JP4729026B2 - 発光表示装置及び遊技機 - Google Patents
発光表示装置及び遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4729026B2 JP4729026B2 JP2007230068A JP2007230068A JP4729026B2 JP 4729026 B2 JP4729026 B2 JP 4729026B2 JP 2007230068 A JP2007230068 A JP 2007230068A JP 2007230068 A JP2007230068 A JP 2007230068A JP 4729026 B2 JP4729026 B2 JP 4729026B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- guide plate
- light guide
- front side
- display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 claims description 28
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 37
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 19
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 11
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 11
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 10
- 238000013461 design Methods 0.000 description 9
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 description 9
- 239000004983 Polymer Dispersed Liquid Crystal Substances 0.000 description 7
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 6
- 239000005338 frosted glass Substances 0.000 description 6
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 5
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 238000003698 laser cutting Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 241000167854 Bourreria succulenta Species 0.000 description 2
- 235000019693 cherries Nutrition 0.000 description 2
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 2
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 description 2
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 206010047571 Visual impairment Diseases 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 239000005337 ground glass Substances 0.000 description 1
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 1
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 1
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
- Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)
Description
更に、2種類の表示絵柄を有する透明板を配置して、それぞれの透明板に光源を持たせて、前方の透明板の光源を点灯して、後方の透明板の光源を消灯することにより、前方の透明板の表示絵柄を表出させ、前方の透明板の光源を消灯して、後方の透明板の光源を点灯することにより、後方の透明板の表示絵柄を表出させるものを検討している。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1及び2) すなわち、請求項1及び2記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、今までにない斬新な演出表示を行うことができ、低コストで豊富な表示パターンを実現可能にすると共に、前方導光板の刻装絵柄と、表示シートの表示絵柄とが互いに干渉することを防止することができて、前方導光板の刻装絵柄をより際だたせることができるようにした発光表示装置を提供しようとするものである。
(請求項4) 請求項4記載の発明は、次の点を目的とする。すなわち、請求項4記載の発明は、今までにない斬新な演出表示を行うことができ、低コストで豊富な表示パターンを実現可能にすると共に、前方導光板の刻装絵柄と、表示シートの表示絵柄とが互いに干渉することを防止することができて、前方導光板の刻装絵柄をより際だたせることができるようにした発光表示装置を備えた遊技機を提供しようとするものである。
(特徴点) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、表示絵柄(91)が表示され透光性を有する表示シート(71)と、前記表示シート(71)の背面側に配置され、端面側から照射される光を正面側に反射することにより面発光する後方導光板(72)と、前記後方導光板(72)を面発光させるための後方発光体(81)と、前記表示シート(71)の手前側に配置されると共に、背面側から照射される光は正面側に透過し、端面側から照射される光を正面側に反射することにより面発光する中間導光板(75)と、前記中間導光板(75)の手前側に配置され、凹凸(74A)による刻装絵柄(92)が形成されていると共に、背面側から照射される光は正面側に透過し、端面側から照射される光を前記刻装絵柄(92)の凹凸(74A)が正面側に反射することにより前記刻装絵柄(92)が正面側から可視可能となる前方導光板(70)と、前記前方導光板(70)の刻装絵柄(92)を発光表示させると共に前記中間導光板(75)を面発光させるための前方発光体(82)と、前記後方発光体(81)及び前方発光体(82)の発光を制御するための発光制御部(200)とを少なくとも備え、前記後方発光体(81)を点灯させ前記前方発光体(82)を消灯させることにより、前記中間導光板(75)及び前記前方導光板(70)を通して、前記後方導光板(72)の面発光に照射された表示シート(71)の表示絵柄(91)を正面側から視認可能とし、前記後方発光体(81)を消灯させ前記前方発光体(82)を点灯させて前記中間導光板(75)を面発光させることにより、前記表示シート(71)の表示絵柄(91)の正面側からの視認を阻害すると共に、前記前方導光板(70)に形成された刻装絵柄(92)を正面側から視認可能となるように形成したことを特徴とする。
また、前記後方導光板(72)は、いわゆるバックライト導光板(72E)であって、端面側、すなわち板面の上下左右方向から照射される光を、背面側に形成された凹凸(74B)が反射して、正面の全体が発光するようになっているものとすることができる。前記後方発光体(81)は、冷陰極管やLEDとすることができる。
前記前方導光板(70)は、透明な板部材の背面にプレス加工又はレーザーカット加工によって絵柄を刻装したものとすることができ、この刻装絵柄(92)は、板面の一部に形成されているものでもよい。前記前方発光体(82)は、LEDとすることができ、発光色の異なる複数の発光体を設けると好適である。
なお、発光表示装置(7)としては、上記以外にも、例えば各部材の間に配置されるスペーサーや、光拡散シートなどを備えていてもよい。また、収納ケース(ユニットケース60)に前方導光板(70)、表示シート(71)、後方導光板(72)、発光体(80)を収納して一体的な取り扱いを可能としてもよい。
そして、後方発光体(81)を消灯させ、前方発光体(82)を点灯させて中間導光板(75)を面発光させることにより、中間導光板(75)の後方にある表示シート(71)の表示絵柄の正面側からの視認を阻害する。これにより、表示シート(71)の表示絵柄を正面側から目立たないように抑えることができて、表示シート(71)の表示絵柄を見えなくさせることができ、前方導光板(70)の刻装絵柄(92)だけを、正面側に向かって明瞭に示すことができる。したがって、前方導光板(70)の刻装絵柄(92)と、表示シート(71)の表示絵柄とが干渉するようなことを防止することができ、前方導光板(70)の刻装絵柄(92)をより際だたせることができる。
(請求項2)
(特徴点) 請求項2記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、表示絵柄(91)が表示され透光性を有する表示シート(71)と、前記表示シート(71)の背面側に配置され、端面側から照射される光を正面側に反射することにより面発光する後方導光板(72)と、前記後方導光板(72)を面発光させるための後方発光体(81)と、前記表示シート(71)の手前側に配置されると共に、前記表示シート(71)の表示絵柄(91)の正面側からの視認を阻害する阻害状態、及び、阻害しない非阻害状態とを切り換え可能な中間介在板(300)と、前記中間介在板(300)の手前側に配置され、凹凸(74A)による刻装絵柄(92)が形成されていると共に、背面側から照射される光は正面側に透過し、端面側から照射される光を前記刻装絵柄(92)の凹凸(74A)が正面側に反射することにより前記刻装絵柄(92)が正面側から可視可能となる前方導光板(70)と、前記前方導光板(70)の刻装絵柄(92)を発光表示させるための前方発光体(82)と、前記後方発光体(81)及び前方発光体(82)の発光を制御するための発光制御部(200)とを少なくとも備え、前記後方発光体(81)を点灯させ前記前方発光体(82)を消灯させて、非阻害状態の前記中間介在板(300)及び前記前方導光板(70)を通して、前記後方導光板(72)の面発光に照射された表示シート(71)の表示絵柄(91)を正面側から視認可能とし、前記後方発光体(81)を消灯させ前記前方発光体(82)を点灯させて、前記中間介在板(300)を阻害状態にすることにより、前記表示シート(71)の表示絵柄(91)の正面側からの視認を阻害すると共に、前記前方導光板(70)に形成された刻装絵柄(92)を正面側から視認可能となるように形成したことを特徴とする。
また、中間介在板(300)は、所定の切り換え操作により、表示シート(71)の表示絵柄(91)の正面側からの視認を阻害する阻害状態と、表示シート(71)の表示絵柄(91)の正面側からの視認を阻害しない非阻害状態とを、実現可能なものであれば良いものである。具体的には、例えば、中間介在板(300)としては、高分子分散液晶(PDLC(Polymer Dispersed Liquid Crystal))である。この高分子分散液晶は、印加電圧の変化により、ガラスのように透明な状態から、曇りガラスのように白濁した状態まで変化するものである。中間介在板(300)は、高分子分散液晶のかかる状態変化を利用して、ガラスのような透明な状態の非阻害状態と、曇りガラスのように白濁した阻害状態とを作り出すことができる。
(作用) 本発明によれば、後方発光体(81)と前方発光体(82)を別個に点灯制御することにより、表示絵柄(91)のみの表示と、刻装絵柄(92)のみの表示との少なくとも2パターンの表示を行うことができる。従って、この発光表示装置(7)を遊技機に用いた場合には、従来の導光板を用いた表示装置に比べて豊富な表現パターンを実現できる。
(特徴点) 請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記前方発光体(82)は、前記前方導光板(70)の周囲に複数設けられ、前記複数の前方発光体(82)の一部を点灯させることにより、前記刻装絵柄(92)の一部が可視可能となることを特徴とする。
(作用) 本発明は、前方発光体(82)の一部を点灯させることにより、前方導光板(70)を部分的に照射して、刻装絵柄(92)について表示される部分と表示されない部分とを設けるようにしたものである。本発明によれば、刻装絵柄(92)のどの部分を表示させるかによって全体の表示パターンの種類を増やすことができ、当選報知、入賞告知などの演出パターンをより豊富にすることができる。
(特徴点) 請求項4記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、正面側に開口する筐体(1)と、筐体(1)の正面開口を開閉自在かつ閉塞可能な前扉(3)と、前記筐体(1)の内部に設置される遊技装置(2)と、当選か否かの当選判定の抽選を行うと共に前記遊技装置(2)の作動を制御するための制御装置(6)とを少なくとも備える遊技機において、前記前扉(3)は、前記筐体(1)に固定される扉枠(31)と、透明な正面パネル(34)を有し前記扉枠(31)に着脱自在に取り付けられる外装体(32)と、前記扉枠(31)と前記正面パネル(34)の間に配置され前記扉枠(31)又は前記外装体(32)に着脱自在に装着される発光表示装置(7)とを備え、前記発光表示装置(7)は、表示絵柄(91)が表示され透光性を有する表示シート(71)と、前記表示シート(71)の背面側に配置され、端面側から照射される光を正面側に反射することにより面発光する後方導光板(72)と、前記後方導光板(72)を面発光させるための後方発光体(81)と、前記表示シート(71)の手前側に配置されると共に、背面側から照射される光は正面側に透過し、端面側から照射される光を正面側に反射することにより面発光する中間導光板(75)と、前記中間導光板(75)の手前側に配置され、凹凸(74A)による刻装絵柄(92)が形成されていると共に、背面側から照射される光は正面側に透過し、端面側から照射される光を前記刻装絵柄(92)の凹凸(74A)が正面側に反射することにより前記刻装絵柄(92)が正面側から可視可能となる前方導光板(70)と、前記前方導光板(70)の刻装絵柄(92)を発光表示させると共に前記中間導光板(75)を面発光させるための前方発光体(82)と、前記後方発光体(81)及び前方発光体(82)の発光を制御するための発光制御部(200)とを少なくとも備え、前記制御装置(6)は、当選判定の抽選結果その他の遊技状態に応じて、前記後方発光体(81)を点灯させ前記前方発光体(82)を消灯させることにより、前記中間導光板(75)及び前記前方導光板(70)を通して、前記後方導光板(72)の面発光に照射された表示シート(71)の表示絵柄(91)を正面側から視認可能とする表示、前記後方発光体(81)を消灯させ前記前方発光体(82)を点灯させて前記中間導光板(75)を面発光させることにより、前記表示シート(71)の表示絵柄(91)の正面側からの視認を阻害すると共に、前記前方導光板(70)に形成された刻装絵柄(92)を正面側から視認可能とする表示を選択可能に形成されていることを特徴とする。
ここで、「遊技装置(2)」とは、遊技を行うために必須の装置であって、スロットマシンにおけるリールユニット(2E)や、パチンコ機の遊技盤などが含まれる。
前記前扉(3)は、筐体(1)の正面に位置する板状の扉体である。前記扉枠(31)は前扉(3)の骨格を成すものであり、遊技機の機種交換の際には筐体(1)に据え置くことができるものである。扉枠(31)には、遊技機の作動を操作するための操作部(50)などが設けられていてもよい。前記外装体(32)は、遊技機の機種ごとに対応した正面構造を構成する装着体であって、機種交換の際には扉枠(31)から取り外して交換可能である。
前記制御装置(6)は、CPUやROM等の電子部品を搭載したプリント基板を備える制御基板であって、遊技機全体の作動を制御するためのものである。制御装置(6)は、遊技の流れを制御するための遊技制御装置(6A)と、遊技に付随する演出を制御するための演出制御装置(6B)に分かれていてもよい。
遊技機としては、上記以外にも、遊技機の主電源を入れるための電源装置(4)や、遊技媒体を払い出すための払い出し装置(ホッパーユニット5)などを備えていてもよい。
そして、本発明に係る遊技機の発光表示装置(7)は、後方発光体(81)を消灯させ、前方発光体(82)を点灯させて中間導光板(75)を面発光させることにより、中間導光板(75)の後方にある表示シート(71)の表示絵柄(91)の正面側からの視認を阻害する。これにより、表示シート(71)の表示絵柄(91)を正面側から目立たないように抑えることができて、表示シート(71)の表示絵柄(91)を見えなくさせることができ、前方導光板(70)の刻装絵柄(92)だけを、正面側に向かって明瞭に示すことができる。したがって、前方導光板(70)の刻装絵柄(92)と、表示シート(71)の表示絵柄(91)とが干渉するようなことを防止することができ、前方導光板(70)の刻装絵柄(92)をより際だたせることができる。
また、本発明によれば、遊技機の機種交換の際、前扉(3)から発光表示装置(7)のみ、あるいは発光表示装置(7)と外装体(32)を取り外して、新機種に対応したものに取り替えるだけで、少なくともスロットマシン(S)の正面デザインを変更することができる。
なお、前記前方発光体(82)を、前記前方導光板(70)の周囲に複数設け、前記複数の前方発光体(82)の一部を点灯させることにより、前記刻装絵柄(92)の一部が可視可能となるように形成することができる。このように形成することにより、発光表示による演出パターンを増やすことができる。
(請求項1及び2) 請求項1及び2記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1記載の発明によれば、今までにない斬新な演出表示を行うことができ、低コストで豊富な表示パターンを実現可能にすると共に、前方導光板の刻装絵柄と、表示シートの表示絵柄とが互いに干渉することを防止することができて、前方導光板の刻装絵柄をより際だたせることができるようにした発光表示装置を提供することができる。
(請求項3) 請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によれば、刻装絵柄の一部を表示させることができて、更に、表示パターンを変化させることが可能な発光表示装置を提供することができる。
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
図1乃至図12は、本発明の第1の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシンの外観斜視図、図2はスロットマシンの前扉を取り外した状態の外観斜視図、図3は上扉の分解斜視図、図4は発光表示装置(導光板ユニット)の分解斜視図、図5は発光表示装置(導光板ユニット)の縦断面図、図6は発光表示装置(導光板ユニット)の分解縦断面図、図7(A)はシースルー導光板(前方導光板)の部分拡大断面図、図7(B)はシースルー中間導光板(中間導光板)及びバックライト導光板(後方導光板)の部分拡大断面図、図8は下扉の分解斜視図、図9は表示シート(グラフィックシート)の正面図、図10はシースルー導光板の正面図、図11及び図12は正面パネルから視認できる発光表示装置の正面図をそれぞれ示す。
(筐体1)
筐体1は、下面に位置する底板15と、底板15の左右に立設する側板16と、底板15の上端間に渡される天板17と、裏板(図示せず)とからなる正面側に開口する箱であり、図2に示すように、高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。この中板12の下側には、電源装置4が固定されていると共に、底板15の上にはホッパーユニット5が載置されている。そして、筐体1及びリールユニット2Eの正面から向かって左側には、前扉3が回転自在に軸支されている。具体的には、上記側板16の正面左側の下部には、下扉40を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジ19Bが設けられている。また、リールユニット2Eの枠の正面左側には、上扉30を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジ19Aが儲けられている。
(リールユニット2E) 前記リールユニット2Eは、スロットマシンSの主たる遊技装置2であって、図2に示すように、支持枠21に固定された3個のリールモータ(図示せず)と、このリールモータの駆動軸に軸着された3個の回転リール20を有している。また、リールユニット2Eの支持枠21には、制御装置6が取り付けられている。前記回転リール20は、円筒形のリールドラムの表面に複数の図柄を表示したリールテープを貼付したものである。また、前記制御装置6は、スロットマシンSの遊技及び演出を制御するためのものであるが、これについては後述する。
(上扉30)
前記上扉30は、筐体1の開口上部13を開閉自在に取り付けられた板状の扉であり、図3に示すように、扉枠31としての上扉枠31Bと、この上扉枠31Bの正面側に着脱自在に取り付けられる外装体32としての上扉キャビネット32Eと、上扉枠31B及び上扉キャビネット32Eの間に挟持される発光表示装置7としての導光板ユニット7Eとから構成されている。
前記上扉キャビネット32Eは、いわゆる外装体32であって、図2に示すように、略中央部に透明な正面パネル34を備え、正面パネル34の上方には、報知などを行うための電飾体ユニット33が形成されている。電飾体ユニット33は、透光性を有するランプカバーの内部に電球やLEDなどの発光体38を配置して、発光体38の点灯によりランプカバーが発光するように形成したものである。発光体38は上扉枠31Bに固定してもよい。そして、上扉キャビネット32Eは、特に図示しない係合部によって、前記上扉枠31Bに対して着脱自在に形成されており、機種交換に際して交換可能になっている。すなわち、上扉キャビネット32Eを交換することにより、上扉30の正面デザインを変更することができるものである。
(導光板ユニット7E(発光表示装置7))
前記導光板ユニット7Eは、図5に示すように、箱形のユニットケース60に、シースルー導光板70E(前方導光板70)、シースルー中間導光板75E(中間導光板75)、グラフィックシート71E(表示シート71)、バックライト導光板72E(後方導光板72)、発光部材80を収納した構成となっている。
そして、表面ケース61と裏蓋62の間に形成される内部空間には、窓枠73によって一体化されたシースルー導光板70E、シースルー中間導光板75E、グラフィックシート71E、及びバックライト導光板72Eが、正面側からこの順序で収納されている。また、表面ケース61においてバックライト導光板72Eの周囲には、発光部材80としての冷陰極管81Eが配置されている。また、表面ケース61において、シースルー中間導光板75E及びシースルー導光板70Eの側方が位置する内周面には、発光部材80としてのLED基板82E(左側のLED基板82A及び右側のLED基板82B、図11参照)がそれぞれ配置されている。
前記シースルー導光板70Eは、正面中央よりやや下側に横長長方形状の開口部70Aが形成された透明板であり、背面側には、図7(A)に示すように、プレス加工又はレーザーカットによる凹凸74Aが形成されている。なお、この凹凸74Aは、背面側だけに限定されず、シースルー導光板70Eの端面にも形成することもできる。具体的には、シースルー導光板70Eの端面を正面の平面に対して斜め45度に傾斜して形成することにより、正面側に光を反射することができて、端面を光らせることができるようなものを含む。またこの凹凸74Aは、図10に示すような刻装絵柄92を形作っている。そして、シースルー導光板70Eは、背面側から光が照射された場合には、刻装絵柄92を表示することなく、その光線を正面側に透過するが、シースルー導光板70Eの端面(板面の左右上下の面だけでなく開口部70Aの周囲の面も含む)側から光が照射された場合には、背面に刻まれた凹凸74Aに光が反射して、正面側に刻装絵柄92が浮き上がるようになっている。この刻装絵柄92は、グラフィックシート71Eに表示されているベース絵柄91A(図9参照)とは重なることなく(互いに干渉することなく)、単独で、正面パネル34に表示されるものとなる。
また、後方導光板72としてのバックライト導光板72Eは、前記開口部71Aと同様の開口部72Aが形成された導光部材であり、背面側には、図7(B)に示すように、同一形状の凹凸形状の細かい凹凸74Bが、裏面側の全面に均一に形成されている。そして、端面側から、後方発光体81としての冷陰極管81Eにより光が照射された場合には、背面に形成された凹凸74Bに光が反射して、正面側から見て、正面全体が発光するようになっている。
前記窓枠73は、図4に示すように、中央に開口部73Aを有する正面視長方形状であり、図5に示すように、各開口部70A,75A,71A,72Aの内周を奥行き方向の厚さ全体にわたって覆う平枠部76と、平枠部76から直角に折れ曲がり開口部73Aの外周方向に張り出す二つの張り出し部77,77'を有している。そして、二つの張り出し部77,77'の間に、シースルー導光板70E、シースルー中間導光板75E、グラフィックシート71E、及びバックライト導光板72Eを挟み込むことができるようになっている。
そして、シースルー導光板70Eの刻装絵柄92は、所定方向からの光のみを選択して、正面側に反射することができるように凹凸74Aが形成されている。
また、図10の正面から向かって右側の鳥の刻装絵柄92Bは、その右側のLED基板82Bからの右方向からの光が照射されることにより、現れるような凹凸74Aが形成されている。
また、図10の中央上部のWINの文字の刻装絵柄92Cは、その下側のLED基板82Cからの下方向からの光が照射されることにより、現れるような凹凸74Aが形成されている。
したがって、LED基板82A、LED基板82B、LED基板82C、LED基板82Dのうちのいずれか1個、或いは、それらの組み合わせを点灯することにより、点灯したLED基板82Eに対応する刻装絵柄92A、刻装絵柄92B、刻装絵柄92C、刻装絵柄92Dのいずれか1個、或いは、それらの組み合わせを点灯することができるものである。
さらに、LED基板82Eの点灯作動と冷陰極管81Eの点滅によって、目の残像現象を利用して、刻装絵柄92とグラフィックシート71Eの表示絵柄91との組み合わせ表示を行うこともできる。
ここで、ユニットケース60の裏蓋62には、図5に示すように、窓枠73の開口部73Aよりも大きく張り出し部77'の外周よりも小さい内径の開口部62Aが形成されている。このため、導光板ユニット7Eの正面側からは、窓枠73を通して背面側を視認することができると共に、バックライト導光板72Eの発光時にユニットケース60の背面側に光が漏れないようになっている。なお、開口部62Aの代わりに、開口部62Aと同等の大きさのガラスや透明樹脂等からなる透明部分を設けてもよい。
なお、導光板ユニット7Eを、上扉枠31Bの正面側に取り付けるようにしてもよい。ただ、導光板ユニット7Eと上扉キャビネット32Eを同時に交換する場合には、上扉キャビネット32Eに取り付けた方が、交換作業を効率的に行うことができる。また、ユニットケース60に収納される構成部材としては、上記したものに限られず、例えば光拡散シートや集光シートなどを適宜配置させてもよい。
前記下扉40は、筐体1の開口下部14を塞ぐための上扉30よりも幅厚の扉であり、図8に示すように、下扉枠41と、下パネルユニット42とから構成されている。
前記下扉枠41は、裏面側方に設けられた下扉係合部46(図2参照)を介してヒンジ19Bに水平方向に回動自在に取り付けられると共に、図示しないロック機構により筐体1に対してロック可能に形成されているものである。下扉枠41の上部は、図1に示すように、スロットマシンを作動させるための操作部50となっており、下扉枠41の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも手前側に突出するようになっている。ここで、前記操作部50としては、遊技メダルを投入するためのメダル投入口55、クレジットとして貯留されているメダル数を減じてメダル投入に代えるためのベットスイッチ51、貯留した投入メダルを払い出すための精算スイッチ54、回転リール20の回転を開始させるためのスタートスイッチ52、回転リール20の回転を停止させるためのストップスイッチ53が設けられている。
前記下パネルユニット42は、図8に示すように、パネル枠42Aに下パネル42Bを嵌め込んだ構成となっており、パネル枠42Aの裏面側には、前記下扉枠41の係合孔41C,41Dとそれぞれ係合可能な係合爪42C,42Dが設けられている。そして、下パネルユニット42を下扉枠41に取り付け、照明装置45を点灯させると、下パネル42Bに表示されている表示が内部から照明されて表示されるようになっている。また、下パネルユニット42は、機種交換の際には、新たな下パネルユニット42と交換することにより、新機種に対応させることができるようになっている。なお、下パネルユニット42を下扉枠41から取り外し、下パネル42Bのみを新機種に対応したものに交換するようにしてもよい。
ここで、制御装置6の概略を説明する。
制御装置6は、CPUを中心にROM、RAM、I/O等の電子部品を搭載したプリント基板を基板ケースに収納したものであり、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、遊技制御装置6Aと、演出制御装置6Bを構成する。遊技制御装置6Aは、主して、スタートスイッチ52及びストップスイッチ53の操作に基づく遊技の制御を行うためのものであり、演出制御装置6Bは、遊技制御装置6Aからの諸信号に基づいて主として演出を行わせるためのものである。なお、遊技制御装置6Aと演出制御装置6Bを別々の基板から構成してもよい。
前記遊技実行制御手段は、通常行われる通常遊技を制御すると共に、特別入賞の場合には通常遊技よりも有利な特別遊技(例えばレギュラーボーナスゲームやビッグボーナスゲーム)を開始させたりするための制御を行うものである。前記当選抽選手段は、乱数を用いて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、抽選の結果所定の当選役に当選した場合には、当該当選に対応する当選フラグを成立させるものである。
前記入賞判定手段は、当選図柄が所定の有効入賞ライン上に揃った場合には入賞を決定し、遊技実行制御手段やホッパー制御手段に入賞信号を出力するためのものである。そして、前記ホッパー制御手段は、入賞判定手段又は精算スイッチ54の操作信号に基づいて、ホッパーユニット5を作動させてメダルを払い出させるためのものである。
前記制御装置6の入力には、メダルセンサ44A、ベットスイッチ51、スタートスイッチ52、ストップスイッチ53、精算スイッチ54の5つのパーツが接続されている。なお、入力としては、上記したパーツに限定されるものではない。ここで、前記メダルセンサ44Aは、図1に示すように、メダルセレクター44の内部に設けられた検知部であって、メダルの投入を検知するためのものである。
(出力)
前記制御装置6の出力には、リールユニット2E、ホッパーユニット5、電飾体ユニット33、スピーカユニット35、導光板ユニット7Eの5つのパーツが接続されている。なお、出力としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(演出制御装置6B)
演出制御装置6Bは、演出決定手段と、点灯制御手段とを有している。なお、演出制御装置6Bとしては、上記した手段以外の手段を有していても構わない。
(演出決定手段)
演出決定手段は、演出の有無及び内容を決定するためのものであり、特に図示しないが、複数の演出データ(又は演出データのインデックス)を記憶していると共に、遊技履歴の記憶手段、演出を行うか否か及び演出の種類を決定するための演出抽選手段などを有している。そして、遊技状況(例えば当選フラグ成立の有無、入賞の有無)や演出抽選の抽選結果に基づいて、実行すべき演出態様を決定し、決定された演出データに基づいて、電飾体ユニット33の点灯点滅、スピーカユニット35からの音声出力、導光板ユニット7Eの点灯表示などが行われるものである。
点灯制御手段は、前記演出決定手段の決定に基づいて、導光板ユニット7Eの発光制御基板201に発光部材80(冷陰極管81E及びLED基板82E)の点灯、消灯、点滅の指示信号を出力するためのものである。具体的には、点灯制御手段は、複数の発光部材80の発光パターンを記憶しており、演出決定手段の決定した演出に対応する発光パターンを発光制御基板201に出力する。なお、点灯制御手段として機能する制御基板は、必ずしもリールユニット2Eの制御装置6に配置する必要はなく、導光板ユニット7Eに配置してもよい。
(点灯の一例)
前方発光体82としてのLED基板82Eを全て消灯し、後方発光体81としての冷陰極管81Eを点灯した場合、正面側から正面パネル34を見ると、図11(A)に示すように、前方導光板70の刻装絵柄92に干渉されることなく、グラフィックシート71Eの表示絵柄91だけを見ることができる。かかる場合、前方導光板70の刻装絵柄92は、前方発光体82が点灯していないため、全く表出されないものである。
次に図12(A)に示すように、後方発光体81としての冷陰極管81Eを全て消灯し、前方発光体82としてのLED基板82Eのうち、正面から向かって左側のLED基板82Aと、正面から向かって右側のLED基板82Bとだけを点灯して残りのLED基板82Cと、LED基板82Dとを消灯した場合、グラフィックシート71Eの表示絵柄91は表出せずに、その点灯に対応する左側の鳥の刻装絵柄92Aと、右側の鳥の刻装絵柄92Bとだけが表示される。
このように複数種類の演出表示が、遊技状態に応じて、点灯制御手段の制御により可能となるものである。所定の小役(ベル)に当選している可能性が高い場合には、左側の鳥の刻装絵柄92Aだけを点灯させ、他の所定の小役(チェリー)に当選している可能性が高い場合には、右側の鳥の刻装絵柄92Bと、左側の鳥の刻装絵柄92Aとだけを点灯させ、特別遊技としてのボーナスゲームに当選している可能性が高い場合には、中央下のCHANCEの文字の刻装絵柄92Dだけを点灯させ、特定の当選役の当選を遊技者に報知することができる。そして、ボーナスゲームの当選図柄を揃えることができて、入賞した場合には、左右の鳥に加えて、WINの文字の刻装絵柄92Cを点灯させるような演出を行うことができる。
そして、通常遊技中、当選抽選手段の抽選結果、当選役ベルに当選して、当該当選フラグが成立している場合には、点灯制御手段は、図11(B)の表示を選択する。
そして、通常遊技中、当選抽選手段の抽選結果、当選役チェリーに当選して、当該当選フラグが成立している場合には、点灯制御手段は、図12(A)の表示を選択する。
そして、通常遊技中、当選抽選手段の抽選結果、当選役BBゲームに当選して、当該当選フラグが成立している場合には、点灯制御手段は、図示していないが、下側のCHANCEの文字の表示を選択する。
もちろん、これに限定されず、点灯させる刻装絵柄92の組み合わせや、点灯時間や、点滅表示等を種々組み合わせることにより、今までにない斬新な演出表示を行うことができ、低コストで豊富な表示パターンを実現することができる。
(作用)
本実施の形態によれば、後方発光体81と前方発光体82を別個に点灯制御することにより、表示絵柄91のみの表示と、刻装絵柄92のみの表示との少なくとも2パターンの表示を行うことができる。従って、この発光表示装置7を遊技機に用いた場合には、従来の導光板を用いた表示装置に比べて豊富な表現パターンを実現できる。
結果として、本実施の形態によれば、ベース絵柄91が表示されているグラフィックシート71Eの手前側に、背面の凹凸74Aで刻装絵柄92を描いたシースルー導光板70Eを配置し、双方を別個に発光制御することにより、また、複数の前方発光体82としてのLED基板82Eの一部を個別に、或いは組み合わせて発光制御することにより、ベース絵柄91と複数の刻装絵柄92とを種々の態様で表示させることができる。このため、従来のバックライト導光板を用いた絵柄の表示に比べて表示パターンが豊富になり、今までにないインパクトのある演出を可能とすることができる。
また、液晶表示装置に比べて格段に低コストであり、導光板自体の加工も容易であることから、スロットマシンSの正面パネル34にこの発光表示装置7を使用した場合、発光表示装置7よりも奥側に位置する回転リール40の図柄を視認可能とする図柄表示窓37を、発光表示装置7に設けることも容易にできる。
さらに、本実施の形態における導光板ユニット7Eは、回転リール20の図柄を視認可能さするための図柄表示窓37の部分に、遮光性の窓枠73を取り付けてあるので、導光板の発光により回転リール20が照射されることがなく、回転リール20の図柄の視認を妨げることがない。
本実施の形態によれば、遊技機の機種交換の際、前扉3の上扉30から発光表示装置7(導光板ユニット7E)のみ、あるいは発光表示装置7(導光板ユニット7E)と外装体32(上扉キャビネット32E)を取り外して、新機種に対応したものに取り替えるだけで、少なくとも遊技の正面デザインを変更することができる。
上述した実施の形態では、1つの前方発光体82により、前方導光板70(シースルー中間導光板75E)と、中間導光板75(シースルー中間導光板75E)との2つの導光板を照射しており、その点灯及び消灯も、前方導光板70(シースルー中間導光板75E)と、中間導光板75(シースルー中間導光板75E)とで同一の制御となっている。しかし、特にこれに限定することはなく、前方導光板70(シースルー中間導光板75E)と、中間導光板75(シースルー中間導光板75E)とをそれぞれ別個、独立に点灯又は消灯が可能な専用の発光体(LED基板)を設けても良いものである。すなわち、前方導光板70(シースルー導光板70E)には、これだけに光を照射可能な幅の前方発光体(LED基板)を設け、そして、中間導光板75(シースルー中間導光板75E)には、別に、この中間導光板75だけに光を照射可能な幅の中間発光体(LED基板)により、それぞれ別個独立に点灯又は消灯を制御するようにしても良いものである。これにより、前方発光体及び後方発光体だけを点灯して、中間発光体を消灯することにより、シースルー導光板70Eの刻装絵柄92と、グラフィックシート71Eの表示絵柄91との両方を重ねて表示することができる。これは、グラフィックシート71Eの表示絵柄91を見えなくするように中間導光板75を面発光させていたものを実施せずに、敢えて、グラフィックシート71Eの表示絵柄91も、シースルー導光板70Eの刻装絵柄92と重ねて表示させて、両方の絵柄が互いに干渉するように形成するものである。これにより、更に、表示形態のパターンを増やすことが可能となる。
(第2の実施の形態)
図13は、本発明の第2の実施の形態であって、発光表示装置(導光板ユニット)の分解斜視図を示すものである。
本実施の形態に係る発光表示装置7は、図13に示すように、第1の実施の形態で使用していた中間導光板75としてのシースルー中間導光板75Eの代わりに、電圧の変化により、透明ガラス状の非阻害状態と、白濁した曇りガラス状の阻害状態との切り換えが可能な中間介在板300を使用しているところに特徴を有するものである。そして、第1の実施の形態と同様に、かかる発光表示装置7を、スロットマシンSの上扉30に配置しているものである。中間導光板75の代わりに中間介在板300を使用している以外の構成や、作用や、効果は、第1の実施の形態で説明したものと同一であり、それらの説明は省略する。
(作用) 本実施の形態でも、後方発光体81と前方発光体82を別個に点灯制御することにより、表示絵柄91のみの表示と、刻装絵柄92のみの表示との少なくとも2パターンの表示を行うことができる。従って、この発光表示装置7を遊技機に用いた場合には、従来の導光板を用いた表示装置に比べて豊富な表現パターンを実現できる。
本実施の形態は、第2の実施の形態の中間介在板300を、不透明な板として、駆動手段により、シャッターのように移動させることで、阻害状態及び非阻害状態を形成するものである。その他の構成や、作用及び効果等は、第2の実施の形態と同様である。
中間介在板300としては、表示シート71の手前側に配置される不透明な板であって、かかる不透明な中間介在板300をソレノイド又はモータ等の駆動手段により表示シート71の前面側に、シャッターのように出し入れ(移動)することにより、表示シート71の正面側からの視認を阻害する阻害状態と、表示シート71の正面側からの視認を阻害しない非阻害状態とを切り換え可能とするものである。具体的には、ユニットケース60や、窓枠73に、中間介在板300が移動可能な開口スリットを設けて、ソレノイドやモータ等の駆動手段で、中間介在板300だけを移動させることにより、阻害状態と、非阻害状態とを切り換え可能とするものである。不透明な中間介在板300が、表示シート71の手前側に位置する場合に、表示シート71の正面側からの視認を阻害する阻害状態を形成し、表示シート71の表示絵柄91を正面側から見ることはできない。そして、中間介在板300が、表示シート71の手前側から、上方あるいは下方等に引き出されて、中間介在板300が表示シート71の手前側に位置しない場合に、表示シート71の正面側からの視認を阻害しない非阻害状態を形成し、表示シート71の表示絵柄91を正面側から見ることができる。
このような構成にすると、前方導光板70の刻装絵柄92と、表示シート71の表示絵柄91とが干渉するようなことを確実に防止することができ、前方導光板70の刻装絵柄92をより際だたせることができる。
2 遊技装置 2E リールユニット
3 前扉 4 電源装置
5 ホッパーユニット 6 制御装置
6A 遊技制御装置 6B 演出制御装置
7 発光表示装置 7E 導光板ユニット
11 開口部 12 中板
13 開口上部 14 開口下部
15 底板 16 側板
17 天板 19A ヒンジ
19B ヒンジ 20 回転リール
21 支持体 30 上扉
31 扉枠 31A 開口部
31B 上扉枠 32 外装体
32E 上扉キャビネット 33 電飾体ユニット
34 正面パネル 35 スピーカユニット
36 上扉係合部 37 図柄表示窓
38 発光体 40 下扉
41 下扉枠 41A 凹部
41C 係合孔 41D 係合孔
42 下パネルユニット 42A パネル枠
42B 下パネル 42C 係合爪
42D 係合爪 43 下皿
44 メダルセレクター 45 照明装置
46 下扉係合部 50 操作部
51 ベットスイッチ 52 スタートスイッチ
53 ストップスイッチ 54 精算スイッチ
55 メダル投入口 60 ユニットケース
61 表面ケース 61A 開口部
62 裏蓋 62A 開口部
70 前方導光板 70A 開口部
70E シースルー導光板 71 表示シート
71A 開口部 71E グラフィックシート
72 後方導光板 72A 開口部
72E バックライト導光板 73 窓枠
73A 開口部 74 凹凸
74A 凹凸 74B 凹凸
75 中間導光板 75A 開口部
75E シースルー中間導光板 76 平枠部
77 張り出し部 77' 張り出し部
80 発光部材 81 後方発光体
81E 冷陰極管 82 前方発光体
82A LED基板 82B LED基板
82C LED基板 82D LED基板
82E LED基板 90 絵柄
91 表示絵柄 91A ベース絵柄
92 刻装絵柄 92A 刻装絵柄
92B 刻装絵柄 92C 刻装絵柄
92D 刻装絵柄 200 発光制御部
201 発光制御基板 300 中間介在板
Claims (4)
- 表示絵柄が表示され透光性を有する表示シートと、
前記表示シートの背面側に配置され、端面側から照射される光を正面側に反射することにより面発光する後方導光板と、
前記後方導光板を面発光させるための後方発光体と、
前記表示シートの手前側に配置されると共に、背面側から照射される光は正面側に透過し、端面側から照射される光を正面側に反射することにより面発光する中間導光板と、
前記中間導光板の手前側に配置され、凹凸による刻装絵柄が形成されていると共に、背面側から照射される光は正面側に透過し、端面側から照射される光を前記刻装絵柄の凹凸が正面側に反射することにより前記刻装絵柄が正面側から可視可能となる前方導光板と、
前記前方導光板の刻装絵柄を発光表示させると共に前記中間導光板を面発光させるための前方発光体と、
前記後方発光体及び前方発光体の発光を制御するための発光制御部とを少なくとも備え、
前記後方発光体を点灯させ前記前方発光体を消灯させることにより、前記中間導光板及び前記前方導光板を通して、前記後方導光板の面発光に照射された表示シートの表示絵柄を正面側から視認可能とし、
前記後方発光体を消灯させ前記前方発光体を点灯させて前記中間導光板を面発光させることにより、前記表示シートの表示絵柄の正面側からの視認を阻害すると共に、前記前方導光板に形成された刻装絵柄を正面側から視認可能となるように形成したことを特徴とする発光表示装置。 - 表示絵柄が表示され透光性を有する表示シートと、
前記表示シートの背面側に配置され、端面側から照射される光を正面側に反射することにより面発光する後方導光板と、
前記後方導光板を面発光させるための後方発光体と、
前記表示シートの手前側に配置されると共に、前記表示シートの表示絵柄の正面側からの視認を阻害する阻害状態、及び、阻害しない非阻害状態とを切り換え可能な中間介在板と、
前記中間介在板の手前側に配置され、凹凸による刻装絵柄が形成されていると共に、背面側から照射される光は正面側に透過し、端面側から照射される光を前記刻装絵柄の凹凸が正面側に反射することにより前記刻装絵柄が正面側から可視可能となる前方導光板と、
前記前方導光板の刻装絵柄を発光表示させるための前方発光体と、
前記後方発光体及び前方発光体の発光を制御するための発光制御部とを少なくとも備え、
前記後方発光体を点灯させ前記前方発光体を消灯させて、非阻害状態の前記中間介在板及び前記前方導光板を通して、前記後方導光板の面発光に照射された表示シートの表示絵柄を正面側から視認可能とし、
前記後方発光体を消灯させ前記前方発光体を点灯させて、前記中間介在板を阻害状態にすることにより、前記表示シートの表示絵柄の正面側からの視認を阻害すると共に、前記前方導光板に形成された刻装絵柄を正面側から視認可能となるように形成したことを特徴とする発光表示装置。 - 前記前方発光体は、前記前方導光板の周囲に複数設けられ、
前記複数の前方発光体の一部を点灯させることにより、前記刻装絵柄の一部が可視可能となることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の発光表示装置。 - 正面側に開口する筐体と、筐体の正面開口を開閉自在かつ閉塞可能な前扉と、前記筐体の内部に設置される遊技装置と、当選か否かの当選判定の抽選を行うと共に前記遊技装置の作動を制御するための制御装置とを少なくとも備える遊技機において、
前記前扉は、前記筐体に固定される扉枠と、透明な正面パネルを有し前記扉枠に着脱自在に取り付けられる外装体と、前記扉枠と前記正面パネルの間に配置され前記扉枠又は前記外装体に着脱自在に装着される発光表示装置とを備え、
前記発光表示装置は、
表示絵柄が表示され透光性を有する表示シートと、
前記表示シートの背面側に配置され、端面側から照射される光を正面側に反射することにより面発光する後方導光板と、
前記後方導光板を面発光させるための後方発光体と、
前記表示シートの手前側に配置されると共に、背面側から照射される光は正面側に透過し、端面側から照射される光を正面側に反射することにより面発光する中間導光板と、
前記中間導光板の手前側に配置され、凹凸による刻装絵柄が形成されていると共に、背面側から照射される光は正面側に透過し、端面側から照射される光を前記刻装絵柄の凹凸が正面側に反射することにより前記刻装絵柄が正面側から可視可能となる前方導光板と、
前記前方導光板の刻装絵柄を発光表示させると共に前記中間導光板を面発光させるための前方発光体と、
前記後方発光体及び前方発光体の発光を制御するための発光制御部とを少なくとも備え、
前記制御装置は、当選判定の抽選結果その他の遊技状態に応じて、
前記後方発光体を点灯させ前記前方発光体を消灯させることにより、前記中間導光板及び前記前方導光板を通して、前記後方導光板の面発光に照射された表示シートの表示絵柄を正面側から視認可能とする表示、
前記後方発光体を消灯させ前記前方発光体を点灯させて前記中間導光板を面発光させることにより、前記表示シートの表示絵柄の正面側からの視認を阻害すると共に、前記前方導光板に形成された刻装絵柄を正面側から視認可能とする表示を選択可能に形成されていることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007230068A JP4729026B2 (ja) | 2007-09-05 | 2007-09-05 | 発光表示装置及び遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007230068A JP4729026B2 (ja) | 2007-09-05 | 2007-09-05 | 発光表示装置及び遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009061022A JP2009061022A (ja) | 2009-03-26 |
JP4729026B2 true JP4729026B2 (ja) | 2011-07-20 |
Family
ID=40556187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007230068A Active JP4729026B2 (ja) | 2007-09-05 | 2007-09-05 | 発光表示装置及び遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4729026B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009225941A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Omron Corp | 表示装置 |
JP5752372B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2015-07-22 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
KR101024657B1 (ko) | 2010-11-24 | 2011-03-25 | (주)디앤티 | 화면 분할이 가능한 이중 표시 타입 디스플레이장치 |
JP6106715B2 (ja) * | 2015-05-19 | 2017-04-05 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2017038804A (ja) * | 2015-08-20 | 2017-02-23 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP6507205B2 (ja) * | 2017-09-04 | 2019-04-24 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP7083671B2 (ja) * | 2018-03-16 | 2022-06-13 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP7083670B2 (ja) * | 2018-03-16 | 2022-06-13 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP6685618B2 (ja) * | 2018-12-04 | 2020-04-22 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004298542A (ja) * | 2003-04-01 | 2004-10-28 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2007014383A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-25 | Samii Kk | 遊技機 |
JP2007117421A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Aruze Corp | 遊技機 |
-
2007
- 2007-09-05 JP JP2007230068A patent/JP4729026B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009061022A (ja) | 2009-03-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4819768B2 (ja) | 下パネルユニット及びスロットマシン | |
JP4729026B2 (ja) | 発光表示装置及び遊技機 | |
JP4994998B2 (ja) | 発光表示装置及び遊技機 | |
US7485039B2 (en) | Gaming machine | |
JP2012110422A (ja) | 遊技機 | |
JP2008178520A (ja) | 遊技機 | |
JP4850469B2 (ja) | 遊技機の表示照明装置 | |
JP2014033923A (ja) | 遊技機 | |
JP4987445B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2006325891A (ja) | 遊技機 | |
JP4994999B2 (ja) | 発光表示装置及び遊技機 | |
JP2009178440A (ja) | 演出表示装置及び遊技機 | |
JP5324802B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2010269012A (ja) | 遊技機 | |
JP2009178442A (ja) | 演出表示装置及び遊技機 | |
JP4748507B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6547145B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5114862B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2006238958A5 (ja) | ||
JP6409889B2 (ja) | 遊技機 | |
CN1669614B (zh) | 游戏机 | |
JP4043468B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5754426B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5794289B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2007117541A (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090326 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110407 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110415 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |