JPH0884835A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0884835A
JPH0884835A JP6252869A JP25286994A JPH0884835A JP H0884835 A JPH0884835 A JP H0884835A JP 6252869 A JP6252869 A JP 6252869A JP 25286994 A JP25286994 A JP 25286994A JP H0884835 A JPH0884835 A JP H0884835A
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JP
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image display
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Withdrawn
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JP6252869A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像表示装置に表示される画像が遊技者によ
り強い装飾効果を訴えることができる遊技機を提供する
ことにある。 【構成】 リーチや大当り等の所定条件の成立に応じて
液晶パネル55の表示素子への色調データの送信制御を
行い、画像表示装置の画像を部分的に立体表示する。ま
た、このような部分的な立体表示において、各表示箇所
毎に遠近感を異ならせて設定する。 【効果】 画像が立体的に視認でき、遊技者により強い
装飾効果を訴えることができ、また、リーチ図柄等の画
像を部分的に立体表示できるため、遊技状態に応じて立
体感のコントラストを表現することができ、遊技に対す
る興趣を盛り上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、識別情報等の画像を可
変表示し得る画像表示装置を備えた遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機、例えば、弾球遊技機にお
いて、複数の識別情報を可変表示させてその停止時の識
別情報の組合せが予め定めた大当り情報の組合せである
ときに、特定遊技状態(大当り遊技状態とも言う)とな
って短時間に多量の入賞玉を発生させるチャンスを遊技
者に与えるものが多数提供されている。しかして、識別
情報を表示する表示装置としては、機械的な回転ドラム
を有するものや、電気的なセグメントLED、ドットL
ED等を有するものが主流を占めていたが、近年におい
ては、識別情報等の画像をソフトによって自由に表示で
きる等の理由で、LCD、CRT、プラズマ画像表示器
等を有する表示装置(以下、画像表示装置という)が多
数提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した画
像表示装置は、平面状の表示面に画像を表示しているだ
けであるため、画像自体が平面的であり、臨場感がな
く、遊技者に装飾効果を訴える点でいまひとつ物足りな
いという欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑み
なされたもので、その目的とするところは、画像表示装
置に表示される画像が遊技者により強い装飾効果を訴え
ることができる遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、識別情報等の画像を可変表
示し得る画像表示装置を備えた遊技機において、前記画
像表示装置に表示される画像の色調を所定条件の成立に
応じて変化させる色調制御手段と、前記画像表示装置の
前方に配置されると共に前記色調制御手段の色調制御に
基づいて前記画像を部分的に立体表示し得る立体画像表
示板と、を備えたことを特徴とするものである。
【0005】また、前記立体画像表示板に立体表示され
る画像の遠近感を各表示箇所に応じて異なって設定する
ことにより、立体感のコントラストをより一層強調して
表現することができる点で有利である。
【0006】
【作用】画像表示装置に表示される画像の色調を所定条
件の成立に応じて変化させる色調制御手段と、画像表示
装置の前方に配置されると共に前記色調制御手段の色調
制御に基づいて画像を部分的に立体表示し得る立体画像
表示板と、を備えたので、画像が立体的に視認でき、遊
技者により強い装飾効果を訴えることができる。また、
立体画像表示板には、リーチや大当り等の所定条件の成
立に応じた色調制御手段の色調制御に基づいて、リーチ
図柄等の画像が部分的に立体表示されるため、遊技状態
に応じて立体感のコントラストを表現することができ、
遊技に対する興趣を盛り上げることができる。なお、立
体画像表示板としては、複眼レンズ板(fly's eye len
s)やレンティキュラ板(lenticular sheet)等が考え
られる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1乃至図6を参照して、実施例
に係る遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤1
の構成について説明する。図1は、遊技盤1の拡大正面
図であり、図2は、遊技盤1の背面図であり、図3は、
遊技盤1に設けられる画像表示装置40の正面図であ
り、図4は、画像表示装置40の断面図であり、図5
は、立体画像表示板としてのレンティキュラ板54の機
能を説明する原理図であり、図6は、レンティキュラ板
54と画像表示装置の他の組合せを示す概略図である。
図1及び図2において、遊技盤1の表面には、発射され
た打玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立
され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を
構成している。遊技領域3のほぼ中央上部には、複数の
識別情報(以下、図柄という場合もある)を可変表示す
る画像表示装置40が配置されている。
【0008】画像表示装置40の下方には、図柄の可変
表示(以下、変動という)を許容する始動入賞口4が設
けられている。この始動入賞口4に入賞した入賞玉は、
遊技盤1の裏面に導かれて始動口スイッチ5によって検
出される。なお、始動入賞口4への入賞に基づく画像表
示装置40の変動は、所定回数(例えば、4回)記憶さ
れ、その旨が画像表示装置40に設けられる始動記憶表
示LED43によって表示されるようになっている。
【0009】前記画像表示装置40の下方に入賞領域8
を有する可変入賞球装置6が設けられている。可変入賞
球装置6は、前記遊技盤1に取り付けられる取付基板7
を有し、その取付基板7のほぼ中央に長方形状の入賞領
域8が開設されている。この入賞領域8は、一枚の開閉
部材9によって閉塞されている。この開閉部材9は、ソ
レノイド10によって開閉制御され、開閉部材9が前傾
動した開成中には、遊技盤1の表面を落下する打玉を受
止めて入賞領域8に導き入賞玉とする。また、入賞領域
8の内部は、3つに区画され、その中央に特定領域11
が形成され、その左右に通常領域が形成されている。特
定領域11には、特定領域スイッチ12が設けられ、ま
た、特定領域11及び通常領域を通過した入賞玉を検出
する10カウントスイッチ13も設けられている。
【0010】また、可変入賞球装置6には、前記開閉部
材9の下部中央に前記10カウントスイッチ13によっ
て検出された入賞玉数を表示する個数表示LED14
と、前記入賞領域8の内部後面壁に設けられ且つ前記特
定領域11に打玉が入賞して後述する継続権が成立した
旨を表示するV表示LED15と、前記開閉部材9の外
側に飾りLED17(以下、飾りLED−Cという)が
設けられ、さらにその外側にアタッカーランプ16が設
けられている。更に、可変入賞球装置6の取付基板7の
左右部には、通常の入賞口18a,18bが一体的に形
成されている。これらの飾りLED及びランプ類は、後
に詳述するように画像表示装置40の変動時や特定遊技
状態時等に所定の態様で駆動制御されるようになってい
る。
【0011】しかして、上記のように構成される可変入
賞球装置6は、以下のように作動する。即ち、打玉がい
ずれかの始動入賞口4に入賞して始動口スイッチ5をO
Nさせると、画像表示装置40が変動を開始し、一定時
間(例えば、7秒)が経過すると、左、右、中の順で図
柄が確定され、その確定された図柄の組み合せが所定の
表示態様となったときに特定遊技状態(大当り遊技状態
とも言う)となる。そして、この特定遊技状態において
は、可変入賞球装置6の開閉部材9が所定期間(例え
ば、29.5秒経過するまで、あるいは10個の入賞玉
が発生するまで)開放する(開放サイクル)ように設定
され、その開放している間遊技盤1の表面を落下する打
玉を受止めるようになっている。そして、入賞領域8内
に設けられた特定領域11に入賞すると、再度上記した
開放サイクルを繰り返し、特定領域11に入賞玉が入賞
する毎に継続権が成立して開放サイクルを最高16回繰
り返すことができるようになっている。
【0012】更に、遊技盤1の表面には、前記画像表示
装置40の上部左右側方に風車ランプ19a,19bが
設けられ、中程左右側方に肩通過口20a,20bが設
けられ、下部左右側方に袖入賞口22a,22bが設け
られている。肩通過口20a,20bは、受け入れた打
玉を遊技盤1の裏面を通って画像表示装置40に形成さ
れる後述するワープ出口48a,48bに導いて再度遊
技領域3に放出するものである。また、肩通過口20
a,20b及び袖入賞口22a,22bは、それぞれ肩
LED21a,21b、袖ランプ23a,23bを内蔵
しており、風車ランプ19a,19bを含む肩LED2
1a,21b、袖ランプ23a,23bは、前記特定遊
技状態時、変動時等に点灯又は点滅してその旨を報知す
るものであり、同様な機能を有するものとして、遊技領
域3の左右にサイドランプ24a,24b及び飾りLE
D25a,25b(以下、飾りLED−Bという)が設
けられている。飾りLED−Bは、0〜9までの数値が
記された表示部を有するように構成され、特定遊技状態
となったときに所定のランダム数から抽出される値に対
応する数値が停止表示するようになっている。そして、
飾りLED−Bは、特定遊技状態の発生に関連していず
れか1つの数値がランダムに選択されるもので、遊技内
容には、直接関係しないが、遊技場が所定のサービス
(例えば、特定遊技状態で獲得した多量の景品玉を使用
して継続して遊技を行うことを許可するサービス)を提
供する場合に使用できる。例えば、飾りLED−Bの
「7」の数値が表示された表示部が点灯表示されたとき
に所定のサービスを提供するようにすれば良い。なお、
遊技領域3の入口部分の内側誘導レール2の上端には、
遊技領域3に到達した打玉が逆流しないようにするた
め、逆流防止装置29が取り付けられている。また、遊
技盤1の表面の最下方には、上記したいずれの入賞領域
にも入賞しなかった打玉が遊技盤1の後方に導かれるア
ウト口28が設けられている。また、誘導レール2の外
周に沿ってレール飾りランプ26が設けられている。更
に、図示しないがパチンコ遊技機の前面上部には、遊技
効果ランプ27が設けられると共に遊技の進行に応じて
効果音を発生するスピーカ30(共に図7及び図8のブ
ロック図に符号のみ表示)も設けられている。上記した
ランプ類及びスピーカ30の表示態様については、後に
詳述する。
【0013】また、図2に示すように、遊技盤1の裏面
には、前記入賞口や入賞球装置に入賞した入賞玉を所定
の径路に沿って誘導する誘導径路が形成された入賞玉集
合カバー体31が固着されている。この入賞玉集合カバ
ー体31には、前記始動口スイッチ5やソレノイド10
(図示しない)が固着されると共に、前記肩通過口20
a,20bに入賞した打玉を画像表示装置40のワープ
出口48a,48bに導く通過玉誘導路33a,33b
が形成されている。更に、入賞玉集合カバー体31の下
部には、第2入賞空間誘導口32が形成されており、前
記可変入賞球装置6の開閉部材9以外の入賞口に入賞し
た入賞玉を第2入賞空間誘導口32に導いて、払出景品
玉数の少ない入賞玉を集合せしめる入賞玉集合空間に導
くようになっている。つまり、本実施例では、開閉部材
9に入賞した入賞玉によって払い出される景品玉数は、
相対的に多い景品玉数(例えば、15個)が設定されて
おり、それ以外の入賞玉によって払い出される景品玉数
は、相対的に少ない景品玉数(例えば、7個)が設定さ
れている。
【0014】次に、本実施例の要部を構成する画像表示
装置40の構成について図3及び図6を参照して説明す
る。画像表示装置40は、前記遊技盤1の表面に取り付
けられる取付基板41と、該取付基板41の裏面に取り
付けられる液晶ユニット53とから構成されている。取
付基板41には、ほぼ正方形状の窓開口45が開設さ
れ、該窓開口45の後面に形成された表示窓50に嵌め
込まれた表示拡大レンズ51を介して液晶ユニット53
の画像を表示する液晶パネル55が設けられている。ま
た、取付基板41の上部には、通常の入賞口42が突設
され、該入賞口42の左右から窓開口45の開口縁に沿
って打玉が窓開口45内に侵入しないように防御する障
害枠44a,44bが突設されている。また、入賞口4
2の下方には、変動時又は特定遊技状態時に前記始動入
賞口4に入賞した入賞玉数を記憶表示する始動記憶表示
LED43が設けられている。
【0015】また、窓開口45の底面は、打玉が中央に
向かって転動する通過玉転動面46として構成されてお
り、この通過玉転動面46の中央に放出口47が形成さ
れている。この放出口47の下方に前記始動入賞口4が
配置されている。また、通過玉転動面46の両端には、
ワープ出口48a,48bが形成され、取付基板41の
裏側において、そのワープ出口48a,48bから外側
に誘導樋49a,49bが延設されている。誘導樋49
a,49bは、入賞玉集合カバー体31に形成される前
記通過玉誘導路33a,33bに連通されている。した
がって、前記肩通過口20a,20bに入賞した打玉
は、通過玉誘導路33a,33b及び誘導樋49a,4
9bを通ってワープ出口48a,48bから通過玉転動
面46を転動し、放出口47から再度遊技領域3に放出
される。放出口47から遊技領域3に放出された打玉
は、下方に位置する始動入賞口4に入賞する可能性が高
くなる。なお、通過玉転動面46を転動する打玉の中に
は、放出口47に到達する前に遊技領域3に落下するも
のもあるが、この場合には、当然のことながら始動入賞
口4に入賞する可能性は低い。
【0016】一方、取付基板41の窓開口45の後面に
は、表示窓50が形成され、該表示窓50に表示拡大レ
ンズ51が装着され、該表示拡大レンズ51の後方に筒
枠52を介して液晶ユニット53が配置されている。液
晶ユニット53は、ユニットケースの前面に液晶パネル
55と該液晶パネル55に表示される画像を立体的にす
るレンティキュラ板54を設け、ユニットケースの内部
にバックライト(蛍光管)及び光を反射する反射板とを
設けることにより構成されている。なお、筒枠52の内
面は、液晶パネル55に表示される画像が反射しないよ
うに黒色となっている。また、図示の表示拡大レンズ5
1は、前後が膨出した凸レンズとして形成されている
が、少なくとも片面が膨出し他面がフラットなフラット
レンズであってもよく、要は、液晶パネル55によって
表示される画像を拡大する機能を有するレンズであれば
良い。このように液晶パネル55の前方に液晶パネル5
5に表示される画像を拡大する拡大表示レンズ51を配
置した場合には、画像が見やすいと共にコストの高い大
きな液晶ユニット53を使用しなくても済む。なお、画
像を拡大表示する必要がない場合には、当然のことなが
ら表示拡大レンズ51を省略しても良い。
【0017】また、液晶パネル55の前面に設けられる
レンティキュラ板54は、かまぼこ状の微細凹凸面が多
数形成されており、両眼視差がある複数の画像をレンズ
裏面の水平面(焦点面)に形成することにより、その画
像を立体的に視認できるものである。本実施例における
レンティキュラ板54は、図5の原理図に示すように、
液晶パネル55の表示素子のうち、隣り合う表示素子
(aとb、cとd)を両眼視差用の画像とした場合、a
とb及びcとdとに同一色調データを送ると、両眼視差
がなくなりレンティキュラ板54を通過しても画像が平
面的に見え、逆に、aとb及びcとdとに異なる色調デ
ータを送ると、両眼視差が大きくなりレンティキュラ板
54を通過して画像が立体的に見える。したがって、遊
技状態に応じて画像の色調データを制御することによ
り、液晶パネル55に表示される画像が平面的に視認さ
れたり、あるいは立体的に視認されたりして遊技者によ
り強い装飾効果を訴えることができるとともに、遊技者
の興趣を盛り上げることができる。
【0018】なお、上記した実施例では、後方から順に
液晶パネル55、レンティキュラ板54、表示拡大レン
ズ51の配置関係のものを示したが、図6(B)に示す
ように、液晶パネル55とレンティキュラ板54との間
に表示拡大レンズ51を配置したものでも良いし、図6
(A)に示すように、ハーフミラー58の後方と下方
(上方でも良い)に液晶パネル55A,55Bを配置し
てハーフミラー58で画像を合成し、その合成画像をレ
ンティキュラ板54で立体視できるように構成しても良
い。この図6(A)に示す場合においては、表示拡大レ
ンズ51が設けられていないが、レンティキュラ板54
の前方又は後方に設けても良い。
【0019】ところで、上記のように構成される液晶ユ
ニット53によって表示される変動図柄は、後に詳述す
るように(図9参照)、「7(文字)」「BAR(文
字)」「スペード(図形)」「クラブ(図形)」「ベル
(図形)」「JAC(文字)」「ハード(図形)」「ダ
イヤ(図形)」の8個の当り図柄と、「星印(図形)」
の12個の外れ図柄と、とから構成され、それらの図柄
が従来と同様に3列3個ずつ液晶パネル55に変動表示
され、変動開始時から所定時間が経過したときに左右中
の順で図柄が確定されることとなる。そして、その確定
された図柄が5本の当りライン上のいずれかに同一当り
図柄のゾロ目であるときに大当りとなる。したがって、
大当りの図柄の組合せは、図10に示すように、40種
類あることになる。その動作についての詳細は、後に詳
述する。
【0020】以上、画像表示装置40を含む遊技盤1の
構成について説明してきたが、遊技盤1に設けられるそ
れらの遊技装置は、図7及び図8に示す遊技制御回路に
よって制御される。図7及び図8は、遊技制御回路をブ
ロック構成で示す回路図であり、CPU、ROM、RA
M、入出力回路を含むメインの基本回路60によって制
御される。また、一部のLED及びスピーカ30は、メ
イン基本回路60によって制御されるサブの基本回路6
1によって制御される。しかして、メイン基本回路60
には、スイッチ回路65を介して始動口スイッチ5、特
定領域スイッチ12、及び10カウントスイッチ13か
らの検出信号が入力され、アドレスデコード回路62か
らメイン基本回路60及びスイッチ回路65にチップセ
レクト信号が与えられる。また、電源投入時に初期リセ
ット回路63からメイン基本回路60にリセット信号が
与えられ、所定時間毎に定期リセット回路64からメイ
ン基本回路60及びサブ基本回路61に定期リセット信
号が与えられる。
【0021】一方、メイン基本回路60からは、以下の
装置及び回路に制御信号が与えられる。即ち、LCD回
路66を介して液晶ユニット53(LCD表示器と表
示)に図柄信号が与えられ、LED回路67を介して肩
LED21a,21b及び飾りLED56(A)に表示
制御信号が与えられ、ソレノイド回路68を介してソレ
ノイド10に駆動信号が与えられ、また、情報出力回路
69を介して大当り情報及び有効始動情報が外部に導出
されている。更に、ランプ回路70を介して遊技効果ラ
ンプ27、レール飾りランプ26、風車ランプ19a,
19b、センターランプ57、袖ランプ23a,23
b、サイドランプ24a,24b、及びアタッカーラン
プ16に表示制御信号が与えられている。また、サブC
PUコマンド出力回路71を介してサブ基本回路61に
データ信号が送られるようになっている。
【0022】また、メイン基本回路60からの前記デー
タ信号に基づいてサブ基本回路61は、LED回路72
を介して個数表示LED14、始動記憶表示LED4
3、飾りLED25a,25b(B)、飾りLED17
(C)、及びV表示LED15に表示制御信号を与え、
音声合成回路73及び音量増幅回路74を介してスピー
カ30に音声信号を与えるようになっている。なお、上
記した装置や回路には、電源回路75から各種の電圧を
有する電力が供給されるようになっている。
【0023】以上、説明した遊技制御回路によって奏さ
れる具体的な動作の一例を図9乃至図31に示すタイム
チャート及び説明図等を参照して説明する。まず、図9
乃至図19を参照して、画像表示装置40の変動動作に
ついて説明する。図9は、画像表示装置40に表示され
る図柄列の配列を示す一覧表図であり、図10は、大当
り図柄の組合せを示す一覧表図であり、図11は、当り
外れ及び停止図柄の決定に使用されるランダム数の一覧
表図であり、図12は、当り外れの選択方法を示す説明
図であり、図13は、始動入賞口4への打玉の入賞に基
づく画像表示装置40の変動動作のうち、リーチ及び大
当り以外の図柄で停止するときの変動動作を示すタイム
チャートであり、図14は、始動入賞口4への打玉の入
賞に基づく画像表示装置40の変動動作のうち、リーチ
であって最後に停止する中図柄が大当りの対象となる図
柄又はその前後の図柄以外で停止するときの変動動作を
示すタイムチャート(これをリーチという)であり、
この図15及び図16は、始動入賞口4への打玉の入賞
に基づく画像表示装置40の変動動作のうち、リーチで
あって最後に停止する中図柄が大当りの対象となる図柄
の前後の図柄で停止するときの変動動作を示すタイムチ
ャート(これをリーチという)であり、図17及び図
18は、始動入賞口4への打玉の入賞に基づく画像表示
装置40の変動動作のうち、最終的に大当りとなる場合
の変動動作を示すタイムチャートであり、図19は、変
動動作における変動速度を説明するための一覧表図であ
る。
【0024】図13において、始動入賞口4に打玉が通
過して始動口スイッチ5をONさせ、始動信号S1が導
出されると、その始動信号S1の立ち上がり時にランダ
ム1(C_RND1と表示)からそれぞれ1つの値が抽
出されて格納される。図11に示すように、ランダム1
は、大当りを決定するためのランダム数であり、「0〜
199」の200通りの数値が刻々と変化するものであ
る。そして、図12に示すように、ランダム1から抽出
された値が「77」であるときに大当りと判別され、
「77」以外の値が抽出されたときに外れと判別され
る。図13に戻って、始動信号S1の導出後、微少時間
(0.004秒)が経過したときに、格納したランダム
1の値を読み出し、大当りか否かを判別し、それと同時
にランダムL,C,R(C_RND_L,C,Rと表
示)の値が抽出される。図11に示すように、ランダム
Lは、左図柄表示用のランダム数であり、「0〜19」
の20通りの数値が刻々と変化するものであり、同様
に、ランダムCは、中図柄表示用のランダム数であり、
「0〜19」の20通りの数値が刻々と変化するもので
あり、ランダムRは、右図柄表示用のランダム数であ
り、「0〜19」の20通りの数値が刻々と変化するも
のである。そして、ランダムL,C,Rの各ランダム数
は、図9に示すように、予め定められた図柄と対応する
ようになっている。また、図13に示す動作は、外れの
場合であるので、このランダムL,C,Rから抽出され
た値に対応する図柄が停止図柄として決定され、最終的
にそれらが表示される。ただし、それらの停止図柄の組
合せが大当り図柄の組合せと偶然一致した場合には、図
12に示すように、ランダムCのデータから1を減算し
て、最終的に外れ組合せとなるようにして表示する。
【0025】図13に戻って、始動信号S1導出後、
0.008秒経過したときにすべての図柄列80a〜8
0c(図3参照)変動が開始される。この変動速度は、
予め定められた変動速度Aである。変動速度Aは、図1
9に示すように、最初の所定時間(1.002秒)で少
しずつ速くして、その後一定速度(1.536秒/周
期)になる速さである。そして、まず、左図柄列80a
において、速度Aによる変動が一定時間(5.200
秒)行われた後にランダムLによって決定された停止図
柄の3図柄手前にデータがセットされると共に変動速度
Bによる変動を所定時間(1.000秒)行った時点
(3図柄変動後)で停止される。変動速度Bは、図16
に示すように、徐々に遅くなって停止する速度であり、
具体的には、約1図柄分を0.140秒で変動し、約2
図柄分を0.860秒かけて変動停止する速度である。
次に、右図柄列80cにおいて、速度Aによる変動が左
図柄列80aの変動停止まで行われ、その速度Aによる
変動から速度Bによる変動の変わり目にランダムRによ
って決定された停止図柄の3図柄手前にデータがセット
され、その後、速度Bによる変動が所定時間(1.00
0秒)行われて変動を停止する。更に、中図柄列80b
において、速度Aによる変動が右図柄列80aの変動停
止まで行われ、その速度Aによる変動から速度Bによる
変動の変わり目にランダムCによって決定された停止図
柄の3図柄手前にデータがセットされ、その後、速度B
による変動が所定時間(1.000秒)行われて変動を
停止する。
【0026】次に、リーチの変動動作について図14
を参照して説明すると、始動入賞口4に打玉が通過して
始動口スイッチ5をONさせ、始動信号S2が導出され
ると、その始動信号S2の立ち上がり時にランダム1か
らそれぞれ1つの値が抽出されて格納される。始動信号
S2の導出後、微少時間(0.004秒)が経過したと
きに、格納したランダム1の値を読み出し、大当りか否
かを判別し、それと同時にランダムL,C,Rの値が抽
出される。更に、始動信号S2の導出後の微少時間
(0.006秒)が経過したときに、ランダムRCH
(C_RND_RCHと表示)から1つの値が抽出され
る。図11に示すように、ランダムRCHは、リーチ及
び大当り時における中図柄列80bの変動態様を選択す
るためのランダム数であり、「0〜7」の8通りの数値
が刻々と変化するものである。ただし、このリーチに
おいては、関係ない。
【0027】図14に戻って、始動信号S2導出後、
0.008秒経過したときにすべての図柄列80a〜8
0c変動が開始される。左図柄列80a及び右図柄列8
0cの変動動作は、図13に示す場合と同じであるの
で、その説明を省略するが、中図柄列80bにおける変
動動作だけが異なるので、これについて説明する。中図
柄列80bにおいて、速度Aによる変動が右図柄列80
aの変動停止まで行われ、その速度Aによる変動から速
度Cによる微少時間(0.250秒)の変動を経て速度
Dによる所定時間(2.814秒〜5.360秒)の変
動が行われて停止する。ここで、速度Cは、速い変動で
あり、速度Dは、ゆっくりとした変動(0.134秒/
図柄)後、徐々に遅くなって停止する変動である。ま
た、速度Aと速度Cとの変わり目に左右の停止図柄と同
じリーチ図柄の2図柄手前のデータがセットされ、速度
Dにおける変動で大当りの対象となる図柄及びその前後
の図柄以外の図柄で停止するように制御される。
【0028】次に、リーチの変動動作について図15
及び図16を参照して説明すると、始動信号S3の導出
後、右図柄列80cが停止するまでは、リーチと同じ
であるが、中図柄列80bの変動態様が前記ランダムR
CHの値によって異なるように制御される。即ち、ラン
ダムRCHの値が「0」のとき(図15参照)は、前記
リーチと同じ態様で変動制御される。ただし、停止図
柄が大当りの対象となる図柄及びその前後の図柄で停止
するように制御される点で相違する。以下、図16を参
照して、ランダムRCHの値が「1」のときには、速度
Dで変動される時間が長く設定(5.494秒〜8.0
40秒)されることを除いて上記と同じ変動態様であ
る。ランダムRCHの値が「2」又は「3」のときに
は、速度Dに代えて速度Eの変動が一定時間(8.04
0秒)行われた後、速度Fによる変動が所定時間(0.
532秒〜2.128秒)行われて停止する。ここで、
速度Eは、ゆっくりとした一定の変動(0.134秒/
図柄)であり、速度Fは、大当りの対象となる1図柄手
前から対象となる図柄の通過までをさらにゆっくり
(0.266秒/図柄)とした変動で他の図柄のときに
は速い(0.038秒/図柄)変動である。ランダムR
CHの値が「4」又は「5」のときには、上記変動動作
のうち、速度Fによる変動が長くなる(2.296秒〜
4.256秒)点を除いて同じである。同様に、ランダ
ムRCHの値が「6」のときには、速度Fによる変動が
さらに長くなり(3.976秒〜6.384秒)、ラン
ダムRCHの値が「7」のときには、速度Fによる変動
がもっと長くなる(5.656秒〜8.246秒)。
【0029】次に、大当りの変動動作について図17及
び図18を参照して説明すると、始動信号S4の導出
後、右図柄列80cが停止するまでは、リーチ及びリ
ーチと同じであるが、中図柄列80bの変動態様が前
記ランダムRCHの値によって異なるように制御され
る。即ち、ランダムRCHの値が「0」のとき(図17
参照)は、前記リーチとほぼ同じで速度Dによる変動
時間が長くなる(7.638秒〜7.906秒)態様で
変動制御される。ただし、停止図柄が大当りの対象とな
る図柄で停止するように制御される点で相違する。ラン
ダムRCHの値が「1」のとき(図17参照)は、上記
変動態様と同じ態様の変動後、さらに0.75図柄分の
変動を行った後、一旦停止し、その後、0.75図柄分
逆方向に変動して大当りとなる組合せを出現させる。以
下、図18を参照して、ランダムRCHの値が「2」の
ときには、速度Dに代えて速度Eの変動が所定時間
(6.298秒〜7.504秒)行われた後、一旦停止
し、その後、速度Gで大当り図柄に一致するまで(0.
268秒〜2.680秒)変動される。速度Gは、図1
9に示すように、さらにゆっくりとした一定の変動後、
徐々に遅くなって停止する速度(0.266秒/図柄)
である。ランダムRCHの値が「3」のときには、速度
Eの変動が一定時間(8.040秒)行われた後、速度
Fによる変動が所定時間(1.064秒〜1.596
秒)行われて停止する。ランダムRCHの値が「4」の
ときには、上記変動動作のうち、速度Fによる変動が長
くなる(2.828秒〜4.256秒)点を除いて同じ
である。同様に、ランダムRCHの値が「5」のときに
は、速度Fによる変動がさらに長くなり(4.508秒
〜5.852秒)、ランダムRCHの値が「6」又は
「7」のときには、速度Fによる変動がもっと長くなる
(6.188秒〜8.246秒)。
【0030】また、画像表示装置40の変動終了後、の
動作について図20乃至図24を参照して説明する。図
20は、変動の結果、大当り遊技状態となった場合の可
変入賞球装置6の動作を示すタイムチャートであり、図
21は、大当り終了後、画像表示装置40の変動開始ま
での動作を示すタイムチャートであり、図22は、変動
の結果、外れとなった場合の画像表示装置40の変動開
始までの動作を示すタイムチャートである。また、図2
3は、大当りとなった場合の飾りLED25a,25b
(B)の変動動作を示すタイムチャートであり、図24
は、停止する飾りLED−Bとランダム数との関係を示
す一覧表図である。
【0031】まず、図20において、中図柄列80bの
変動が停止した後、微少時間(0.500秒)が経過し
て時点で大当りであることのチェックが行われると同時
にランダムKZU(C_RND_KZUと表示)から1
つの値が抽出される。このランダムKZUは、図24に
示されるように、飾りLED−Bのうち、どのLEDを
点灯表示するか否かを決定するためのランダム数であ
る。これについては、後に詳述する。上記チェックの
後、所定時間(7.000秒)が経過すると、可変入賞
球装置6の開閉部材9を開放すべくソレノイド10が所
定時間(29.500秒)ONされる。開閉部材9の開
放終了後の所定時間(2.000秒)は、役物連続作動
装置作動有効時間として設定され、その時間内に特定領
域スイッチ12がONすれば、継続権が成立するように
制御される。
【0032】図21において、可変入賞球装置6の最終
回の開放動作が終了して所定時間(10.000秒)が
経過し、その経過した時点で始動入賞記憶がある場合に
は、微少時間(0.002秒)後に左図柄列80aの変
動が開始される。また、図22において、中図柄列80
bの変動停止後、その表示結果が外れである場合には、
所定時間(0.500秒)経過した時点で始動入賞記憶
がある場合に、微少時間(0.002秒)後に左図柄列
80aの変動が開始される。
【0033】図23において、中図柄列80bの変動が
停止した後、微少時間(0.500秒)が経過した時点
で大当りであることのチェックが行われ、それと同時に
飾りLED−Bの点灯位置が順次変化する変動が一定時
間(5.000秒)行われ、ランダムKZUで抽出され
た値に対応する飾りLED−Bの位置で変動を停止す
る。なお、ランダムKZUは、0〜19までの20通り
の数値が刻々と変化するランダム数であり、図24に示
すように、各ランダム数が10個の表示部を有する飾り
LED−Bにそれぞれ対応するように設定されている。
【0034】また、画像表示装置40は、変動表示動作
だけでなく、大当り遊技状態時においても、各種の表示
(例えば、継続回数、V入賞、故障表示等)がなされる
ものであるが、前記したレンティキュラ板54の影響に
よって立体的に映像が表示される場合の例について図2
5乃至図27を参照して説明する。図25乃至図27
は、立体表示される場合と平面表示される場合のタイミ
ングチャートを示す。図25において、始動入賞に基づ
く図柄列80a〜80cの変動において、最初と2番目
の図柄列80a,80cの停止によってリーチ状態とな
った場合の立体表示と平面表示の切換制御は、何通りも
考えられる。まず、第1番目として、リーチ状態となっ
てリーチフラグがセットされた場合に、両眼視差の対象
となる表示素子の色調を異ならせて中図柄列80bの変
動図柄を立体的に視認(3Dと表示)させ、リーチフラ
グのリセットと共に立体画像から平面画像(2Dと表
示)に切換制御することができる。第2番目として、変
動後、大当り遊技状態の継続中(大当り動作フラグのセ
ット状態)における各種の表示画像を立体画像に切り換
え、大当りの終了と共に平面画像に切換制御することも
できる。第3番目として、すべての図柄列80a〜80
cの変動中にその変動がリーチ表示になる旨を報知する
形式のものでは、リーチ予告フラグがセットされたとき
に所定の変動時間だけすべての図柄列80a〜80cの
変動図柄を立体画像に切換制御することもできる。第4
番目として、例えば、前記図15及び図16に示すリー
チのスペシャルリーチ状態となる場合に、スペシャル
リーチフラグがセットされたときに所定の変動時間だけ
中図柄列80bの変動図柄を立体画像に切換制御するこ
ともできる。第5番目として、複数の大当り図柄のう
ち、予め確変図柄として定められた大当り図柄(例え
ば、「7」)の組合せによって大当り遊技状態となり、
その大当り遊技状態の終了後に画像表示装置40の変動
において大当り図柄の組合せの出現確率が向上する形式
のものにおいては、確変フラグがセットされた後のすべ
ての変動動作において立体画像で行い、確変フラグのリ
セットによって平面画像に切換制御することもできる。
【0035】また、図26において、リーチフラグがセ
ットされて中図柄列80bが変動している状態におい
て、リーチとなっている図柄(図示の場合には「7」)
の変動前後だけを立体画像に切換制御し、他の図柄の変
動時を平面画像に切換制御することもできる。また、始
動入賞時に抽出されるランダム数によって大当りか否か
が変動前から分かっているので、変動開始時に大当りフ
ラグがセットされている場合には、確図柄列80a〜8
0cの変動停止時における大当り図柄だけを所定時間立
体画像として切換制御することもできる。更に、図27
において、始動入賞時に抽出されるランダム数のうち、
予め定められたランダム数(図示の場合には、c,e)
を抽出した始動入賞に対応する変動動作全体を立体画像
として切換制御することができる。また、所定回数(図
示の場合には、10の倍数回目)目の始動入賞に対応す
る変動動作全体を立体画像として切換制御することもで
きる。その他、図示しないが、各種の遊技状態に応じて
発生される信号に基づいて立体画像と平面画像とを切換
制御しても良い。
【0036】次に、ランプ・LED、及びスピーカ等の
表示装置のより具体的な動作について図28乃至図31
を参照して説明する。図28乃至図31は、各遊技状態
に応じて表示されるランプ、LED、及びスピーカの動
作を示す一覧表図である。なお、図中、丸印は、点灯状
態を示し、丸印の中にバツがある表示は、点滅状態を示
し、黒丸は、変動(点灯移動)状態を示す。
【0037】まず、電源を投入した通常の遊技状態で
は、飾りLED−Cが500ms間隔で点滅表示し、飾
りLED−Bの左上1個(「1」の図柄表示されてい
る)のみが点灯した状態となっている。また、個数表示
LED14は、「0」を点灯表示している。更に、スピ
ーカ30は、効果音を発生しない。
【0038】また、始動入賞口4への入賞時及び変動中
には、風車ランプ19a,19b、センターランプ5
7、袖ランプ23a,23b、サイドランプ24a,2
4b、アタッカーランプ16、肩LED21a,21
b、飾りLED−A,Cが256ms間隔で点滅作動し
(ただし、肩LED及び飾りLED−Cは、途中から1
28msの点滅動作に変わる)、飾りLED−Bが
「1」を除くすべてのLEDが256msだけ点灯した
後、128ms間隔で点滅表示され、効果音として図柄
の変動開始時にスロットレバー音屋開始音が発生され、
変動中には、変動音が発生され、停止時に停止音が発生
される。なお、始動入賞口4への打玉の入賞毎に始動記
憶表示LED43が記憶数に応じて左から順に点灯表示
される。
【0039】また、変動中にリーチとなったときには、
遊技効果ランプ27と袖ランプ19a,19bとV表示
LED15を除くレール飾りランプ26、風車ランプ1
9a,19b、センターランプ57、サイドランプ24
a,24b、アタッカーランプ16、肩LED21a,
21b、飾りLED−A,Cが128msの速い間隔で
同期的に又は交互に点滅動作を行い、飾りLED−Bが
「1」を除くすべてのLEDがOFF256ms・ON
128msの点滅動作を行い、効果音としてもリーチ音
及び停止音を発生する。
【0040】図柄停止から判定までの所定時間(0.5
00秒)の間は、袖ランプ23a,23bが500ms
の間点灯し、飾りLED−Bの「1」に対応するLED
が点灯する。効果音としては、特に発生されない。
【0041】次に、大当り遊技状態となったときには、
開閉部材9(大入賞口と表示)の開放前と、大入賞口の
開放中と、特定領域11の通過時と、次回の開放までの
間と、すべての開放サイクルが終了した後と、の5段階
に分けられる。そこで、これらを順次説明すると、ま
ず、大入賞口の開放前の第1段階の所定時間(7.00
0秒)においては、飾りLED−Cが80ms間隔で点
滅し、それ以外のすべてのランプ及びLEDが96ms
又はその倍数時間による点滅動作を行い、飾りLED−
Bが5.000〜5.452秒変動し、ランダムKZU
に対応した値の位置で停止して、その停止位置のLED
を点灯させる。また、大当りの開始時には、大当り開始
音として「おめでとう」という音声が発生され、インタ
ーバル中には、「ヤッタわね」「フィーバー」という音
声が発生される。
【0042】また、大入賞口の開放中には、すべてのラ
ンプ及び飾りLEDが200msの間隔、又は200m
sの倍数に対応するONとOFFとの間隔で点滅され、
V表示LED15が4個ずつ交互に点灯移動され、飾り
LED−Bが停止位置のLEDを点灯させるが、他のL
EDは、250msの間隔で点滅され、個数表示LED
14が入賞個数を点灯表示する。また、効果音として1
〜5回目の開放音「お待たせ」、6〜10回目の開放音
「ごめんなさい」、11〜15回目の開放音「お待たせ
しました」、最終回の開放音「ラストよ、がんばって
ね」がそれぞれ発生される。
【0043】また、打玉が特定領域11を通過したとき
の所定時間(1.320秒)においては、センターラン
プ57及びサイドランプ24a,24bを除くすべての
ランプが200ms間隔で点滅し、すべての飾りLED
が100ms又は100msの倍数に対応するONとO
FFとの間隔で点滅し、飾りLED−Bだけが1周期2
00msで点灯移動する。また、効果音として「ヤッタ
ー」というV入賞音が発生される。
【0044】また、大入賞口の開放が終了して次回の開
放までのインターバル時間(2.000秒)において
は、すべてのランプ及びLEDが250msの間隔、又
は250msの倍数に対応するONとOFFとの間隔で
点滅し、V表示LED15が4個ずつ交互に500ms
の周期で点灯移動する。効果音もインターバル音が発生
される。
【0045】最後の開放サイクルが終了した後の一定時
間(10.000秒)においては、アタッカーランプ1
6を除くすべてのランプ及びLEDが250msの間隔
で点滅し、効果音として「バイバイ、またね」という終
了音が発生される。
【0046】更に、異常が発生したときには、サイドラ
ンプ24a,24bが点灯状態を保持し、個数表示LE
D14が異常に応じた文字「1,2,3,4,6,8,
A,C」のいずれかを表示し、また、効果音も異常に応
じたエラー音声が発生される。
【0047】以上、画像表示装置40を備えた遊技機の
構成について説明してきたが、本実施例における画像表
示装置40は、液晶パネル55の前方に液晶パネル55
に表示される画像を立体表示するレンティキュラ板54
を配置したので、液晶パネル55の表示素子のうち、隣
り合う表示素子を両眼視差用の画像とした場合、隣り合
う表示素子に同一色調データを送ると、両眼視差がなく
なりレンティキュラ板54を通過しても画像が平面的に
見え、逆に、隣り合う表示素子に異なる色調データを送
ると、両眼視差が大きくなりレンティキュラ板54を通
過して画像が立体的に見える。したがって、遊技状態に
応じて画像の色調データを制御することにより、液晶パ
ネル55に表示される画像が平面的に視認されたり、あ
るいは立体的に視認されたりして遊技者により強い装飾
効果を訴えることができるとともに、遊技者の興趣を盛
り上げることができる。
【0048】ところで、上記画像表示装置40による画
像の立体表示は、液晶パネル55の表示素子への色調デ
ータの送信制御に基づいて、部分的な立体表示態様が可
能であり、また、このような画像の部分的な立体表示
を、前記図25及び図26に示すリーチや大当り等の所
定条件の成立に応じて行うことで、リーチや大当り等を
視覚的に盛り上げることができる。以下、このような画
像の部分的な立体表示態様について説明する。先ず、図
32(A)において、液晶パネル55の表示面に、左・
中・右の各図柄列80a〜80cからなる図柄表示領域
81と、該図柄表示領域81の外周を囲む枠表示領域8
2と、を設け、所定条件の成立に応じて枠表示領域82
を立体表示する。また、このとき、枠表示領域82を上
枠表示領域82aと左枠表示領域82bと右枠表示領域
82cとに3分割し、各領域82a〜82c毎に立体表
示における遠近感を異ならせて設定しても良い。なお、
立体表示における遠近感は、立体感を作り出す2つの表
示素子の間隔設定を異ならせることで可能である。
【0049】次に、液晶パネル55の表示面を前記図柄
表示領域81のみから構成した場合での部分的な立体表
示態様について説明する。先ず、図32(B)におい
て、左・右の各図柄列80a・80cの停止表示にてリ
ーチになると、最終停止図柄領域(中図柄列80b)あ
るいはそれ以外の領域(左右の各図柄列80a・80
c)の何れか一方を立体表示する。そして、図32
(C)に示すように、中図柄列80bの停止表示に伴っ
て大当り図柄が揃うと、各図柄列80a〜80cの表示
図柄83あるいはそれ以外の背景領域84の何れか一方
を立体表示する。
【0050】また、リーチ時における立体表示として
は、図33(A)に示すように、リーチ該当領域85
(図33(A)中の斜線領域)あるいはそれ以外の領域
の何れか一方を立体表示しても良い。なお、最終停止図
柄領域(中図柄列80b)の立体表示については、大当
りとなる該当図柄(図33(A)の場合、「7」)を変
動させながら立体表示しても良い。そして、図33
(B)に示すように、中図柄列80bの停止表示に伴っ
て大当り図柄が揃うと、その大当り図柄が揃った前記リ
ーチ該当領域85あるいはそれ以外の領域の何れか一方
を立体表示する。また、前述のような立体表示における
遠近感は、図33(C)に示す大当り図柄86等の所定
図柄あるいは所定領域毎に異ならせて設定することも可
能である。
【0051】なお、上記した実施例では、画像表示装置
40として液晶ユニット53によって構成されるものを
示したが、CRTやプラズマ表示器で構成される画像表
示装置でも良い。また、上記した実施例では、遊技機と
して弾球遊技機の代表例であるパチンコ遊技機を示した
が、画像表示装置40を備えた遊技機であれば、例え
ば、スロットマシンやテレビゲーム機等の遊技機であっ
ても良い。
【0052】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、画像表示装置に表示される画像
の色調を所定条件の成立に応じて変化させる色調制御手
段と、画像表示装置の前方に配置されると共に前記色調
制御手段の色調制御に基づいて画像を部分的に立体表示
し得る立体画像表示板と、を備えたので、画像が立体的
に視認でき、遊技者により強い装飾効果を訴えることが
できる。また、立体画像表示板には、リーチや大当り等
の所定条件の成立に応じた色調制御手段の色調制御に基
づいて、リーチ図柄等の画像が部分的に立体表示される
ため、遊技状態に応じて立体感のコントラストを表現す
ることができ、遊技に対する興趣を盛り上げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る遊技機の遊技盤の拡大正面図であ
る。
【図2】遊技盤の背面図である。
【図3】遊技盤に設けられる画像表示装置の正面図であ
る。
【図4】画像表示装置の断面図である。
【図5】レンティキュラ板により立体画像が視認できる
原理を説明するための原理図である。
【図6】レンタィキュラ板と画像表示装置の他の配置関
係を示す概略図である。
【図7】遊技動作を制御するメイン制御回路のブロック
図である。
【図8】遊技動作を制御するサブ制御回路のブロック図
である。
【図9】画像表示装置に表示される図柄列の順序を示す
一覧表図である。
【図10】大当りとなる図柄の配列を示す一覧表図であ
る。
【図11】当り外れ等に使用されるランダム数の一覧表
図である。
【図12】打玉が始動入賞口に入賞したときに決定され
る当り図柄及び外れ図柄の選択方法を説明する説明図で
ある。
【図13】始動入賞口への打玉の入賞に基づいて結果的
に外れとなる場合の画像表示装置の変動動作を示すタイ
ムチャートである。
【図14】始動入賞口への打玉の入賞に基づいてリーチ
となる場合の画像表示装置の変動動作を示すタイムチャ
ートである。
【図15】始動入賞口への打玉の入賞に基づいてスペシ
ャルリーチとなる場合の画像表示装置の変動動作を示す
タイムチャートである。
【図16】始動入賞口への打玉の入賞に基づいてスペシ
ャルリーチとなる場合の画像表示装置の変動動作を示す
続きのタイムチャートである。
【図17】始動入賞口への打玉の入賞に基づいて結果的
に大当りとなる場合の画像表示装置の変動動作を示すタ
イムチャートである。
【図18】始動入賞口への打玉の入賞に基づいて結果的
に大当りとなる場合の画像表示装置の変動動作を示す続
きのタイムチャートである。
【図19】図13乃至図18に示される図柄列の変動速
度を説明するための説明図である。
【図20】変動終了後の大当りとなった場合の可変入賞
球装置の動作を示すタイムチャートである。
【図21】大当り終了後に始動記憶がある場合の画像表
示装置の動作を示すタイムチャートである。
【図22】変動終了後に外れとなり、しかも始動記憶が
ある場合の画像表示装置の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図23】飾りLED−Bの動作を示すタイムチャート
である。
【図24】飾りLED−Bの停止位置を決定するランダ
ム数と停止LEDとの関係を示す一覧表図である。
【図25】立体画像と平面画像の切換制御の一例を示す
タイムチャートである。
【図26】同じく立体画像と平面画像の切換制御の一例
を示すタイムチャートである。
【図27】同じく立体画像と平面画像の切換制御の一例
を示すタイムチャートである。
【図28】各遊技状態に応じて表示されるランプの動作
を示す一覧表図である。
【図29】各遊技状態に応じて表示されるランプ、及び
LEDの動作を示す一覧表図である。
【図30】各遊技状態に応じて表示されるLEDの動作
を示す一覧表図である。
【図31】各遊技状態に応じて表示されるスピーカの動
作を示す一覧表図である。
【図32】同図(A)は液晶パネルの表示面が図柄表示
領域と枠表示領域とからなる場合での立体表示態様を示
す説明図であり、同図(B)はリーチ時における立体表
示態様を示す説明図であり、また、同図(C)は大当り
時における立体表示態様を示す説明図である。
【図33】同図(A)はリーチ時における他の立体表示
態様を示す説明図であり、同図(B)は大当り時におけ
る他の立体表示態様を示す説明図であり、また、同図
(C)は遠近感のある立体表示態様を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 遊技盤 4 始動入賞口 6 可変入賞球装置 9 開閉部材 11 特定領域 12 特定領域スイッチ 13 10カウントスイッチ 40 画像表示装置 46 通過玉転動面 47 放出口 48a,48b ワープ出口 49a,49b 誘導樋 50 表示窓 51 表示拡大レンズ 52 筒枠 53 液晶ユニット 54 レンティキュラ板(立体画像表示板) 55 液晶パネル 58 ハーフミラー 60 基本回路(色調制御手段) 80a・80b・80c 図柄列 81 図柄表示領域 82 枠表示領域 83 表示図柄 84 背景領域 85 リーチ該当図柄 86 大当り図柄

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別情報等の画像を可変表示し得る画像
    表示装置を備えた遊技機において、 前記画像表示装置に表示される画像の色調を所定条件の
    成立に応じて変化させる色調制御手段と、 前記画像表示装置の前方に配置されると共に前記色調制
    御手段の色調制御に基づいて前記画像を部分的に立体表
    示し得る立体画像表示板と、を備えたことを特徴とする
    遊技機。
  2. 【請求項2】 前記立体画像表示板に立体表示される画
    像の遠近感を各表示箇所に応じて異なって設定したこと
    を特徴とする請求項1記載の遊技機。
JP6252869A 1994-09-20 1994-09-20 遊技機 Withdrawn JPH0884835A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004201902A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2008149170A (ja) * 2008-03-10 2008-07-03 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機のワープ機構
JP2013244306A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Sophia Co Ltd 遊技機
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