JP4721088B2

JP4721088B2 - 装身具接続金具及び専用プレート

Info

Publication number: JP4721088B2
Application number: JP2003412535A
Authority: JP
Inventors: 義正山岸
Original assignee: 義正山岸
Priority date: 2003-11-07
Filing date: 2003-11-07
Publication date: 2011-07-13
Anticipated expiration: 2023-11-07
Also published as: JP2005137838A

Description

発明の詳細な説明

本発明は、ネックレス・ブレスレット等紐状装身具類の接続金具及び専用プレートの操作と手段に関するものである。

引輪、フック、中折れ等その他、現在公開されている接続金具類は、其々の用途に分けられて使用されている。
しかし、引輪、フック等は、接続及び取り外しのさいに両手指先の爪を使う細かい作業が有り利用者は不便を感じている。
特にネイル装飾などをしている方々には、爪を使うことが出来ず爪先での操作に困難を来たしている。

発明が解決しようとする課題

本発明は、ネックレス・ブレスレット等紐状装身具類を、装飾及び取り外しの作業を行う場合の操作に関するものである。
また、装飾及び取り外しの作業を簡単に操作することが出来る、装身具接続金具及び専用プレートを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

上記課題を解決するため、請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具は、同型２個の部品を支点の位置に据えた軸孔で重ね、軸孔に通した軸へ内装されたバネを通し、軸を両端で其々が可動な範囲までカシメて、通常は閉口状態を保つことを特徴とするものである。

また、請求項２に記載された本発明に係わる専用プレート本体は、長楕円形の基盤一側内部空間の外側にマイナスアールを形成し、マイナスアールの部分が刃状に削られている事により、開閉口への差込が至極容易になることを特徴とするものである。
かかる発明によれば、軸に通して内装されたバネが機能した閉口状態の、請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具は、視認不可能な頚椎辺りでも親指と人差し指で軽く押さえるだけで開口し、繋がれた専用プレートを至極簡単に外すことが出来ることを特徴とするものである。

及び

以下、添付図面を参照しつつ、本発明に係わる装身具接続金具及び専用プレートを、詳細に説明する。
図１は、請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具閉口平面図である。
図１に示されるように本発明に係わる装身具接続金具は、通常は閉口している。

図２は、請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具開口平面図である。
図２に示されるように本発明に係わる装身具接続金具は、親指と人指し指で図２に示される矢印のように軽く押さえるだけで開口することが出来る。

図３は、請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具閉口平断面図である。
図３に示されるように、本体１の内部空間部には、軸孔９に軸２が通されてバネ６を保持し、この状態でバネ６は軸２を支点にして張力を機能し、通常閉口状態を維持している。
かかる発明によれば、請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具は、金合金、プラチナ、銀合金などの貴金属、あるいは真鍮等通常の装飾品に使用される素材によることが可能で、その加工方法は、伸延した薄板を抜き型及びプレス成形等により製作することが出来る。

また、本発明は、上記された実施例に限られるものではなく、種々の変更を行うことが出来る。
例えば、中央に据えられた支点を連結側に置き変える事もできる。ただし、そのことにより操作方法や使用例が変ることは無い。

図４は、請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具、本体１の上下側面図である。
図５は、請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具、装飾品連結方側面図である。
図６は、請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具、専用プレート接続方側面図である。
図７は、請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具装飾品連結補強材である。

図８は、バネ、素材はステンレス鋼又は炭素鋼耐熱材。
図９は、軸、素材は本体１と同質材。

図１０は、請求項１記載された本発明に係わる装身具接続金具解体図である。
本発明に係わる装身具接続金具本体１は、図７装飾品連結補強材が、本体１Ａに固定されている。
図１・図２・図３及び図１０により明らかなように、本発明に係わる装身具接続金具本体１は、同型の本体１Ａ及び本体１Ｂを軸孔９で重ねて内部空間部にバネ６を保持した軸２を通して、軸の両側を外部から其々が可動な範囲までカシメて、本体１を構成している。
かかる発明によれば、請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具の図１の矢印が示す辺りに、筋目または網目等を刻むことにより、本体１と指の間に摩擦が生じ開口の操作がし易くなる。

図１１は、請求項２記載された本発明に係わる装身具接続金具専用プレート平面図である。
図１１・図１２・図１３及び図１４により明らかなように、本発明に係わる装身具接続金具専用プレートには中空部１２、及び中空部１３が形成されている。
中空部１２には装飾品連結用の輪環が附加され、中空部１３の外側にはマイナスアールが成形されている。
更に、マイナスアールの部分が刃状に削られた状態に成形されている。

かかる発明によれば、請求項２に記載された本発明に係わる装身具接続金具専用プレートは、金合金、プラチナ、銀合金などの貴金属、あるいは真鍮等通常の装飾品に使用される素材によることが可能で、その加工方法は、伸延した薄板を抜き型及びプレス成形等により製作することが出来る。
また、本発明に係わる専用プレートの本体の形状は、必ずしも図示された長楕円形に限られるものではない。
例えば、長方形、長台形などの四隅をまるく削り、基盤の一側を直線あるいはくの字型又は凹型に成形し、その部分を刃状に削り、本体として採用することが出来る。

図１２は、請求項２に記載された本発明に係わる装身具接続金具専用プレート中央断面図である。
図１３は、請求項２に記載された本発明に係わる装身具接続金具専用プレート斜視図である。

図１４は、請求項１及び請求項２に記載された本発明に係わる装身具接続金具と専用プレートを接続した斜視図である。
図１５は、請求項１及び請求項２記載された本発明に係わる装身具接続金具及び専用プレートを接続した想定図である。

発明の効果

以上の説明から明らかなように、本発明に係わる装身具接続金具及び専用プレートは、接続の操作が専用プレートのマイナスアールの部分を刃状に削ることにより至極容易になり、親指と人差し指に軽く押し力を加えることで開口し、専用プレートを外すことを頚椎等視認不可能な位置でも至極簡単に行うことが出来る装身具接続金具としての利用価値を著しく高めることが出来る。
また、装着中に於いても全体に丸みを帯びた形態の装身具接続金具は、衣服の繊維や髪の附着も少なく装着することが出来る。
さらに、ネックレス・ブレスレット等その他多くの装飾品に対しデザイン的にもなじみ易く、簡素且つ美観に優れ違和感が無く使用することが可能である。

請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具を示す閉口平面図。請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具を示す開口平面図。請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具を示す平断平面図。請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具を示す上下側面図。請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具を示す装飾品連結方側面図。請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具を示す専用プレート接続方側面図。請求項１記載された本発明に係わる装身具接続金具を示す装身具連結補強材及び装身具連結輪環。請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具を示すバネ。請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具を示す軸。請求項１に記載された本発明に係わる装身具接続金具を示す解体図。請求項２に記載された本発明に係わる装身具接続金具専用プレートを示す平面図。請求項２に記載された本発明に係わる装身具接続金具専用プレートを示す中央断面図。請求項２に記載された本発明に係わる装身具接続金具専用プレートを示す斜視図。請求項１及び請求項２に記載された本発明に係わる装身具接続金具と専用プレートの接続完了を示す斜視図。請求項１及び請求項２に記載された本発明に係わる装身具接続金具と専用プレートの接続想定図。

符号の説明

１本体（１Ａ、１Ｂ）
２軸
３連結補強材
４輪環
５開閉口
６バネ
７中空部
８開口方中空部
９軸孔
１０専用プレート本体
１１マイナスアール
１２刃状
１３接続方中空部
１４連結方中空部
１５内部空間
１６輪環

Claims

同型２個の部品の中央に支点を据えて、前記支点の左右に中空部を、前記部品の内部全体に空間を構成して本体を組立て、前記中空部の一方を、バネを通した軸を支点に開口部を形成したプレート接続方中空部とし、前記中空部の他方を、前記バネを内装した逆側中空部とし、前記逆側中空部の外側で前記部品の一方に装飾品連結補強材を固定し、組み込まれた軸が操作中に外れない様に、両端を其々が可動な範囲まで軸の両端をカシメ止めして、完成した本体に外部から押し力を加えて開口し、プレート接続方中空部開閉口へプレートを差し込み接続及び取り外しを行えることを特徴とする装身具接続金具。