、より弱いルイス酸(例えばFeCl)および反応物を添加するための様々な方法を使用すると、より制御し易い反応条件の実現が可能になる。より好都合には、化合物(13)を有機リチウム塩基または金属Liで直接処理し(ステップ4)、それによって、反応時間を短縮させることができる。
化合物(7)は、文献で既に公表されている、スキーム5において報告されている方法を用いて、得ることができる。好都合なことに、この場合、最終生成物(8)は、経済的かつ産業的に適用可能な方法を使用することによってだけでなく、本質的に「ワンポット」のプロセスを使用することによって得られ、したがって、はるかに迅速である。
実際、この合成経路の全体を通じて実施される唯一の精製ステップは、最終生成物のものである。
別法として、化合物(7a)は、事実上「ワンポット」である、スキーム3および4において概説されているプロセスを使用して、非常に経済的な反応物(15)および(16)から出発することによって、得ることができ、したがって、非常に迅速である。この場合もやはり、精製すべき唯一の生成物は、最終生成物である。
したがって、要約すると、本発明は、優良な産業上の利用可能性、優良なプロセス速度、および実行の容易さ、ならびに公知技術のプロセスと同程度の収率を特徴とする、テルビナフィンおよびその類似体の合成のための方法を提供する。特に、本発明は、公知技術よりはるかに経済的である方法を提供し、これは、薬物の最終コストの顕著な低減に反映される。
(実験の項)
(実施例1:1,1−ジクロロ−3,3−ジメチルブテン)
不活性雰囲気中の反応器中に、FeCl 50.0g(0.3mol)および塩化メチレン350mlを導入する。この懸濁液に、塩化tert−ブチル478ml(407g;4.39mol)および塩化ビニリデン380ml(426g;4.39mol)からなる混合物を、20〜25℃の温度で3時間かけて滴加する。溶液添加の途中で、FeCl 20g(0.123mol)を添加し、最後にさらに5g(0.07mol)を添加する。次いで、この反応混合物を2時間攪拌し続け、水500mlを入れた反応器中にこの懸濁液を注ぐ。相を分離させ、水250ml、続いて、5%(w/w)のNaHCO水溶液250mlで有機相を洗浄する。
この有機相を減圧下で蒸留して、純度95.1%(GC(A%)−(GC分析によるピーク領域の比率))を有する1,1−ジクロロ−3,3−ジメチルブテン(P=140mbar、T=65℃で蒸留される画分)395g(2.58mol、収率58%)を得る。
(実施例2:1,1−ジクロロ−3,3−ジメチルブテン)
不活性雰囲気中の反応器中に、FeCl 50.0g(0.3mol)および1,2,4−トリクロロベンゼン350mlを導入する。この懸濁液に、塩化tert−ブチル478ml(407g;4.39mol)および塩化ビニリデン380ml(426g;4.39mol)からなる溶液を、20〜25℃の温度で4時間かけて滴加し、かつ、この混合物を16時間攪拌し続ける。次いで、水500mlを入れた反応器中にこの懸濁液を注ぐ。相を分離させ、水250ml、続いて、5%(w/w)のNaHCO水溶液250mlで有機相を洗浄する。
この有機相を蒸留して、純度93.0%(GC(A%))を有する1,1−ジクロロ−3,3−ジメチルブテン(P=100mbar、T=65℃で蒸留される画分)387g(2.53mol、収率57.6%)を得る。
(実施例3:1,1−ジクロロ−3,3−ジメチルブテン)
不活性雰囲気下の反応器中に、FeCl 25.0g(0.15mol)およびニトロベンゼン175mlを導入する。
この溶液に、塩化tert−ブチル239ml(204g;2.2mol)および塩化ビニリデン190ml(213g;2.2mol)からなる混合物を、20〜25℃の温度で2時間かけて滴加し、かつ、この混合物を2時間攪拌し続ける。
この混合物を減圧下で蒸留し、それによって、純度94.4%(GC(A%))を有する1,1−ジクロロ−3,3−ジメチルブテン(P=140mbar、T=65℃で蒸留される画分)150g(0.98mol、収率41%)の画分を集める。
(実施例4:tert−ブチル−2−クロロ−アセチレン)
KOHペレット180g(3.2mol)およびジエチレングリコール300mlを反応器中に導入する。この反応混合物を90℃まで加熱し、前記温度に達した後、1,1−ジクロロ−3,3−ジメチルブテン110g(0.719mol)を1時間かけて添加する。この混合物を90℃で3時間攪拌し、次いで、大気圧下、95℃の反応器内部温度でこの生成物を蒸留し、それによって、生成物と、反応副生成物として形成される水の混合物を得、次いでこれを分離させる。この生成物を、無水NaSO上で乾燥させ、純度98.8%(GC(A%))を有する無色の液体として所望の化合物70.0g(収率84%)を得る。
(実施例5:N−(トランス−3−クロロ−2−プロペニル)−N−メチル−1−ナフタレン−メタンアミン)
N−メチル−1−ナフタレンメタンアミン30g(0.175mol)、MEK100ml、および炭酸カリウム29g(0.210mol、1.2当量)を反応器中に導入し、この混合物を50℃に加熱し、(1E)−1,3−ジクロロ−1−プロペン22.4g(0.202mol、1.1当量)を滴加する。
添加の完了後、この混合物を80°/85℃で加熱し、7時間後に反応を完了し、混合物を蒸留して少量にし、冷却し、かつ、トルエン120mlおよび水150mlを添加する。これらの相を分離し、水相をトルエン45mlで2回抽出し、合わせた有機相を、60mlの水で2回洗浄する。次いで、これを濃縮して残渣とし、純度92.0%(HPLC A%)を有する赤黄色の油として生成物41.5g(0.168mol、収率96.5%)を得る。
(実施例6:テルビナフィン(1))
1,1−ジクロロ−3,3−ジメチルブテン50.0g(0.321mol)およびトルエン250mlを反応器中に導入する。得られる溶液を80℃で加熱し、次いで、ヘプタンに溶かした25%n−ブチルリチウム溶液242.5ml(2.1当量)を、80〜90℃で、45分間かけて添加する。添加の完了後、得られる白色懸濁液を、80℃で2時間攪拌する。その後に続いて、トルエン、ヘプタン、および反応副生成物のクロロブタンの混合物を大気圧下、窒素流下で蒸留し、同時に、最初の体積を一定に保つためにトルエンを添加する。
この懸濁液を80℃に冷却し、かつ、粗製N−(トランス−3−クロロ−2−プロペニル)−N−メチル−1−ナフタレンメタンアミン66.7g(0.247mol、0.8当量、HPLC滴定A% 91.0%)、THF100ml、およびNiCl 480mg(3.7mmol、0.011当量)を添加する。
反応混合物を90°〜95℃で1時間加熱し、次いで、20〜25℃に冷却する。水400mlおよび30%アンモニア水100mlを添加する。これらの相を分離し、かつ、トルエン250mlで水相を再抽出する。合わせた有機相を、250mlの水で2回洗浄し、続いて、3.5gの活性炭で処理する。20/25℃で30分間攪拌した後、活性炭をろ過し、フィルターをトルエン100mlで洗浄する。有機相を濃縮して残渣とし、このようにして、純度87.3%(HPLC A%)を有する粗製テルビナフィン62.8g(0.215mol、収率87.0%)を得る。
(実施例7:テルビナフィン(1))
1,1−ジクロロ−3,3−ジメチルブテン10.0g(0.06mol)およびトルエン50mlを反応器中に導入する。得られる溶液を80℃で加熱し、次いで、ヘプタンに溶かした25%n−ブチルリチウム溶液45.5ml(2.1当量)を、30分間かけて添加する。添加の完了後、得られる白色懸濁液を、80℃で2時間攪拌する。その後に続いて、トルエン、および反応副生成物のクロロブタンの混合物を大気圧下、窒素流下で蒸留し、同時に、最初の体積を一定に保つためにトルエンを添加する。
この懸濁液を50℃に冷却し、かつ、粗製N−(トランス−3−クロロ−2−プロペニル)−N−メチル−1−ナフタレンメタンアミン10.8g(0.04mol、0.66当量)、THF20ml、NiCl 52mg(0.7モルパーセント)、およびトリフェニルホスフィン210mgを添加する。
この反応混合物を90°〜95℃で4時間加熱する。
この混合物を冷却し、20°/25℃で2.5%EDTA・2ナトリウム塩水溶液100mlを添加し、これらの相を分離し、かつ、トルエン75mlで水相を再抽出する。最後に、合わせた有機相を水80mlで2回洗浄する。この有機相を濃縮して残渣とし、このようにして、76.4%(HPLC A%)の純度を有する粗製テルビナフィン15.1g(理論上の収率を上回る)を得る。
(実施例8:テルビナフィン(1))
PdCl(PPh)(1.4mol%)421mgを触媒として使用して、実施例6で説明した反応を繰り返す。この反応混合物を90°〜95℃で4時間加熱し、続いて、20〜25℃に冷却する。実施例6で説明した後処理に従って、81.7%(HPLC A%)の純度を有する粗製テルビナフィン14.2g(理論上の収率を上回る)が得られる。
(実施例9:テルビナフィン(1))
tert−ブチル−2−クロロ−アセチレン10.0g(0.0858mol)およびトルエン50mlを反応器中に導入する。得られる溶液を80℃で加熱し、次いで、ヘプタンに溶かした25%n−ブチルリチウム溶液35.5ml(1.15当量)を、30分間かけて添加する。
添加の完了後、得られる白色懸濁液を、80℃で2時間攪拌する。その後に続いて、トルエン、および反応副生成物のクロロブタンの混合物を大気圧下、窒素流下で蒸留し、同時に、最初の体積を一定に保つためにトルエンを添加する。
この混合物を50℃に冷却し、かつ、粗製N−(トランス−3−クロロ−2−プロペニル)−N−メチル−1−ナフタレン−メタンアミン15.5g(0.0572mol)、THF20ml、およびNiCl 74mg(0.77モルパーセント)を導入する。この反応混合物を90°〜95℃で1時間加熱し、20°/25℃に冷却し、かつ、EDTA・2ナトリウム塩の2.5%(w/v)水溶液130mlを添加し、これらの相を分離し、また、冷却したトルエン70mlで水相を再抽出する。合わせた有機相を水90mlで2回洗浄し、濃縮して残渣とし、このようにして、83.6%(HPLC A%)の純度を有するテルビナフィン18.2g(理論上の収率を上回る)を得る。
(実施例10:テルビナフィン(1))
PdCl(PPh)600mg(1.4モルパーセント)を触媒として使用して、実施例9で説明した反応を繰り返す。この反応混合物を90°〜95℃で1時間加熱し、続いて、20〜25℃に冷却する。実施例8で説明した後処理に従って、80.4%(HPLC A%)の純度を有するテルビナフィン塩基19.2g(理論上の収率を上回る)が得られる。
(実施例11:テルビナフィン(1))
NiCl77mg(0.7%mol)およびトリフェニルホスフィン300mgの混合物を触媒として使用して、実施例9で説明した反応を繰り返す。この反応混合物を90°〜95℃で1時間加熱する。
実施例8で説明した後処理に従って、74.4%(HPLC A%)の純度を有するテルビナフィン19.2g(理論上の収率を上回る)が得られる。
(実施例12:テルビナフィン(1))
不活性雰囲気中の反応器中に、リチウム顆粒1.58g(0.228mol)およびテトラヒドロフラン40mlを導入する。この懸濁液を50℃で加熱し、続いて、1,1−ジクロロ−3,3−ジメチルブテン5 10g(0.065mol)およびTHF10mlからなる溶液を、40分かけて滴加する。
反応物が完全に消費されるまで、この反応混合物を3時間還流させる。次いで、粗製N−(トランス−3−クロロ−2−プロペニル)−N−メチル−1−ナフタレン−メタンアミン10.6g(0.043mol)、NiCl 80mg(0.61mmol)、およびTHF10mlを添加する。この混合物を6時間還流し続け、次いで、20℃に冷却する。
水10ml、5%(w/v)EDTA・2ナトリウム塩溶液50ml、およびトルエン50mlをこの反応混合物に添加する。懸濁液を攪拌し、相を分離する。
有機相を、NHOHを用いてpH9に調整した5%EDTA溶液50mlで3回洗浄し、最後に、濃縮して残渣とし、64.4%の純度を有する粗製テルビナフィン12.5g(理論上の収率を上回る)を得る。
(実施例13:テルビナフィン(1))
リチウム顆粒1.5g(0.216mol)を、次いでテトラヒドロフラン40mlで保護し(covered)、化学的に反応しない(inertised)反応容器中に導入する。この懸濁液を50℃に加熱し、続いて、tert−ブチル−2−クロロアセチレン10g(0.085mol)およびTHF10mlからなる溶液を、40分かけて滴加する。反応物が完全に消費されるまで、この反応混合物を2時間還流させる。
NiCl 110mg(0.085mmol)、THF10ml、および粗製N−(トランス−3−クロロ−2−プロペニル)−N−メチル−1−ナフタレンメタンアミン13.9g(0.0566mol、0.66当量)を、窒素下で化学的に反応しない反応器中に導入する。次いで、懸濁液を前述の反応器中に注ぐ。
この混合物を5時間還流させ、その後、室温まで冷却し、次いで、水10ml、5%EDTA水溶液50ml、およびトルエン50mlを添加する。
この懸濁液を攪拌し、相を分離する。有機相を、NHOHを用いてpH9に調整した5%EDTA溶液50mlでさらに3回洗浄し、最後に、濃縮して残渣とし、65.5%の純度を有する粗製テルビナフィン17.5g(理論上の収率を上回る)を得る。
(実施例14:テルビナフィン(1))
リチウム顆粒1.5g(0.216mol)を、次いでテトラヒドロフラン40mlで保護し、化学的に反応しない反応容器中に導入する。この懸濁液を50℃まで加熱し、続いて、tert−ブチル−2−クロロアセチレン10g(0.085mol)およびTHF10mlからなる溶液を、40分かけて滴加する。反応物が完全に消費されるまで、この反応混合物を2時間還流させる。
NiCl 110mg(0.085mmol)、トリフェニルホスフィン455mg、およびTHF10mlを、窒素下で第2の化学的に反応しない反応器中に導入する。
黄色の沈殿が得られるまでこの混合物を加熱し、次いで、粗製N−(トランス−3−クロロ−2−プロペニル)−N−メチル−1−ナフタレンメタンアミン13.9g(0.0566mol)を添加する。
得られる懸濁液を第1の反応器中に注ぎ、完全に変換するまで混合物を2時間還流させ、次いで、室温まで冷却する。
実施例13と同じ後処理に従うことによって、粗製テルビナフィン17.0g(理論上の収率を上回る)が74.5%の純度で得られる。
(実施例15:テルビナフィン(1)塩酸塩)
粗製テルビナフィン14.1g(理論上39.9mmol、実施例6)をメチルエチルケトン(MEK)94ml中に溶解させ、次いで、32%塩酸水溶液3.9ml(0.0399mol)を滴加する。得られる懸濁液を30分間攪拌し、次いで、共沸蒸留によって水を除去するためのロータベーパー(rotavapor)を用いて、少量に濃縮する。冷却したMEKで最初の体積に戻す。20℃で2時間攪拌した後、沈殿物をろ過し、MEK11mlで2回洗浄し、一定の重量になるまで加熱ランプ下で乾燥させる。テルビナフィン−HCl 8.7g(収率66.4%)が、99.3%(HPLC A%)の純度を有する白色固体として得られる。
(実施例16:テルビナフィン(1)塩酸塩)
粗製テルビナフィン塩基14.2g(理論上40.0mmol、実施例6)をイソプロパノール24ml中に溶解させ、次いで、イソプロパノールに溶かした9.35%塩酸17.2g(1.1当量)を滴加する。
得られる溶液を30分間攪拌し、次いで、ロータベーパーを用いて少量に濃縮し、次いで、冷却イソプロパノール24mlで溶解する。
次いで、20/25℃でジイソプロピルエーテル71mlを滴加する。エーテルのおよそ半分の量を添加した後に、生成物の晶出が観察される。
20℃で8時間攪拌した後、沈殿物をろ過し、iPrOH/ジイソプロピルエーテル混合物(体積比1/3)14mlで2回洗浄し、40℃の真空オーブン中で一定の重量になるまで乾燥させる。テルビナフィン−HCl 8.3g(収率63%)が、95.0%(HPLC A%)の純度を有する白色固体として得られる。
(実施例17:テルビナフィン(1)塩酸塩)
粗製テルビナフィン塩基19.2g(理論上57.2mmol、実施例6)をアセトン83ml中に溶解させ、次いで、32%塩酸水溶液6.2ml(0.0631mol)を滴加する。得られる懸濁液を20℃で30分間攪拌し、次いで、−5°/−10℃に冷却し、さらに2.5時間攪拌する。沈殿物をろ過し、冷アセトン16mlで洗浄し、40℃の真空オーブン中で一定の重量になるまで乾燥させる。テルビナフィン−HCl 10.8g(収率57.5%)が、99.8%(HPLC A%)を超える純度を有する白色固体として得られる。
(実施例18:テルビナフィン(1)塩酸塩)
粗製テルビナフィン塩基17.6g(理論上56.6mmol、実施例13)をアセトン80ml(4.5体積量)中に溶解させ、32%塩酸水溶液6.8ml(1.1当量)を添加する。
得られる懸濁液を−20℃に冷却し、2時間攪拌する。沈殿物をろ過し、アセトン20mlで洗浄し、40℃の真空オーブン中で乾燥させて、99.9%(HPLC A%)を超える純度を有する白色固体として、テルビナフィン塩酸塩4.9g(収率29.7%)を得る。
(実施例19:トランス−1−メチルアミン−3−クロロ−2−プロペン塩酸塩)
40%メチルアミン水溶液700ml(7.9mol、8.8当量)を2リットルの反応器中に導入し、20〜25℃で、ヘプタン75ml中に溶解させた1,3−ジクロロプロペン(E異性体)の溶液100g(0.9mol)を滴加する。この懸濁液を3時間攪拌し続け、次いで、2つの相を分離する。水相をヘプタン25mlで洗浄し、合わせた有機相をNHClの5%水溶液50mlで抽出する。
合わせた水相を総量600mlのMTBEで5回抽出する。減圧下で500mlの溶媒を蒸留することによって有機相を濃縮し、次いで、MTBEによって200mlに戻す。pHがほぼ2になるまで、HClガスを通気し、また、このようにして得られた懸濁液を20℃で2時間攪拌する。
次いで、ブフナー漏斗を用いて沈殿をろ過し、MTBE50mlで洗浄し、40℃、減圧下で乾燥させて、99.0%(GC、A%)の純度を有する生成物(収率60.6%)77.5gを得る。
(実施例20:N−トリメチルシリル−トランス−1−メチルアミノ−3−クロロ−2−プロペン)
不活性な窒素雰囲気下の反応器中に、トランス−1−メチルアミノ−3−クロロ−2−プロペン塩酸塩80g(0.56mol)、トルエン400ml、25%NaOH160mlを導入し、この混合物を20〜25℃で20分間攪拌する。有機相を分離し、かつ、トルエン100mlで水相を抽出する。合わせた有機相にトリエチルアミン150ml(1.07mol、1.9当量)を添加し、かつ、20/25℃で、トリメチルクロロシラン98ml(0.77mol、1.4当量)を1時間かけて滴加する。添加の完了後、このようにして得られるた懸濁液を、20°/25℃で2時間攪拌する。これらの塩を不活性な窒素雰囲気中でろ過し、それらをトルエン160mlで洗浄する。次いで、この有機溶液を減圧下で少量に濃縮し、後続のステップにおいてそれを使用する。
(実施例21:6,6−ジメチル−N−メチル−N−トリメチルシリル−トランス−ヘプタ−2−エン−4−インアミン)
1,1−ジクロロ−3,3−ジメチルブテン113.0g(0.738mol)およびトルエン565mlを反応器中に導入する。得られる溶液を80℃まで加熱し、次いで、前記温度に達した後、ヘプタンに溶かした25%n−ブチルリチウム溶液557ml(2.1当量)を、1.5時間かけて添加する。
添加の完了後、懸濁液を、80℃で2時間攪拌する。その後に続いて、トルエン、ヘプタン、および反応副生成物のクロロブタンからなる混合物を大気圧下、窒素流下で蒸留し、同時に、最初の体積を一定に保つためにトルエンを添加する。
この懸濁液を65°/70℃まで冷却し、次いで、理論上100g(0.564mol、0.76当量)に相当する、実施例20からのN−トリメチルシリル−トランス−1メチルアミノ−3−クロロ−2−プロペンのトルエン溶液を添加し、続いて、THF170mlおよびNiCl730mg(0.76%mol)を添加する。この反応混合物を80℃で加熱する。2時間後、これを20°/25℃まで冷却し、次いで、水565mlおよび30%アンモニア113mlを含む第2の反応器中でこの反応混合物をクエンチする。次いで、活性炭4.3g(5重量%)を添加し、この混合物を30分間攪拌し、次いでろ過し、トルエン128mlで活性炭を洗浄し、相を分離させ、かつ、この有機相を水256mlで洗浄し、その後続いて、合わせた水相をトルエン256mlで抽出する。最後に、合わせた有機相を濃縮して少量にする。生成物、6,6−ジメチル−N−メチル−N−トリメチルシリル−トランス−ヘプタ−2−エン−4−インアミンが、(内標準を用いてGCによって測定されるように)74.4%の収率で得られる。
H−NMR(DMSO,TMS,ppm):0.1(s,9H,Si(CH);1.20(s,9H,C(CH);2.23(s,3H,N−CH);3.09(dd.,2H,CH,J=5.87,1.69Hz);5.55(dt,1H,CH,J=15.84,1.70Hz);5.87〜5.97(m,1H,CH)。
MS(m/e):222、208、166、73。
(実施例22:テルビナフィン(1))
上記の粗製6,6−ジメチル−N−メチル−N−トリメチルシリル−トランス−ヘプタ−2−エン−4−インアミンのトルエン溶液(0.420mol、実施例21)を、30%炭酸ナトリウム(soda)59.0ml(0.588mol、1.4当量)および臭化テトラブチルアンモニウム2.6g(4重量%)と共に反応器中に導入する。この混合物を50℃まで加熱し、1−クロロメチルナフタレン89g(0.504mol、1.2当量)をトルエン20ml中で希釈し、30分かけて滴加する。添加の完了後、この混合物を90℃で加熱し、5時間後に20/25℃まで冷却し、かつ、水245mlを添加する。これらの相を分離し、トルエン184mlで抽出し、かつ、合わせた有機相を、水184mlで洗浄する。活性炭3.1g(2.5重量%)をこの有機相に添加し、この懸濁液を20℃で30分間攪拌し、次いで、ろ過し、かつトルエン61mlで2回洗浄する。最後に、トルエン相を濃縮して残渣とし、粗製テルビナフィン169.9g(理論上の収率を上回る)を得る。純度(HPLC A%)80.6%。
(実施例23:テルビナフィン(1)塩酸塩)
粗製テルビナフィン169.9g(理論上0.420mol)(実施例22)を20/25℃でメチルエチルケトン(MEK)306ml中に溶解し、次いで、32%HCl水溶液41.3ml(1当量)を20/30℃で滴加する。添加の最中に、生成物の晶出が起こる。懸濁液を15分間攪拌し、次いで、存在する水を共沸によって除去するために40℃、減圧下で濃縮して少量にし、続いて、MEKを加えて2倍にし、再び、40℃、減圧下で濃縮して少量にし、最後に、MEKで希釈して最初の体積に戻す。次いで、この懸濁液を−10℃に冷却し、3時間攪拌する。沈殿物をろ過し、冷MEK69mlで2回洗浄し、40℃、減圧下で、一定の重量になるまで乾燥させる。テルビナフィン塩酸塩103.3g(0.317mol、収率75%)が、純度99.8%(HPLC A%)および融点207℃〜208℃の白色結晶固体として得られる。

Claims (35)

  1. 式(8):
    Figure 0004733129
    の化合物を生成するための方法であって、
    金属触媒の存在下で、式(6):
    Figure 0004733129
    の化合物を、
    式(7):
    Figure 0004733129
    の化合物と反応させるステップを含む方法
    [式中、Rは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル;直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜10 アルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜10 アルキニル;(C3〜7)シクロアルキル;(C4〜7)シクロアルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルキニル,(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって、任意の位置で置換されたもしくは置換されていないアリール(C0〜4)アルキルであり;あるいは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないナフチル(C0〜4)アルキルであり;あるいは、置換されていないピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、キノリン、イソキノリン、フラン、ベンゾフラン、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、およびイソキサゾールから選択される複素環である。
    は、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル;直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜10 アルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜10 アルキニル;(C3〜7)シクロアルキル;(C4〜7)シクロアルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないアリール(C0〜4)アルキルから選択され、あるいは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないナフチル(C0〜4)アルキルであり;あるいは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって置換されたもしくは置換されていないピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、キノリン、イソキノリン、フラン、ベンゾフラン、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、イソキサゾールから選択される複素環であり;
    は、水素、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル;直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜10 アルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜10 アルキニル;(C3〜7)シクロアルキル;(C4〜7)シクロアルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないアリール(C0〜4)アルキルから選択され;あるいは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないナフチル(C0〜4)アルキルであり;あるいは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の不飽和(C 2〜6 脂肪族基、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって置換されたもしくは置換されていないピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、キノリン、イソキノリン、フラン、ベンゾフラン、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、イソキサゾールから選択される複素環であり;あるいは、Si(R基(Rは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜5)アルキル基または置換されていないアリール(C0〜4)アルキル基である)であり
    はハロゲンである]。
  2. が、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル;直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜10 アルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜10 アルキニル;(C3〜7)シクロアルキル;(C4〜7)シクロアルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、または第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないアリール(C0〜4)アルキルである、請求項1に記載の方法。
  3. が、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル基である、請求項1または2に記載の方法。
  4. が、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル;直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜10 アルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜10 アルキニル;(C3〜7)シクロアルキル;(C4〜7)シクロアルケニル;直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、または第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないアリール(C0〜4)アルキルである、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. が、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜10)アルキル基である、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. が、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜6)アルキル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルケニル、直鎖状もしくは分枝状の(C 2〜6 アルキニル、(C1〜6)アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、第3級アミノ基によって任意の位置で置換されたもしくは置換されていないナフチル(C0〜4)アルキルから選択され、あるいは、Si(R基(Rは、直鎖状もしくは分枝状の(C1〜5)アルキル基である)である、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. が、置換されていないナフチル(C0〜4)アルキル基であり、または、Si(R基(Rは、直鎖状の(C1〜5)アルキル基である)である、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記Xが、塩素または臭素である、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記Xが塩素である、請求項8に記載の方法。
  10. 一般式(8)で表される生成物が、テルビナフィンまたはその塩およびそれらの溶媒和物である、請求項1からのいずれかに記載の方法。
  11. 前記金属触媒が、Ni、Pd、Cu、Fe、Sn、Zn、およびTiの塩または錯体から選択される、請求項1から10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記金属触媒が、Ni錯体もしくはNi塩、またはそれらの混合物である、請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記Ni錯体がジクロロビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(II)であり、前記塩が塩化ニッケルである、請求項12に記載の方法。
  14. i)式MX(n=2、3、4、Xはハロゲンであり、Mは、鉄、アルミニウム、亜鉛、スズ、ホウ素、およびチタンから選択される)で表されるルイス酸の存在下で、
    式(11):
    Figure 0004733129
    の化合物を、式(12):
    Figure 0004733129
    の化合物と反応させて、式(13):
    Figure 0004733129
    (式中、RおよびXは、請求項1に定義したとおりである。)の化合物を得るステップと、
    ii)生成物(13)を無機塩基で処理して生成物(14):
    Figure 0004733129
    を得るステップと、
    iii)生成物(14)を、式RLi(式中、Rは、メチル、n−ブチル、sec−ブチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、フェニル、tert−ブチルである。)で表される有機リチウム塩基と、または金属リチウムと反応させて、式
    (6)の化合物を得るステップ
    を含む、請求項1から13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記R がnーブチルである、請求項14に記載の方法。
  16. 前記生成物(13)を、有機リチウム塩基RLi(R は、請求項14に記載したとおりである。)と、または金属リチウムと反応させて生成物(6)を生成させる、請求項14に記載の方法。
  17. 前記ステップi)において、前記Xが塩素または臭素である、請求項14〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記Xが塩素である、請求項17に記載の方法。
  19. 前記ステップi)において、Mが鉄またはアルミニウムである、請求項14〜18のいずれかに記載の方法。
  20. 前記Mが鉄である、請求項19に記載の方法。
  21. がSi(Rである場合に、化合物(17):
    Figure 0004733129
    を化合物(18):
    Figure 0004733129
    と反応させて、化合物(7a):
    Figure 0004733129
    を得るステップを含む(式中、R、R、およびXは、請求項1に記載したとおりである。)、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
  22. 前記反応が、トリエチルアミン、トリメチルアミン、N−エチル−ジイソプロピルアミン、ジアザビシクロノナン(DBN)、ジアザビシクロウンデセン(DBU)から選択される有機塩基の存在下で起こる、請求項21に記載の方法。
  23. 前記有機塩基がトリエチルアミンである、請求項22に記載の方法。
  24. がSi(Rである場合に、化合物(15):
    Figure 0004733129
    を化合物(16):
    Figure 0004733129
    と反応させて化合物(17)を得るステップを含む(式中、R 、R およびXは、請求項1に記載したとおりである。)、請求項21から23のいずれかに記載の方法。
  25. 前記反応が、0°〜100℃、0.5〜5時間、ヘプタン、ヘキサン、ペンタン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン、メシチレンなど非極性の有機溶媒の存在下で、モル過剰で、水溶性アミン混合物(16)に化合物(15)を添加することによって実施される、請求項24に記載の方法。
  26. 前記有機溶媒がヘプタンである、請求項25に記載の方法。
  27. 前記温度が15〜25℃である、請求項25に記載の方法。
  28. 前記反応の時間が1〜3時間である、請求項25に記載の方法。
  29. がSi(R 以外である場合に、以下のステップ:
    iv)場合によっては酸または塩基の存在下で、水による後処理によって、化合物(8a):
    Figure 0004733129
    を脱保護することによって、化合物(8b):
    Figure 0004733129
    を得るステップと、
    v)化合物(8b)を化合物(19):
    Figure 0004733129
    と反応させて、化合物(8)を得るステップとをさらに含む(式中、R 〜R およびXは、請求項1に記載したとおりである。ただし、R はSi(R を除く。)、請求項1から28のいずれかに記載の方法。
  30. 化合物(8a)を化合物(19)と直接反応させて化合物(8)を生成させる、請求項29に記載の方法。
  31. 前記反応が、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウム、酢酸ナトリウムもしくは酢酸カリウムから選択される無機塩基の存在下で起こる、請求項30に記載の方法。
  32. 前記無機塩基が水酸化ナトリウムである、請求項31に記載の方法。
  33. 前記反応が、水−有機二相系において、臭化テトラブチルアンモニウム、硫酸水素テトラブチルアンモニウム、水酸化テトラブチルアンモニウム、または塩化セチルトリメチルアンモニウムから選択される相間移動触媒の存在下で起こる、請求項30または31に記載の方法。
  34. がSi(R以外である場合に、前記化合物(7)が、化合物(20):
    Figure 0004733129
    と化合物(15):
    Figure 0004733129
    の反応によって得られる(式中、R 〜R 、およびXは、請求項1に記載したとおりである。ただし、R はSi(R を除く。)、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
  35. 式(1)
    Figure 0004733129
    で表されるテルビナフィン、その塩およびそれらの溶媒和物を生成するための方法であって、
    a)1,3−ジクロロプロペンとメチルアミンとを反応させてトランス−1−メチルアミン−3−クロロ−2−プロペンを得るステップと、
    Figure 0004733129
    b)トランス−1−メチルアミン−3−クロロ−2−プロペンとトリメチルクロロシランとを反応させてN−トリメチルシリル−トランス−1−メチルアミノ−3−クロロ−2−プロペンを得るステップと、
    Figure 0004733129
    c)ニッケルの塩または錯体から選択される触媒の存在下で、N−トリメチルシリル−トランス−1−メチルアミノ−3−クロロ−2−プロペンと3,3−ジメチル−1−ブチニルリチウムとを反応させて6,6−ジメチル−N−メチル−N−トリメチルシリル−トランス−ヘプト−2−pエン−4−インアミンを得るステップと、
    Figure 0004733129
    d)6,6−ジメチル−N−メチル−N−トリメチルシリル−トランス−ヘプト−2−エン−4−インアミンと1−クロロメチルナフタレンとを反応させて、テルビナフィン(1)を得るステップと、
    Figure 0004733129
    e)または塩基の存在下で、水による後処理により6,6−ジメチル−N−メチル−N−トリメチルシリル−トランス−ヘプト−2−エン−4−インアミンを脱保護することによって、1−クロロメチルナフタレンと反応させるとテルビナフィン(1)が得られる、下記化合物:
    Figure 0004733129
    を得るステップと
    を含む方法。
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