JP2017220673A - 撮像装置の製造方法および撮像装置 - Google Patents

撮像装置の製造方法および撮像装置 Download PDF

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孝宏 冨松
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Abstract

【課題】pn接合による素子分離を採用した撮像装置では、読み出しノイズが増加する。【解決手段】電界効果型トランジスタのゲート電極が形成される(ステップS1)。次に、ゲート電極の側壁面に、下層膜をシリコン酸化膜とし上層膜をシリコン窒化膜とする二層構造のオフセットスペーサ膜が形成される(ステップS2)。シリコン窒化膜は、素子形成領域のシリコンのダングリングボンドを終端させる元素の供給源とされる。次に、オフセットスペーサ膜をそのまま残す処理か、オフセットスペーサ膜のうちのシリコン窒化膜を除去する処理が施される(ステップS3、ステップS4、ステップS5)。その後、ゲート電極の側壁面にサイドウォール絶縁膜が形成される(ステップS6)。【選択図】図37

Description

本発明は撮像装置の製造方法および撮像装置に関し、特に、イメージセンサー用のフォトダイオードを備えた撮像装置の製造方法に好適に利用できるものである。
デジタルカメラ等には、たとえば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーを備えた撮像装置が適用されている。そのような撮像装置では、入射する光を電荷に変換するフォトダイオードが配置された画素領域と、フォトダイオードによって変換された電荷を電気信号として処理等する周辺回路が配置された周辺領域とが形成されている。画素領域では、フォトダイオードにおいて発生した電荷は、転送トランジスタによって浮遊拡散領域へ転送される。転送された電荷は、増幅トランジスタによって電気信号に変換されて画像信号として出力され、出力された画像信号は、周辺領域において処理される。
画素領域および周辺領域において、フォトダイオードや電界効果型トランジスタ等の半導体素子は、素子分離領域によって規定される素子形成領域に形成される。近年、撮像装置の微細化に対応するため、素子分離領域として、いわゆるトレンチ分離(STI:Shallow Trench Isolation)が採用されている。
K. Itonaga, et al., "Extremely-Low-Noise CMOS Image sensor with High Saturation Capacity", IEDM, Session 8.1 (December 5 2011).
トレンチ分離(STI)を採用した従来の撮像装置では、読み出しノイズに関する問題点があった。
すなわち、非特許文献1には、素子分離として、pn接合による素子分離を採用した撮像装置では、画素内のトランジスタの幅が短くになるにしたがい、読み出しノイズはほぼリニアに増加するのに対して、トレンチ分離(STI)を採用した撮像装置では、画素内の電界効果型トランジスタのチャネル幅が0.3μmよりも短くなると、読み出しノイズが指数関数的に増加することが報告されている。読み出しノイズが増加すると、SN比(Signal to Noise ratio)が悪くなり、画像の鮮明度、濃淡、色の奥行き感等がなくなってしまう。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付の図面から明らかになるであろう。
一実施の形態に係る撮像装置の製造方法では、トレンチに素子分離絶縁膜を形成することによって規定される複数の素子形成領域のそれぞれに半導体素子を形成する工程において、光電変換部と、ゲート電極部を有するトランジスタとが形成される。ゲート電極部を形成する工程は、ゲート電極を形成する工程と、ゲート電極を覆うように、第1絶縁膜を下層膜とし第1絶縁膜とは異なる所定の膜を上層膜とするオフセットスペーサ膜となる膜を形成する工程と、オフセットスペーサ膜となる膜に加工を施すことにより、ゲート電極の側壁面上に、第1絶縁膜を少なくとも含むオフセットスペーサ膜を形成する工程と、ゲート電極の側壁面上に、前記オフセットスペーサ膜を介在させてサイドウォール絶縁膜を形成する工程とを含んでいる。オフセットスペーサ膜となる膜を形成する工程では、所定の素子形成領域のダングリングボンドを終端させる元素として、窒素(N)および水素(H)の少なくともいずれかを含有する膜が、所定の膜として形成される。オフセットスペーサ膜を形成する工程では、第1絶縁膜は、ゲート電極の側壁面を覆う第1部分と、第1部分の下端部からゲート電極が位置する側とは反対側へ延在して所定の素子形成領域の表面を覆う第2部分とが残されるように、加工される。サイドウォール絶縁膜を形成する工程では、サイドウォール絶縁膜は、第1絶縁膜の第2部分の端面を覆うように形成される。
他の実施の形態に係る撮像装置では、トレンチ分離絶縁膜によって規定された複数の素子形成領域と、複数の素子形成領域のそれぞれに形成された半導体素子とを有している。半導体素子は、光電変換部と、ゲート電極部を有するトランジスタとを含んでいる。ゲート電極部は、ゲート電極と、少なくとも第1絶縁膜を有するオフセットスペーサ膜と、サイドウォール絶縁膜とを含んでいる。オフセットスペーサ膜の第1絶縁膜は、ゲート電極の側壁面を覆う第1部分と、第1部分の下端部からゲート電極が位置する側とは反対の側へ延在して所定の素子形成領域の表面を覆う第2部分とを備えている。サイドウォール絶縁膜は、第1絶縁膜の第2部分の端面を覆うように形成されている。
一実施の形態に係る撮像装置の製造方法によれば、読み出しノイズの低減が図られる撮像装置を製造することができる。
他の実施の形態に係る撮像装置によれば、読み出しノイズの低減を図ることができる。
各実施の形態に係る撮像装置における画素領域の回路を示すブロック図である。 各実施の形態に係る撮像装置の一の画素領域の等価回路を示す図である。 各実施の形態に係る撮像装置の画素領域の平面レイアウトの一例を示す部分平面図である。 各実施の形態に係る撮像装置の製造方法における主要部分を示す部分フローチャートである。 実施の形態1に係る撮像装置の製造方法の一工程を示す画素領域等の断面図である。 実施の形態1に係る撮像装置の製造方法の一工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図5Aおよび図5Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図5Aおよび図5Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図6Aおよび図6Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図6Aおよび図6Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図7Aおよび図7Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図7Aおよび図7Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図8Aおよび図8Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図8Aおよび図8Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図9Aおよび図9Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図9Aおよび図9Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図10Aおよび図10Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図10Aおよび図10Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図11Aおよび図11Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図11Aおよび図11Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図12Aおよび図12Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図12Aおよび図12Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図13Aおよび図13Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図13Aおよび図13Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図14Aおよび図14Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図14Aおよび図14Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図15Aおよび図15Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図15Aおよび図15Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図16Aおよび図16Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図16Aおよび図16Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図17Aおよび図17Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図17Aおよび図17Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図18Aおよび図18Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図18Aおよび図18Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図19Aおよび図19Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図19Aおよび図19Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図20Aおよび図20Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図20Aおよび図20Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図21Aおよび図21Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図21Aおよび図21Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図22Aおよび図22Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図22Aおよび図22Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図23Aおよび図23Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図23Aおよび図23Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 比較例に係る撮像装置の製造方法の一工程を示す画素領域等の断面図である。 比較例に係る撮像装置の製造方法の一工程を示す周辺領域の断面図である。 図25Aおよび図25Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 図25Aおよび図25Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 図26Aおよび図26Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 図26Aおよび図26Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 図27Aおよび図27Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 図27Aおよび図27Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 図28Aおよび図28Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 図28Aおよび図28Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 図29Aおよび図29Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 図29Aおよび図29Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 図30Aおよび図30Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 図30Aおよび図30Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 図31Aおよび図31Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 図31Aおよび図31Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 図32Aおよび図32Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 図32Aおよび図32Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、作用効果を説明するための比較例に係る撮像装置の部分平面図である。 同実施の形態において、図34に示す断面線XXXV−XXXVにおける部分断面図である。 同実施の形態において、ノイズスペクトル密度とチャネル幅との関係を示すグラフである。 同実施の形態において、作用効果を説明するための実施の形態に係る撮像装置の部分平面図である。 同実施の形態において、図37に示す断面線XXXVIII−XXXVIIIにおける部分断面図である。 実施の形態2に係る撮像装置の製造方法の一工程を示す画素領域等の断面図である。 実施の形態2に係る撮像装置の製造方法の一工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図39Aおよび図39Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図39Aおよび図39Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図40Aおよび図40Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図40Aおよび図40Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図41Aおよび図41Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図41Aおよび図41Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図42Aおよび図42Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図42Aおよび図42Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図43Aおよび図43Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図43Aおよび図43Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図44Aおよび図44Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図44Aおよび図44Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図45Aおよび図45Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図45Aおよび図45Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図46Aおよび図46Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図46Aおよび図46Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図47Aおよび図47Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図47Aおよび図47Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 実施の形態3に係る撮像装置の製造方法の一工程を示す画素領域等の断面図である。 実施の形態3に係る撮像装置の製造方法の一工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図49Aおよび図49Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図49Aおよび図49Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図50Aおよび図50Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図50Aおよび図50Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図51Aおよび図51Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図51Aおよび図51Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図52Aおよび図52Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図52Aおよび図52Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図53Aおよび図53Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図53Aおよび図53Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図54Aおよび図54Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図54Aおよび図54Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図55Aおよび図55Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図55Aおよび図55Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図56Aおよび図56Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図56Aおよび図56Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 比較例に係る撮像装置の製造方法の一工程を示す画素領域等の断面図である。 比較例に係る撮像装置の製造方法の一工程を示す、ゲート電極部付近の部分拡大断面図である。 図59Aに示す工程の後に行われる工程を示す、ゲート電極部付近の部分拡大断面図である。 図59Bに示す工程の後に行われる工程を示す、ゲート電極部付近の部分拡大平面図である。 図59Cに示す断面線LIXD−LIXDにおける部分拡大断面図である。 同実施の形態において、撮像装置の製造方法の一工程を示す、ゲート電極部付近の部分拡大断面図である。 同実施の形態において、図60Aに示す工程の後に行われる工程を示す、ゲート電極部付近の部分拡大断面図である。 同実施の形態において、図60Bに示す工程の後に行われる工程を示す、ゲート電極部付近の部分拡大平面図である。 同実施の形態において、図60Cに示す断面線LXD−LXDにおける部分拡大断面図である。 同実施の形態において、図60Bに示す工程の後に行われる工程を示す、画素トランジスタ領域の電界効果型トランジスタのゲート電極部を示す部分拡大断面図である。 実施の形態4に係る撮像装置の製造方法の一工程を示す画素領域等の断面図である。 実施の形態4に係る撮像装置の製造方法の一工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図61Aおよび図61Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図61Aおよび図61Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図62Aおよび図62Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図62Aおよび図62Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図63Aおよび図63Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図63Aおよび図63Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図64Aおよび図64Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図64Aおよび図64Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図65Aおよび図65Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図65Aおよび図65Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図66Aおよび図66Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図66Aおよび図66Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図67Aおよび図67Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図67Aおよび図67Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。 同実施の形態において、図68Aおよび図68Bに示す工程の後に行われる工程を示す画素領域等の断面図である。 同実施の形態において、図68Aおよび図68Bに示す工程の後に行われる工程を示す周辺領域の断面図である。
はじめに、撮像装置の全体構成(回路)について説明する。撮像装置は、マトリクス状に配置された複数の画素によって構成される。図1に示すように、画素PEには、列選択回路CSおよび行選択・読み出し回路RSが接続されている。なお、図1では、図面の簡略化のために、複数の画素のうちの一の画素PEを示す。その画素では、図2に示すように、フォトダイオードPD、転送トランジスタTT、増幅トランジスタAT、選択トランジスタSTおよびリセットトランジスタRTが設けられている。
フォトダイオードPDでは、被写体からの光が電荷として蓄積される。転送トランジスタTTは、電荷を浮遊拡散領域(図示せず)へ転送する。リセットトランジスタRTは、電荷が浮遊拡散領域へ転送される前に、浮遊拡散領域の電荷をリセットする。浮遊拡散領域に転送された電荷は、増幅トランジスタATのゲート電極に入力されて、電圧(Vdd)に変換されて増幅される。画素の特定の行を選択する信号が選択トランジスタSTのゲート電極に入力されると、電圧に変換された信号が画像信号(Vsig)として読み出される。
次に、撮像装置の平面構造の一例について説明する。図3に示すように、フォトダイオードPDおよび転送トランジスタTTは、素子分離絶縁膜EIによって規定された一の素子形成領域に形成されている。転送トランジスタTTのゲート電極部TGEを挟んで、一方の側に位置する素子形成領域の部分にフォトダイオードPDが形成されている。ゲート電極部TGEを挟んで他方の側に位置する素子形成領域の部分に浮遊拡散領域FDRが形成されている。
リセットトランジスタRT、増幅トランジスタATおよび選択トランジスタSTは、素子分離絶縁膜EIによって規定された他の素子形成領域に形成されている。リセットトランジスタRTのゲート電極部RGE、増幅トランジスタATのゲート電極部AGEおよび選択トランジスタSTのゲート電極部SGEは、互いに間隔を隔てて、他の素子形成領域を横切るように配置されている。増幅トランジスタATのゲート電極部AGEと、リセットトランジスタRTのソース・ドレイン領域とが、浮遊拡散領域FDRに電気的に接続されている。
次に、撮像装置の製造方法の概要について説明する。各実施の形態に係る撮像装置の製造方法では、オフセットスペーサ膜として、シリコンのダングリングボンドを終端させるための元素を含有する所定の膜の一例として、シリコン窒化膜を含む二層構造のオフセットスペーサ膜が形成される。また、サイドウォール絶縁膜として、二層構造のサイドウォール絶縁膜を形成する場合と、単層構造のサイドウォール絶縁膜を形成する場合とに振り分けられる。
その主要工程のフローチャートを図4に示す。増幅トランジスタおよび転送トランジスタを含む電界効果型トランジスタのゲート電極が形成される(ステップS1)。次に、ゲート電極の側壁面にオフセットスペーサ膜が形成される(ステップS2)。オフセットスペーサ膜は、シリコン酸化膜(下層膜)とシリコン窒化膜(上層膜)との二層構造とする。シリコン窒化膜は、素子形成領域を規定するトレンチ分離(STI)端部のSi(111)面のシリコン(Si)のダングリングボンドを終端させる元素(主として窒素(N)と水素(H))の供給源となる。
次に、オフセットスペーサ膜をそのまま残す処理か、オフセットスペーサ膜のうちの上層膜(シリコン窒化膜)を除去する処理が施される(ステップS3、ステップS4、ステップS5)。その後、ゲート電極の側壁面にサイドウォール絶縁膜が形成される(ステップS6)。この工程では、シリコン酸化膜(下層膜)とシリコン窒化膜(上層膜)との二層構造のサイドウォール絶縁膜を形成する場合と、シリコン窒化膜からなる単層構造のサイドウォール絶縁膜を形成する場合とに振り分けられることになる。
以下、各実施の形態において、オフセットスペーサ膜とサイドウォール絶縁膜の製造方法のバリエーションについて、具体的に説明する。
実施の形態1
ここでは、二層構造のオフセットスペーサ膜をそのまま残し、二層構造のサイドウォール絶縁膜を形成する場合について説明する。
まず、トレンチ分離によって素子形成領域が規定される。半導体基板(SUB)を覆うように、シリコン酸化膜TOFとシリコン窒化膜TNFが形成される(図5A、図5B参照)。次に、シリコン窒化膜TNFおよびシリコン酸化膜TOFに所定の写真製版処理と加工を施すことにより、電界効果型トランジスタ等の半導体素子が形成されることになる領域(素子形成領域)を覆い、トレンチが形成される領域を露出するように、シリコン窒化膜TNFおよびシリコン酸化膜TOFがパターニングされる。
次に、パターニングされたシリコン窒化膜TNFおよびシリコン酸化膜TOFをマスクとして、半導体基板SUB(シリコン)にエッチング処理を施すことにより、図5Aおよび図5Bに示すように、所定の深さのトレンチTRCが形成される。次に、図6Aおよび図6Bに示すように、トレンチTRCを充填する態様で、半導体基板SUBを覆うように、たとえば、シリコン酸化膜からなる素子分離絶縁膜となる絶縁膜EIFが形成される。
次に、トレンチTRC内に位置する絶縁膜EIFの部分を残して、半導体基板SUBの上面上に位置する絶縁膜EIFの部分が、たとえば、化学的機械研磨処理(CMP:Chemical Mechanical Polishing)によって除去される。次に、残されたシリコン窒化膜TNFおよびシリコン酸化膜TOFが、所定のエッチング処理によって除去される。これにより、図7Aおよび図7Bに示すように、素子分離絶縁膜EIが形成される。
素子分離絶縁膜EIによって、素子形成領域として、画素領域RPE、画素トランジスタ領域RPTおよび周辺領域RPC等が規定される。画素領域RPEには、フォトダイオードおよび転送トランジスタが形成されることになる。画素トランジスタ領域RPTには、リセットトランジスタ、増幅トランジスタおよび選択トランジスタが形成されることになる。なお、工程図として、図面の簡略化のために、これらのトランジスタを一のトランジスタによって代表させることとする。
周辺領域RPCでは、電界効果型トランジスタが形成される領域として、さらに、領域RNH、RPH、RNL、RPLが規定される。領域RNHには、相対的に高い電圧(たとえば、3.3V程度)で駆動するnチャネル型の電界効果型トランジスタが形成されることになる。また、領域RPHには、相対的に高い電圧(たとえば、3.3V程度)で駆動するpチャネル型の電界効果型トランジスタが形成されることになる。領域RNLには、相対的に低い電圧(たとえば、1.5V程度)で駆動するnチャネル型の電界効果型トランジスタが形成されることになる。また、領域RPLには、相対的に低い電圧(たとえば、1.5V程度)で駆動するpチャネル型の電界効果型トランジスタが形成されることになる。
次に、写真製版処理によって所定のレジストパターン(図示せず)を形成し、そのレジストパターンを注入マスクとして、所定導電型の不純物を注入する工程を順次行うことにより、所定導電型のウェルがそれぞれ形成される。図8Aおよび図8Bに示すように、画素領域RPEおよび画素トランジスタ領域RPTでは、PウェルPPWLとPウェルPPWHが形成される。周辺領域RPCでは、PウェルHPW、LPWとNウェルHNW、LNWが形成される。
PウェルPPWLの不純物濃度は、PウェルPPWHの不純物濃度よりも低い。PウェルPPWHは、半導体基板SUBの表面からPウェルPPWLよりも浅い領域にわたり形成されている。PウェルHPW、LPWおよびNウェルHNW、LNWは、半導体基板SUBの表面から所定の深さにわたりそれぞれ形成されている。
次に、画素領域RPEにフォトダイオードPDおよびゲート電極GBが形成され、画素トランジスタ領域RPTおよび周辺領域RPCにゲート電極GBが形成される。ここで、ゲート電極GBの直下のゲート絶縁膜として、相対的に膜厚の厚いゲート絶縁膜GICと、相対的に膜厚の薄いゲート絶縁膜GINとが形成される。次に、相対的に高い電圧で駆動する電界効果型トランジスタが形成される画素トランジスタ領域RPT、領域RNH、RPHのそれぞれに、エクステンション(LDD)領域が形成される。図9Aおよび図9Bに示すように、所定の写真製版処理を施すことにより、画素トランジスタ領域RPTおよび領域RNHを露出し、他の領域を覆うレジストパターンMHNLが形成される。
次に、レジストパターンMHNLおよびゲート電極GBを注入マスクとして、n型の不純物を注入することにより、露出した画素トランジスタ領域RPTおよび領域RNHのそれぞれに、n型のエクステンション領域HNLDが形成される。また、画素領域RPEでは、ゲート電極GBを挟んで、フォトダイオードPDが形成されている側とは反対側のPウェルPPWHの部分に、エクステンション領域HNLDが形成される。その後、レジストパターンMHNLが除去される。
次に、所定の写真製版処理を施すことにより、図10Aおよび図10Bに示すように、領域RPHを露出し、他の領域を覆うレジストパターンMHPLが形成される。次に、そのレジストパターンMHPLおよびゲート電極GBを注入マスクとして、p型の不純物を注入することにより、露出した領域RPHにp型のエクステンション領域HPLDが形成される。その後、レジストパターンMHPLが除去される。
次に、図11Aおよび図11Bに示すように、ゲート電極GBを覆うように、オフセットスペーサ膜となる絶縁膜OSFが形成される。この絶縁膜OSFとして、まず、TEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate glass)系のシリコン酸化膜OSF1が形成される。次に、シリコン酸化膜OSF1を覆うように、シリコン窒化膜OSF2が形成される。シリコン窒化膜OSF2を形成する際に、材料ガスとして、たとえば、ヘキサククロジシラン(HCD:Hexa Chloro Disilane)が用いられる。絶縁膜OSFの膜厚は、たとえば、十数nm程度とされる。なお、HCDを用いてシリコン窒化膜を形成する他に、たとえば、原子層を一層ずつ堆積させるALD(Atomic Layer Deposition)法によって、シリコン窒化膜を形成するようにしてもよい。
次に、オフセットスペーサ膜となる絶縁膜OSFに異方性エッチング処理が施される。これにより、ゲート電極GBの上面上に位置する絶縁膜OSFの部分が除去されて、図12Aおよび図12Bに示すように、ゲート電極GBの側壁面上に残される絶縁膜OSFの部分(シリコン酸化膜OS1およびシリコン窒化膜OS2)によって、オフセットスペーサ膜OSSが形成される。
次に、相対的に低い電圧で駆動する電界効果型トランジスタが形成される領域RNL、RPLのそれぞれにエクステンション(LDD)領域が形成される。図13Aおよび図13Bに示すように、所定の写真製版処理を施すことにより、領域RNLを露出し、他の領域を覆うレジストパターンMLNLが形成される。次に、レジストパターンMLNL、オフセットスペーサ膜OSS、ゲート電極GBおよびオフセットスペーサ膜OSSを注入マスクとして、n型の不純物を注入することにより、露出した領域RNLにエクステンション領域LNLDが形成される。その後、レジストパターンMLNLが除去される。
次に、所定の写真製版処理を施すことにより、図14Aおよび図14Bに示すように、領域RPLを露出し、他の領域を覆うレジストパターンMLPLが形成される。次に、そのレジストパターンMLPL、ゲート電極GBおよびオフセットスペーサ膜OSSを注入マスクとして、p型の不純物を注入することにより、露出した領域RPLにエクステンション領域LPLDが形成される。次に、図15Aおよび図15Bに示すように、レジストパターンMLPLを除去することによって、ゲート電極GBおよびオフセットスペーサ膜OSS等が露出する。
次に、オフセットスペーサ膜OSSが残された状態で、サイドウォール絶縁膜が形成される。図16Aおよび図16Bに示すように、ゲート電極GBおよびオフセットスペーサ膜OSSを覆うように、サイドウォール絶縁膜となる絶縁膜SWFが形成される。この絶縁膜SWFとして、まず、シリコン酸化膜SWF1が形成される。次に、シリコン酸化膜SWF1を覆うように、シリコン窒化膜SWF2が形成される。
次に、絶縁膜SWFに異方性エッチング処理が施される。これにより、図17Aおよび図17Bに示すように、ゲート電極GBの上面上に位置する絶縁膜SWFの部分が除去されて、ゲート電極GBの側壁面上に残される絶縁膜SWFの部分(シリコン酸化膜SW1およびシリコン窒化膜SW2)によって、サイドウォール絶縁膜SWIが形成される。
画素領域RPEでは、ゲート電極GB、オフセットスペーサ膜OSSおよびサイドウォール絶縁膜SWIによって、転送トランジスタのゲート電極部TGEが形成される。画素トランジスタ領域RPTでは、ゲート電極GB、オフセットスペーサ膜OSSおよびサイドウォール絶縁膜SWIによって、増幅トランジスタ等のゲート電極部PEGEが形成される。
周辺領域RPCのうち、領域RNHでは、ゲート電極GB、オフセットスペーサ膜OSSおよびサイドウォール絶縁膜SWIによって、相対的に高い電圧で駆動するnチャネル型の電界効果型トランジスタのゲート電極部NHGEが形成される。領域RPHでは、相対的に高い電圧で動作するpチャネル型の電界効果型トランジスタのゲート電極部PHGEが形成される。領域RNLでは、相対的に低い電圧で駆動するnチャネル型の電界効果型トランジスタのゲート電極部NLGEが形成される。領域RPLでは、相対的に低い電圧で動作するpチャネル型の電界効果型トランジスタのゲート電極部PLGEが形成される。
次に、pチャネル型の電界効果型トランジスタが形成される領域RPH、RPLのそれぞれにソース・ドレイン領域が形成される。図18Aおよび図18Bに示すように、所定の写真製版処理を施すことにより、領域RPH、RPLを露出し、他の領域を覆うレジストパターンMPDFが形成される。次に、レジストパターンMPDFおよびゲート電極部PHGE、PLGEを注入マスクとして、p型の不純物を注入することにより、領域RPHにはソース・ドレイン領域HPDFが形成され、領域RPLにはソース・ドレイン領域LPDFが形成される。その後、レジストパターンMPDFが除去される。
次に、nチャネル型の電界効果型トランジスタが形成される画素トランジスタ領域RPT、領域RNH、RNLのそれぞれにソース・ドレイン領域が形成される。図19Aおよび図19Bに示すように、所定の写真製版処理を施すことにより、画素トランジスタ領域RPT、領域RNH、RNLを露出し、他の領域を覆うレジストパターンMNDFが形成される。次に、レジストパターンMNDFおよびゲート電極部TGE、PEGE、NHGE、NLGEを注入マスクとして、n型の不純物を注入することにより、画素トランジスタ領域RPT、領域RNHのそれぞれには、ソース・ドレイン領域HNDFが形成され、領域RNLにはソース・ドレイン領域LNDFが形成される。また、このとき、画素領域RPEでは、浮遊拡散領域FDRが形成される。その後、レジストパターンMNDFが除去される。
これまでの工程により、画素領域RPEでは転送トランジスタTTが形成される。画素トランジスタ領域RPTでは、増幅トランジスタ等のnチャネル型の電界効果型トランジスタNHTが形成される。周辺領域RPCの領域RNHでは、nチャネル型の電界効果型トランジスタNHTが形成される。領域RPHでは、pチャネル型の電界効果型トランジスタPHTが形成される。領域RNLでは、nチャネル型の電界効果型トランジスタNLTが形成される。領域RPLでは、pチャネル型の電界効果型トランジスタPLTが形成される。
次に、金属シリサイド膜を形成しない電界効果型トランジスタ(図示せず)に対して、シリサイド化を阻止するシリサイドプロテクション膜が形成される。図20Aおよび図20Bに示すように、ゲート電極部TGE、PEGE、NHGE、PHGE、NLGE、PLGE等を覆うように、シリサイド化を阻止するシリサイドプロテクション膜SPが形成される。シリサイドプロテクション膜SPとして、たとえば、シリコン酸化膜等が形成される。その後、金属シリサイド膜を形成しない画素領域RPEを覆うシリサイドプロテクション膜SPの部分を残して、画素トランジスタ領域RPTおよび周辺領域RPCに位置するシリサイドプロテクション膜が除去される(図21Aおよび図21B参照)。
次に、サリサイド(SALICIDE:Self ALIgned siliCIDE)法により、金属シリサイド膜が形成される。図21Aおよび図21Bに示すように、まず、ゲート電極部TGE、PEGE、NHGE、PHGE、NLGE、PLGEを覆うように、コバルト等の所定の金属膜MFが形成される。次に、所定の熱処理を施して金属膜MFとシリコンとを反応させることによって、金属シリサイド膜MS(図22A、図22B参照)が形成される。その後、未反応の金属が除去される。
これにより、図22Aおよび図22Bに示すように、画素領域RPEでは、金属シリサイド膜は形成されず、画素トランジスタ領域RPTでは、電界効果型トランジスタNHTのゲート電極部PEGEの上面およびソース・ドレイン領域HNDFの表面に金属シリサイド膜MSが形成される。
周辺領域RPCでは、電界効果型トランジスタNHTのゲート電極部NHGEの上面およびソース・ドレイン領域HNDFの表面に金属シリサイド膜MSが形成される。電界効果型トランジスタPHTのゲート電極部PHGEの上面およびソース・ドレイン領域HPDFの表面に金属シリサイド膜MSが形成される。電界効果型トランジスタNLTのゲート電極部NLGEの上面およびソース・ドレイン領域LNDFの表面に金属シリサイド膜MSが形成される。電界効果型トランジスタPLTのゲート電極部PLGEの上面およびソース・ドレイン領域LPDFの表面に金属シリサイド膜MSが形成される。
次に、図23Aおよび図23Bに示すように、転送トランジスタTTおよび電界効果型トランジスタNHT、PHT、NLT、PLT等を覆うように、ストレスライナー膜SLが形成される。次に、そのストレスライナー膜SLを覆うように、コンタクト層間膜として第1層間絶縁膜IF1が形成される。次に、所定の写真製版処理を施すことにより、コンタクトホールを形成するためのレジストパターン(図示せず)が形成される。
次に、そのレジストパターンをエッチングマスクとして、第1層間絶縁膜IF1等に異方性エッチング処理を施すことにより、画素領域RPEでは、浮遊拡散領域FDRの表面を露出するコンタクトホールCHが形成される。画素トランジスタ領域RPTでは、ソース・ドレイン領域HNDFに形成された金属シリサイド膜MSの表面を露出するコンタクトホールCHが形成される。周辺領域RPCでは、ソース・ドレイン領域HNDF、HPDF、LNDF、LPDFのそれぞれに形成された金属シリサイド膜MSの表面を露出するコンタクトホールCHが形成される。
次に、図24Aおよび図24Bに示すように、コンタクトホールCHのそれぞれにコンタクトプラグCPが形成される。次に、第1層間絶縁膜IF1の表面に接するように第1配線M1が形成される。その第1配線M1を覆うように、第2層間絶縁膜IF2が形成される。次に、第2層間絶縁膜IF2を貫通するように、対応する第1配線M1に電気的に接続される第1ヴィアV1がそれぞれ形成される。次に、第2層間絶縁膜IF2の表面に接するように、第2配線M2が形成される。第2配線M2のそれぞれは、対応する第1ヴィアV1に電気的に接続される。
次に、第2配線M2を覆うように第3層間絶縁膜IF3が形成される。次に、第3層間絶縁膜IF3を貫通するように、対応する第2配線M2に電気的に接続される第2ヴィアV2がそれぞれ形成される。次に、第3層間絶縁膜IF3の表面に接するように、第3配線M3が形成される。第3配線M3のそれぞれは、対応する第2ヴィアV2に電気的に接続される。次に、第3配線M3を覆うように第4層間絶縁膜IF4が形成される。次に、第4層間絶縁膜IF4の表面に接するように、たとえば、シリコン窒化膜等の絶縁膜SNIが形成される。次に、画素領域RPEでは、赤色、緑色および青色のいずれかに対応する所定のカラーフィルターCFが形成される。その後、画素領域RPEでは、光を集光させるマイクロレンズMLが配置される。こうして、撮像装置の主要部分が完成する。
撮像装置のゲート電極部TGE、PEGE、NHGE、PHGE、NLGE、PLGEにおけるオフセットスペーサ膜OSSのシリコン酸化膜OS1には、ゲート電極GBの側壁面を覆う部分(第1部分)と、その第1部分からゲート電極GBが位置する側とは反対側へ延在する部分(第2部分)とがある。サイドウォール絶縁膜SWIは、そのシリコン酸化膜OS1の第2部分の端面(厚さ方向)を覆うように形成されている。
上述した撮像装置では、オフセットスペーサ膜として、シリコン窒化膜を含む二層構造のオフセットスペーサ膜を形成することで、素子形成領域のシリコンのダングリングボンドを終端させて、読み出しノイズを低減することができる。このことについて、比較例に係る撮像装置の製造方法との関係で説明する。なお、比較例に係る撮像装置において、実施の形態に係る撮像装置と同一部材については、その実施の形態に係る撮像装置の部材の参照符号の頭に符号「C」を付した参照符号を使用し、必要な場合を除き、その説明を繰り返さないこととする。
まず、図5Aおよび図5Bに示す工程と同様の工程から図10Aおよび図10Bに示す工程と同様の工程を経た後、図25Aおよび図25Bに示すように、ゲート電極CGBを覆うように、オフセットスペーサ膜となる絶縁膜COSFが形成される。ここで、オフセットスペーサ膜となる絶縁膜COSFは単層構造とされ、シリコン酸化膜からなる絶縁膜COSFが形成される。次に、図26Aおよび図26Bに示すように、絶縁膜COSFの全面に異方性エッチング処理を施すことにより、ゲート電極CGBの側壁面上にオフセットスペーサ膜COSSが形成される。
次に、図13Aおよび図13Bに示す工程と同様の工程により、所定のレジストパターン(図示せず)、ゲート電極CGBおよびオフセットスペーサ膜COSS等を注入マスクとして、n型の不純物が注入される。次に、図14Aおよび図14Bに示す工程と同様の工程により、所定のレジストパターン(図示せず)、ゲート電極CGBおよびオフセットスペーサ膜COSS等を注入マスクとして、p型の不純物が注入される。これにより、図27Aおよび図27Bに示すように、領域CRNLにはエクステンション領域CLNLDが形成され、領域CRPLにはエクステンション領域CLPLDが形成される。
次に、所定の薬液によるウェットエッチング処理を施すことにより、図28Aおよび図28Bに示すように、オフセットスペーサ膜COSSが除去される。次に、図29Aおよび図29Bに示すように、ゲート電極CGBを覆うように、サイドウォール絶縁膜となる絶縁膜CSWFが形成される。この絶縁膜CSWFとして、まず、シリコン酸化膜CSWF1が形成され、次に、シリコン窒化膜CSWF2が形成される。次に、図30Aおよび図30Bに示すように、絶縁膜CSWFに異方性エッチング処理を施すことにより、ゲート電極CGBの側壁面上にサイドウォール絶縁膜CSWIが形成される。
次に、図18Aおよび図18Bに示す工程と同様の工程により、所定のレジストパターン(図示せず)およびゲート電極部CPHGE、CPLGEを注入マスクとして、p型の不純物が注入される。次に、図19Aおよび図19Bに示す工程と同様の工程により、所定のレジストパターン(図示せず)およびゲート電極部CTGE、CPEGE、CNHGE、CNLGEを注入マスクとして、n型の不純物が注入される。
これにより、図31Aおよび図31Bに示すように、領域CRPHにはソース・ドレイン領域CHPDFが形成され、領域CRPLにはソース・ドレイン領域CLPDFが形成される。画素トランジスタ領域CRPT、領域CRNHのそれぞれには、ソース・ドレイン領域CHNDFが形成され、領域CRNLにはソース・ドレイン領域CLNDFが形成される。画素領域CRPEには浮遊拡散領域CFDRが形成される。
次に、サリサイド法によって、図32Aおよび図32Bに示すように、画素領域CRPE、画素トランジスタ領域CRPT、周辺領域CRPCに、金属シリサイド膜CMSが形成される。その後、図23Aおよび図23Bに示す工程と同様の工程と、図24Aおよび図24Bに示す工程と同様の工程を経て、図33Aおよび図33Bに示すように、比較例に係る撮像装置の主要部分が完成する。
上述したように、撮像装置における電界効果型トランジスタ等の半導体素子は、トレンチ分離によって規定された素子形成領域(半導体基板の領域)に形成される。その電界効果型トランジスタには、相対的に高い電圧で駆動する電界効果型トランジスタNHT、PHT(CNHT、CPHT)と、相対的に低い電圧で駆動する電界効果型トランジスタNLT、PLT(CNLT、CPLT)とがある。
電界効果型トランジスタNHT、PHT(CNHT、CPHT)のゲート絶縁膜GIC(CGIC)は、電界効果型トランジスタNLT、PLT(CNLT、CPLT)のゲート絶縁膜GIN(CGIN)よりも厚く形成される。互いに膜厚の異なるゲート絶縁膜GIC、GIN(CGIC、CGIN)は、熱酸化処理と、熱酸化処理によって形成される絶縁膜を部分的に除去する処理とを組み合わせることによって形成される。
ここで、膜厚の厚いゲート絶縁膜GIC(CGIC)を形成する際には、あらかじめウェット処理によって犠牲酸化膜が除去される。また、ゲート絶縁膜GIN(CGIN)を形成する際には、膜厚の厚いゲート絶縁膜GIC(CGIC)を形成する際に形成された厚膜の犠牲酸化膜を、あらかじめウェット処理によって除去される。
このとき、トレンチに形成された素子分離絶縁膜と素子形成領域(半導体基板)との境界部分がエッチングされて凹みが生じ、素子形成領域において、半導体基板(シリコン基板)の結晶面としてSi(111)面CRYS2(または、Si(111)結晶面に平行な面)が出現することがある(図35参照)。このような凹みは「STI Divot」と称されている。なお、図35に示す点線はSi(111)面(結晶面)を示す。
比較例に係る撮像装置では、図34および図35に示すように、電界効果型トランジスタのゲート電極部CPEGE等は、このようなシリコンの(111)面CRYS2を覆うように形成されることになる。このシリコンの(111)面CRYS2では、シリコンのダングリングボンドが多く、そして、そのダングリングボンドに起因した界面準位が多いことが知られている。このため、電界効果型トランジスタでは、界面準位の影響を受けて読み出しノイズが増加することになる。
特に、浮遊拡散領域に電気的に接続されている増幅トランジスタでは、チャネルが界面準位の影響を受けてノイズ(1/fノイズ)が増加し、その増幅トランジスタを含む増幅回路では、その1/fノイズと熱雑音のノイズ(FDアンプノイズ)を含むランダムノイズが増加することになる。これらが、読み出しノイズを増加させることになる。なお、ランダムノイズには、FDアンプノイズの他に、暗電流ショットノイズ、FDリセットノイズ、光ショットノイズがある。
読み出しノイズは、微細化に伴って電界効果型トランジスタのチャネル幅が狭まるにしたがい、増加することが報告されている(非特許文献1参照)。図36は、横軸をチャネル幅Wとし縦軸をノイズスペクトル密度SVgとする、ノイズスペクトル密度とチャネル幅との関係を示すグラフである。図36に示すように、トレンチ分離(STI)を採用した撮像装置(グラフA)では、電界効果型トランジスタのチャネル幅Wが0.3μmよりも縮小すると、読み出しノイズが指数関数的に増加する。一方、pn接合による分離を採用した撮像装置(グラフB)では、読み出しノイズは、グラフAに比べて増加の程度は小さく、線型的に増加する。読み出しノイズが増加すると、SN比が悪くなり、画像の鮮明度、濃淡、色の奥行き感等がなくなってしまう。また、このことが、撮像装置の画素の微細化を阻害する要因となっている。
比較例に係る撮像装置に対して、実施の形態に係る撮像装置では、素子形成領域(STI端部のSi(111)面)のダングリングボンドを終端させる元素として、窒素(N)および水素(H)の少なくともいずれかを含む所定の膜が形成される。すなわち、図37および図38に示すように、ここでは、そのような所定の膜としてシリコン窒化膜OS2を含むオフセットスペーサ膜OSSが形成される(図12Aおよび図12B参照)。
シリコン窒化膜中の不対結合手の窒素(N)や水素(H)は、シリコン窒化膜(OSF2)を形成する際の熱(670℃程度以上)によって拡散すると考えられる。このことから、オフセットスペーサ膜となる絶縁膜OSFを形成した後の焼き締め熱処理、ソース・ドレイン領域HPDF、LPDF、HNDF、LNDFを形成する際の注入後の熱処理によって、図37に示すように、窒素(N)(または水素(H))が拡散し、その一部がシリコンの不対結合手に結合することで、シリコンのダングリングボンドを終端させることができる。
これにより、シリコンのダングリングボンドに起因する読み出しノイズを低減させることができる。その結果、撮像装置において、画像の鮮明度、濃淡、色の奥行き感等がなくなってしまうのを防止することができる。また、撮像装置の微細化を図ることができる。なお、オフセットスペーサ膜OSSとして、シリコン酸化膜OS1の上にシリコン窒化膜OS2を形成することで、レジストパターンを除去する際の薬液に対する耐性が向上し、オフセットスペーサ膜OSSが膜減りしてしまうのを抑制することができる。
実施の形態2
ここでは、二層構造のオフセットスペーサ膜を形成した後、下層膜のシリコン酸化膜を残して上層膜のシリコン窒化膜を除去し、二層構造のサイドウォール絶縁膜を形成する場合について説明する。なお、前述した撮像装置の構成と同一部材には同一符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
図5Aおよび図5Bに示す工程と同様の工程から図15Aおよび図15Bに示す工程と同様の工程を経て、図39Aおよび図39Bに示すように、シリコン酸化膜OS1を下層膜とし、シリコン窒化膜OS2を上層膜とする二層構造のオフセットスペーサ膜OSSが形成され、エクステンション領域LNLD、LPLDが形成される。
次に、図40Aおよび図40Bに示すように、所定の薬液によるウェットエッチング処理を施すことにより、オフセットスペーサ膜OSSのうち、シリコン酸化膜OS1を残してシリコン窒化膜OS2が除去される。次に、図41Aおよび図41Bに示すように、ゲート電極GBおよびオフセットスペーサ膜OSSを覆うように、シリコン酸化膜SWF1を下層膜とし、シリコン窒化膜SWF2を上層膜とする、サイドウォール絶縁膜となる絶縁膜SWFが形成される。
次に、図42Aおよび図42Bに示すように、絶縁膜SWFに異方性エッチングを施すことにより、ゲート電極GBの側面上にサイドウォール絶縁膜SWIが形成される。次に、図43Aおよび図43Bに示すように、レジストパターンMPDFおよびゲート電極部PHGE、PLGEを注入マスクとして、p型の不純物を注入することにより、領域RPHにはソース・ドレイン領域HPDFが形成され、領域RPLにはソース・ドレイン領域LPDFが形成される。その後、レジストパターンMPDFが除去される。
次に、図44Aおよび図44Bに示すように、レジストパターンMNDFおよびゲート電極部TGE、PEGE、NHGE、NLGEを注入マスクとして、n型の不純物を注入することにより、画素トランジスタ領域RPT、領域RNHのそれぞれには、ソース・ドレイン領域HNDFが形成される。領域RNLには、ソース・ドレイン領域LNDFが形成される。画素領域RPEには、浮遊拡散領域FDRが形成される。その後、レジストパターンMNDFが除去される。
次に、図45Aおよび図45Bに示すように、ゲート電極部TGE、PEGE、NHGE、PHGE、NLGE、PLGE等を覆うように、シリサイドプロテクション膜SPが形成される。その後、金属シリサイド膜を形成しない電界効果型トランジスタ(図示せず)を覆うシリサイドプロテクション膜の部分を残して、他の領域に位置するシリサイドプロテクション膜が除去される。
次に、図46Aおよび図46Bに示すように、ゲート電極部TGE、PEGE、NHGE、PHGE、NLGE、PLGE等を覆うように、所定の金属膜MFが形成される。次に、所定の熱処理を施して金属膜MFとシリコンとを反応させ、その後、未反応の金属を除去することにより、図47Aおよび図47Bに示すように、金属シリサイド膜MSが形成される。
次に、図23Aおよび図23Bに示す工程と同様の工程および図24Aおよび図24Bに示す工程と同様の工程を経て、図48Aおよび図48Bに示すように、撮像装置の主要部分が完成する。撮像装置のオフセットスペーサ膜OSSのシリコン酸化膜OS1には、ゲート電極GBの側壁面を覆う部分(第1部分)と、その第1部分からフォトダイオードPDへ延在する部分(第2部分)(ゲート電極GBから遠ざかる方向へ延在する部分)とがある。サイドウォール絶縁膜SWIは、そのシリコン酸化膜OS1の第2部分の端面(厚さ方向)を覆うように形成されている。
上述した撮像装置では、オフセットスペーサ膜として、シリコン酸化膜OS1を下層膜としシリコン窒化膜OS2を上層膜とする二層構造のオフセットスペーサ膜OSSが形成され、サイドウォール絶縁膜を形成する工程の前に、シリコン酸化膜OS1を残してシリコン窒化膜OS2が除去される。シリコン窒化膜OSF2が形成された後、シリコン窒化膜OS2が除去されるまでに、オフセットスペーサ膜となる絶縁膜OSFを形成した後の焼き締め熱処理が施される。
これにより、実施の形態1において説明したように、窒素(N)や水素(H)が拡散して、その一部がシリコンの不対結合手に結合することで、シリコンのダングリングボンドが終端し、ダングリングボンドに起因する読み出しノイズを低減させることができる。その結果、撮像装置において、画像の鮮明度、濃淡、色の奥行き感等がなくなってしまうのを防止することができる。また、撮像装置の微細化を図ることができる。
また、オフセットスペーサ膜OSSのうち、シリコン窒化膜OS2を除去することで、フォトダイオードPD上に位置する膜(積層膜)の透過率が上がり、撮像装置としての感度を向上させることができる。
実施の形態3
ここでは、二層構造のオフセットスペーサ膜をそのまま残し、単層構造のサイドウォール絶縁膜を形成する場合について説明する。なお、実施の形態1において説明した撮像装置の構成と同一部材には同一符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
図5Aおよび図5Bに示す工程と同様の工程から図15Aおよび図15Bに示す工程と同様の工程を経て、図49Aおよび図49Bに示すように、シリコン酸化膜OS1を下層膜とし、シリコン窒化膜OS2を上層膜とする二層構造のオフセットスペーサ膜OSSが形成され、エクステンション領域LNLD、LPLDが形成される。
次に、図50Aおよび図50Bに示すように、ゲート電極GBおよびオフセットスペーサ膜OSSを覆うように、サイドウォール絶縁膜となる絶縁膜SWFが形成される。この絶縁膜SWFとして、シリコン窒化膜が形成される。次に、絶縁膜SWFに異方性エッチング処理が施される。これにより、図51Aおよび図51Bに示すように、ゲート電極GBの上面上に位置する絶縁膜SWFの部分が除去されて、ゲート電極GBの側壁面上に残される絶縁膜SWFの部分(シリコン窒化膜)によって、単層構造のサイドウォール絶縁膜SWIが形成される。
次に、図52Aおよび図52Bに示すように、レジストパターンMPDFおよびゲート電極部PHGE、PLGEを注入マスクとして、p型の不純物を注入することにより、領域RPHにはソース・ドレイン領域HPDFが形成され、領域RPLにはソース・ドレイン領域LPDFが形成される。その後、レジストパターンMPDFが除去される。
次に、図53Aおよび図53Bに示すように、レジストパターンMNDFおよびゲート電極部TGE、PEGE、NHGE、NLGEを注入マスクとして、n型の不純物を注入することにより、画素トランジスタ領域RPT、領域RNHのそれぞれには、ソース・ドレイン領域HNDFが形成される。領域RNLには、ソース・ドレイン領域LNDFが形成される。画素領域RPEには、浮遊拡散領域FDRが形成される。その後、レジストパターンMNDFが除去される。
次に、図54Aおよび図54Bに示すように、ゲート電極部TGE、PEGE、NHGE、PHGE、NLGE、PLGE等を覆うように、シリサイドプロテクション膜SPが形成される。その後、金属シリサイド膜を形成しない電界効果型トランジスタ(図示せず)を覆うシリサイドプロテクション膜の部分を残して、他の領域に位置するシリサイドプロテクション膜が除去される。
次に、図55Aおよび図55Bに示すように、ゲート電極部TGE、PEGE、NHGE、PHGE、NLGE、PLGEを覆うように、所定の金属膜MFが形成される。次に、所定の熱処理を施して金属膜MFとシリコンとを反応させ、その後、未反応の金属を除去することにより、図56Aおよび図56Bに示すように、金属シリサイド膜MSが形成される。
次に、図23Aおよび図23Bに示す工程と同様の工程および図24Aおよび図24Bに示す工程と同様の工程を経て、図57Aおよび図57Bに示すように、撮像装置の主要部分が完成する。撮像装置のオフセットスペーサ膜OSSのシリコン酸化膜OS1には、ゲート電極GBの側壁面を覆う部分(第1部分)と、その第1部分からゲート電極GBが位置する側とは反対側へ延在する部分(第2部分)とがある。シリコン窒化膜からなる単層構造のサイドウォール絶縁膜SWIは、そのシリコン酸化膜OS1の第2部分の端面(厚さ方向)を覆うように形成されている。
上述した撮像装置では、実施の形態1において説明したダングリングボンドを終端させる効果に加えて、画素領域RPEにおいて、金属シリサイド膜に起因する浮遊拡散領域FDRのリークを抑制することができる。また、画素トランジスタ領域RPTにおいて、電界効果型トランジスタNHTのS/N比の劣化を抑制することができる。このことについて、比較例に係る撮像装置の製造方法との関係で説明する。なお、比較例に係る撮像装置において、実施の形態に係る撮像装置と同一部材については、その実施の形態に係る撮像装置の部材の参照符号の頭に符号「C」を付した参照符号を使用し、必要な場合を除き、その説明を繰り返さないこととする。
図58に示すように、比較例に係る撮像装置では、サイドウォール絶縁膜として、シリコン酸化膜を下層膜とし、シリコン窒化膜を上層膜とする二層構造のサイドウォール絶縁膜CSWIが形成される。サイドウォール絶縁膜CSWIが形成された後、金属シリサイド膜を形成するための金属膜を形成するまでに、ソース・ドレイン領域を形成する工程や、シリサイド化を阻止するシリサイドプロテクション膜を形成する工程等がある。
ソース・ドレイン領域を形成する工程では、注入マスクとなるレジストパターンが所定の薬液によって除去される。また、シリサイドプロテクション膜が形成された後では、金属シリサイド膜が形成される領域に位置するシリサイドプロテクション膜の部分が、所定の薬液(フッ酸系薬液)によって除去される。このように、サイドウォール絶縁膜CSWIは、金属膜を形成するまでに種々の薬液に晒されることになる。
このため、図59Aに示すように、当初、シリコン酸化膜CSW1の端面とシリコン窒化膜CSW2の側面(表面)とがほぼ同じ位置(面一)にあるサイドウォール絶縁膜CSWIでは、その後、薬液に晒されることで、特に、シリコン酸化膜CSW1がエッチングされてしまい、図59Bに示すように、シリコン酸化膜CSW1の端面がゲート電極CGB側に後退してしまう(矢印参照)。
このような状態で金属シリサイド膜を形成させようとすると、図59Cおよび図59Dに示すように、シリコン酸化膜CSW1が後退した部分に潜り込むように金属シリサイド膜CMSが形成されることになる。
このため、特に、転送トランジスタでは、金属シリサイド膜の潜り込みによって、浮遊拡散領域CFDRのチャネル長方向の実質的な長さが短くなり、浮遊拡散領域CFDRにおけるリーク(FDリーク)成分の一つとして、GIDL(Gate Induced Drain Leak)と称されるリーク成分が増えるおそれがある。FDリークが増加すると、画像の鮮明度が損なわれる等の不具合が生じるおそれがある。また、画素トランジスタ領域CRPTでは、電界効果型トランジスタCNHTのS/N比が劣化するおそれがある。
比較例に係る撮像装置に対して、実施の形態に係る撮像装置では、図60Aに示すように、サイドウォール絶縁膜として、シリコン窒化膜からなる単層構造のサイドウォール絶縁膜SWIが形成される。このため、図60Bに示すように、フッ酸等の薬液に晒されたとしても(矢印参照)、サイドウォール絶縁膜SWIがエッチングされて後退することはほとんどない。しかも、図60Cおよび図60Dに示すように、画素領域RPEでは、金属シリサイド膜は形成されない。これにより、浮遊拡散領域FDRのチャネル長方向の実質的な長さが確保されて、FDリーク(GIDL)を抑えることができる。
また、図60Eに示すように、画素トランジスタ領域RPTにおける電界効果型トランジスタNHTでは、金属シリサイド膜MSがサイドウォール絶縁膜SWIの下に潜り込むような態様で形成されることはなくなり、金属シリサイド膜MSは、サイドウォール絶縁膜SWIによって覆われていない領域に形成されることになる。これにより、電界効果型トランジスタNHTのS/N比が劣化するのを抑制することができる。
実施の形態4
ここでは、二層構造のオフセットスペーサ膜を形成した後、下層膜のシリコン酸化膜を残して上層膜のシリコン窒化膜を除去し、単層構造のサイドウォール絶縁膜を形成する場合について説明する。なお、実施の形態1において説明した撮像装置の構成と同一部材には同一符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
まず、図5Aおよび図5Bに示す工程と同様の工程から図15Aおよび図15Bに示す工程と同様の工程を経て、シリコン酸化膜OS1を下層膜とし、シリコン窒化膜OS2を上層膜とする二層構造のオフセットスペーサ膜OSSが形成され、エクステンション領域LNLD、LPLDが形成される(図39Aおよび図39B参照)。次に、図40Aおよび図40Bに示す工程と同様の工程により、図61Aおよび図61Bに示すように、オフセットスペーサ膜OSSのうち、シリコン酸化膜OS1を残してシリコン窒化膜OS2が除去される。
次に、図62Aおよび図62Bに示すように、ゲート電極GBおよびオフセットスペーサ膜OSSを覆うように、シリコン窒化膜からなる、サイドウォール絶縁膜となる絶縁膜SWFが形成される。次に、図63Aおよび図63Bに示すように、絶縁膜SWFに異方性エッチング処理を施すことにより、シリコン窒化膜からなる単層構造のサイドウォール絶縁膜SWIが形成される。
次に、図64Aおよび図64Bに示すように、レジストパターンMPDFおよびゲート電極部PHGE、PLGEを注入マスクとして、p型の不純物を注入することにより、領域RPHにはソース・ドレイン領域HPDFが形成され、領域RPLにはソース・ドレイン領域LPDFが形成される。その後、レジストパターンMPDFが除去される。
次に、図65Aおよび図65Bに示すように、レジストパターンMNDFおよびゲート電極部TGE、PEGE、NHGE、NLGEを注入マスクとして、n型の不純物を注入することにより、画素トランジスタ領域RPT、領域RNHのそれぞれには、ソース・ドレイン領域HNDFが形成される。領域RNLには、ソース・ドレイン領域LNDFが形成される。画素領域RPEには、浮遊拡散領域FDRが形成される。その後、レジストパターンMNDFが除去される。
次に、図66Aおよび図66Bに示すように、ゲート電極部TGE、PEGE、NHGE、PHGE、NLGE、PLGE等を覆うように、シリサイドプロテクション膜SPが形成される。その後、金属シリサイド膜を形成しない電界効果型トランジスタ(図示せず)を覆うシリサイドプロテクション膜の部分を残して、他の領域に位置するシリサイドプロテクション膜が除去される。
次に、図67Aおよび図67Bに示すように、ゲート電極部TGE、PEGE、NHGE、PHGE、NLGE、PLGEを覆うように、所定の金属膜MFが形成される。次に、所定の熱処理を施して金属膜MFとシリコンとを反応させ、その後、未反応の金属を除去することにより、図68Aおよび図68Bに示すように、金属シリサイド膜MSが形成される。
次に、図23Aおよび図23Bに示す工程と同様の工程および図24Aおよび図24Bに示す工程と同様の工程を経て、図69Aおよび図69Bに示すように、撮像装置の主要部分が完成する。撮像装置のオフセットスペーサ膜OSSのシリコン酸化膜OS1には、ゲート電極GBの側壁面を覆う部分(第1部分)と、その第1部分からゲート電極GBが位置する側とは反対側へ延在する部分(第2部分)とがある。シリコン窒化膜からなる単層構造のサイドウォール絶縁膜SWIは、そのシリコン酸化膜OS1の第2部分の端面(厚さ方向)を覆うように形成されている。
上述した撮像装置では、実施の形態2において説明した撮像装置と同様に、オフセットスペーサ膜として、シリコン酸化膜OS1を下層膜としシリコン窒化膜OS2を上層膜とする二層構造のオフセットスペーサ膜OSSが形成され、サイドウォール絶縁膜を形成する工程の前に、シリコン酸化膜OS1を残してシリコン窒化膜OS2が除去される。そのシリコン窒化膜OS2が除去されるまでに、オフセットスペーサ膜となる絶縁膜OSFを形成した後の焼き締め熱処理が施される。
これにより、実施の形態1において説明したように、窒素(N)や水素(H)が拡散して、その一部がシリコンの不対結合手に結合することで、シリコンのダングリングボンドが終端し、ダングリングボンドに起因する読み出しノイズを低減させることができる。その結果、撮像装置において、画像の鮮明度、濃淡、色の奥行き感等がなくなってしまうのを防止することができる。また、撮像装置の微細化を図ることができる。
また、実施の形態3において説明した撮像装置と同様に、サイドウォール絶縁膜として、シリコン窒化膜からなる単層構造のサイドウォール絶縁膜SWIが形成される。このため、フッ酸等の薬液に晒されたとしても、サイドウォール絶縁膜SWIがエッチングされて後退することはほとんどない(図60B参照)。しかも、画素領域RPEでは、金属シリサイド膜は形成されない(図60Cおよび図60D参照)。これにより、浮遊拡散領域FDRのチャネル長方向の実質的な長さが確保されて、FDリーク(GIDL)を抑えることができる。
また、画素トランジスタ領域RPTにおける電界効果型トランジスタNHTでは、金属シリサイド膜MSがサイドウォール絶縁膜SWIの下に潜り込むような態様で形成されることはなくなり、金属シリサイド膜MSは、サイドウォール絶縁膜SWIによって覆われていない領域に形成されることになる(図60E参照)。これにより、電界効果型トランジスタNHTのS/N比が劣化するのを抑制することができる。
なお、上述した各撮像装置では、シリコンのダングリングボンドを終端させる元素として、窒素(N)および水素(H)の少なくともいずれかのを含有する所定の膜としては、シリコン窒化膜を例に挙げたが、窒素(N)および水素(H)の少なくともいずれかをダングリングボンドに結合させることができれば、シリコン窒化膜に限られない。また、シリコンのダングリングボンドを終端させることができる元素であれば、窒素(N)や水素(H)に限られない。
また、実施の形態3および実施の形態4のそれぞれでは、ダングリングボンドの終端化を図ることに加えて、FDリークの低減が図られる撮像装置について説明した。FDリークの低減を主題とする撮像装置では、以下のような構成を備えていればよい。
半導体基板の主表面において、トレンチ分離絶縁膜によって規定された複数の素子形成領域と、複数の素子形成領域のそれぞれに形成された半導体素子とを有している。半導体素子は、光電変換部と、光電変換部において生成された電荷を転送する、転送ゲート電極部を有する転送トランジスタとを含んでいる。転送ゲート電極部は、複数の素子形成領域のうち、所定の素子形成領域を横切るように形成された転送ゲート電極と、転送ゲート電極の側壁面上に形成されたサイドウォール絶縁膜とを含んでいる。転送ゲート電極部に対して、一方の側に位置する所定の素子形成領域の部分に光電変換部が形成されている。転送ゲート電極部に対して、他方の側に位置する所定の素子形成領域の部分に浮遊拡散領域が形成されている。転送ゲート電極部のサイドウォール絶縁膜として、シリコン窒化膜からなる単層のサイドウォール絶縁膜が形成されている。
また、FDリークの低減を主題とする撮像装置の製造方法としては、以下の工程を備えていればよい。
半導体基板にトレンチを形成する。トレンチに素子分離絶縁膜を形成することにより、複数の素子形成領域を規定する。複数の素子形成領域のそれぞれに、半導体素子を形成する。半導体素子を形成する工程は、光電変換部を形成する工程と、光電変換部において生成された電荷を転送する、転送ゲート電極部を有する転送トランジスタを形成する工程とを含んでいる。転送トランジスタの転送ゲート電極部を形成する工程は、複数の素子形成領域のうち、所定の素子形成領域を横切るように転送ゲート電極を形成する工程と、転送ゲート電極の側壁面上にサイドウォール絶縁膜を形成する工程とを含んでいる。転送ゲート電極部に対して、一方の側に位置する所定の素子形成領域の部分に光電変換部を形成する。転送ゲート電極部に対して、他方の側に位置する所定の素子形成領域の部分に浮遊拡散領域を形成する。半導体基板の表面における、サイドウォール絶縁膜によって覆われた部分以外の部分に金属シリサイド膜を形成する。サイドウォール絶縁膜を形成する工程では、シリコン窒化膜からなる単層のサイドウォール絶縁膜が形成される。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
PE 画素、PD フォトダイオード、CS 列選択回路、RS 行選択・読み出し回路、TT 転送トランジスタ、TGE ゲート電極部、FDR 浮遊拡散領域、RT リセットトランジスタ、RGE ゲート電極部、AT 増幅トランジスタ、AGE ゲート電極部、ST 選択トランジスタ、SGE ゲート電極部、PEGE ゲート電極部、SUB 半導体基板、TOF シリコン酸化膜、TNF シリコン窒化膜、TRC トレンチ、EIF 絶縁膜、EI 素子分離絶縁膜、RPE 画素領域、RPT 画素トランジスタ領域、RPC 周辺領域、RNH、RPH、RNL、RPL 領域、NHT、PHT、NLT、PLT 電界効果型トランジスタ、GIC、GIN ゲート絶縁膜、GB ゲート電極、PPWL、PPWH Pウェル、HPW Pウェル、HNW Nウェル、LPW Pウェル、LNW Nウェル、OSF1、OS1 シリコン酸化膜、OSF2、OS2 シリコン窒化膜、OSF オフセットスペーサ膜となる膜、OSS オフセットスペーサ膜、SWF1、SW1 シリコン酸化膜、SWF2、SW2 シリコン窒化膜、SWF サイドウォール絶縁膜となる膜、SWI サイドウォール絶縁膜、PEGE、NHGE、PHGE、NLGE、PLGE ゲート電極部、HNLD、HPLD エクステンション領域、LNLD、LPLD エクステンション領域、HPDF、LPDF、HNDF、LNDF ソース・ドレイン領域、SP シリサイドプロテクション膜、MF 金属膜、MS 金属シリサイド膜、SL ストレスライナー膜、IF1 第1層間絶縁膜、CH コンタクトホール、CP コンタクトプラグ、M1 第1配線、IF2 第2層間絶縁膜、V1 第1ヴィア、M2 第2配線、IF3 第3層間絶縁膜、V2 第2ヴィア、M3 第3配線、IF4 第4層間絶縁膜、SNI 絶縁膜、CF カラーフィルター、ML マイクロレンズ、MHNL、MHPL、MLNL、MLPL、MPDF、MNDF レジストパターン。

Claims (5)

  1. 半導体基板の主表面において、トレンチ分離絶縁膜によって規定された複数の素子形成領域と、
    複数の前記素子形成領域のそれぞれに形成された半導体素子と
    を有し、
    前記半導体素子は、
    光電変換部と、
    前記光電変換部において生成された電荷を信号として処理する、ゲート電極部を有するトランジスタとを含み、
    前記ゲート電極部は、
    複数の前記素子形成領域のうち、前記半導体基板の(111)面を有する所定の素子形成領域と前記トレンチ分離絶縁膜との境界を覆う態様で、前記所定の素子形成領域を横切るように形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の側壁面上に形成され窒素(N)および水素(H)の少なくともいずれかを含有する所定の膜を含むオフセットスペーサ膜と、
    前記ゲート電極の前記側壁面上に、前記オフセットスペーサ膜を介在させて形成されたサイドウォール絶縁膜と
    を含み、
    前記オフセットスペーサ膜の前記所定の膜は、
    前記ゲート電極の前記側壁面を覆う第1部分と、
    前記第1部分の下端部から前記ゲート電極が位置する側とは反対の側へ延在して前記所定の素子形成領域の表面を覆う第2部分と
    を備え、
    前記サイドウォール絶縁膜は、前記所定の膜の前記第2部分の端面を覆うように形成された、撮像装置。
  2. 前記トランジスタは、前記所定の素子形成領域として第1素子形成領域に形成された、前記信号を増幅する増幅トランジスタを含む、請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記所定の膜は、第1シリコン窒化膜を含む、請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記オフセットスペーサ膜は単層のオフセットスペーサ膜である、請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記ゲート電極部の前記サイドウォール絶縁膜として、第2シリコン窒化膜からなる単層のサイドウォール絶縁膜が形成され、
    前記半導体基板の表面における、前記サイドウォール絶縁膜によって覆われた部分以外の部分に、金属シリサイド膜が形成された、請求項1記載の撮像装置。
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