JP4729933B2 - 固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、CMOS固体撮像装置の製造方法に関する。より詳しくは画素内のトランジスタは非シサイド化され、周辺回路にシリサイド化されたトランジスタを有するCMOS固体撮像装置の製造方法に関する。
CMOS固体撮像装置においては、画素内のCMOSトランジスタにシリサイド化しない、いわゆる非シリサイド化のトランジスタを用い、周辺回路のMOSトランジスタにシリサイド化したトランジスタを用いることが知られている。シリサイド化したMOSトランジスタは、ポリシリコンによるゲート電極の表面及びソース・ドレイン領域の表面に、例えばCoシリサイド層などの高融点金属シリサイド層を形成して構成される。高融点金属シリサイド層は、例えばソース・ドレイン領域(シリコン)の表面に高融点金属を形成し、シリコンと高融点金属とを反応させることによって形成される。
しかし、シリコンと高融点金属とが完全反応せず、幾らかの確率で未反応の高融点金属が拡散して接合付近に残るときには、この残った高融点金属が核となって接合リークの増大を引き起こすことになる。特に、画素内のMOSトランジスタをシリサイド化した場合、このような接合リークは白点となって画質を悪化される。そのため、画素内のMOSトランジスタは非シリサイド化したトランジスタが用いられている。
図8〜図10に、従来のCMOS固体撮像装置の一例をその製造方法と共に示す。この例では、1つのフォトダイオードと3つのnチャネルMOSトランジスタ、すなわち転送トランジスタ、リセットトランジスタ及びアンプトランジスタとで単位画素を形成してなるCMOS固体撮像装置である。
図8Aに示すように、シリコン半導体基板1を用意する。この半導体基板1の画素領域(いわゆる撮像領域)となる第1の領域2上にゲート絶縁膜5を介して各画素の転送トランジスタTr1のゲート電極6、リセットトランジスタTr2のゲート電極7及びアンプトランジスタTr3のゲート電極8を形成する。また、半導体基板1のCMOSロジック回路による周辺回路となる第2の領域3上にゲート絶縁膜11を介してCMOSトランジスタのゲート電極を形成する。図ではnチャネルMOSトランジスタTr4のゲート電極12のみを示す。次いで、半導体基板11の全面にシリコン酸化膜14とシリコン窒化膜15の積層膜によるシリサイドブロック膜16を成膜した後、画素のフォトダイオード形成領域4をレジストマスク18で被覆して、各ゲート電極6、7、8及び12をマスクにn型不純物をイオン注入してセルファラインにてLDD構造のn型低濃度不純物領域21及び31を形成する。
次に、図8Bに示すように、第1の領域2の全面をレジストマスク25で被覆して、第2の領域3のシリサイドブロック膜16をエッチバック処理し、ゲート電極12の側壁にシリサイドブロック膜16、すなわちシリコン酸化膜14とシリコン窒化膜15によるサイドウォール26を形成する。このとき、ゲート電極12及びn型低濃度不純物領域31の表面は露出される。
次に、図9Cに示すように、半導体基板1の全面に例えばシリコン酸化膜を成膜し、エッチバック処理する。これにより、第2の領域3ではゲート電極12の側壁にシリコン酸化膜14、シリコン窒化膜15及びシリコン酸化膜17の3層構造のサイドウォール27が形成される。また、第1の領域2では全面にシリサイドブロック膜16が残った状態で各ゲート電極6、7及び8の側壁に同様にシリコン酸化膜14、シリコン窒化膜15及びシリコン酸化膜17の3層構造のサイドウォール27が形成される。次いで、フォトダイオード形成領域4をレジストマスク28で被覆してサイドウォール27をマスクにn型不純物をイオン注入してセルファラインにてn型高不純物濃度領域22及び32を形成する。第1の領域2では不純物がシリサイドブロック膜16越しにイオン注入され、第2の領域3では不純物がシリサイドブロック膜16がない状態でイオン注入される。第1の領域2では、この低不純物濃度領域21と高不純物濃度領域22によりLDD構造のn型ソース・ドレイン領域23が形成され、転送トランジスタTr1、リセットトランジスタTr2及びアンプトランジスタTr3が形成される。また、第2の領域3では、低不純物濃度領域31と高不純物濃度領域32によりLDD構造のn型ソース・ドレイン領域33が形成され、nチャネルMOSトランジスタTr4が形成される。この時点で図示しないがpチャネルMOSトランジスタも形成される。
次に、図9Dに示すように、全面に高融点金属膜35を被着形成しシリコンとの反応処理を行って第2の領域3のCMOSトランジスタ,図ではnチャネルMOSトランジスタTr4のゲート電極12及びソース・ドレイン領域33の表面に高融点金属シリサイド層36を形成する。
次に、図10に示すように、余剰の高融点金属膜35を除去し、第1の領域2においてフォトレジストPDと、シリサイド化されない、いわゆる非シリサイド化された画素のトランジスタTr1〜Tr3による画素が形成され、第2の領域3においてシリサイド化されたCMOSトランジスタ(図ではnチャネルMOSトランジスタTr4のみ示す)される。次いで、全面にUV−SiN膜45及び高密度プラズマCVDによるシリコン酸化膜(HDP−SiO2膜)46による層間絶縁膜47を形成し、例えば転送トランジスタTr1のソース・ドレイン領域23であるフローティング・ディフージョンFD、リセットトランジスタTr2及びアンプトランジスタTr3間のソース・ドレイン領域23等に、層間絶縁膜47内の導体層48を介して多層配線49(図では便宜てきに1層の配線で示している)を形成する。このようにして、画素のトランジスタを非シリサイド化し、周辺回路のCMOSトランジスタをシリサイド化してなるCMOS固体撮像装置38を得る。
なお、上記工程では説明しなかったが、第1の領域2において、フォトダイオードPDは、n型半導体基板1にn+ 電荷蓄積層40、暗電流を抑制するp+ アキュミュレーション層41により形成される。また画素の各トランジスタTr1〜Tr3はp型半導体ウェル領域42、43内に形成される。また、第2の領域3において、nチャネルMOSトランジスタTr4はp型半導体ウェル領域42、43内に形成され、pチャネルMOSトランジスタはn型半導体ウェル領域(図示せず)内に形成される。
画素内のMOSトランジスタをシリサイド化しないトランジスタで形成し、周辺回路のCMOSトランジスタをシリサイド化したトランジスタで形成したCMOS固体撮像装置は、特許文献1に開示されている。
国際公開第03/096421号パンフレット
ところで、CMOS固体撮像装置においては、1/fノイズを抑えて出力信号のS/N比を向上させることが望まれている。1/fノイズは、CMOS固体撮像装置の出力信号のノイズとなり、S/N比を低下させ、画質の劣化要因となる。1/fノイズは、画素内のアンプトランジスタから発生することが知られていたが、画素の微細化に伴って相対的に影響が大きくなってきた。
1/fノイズ発生を究明して行くうちに判明したことの1つは、トランジスタの種類によって1/fノイズの大きさが異なることである。具体的に、ソース・ドレイン領域にシリサイド層を作ったトランジスタは1/fノイズが小さく、前述のように画素内の全面をシリサイド膜で被覆した構造の場合、シリサイドブロック膜越しにイオン注入を行ってソース・ドレイン領域を形成したトランジスタは1/fノイズを多く発生することが分かった。
もう1つは、ソース・ドレイン領域のイオン注入をした後に、活性化ための熱処理が行われるが、この熱処理時にシリコン基板上にSiN膜のような硬い膜が有るのと、無いのとで、トランジスタの受けるストレスが異なることである。前述したCMOS固体撮像装置では、画素内のアンプトランジスタのソース・ドレイン領域は、SiN膜を有するシリコンブロック膜越しにイオン注入されるので、その後の熱処理で、ソース・ドレイン領域、ゲート部に大きな応力がかかり、特にこの応力でゲート電極下のチャネル部に準位が発生し、この準位が1/fノイズの発生に影響を与えると考えらえる。
そこで、画素内のアンプトランジスタだけシリサイド化した構成として、1/fノイズを抑制するとこが考えられる。しかし、画素内にシリサイド層を形成すると、未反応の金属の拡散の影響で白点が増大し、画質が劣化する。従って、このような構成あるいは図の構成のCMOS固体撮像装置では、いずれも画素をより微細化して行ったときに、画質劣化を抑えられない。
本発明は、上述の点に鑑み、画素内での接合リークの発生を抑制し、白点発生を抑制すると共に、1/fノイズを低減できるCMOS固体撮像装置の製造方法を提供するものである。
本発明に係るCMOS固体撮像装置の製造方法は、半導体基板の画素領域形成領域に、各画素のアンプトランジスタを含む複数の画素トランジスタのゲート電極及びソース・ドレイン領域となる不純物領域を形成し、周辺回路形成領域に、MOSトランジスタを構成するゲート電極及びソース・ドレイン領域となる不純物領域を形成し、前記画素領域形成領域及び前記周辺回路形成領域上に、シリコン酸化膜による第1の絶縁膜及びシリコン窒化膜による第2の絶縁膜の2層膜構造の第1のシリサイドブロック膜を形成する第1の工程と、前記アンプトランジスタ及び前記周辺回路形成領域のMOSトランジスタ上の前記第1のシリサイドブロック膜を除去する第2の工程と、前記画素トランジスタのソース・ドレイン領域となる不純物領域と、前記MOSトランジスタのソース・ドレイン領域となる不純物領域を形成する第3の工程と、熱処理して前記画素トランジスタのソース・ドレイン領域及び前記周辺回路のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域を活性化する第4の工程と、前記第1のシリサイドブロック膜上に在ってフォトダイオード形成領域を除く前記画素領域形成領域上に第2のシリサイドブロック膜を形成する第5の工程と、高融点金属膜を形成し、熱処理して周辺回路のMOSトランジスタをシリサイド化する第6の工程と、各画素のフォトダイオードを形成する第7の工程とを有し、フォトダイオードとアンプトランジスタを含む複数の非シリサイド化された画素トランジスタとで構成された画素が複数配列された画素領域と、シリサイド化されたMOSトランジスタを有する周辺回路を形成する。
本発明は、上記CMOS固体撮像装置の製造方法において、前記第3の工程では、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及び第3の絶縁膜による3層膜構造のサイドウォール構造を介して、前記画素トランジスタのソース・ドレイン領域となる不純物領域と、前記MOSトランジスタのソース・ドレイン領域となる不純物領域を形成する。
シリサイド化したトランジスタは1/fノイズが小さく、シリサイド化されない(非シリサイド化の)トランジスタは1/fノイズが大きい。両者の構成上の違いの1つは、ソース・ドレイン領域の注入イオンプロファイルと、シリサイド層の有無である。シリサイド層が存在することにより1/fノイズが低減されるとは考えられな。よって、1/fノイズは、ソース・ドレイン領域の注入イオンプロファイルの影響で増減すると考えられる。シリサイド化したトランジスタの場合、ソース・ドレイン領域形成のイオン注入を、シリサイドブロック膜を介することなく、半導体基板及びゲート電極へ直接注入している。同等の深さのソース・ドレイン領域を形成するとき、直接注入は、膜越し注入と比較して、急峻なイオンプロファイルが形成される。つまり、シリサイド化したトランジスタのソース・ドレイン領域及びゲート電極のイオンプロファイルシリサイド化されないトランジスタよりも急峻であり、それが、1/fノイズ低減に効いていると考えられる。
一方、両者の構成上の他の違いは、イオン注入後の活性化のための熱処理時に、トランジスタ上に硬い膜(例えばSiN膜のような絶縁膜)の存在の有無である。硬い膜が存在しているときは、熱処理でソース・ドレイン領域、ゲート電極下のチャネル部などの表面にストレスが発生し、特にチャネル部に準位が発生する。この準位が1/fノイズの発生に影響すると考えられる。
本発明に係るCMOS固体撮像装置の製造方法によれば、画素領域形成領域及び周辺回路形成領域上に、シリコン酸化膜による第1の絶縁膜及びシリコン窒化膜による第2の絶縁膜の2層膜構造の第1のシリサイドブロック膜を形成し、アンプトランジスタ及び周辺回路形成領域のMOSトランジスタ上の第1のシリサイドブロック膜を除去する。次いで、アンプトラジスタ及び周辺回路のMOSトランジスタのソース・ドレインとなる不純物領域を形成するので、注入イオン注入のプロファイルを急峻にすることができる。その後の活性化のための熱処理時に、ゲート電極下に大きな応力がかからず、準位の発生を回避することができる。これによって、1/fノイズを低減することができる。第2のシリサイドブロック膜を形成した後にシリサイド化するので、画素領域では非シリサイド化され、周辺回路ではシリサイド化される。従って、画素領域のトランジスタにおける接合リークを抑制することができる。これによって、白点の発生が低減する。周辺回路のMOSトランジスタではシリサイド化されるので、低抵抗化され特性のよい周辺回路を形成することができる。
画素内のアンプトランジスタと周辺回路のMOSトランジスタに、第1の絶縁膜、第2の絶縁膜及び第3の絶縁膜による3層膜構造のサイドウォール構造を形成して、このサイドウォール構造を介して画素トランジスタのソース・ドレイン領域となる不純物領域と、周辺回路のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域となる不純物領域を形成する。これにより、アンプトランジスタの注入イオンプルファイルを周辺回路のトランジスタと同様に急峻にすることができる。
従って、本発明の製造方法では、画素内での接合リークの発生を抑制し、白点発生を抑制すると共に、1/fノイズを低減できる高画質が得られるCMOS固体撮像装置を製造することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
先ず、図1及び図2に、本発明による固体撮像装置の製造方法で得られるCMOS固体撮像装置の一実施の形態を示す。図1はCMOS固体撮像装置の全体の概略である。本実施の形態に係るCMOS固体撮像装置100は、図1に示すように、センサ部となるフォトレジストと複数のMOSトランジスタで構成された単位画素102が複数個2次元マトリックス状に配列されたなる画素領域(すなわち撮像領域)103と、この画素領域103の周辺に形成されたCMOSロジック回路104、105及びアナログ回路106、107からなる周辺回路108とを有して構成される。単位画素102を構成するMOSトランジスタは、その数が画素の構成に応じて異なり、例えばフォトダイオードの信号電荷を読み出す転送トランジスタTr1と、読み出された信号電荷をリセットするリセットトランジスタTr2と、読み出した信号電荷を増幅するアンプトランジスタTr3との3つのトランジスタで形成することができる。本例では、この3つのトランジスタと1つのフォトダイオードで単位画素102を構成している。
図2は、図1の画素領域103の単位画素102とCMOSロジック回路105とに対応したAーA線上の断面構造を示す。本実施の形態のCMOS固体撮像装置100では、第1導電型、本例ではn型の共通のシリコン半導体基板121に素子分離領域122が形成され、半導体基板121の第1の領域152に複数の画素からなる画素領域103が形成され、第2の領域153に周辺回路108、ここではCMOSロジック回路105が形成される。画素102のMOSトランジスタでは、ソース・ドレイン領域での接合リークが生じないように高融点シリサイド層、例えばCoSi層を形成せず、すなわち非シリサイド化し、周辺回路108(図はCMOSロジック回路104)では低抵抗化のために高融点シリサイド層の例えばCoSi層を形成してシリサイド化するように構成される。
CMOSロジック回路105は、n型シリコン半導体基板121の深い位置にnチャネルMOSトランジスタ形成領域125からpチャネルMOSトランジスタ形成領域126にわたり第2導電型、したがってp型の不純物を導入したp型半導体ウェル領域130が形成される。nチャネルMOSトランジスタ形成領域125には、基板表面からp型半導体ウェル領域130に達するp型半導体ウェル領域131が形成される。また、pチャネルMOSトランジスタ形成領域には、基板表面からp型半導体ウェル領域130に達するn型半導体ウェル領域132が形成される。
p型半導体ウェル領域131及びn型半導体ウェル領域132上には、ゲート絶縁膜149を介して夫々ポリシリコン膜によるゲート電極304及び305が形成される。p型半導体ウェル領域131にはゲート電極304を挟んでn型の低不純物濃度領域(以下、n- 領域という)314及びn+ 領域324からなるLDD構造のソース・ドレイン領域が形成され、nチャネルMOSトランジスタTr4が形成される。n型半導体ウェル領域132には、ゲート電極305を挟んでp型の低不純物濃度領域(以下、p- 領域という)315及びp型の高不純物濃度領域(以下、p+ 領域という)325からなるLDD構造のpチャネルMOSトランジスタTr5が形成される。このnチャネルMOSトランジスタTr4とpチャネルMOSトランジスタTr5とでCMOSトランジスタが構成される。
そして、各MOSトランジスタTr4,Tr5のゲート電極304、305の側壁には、第1の絶縁膜135、第2絶縁膜136及び第3の絶縁膜137の3層膜構造のサイドウォール138が形成される。第1及び第3の絶縁膜135及び137は例えばシリコン酸化膜で形成され、第2の絶縁膜136は例えばシリコン窒化膜で形成される。
ソース・ドレイン領域を構成するn- 領域314、p- 領域315は、ゲート電極304、305をマスクにしたイオン注入によりセルファラインで形成される。n+ 領域324、p+ 領域325は、サイドウォール138及びゲート電極304、306をマスクにしたイオン注入によりセルファラインで形成される。そして、各MOSトランジスタTr4,Tr5のゲート電極304、305表面及びソース・ドレイン領域のn+ 領域324、p+ 領域325の表面には、高融点金属シリサイド層、例えばコバルトシリサイド(CoSi)層140が形成される。なお、CMOSロジック回路104側も同様に構成される。
画素は、n型シリコン半導体基板121の深い位置にフォトレジスト形成領域124とMOSトランジスタ形成領域123にわたりp型不純物を導入したp型半導体ウェル領域142が形成される。さらにMOSトランジスタ形成領域123には、表面からp型半導体ウェル領域142に達するp型半導体ウェル領域143が形成される。p型半導体ウェル領域142、143で囲われたフォトダイオード形成領域124には、そのn型半導体領域121Aより不純物濃度の高いn型の電荷蓄積領域144が形成される。n型半導体領域121Aは、半導体基板121の深い位置にイオン注入で形成されたp型半導体ウェル領域142で分離された半導体基板121の一部である。基板表面には、n型半導体領域144に接するように暗電流の低減を目的として不純物濃度の高いp+ アキュミュレーション層145が形成される。p型半導体ウェル領域142、n型半導体領域121A,144,p+ アキュミュレーション層145によってフォトダイオードPD、すなわちHAD(Hole Accumulation Diode)センサが形成される。
一方、MOSトランジスタ形成領域123には、ゲート絶縁膜148を介してポリシリコン膜によるゲート電極301、302、303が形成され、各ゲート電極を挟んでn- 領域311とn+ 領域321からなるLDD構造のソース・ドレイン領域、n- 領域312とn+ 領域321、322からなるLDD構造のソース・ドレイン領域、n- 領域313とn+ 領域322、323からなるLDD構造のソース・ドレイン領域が形成される。これによって、複数のnチャネルMOSトランジスタ、すなわち転送トランジスタTr1、リセットトランジスタTr2及びアンプトランジスタTr3が形成される。
そして、画素の領域では、アンプトランジスタTr3を除いてフォトダイオードPD、転送トランジスタTr1及びリセットトランジスタTr2にわたる表面が第1の絶縁膜135と第2の絶縁膜136の2層膜構造の第1のシリサイドブロック膜134で被覆され、この第1のシリサイドブロック膜134上のゲート電極303、302の側壁に対応した部分に第3の絶縁膜137によるサイドウォールが形成され、結果としてゲート電極303、302の側壁に第1、第2及び第3の絶縁膜135、136及び137による3層膜構造のサイドウォール139が形成される。
アンプトランジスタTr3では、そのゲート電極301上及びソース・ドレイン領域322、323上にサイドウォール形成材料となる第1のシリサイドブロック膜134が存在せず、そのゲート電極301の側壁に第1、第2及び第3の絶縁膜135、136及び137のよる3層膜構造のサイドウォール133が形成される。このアンプトランジスタTr3のサイドウォール133は、周辺回路108であるCMOSロジック回路のMOSトランジスタTr4、Tr5でのサイドウォール138と同じ構造を有している。
ソース・ドレイン領域を構成するn- 領域311、312、313はゲート電極304、302、301とフォトダイオード上に形成したレジストマスクをマスクにイオン注入によりセルファラインで形成される。n+ 領域321、322、323はサイドウォール139、133とゲート電極303、302、301をマスクにイオン注入によりセルファラインで形成される。
また、画素の領域では、フォトダイオードPDを除く他部全面上に第2のシリサイドブロック膜155が形成される。周辺回路108のMOSトランジスタTr4,Tr5のシリサイド化は、この第2のシリサイドブロック膜155を形成した状態で高融点金属膜である例えばCo膜を全面に形成し、熱処理してゲート電極304、305のポリシリコン表面と、ソース・ドレイン領域324、325のシリコン表面と反応させてCoSi層140を形成して行われる。反応させた後、余剰のCo膜は除去される。
さらに、第2のシリサイドブロック膜155上を含む全面上に例えばUVーSiN膜156及びHDPーSiO2膜157による層間絶縁膜が形成される。このとき、第2のシリサイドブロック膜155も層間絶縁膜となる。そして、画素のトランジスタ、周辺回路のトランジスタの所要のソース・ドレイン領域321、322、324、325、ゲート電極に接続するように層間絶縁膜155、156、157を貫通する導電層161を介して多層配線(図では便宜的に1層の配線で表している。)162が形成される。この多層配線162は、フォトダイオードPDの領域を除いて形成される。
なお、図示しないが、多層配線162上に平坦化膜を介してカラーフィルタ層及びその上にオンチップマイクロレンズが形成されて、CMOS固体撮像装置100が完成される。
本実施の形態に係るCMOS固体撮像装置100によれば、画素102のMOSトランジスタ、すなわち転送トランジスタTr1,リセットトランジスタTr2及びアンプトランジスタTr3がシリサイド化されない構成であるので、高融点金属拡散による接合リークの発生がなく、白点を抑制することができ画質を向上することができる。また、周辺回路108ではCMOSトランジスタTr4,Tr5がシリサイド化して構成されるので、低抵抗化されて特性のよいCMOSロジック回路105、104を構成することができる。
そして、画素102のアンプトランジスタTr3では、その上面に他の転送トランジスタTr1,リセットトランジスタTr2に形成される第1のシリサイドブロク膜134が存在せず、サイドウォール113が周辺回路108のシリサイド化されたCMOSトランジスタTr4,Tr5に形成されるサイドウォール138同じ構造になっている。このため、アンプトランジスタTr3のゲート電極301及びソース・ドレイン領域のn+ 領域322、323での注入イオンのプロファイルが、シリサイド化されたCMOSトランジスタTr4,Tr5と同じになる。このアンプトランジスタTr3の注入イオンプロファイルは、第1のシリサイドブロク膜134介さないで直接イオンされるので、急峻なイオンプロファイルとなる。このことから、アンプトランジスタTr3での1/fノイズの発生を抑制することができる。
さらに、アンプトランジスタTr3上には第1のシリサイドブロック膜134がなく、特に硬いSiN膜136がないので、ソース・ドレイン領域をイオンで形成した後の活性化のための熱処理において、ソース・ドレイン領域、ゲート部に大きな応力が掛からない。このため、ゲート電極301下のチャネル部に準位が発生せず、準位に起因した1/fノイズは発生しない。従って高画質が得られるCMOS固体撮像装置を提供することができる。
次に、図3〜図7を用いて図1のCMOS固体撮像装置100の製造方法の一実施の形態を説明する。
図3Aに示すように、シリコン半導体基板121を用意する。この半導体基板121の画素領域(いわゆる撮像領域)となる第1の領域152上にゲート絶縁膜148を介して夫々ポリシリコン膜による、各画素の転送トランジスタTr1のゲート電極303、リセットトランジスタTr2のゲート電極302及びアンプトランジスタTr3のゲート電極301を形成する。また、半導体基板121の周辺回路(図ではCMOSロジック回路を示す)第2の領域153上にゲート絶縁膜133を介してCMOSトランジスタを構成するnチャネルMOSトランジスタTr4及びpチャネルMOSトランジスタTr5のゲート電極を形成する。図ではnチャネルCMOSトランジスタTr4のゲート電極304のみを示す。ゲート電極304は例えばポリシリコン膜で形成する。
次いで、半導体基板121の画素のフォトダイオード形成領域124をレジストマスク171で被覆して、各ゲート電極301、302、303、304をマスクにn型不純物をイオン注入してセルファラインにてLDD構造のn- 領域313、312、311、314を形成する。本例では燐(P)を打ち込みエネルギー20keV程度、ドーズ量4×1013cm-2程度のイオン注入を行いn- 領域313、312、311、314を形成する。なお、図示しないがCMOSロジック回路のpチャネルMOSトランジスタ形成領域には、選択的にLDD構造のp- 領域を形成する。
次に、図3Bに示すように、第1及び第2の領域152及び153の全面上に第1のシリサイドブロック膜、本例ではシリコン酸化膜による第1の絶縁膜135とシリコン窒化膜による第2の絶縁膜136との2層膜による第1のシリサイドブロック膜134を成膜する。シリコン窒化膜136が実質的なシリサイドブロック膜となる。本例では膜厚10nm程度のSiO2膜135と膜厚30nm程度のシリコン窒化膜136を積層して第1のシリサイドブロック膜134を形成する。ポリシリコン膜によるゲート電極には、n- 領域311、312、313、114、オン注入とは別に、例えば燐(P)を打ち込みエネルギー20keV程度、ドーズ量4×1015cm-2程度のイオン注入がなされている。
次に、図4Cに示すように、第1の領域152において、アンプトランジスタTr3を形成する領域を除いて他部領域上に選択的にレジストマスク172を形成する。本例ではアンプトランジスタTr3となる領域からリセットトランジスタTr2のゲート電極302に一部跨がる領域を除いてレジストマスク172を形成する。第2の領域153上にはレジストマスク172は形成しない。そして、例えば異方性エッチングにより、レジストマスク172が形成されない領域の第1のシリサイドブロック膜134に対してエッチバック処理を行い、アンプトランジスタTr3のゲート電極301の側壁と、CMOSロジック回路側のCMOSトランジスタ、図ではnチャネルMOSトランジスタTr4のゲート電極304の側壁に、夫々第1及び第2の絶縁膜135及び136の2層膜によるサイドウォール133′を形成する。すなわち、画素内のアンプトランジスタTrのゲート電極301の側壁、リセットトランジスタTr2のゲート電極30256の片側の側壁にサイドウォール133′を形成する。また第2の領域153のCMOSトランジスタのゲート電極の側壁、すなわち図示のnチャネルMOSトランジスタTr4のゲート電極304の側壁にサイドウォール138′を形成する。このとき、アンプトランジスタTr3及び第2の領域153のトランジスタTr4におけるゲート電極301及び304、n- 領域313及び314の上面の第1のシリサイドブロック膜134は除去されている。
次に、図4Dに示すように、全面に例えばシリコン酸化膜による第3の絶縁膜137を成膜し、この第3の絶縁膜137に対して例えば異方性エッチングでエッチバック処理を行う。本例では膜厚90nm程度のSiO2膜を積層してエッチバック処理する。すなわち、画素内のアンプトランジスタTr3のゲート電極301と第2の領域153のトランジスタTr4のゲート電極304の側壁に、同じ構造の3層膜(135、136及び137)によるサイドウォール133、138を形成する。この状態では、アンプトランジスタTr3及び第2の領域153のトランジスタTr4におけるゲート電極301、304及びn- 領域313、312、314の上面に第1のシリサイドブロック膜134は存在しない。また、画素内の他の転送トランジスタTr1、リセットトランジスタTr2のゲート電極303、302の側壁にエッチバックされない第1、第2の絶縁膜135、136とエッチバックされた第3の絶縁膜137との3層膜のサイドウォール139を形成する。この状態では、フォトダイオード形成領域124上、転送トランジスタTr1及びリセットトランジスタTr2におけるゲート電極301、302及びn- 領域312、311の上面に第1のシリサイドブロック膜134が残っている。
次に、図5Eに示すように、画素内の転送トランジスタTr1とリセットトランジスタTr2間のフローティングディフュージョンFDとなるソース・ドレイン領域形成部分を除く他部の領域にレジストマスク173を形成し、高濃度のn型不純物をイオン注入してn+ 領域321を形成する。本例では、第1のシリサイドブロック膜134の積層膜を突き抜ける条件として、燐(P)を打ち込みエネルギー40keV程度、ドーズ量2×1015cm-2程度でイオン注入する。このとき、ゲート電極302、303の一部中にもイオン注入される。このn+ 領域321とn- 領域311とにより、フローティングディフュージョンFDとなるLDD構造のn型ソース・ドレイン領域を形成する。
次に、図5Fに示すように、転送トランジスタTr1の形成領域及びフォトダイオード形成領域上と、第2の領域153のpチャネルMOSトランジスタ形成領域上のみにレジストマスク174を形成し、高濃度のn型不純物をイオン注入してn+ 領域323、322、324を形成する。このイオン注入は、図4Eの工程での打ち込みエネルギーより小さい条件、本例では燐(P)を打ち込みエネルギー7keV程度、ドーズ量2×1015cm-2程度で行う。このとき、アンプトランジスタTr3のゲート電極301と、リセットトランジスタTr2のゲート電極302の部中にもイオン注入される。このn+ 領域322、323とn- 領域312、313により、アンプトランジスタTr3のソース・ドレイン領域を形成し、また、n+ 領域324とn- 領域314により、第2の領域153のnチャネルMOSトランジスタTr4のLDD構造のn型ソース・ドレイン領域を形成する。次いで、図示しないが、選択的にpチャネルMOSトランジスタ形成領域に、高濃度のp型不純物をイオン注入してp+ 領域とp- 領域によるLDD構造のp型ソース・ドレイン領域を形成する。
次に、図6Gに示すように、画素内の第1のシリサイドブロック膜63(特にSiN膜62)に被覆されていない主としてアンプトランジスタTr3上を被覆するように、本例ではアンプトランジスタTr3から転送トランジスタTr1のゲート電極303にわたって被覆するように、第2のシリサイドブロック膜155を選択的に形成する。この第2のシリサイドブロック膜155は、例えばシリコン酸化膜(SiO2)やシリコン窒化膜(SiN)等の絶縁膜で形成することができる。画素内の少なくともアンプトランジスタTr3は、第1及び第2のシリサイドブロック膜134及び155で覆われた状態になる。
次に、図6Hに示すように、シリサイド層を形成するために、全面にシリサイド金属、例えばCoやTiなどの高融点金属膜140′を堆積する。
次に、図7Iに示すように、熱処理して、第2の領域153のトランジスタTr4において、n+ 領域324のシリコン及びゲート電極304のポリシリコンと高融点金属膜140′とを反応させてn+ 領域324の表面及びゲート電極304の表面に高融点金属シリサイド層140を形成する。その後、ウェットエッチング方により残余の高融点金属140′を除去する。これによって、第1の領域152では、画素内の転送トランジスタTr1、リセットトランジスタTr2、アンプトランジスタTr3がシリサイド化されず、すなわち非シリサイド化されたトランジスタTr1〜Tr3が形成され、一方、第2の領域153の周辺回路108を構成するCMOSロジック回路104、103では、シリサイド化されたCMOSトランジスタ(図ではnチャネルMOSトランジスタTr4)形成される。
ソース・ドレイン領域におけるn型、p型低不純物濃度領域、n型、p型高不純物領域をイオン注入して形成した後の、活性化のための熱処理は、図2Aの工程の後から図5Fの工程の間の適当な工程で行うことができる。
次に、図7Jに示すように、全面にUーSiN膜156及びHDPーSiO2膜157による層間絶縁膜を形成し、例えば転送トランジスタTr1のソース・ドレイン領域73であるフローティング・ディフージョンFDのn+ 領域321、リセットトランジスタTr2及びアンプトランジスタTr3間のソース・ドレイン領域のn+ 領域322、第2の領域153のnチャネルMOSトランジスタTr4のn+ 領域324等に、層間絶縁膜155、156、157内の導体層161を介して多層配線162(図では便宜的に1層の配線で示している)を形成する。
なお、上記工程では、図2に示したような、第1の領域152におけるフォトダイオードPDの各半導体層、画素の各トランジスタTr1〜Tr3が形成される半導体ウェル領域等、また、第2の領域153におけるCMOSトランジスタ、すなわちnチャネルMOSトランジスタTr4、pチャネルMOSトランジスタが形成される半導体ウェル領域等、については説明の簡略化のために省略した。
このようにして、画素内の各トランジスタTr1〜Tr3を非シリサイド化すると共に、アンプトランジスタTr3のゲート電極301及びソース・ドレイン領域のn+ 領域323、322の表面には第1のシリサイドブロック膜134を形成せず、一方、周辺回路のCMOSトランジスタをシリサイド化して成る、図2に示す目的のCMOS固体撮像装置100を得る。
本実施の形態のCMOS固体撮像装置の製造方法によれば、図3Cの工程で画素のアンプトランジスタTr3上と周辺回路のnチャネルMOSトランジスタTr4上の第1のシリサイドブロック膜134を選択的除去し、図5Fの工程で同じ構造のサイドウォール133、138及びゲート電極をマスクに夫々の高濃度の不純物をイオン注入してトランジスタTr3,Tr4のN+ 領域322、323及び324を形成している。これによって、アンプトランジスタTr3と周辺回路のトランジスタTr4との注入イオンプロファイルが同じになり、アンプトランジスタTr3での1/fノイズを低減することができる。さらに、アンプトランジスタTr3において、イオン注入後の活性化にための熱処理の際に、アンプトランジスタTr3上に硬い膜のSiN膜136を有する第1のシリサイドブロック膜134がないことから、ゲート部下のチャネル部にストレスがかからず、チャネル部に応力に起因した準位が発生せず、1/fノイズの発生を抑制することができる。
また、図6G〜図7Iの工程に示すように、画素のトランジスタTr1〜Tr3を第2のシリサイドブロック膜155で被覆した後、高融点金属膜140′を周辺回路のCMOSトランジスタTr4に堆積し、熱処理してシリコンと反応させて高融点金属シリサイド層140を形成している。この工程によって、画素内のトランジスタTr1〜Tr3はシリサイド化されず、周辺回路のトランジスタTr4をシリサイド化することができる。
従って、本実施の形態の製造方法によって、画素内の各トランジスタTr1〜Tr3において、高融点金属による接合リークの発生を回避し、画質向上を図り、かつ1/fノイズを低減した信頼性の高いCMOS固体撮像装置を製造することができる。
上例では、本発明を信号電荷として電子を利用したCMOS固体撮像装置に適用したが、信号電荷としてホールを利用したCMOS固体撮像装置にも適用することができる。この場合、画素側の半導体構造は、導電型を逆にして構成することになる。
本発明は、上述のCMOS固体撮像装置100を組み込んで、例えばCMOSカメラモジュール、その他の電子機器モジュールなどの半導体モジュールを構成することができる。
本発明による固体撮像装置の製造方法で得られるCMOS固体撮像装置の一実施の形態の概略構成図である。 本発明による固体撮像装置の製造方法で得られるCMOS固体撮像装置の画素領域及び周辺回路の要部を示す断面図である。 A〜B 本発明に係るCMOS固体撮像装置の製造方法の一実施の形態を示す製造工程図(その1)である。 C〜D 本発明に係るCMOS固体撮像装置の製造方法の一実施の形態を示す製造工程図(その2)である。 E〜F 本発明に係るCMOS固体撮像装置の製造方法の一実施の形態 を示す製造工程図(その3)である。 G〜H 本発明に係るCMOS固体撮像装置の製造方法の一実施の形態を示す製造工程図(その4)である。 I〜J 本発明に係るCMOS固体撮像装置の製造方法の一実施の形態を示す製造工程図(その5)である。 A〜B 従来のCMOS固体撮像装置の製造方法の例を示す製造工程図(その1)である。 C〜D 従来のCMOS固体撮像装置の製造方法の例を示す製造工程図(その2)である。 従来のCMOS固体撮像装置の製造方法の例を示す製造工程図(その3) である。
100・・CMOS固体撮像装置、102単位画素、103・・画素領域、104、105・・CMOSロジック回路、106、107・・アナログ回路、108・・周辺回路、121・・n型の半導体基板、122・・素子分離領域、123・・MOSトランジスタ形成領域、124・・フォトダイオード形成領域、125・・nチャネルMOSトランジスタ形成領域、126・・pチャネルMOSトランジスタ形成領域、Tr1・・転送トランジスタ、Tr2・・リセットトランジスタ、Tr3・・アンプトランジスタ、Tr4・・nチャネルMOSトランジスタ、Tr5・・pチャネルMOSトランジスタ、130、131・・p型半導体ウェル領域、132・・n型半導体ウェル領域、134・・第1のシリサイドブロック膜、135・・第1の絶縁膜(シリコン酸化膜)、136・・第2の絶縁膜(シリコン窒化膜)、137・・第3の絶縁膜(シリコン酸化膜)、133、138、139・・サイドウォール、152・・第1の領域、153・・第2の領域、301〜305・・ゲート電極、311、312、313、4314・・n型低不純物濃度領域、315・・p型低不純物濃度領域、321、322、323、324・・n型高不純物濃度領域、325・・p型高不純物濃度領域、140・・シリサイド層、144・・n型電荷蓄積領域、145・・p+ アキュミュレーション層、PD・・フォトダイオード、148、149・・ゲート絶縁膜、155・・第2のシリサイドブロック膜、156、157・・層間絶縁膜、161・・導電層、162・・多層配線

Claims (2)

  1. 半導体基板の画素領域形成領域に、各画素のアンプトランジスタを含む複数の画素トランジスタのゲート電極及びソース・ドレイン領域となる不純物領域を形成し、
    周辺回路形成領域に、MOSトランジスタを構成するゲート電極及びソース・ドレイン領域となる不純物領域を形成し、
    前記画素領域形成領域及び前記周辺回路形成領域上に、シリコン酸化膜による第1の絶縁膜及びシリコン窒化膜による第2の絶縁膜の2層膜構造の第1のシリサイドブロック膜を形成する第1の工程と、
    前記アンプトランジスタ及び前記周辺回路形成領域のMOSトランジスタ上の前記第1のシリサイドブロック膜を除去する第2の工程と、
    前記画素トランジスタのソース・ドレイン領域となる不純物領域と、前記MOSトランジスタのソース・ドレイン領域となる不純物領域を形成する第3の工程と、
    熱処理して前記画素トランジスタのソース・ドレイン領域及び前記周辺回路のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域を活性化する第4の工程と、
    前記第1のシリサイドブロック膜上に在ってフォトダイオード形成領域を除く前記画素領域形成領域上に第2のシリサイドブロック膜を形成する第5の工程と、
    高融点金属膜を形成し、熱処理して周辺回路のMOSトランジスタをシリサイド化する第6の工程と、
    各画素のフォトダイオードを形成する第7の工程と
    を有し、
    フォトダイオードとアンプトランジスタを含む複数の非シリサイド化された画素トランジスタとで構成された画素が複数配列された画素領域と、シリサイド化されたMOSトランジスタを有する周辺回路を形成する
    固体撮像装置の製造方法。
  2. 前記第3の工程では、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜及び第3の絶縁膜による3層膜構造のサイドウォール構造を介して、前記画素トランジスタのソース・ドレイン領域となる不純物領域と、前記MOSトランジスタのソース・ドレイン領域となる不純物領域を形成する
    請求項1記載の固体撮像装置の製造方法。
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