JP2007117421A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶ディスプレイ又はリールでの表示内容が遮蔽されるシャッター演出を簡単な構成で実現しつつ当該シャッター演出に現実味を与えることができる遊技機を提供すること。
【解決手段】合わせガラス駆動回路により、中段の上部合わせガラス1101の液晶シートに対して通電を行い、上段の上部合わせガラス1101及び下段の上部合わせガラス1101の各液晶シートに対して通電を止めると、上部液晶ディスプレイ26の各上部表示窓13の中段が透明となって、その背後に位置する各疑似リールの図柄が視認可能となる一方で、上部液晶ディスプレイ26の各上部表示窓13の上段・下段が不透明となって、その背後に位置する各疑似リールの図柄が視認不能となるシャッター演出を行えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶ディスプレイ又はリールでの表示内容を遮蔽するシャッター演出を行う遊技機に関するものである。
下記特許文献1には、表示装置に遮蔽機構を設け、表示装置と遮蔽機構の動作とを組み合わせて、遊技者の興趣を得る斬新な演出態様を行う遊技台が記載されており、その遮蔽機構として、左右に開閉動作が行われる一対の引戸や、順次に開閉動作が行われる数連の引戸、観音開きの動作が行われる一対の扉、上下の昇降動作が行われる扉、回動動作が行われる扇部材、左右に開閉動作する垂幕などが列挙されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−40413号公報
そして、これらの遮蔽機構では、表示装置の前面にて、襖・障子・扇子・扇・引戸・屏風・アコーデオンカーテンなどに似せた小型模型をモータで実際に開閉動作させているので、表示装置の表示内容に合わせた小型模型をセットすれば、当該表示装置の表示内容にリアル感を添えることができる。
しかしながら、上記リアル感を得るための小型模型の動作化は、機械的な内部構造の構築を必要とするので、表示装置の表示内容を遮蔽するという遮蔽機構の元来の用途のみを実現させる観点から見れば、過剰な機構であった。
もっとも、表示装置の表示内容を遮蔽するという遮蔽機構の元来の用途は、例えば、表示装置の表示内容として単色のスクリーンなどを表示することにより実現することができるが、これでは、機械的な内部構造の構築が不要であるものの、表示装置の表示内容を遮蔽したという現実味に欠ける。
尚、これらの点は、遮蔽機構がリールの表示内容を遮蔽する場合も同様である。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、液晶ディスプレイ又はリールでの表示内容が遮蔽されるシャッター演出を簡単な構成で実現しつつ当該シャッター演出に現実味を与えることができる遊技機を提供することを課題とする。
この課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、ゲームが展開される表示面を設けた液晶ディスプレイ(例えば、下部液晶ディスプレイ2b)を有する遊技機(例えば、スロットマシン1)であって、2枚のガラス(例えば、フロート板ガラス1111)の間に挟み込まれた液晶シート(例えば、液晶シート1113)に対する通電のオン・オフに反応して透明・不透明になる合わせガラス(例えば、下部合わせガラス1102)を備え、前記合わせガラス(例えば、下部合わせガラス1102)を前記液晶ディスプレイ(例えば、下部液晶ディスプレイ2b)の表示面側に覆設したこと、を特徴としている。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載する遊技機(例えば、スロットマシン1)であって、前記合わせガラス(例えば、下部合わせガラス1102)の複数を連窓させることによって前記液晶ディスプレイ(例えば、下部液晶ディスプレイ2b)の表示面を覆うこと、を特徴としている。
さらに、この課題を解決するために成された請求項3に係る発明は、ゲームで使用する図柄を変動表示・停止表示させるリール(例えば、ビデオリール1441〜1443)と、前記リール(例えば、ビデオリール1441〜1443)の図柄とは異なる図柄を変動表示・停止表示させる疑似リール(例えば、疑似リール5a,5b,5c)と、を有する遊技機(例えば、スロットマシン1)であって、前記疑似リール(例えば、疑似リール5a,5b,5c)の図柄を液晶パネル(例えば、液晶パネル1033)に設けられた透過領域内で透視させながら当該透過領域内に表示物を表示させる透過型液晶ディスプレイ(例えば、上部液晶ディスプレイ26)と、2枚のガラス(例えば、フロート板ガラス1111)の間に挟み込まれた液晶シート(例えば、液晶シート1113)に対する通電のオン・オフに反応して透明・不透明になる合わせガラス(例えば、上部合わせガラス1101)と、を備え、前記合わせガラス(例えば、上部合わせガラス1101)を前記透過型液晶ディスプレイ(例えば、上部液晶ディスプレイ26)の透過領域と前記疑似リール(例えば、疑似リール5a,5b,5c)との間に配設したことによって、前記疑似リール(例えば、疑似リール5a,5b,5c)で変動表示・停止表示される図柄を前記合わせガラス(例えば、上部合わせガラス1101)で覆うこと、を特徴としている。
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載する遊技機(例えば、スロットマシン1)であって、前記合わせガラス(例えば、上部合わせガラス1101)の複数を連窓させることによって前記疑似リール(例えば、疑似リール5a,5b,5c)で変動表示・停止表示される図柄を覆うこと、を特徴としている。
すなわち、本発明の遊技機では、2枚のガラスの間に挟み込まれた液晶シートに対する通電のオン・オフに反応して透明・不透明になる合わせガラスを液晶ディスプレイの表示面側に覆設しており、通電のオン・オフによって透明から不透明になった合わせガラスが液晶ディスプレイの表示面を遮ることによってシャッター演出を行うので、液晶ディスプレイでの表示内容が遮蔽されるシャッター演出を簡単な構成で実現しつつ当該シャッター演出に現実味を与えることができる。
また、本発明の遊技機では、2枚のガラスの間に挟み込まれた液晶シートに対する通電のオン・オフに反応して透明・不透明になる合わせガラスを透過型液晶ディスプレイの透過領域と疑似リールとの間に配設しており、通電のオン・オフによって透明から不透明になった合わせガラスが透過型液晶ディスプレイの透過領域を介して疑似リールの図柄を遮ることによってシャッター演出を行うので、疑似リールで変動表示・停止表示されている図柄が遮蔽されるシャッター演出を簡単な構成で実現しつつ当該シャッター演出に現実味を与えることができ、さらに、当該シャッター演出が行われると、透過型液晶ディスプレイの透過領域における表示内容を明確にできる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る遊技機の一実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態において、入賞態様の別称として役という言葉を用いることがある。すなわち、小役という場合には、賞として払い出される遊技メダル数が比較的少ない入賞態様を意味する。また、賞として15枚の遊技メダルが払い出される入賞態様を15枚役と称することがある。
<スロットマシン>
図2は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの正面図である。
本発明の一実施形態に係るスロットマシン1は、図2に示すように、前面に開閉可能な前面扉2を有する筐体3を備えている。また、前面扉2の正面には、略垂直面としてのパネル表示部2a、液晶表示部である下部液晶ディスプレイ2b、固定表示部2cが形成されている。
この点、下部液晶ディスプレイ2bは、液晶ディスプレイであるが、その他の表示装置であってもよく、例えば、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ、CRTディスプレイ、ドットマトリクス表示器、LED表示パネル、LD表示装置等でもよい。そして、下部液晶ディスプレイ2bの前面側は、3つの下部合わせガラス1102で覆われている(図1参照)。尚、下部合わせガラス1102の構造については後述する。
また、下部液晶ディスプレイ2bには、その前面のほぼ中央より上部に、3つの下部表示窓4を設け、各下部表示窓4には、後述するビデオリール1441〜1443(図3参照)を構成する図柄が3つずつ表示される。また、各下部表示窓4の周辺には、各下部表示窓4を横断して、有効となる入賞ラインを表示するための入賞ライン表示6が施されている。この入賞ライン表示6は、横3本と、この横線と交差する斜め2本の合計5本からなっている。
なお、図2に示す実施形態では、各ビデオリール1441〜1443(図3参照)に対応してそれぞれの下部表示窓4を設けているが、1つの下部表示窓4内に全てのビデオリール1441〜1443(図3参照)の図柄を表示してもよい。また、有効となる入賞ラインを5本としているが、有効となる入賞ラインは、7本、9本等の任意の数であってもよい。
また、筐体3の正面上部の機器前面パネル1020内には上部液晶ディスプレイ26が設けられており、上部液晶ディスプレイ26の上方には、複数の装飾ランプ(図示せず)を配置した装飾部27が設けられている。この装飾部27は、左右方向に複数の区画(例えば8個の区画)に区切られており、各区画内にそれぞれ装飾ランプを配設してあり、遊技状態に合わせてこれらの装飾ランプを点灯したり点滅させることにより、遊技の楽しさを高めることができるようになっている。
また、上部液晶ディスプレイ26には、その前面のほぼ中央より上部に、3つの上部表示窓13を設け、各上部表示窓13には、筐体3の内部に配置した3個の疑似リール5a〜cの外周表面がそれぞれ臨んでいる。そして、各上部表示窓13では、各疑似リール5a〜cに設けられた図柄(図8参照)が3つずつ表示される。なお、図2に示す実施形態では、各上部表示窓13内に3個の疑似リール5a〜cをそれぞれ配置しているが、1つの上部表示窓13内に全ての疑似リール5a〜cを配置してもよい。
また、上部液晶ディスプレイ26は、透過型の液晶表示装置からなる。そして、上部液晶ディスプレイ26の背面側においては、少なくとも各上部表示窓13が覆われるように、3つの上部合わせガラス1101(図10等参照)が配設されている。尚、上部液晶ディスプレイ26である透過型の液晶表示装置の構造と上部合わせガラス1101の構造については後述する。
また、前面扉2の下方には略水平面の台座部7が形成されている。台座部7には、遊技に供する遊技メダルを1枚ずつ投入するためのメダル投入口14と、クレジットされた範囲内で遊技に供する遊技メダルを1枚ずつ投入するための第1ベットスイッチ16と、クレジットされた範囲内で遊技に供する遊技メダルを2枚投入するための第2ベットスイッチ17と、クレジットされた範囲内で遊技に供する遊技メダルを最大許容賭け数(本実施形態では3枚)まで投入するためのマックスベットスイッチ18が設けられている。また、その他の操作のための十字ボタン8、○ボタン9、×ボタン10が設けられている。
また、台座部7の前面には、遊技者が獲得した遊技メダルをクレジットするか払い出すかを切り替えるためのC/Pスイッチ19と、遊技メダルの投入を条件として各下部表示窓4におけるビデオリール1441〜1443(図3参照)の回転及び各上部表示窓13における疑似リール5a〜cの回転を開始させるためのスタートスイッチ20と、各下部表示窓4におけるビデオリール1441〜1443(図3参照)及び各上部表示窓13における疑似リール5a〜cに個別に対応して各下部表示窓4におけるビデオリール1441〜1443(図3参照)の回転及び各上部表示窓13における疑似リール5a〜cの回転を停止させるための3個のストップスイッチ21a〜cと、前面扉2を開閉するための開閉キー挿入口15が設けられている。
また、前面扉2の下部には、賞として払い出された遊技メダルを受け入れるためのメダル受皿22が設けられており、メダル受皿22に臨むようにして、メダル払出口23が設けられている。また、メダル受皿22の上方に位置する前面扉2の前面には、一対の透音孔24が設けられており、筐体3の内部には各透音孔24に臨むようにしてスピーカ25がそれぞれ配設されている。
尚、上記した筐体3の内部には、各上部表示窓13に外周表面を臨ませる位置に、それぞれ疑似リール5a〜cを回転可能に配置し、メダル払出口23に連通する位置に、賞としての遊技メダルを払い出すためのホッパ(図示せず)が配置されている。また、筐体3の内部には、スロットマシン1を電気的に制御するための制御装置(図示せず)が設けられている。
<ビデオリールと疑似リールにおける図柄の配置と制御>
上記した各ビデオリール1441〜1443(図3参照)は、所定間隔で表示される複数種類の図柄で構成される。
すなわち、図3に示すように、各ビデオリール1441〜1443は、「白7」、「赤7」、「BAR」、「スイカ」、「チェリー」、「ベル」、「JAC」等からなる21個の図柄で構成されている。なお、図3において、符号51は「白7」、符号52は「赤7」、符号53は「BAR」を示す。
尚、各ビデオリール1441〜1443は、当該ビデオリール1441〜1443をそれぞれ構成する各図柄と各疑似リール5a〜cにそれぞれ設けられた各図柄(図8参照)とが一対一に対応するように表示制御される。すなわち、左側の下部表示窓4で表示制御がなされる左リール用ビデオリール1441は、左側の下部表示窓4で変動表示・停止表示される当該左リール用ビデオリール1441の各図柄と左側の上部表示窓13で変動表示・停止表示される疑似リール5aの各図柄(図8参照)とが一対一に対応するように表示制御される。また、中側の下部表示窓4で表示制御がなされる中リール用ビデオリール1442は、中側の下部表示窓4で変動表示・停止表示される当該中リール用ビデオリール1442の各図柄と中側の上部表示窓13で変動表示・停止表示される疑似リール5bの各図柄(図8参照)とが一対一に対応するように表示制御される。また、右側の下部表示窓4で表示制御がなされる右リール用ビデオリール1443は、右側の下部表示窓4で変動表示・停止表示される当該右リール用ビデオリール1443の各図柄と右側の上部表示窓13で変動表示・停止表示される疑似リール5cの各図柄(図8参照)とが一対一に対応するように表示制御される。
一方、上記した各疑似リール5a〜cの外周表面には、複数種類の図柄が所定間隔で設けられたリールテープ1341〜1343(図8参照)がそれぞれ貼り付けられている。
そして、図8に示すようにして、各リールテープ1341〜1343には、「三尺玉」、「扇子」、「HANABI」、「チェリー」、「キャラクター」、「山」、「鉢巻き7」からなる21個の図柄が設けられている。なお、図8において、符号1391は「三尺玉」、符号1392は「扇子」、符号1393は「HANABI」、符号1394は「チェリー」、符号1395は「キャラクター」、符号1396は「山」、符号1397は「鉢巻き7」を示す。
従って、各疑似リール5a〜cにそれぞれ設けられた各図柄は、各ビデオリール1441〜1443をそれぞれ構成する各図柄と全く異なっている。
また、上述したように、左側の上部表示窓13において変動表示・停止表示される疑似リール5aの図柄が左側の下部表示窓4で変動表示・停止表示されるビデオリール1441の図柄と一対一に対応し、中側の上部表示窓13において変動表示・停止表示される疑似リール5bの図柄が中側の下部表示窓4で変動表示・停止表示されるビデオリール1442の図柄と一対一に対応し、右側の上部表示窓13において変動表示・停止表示される疑似リール5cの図柄が右側の下部表示窓4で変動表示・停止表示されるビデオリール1443の図柄と一対一に対応するようにして、疑似リール5a〜cの回転・停止の制御がなされる。
この点、ストップスイッチ21a〜cの操作は、ストップスイッチ21a〜cの配置等から、見かけ上は、各下部表示窓4におけるビデオリール1441〜1443の図柄を停止表示させるものと遊技者は認識するが、制御上は、それだけでなく、各上部表示窓13における疑似リール5a〜cの図柄を停止表示させるものとも同視し得る。従って、遊技者が各下部表示窓4におけるビデオリール1441〜1443の図柄について特定の図柄の組み合わせを狙ってストップスイッチ21a〜cの操作をした場合、各下部表示窓4において他の特定の図柄の組み合わせを出現させることができないように、各上部表示窓13における疑似リール5a〜cの回転について停止制御される。
もっとも、例えば、15枚の遊技メダルが払い出されるいわゆる15枚役として、各下部表示窓4で停止表示されるビデオリール1441〜1443の図柄の組合せにつき、「BAR」「白7」「白7」、「BAR」「白7」「赤7」、「BAR」「白7」「BAR」、「BAR」「赤7」「白7」、「BAR」「赤7」「赤7」、「BAR」「赤7」「BAR」の6種類が設定されていた場合には、中リール用ビデオリール1442および右リール用ビデオリール1443における図柄の配置は、遊技者が15枚役のいずれかを狙ってストップスイッチ21a〜cの操作を行っても、内部抽選の結果が遊技者が狙った当該15枚役以外であるときは、各上部表示窓13における疑似リール5a〜cの回転を停止させる制御において所謂引き込み制御が行われて3コマ以内の図柄を引き込んだとしても、各上部表示窓13で停止表示される疑似リール5a〜cの各図柄と一対一に対応して各下部表示窓4で停止表示されるビデオリール1441〜1443の図柄の組合せが当該15枚役を構成することができないようになっている。
すなわち、中リール用ビデオリール1442においては、「白7(51)」と「赤7(52)」が4コマ以上離れて配置されており、右リール用ビデオリール1443においては、「白7(51)」と「赤7(52)」と「BAR(53)」がそれぞれ4コマ以上離れて配置されている。
このため、例えば内部抽選の結果が「BAR」「白7」「白7」で合った場合に、遊技者が「BAR」「白7」「赤7」や「BAR」「赤7」「白7」等のように内部抽選により許可された以外の15枚役を狙って、いわゆる目押し操作を行ったとしても、内部抽選により許可された「BAR」「白7」「白7」を構成することはできない。
なお、ビデオリール1441〜1443を構成する図柄や各疑似リール5a〜cに対応する各リールテープ1341〜1343に設けられた図柄については、その種類や個数は、適宜変更して実施することができる。例えば、図柄の種類は、上述したものの他に、「ダイナマイト」、「弾丸」、「クーリー弾丸」、「オレンジ」、「人物」、「動物」、「魚」等を使用することができ、さらに各図柄毎に複数種類の彩色を施して図柄を区別するようにしてもよい。
また、各疑似リール5a〜cの内部には、各上部表示窓13を通して視認される図柄を疑似リール5a〜cの内面側から透過照明するためのバックランプ(図示せず)が、それぞれ縦並びに3個ずつ設けられている。このバックランプを点灯することにより、各疑似リール5a〜cを内面から照明して、停止表示される図柄を強調表示することができる。
<遊技機における遊技>
上記したスロットマシン1で遊技を行うには、まず実際にメダル投入口14に遊技メダルを投入するか、いずれかのベットスイッチ16,17,18を操作することによりクレジットの範囲内で遊技に供するための遊技メダルを投入する。ここで、遊技メダルの投入枚数に応じて有効となる入賞ラインが決定される。例えば、1枚の遊技メダルを投入した場合には、中央の横ライン1本が有効となり、2枚の遊技メダルを投入した場合には、上中下の横ライン3本が有効となり、最大許容賭け数である3枚の遊技メダルを投入した場合には、上中下の横ライン3本と斜めライン2本の合計5本のラインが有効となる。
次に、遊技者がスタートスイッチ20を操作すると各下部表示窓4におけるビデオリール1441〜1443と各上部表示窓13における疑似リール5a〜cが一斉に回転を開始し、各ビデオリール1441〜1443を構成する複数種類の図柄が各下部表示窓4内を上下に移動表示されると同時に、各疑似リール5a〜cの外周表面に設けられた複数種類の図柄が各上部表示窓13内を上下に移動表示される。そして、各ビデオリール1441〜1443の回転及び各疑似リール5a〜cの回転が所定の速度に達すると各ストップスイッチ21a〜cが有効化され、遊技者が各ストップスイッチ21a〜cを操作すると、対応する各ビデオリール1441〜1443の回転及び各疑似リール5a〜cの回転がそれぞれ停止する。具体的に言えば、遊技者がストップスイッチ21aを操作すると、左側の下部表示窓4におけるビデオリール1441の回転及び左側の上部表示窓13における疑似リール5aの回転がそれぞれ停止する。また、遊技者がストップスイッチ21bを操作すると、中側の下部表示窓4におけるビデオリール1442の回転及び中側の上部表示窓13における疑似リール5bの回転がそれぞれ停止する。また、遊技者がストップスイッチ21cを操作すると、右側の下部表示窓4におけるビデオリール1443の回転及び右側の上部表示窓13における疑似リール5cの回転がそれぞれ停止する。
ここで、各下部表示窓4において有効となった入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせが予め定めた入賞態様となっている場合には、各入賞態様に対応した枚数の遊技メダルが賞として払い出され、あるいはクレジットとして加算される。
<入賞態様>
予め定めた入賞態様には、一般的な入賞態様の他に、一般遊技と比較して遊技者に有利な特別遊技の開始条件となる特別入賞態様がある。さらに、特別入賞態様には、いわゆるビッグボーナスの入賞態様とレギュラーボーナスの入賞態様とがある。
一般的な入賞態様は、例えば、各下部表示窓4において有効となった入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせが「スイカ」「スイカ」「スイカ」となった場合、左側の下部表示窓4に「チェリー」が停止表示された場合等であり、所定枚数、例えば2枚〜10枚の遊技メダルが払い出される。本実施形態では、停止表示された図柄の組み合わせが「スイカ」「スイカ」「スイカ」となった場合に10枚の遊技メダルが払い出され、左側の下部表示窓4に「チェリー」が停止表示された場合等に2枚の遊技メダルが払い出される。
さらにこの他にも、リプレイの入賞態様が設定されており、各下部表示窓4において有効となった入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせが「JAC」「JAC」「JAC」となった場合に、直前の遊技と同様の条件によりリプレイを行うことができる。
<ビッグボーナス>
上記したビッグボーナスの入賞態様とは、例えば、各下部表示窓4において有効となった入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせが、「赤7」「赤7」「赤7」、「白7」「白7」「白7」となったことを開始条件として行われる遊技であり、所定枚数、例えば15枚の遊技メダルが払い出された後、さらに、一般遊技と比較して多くの遊技メダルを獲得でき遊技者にとって有利なビッグボーナスを行うことができる。
このビッグボーナスでは、ビッグボーナス中一般遊技(BB中一般遊技)と呼ばれる小役(賞として払い出される遊技メダル数が比較的少ない入賞態様)の抽選確率が高くなった一般遊技と同様の遊技を最大30回まで行うことができ、この一般遊技と同様の遊技中に、各下部表示窓4において有効となった入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせが「スイカ」「スイカ」「スイカ」となると、10枚の遊技メダルが払い出され、左側の下部表示窓4に「チェリー」が停止表示されると、2枚の遊技メダルが払い出され、各下部表示窓4において有効となった入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせが「JAC」「JAC」「JAC」となると、5枚の遊技メダルが払い出されるとともに最大3回のJACゲームを行うことができる。
<JACゲーム>
このJACゲームでは、所定枚数、例えば1枚の遊技メダルを投入してスタートスイッチ20を操作し、各ビデオリール1441〜1443の回転及び各疑似リール5a〜cの回転を開始させた後、各ストップスイッチ21a〜cを操作して各ビデオリール1441〜1443の回転及び各疑似リール5a〜cの回転を停止させる。そして、各下部表示窓4において有効となった入賞ライン上に停止表示された停止図柄の組み合わせが所定の組み合わせ、例えば「JAC」「JAC」「JAC」となった場合に、所定枚数、例えば15枚の遊技メダルが払い出される。
このJACゲームでは、最大ゲーム回数と最大入賞回数が制限されており、例えば上記したゲームが、最大ゲーム回数である12回行われるか、または、上記した入賞が、最大入賞回数である8回に達するとJACゲームが終了する。
<レギュラーボーナス>
また、上述したビッグボーナスの他に、いわゆるレギュラーボーナスと称される特別遊技の態様がある。このレギュラーボーナスの入賞態様とは、例えば、各下部表示窓4において有効となった入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせが、「BAR」「BAR」「BAR」となったことを開始条件として行われる遊技であり、所定枚数、例えば15枚の遊技メダルが払い出された後、レギュラーボーナスを行うことができる。
このレギュラーボーナスは、上述したビッグボーナスと比較して獲得できる利益が少なくなっており、例えば上述したJACゲームを最大1回行うことができるようになっている。上述した一連の遊技動作は、筐体3内に設けられた制御装置により制御される。
<制御装置>
この制御装置を、図4,5に基づいて説明する。図4,5に示すように、制御装置は、メイン制御基板100と、サブ制御基板200および画像制御基板300とからなる。
メイン制御基板100は、図4に示すように、スロットマシン1における遊技動作の主制御を行うための基板で、CPU101、ROM102、RAM103、CPU101の動作クロック信号を生成するためのクロック回路104、ビッグボーナス等の当選確率を設定するための確率設定部105を備えている。
上記ROM102には、スロットマシン1の遊技における処理の手順がシーケンスプログラムとして記憶されているとともに、抽選確率等を決定するための入賞確率テーブルや、入賞態様の内部当選、および遊技状態に応じた疑似リール5a〜cの停止制御を行うためのシーケンスプログラム等が記憶されており、シーケンスプログラムに基づいてCPU101等が動作することによりスロットマシン1における遊技が制御される。
上記クロック回路104は、所定周波数の基準クロックを発生するためのクロックパルス発生器106と、基準クロック信号を分周することによりCPU101の動作クロック信号を生成するための分周器107を備えている。
上記確率設定部105は、CPU101の制御にしたがって一定範囲の乱数を発生させるための乱数発生器108と、乱数発生器108で発生した乱数の中から任意の乱数を抽出してCPU101へ送信するための乱数サンプリング回路109を備えている。また、この確率設定部105には、ビッグボーナスの発生確率を設定するための確率設定スイッチ110が接続されている。
なお、この確率設定部105により、一般遊技、ビッグボーナス等に使用する乱数が発生される。具体的な処理としては、スタートスイッチ20を操作したタイミングで抽出した乱数値とROM102に記憶された入賞確率テーブルとの比較判定に基づいて内部当選の有無および入賞態様を決定する。ビッグボーナスまたはレギュラーボーナスの内部当選結果は次ゲーム以降にも持ち越し可能であるが、小役およびリプレイの内部当選結果は、当該内部当選したゲームに限り有効である。
上記CPU101に備えられた複数のI/Oポートには、第1ベットスイッチ16、第2ベットスイッチ17、マックスベットスイッチ18、C/Pスイッチ19、スタートスイッチ20、メダル投入口14から投入された遊技メダルを検出するためのメダルセンサ111、打ち止め処理を行うか否かを切り替えるための打ち止め設定スイッチ112、打ち止めを解除するための打ち止め解除スイッチ113、モータ駆動回路114、リール位置検出回路115、リール停止信号回路116、ホッパ駆動回路117、払い出し完了信号回路118、ランプ駆動回路119等が接続されている。
以下、上記各回路について詳しく説明する。上記モータ駆動回路114には、各疑似リール5a〜cを回転駆動するためのステッピングモータ120a〜cが接続されており、CPU101の制御に基づいてステッピングモータ120a〜cへ駆動パルスを供給あるいは供給停止することにより、各疑似リール5a〜cの回転を開始させたり停止させたりする。
上記リール位置検出回路115には、各疑似リール5a〜cの回転位置を検出するための光学センサ等からなる位置検出センサ(図示せず)が設けられており、この位置検出センサで検出された各疑似リール5a〜cの位置検出信号がCPU101へ送信される。
上記リール停止信号回路116には、ストップスイッチ21a〜cが接続されており、遊技者によりストップスイッチ21a〜cが操作されると、これを検知してストップスイッチ検出信号がCPU101へ送信される。
上記ホッパ駆動回路117には、遊技メダルを貯留するためのホッパ121が接続されている。
上記払い出し完了信号回路118には、メダル貯留部122およびメダル検出部123が接続されている。メダル貯留部122は、メダル投入口14から投入された遊技メダルや賞として払い出される遊技メダルを貯留記憶するための部分で、所定の最大許容貯留数に達するまで遊技メダルを貯留記憶することができる。この最大許容貯留数は、例えば50枚となっており、50枚までの遊技メダルを貯留記憶するとともに、この50枚を超えた遊技メダルは、実際にホッパ121からメダル受皿22に払い出される。また、実際に払い出される遊技メダルは、メダル検出部123により、ホッパ121からメダル受皿22に払い出される際に計数される。そして、入賞時の遊技メダルの払い出し動作において、メダル貯留部122に加算記憶される加算値、あるいはメダル検出部123における計数値が所定の払い出し枚数に達すると、払い出し完了信号回路118からCPU101に対し払い出し完了信号が送信される。
上記ランプ駆動回路119には、各上部表示窓13を通して視認される図柄を疑似リール5a〜cの内面側から透過照明するためのバックランプ124が接続されている。このバックランプ124は、各疑似リール5a〜c毎にそれぞれ縦並びに3個ずつ配設されており、合計9個のバックランプ124により疑似リール5a〜cを内面側から透過照明する。
サブ制御基板200および画像制御基板300は、主として上部液晶ディスプレイ26と下部液晶ディスプレイ2bを制御するための基板で、メイン制御基板100からの信号を受信してスピーカ25から効果音等を発生するとともに、上部液晶ディスプレイ26と下部液晶ディスプレイ2bにおける画像表示を行う。
サブ制御基板200には、図5に示すように、サブCPU201、プログラムROM202、制御RAM203が搭載されており、INポート204を介してメイン制御基板100からの信号をサブCPU201で受信する。尚、INポート204には、その他の操作のための十字ボタン8、○ボタン9、×ボタン10が接続される。さらに、サブCPU201は、メイン制御基板100から受信したデータと、プログラムROM202に格納されている選択テーブル等に基づいて、各下部表示窓4で変動表示の後に停止表示される図柄や各種の演出画像を決定し、OUTポート205を介して画像制御基板300に信号を送出する。また、サブ制御基板200には、音源IC206が搭載されており、パワーアンプ207を介してスピーカ25から効果音等を発生する。
画像制御基板300には、図5に示すように、画像制御CPU301、プログラムROM302、制御RAM303、画像制御IC304、キャラクタROM305、ビデオRAM306が搭載されており、INポート307を介してサブ制御基板200からの信号を受信し、画像制御IC304に駆動信号を送出する。画像制御IC304は、画像制御CPU301の制御の下に、キャラクタROM305とビデオRAM306からの信号入力を受けて上部液晶ディスプレイ26と下部液晶ディスプレイ2bを制御し、各下部表示窓4における各ビデオリール1441〜1443の図柄の変動表示・停止表示や画像表示を行う。
上記の具体的な制御としては、スタートスイッチ20が操作され、各ビデオリール1441〜1443及び各疑似リール5a〜cが定速回転に達した後、各ストップスイッチ21a〜cの操作が許可され、該ストップスイッチ21a〜cをそれぞれ押すと、CPU101は、ストップスイッチ検出信号、および位置検出信号、並びにROM102に記憶された停止制御テーブルに基づき、各ビデオリール1441〜1443の図柄と一対一に対応するの各疑似リール5a〜c図柄を介して、各ビデオリール1441〜1443について各下部表示窓4における最短停止位置から4コマ先までの計7コマ分の図柄をチェックし、内部当選した入賞態様に対応する図柄がある場合は、各下部表示窓4においてその図柄が有効化された入賞ライン上に並ぶように、各上部表示窓113における各疑似リール5a〜cの引き込み制御を行うと同時に、サブ制御基板200を介して画像制御基板300に命じて、各上部表示窓13で停止表示される各疑似リール5a〜cの図柄と一対一に対応する各ビデオリール1441〜1443の図柄を各下部表示窓4で停止表示させる。また、CPU101は、各下部表示窓4において有効化された入賞ライン上に内部当選していない他の入賞態様が成立しないように、各疑似リール5a〜cの蹴飛ばし制御を行うと同時に、サブ制御基板200を介して画像制御基板300に命じて、各上部表示窓13で停止表示される各疑似リール5a〜cの図柄と一対一に対応する各ビデオリール1441〜1443の図柄を各下部表示窓4に停止表示させる。いずれの内部当選役にも当選していないハズレの場合には、CPU101は、各下部表示窓4において有効化された入賞ライン上にいかなる入賞役も成立しないように、各疑似リール5a〜cの停止制御を行うと同時に、サブ制御基板200を介して画像制御基板300に命じて、各上部表示窓13で停止表示される各疑似リール5a〜cの図柄と一対一に対応する各ビデオリール1441〜1443の図柄を各下部表示窓4で停止表示させる。また、ボーナスに内部当選した場合に当該内部当選が持ち越されたボーナス内部当選中のゲームでも、ボーナス以外の入賞態様に対する抽選がなされ、小役またはリプレイに内部当選した場合は、CPU101は、各下部表示窓4において有効化された入賞ライン上で小役またはリプレイが成立させることを優先して行うため、各疑似リール5a〜cの引き込み制御を行うと同時に、サブ制御基板200を介して画像制御基板300に命じて、各上部表示窓13で停止表示される各疑似リール5a〜cの図柄と一対一に対応する各ビデオリール1441〜1443の図柄を各下部表示窓4で停止表示させる。
また、サブ制御基板200および画像制御基板300は、メイン制御基板100からの信号を受信して、上部合わせガラス1101の透明・不透明と下部合わせガラス1102の透明・不透明を制御する。すなわち、画像制御基板300には、図5に示すように、合わせガラス駆動回路1103が搭載されており、INポート307を介してサブ制御基板200からの信号を受信し、ガラス駆動回路1103に駆動信号を送出する。そして、ガラス駆動回路1103は、画像制御CPU301の制御の下に、上部合わせガラス1101の透明・不透明と下部合わせガラス1102の透明・不透明を制御する。
<上部液晶ディスプレイ>
続いて、透過型の上部液晶ディスプレイ26の詳細な構造について、図6及び図7に基づき説明する。図6は上部液晶ディスプレイ26及び疑似リール5a〜cの縦断面図、図7は上部液晶ディスプレイ26の分解斜視図である。図6及び図7において、上部液晶ディスプレイ26は、筐体3の正面上部の機器前面パネル1020の表示窓部1210の内側に配置されており、また、上部液晶ディスプレイ26の背面側(図6中右側)には、3つの疑似リール5a〜c(図6には疑似リール5a〜cの1つのみを示す)が並列状態で、且つ、それぞれ独立して回転自在に支持されている。すなわち、図6に示すように、上部液晶ディスプレイ26は、3つの疑似リール5a〜cの前面側に配置されている。
ここで、上部液晶ディスプレイ26の構造について、図6及び図7に基づき説明する。図6、図7において、上部液晶ディスプレイ26は、スロットマシン1の前面側から、透明パネル1030、リールガラスベース1031、ベゼル金属枠1032、液晶パネル1033、液晶ホルダ1034、拡散シート1035、導光板1036、白色のリフレクタ1037、リアホルダ1038、及び、帯電防止シート1039が配置されて構成されている。拡散シート1035には、開口部1035A、1035B、1035Cが形成されており、同様に、導光板1036、リフレクタ1037及びリアホルダ1038には、開口部1035A〜1035Cに一致するように、それぞれ開口部1036A、1036B、1036C、開口部1037A、1037B、1037C、開口部1038A、1038B、1038Cが形成されている。各開口部1035A〜1038Aは、相互に一致するように重ねられて左側の上部表示窓13(図2参照)を構成し、各開口部1035B〜1038Bは同様に中側の上部表示窓13(図2参照)を構成し、各開口部1035C〜1038Cは同様に右側の上部表示窓13(図2参照)を構成する。
ここに、拡散シート1035の開口部1035A〜1035C及び導光板1036の開口部1036A〜1036Cは、各上部表示窓13(図2参照)の視認性を確保する透過領域を構成している。
機器前面パネル1020の表示窓部1210に上部液晶ディスプレイ26を取り付けるには、図6に示すように、リールガラスベース1031の上下方向に突出して設けられた各ブラケット1040をネジ1041により機器前面パネル1020の背面にネジ止めすることにより行われている。
また、導光板1036の上下端には、液晶パネル1033の光源として一対の陰極線管1042が設けられている。また、リアホルダ1038の各開口部1038A〜1038Cの背面側上下には、各疑似リール5a〜cの外周面に形成された図柄を照明する一対の冷陰極線1043が設けられている。
液晶パネル1033は、各疑似リール5a〜cの前面に配置されて各疑似リール5a〜cが透視されるITO等からなる透明な電気的表示パネルであり、その表示部の周囲の背面側は液晶ホルダ1034によって保持されている。導光板1036は、光透過性の樹脂パネルからなり、側部に位置する冷陰極線管1042から出射された光を液晶パネル1033の背面側に導くレンズカットが形成されている。拡散シート1035は、光透過性の樹脂シートからなり、導光板1036で導かれた光を拡散して、液晶パネル1033に照射される光を均一化する。液晶パネル1033を保持する液晶ホルダ1034、拡散シート1035及び導光板1036は、一体化されてその周囲がベゼル金属枠1032に挿入されている。この挿入により、液晶パネル1033における表示部の前面側はベゼル金属枠1032によって保持される。
ベゼル金属枠1032に嵌められて一体化された液晶ホルダ1034、拡散シート1035及び導光板1036は、その周囲が更にリールガラスベース1031に挿入されており、液晶パネル1033の表示前面を開口した状態でリールガラスベース1031によって保持されている。透明パネル1030は、リールガラスベース1031がネジ1041を介して機器前面パネル1020に取り付けられることにより、リールガラスベース1031の前面に圧着されて、液晶パネル1033の表示部前面に重ねられている。
リアホルダ1038は、白色の樹脂板からなり、リールガラスベース1031に支持されたベゼル金属枠1032、液晶パネル1033を保持した液晶ホルダ1034、拡散シート1035及び導光板1036を背後からリールガラスベース1031に保持している。このリアホルダ1038は、冷陰極線管1042から導光板1036に出射された光を液晶パネル1033側へ反射する反射板としても機能している。帯電防止シート1039は、透明で、リアホルダ1038の背面に両面テープで接着されており、リアホルダ1038に形成された各開口部1038A〜1038Cの背面を覆っている。
また、リールガラスベース1031には、各疑似リール5a〜cの配置側において、3つの上部合わせガラス1101が設けられている。
<合わせガラス>
次に、上部合わせガラス1101の構造について説明する。図9は合わせガラス1101の分解斜視図であり、図10は上部合わせガラス1101の平面図である。尚、上部合わせガラス1101の構造は下部合わせガラス1102の構造と同じなので、図9及び図10では、上部合わせガラスの符号1101と下部合わせガラスの符号1102が並列して表示してあるが、以下は、説明の便宜上、上部合わせガラス1101についてのみ説明する。
図9に示すように、上部合わせガラス1101においては、一対のフロート板ガラス1111の間に一対の強靱な中間膜1112を挟み、さらに、一対の中間膜1112の間に液晶シート1113を挟んだ状態にし、それぞれを圧着した構造になっている。さらに、ここでは、3つの上部合わせガラス1101が専用目地材1121を介して並列に密着させ、その周囲にエッジプロテクター1122を嵌め込むことによって、3つの上部合わせガラス1101を連窓させている。そして、エッジプロテクター1122からは、3つの上部合わせガラス1101の各液晶シート1113にそれぞれ接続する3組の一対のリード線1123が突出している。
尚、上述したように、下部合わせガラスの符号1102の構造も、上記の上部合わせガラス1101の構造と同じである。
そして、並列に連窓された3つの上部合わせガラス1101は、図6に示すようにしてリールガラスベース1031に固定され、さらに、図11に示すように、各上部合わせガラス1101のつなぎ目によって、上部液晶ディスプレイ26の各上部表示窓13が3分される。この点、各上部表示窓13にはそれぞれ3つの図柄が停止表示されるが、各上部表示窓13の上段に停止表示される図柄は上段の上部合わせガラス1101に覆われた状態にあり、各上部表示窓13の中段に停止表示される図柄は中段の上部合わせガラス1101に覆われた状態にあり、各上部表示窓13の下段に停止表示される図柄は下段の上部合わせガラス1101に覆われた状態にある。
一方、並列に連窓された3つの下部合わせガラス1102は、上述したように下部液晶ディスプレイ2bの前面側に配設され、図11に示すように、各下部合わせガラス1102のつなぎ目によって、下部液晶ディスプレイ2bの各下部表示窓4が3分される。この点、各下部表示窓4にはそれぞれ3つの図柄が停止表示されるが、各下部表示窓4の上段に停止表示される図柄は上段の下部合わせガラス1102に覆われた状態にあり、各下部表示窓4の中段に停止表示される図柄は中段の下部合わせガラス1102に覆われた状態にあり、各下部表示窓4の下段に停止表示される図柄は下段の下部合わせガラス1102に覆われた状態にある。
また、並列に連窓された3つの上部合わせガラス1101及び3つの下部合わせガラス1102においては、いずれも、3組の一対のリード線1123が合わせガラス駆動回路1103(図5参照)に接続されており、合わせガラス駆動回路1103(図5参照)により通電が行われると、その通電が行われている一対のリード線1123に接続された液晶シート1113を備えた上部合わせガラス1101や下部合わせガラス1102が透明なり、合わせガラス駆動回路1103(図5参照)により通電を止められると、その通電が止められている一対のリード線1123に接続された液晶シート1113を備えた上部合わせガラス1101や下部合わせガラス1102が不透明になる。
これにより、例えば、合わせガラス駆動回路1103(図5参照)により、中段の上部合わせガラス1101の液晶シート1113に対して通電を行い、上段の上部合わせガラス1101及び下段の上部合わせガラス1101の各液晶シート1113に対して通電を止めると、図1に示すように、上部液晶ディスプレイ26の各上部表示窓13の中段が透明となって、その背後に位置する各疑似リール5a〜cの図柄が視認可能となる一方で、上部液晶ディスプレイ26の各上部表示窓13の上段・下段が不透明となって、その背後に位置する各疑似リール5a〜cの図柄が視認不能となるシャッター演出を行えることができる。従って、合わせガラス駆動回路1103(図5参照)による各上部合わせガラス1101の液晶シート1113に対する通電の有無を制御すれば、各上部表示窓13で変動表示・停止表示される3つの図柄についてのシャッター演出を上段・中段・下段の組合せで行うことができる。
尚、図6に示すように、並列に連窓された3つの上部合わせガラス1101は上部液晶ディスプレイ26である透過型の液晶表示装置の背後にあり、また、上部液晶ディスプレイ26における各上部表示窓13は上部液晶ディスプレイ26である透過型の液晶表示装置の透過領域であることから、その透過領域における透過表示物は、その透過表示物の背後にある上部合わせガラス1101が不透明になることにより明確になるので、多様な透過表示演出を行うことが可能となる。
また、例えば、合わせガラス駆動回路1103(図5参照)により、上段の下部合わせガラス1102及び下段の下部合わせガラス1102の各液晶シート1113に対して通電を行い、中段の下部合わせガラス1102の液晶シート1113に対して通電を止めると、図1に示すように、下部液晶ディスプレイ2bの各下部表示窓4の上段・下段が透明となって、その背後で表示されるビデオリール1441〜1443の図柄が視認可能となる一方で、下部液晶ディスプレイ2bの各下部表示窓4の中段が不透明となって、その背後で表示されるビデオリール1441〜1443の図柄が視認不可となるシャッター演出が行えることができる。従って、合わせガラス駆動回路1103(図5参照)による各下部合わせガラス1102の液晶シート1113に対する通電の有無を制御すれば、各下部表示窓4で変動表示・停止表示される3つの図柄についてのシャッター演出を上段・中段・下段の組合せで行うことができる。
これにより、例えば、横三本の入賞ラインの有効化に合わせて、各下部表示窓4で変動表示・停止表示される3つの図柄についてのシャッター演出を行い、中央の横一本の入賞ラインのみが有効化されている場合には、各下部表示窓4で変動表示・停止表示される3つの図柄についてのシャッター演出を上段・下段の下部合わせガラス1102が不透明となり中段の下部合わせガラス1102が透明となる組合せで行うことによって、各下部表示窓4の中段で変動表示・停止表示される図柄を明確にして、中央の横一本の入賞ラインのみが有効化されていることを強調したり、横三本の入賞ラインが有効化されている場合には、各下部表示窓4で変動表示・停止表示される3つの図柄についてのシャッター演出を上段・中段・下段の下部合わせガラス1102がともに透明となる組合せで行うことによって、各下部表示窓4の上段・中段・下段で変動表示・停止表示される図柄を明確にして、横三本の入賞ラインのみが有効化されていることを強調したりすることができる。
<スロットマシンの制御>
次に、本実施形態に係るスロットマシンの制御動作を説明する。図13、14は、メイン制御基板100における制御動作の手順を示すフローチャート、図15〜22は、サブ制御基板200における制御動作の手順を示すフローチャートである。また、図23〜25は、メイン制御基板100からサブ制御基板200に対して送信されるコマンドの説明図である。
<メイン制御基板におけるメイン処理>
メイン制御基板100では、スロットマシン1における遊技動作の主制御を行う。すなわち、図13、14に示すように、メイン制御基板100による制御が開始すると、1単位の遊技の初期化コマンドをサブ制御基板200に対して送信して(S1_1)、遊技の開始を許可する。
続いて、自動投入要求があるか否かを判断し(S1_2)、自動投入要求がある場合には、要求された枚数分の遊技メダルを自動投入する(S1_3)。また、自動投入要求がない場合には、遊技者による遊技メダルの投入を待ち(S1_4)、遊技メダルが投入されると、サブ制御基板200に対して遊技メダル投入コマンドを送信する(S1_5)。
続いて、スタートスイッチ20が操作されるのを待ち(S1_6)、スタートスイッチ20が操作されると、確率抽選処理を行い内部当選の有無および許可する入賞態様を決定する(S1_7)。続いて、遊技間隔を規定するために4.1秒のウェイト処理を行った後(S1_8)、サブ制御基板200に対してゲーム開始コマンド群を送信する(S1_9)。
このゲーム開始コマンド群は、図23に示すように、成立フラグ、遊技状態およびボーナス状態を表すコマンドからなり、各コマンド毎にその内容が規定されている。また、各コマンドは、原則として2バイトから構成され、先行する1バイトがコマンド番号であり、後続する1バイトが詳細データとなっている。なお、コマンド番号だけのコマンド、あるいは詳細データが2バイトとなっているコマンドも存在する。
例えば、先行する1バイトにおける「1」は、成立フラグを表すコマンド番号であり、成立フラグの詳細データでは、「0」がハズレ、「1」が2枚チェリー、「2」が4枚チェリー、「3」がダイナマイト、「4」が弾丸、「5」がRB(レギュラーボーナス)、「6」がBB(ビッグボーナス)、「7」がクーリー弾丸、「8」がリプレイ、「9」が役物を表す。同様に、先行1バイトにおける「2」は遊技状態、先行1バイトにおける「3」はボーナス状態を表し、各成立フラグ毎に詳細データが規定されている。
また、図24、図25に示すように、先行1バイトにおける「4」はリール停止コマンド群、先行する1バイトにおける「5」は入賞役コマンド、先行する1バイトにおける「6」はボーナス終了コマンド、先行する1バイトにおける「7」は初期化コマンド、先行する1バイトにおける「8」はインデックス検知コマンド、先行する1バイトにおける「9」は選択停止テーブルコマンドを表す。
ゲーム開始コマンド群が送信されると(S1_9)、続いて、リール回転処理を行い疑似リール5a〜cの回転を開始させるとともに、サブ制御基板200に命じてビデオリール1441〜1443の回転を開始させ(S1_10)、疑似リール5a〜cが所定の回転速度に達するのを待つ(S1_11)。尚、ビデオリール1441〜1443は、当初から、所定の回転速度で変動表示させる。そして、疑似リール5a〜cが所定の回転速度に達すると、サブ制御基板200に対してインデックス検知コマンド(図25(d))を送信し、ストップスイッチ21a〜cが操作されるのを待つ(S1_13)。
ストップスイッチ21a〜cが操作されると、当選要求および図柄位置等に応じて疑似リール5a〜cの停止位置及びビデオリール1441〜1443の表示位置を決定し(S1_14)、リール停止制御を行い(S1_15)、サブ制御基板200に対してリール停止コマンド群(図24)を送信する(S1_16)。
このリール停止コマンド群は、図24に示すように、停止データ、選択停止テーブル、停止操作位置および停止図柄の各コマンドからなる。停止データコマンドは、遊技者によるストップスイッチ21a〜cの操作に基づく各疑似リール5a〜c及びビデオリール1441〜1443の停止順序を規定するためのコマンドであり、選択停止テーブルコマンド(図25(e))は遊技者が操作すべきストップスイッチ21a〜cの順序を規定するコマンドであり、停止操作位置コマンドは遊技者がストップスイッチ21a〜cを操作した図柄の位置を規定するためのコマンドであり、停止図柄コマンドは各疑似リール5a〜c及びビデオリール1441〜1443において実際に停止させる図柄の位置を規定するコマンドである。
リール停止コマンド群を送信すると、続いて、全ての疑似リール5a〜c及び全てのビデオリール1441〜1443に対して上述した各処理(S1_13〜S1_16)が行われて全ての疑似リール5a〜c及び全てのビデオリール1441〜1443が停止するのを待つ(S1_17)。
続いて、図柄の停止表示態様が入賞態様を構成しているか否かを検索するための入賞検索処理を行い(S1_18)、入賞態様が構成されている場合には、所定数の遊技メダルを払い出すための払い出し処理(S1_9)を行い、サブ制御基板200に対して入賞役コマンドを送信する(S1_20)。この入賞役コマンドは、図25(a)に示すように、各入賞役を規定するためのコマンドである。
続いて、ボーナス作動中か、すなわちビッグボーナスあるいはレギュラーボーナスのゲームが行われているか否かを判断し(S1_21)、ボーナス作動中でなければ処理の最初に戻り以後の処理を続行する。
一方、ボーナス作動中である場合には、ボーナスゲームの種類を規定するためのボーナスステータスコマンドを送信し(S1_22)、ボーナスゲームが終了したか否かを判断し(S1_23)、ボーナスゲームが終了していなければ処理の最初に戻り以後の処理を続行する。
一方、ボーナスゲームが終了すると、ボーナス終了時のRAM領域をクリアし(S1_24)、終了したボーナスの種類を規定するためのボーナス終了コマンド(図25(b))を送信し、処理の最初に戻り以後の処理を続行する。
<サブ制御基板におけるメイン処理>
サブ制御基板200では、メイン制御基板100からの各コマンドを受信して各種の処理を行うが、以下の説明では、サブ制御基板200においてアシストタイムの制御を行うめの手順に重点をおいて説明を行う。
サブ制御基板200では、図15に示すように、メイン制御基板100から送信されてくるコマンドを監視するための受信コマンド監視処理(S2_1)と、アラート演出を行うか否かを抽選するための演出抽選処理(S2_2)と、アシストタイム(AT)に関するAT作動処理(S2_3)を繰り返して行う。
<受信コマンド監視処理>
上述した受信コマンド監視処理(S2_1)では、図16に示すように、メイン制御基板100からボーナス終了コマンドを受信したか否かを判断し(S3_1)、ボーナス終了コマンドを受信すると演出パラメータを初期化して(S3_2)、処理の最初に戻り以後の処理を続行する。
一方、ボーナス終了コマンドを受信しない場合には、メイン制御基板100から入賞役コマンドを受信したか否かを判断し(S3_3)、入賞役コマンドを受信すると、演出抽選処理(S2_2)における抽選結果に応じてアシストタイムへ移行させたり、アラート演出を行うか否かを判定するための結果判定処理(S3_4)を行い、処理の最初に戻り以後の処理を続行する。このアラート演出とは、後に詳述するが、複数パターン存在するアシストタイムへ移行するための条件が満足されたか否かを判断し、いずれか1つの条件が満足されるとアシストタイムへ移行させる一連の処理のことである。
また、入賞役コマンドを受信しない場合には、メイン制御基板100からゲーム開始コマンド群を受信したか否かを判断し(S3_5)、ゲーム開始コマンド群を受信すると当該受信データをRAMに格納して(S3_6)、処理を復帰する。一方、ゲーム開始コマンドを受信しない場合には、処理の最初に戻り以後の処理を続行する。
<結果判定処理>
上述した結果判定処理(S3_4)では、図17に示すように、入賞種別カウンタを更新し(S4_1)、アラート演出を行うか否かの判定処理(S4_2)を行い、処理を復帰する。
<判定処理>
上述した判定処理(S4_2)では、図18に示すように、アシストタイムへの移行を許可するか否かを示すAT作動フラグの状態を判断し(S5_1)、AT作動フラグがオンとなっている場合には、処理を復帰する。
一方、AT作動フラグがオフの場合には、さらにアラート演出を行うか否かを示すアラート演出フラグの状態を判断し(S5_2)、アラート演出フラグがオフの場合には、処理を復帰する。
また、アラート演出フラグがオンとなっている場合には、アラートゲーム数カウンタに「1」を加算し(S5_3)、ベル演出演出判定処理(S5_4)および非入賞演出判定処理(S5_5)を行って、処理を復帰する。
<ベル演出判定処理>
上述したベル演出判定処理(S5_4)とは、アラート演出を行う場合であって、アラート演出に移行してから10ゲーム以内において、アシストタイムへ移行するか否かを判断するための処理である。
このベル演出判定処理(S5_4)では、図19に示すように、アラートゲーム数カウンタの値が「10」以下か否かを判断する(S6_1)。ここで、ゲーム数カウンタの値が「10」を超えて「11」以上となった場合には、処理を復帰し、非入賞演出判定処理(S5_5)を行う。
一方、アラートゲーム数カウンタの値が「10」以下の場合には、入賞役カウンタを参照する(S6_2)。なお、本実施形態では、入賞役カウンタのうちの「ベル」に関する入賞役カウンタを参照して、「ベル」の入賞回数を確認する。
続いて、「ベル」の入賞回数が2回を超えているか否かを判断し(S6_3)、「ベル」の入賞回数が2回以下であれば、サブメイン処理へ復帰する。一方、「ベル」の入賞回数が2回を超えて3回以上である場合には、AT作動フラグをオンとし(S6_4)、上部液晶ディスプレイ26や下部液晶ディスプレイ2bにおける上記シャッター演出の繰り返し、バックランプの点滅、スピーカ25からの効果音の発生等により要求が達成された旨の演出を行い(S6_5)、アラート演出フラグをオフとして(S6_6)、サブメイン処理へ復帰する。
上述したベル演出判定処理を行うことにより、アラート演出が開始してから10ゲーム以内に3回以上「ベル」の入賞があった場合に、アシストタイムへ移行することができる。
すなわち、本実施形態では、アラート演出が開始してから10ゲーム以内をアシストタイム(特定遊技状態)へ移行可能な第1の移行可能期間として、この第1の移行可能期間において、乱数を用いた抽選で「ベル」に当選し、かつ遊技者によるストップスイッチ21a〜cの操作により実際に「ベル」に3回以上当選することができた場合にアシストタイムへ移行することができる。このように、アシストタイムへ移行できるのは、乱数を用いた抽選結果および遊技者によるスロットマシン1の操作結果の双方に基づいて定めた所定の条件が満足された場合である。
このアシストタイムとは、特定の入賞態様を構成しようとしてストップスイッチ21a〜cを操作した場合には、たとえ、各疑似リール5a〜cに対し引き込み制御が行われたとしても、各ビデオリール1441〜1443では他の特定の入賞態様を構成することができないようにするとともに、アシストタイムの期間中には、抽選によりどのような入賞態様の構成が許可されているかを遊技者に対して報知するようにしたものである。
具体的には、先に説明したように、各ビデオリール1441〜1443の図柄の配置を調整して、15枚役である「BAR」「白7」「白7」、「BAR」「白7」「赤7」、「BAR」「白7」「BAR」、「BAR」「赤7」「白7」、「BAR」「赤7」「赤7」、「BAR」「赤7」「BAR」の6種類のいずれか1つを狙ってストップスイッチ21a〜cの操作をした場合には、遊技者が意図した以外の15枚役が構成されないようにして、内部抽選の結果と遊技者が意図した15枚役とが同一であった場合にのみ、当該15枚役が構成されるようにする。
そして、アシストタイムへ移行すると、内部抽選の結果としていずれの15枚役に当選しているのかを下部液晶ディスプレイ2bの下部表示窓4以外の領域等に表示して、遊技者が当該15枚役を狙ってストップスイッチ21a〜cを操作できるようなAT作動処理(S2_3)を行う。
<非入賞演出判定処理>
上述した非入賞演出判定処理(S5_5)とは、アラート演出を行う場合であって、アラート演出に移行してから11ゲーム〜30ゲームの間に、アシストタイムへ移行するか否かを判断するための処理である。
この非入賞演出判定処理(S5_5)では、図20に示すように、アラートゲーム数カウンタの値が「30」であるか否かを判断する(S7_1)。ここで、ゲーム数カウンタの値が「30」でない場合、すなわち、ゲーム数カウンタの値が「11」〜「29」の場合には、処理を復帰する。
一方、アラートゲーム数カウンタの値が「30」となった場合には、入賞役カウンタを参照する(S7_2)。なお、非入賞演出判定処理では、上述したベル演出判定処理と異なり、全ての入賞態様に関する入賞役カウンタを参照して入賞回数を確認する。
続いて、入賞回数が「0」であるか否か、すなわち、1回も入賞していないかどうかを判断し(S7_3)、1回も入賞していない場合には、AT作動フラグをオンとし(S7_4)、上部液晶ディスプレイ26や下部液晶ディスプレイ2bにおけるシャッター演出の繰り返し、バックランプの点滅、スピーカ25からの効果音の発生等により要求が達成された旨の演出を行い(S7_5)、アラート演出フラグをオフとして(S7_6)、処理を復帰する。
一方、アラート演出に移行してから1回でも入賞している場合には、AT作動フラグをオンとせずにアラート演出フラグをオフとして(S7_6)、処理を復帰する。
上述した非入賞演出判定処理を行うことにより、アラート演出が開始してから30ゲーム以内に1回も入賞しない場合にも、アシストタイムへ移行することができる。
すなわち、本実施形態では、アラート演出が開始してから11ゲーム〜30ゲームをアシストタイム(特定遊技状態)へ移行可能な第2の移行可能期間とし、上述した第1の移行可能期間および当該第2の移行可能期間を通して、いずれの入賞態様にも当選しない場合、あるいはいずれかの入賞態様に当選したとしても、ストップスイッチ21a〜cの操作により入賞態様を構成させなかった場合にアシストタイムへ移行することができる。このように、アシストタイムへ移行できるのは、乱数を用いた抽選結果および遊技者によるスロットマシン1の操作結果の双方に基づいて定めた所定の条件が満足された場合である。
また、本実施形態では、アシストタイムへ移行するための条件を2パターン設定し、ベル演出判定処理および非入賞演出判定処理の2つの判定処理を行って、いずれかの一方の条件を満足するとアシストタイムへ移行できるようにしている。
<演出抽選処理>
上述した演出抽選処理(S2_2)では、図21に示すように、アシストタイムへの移行を許可するか否かを示すAT作動フラグの状態を判断するとともに(S8_1)、アラート演出を行うか否かを示すアラート演出フラグの状態を判断し(S8_2)、AT作動フラグあるいはアラート演出フラグのいずれか一方がオンとなっている場合には、処理を復帰する。
一方、AT作動フラグおよびアラート演出フラグの双方がオフの場合には、アラート演出を行うか否かを抽選するためのアラート抽選処理(S8_3)を行い、アラート抽選に当選したか否を判断する(S8_4)。ここで、アラート抽選にハズレた場合には、処理を復帰する。
一方、アラート抽選に当選した場合には、アラート演出フラグをオンとし(S8_5)、アラート演出に当選した旨を表すためのアラート当選演出(S8_6)を行い、アラートゲーム数カウンタの値をクリアして(S8_7)、処理を復帰する。
<AT作動処理>
上述したAT作動処理(S2_3)では、図22に示すように、ATフラグがオンとなっているか否かを判断し(S9_1)、ATフラグがオンとなっていない場合には、処理を復帰する。
一方、ATフラグがオンとなっている場合には、ATゲーム回数カウンタに「1」を加算し(S9_2)、ATゲーム回数カウンタの値が「51」を超えたか否かを判断する(S9_3)。ここで、ATゲーム回数カウンタの値が「51」を超えた場合には、AT作動フラグをオフとして(S9_4)、処理を復帰する。
また、ATゲーム回数カウンタの値が「51」未満、すなわち「1」〜「50」である場合には、下部液晶ディスプレイ2bの下部表示窓4以外の領域等により、どのような15枚役のフラグが成立しているかを報知し(S9_5)、処理を復帰する。
すなわち、AT作動処理では、アシストタイムとして、ゲーム回数が50回となるまで、どのような15枚役のフラグが成立しているかを報知することにより、遊技者が当該15枚役を狙ってストップスイッチ21a〜cを操作できるようにして、より多くの遊技メダルを獲得できるようにしている。
<特定遊技状態の他の態様>
上述した実施形態では、遊技者にとって有利な特定遊技状態として、アシストタイムを例にとって説明を行ったが、特定遊技状態は他の態様であってもよい。例えば、いわゆるスーパータイムあるいは天井方式の遊技を特定遊技状態とすることができる。
このスーパータイムとは、複数のストップスイッチ21a〜cの操作順序を含めて構成される入賞態様を設定し、スーパータイムの期間中には、抽選により許可された入賞態様および複数のストップスイッチ21a〜cの操作順序を遊技者に対して報知するようにしたものである。
具体的には、入賞態様の構成を記憶する入賞テーブルにおいて、入賞態様の構成とともに複数のストップスイッチ21a〜cの操作順序を定義し、通常の遊技期間では、抽選によりどのような入賞態様の構成が許可されているのかを報知しない。
このため、スーパータイムの期間以外において、運良く抽選により許可されている図柄の組み合わせとなるようなストップスイッチ21a〜cの操作を行った場合には入賞態様を構成することができるが、抽選により許可されていない図柄の組み合わせを狙ってストップスイッチ21a〜cの操作を行った場合には入賞態様を構成させることができない。
そして、所定の開始条件が満足されるとスーパータイムに移行し、抽選によりどのような入賞態様の構成が許可されているかを遊技者に対して報知することにより、遊技者は当該入賞態様を狙ってストップスイッチ21a〜cの操作を行うことができ、入賞態様を構成させやすくなる。
また、天井方式の遊技とは、従来のスロットマシン1のように大当たりが発生する確率を一定とする完全確率方式の遊技を行わせるのではなく、一定の条件(例えば50ゲームの間、1度も入賞しない場合)が達成されると、強制的に大当たりフラグを発生させるような遊技のことである。
<移行可能期間の他の態様>
上述した実施形態では、アラート演出開始から10ゲーム以内を第1の移行可能期間とするとともに11ゲームから30ゲームの間を第2の移行期間としているが、移行可能期間は他の態様であってもよい。
例えば、遊技に供した遊技メダルが所定数以内の期間、遊技開始から所定時間が経過するまでの期間、ある入賞態様が構成されてから次に当該入賞態様が構成されるまでの期間等を移行可能期間とすることができる。
<特定遊技状態へ移行するための条件の他の態様>
上述した実施形態では、3回以上「ベル」に入賞すること、あるいはいずれの入賞態様も構成しなかったことを特定遊技状態へ移行するための条件としているが、特定遊技状態へ移行するための条件は他のものであってもよい。
例えば、1回も入賞態様を構成させないこと、所定の演出を出現させること、一定レベル以上の技術介入が行われたこと、所定の操作を行ったこと等を特定遊技状態へ移行するための条件とすることができる。
ここで、所定の演出とは、スピーカ25から所定の開始音が発生すること、バックランプがフラッシュすること、所定のシャッター演出が行われること等の演出のことである。また、一定レベル以上の技術介入とは、目押し操作により入賞態様を所定回数以上構成させること、下部液晶ディスプレイ2bで行われるサブゲームを上手にこなすこと等である。また、所定定の操作とは、所定回数以上のゲームを行うこと、ストップスイッチ21a〜cを所定回数以上操作すること等である。
<遊技機の効果>
以上詳細に説明したように、本実施の形態のスロットマシン1では、2枚のフロート板ガラス1111の間に挟み込まれた液晶シート1113に対する通電のオン・オフに反応して透明・不透明になる下部合わせガラス1102を下部液晶ディスプレイ2bの表示面側に覆設しており(図9,図11参照)、合わせガラス駆動回路1103による通電のオン・オフによって透明から不透明になった下部合わせガラス1102が下部液晶ディスプレイ2bの表示面を遮ることによってシャッター演出を行うので、例えば、下部液晶ディスプレイ2bの各下部表示窓4でそれぞれ変動表示・停止表示される各ビデオリール1441〜1443の図柄が遮蔽されるシャッター演出を簡単な構成で実現しつつ当該シャッター演出に現実味を与えることができる。
また、本実施の形態のスロットマシン1では、2枚のフロート板ガラス1111の間に挟み込まれた液晶シート1113に対する通電のオン・オフに反応して透明・不透明になる上部合わせガラス1101を透過型の表示装置である上部液晶ディスプレイ26の透過領域(各上部表示窓13)と各疑似リール5a〜cとの間に配設しており(図6,図9,図11参照)、合わせガラス駆動回路1103による通電のオン・オフによって透明から不透明になった上部合わせガラス1101が透過型の表示装置である上部液晶ディスプレイ26の透過領域(各上部表示窓13)を介して各疑似リール5a〜cの図柄を遮ることによってシャッター演出を行うので、透過型の表示装置である上部液晶ディスプレイ26の透過領域(各上部表示窓13)において変動表示・停止表示されている各疑似リール5a〜cの図柄が遮蔽されるシャッター演出を簡単な構成で実現しつつ当該シャッター演出に現実味を与えることができる。
さらに、当該シャッター演出が行われると、透過型の表示装置である上部液晶ディスプレイ26の透過領域(各上部表示窓13)の背面側が不透明になり、遊技者は、その背面側が不透明になった上部液晶ディスプレイ26の透過領域(各上部表示窓13)における透過表示物をより明確に認識できるので、多様な透過表示演出が可能となる。
また、本実施の形態のスロットマシン1では、図11に示すように、下部液晶ディスプレイ2bにおいて、各下部表示窓4の上段に停止表示される図柄は上段の下部合わせガラス1102に覆われた状態にあり、各下部表示窓4の中段に停止表示される図柄は中段の下部合わせガラス1102に覆われた状態にあり、各下部表示窓4の下段に停止表示される図柄は下段の下部合わせガラス1102に覆われた状態にあることから、3つの下部合わせガラス1102の駆動個数によって各下部表示窓4の上段・中段・下段の遮蔽領域を調節することができる。
同様にして、本実施の形態のスロットマシン1では、図11に示すように、上部液晶ディスプレイ26において、各上部表示窓13の上段に停止表示される図柄は上段の上部合わせガラス1101に覆われた状態にあり、各上部表示窓13の中段に停止表示される図柄は中段の上部合わせガラス1101に覆われた状態にあり、各上部表示窓13の下段に停止表示される図柄は下段の上部合わせガラス1101に覆われた状態にあることから、3つの上部合わせガラス1101の駆動個数によって各上部表示窓13の上段・中段・下段の遮蔽領域を調節することができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施の形態のスロットマシン1において、図12に示すように、上部液晶ディスプレイ26において、左側の上部表示窓13に停止表示される各図柄は左側の上部合わせガラス1101に覆われた状態にし、中側の上部表示窓13に停止表示される各図柄は中側の上部合わせガラス1101に覆われた状態にし、右側の上部表示窓13に停止表示される各図柄は右側の上部合わせガラス1101に覆われた状態にし、また、下部液晶ディスプレイ2bにおいて、左側の下部表示窓4に停止表示される各図柄は左側の下部合わせガラス1102に覆われた状態にし、中側の下部表示窓4に停止表示される各図柄は中側の下部合わせガラス1102に覆われた状態にし、右側の下部表示窓4に停止表示される各図柄は右側の下部合わせガラス1102に覆われた状態にすることによっても、上記シャッター演出を行うことが可能であり、この場合には、上記スーパータイムにおける複数のストップスイッチ21a〜cの操作順序を当該シャッター演出をもって示唆することができる。
また、上部合わせガラス1101や下部合わせガラス1102の連窓数は3つに限定するものでなく、1つ、2つ、4つ以上であっもよく、また、上部合わせガラス1101や下部合わせガラス1102が複数ある場合にはは、上部液晶ディスプレイ26や下部液晶ディスプレイ2bを斜めに横切るようにして連窓させてもよい。
また、本実施の形態のスロットマシン1において、各疑似リール5a〜cがなくても、各ビデオリール1441〜1443に対する上記シャッター演出は可能である。
また、本実施の形態のスロットマシン1において、各疑似リール5a〜cや各ビデオリール1441〜1443はそれぞれ3つであったが、各リールの数は3つに限定するものではなく、1つ、2つ、4つ以上であっても、上部合わせガラス1101や下部合わせガラス1102の連窓数を各リールの数に合わせれば、上記シャッター演出は可能である。
また、上述した実施形態では、代表的な遊技機としてスロットマシン1の表示演出を例にとって説明を行ったが、本発明は、パチスロ遊技機、パチンコ機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機等の他の遊技機における表示演出においても適用することができる。
本発明は、遊技機における表示内容を遮蔽するシャッター演出の技術に適用し得る。
上部液晶ディスプレイにおける3つの上部合わせガラスと下部液晶ディスプレイにおける3つの下部合わせガラスを使用して行われるシャッター演出の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの正面図である。 各ビデオリールを構成する図柄の配置を示す説明図である。 スロットマシンを制御する制御装置(メイン制御基板)のブロック図である。 スロットマシンを制御する制御装置(サブ制御基板、画像制御基板)のブロック図である。 上部液晶ディスプレイ及び疑似リールの縦断面図である。 上部液晶ディスプレイの分解斜視図である。 各疑似リールに設けられた図柄の配置を示す説明図である。 上部合わせガラス及び下部合わせガラスの分解斜視図である。 上部合わせガラス及び下部合わせガラスの平面図である。 上部液晶ディスプレイにおける3つの上部合わせガラスと下部液晶ディスプレイにおける3つの下部合わせガラスについてそれらの配置関係の一例を示した図である。 上部液晶ディスプレイにおける3つの上部合わせガラスと下部液晶ディスプレイにおける3つの下部合わせガラスについてそれらの配置関係の一例を示した図である。 メイン制御基板における制御動作の手順を示すフローチャート(メイン処理)を示した図である。 メイン制御基板における制御動作の手順を示すフローチャート(メイン処理)を示した図である。 サブ制御基板における制御動作の手順を示すフローチャート(サブメイン処理)を示す図である。 サブ制御基板における制御動作の手順を示すフローチャート(受信コマンド監視処理)を示す図である。 サブ制御基板における制御動作の手順を示すフローチャート(結果判定処理)を示す図である。 サブ制御基板における制御動作の手順を示すフローチャート(判定処理)を示す図である。 サブ制御基板における制御動作の手順を示すフローチャート(ベル演出判定処理)を示す図である。 サブ制御基板における制御動作の手順を示すフローチャート(非入賞演出判定処理)を示す図である。 サブ制御基板における制御動作の手順を示すフローチャート(演出抽選処理)を示す図である。 サブ制御基板における制御動作の手順を示すフローチャート(AT作動処理)を示す図である。 メイン制御基板からサブ制御基板に対して送信されるコマンド(ゲーム開始コマンド群)の説明図である。 メイン制御基板からサブ制御基板に対して送信されるコマンド(リール停止コマンド群)の説明図である。 メイン制御基板からサブ制御基板に対して送信されるコマンド(入賞役コマンド、ボーナス終了コマンド、初期化コマンド、インデックス検知コマンド、選択停止テーブルコマンド)の説明図である。
符号の説明
1 スロットマシン
2b 下部液晶ディスプレイ
5a,5b,5c 疑似リール
26 上部液晶ディスプレイ
1033 液晶パネル
1101 上部合わせガラス
1102 下部合わせガラス
1111 フロート板ガラス
1113 液晶シート
1441〜1443 ビデオリール

Claims (4)

  1. ゲームが展開される表示面を設けた液晶ディスプレイを有する遊技機であって、
    2枚のガラスの間に挟み込まれた液晶シートに対する通電のオン・オフに反応して透明・不透明になる合わせガラスを備え、
    前記合わせガラスを前記液晶ディスプレイの表示面側に覆設したこと、を特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載する遊技機であって、
    前記合わせガラスの複数を連窓させることによって前記液晶ディスプレイの表示面を覆うこと、を特徴とする遊技機。
  3. ゲームで使用する図柄を変動表示・停止表示させるリールと、
    前記リールの図柄とは異なる図柄を変動表示・停止表示させる疑似リールと、を有する遊技機であって、
    前記疑似リールの図柄を液晶パネルに設けられた透過領域内で透視させながら当該透過領域内に表示物を表示させる透過型液晶ディスプレイと、
    2枚のガラスの間に挟み込まれた液晶シートに対する通電のオン・オフに反応して透明・不透明になる合わせガラスと、を備え、
    前記合わせガラスを前記透過型液晶ディスプレイの透過領域と前記疑似リールとの間に配設したことによって、前記疑似リールで変動表示・停止表示される図柄を前記合わせガラスで覆うこと、を特徴とする遊技機。
  4. 請求項3に記載する遊技機であって、
    前記合わせガラスの複数を連窓させることによって前記疑似リールで変動表示・停止表示される図柄を覆うこと、を特徴とする遊技機。
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