JP2009158753A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】工程数の削減を図りつつ、かつセンサ素子などが形成される非シリサイド領域の実質的な開口を狭めることなく、シリサイド領域のみにシリサイド層を形成することが可能な半導体装置の製造方法および半導体装置を提供する。
【解決手段】シリコン基板1の表面側をセンサ領域1sとしての非シリサイド領域とシリサイド領域とに分離する。センサ領域1sを露出させる状態でシリコン基板1上にマスクパターン19を形成する。マスクパターン19から露出したセンサ領域1sにおけるシリコン基板1の表面に、選択的にシリサイドブロック膜21を成膜する。マスクパターン19を除去してシリサイドブロック膜21が形成されたシリコン基板1上に金属膜25を成膜した後、熱処理を行うことによりセンサ領域1s以外のシリサイド領域におけるシリコン基板の表面層に選択的にシリサイド層を成膜する。
【選択図】図2
【解決手段】シリコン基板1の表面側をセンサ領域1sとしての非シリサイド領域とシリサイド領域とに分離する。センサ領域1sを露出させる状態でシリコン基板1上にマスクパターン19を形成する。マスクパターン19から露出したセンサ領域1sにおけるシリコン基板1の表面に、選択的にシリサイドブロック膜21を成膜する。マスクパターン19を除去してシリサイドブロック膜21が形成されたシリコン基板1上に金属膜25を成膜した後、熱処理を行うことによりセンサ領域1s以外のシリサイド領域におけるシリコン基板の表面層に選択的にシリサイド層を成膜する。
【選択図】図2
Description
本発明は半導体装置の製造方法および半導体装置に関し、特には光センサ素子が設けられる非シリサイド領域と共に回路領域などのシリサイド領域を備えた固体撮像装置の製造に適する半導体装置の製造方法、およびこの方法によって得られる半導体装置に関する。
固体撮像装置の1つであるCMOSセンサにおいては、周辺駆動回路用のMOSトランジスタに対対しては、コンタクト抵抗低減のためCoSiやNiSiに代表されるシリサイドプロセスが適用されている。しかしながら、フォトダイオード等の光センサ素子が配列形成される撮像領域内は、メタルコンタミ等の影響による光センサ素子の特性劣化が懸念されるため、全領域においてシリサイドレスとしている。
ところが、素子構造の微細化にともない、光センサ素子が配置される各画素内においての駆動用トランジスタや転送用トランジスタのコンタクトの高抵抗化が問題となり、画素内に配置されるトランジスタにシリサイドプロセスを導入する必要が生じつつある。
そこで以下のようなて順でシリサイド層の形成を行っている。先ず、図4(1)に示すように、シリコン基板201の表面側を分離領域202によって分離する。そして、撮像領域201aに配列される各画素内のセンサ領域201sにフォトダイオードからなる光センサ素子Sを形成し、これに隣接して読出ゲート203とサイドウォール304を形成し、さらにn型拡散層からなるフローティングディフュージョン205を形成する。また、各画素内には、駆動用トランジスタや転送用トランジスタ等のMOSトランジスタTrを形成する。一方、周辺回路領域201bには、CMOS構成のトランジスタTrを形成する。
その後、図4(2)に示すように、シリコン基板201上に、光センサ素子SおよびトランジスタTrを覆う状態で、酸化シリコン205-1と窒化シリコン205-2とからなるシリサイドブロック膜205を堆積成膜する。その後、図5(1)に示すように、光センサ素子S上のみを覆う形状のレジストパターン206をシリサイドブロック膜205上に形成し、これをマスクに用いたエッチングによってシリサイドブロック膜205をパターニングする。次に、図5(2)に示すように、シリサイドブロック膜205を覆う状態で金属膜207を成膜する。この状態で熱処理を行うことにより、シリコン基板201の露出面およびポリシリコンからなる読出ゲート電極203などの表面にシリサイド層208を選択的に成膜させる。その後は、シリサイド化されずに残った金属膜207をエッチング除去する(以上、例えば下記特許文献1参照)。
しかしながら、上述した製造方法においては、光センサ素子表面のシリサイド化による素子特性の劣化を抑制するために、光センサ素子上を完全にシリサイドブロック膜で覆う必要がある。このため、図5(2)に示すように、マスクずれの余裕を考慮し、光センサ素子Sの開口よりも一回り大きな形状にシリサイドブロック膜205をパターニングしている。これにより、シリサイドブロック膜205の端部は、分離領域202や読出ゲート電極203のサイドウォール204の凸形状の上方に乗り上げる形状になり、シリサイドブロック膜205の膜厚分だけセンサ素子Sの実質的な開口が狭められることになる。
また、シリサイドブロック膜205をパターニングするために、専用のレジストパターン206を形成するためのリソグラフィー処理を行う必要があり、工程が煩雑であった。
そこで本発明は、工程数の削減を図りつつ、かつセンサ素子などが形成される非シリサイド領域の実質的な開口を狭めることなく、シリサイド領域のみにシリサイド層を形成することが可能な半導体装置の製造方法を提供すること、およびこの方法によって得られる非シリサイド領域の実質的な開口が拡大された半導体装置を提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するための本発明の半導体装置の製造方法は、次の手順を行うことを特徴としている。先ず第1工程では、シリコン基板の表面側を非シリサイド領域とシリサイド領域とに分離する。次の第2工程では、非シリサイド領域を露出させる状態で、シリコン基板上にマスクパターンを形成する。その後第3工程では、マスクパターンから露出した非シリサイド領域におけるシリコン基板の表面に、選択的にシリサイドブロック膜を成膜する。次いで第4工程では、マスクパターンを除去し、次いでシリサイドブロック膜が形成されたシリコン基板上に金属膜を成膜した後、熱処理を行うことにより前記シリサイド領域における当該シシリコン基板の露出表面層に選択的にシリサイド層を成膜する。
このような製造方法によれば、非シリサイド領域におけるシリコン基板の表面のみに、選択的にシリサイドブロック膜が設けられることになる。このため、堆積成膜した膜をパターニングして得られたシリサイドブロック膜では必要となる合わせ裕度を必要とせず、非シリサイド領域におけるシリコン基板の露出面よりも外側にシリサイドブロック膜が形成されることはない。したがって、非シリサイド領域の周囲の分離領域が凸状であっても、ここにシリサイドブロック膜が乗り上げて形成されることはなく、シリサイドブロック膜の膜厚分だけ非シリサイド領域の実質的な開口が狭められることはない。また、シリサイドブロック膜は、マスクパターンから露出させた非シリサイド領域におけるシリコン基板の表面に形成されるため、非シリサイド領域のみにイオン注入等の加工処理を施して素子形成するためのマスクパターンと共有することができる。したがって、シリサイドブロック膜をパターン形成するためだけのマスクパターンを特別に形成する必要はない。
また本発明の半導体装置は、上述した手順を行う製造方法によって得られるものである。すなわち、シリコン基板の表面が非シリサイド領域とシリサイド領域とに分離された半導体装置において、非シリサイド領域の表面には、シリコン基板の露出面に選択的に成膜させたシリサイドブロック膜が設けられている。一方、シリサイド領域の表面には、シリコン基板の露出表面に選択的に成膜させたシリサイド層が設けられている。
以上説明したように本発明によれば、マスクパターンを共有化して工程数の削減を図りつつ、かつセンサ素子などが形成される非シリサイド領域の実質的な開口を狭めることなく、シリサイド領域のみにシリサイド層を形成することが可能になる。また、非シリサイド領域の実質的な開口の拡大が図られた半導体装置を得ることが可能になる。
以下、本発明の半導体装置の製造方法を、CMOSセンサの製造方法に適用した実施の形態を図面に基づいて説明する。
先ず、図1(1)に示すように、シリコン基板1の表面側に、溝型の分離領域(shallow trench isolation:STI)3を形成する。この分離領域3により、シリコン基板1の撮像領域1aを各画素毎に分離し、また周辺回路領域1bを複数のトランジスタ領域1tに分離する。そして、撮像領域1aにおける各画素内には、光センサ素子が形成されるセンサ領域1sが、非シリサイド領域として設定される。尚、このセンサ領域1s以外の領域は、全てシリサイド領域となる。
その後、ここでの図示は省略したレジストパターンの形成と、これをマスクに用いたイオン注入によって、撮像領域1aおよび周辺回路領域1bにおけるトランジスタ領域1tにpウェル5pまたはnウェル5nの拡散層をそれぞれ形成する。
次いで、シリコン基板1上にゲート絶縁膜(図示省略)を介してポリシリコンからなるゲート電極7g,7rを形成する。これらのゲート電極7g,7rのうち、撮像領域1aにおける各画素内のセンサ領域1sに隣接するゲート電極7rは、読出ゲート電極7rとなる。また撮像領域1aのその他のゲート電極7gは、リセットゲート、アンプゲート、およびセレクトゲートになる。
次に、ここでの図示は省略したレジストパターンの形成と、レジストパターンおよびゲート電極7gをマスクに用いたイオン注入によって、トランジスタ領域1tの必要部分にLDD拡散層を形成する。また、ここでの図示は省略したが、必要に応じてセンサ領域1sにも、レジストパターンおよび読出ゲート電極7rをマスクに用いたイオン注入を行うことにより拡散層を形成する。
その後、ゲート電極7g、7rの側壁にサイドウォール11を形成する。これらのサイドウォール11は、例えば減圧CVD法によってシリコン酸化膜とシリコン窒化膜とを順次成膜し、これらの膜をドライエッチングした後にウェットエッチングすることによりゲート電極7g、7rの側壁のみに残った膜をサイドウォール11として形成する。
そして、分離領域3と共に読出ゲート電極7r脇のサイドウォール11とで囲まれた部分が、センサ領域(非シリサイド領域)1sとなる。つまり、非シリサイド領域となるセンサ領域1sは、分離領域3とともに読出ゲート電極7r脇のサイドウォール11とによって、他のシリサイド領域と分離された状態となっている。
次に、ここでの図示は省略したレジストパターンの形成と、レジストパターン、ゲート電極7g,7rおよびサイドウォール11をマスクに用いたイオン注入によって、トランジスタ領域1tにn型拡散層からなるソース/ドレイン13nおよびp型拡散層からなるソース/ドレイン13pを形成する。これにより、撮像領域1aおよび周辺回路領域1bのそれぞれのトランジスタ領域1tにMOS型のトランジスタTrを形成する。特に周辺回路領域1bには、nチャンネル型のトランジスタTrおよびpチャンネル型のトランジスタTrを形成しCMOS構成とする。またさらに、撮像領域1aにおいては、センサ領域1sに対して読出ゲート7rを介して隣接する位置にn拡散層からなるフローティングディフュージョン13fを形成する。
以上までは、従来技術と同様の手順を適用して行って良い。
その後、図1(2)に示すように、シリコン基板1上に、撮像領域1aにおける各画素内のセンサ領域1sのみを開口するマスクパターン19を形成する。このマスクパターン19は、例えばリソグラフィー処理によって形成されるレジストパターンであって良い。次いで、このマスクパターン19上からのイオン注入によって、センサ領域1sにn型拡散層15からなるセンサーポテンシャル領域を形成し、さらに最表面にp型拡散層17からなるホール蓄積層を形成する。これにより、センサ領域1sにおけるシリコン基板1の露出面側に、HAD(Hole Accumulated Diode)構造のフォトダイオードからなる光センサ素子Sを形成する。
次に、図2(1)に示すように、光センサ素子Sの形成に用いたマスクパターン19を、シリコン基板1上にそのまま残した状態で、マスクパターン19から露出したセンサ領域1sにおけるシリコン基板1の表面に、選択的にシリサイドブロック膜21を成膜する。尚、ポリシリコンからなる読出ゲート電極7rの一部がマスクパターン19から露出している場合には、この露出部分にシリサイドブロック膜21が選択的に形成されても良い。
ここでは、シリコンの露出面に対して選択的な成膜が可能な方法を適用してシリサイドブロック膜21を形成すれば良い。このような方法として、例えばクラスターイオン注入処理、プラズマ処理、またはこれらを組み合わせた処理を行う。またマスクパターン19が耐熱性を備えているものであれば、熱処理による酸化膜成長や窒化膜成長を行っても良い。
一例としてクラスターイオン注入処理とプラズマ処理とを組み合わせて行う場合を説明する。先ず、マスクパターン19上から二酸化炭素(CO2)もしくは酸素(O2)のクラスターイオン注入を行う。イオン注入条件は、一例としてエネルギー5keV、ドーズ量は1E16/cm2とする。これにより、マスクパターン19の開口部に露出するシリコン表面に酸化シリコン膜21-1を選択的に形成する。
次に、窒素雰囲気中でのプラズマ処理を行うことにより、酸化シリコン膜21-1の表面を窒化させる。このような窒化プラズマ処理の条件は、一例としてチャンバー内の圧力を2.67×102Pa、基板温度を200℃に設定し、チャンバー内に窒素(N2)を100sccm導入し、プラズマ源の電力を500W導入する。これらにより、マスクパターン19から露出するシリコンの露出面上に、膜厚10nmの酸化シリコン膜21-1と膜厚10nmの窒化シリコン膜21-2とがこの順に積層されたシリサイドブロック膜21を選択的に形成する。
尚、以上説明したクラスターイオン注入において、二酸化炭素(CO2)や酸素(O2)に加えて窒素(N2)をクラスターイオン注入すれば酸化窒化シリコン膜が形成され、これをシリサイドブロック膜としても良い。さらに、酸素(O2)の代わりに窒素(N2)をクラスターイオン注入すれば窒化シリコン膜が形成され、これをシリサイドブロック膜として用いても良い。
また、以上説明した窒素雰囲気中でのプラズマ処理において、窒素(N2)に加えて酸素(O2)を用いれば、酸化窒化シリコン膜が形成され、これをシリサイドブロック膜としても良い。さらに、窒素(N2)の代わりに酸素(O2)を用いれば酸化シリコン膜が形成され、これをシリサイドブロック膜として用いても良い。
以上のようにしてシリサイドブロック膜21を選択成膜した後には、例えばアッシング処理および硫酸過水を用いたウェット処理によってレジストからなるマスクパターン19を除去する。
またその後、例えばウェット処理により、シリコン基板1やポリシリコンからなるゲート電極7g,7rの露出面に存在する自然酸化膜を除去する工程を行う。
次に、図2(2)に示すように、シリコン基板1上に、ゲート電極7g,7rやシリサイドブロック膜21を覆う状態で、金属膜25を成膜する。金属膜25は、例えばコバルト(Co)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、チタン(Ti)等からなることとし、膜厚8nm程度で成膜する。
次いで、図3(1)に示すように、熱処理を行うことにより、シリサイドブロック膜21で覆われたセンサ領域1s以外の、トランジスタ領域1tを含むシリコン基板1やポリシリコンからなるゲート電極7g,7rと金属膜25とが接する部分の界面部分に、選択的にシリサイド層27を成膜する。この際、一例として、窒素雰囲気中において、基板温度400℃、時間30秒のRTAを行う。
その後、図3(2)に示すように、硫酸(H2SO4)等を用いたウェット処理により、未反応の金属膜25を剥離除去する。次に、窒素雰囲気中において、基板温度800℃、時間30秒のRTAを行うことにより、シリサイド層27の結晶性の改質を行う。
以上のようにしてシリコン基板1の表面側に、フォトダイオードからなる光センサ素子Sと、MOS型のトランジスタTrとを設けてなるCMOSセンサ29が、半導体装置として得られる。
このCMOSセンサ29においては、非シリサイド領域であるセンサ領域1sに光センサ素子Sが形成され、これ以外のシリサイド領域にはトランジスタTr、フローティングディフュージョン13f、読出ゲート7rや他のゲート電極が形成される。
そして特に、非シリサイド領域であるセンサ領域1sの表面には、シリコン基板1の露出面に選択的にシリサイドブロック膜21が成膜されたものとなる。一方、これ以外のシリサイド領域の表面には、シリコン基板1やポリシリコンからなるゲート電極7g,7rの露出表面に選択的にシリサイド層27が成膜されたものとなる。
尚、シリサイドブロック膜21は、センサ領域1sの保護膜としてそのままシリコン基板1上にそのまま残して良い。
以上の実施形態によれば、非シリサイド領域であるセンサ領域1sにおけるシリコン基板1の表面のみに、選択的にシリサイドブロック膜19を成膜した構成である。このため、堆積成膜した膜をパターニングして得られたシリサイドブロック膜において必要となる合わせ裕度を必要とせず、センサ領域(非シリサイド領域)1sにおけるシリコン基板1の露出面よりも外側にシリサイドブロック膜21が形成されることはない。したがって、センサ領域(非シリサイド領域)1s脇の凸状の分理領域3やサイドウォール11上にシリサイドブロック膜21が乗り上げて形成されることはなく、シリサイドブロック膜21の膜厚分だけセンサ領域(非シリサイド領域)1sの実質的な開口が狭められることはない。この結果、センサ領域(非シリサイド領域)1sに形成した光センサ素子Sの感度向上を図ることが可能になる。
しかも、シリサイドブロック膜21形成の際に用いるマスクパターン19は、光センサ素子Sを形成する際のイオン注入の際のマスクパターン19をそのまま用いているため、シリサイドブロック膜21をパターン形成するためだけのマスクパターンを特別に形成する必要はない。したがって、マスクパターンを共有化して工程数の削減を図ることが可能になる。
以上により、センサ領域(非シリサイド領域)1sの実質的な開口を狭めることなく、シリサイド領域のみにシリサイド層27を形成することが可能であり、かつセンサ領域(非シリサイド領域)1sの実質的な開口の拡大が図られたCMOSセンサ29を得ることが可能になる。
尚、上述した実施形態においては、トランジスタTrおよびフローティングディフュージョン13fなどを形成した後に、シリサイドブロック膜21を選択成膜する手順を説明した。しかしながら、シリサイドブロック膜21の選択成膜は、ゲート電極7g,7rおよびサイドウォール11を形成した後でかつ光センサ素子Sを形成した後であれば良く、同様の効果を得ることができる。
このような例として、例えばゲート電極7g,7rおよびサイドウォール11を形成する工程までを上述したと同様の手順で行い、次にセンサ領域1sを開口するマスクパターン19を形成して光センサ素子Sを形成した後、シリサイドブロック膜21の選択成膜を行い、その後マスクパターン19を除去し、n型拡散層からなるソース/ドレイン13nおよびp型拡散層からなるソース/ドレイン13p、さらにはn拡散層からなるフローティングディフュージョン13fなどの各拡散層を形成しても良い。
1…シリコン基板、1s…センサ領域(非シリサイド領域)、1t…トランジスタ領域(シリサイド領域)、3…分離領域、7r…読出ゲート電極、11…サイドウォール、15…n型拡散層、17…p型拡散層、19…マスクパターン、21…シリサイドブロック膜、21-1…酸化シリコン膜、21-2…窒化シリコン膜、25…金属膜、27…シリサイド層、29…CMOSセンサ(半導体装置)、S…光センサ素子
Claims (13)
- シリコン基板の表面側を非シリサイド領域とシリサイド領域とに分離する第1工程と、
前記非シリサイド領域を露出させる状態で前記シリコン基板上にマスクパターンを形成する第2工程と、
前記マスクパターンから露出した前記非シリサイド領域における前記シリコン基板の表面に、選択的にシリサイドブロック膜を成膜する第3工程と、
前記マスクパターンを除去し、次いで前記シリサイドブロック膜が形成された前記シリコン基板上に金属膜を成膜した後、熱処理を行うことにより前記シリサイド領域における当該シリコン基板の露出表面層に選択的にシリサイド層を成膜する第4工程とを行う
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
前記第3工程では、クラスターイオン注入処理、プラズマ処理、またはこれらの処理を組み合わせて行う
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1工程では、前記シリコン基板の表面側に分離領域を形成した後、当該シリコン基板上にゲート電極を形成し、さらに当該ゲート電極の側壁に絶縁性のサイドウォールを形成することにより、前記分離領域とサイドウォールとによって前記非シリサイド領域とシリサイド領域とを分離する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項3記載の半導体装置の製造方法において、
前記ゲート電極をシリコンで形成し、
前記第3工程では、前記ゲート電極の露出表面にもシリサイド層を選択的に成膜する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
前記第2工程と第3工程との間に、前記非シリサイド領域における前記シリコン基板の表面層に不純物拡散層を形成する工程を行う
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
前記非シリサイド領域には光センサ素子を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
前記シリサイドブロック膜は、前記非シリサイド領域の保護膜として前記シリコン基板上にそのまま残す
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - シリコン基板の表面が非シリサイド領域とシリサイド領域とに分離された半導体装置において、
前記非シリサイド領域の表面には、前記シリコン基板の露出面に対して選択的に成膜されたシリサイドブロック膜が設けられ、
前記シリサイド領域の表面には、前記シリコン基板の露出面に対して選択的に成膜させたシリサイド層が設けられている
ことを特徴とする半導体装置。 - 請求項8記載の半導体装置において、
前記シリサイドブロック膜は、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、または酸窒化シリコン膜の少なくとも1層を用いて構成されている
ことを特徴とする半導体装置。 - 請求項8記載の半導体装置において、
前記シリサイド領域には、ゲート電極と、当該ゲート電極側壁のサイドウォールとが設けられ、
前記非シリサイド領域は、前記分離領域とサイドウォールとによって前記シリサイド領域と分離されている
ことを特徴とする半導体装置。 - 請求項10記載の半導体装置において、
前記ゲート電極はシリコンからなり、当該ゲート電極の露出表面にもシリサイド層が設けられている
ことを特徴とする半導体装置。 - 請求項8記載の半導体装置において、
前記非シリサイド領域には、光センサ素子が設けられている
ことを特徴とする半導体装置。 - 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、
前記シリサイドブロック膜は、前記非シリサイド領域の保護膜として前記シリコン基板上に設けられている
ことを特徴とする半導体装置。
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