JP4722614B2 - 方向性結合器及び180°ハイブリッドカプラ - Google Patents

方向性結合器及び180°ハイブリッドカプラ Download PDF

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Description

この発明は、結合線路断面の結合度が線路長さ方向に対して連続的に変化し、線路長さ方向の結合度分布が単調増加するテーパ形結合線路によって構成される非対称テーパ結合線路形とした方向性結合器及びに180°ハイブリッドカプラに関するものである。
従来の非対称テーパ結合線路形方向性結合器では、結合線路断面の結合度が線路長さ方向に対して連続的に変化し、線路長さ方向の結合度分布が単調増加するテーパ形結合線路によって構成されるため、結合線路の断面形状が階段状に変化して電磁界の乱れを生じ反射特性を劣化させる原因となる結合線路間の接続部がなく、反射特性の良好な方向性結合器を得ることができる特徴があるが、結合線路と入出力線路の接続部に不連続構造が存在し、動作周波数が高くなり波長が短くなると、この不連続構造部の影響により特性が劣化する問題があった。特に、密結合側の結合線路と入出力線路との接続部の不連続構造による特性の劣化が大きいという問題があった。
これまで、この密結合側の結合線路と入出力線路との接続部の不連続構造による特性劣化を抑制するために、結合線路と入出力線路との接続部において、2つの入出力線路が交差する領域が最小となるように構成することで、結合線路と入出力線路との接続部に存在する線路間静電容量を低減し特性の改善を図ることが試みられている(例えば、非特許文献1参照)。
また、結合線路と入出力線路との接続部近傍の結合線路において、その線路間の誘電体を一部取り除き空隙区間を作ることで、線路間静電容量を低減させ特性を改善する方法に関して、その空隙区間の大きさの決定方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
HARLAN HOWE, JR., 著「STRIPLINE CIRCUIT DESIGN」ARTECH HOUSE、INC., 1974年, P174 特開平9−246819号公報(要約、図1)
上述した非特許文献1に開示された非対称テーパ結合線路形方向性結合器では、密結合側の結合線路と入出力線路との接続部において、2つの入出力線路が交差する領域を最小となるように構成としており、方向性結合器の2つの出力端子の設置位置が逆方向になるため、例えば、2つの方向性結合器を縦属接続し180度ハイブリッド回路を構成する場合、2つの方向性結合器の接続用配線が複雑化し、かつ、回路が大型化する問題があった。また、結合線路と入出力線路との接続部近傍の線路間静電容量の低減のみで特性改善を図っているため、それだけでは十分な特性改善効果が得られないという問題があった。
また、特許文献1に開示された非対称テーパ結合線路形方向性結合器では、非特許文献1記載の非対称テーパ結合線路形方向性結合器で問題となる、方向性結合器の2つの出力端子の設置位置が逆方向になる問題は解決されるが、非特許文献1記載の非対称テーパ結合線路形方向性結合器と同様に、結合線路と入出力線路との接続部近傍の線路間静電容量の低減のみで特性の改善を図っているため、それだけでは十分な特性改善効果が得られないという問題があった。
この発明は、前記のような問題点を解決するためになされたもので、方向性結合器の2つの出力端子が同一方向となる回路構成で、かつ、良好な特性を有する入出力線路と結合線路との接続構造を有する非対称テーパ結合線路形の方向性結合器及び180°ハイブリッドカプラを提供することを目的とする。
この発明に係る方向性結合器は2つの線路導体により構成される結合線路の断面の結合度が線路長さ方向に対して連続的に変化し、線路長さ方向の結合度分布が単調増加するテーパ形結合線路によって構成される非対称テーパ結合線路形とした方向性結合器において、前記結合線路の密結合側の端部と入出力線路との接続部近傍に、接続部の寄生成分による反射係数を打ち消し合い、接続部で反射係数が広帯域にわたって小さくなる接続構造を有し、前記結合線路は、第1の誘電体基板の上下面それぞれに前記第1の誘電体基板を挟んでほぼ平行に前記線路導体としての第1と第2のストリップ導体を密着させて配置し、前記第1の誘電体基板の上下面それぞれに前記第1の誘電体基板と反対側の面上に地導体を設けた第2と第3の誘電体基板を密着させて構成され、前記結合線路の密結合側の端部と入出力線路との接続部近傍の接続構造は、前記第1の誘電体基板の誘電率が等価的に低くなるように構成することで前記第1と第2のストリップ導体間の静電容量を低減させる構造と、前記第1と第2のストリップ導体に1つまたは複数個の微小なストリップ導体状の突起を、ストリップ導体と地導体の間の静電容量を増加させ、ストリップ導体間の静電容量に影響を与えない位置に設けた構造とを有することを特徴とする。
さらに、2つの線路導体により構成される結合線路の断面の結合度が線路長さ方向に対して連続的に変化し、線路長さ方向の結合度分布が単調増加するテーパ形結合線路によって構成される非対称テーパ結合線路形とした方向性結合器において、前記結合線路の密結合側の端部と入出力線路との接続部近傍に、接続部の寄生成分による反射係数を打ち消し合い、接続部で反射係数が広帯域にわたって小さくなる接続構造を有し、前記結合線路は、第1の誘電体基板の上下面それぞれに前記第1の誘電体基板を挟んでほぼ平行に前記線路導体としての第1と第2のストリップ導体を密着させて配置し、前記第1の誘電体基板の上下面それぞれに第2と第3の誘電体基板を密着させて配置し、前記第2の誘電体基板の上の面に前記第2の誘電体基板と反対側の面上に地導体を設けた第4の誘電体基板を密着させて配置し、前記第3の誘電体基板の下の面に前記第3の誘電体基板と反対側の面上に地導体を設けた第5の誘電体基板を密着させて構成され、前記結合線路の密結合側の端部と入出力線路との接続部近傍の接続構造は、前記第1の誘電体基板の誘電率が等価的に低くなるように構成することで前記第1と第2のストリップ導体間の静電容量を低減させる構造と、前記接続部近傍の前記第4と第5の誘電体基板の地導体と反対側の面上に前記第1と第2のストリップ導体と対向する位置に第3と第4のストリップ導体を密着させて配置し、前記第3と第4のストリップ導体と地導体とが接続されるように前記第4と第5の誘電体基板それぞれにヴィアホールもしくはスルーホールを設けることにより、ストリップ線路間の静電容量に影響することなくストリップ導体と地導体との間の静電容量を増加させる構造とを有することを特徴とする。
また、この発明に係る180°ハイブリッドカプラは、前記方向性結合器を2つ従属接続して構成されたことを特徴とする。
この発明によれば、非対称テーパ結合線路形方向性結合器の結合線路と入出力線路との接続部の不連続構造による特性劣化を抑制し、高い周波数でも良好な特性を有する。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を示す図1から図3に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係る方向性結合器を示す構成図、図2は、図1のa−a断面図、図3は、結合線路の密結合側の端部と入出力線路との接続部の電磁界解析結果から抽出した接続部の等価回路図である。
図1に示す方向性結合器は、2つの線路導体により構成される結合線路の断面の結合度が線路長さ方向に対して連続的に変化し、線路長さ方向の結合度分布が単調増加するテーパ形結合線路によって構成される非対称テーパ結合線路形とした方向性結合器において、結合線路の密結合側の端部と入出力線路との接続部近傍に、接続部の寄生成分による反射係数を打ち消し合い、接続部で反射係数が広帯域にわたって小さくなる接続構造を有するものである。
図1に示す方向性結合器において、線路導体としてのストリップ導体1およびストリップ導体2によって結合線路3が構成される。この結合線路3と、結合線路3からストリップ導体1とストリップ導体2が反対方向に分岐された入出力線路4との接続部の不連続構造5の近傍の入出力線路4を構成するストリップ導体1には微少なストリップ導体状の突起でなるオープンスタブ7aが設けられ、不連続構造5の近傍の結合線路3を構成するストリップ導体1にはオープンスタブ7bが設けられ、不連続構造5の近傍の入出力線路4を構成するストリップ導体2にはオープンスタブ8aが設けられ、不連続構造5の近傍の結合線路3を構成するストリップ導体2にはオープンスタブ8bが設けられている。また、ストリップ導体1とストリップ導体2の間には空気層6が設けられている。
次に、図2を用いて、図1の線路構造について説明する。
図2において、9a、9b、9cは第1〜第3の誘電体基板である。誘電体基板9aには、その一方の面、即ち図において上の面に地導体パターン10aが設けられており、当該地導体パターン10aが設けられた面の反対の側の面、即ち図において下の面にはストリップ導体1が設けられている。誘電体基板9bには、その誘電体基板の一部を取り除くことにより空気層6が設けられている。誘電体基板9cには、その一方の面、即ち図において上の面にストリップ導体2が設けられており、当該ストリップ導体2が設けられた面の反対の側の面、即ち図において下の面には地導体パターン10bが設けられている。これら、誘電体基板9a、9b、9cにおいて、誘電体基板9aと誘電体基板9cが、誘電体基板9bを間に挟み、かつ、それぞれの地導体パターン10a、10bが外側になるように向かい合わせに積層されることにより、トリプレート線路型結合線路を構成している。
接続部の等価回路図を示す図3において、11a、11bは入出力線路4への接続端子、12a、12bは結合線路3への接続端子、13a、13b、13c、13dは自己インダクタンス、14a、14bはストリップ導体1及び2と地導体10a及び10bとの間の静電容量、15a、15bはストリップ導体1と2との間の静電容量である。
次に動作について説明する。
不連続構造5では、結合線路3の密結合側に存在し、かつ、不連続構造5を構成するストリップ導体1とストリップ導体2が非常に近接して配置されるため、結合線路3側の結合状態を考慮した解析が必要である。結合線路3を同相励振した場合と逆相励振した場合それぞれについて電磁界解析を行い、その電磁界解析結果から図3の等価回路および等価回路パラメータを求める。
このように求めた図3の等価回路から、ストリップ導体1と2間の静電容量15a、15bを低減し、かつ、ストリップ導体1及び2と地導体10a及び10b間の静電容量14a、14bを増加させることで、自己インダクタンス13a、13b、13c、13dを補償することにより、不連続構造5の寄生成分による反射係数が打ち消し合い、不連続構造5での特性劣化の抑制が可能である。
これを実現する一例を示したのが、図1の空気層6とオープンスタブ7a、7b、8a、8bであり、空気層6によりストリップ導体間の静電容量15a、15bを低減し、かつ、オープンスタブ7a、7b、8a、8bによりストリップ導体間の静電容量15a、15bを増加させることなく、ストリップ導体と地導体間の静電容量14a、14bを増加させることができ、不連続構造5での特性劣化を抑制している。
図1の例では、オープンスタブを結合線路3側および入出力線路4側にそれぞれ2つづつ配置しているが、結合線路3もしくは入出力線路4どちらか一方でもよいし、その個数は1つでも、また、2つ以上でもよい。また、図1の例では、空気層6を設けることで、等価的にストリップ導体1とストリップ導体2の間の誘電率を低下させることにより、ストリップ導体間静電容量15a、15bを低減しているが、誘電体基板9bの誘電率よりも小さな誘電率をもつ他の誘電体と置き換えることもできる。
以上のように、この実施の形態1によれば、非対称テーパ結合線路形方向性結合器の結合線路3と入出力線路4との接続部の不連続構造5による特性劣化を抑制し、高い周波数でも良好な特性を有する非対称テーパ結合線路形方向性結合器を提供できる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、図3の等価回路において、ストリップ導体1と2間の静電容量15a、15bに影響を与えることなく、ストリップ導体1及び2と地導体10a及び10b間の静電容量14a、14bを増加させるのに、不連続構造5の近傍にオープンスタブ7a、7b、8a、8bを設置するようにしたものであるが、基板の多層化が容易な場合において、より効果的にストリップ導体と地導体間の静電容量14a、14bを増加させる実施の形態を示す。
以下、この発明の実施の形態2を示す図4、図5に基づいて説明する。
図4は、この発明の実施の形態2に係る方向性結合器を示す構成図、図5は、図4のb−b断面図である。これらの図において、図1と図2と同一または相当の部分については同一の符号を付しその説明を省略する。図4及び図5において、新たな符号として、16a、16bはストリップ導体であり、17a、17b、17c、17d、17eは誘電体基板である。
次に、図5を用いて、図4の線路構造について説明する。
図5において、誘電体基板17aには、その一方の面、即ち図において上の面に地導体パターン18aが設けられており、当該地導体パターン18aが設けられた面の反対の面、即ち図において下の面にはストリップ導体16aが設けられており、誘電体基板17aに設けられたビィア19aによりストリップ導体16aと地導体パターン18aが電気的に接続されている。誘電体基板17bには、その一方の面、即ち図において下の面にストリップ導体パターン1が設けられている。誘電体基板17cには、その誘電体基板の一部を取り除くことにより空気層6が設けられている。誘電体基板17dには、その一方の面即ち図の上の面にストリップ導体2が設けられている。誘電帯基板17eには、その一方の面、即ち図において上の面にストリップ導体16bが設けられており、当該ストリップ導体16bが設けられた面の反対の面、即ち図において下の面には地導体パターン18bが設けられており、誘電体基板17eに設けられたビィア19bによりストリップ導体16bと地導体パターン18bが電気的に接続されている。これら誘電体基板17a、17b、17c、17d、17eが図に示すように地導体パターン18a、18bが外側になるように順に積層されることにより、トリプレート線路型結合線路を構成している。
次に動作について説明する。
地導体パターン18aとビィア19aによって電気的に接続されたストリップ導体16aとストリップ導体1は、誘電体基板17bを挟んで対向して設置されているため、ストリップ導体16aとストリップ導体1の間で容量性素子を形成することができ、実施の形態1のオープンスタブ7a、7bと同様の働きをする。また、地導体パターン18bとビィア19bによって電気的に接続されたストリップ導体16bとストリップ導体2は、誘電体基板17dを挟んで対向して設置されているため、ストリップ導体16bとストリップ導体2の間で容量性素子を形成することができ、実施の形態1のオープンスタブ8a、8bと同様の働きをする。
したがって、実施の形態1と同様に、図3の等価回路に対応させて考えると、空気層6によりストリップ導体間の静電容量15a、15bを低減し、かつ、ストリップ導体16a、ストリップ導体1と誘電体基板17bにより形成される容量性素子と、ストリップ導体16b、ストリップ導体2と誘電体基板17dによって形成される容量性素子により、ストリップ導体間の静電容量15a、15bに影響を与えることなく、ストリップ導体と地導体間の静電容量14a、14bを増加させることにより、不連続構造5での特性劣化を抑制している。
このような構造とすることにより、ストリップ導体と地導体間の静電容量14a、14bの増加分を誘電体基板17b、17dの基板厚の調整により容易に行うことができ、かつ、不連続構造5の極近傍にストリップ導体と地導体間の静電容量14a、14bを増加させる容量性素子を設けることができる利点がある。
図4の例では、空気層6を設けることで、等価的にストリップ導体1とストリップ導体2の間の誘電率を低下させることにより、ストリップ導体間の静電容量15a、15bを低減しているが、誘電体基板17cの誘電率よりも小さな誘電率をもつ他の誘電体と置き換えても良い。また、ストリップ導体16aと地導体パターン18aおよび、ストリップ導体16bと地導体パターン18bの接続にビィアを用いているが、スルーホールとしても良い。
以上のように、この実施の形態2によれば、基板の多層化が容易な場合においては、実施の形態1よりも非対称テーパ結合線路形方向性結合器の結合線路と入出力線路との接続部の不連続構造による特性劣化を抑制する効果を高くすることができ、より高い周波数でも良好な特性を有する非対称テーパ結合線路形方向性結合器を提供できる。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3による180度ハイブリッド回路である。
図6に示す180度ハイブリッド回路は、結合度約8.34dBの実施の形態1に係る非対称テーパ結合線路形方向性結合器20,20と、非対称テーパ結合線路形方向性結合器のテーパ長とほぼ同じ長さの位相遅延線路21とを備える。なお、P1〜P4は入出力端子である。
今、P1より入力されたある周波数帯の電波は、P2からは出力されずP3とP4に同振幅で逆位相の電波が出力され、P2より入力されたある周波数帯の電波は、P1からは出力されずP3とP4に同振幅で同位相の電波が出力され、この回路は180度ハイブリッド回路として動作する。
ここでは、非対称テーパ結合線路形方向性結合器として、実施の形態1の非対称テーパ結合線路形方向性結合器を用いているので、高い周波数帯域においても良好な反射特性、アイソレーション特性を有し、振幅と位相のずれが小さな180度ハイブリッド回路を得ることができる。また、非対称テーパ結合線路形方向性結合器として、実施の形態2の非対称テーパ結合線路形方向性結合器を用いても同様の効果得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る方向性結合器を示す構成図である。 図1のa−a断面図である。 図1及び図2に示す結合線路の密結合側の端部と入出力線路との接続部の電磁界解析結果から抽出した接続部の等価回路図である。 この発明の実施の形態2に係る方向性結合器を示す構成図である。 図4のb−b断面図である。 この発明の実施の形態3に係る180度ハイブリッド回路を示す構成図である。
符号の説明
1,2 ストリップ導体、3 結合線路、4 入出力線路、5 不連続構造、6 空気層、7a,7b,8a,8b オープンスタブ、9a、9b、9c 誘電体基板、10a,10b 地導体パターン、11a,11b 入出力線路4への接続端子、12a,12bは結合線路3への接続端子、13a,13b,13c,13d 自己インダクタンス、14a,14b ストリップ導体1及び2と地導体10a及び10bとの間の静電容量、15a,15b ストリップ導体1と2との間の静電容量、16a,16b ストリップ導体、17a,17b,17c,17d,17e 誘電体基板、18a,18b 地導体パターン、19a,19b ビィア、20 非対称テーパ結合線路形方向性結合器、21 位相遅延線路。

Claims (3)

  1. 2つの線路導体により構成される結合線路の断面の結合度が線路長さ方向に対して連続的に変化し、線路長さ方向の結合度分布が単調増加するテーパ形結合線路によって構成される非対称テーパ結合線路形とした方向性結合器において、
    前記結合線路の密結合側の端部と入出力線路との接続部近傍に、接続部の寄生成分による反射係数を打ち消し合い、接続部で反射係数が広帯域にわたって小さくなる接続構造を有し、
    前記結合線路は、第1の誘電体基板の上下面それぞれに前記第1の誘電体基板を挟んでほぼ平行に前記線路導体としての第1と第2のストリップ導体を密着させて配置し、前記第1の誘電体基板の上下面それぞれに前記第1の誘電体基板と反対側の面上に地導体を設けた第2と第3の誘電体基板を密着させて構成され、
    前記結合線路の密結合側の端部と入出力線路との接続部近傍の接続構造は、前記第1の誘電体基板の誘電率が等価的に低くなるように構成することで前記第1と第2のストリップ導体間の静電容量を低減させる構造と、前記第1と第2のストリップ導体に1つまたは複数個の微小なストリップ導体状の突起を、ストリップ導体と地導体の間の静電容量を増加させ、ストリップ導体間の静電容量に影響を与えない位置に設けた構造とを有する
    ことを特徴とする方向性結合器。
  2. 2つの線路導体により構成される結合線路の断面の結合度が線路長さ方向に対して連続的に変化し、線路長さ方向の結合度分布が単調増加するテーパ形結合線路によって構成される非対称テーパ結合線路形とした方向性結合器において、
    前記結合線路の密結合側の端部と入出力線路との接続部近傍に、接続部の寄生成分による反射係数を打ち消し合い、接続部で反射係数が広帯域にわたって小さくなる接続構造を有し、
    前記結合線路は、第1の誘電体基板の上下面それぞれに前記第1の誘電体基板を挟んでほぼ平行に前記線路導体としての第1と第2のストリップ導体を密着させて配置し、前記第1の誘電体基板の上下面それぞれに第2と第3の誘電体基板を密着させて配置し、前記第2の誘電体基板の上の面に前記第2の誘電体基板と反対側の面上に地導体を設けた第4の誘電体基板を密着させて配置し、前記第3の誘電体基板の下の面に前記第3の誘電体基板と反対側の面上に地導体を設けた第5の誘電体基板を密着させて構成され、
    前記結合線路の密結合側の端部と入出力線路との接続部近傍の接続構造は、前記第1の誘電体基板の誘電率が等価的に低くなるように構成することで前記第1と第2のストリップ導体間の静電容量を低減させる構造と、前記接続部近傍の前記第4と第5の誘電体基板の地導体と反対側の面上に前記第1と第2のストリップ導体と対向する位置に第3と第4のストリップ導体を密着させて配置し、前記第3と第4のストリップ導体と地導体とが接続されるように前記第4と第5の誘電体基板それぞれにヴィアホールもしくはスルーホールを設けることにより、ストリップ線路間の静電容量に影響することなくストリップ導体と地導体との間の静電容量を増加させる構造とを有する
    ことを特徴とする方向性結合器。
  3. 請求項1または2に記載の方向性結合器を2つ従属接続して構成された
    ことを特徴とする180°ハイブリッドカプラ。
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