JP4719509B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、トラクタ等の農業機械に主として装着される空気入りタイヤに関する。
トラクタ等の農業機械には、牽引力、排土性等の観点からラグ付きのタイヤが用いられる。ラグは、タイヤ赤道近傍からトレッド端に向かって、斜めに延びている。トレッドには、左側のラグと右側のラグとが、回転方向において交互に配置されている。隣接するラグ同士の間には、ギャップが存在する。ギャップの深さは、乗用車タイヤの溝の深さに比べて大きい。ギャップの幅は、乗用車タイヤの溝の幅に比べて大きい。トラクタの走行時には、ラグ及びギャップに起因する振動が発生する。
タイヤの回転に伴い、タイヤと地面との接地箇所は、一方のラグに沿って赤道からトレッド端に向かって移行する。トレッド端に至った接地箇所は、他方のラグの赤道へと移行し、さらにこの他方のラグに沿って赤道からトレッド端に向かって移行する。走行時には、このような接地箇所の移行が繰り返される。この移行は、非連続的である。この移行によっても、トラクタに振動が発生する。
農地間の移動のときには、トラクタはアスファルト舗装された一般道を走行する。この一般道の走行では、振動が特に顕著である。振動は、トラクタの乗り心地を阻害する。トラクタが高性能化しつつある近年、その乗り心地に対する要求が高まりつつある。
トラクション性能が損なわれることなく乗り心地の向上されたラグ付き農業用タイヤが、特開2004−182043公報に開示されている。このタイヤのトレッドは、半径方向外側のキャップトレッド層と半径方向内側のベーストレッド層とから構成されている。なお、キャップトレッド層には、その硬度(デュロメータA硬さ)が55から65にある架橋ゴムが用いられている。ベーストレッド層には、その硬度(デュロメータA硬さ)が40から50にある架橋ゴムが用いられている。
走行性能と乗り心地の両立が図られるために、ラグの形状、サイプの形状等によってラグの剛性が制御されたタイヤも、提案されている。
特開2004−182043公報
ゴムの硬度によるラグの剛性制御だけでは、十分な乗り心地の改善効果は得られない。ラグの形状、サイプの形状等によってラグの剛性が制御されたタイヤにおいても、グリップ力が下がるので、トラクション性能が低下してしまう。これに加えて、偏摩耗及びチッピングが生じ、耐久性が低下する場合がある。同様の問題は、多数のブロックを備えたタイヤにおいても見られる。
本発明の目的は、走行性能が損なわれることなく乗り心地に優れた空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係るタイヤは、架橋ゴムからなるトレッドを備えている。このトレッドは、赤道近傍からトレッド端近傍まで延びる多数のラグを備えている。これらのラグは、回転方向において左右交互に配置されている。このラグは、その内部に発泡ゴムからなる発泡部を備えている。このラグの最大厚み線において、タイヤの厚みに対する発泡部の厚みの比は、0.50以上0.75以下である。この発泡部の発泡率は、30%以上40%以下である。
好ましくは、このタイヤでは、上記ラグは、赤道近傍から回転方向後方に斜めに延びるセンター部と、このセンター部の端からトレッド端近傍までさらに斜めに延びるショルダー部とを備えている。このラグは、このショルダー部の赤道に対する傾斜角度がこのセンター部の傾斜角度よりも大きくなる形状を有している。このラグの軸方向外側端から赤道側上端までの軸方向距離に対する、上記発泡部の赤道側上端からこのラグの赤道側上端までの軸方向距離の比は、0.30以上0.40以下である。
本発明に係るタイヤは、架橋ゴムからなるトレッドを備えている。このトレッドは、赤道近傍に回転方向に延びる帯体と、この帯体からトレッド端近傍まで軸方向外側に延びる多数のラグを備えている。これらのラグは、回転方向において左右交互に配置されている。このラグは、その内部に発泡ゴムからなる発泡部を備えている。このラグ上の点PCがこの発泡部の中心位置とされたとき、タイヤ最大幅の半分に対する赤道からこの点PCまでの軸方向距離の比は0.50以上0.75以下である。この点PCにおけるタイヤの厚みに対する発泡部の厚みの比は、0.50以上0.75以下である。
好ましくは、このタイヤでは、上記発泡部の発泡率は、30%以上40%以下である。
本発明に係るタイヤは、架橋ゴムからなるトレッドを備えている。このトレッドは、多数のブロックを備えている。このブロックが、その内部に発泡ゴムからなる発泡部を備えており、このブロックの中心におけるタイヤの厚みに対する発泡部の厚さの比は、0.50以上0.75以下である。この発泡部の発泡率は、30%以上40%以下である。
この空気入りタイヤでは、トレッド面の上に備えられるラグ及びブロックの内部に発泡部が備えられているので、十分な振動低減効果が得られる。したがって、このタイヤは、乗り心地に優れる。接地時におけるラグの接地面積及び接地面形状が変えられることなく、ラグの剛性が適切に下げられているので、グリップ力が保持されており、トラクション性能は低下しない。このようなタイヤは、牽引力及び排土性に優れる。これに加えて、偏摩耗及びチッピングの発生も抑えられるので、このタイヤは耐久性にも優れる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ2の一部が示された展開図である。このタイヤ2は、農業機械(典型的にはトラクタ)に装着される。この図1において、左右方向がタイヤ2の軸方向である。矢印Aで示されているのは、タイヤ2の回転方向である。図1中の一点鎖線CLは、タイヤ2の赤道を表す。
図2は、図1のタイヤ2のII−II線に沿った拡大断面図である。この図2において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向である。このタイヤ2は、トレッド4、サイドウォール6、ビード8、カーカス10及びベルト12を備えている。図示されていないが、このタイヤ2はチューブを備えている。このチューブに、空気が充填される。
トレッド4は架橋ゴムからなり、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、多数のラグ14を備えている。ラグ14は、半径方向外向きに突出している。図1から明らかなように、ラグ14は赤道近傍からトレッド4の端まで、斜めに延びている。このラグ14は、赤道近傍から回転方向後方に斜めに延びるセンター部16と、このセンター部16の端からトレッドの端の近傍までさらに斜めに延びるショルダー部18とを備えている。このラグ14は、このショルダー部18の赤道に対する傾斜角度がこのセンター部16の傾斜角度よりも大きくなる形状を有している。なお、図1において、このII−II線は、一方のラグ14の幅の中心を通る。
このラグ14は、タイヤ2の左側及び右側に配置されている。左側のラグ14と右側のラグ14とは、回転方向において交互に配置されている。タイヤ2の回転に伴い、タイヤ2と地面との接地箇所は、左側のラグ14に沿って赤道から左側のトレッド4の端に向かって移行する。トレッド4の端に至った接地箇所は、右側のラグ14の赤道へと移行し、この右側のラグ14に沿って赤道から右側のトレッド4の端に向かって移行する。トレッド4の端に至った接地箇所は、さらに左側のラグ14の赤道へと移行する。回転中は、左側のラグ14から右側のラグ14への接地箇所の移行、及び右側のラグ14から左側のラグ14への接地箇所の移行が繰り返される。左側のラグ14から右側のラグ14への接地箇所の移行、及び右側のラグ14から左側のラグ14への接地箇所の移行は、非連続的である。
サイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール6は、架橋ゴムからなる。サイドウォール6は、撓みによって路面からの衝撃を吸収する。さらにサイドウォール6は、カーカス10の外傷を防止する。
ビード8は、サイドウォール6から半径方向略内向きに延びている。ビード8は、コア20と、このコア20から半径方向外向きに延びるエイペックス22とを備えている。コア20はリング状であり、複数本の非伸縮性ワイヤー(典型的にはスチール製ワイヤー)を含む。エイペックス22は、半径方向外向きに先細りであるテーパ状であり、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス10は、第一プライ24及び第二プライ26からなる。第一プライ24及び第二プライ26は、両側のビード8の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6の内側に沿っている。第一プライ24及び第二プライ26は、軸方向内側から外側に向かってコア20の周りを巻かれている。
図示されていないが、第一プライ24及び第二プライ26は、カーカスコードとトッピングゴムとからなる。第一プライ24及び第二プライ26は、赤道に対して傾斜している。傾斜角度の絶対値は、通常は10°以上50°以下である。第一プライ24のカーカスコードの赤道に対する角度は、第二プライ26のカーカスコードの赤道に対する角度とは逆である。カーカスコードは、通常は有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
ベルト12は、カーカス10の半径方向外側に位置している。ベルト12は、カーカス10と積層されている。ベルト12は、カーカス10を補強する。図示されていないが、ベルト12は、ベルトコードとトッピングゴムとからなる。ベルトコードの好ましい材質は、スチールである。ベルトコードに、有機繊維が用いられてもよい。
このラグ14は、その内部に発泡部28を備えている。図2から明らかなように、この発泡部28の厚みは軸方向外側で厚く、赤道側では薄くなっている。この発泡部28は、発泡ゴムからなる。この発泡ゴムは、その内部に多数のセルを有している。このような発泡ゴムは、発泡剤が含まれるゴム組成物が加硫成形されて得られる。発泡剤としては、炭酸水素ナトリウム、アゾジカルボンアミド及びジニトロソペンタメチレンテトラミンが例示される。
発泡ゴムに内在するセルのサイズは、0.1mm以上4.0mm以下であるのが好ましい。このセルのサイズが0.1mm以上に設定されることにより、このタイヤ2のショルダー30における縦剛性が小さくなるので、乗り心地が向上する。この観点から、このセルのサイズは0.2mm以上がより好ましく、0.5mm以上が特に好ましい。このセルのサイズが4.0mm以下に設定されることにより、トラクション性能が維持されうる。この観点から、このセルのサイズは3.9mm以下が好ましく、3.6mm以下が特に好ましい。なお、発泡ゴムが拡大顕微鏡で観察された像から無作為に抽出された20個のセルについて、その長径が計測され、これらのセル長径の平均値が、セルのサイズとして表示されている。
この発泡部28の発泡率は、30%以上40%以下である。この発泡率が30%以上に設定されることにより、乗り心地が向上する。この観点から、この発泡率は31%以上がより好ましく、32%以上が特に好ましい。この発泡率が40%以下に設定されることにより、トラクション性能が向上する。この観点から、この発泡率は39%以下がより好ましく、38%以下が特に好ましい。
発泡率は、発泡ゴムの比重Dbと発泡ゴムと同一の材質からなる未発泡ゴムの比重Dsとから、((Ds−Db)/Ds×100)で表される。未発泡ゴムの比重Ds及び発泡ゴムの比重Dbは、「JIS Z 8807(水中置換法)」の規定に準拠して計測される。発泡部28の赤道側から外側に向かって等間隔に5カ所の発泡ゴムについて発泡率が求められ、これらの平均値が発泡部28の発泡率として表示されている。なお、未発泡ゴムの比重Dsは、発泡ゴムのゴム組成物に含まれる発泡剤が除かれたゴム組成物から得られるセル発生のない架橋ゴムから得られてもよい。
このタイヤ2では、発泡部28の発泡率は、発泡部28の中心からその外側に向かって漸減している。特に、発泡部28の中心位置における発泡ゴムの発泡率は50%、発泡部28の外側における発泡ゴムの発泡率は20%である。発泡率が発泡部28の中心からその外側に向かって漸減しているので、このタイヤ2では、横剛性が損なわれることなく縦剛性が適切に下げられる。したがって、このタイヤ2は、トラクション性能に優れる。
この図2において、二点鎖線RLは、ラグ14の最大厚み線である。この最大厚み線RLにおいて、両矢印線TAはタイヤ2の厚みを表す。両矢印線TBは、発泡部28の厚みを表す。このタイヤ2の厚みTAに対する発泡部28の厚みTBの比(TB/TA)は、0.50以上0.75以下である。この比(TB/TA)が0.50以上に設定されることにより、このタイヤ2のショルダー30における縦剛性が小さくなるので、乗り心地が向上する。この観点から、この比(TB/TA)は、0.55以上がより好ましく、0.60以上が特に好ましい。この比(TB/TA)が0.75以下に設定されることにより、トラクション性能が維持されうる。この観点から、この比(TB/TA)は、0.70以下が好ましく、0.65以下が特に好ましい。
この図2において、両矢印線WCは、このラグ14の軸方向外側端32から赤道側上端34までの軸方向距離を表す。両矢印線WDは、この発泡部28の赤道側上端36からこのラグ14の赤道側上端34までの軸方向距離を表す。この軸方向距離WCに対するこの軸方向距離WDの比(WD/WC)は、0.30以上0.40以下である。この比(WD/WC)が0.30以上に設定されることにより、このタイヤ2のショルダー30における縦剛性が小さくなるので、乗り心地が向上する。この観点から、この比(WD/WC)は、0.32以上がより好ましく、0.34以上が特に好ましい。この比(WD/WC)が0.40以下に設定されることにより、トラクション性能が維持されうる。この観点から、この比(WD/WC)は、0.38以下が好ましく、0.36以下が特に好ましい。
この図2において、点PAは、最大厚み線RLと発泡部28の下面との交点である。二点鎖線HLは、この点PAが通過される赤道に平行な直線である。点PBは、この直線HLとラグ14の上面との交点である。両矢印線TCは、発泡部28の軸方向外側面からラグ14の外側面までの厚みを表す。両矢印線TDは、この点PBにおけるラグ14の上面から発泡部28の上面までの厚みを表す。両矢印線TEは、この点PAにおける発泡部28の下面からタイヤ2の内面までの厚みを表す。タイヤ2の厚みTAに対する厚みTCの比、タイヤ2の厚みTAに対する厚みTDの比及びタイヤ2の厚みTAに対する厚みTEの比から、平均値Xが求められる。この平均値Xは、ラグ14内における発泡部28の占有状況が表された占有指標値である。この占有指標値Xが0に近づくほど、ラグ14内における発泡部28の占有率は大きい。逆に、この占有指標値Xが1に近づくほど、ラグ14内における発泡部28の占有率は小さい。このタイヤ2では、乗り心地及びトラクション性能の向上の観点から、この占有指標値Xは、0.100以上0.300以下であるのが好ましい。
図3は、本発明の他の実施形態に係るタイヤ38の一部が示された展開図である。この図3において、左右方向がタイヤ38の軸方向である。矢印Aで示されているのは、タイヤ38の回転方向である。図3中の一点鎖線CLは、タイヤ38の赤道を表す。図4は、図3のタイヤ38のIV−IV線に沿った拡大断面図である。この図4において、上下方向がタイヤ38の半径方向であり、左右方向がタイヤ38の回転方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ38の軸方向である。
このタイヤ38に備えられる架橋ゴムからなるトレッド40は、赤道近傍に回転方向に延びる帯体42と、この帯体42からトレッド40の端の近傍まで軸方向外側に延びる多数のラグ44を備えている。これらのラグ44は、回転方向において左右交互に配置されている。このラグ44も、その内部に発泡ゴムからなる発泡部46を備えている。図示されていないが、このタイヤ38のラグ44以外の構成は、図1及び図2のタイヤ38と同じである。なお、このIV−IV線は、ラグ44上に位置する点PCを通る。この点PCは、この発泡部46の中心位置である。
この発泡部46の発泡率は、30%以上40%以下である。この発泡率が30%以上に設定されることにより、乗り心地が向上する。この観点から、この発泡率は31%以上がより好ましく、32%以上が特に好ましい。この発泡率が40%以下に設定されることにより、トラクション性能が向上する。この観点から、この発泡率は39%以下がより好ましく、38%以下が特に好ましい。なお、この発泡部46が形成される発泡ゴムに内在するセルのサイズも、図1及び図2で示された発泡部46と同様に、0.1mm以上4.0mm以下であるのが好ましい。
図3において、両矢印線WLは、赤道からこの点PCまでの軸方向距離を表す。両矢印線WTは、タイヤ38の最大幅の半分の長さを表す。このタイヤ38の最大幅の半分の長さWTに対する軸方向距離WLの比(WL/WT)は、0.50以上0.75以下である。この比(WL/WT)が0.50以上に設定されることにより、このタイヤ38のショルダー48における縦剛性が小さくなるので、乗り心地が向上する。この観点から、この比(WL/WT)は、0.55以上がより好ましく、0.60以上が特に好ましい。この比(WL/WT)が0.75以下に設定されることにより、トラクション性能が維持されうる。この観点から、この比(WL/WT)は、0.70以下が好ましく、0.65以下が特に好ましい。
図4において、一点鎖線LPは、このラグ44の中心が貫かれた厚み基準線である。この厚み基準線LPは、点PCを通る。この一点鎖線LPにおいて、両矢印線TLはタイヤ38の厚みを表す。両矢印線TMは、発泡部46の厚みを表す。このタイヤ38の厚みTLに対する発泡部46の厚みTMの比(TM/TL)は、0.50以上0.75以下である。この比(TM/TL)が0.50以上に設定されることにより、このタイヤ38のショルダー48における縦剛性が小さくなるので、乗り心地が向上する。この観点から、この比(TM/TL)は、0.55以上がより好ましく、0.60以上が特に好ましい。この比(TM/TL)が0.75以下に設定されることにより、トラクション性能が維持されうる。この観点から、この比(TB/TA)は、0.70以下が好ましく、0.65以下が特に好ましい。
図4中、両矢印線TPは、タイヤ38の厚みTLにおけるラグ44の上面から発泡部46の上面までの厚みを表す。両矢印線TQは、同様に発泡部46の下面からタイヤ38の内面までの厚みを表す。両矢印線TRは、回転方向側のラグ44の側面から発泡部46の側面までの厚みを表す。両矢印線TSは、回転方向逆側のラグ44の側面から発泡部46の側面までの厚みを表す。タイヤ38の厚みTLに対する厚みTPの比、タイヤ38の厚みTLに対する厚みTQの比、タイヤ38の厚みTLに対する厚みTRの比及びタイヤ38の厚みTLに対する厚みTSの比から、平均値Yが求められる。この平均値Yも、ラグ44内における発泡部46の占有状況が表された占有指標値である。このタイヤ38において、乗り心地及びトラクション性能の向上の観点から、この占有指標値Yは、0.100以上0.300以下であるのが好ましい。
図5は、本発明のさらに他の実施形態に係るタイヤ50の一部が示された展開図である。この図5において、左右方向がタイヤ50の軸方向である。矢印Aで示されているのは、タイヤ50の回転方向である。図5中の一点鎖線CLは、タイヤ50の赤道を表す。
このトレッド52は、多数のブロック54を備えている。このブロック54は、半径方向外向きに突出している。図5から明らかなように、このブロック54は、赤道上に位置する中央ブロック56、トレッド52の端の近傍に位置するショルダーブロック58及びこの中央ブロック56とショルダーブロック58との間に位置している中間ブロック60を備えている。図示されていないが、このタイヤ50のブロック54以外の構成は、図1及び図2のタイヤ50と同じである。
図6は、図5のタイヤ50に備えられる中央ブロック56のVI−VI線に沿った拡大断面図である。このVI−VI線は、中央ブロック56の中心P1を通る。図7は、図5のタイヤ50に備えられる中間ブロック60のVII−VII線に沿った拡大断面図である。このVII−VII線は、中間ブロック60の中心P2を通る。図8は、図5のタイヤ50に備えられるショルダーブロック58のVIII−VIII線に沿った拡大断面図である。このVIII−VIII線は、ショルダーブロック58の中心P3を通る。なお、この図6、図7及び図8において、上下方向がタイヤ50の半径方向であり、左右方向がタイヤ50の軸方向である。この中央ブロック56、中間ブロック60及びショルダーブロック58も、その内部に発泡ゴムからなる発泡部62を備えている。
この発泡部62の発泡率は、30%以上40%以下である。この発泡率が30%以上に設定されることにより、乗り心地が向上する。この観点から、この発泡率は31%以上がより好ましく、32%以上が特に好ましい。この発泡率が40%以下に設定されることにより、トラクション性能が向上する。この観点から、この発泡率は39%以下がより好ましく、38%以下が特に好ましい。なお、この発泡部62が形成される発泡ゴムに内在するセルのサイズも、図1及び図2で示された発泡部62と同様に、0.1mm以上4.0mm以下であるのが好ましい。
図6において、一点鎖線L1は、この中央ブロック56の中心が貫かれた厚み基準線である。この厚み基準線L1は、中心P1を通る。この厚み基準線L1は、このタイヤ50の赤道CLと一致する。この厚み基準線L1において、両矢印線TL1はタイヤ50の厚みを表す。両矢印線TM1は、発泡部62の厚みを表す。図7において、一点鎖線L2は、この中間ブロック60の中心が貫かれた厚み基準線である。この厚み基準線L2は、中心P2を通る。この厚み基準線L2において、両矢印線TL2はタイヤ50の厚みを表す。両矢印線TM2は、発泡部62の厚みを表す。図8において、一点鎖線L3は、この中間ブロック60の中心が貫かれた厚み基準線である。この厚み基準線L3は、中心P3を通る。この厚み基準線L3において、両矢印線TL3はタイヤ50の厚みを表す。両矢印線TM3は、発泡部62の厚みを表す。タイヤ50の厚みTL1、TL2及びTL3から、平均タイヤ50の厚みTLAが得られる。発泡部62の厚みTM1、TM2及びTM3から、平均発泡部62の厚みTMAが得られる。
この平均基準厚みTLAに対する平均発泡部62の厚みTMAの比(TMA/TLA)は、0.50以上0.75以下である。この比(TMA/TLA)が0.50以上に設定されることにより、このタイヤ50の縦剛性が小さくなるので、乗り心地が向上する。この観点から、この比(TMA/TLA)は、0.55以上がより好ましく、0.60以上が特に好ましい。この比(TMA/TLA)が0.75以下に設定されることにより、トラクション性能が維持されうる。この観点から、この比(TMA/TLA)は、0.70以下が好ましく、0.65以下が特に好ましい。
この図6において、両矢印線TP1は、中央ブロック56の上面から発泡部62の上面までの厚みを表す。両矢印線TQ1は、発泡部62の下面からタイヤ50の内面までの厚みを表す。両矢印線TR1は、一方の軸方向側の中央ブロック56の側面から発泡部62の側面までの厚みを表す。両矢印線TS1は、他方の軸方向側の中央ブロック56の側面から発泡部62の側面までの厚みを表す。タイヤ50の厚みTL1に対する厚みTP1、厚みTQ1、厚みTR1及び厚みTS1の比から、平均値Y1が得られる。この平均値Y1は、この中央ブロック56内における発泡部62の占有状況が表された占有指標値である。
この図7において、両矢印線TP2は、中間ブロック60の上面から発泡部62の上面までの厚みを表す。両矢印線TQ2は、発泡部62の下面からタイヤ50の内面までの厚みを表す。両矢印線TR2は、一方の軸方向側の中間ブロック60の側面から発泡部62の側面までの厚みを表す。両矢印線TS2は、他方の軸方向側の中間ブロック60の側面から発泡部62の側面までの厚みを表す。タイヤ50の厚みTL2に対する厚みTP2、厚みTQ2、厚みTR2及び厚みTS2の比から、平均値Y2が得られる。この平均値Y2は、この中間ブロック60内における発泡部62の占有状況が表された占有指標値である。
この図8において、両矢印線TP3は、ショルダーブロック58の上面から発泡部62の上面までの厚みを表す。両矢印線TQ3は、発泡部62の下面からタイヤ50の内面までの厚みを表す。両矢印線TR3は、一方の軸方向側のショルダーブロック58の側面から発泡部62の側面までの厚みを表す。両矢印線TS3は、他方の軸方向側のショルダーブロック58の側面から発泡部62の側面までの厚みを表す。タイヤ50の厚みTL3に対する厚みTP3、厚みTQ3、厚みTR3及び厚みTS3の比から、平均値Y3が得られる。この平均値Y3は、このショルダーブロック58内における発泡部62の占有状況が表された占有指標値である。
中央ブロック56の占有指標値Y1、中間ブロック60の占有指標値Y2及びショルダーブロック58の占有指標値Y3の平均値YAは、このタイヤ50のブロック全体における発泡部62の占有状況を表す平均占有指標値である。乗り心地及びトラクション性能の向上の観点から、この平均値占有指標値YAは、0.100以上0.300以下であるのが好ましい。
このタイヤ2、38、50の寸法及び角度は、タイヤ2、38、50が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2、38、50に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2、38、50には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2、38、50が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2、38、50が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実験1 ラグパターンを有するタイヤ−その1]
[実施例1]
図1及び図2に示された基本構成が備えられ、下記表1に示された仕様を備えた実施例1のタイヤを得た。このタイヤサイズは、13.6−24である。カーカスには、第一プライ及び第二プライを用いた。この第一プライ及び第二プライに用いられているコード材質は、ナイロン繊維である。このコードの回転方向に対してなす角度は、40°である。タイヤの厚みTAに対する発泡部の厚みTBの比(TB/TA)は、0.50である。発泡部の発泡率は、30%である。
[比較例2及び実施例2]
比(TB/TA)を下記表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[比較例3及び5並びに実施例3及び4]
比(TB/TA)及び発泡率を下記表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[比較例1及び4]
発泡率を下記表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[比較例6]
発泡部が形成されていない他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。このタイヤは、市販タイヤである。
[乗り心地及びトラクション性能評価]
農業用トラクタに、試作タイヤが装着された。リムは12.00×24、タイヤ空気内圧は1030kPaとした。畑及び湿田が模擬されたテストコースで、走行試験が実施され、運転者による乗り心地及びトラクション性能に関する官能評価を行った。この評価結果は、比較例6の結果が100とされた相対値で表されている。この数値が大きいほど、良好であることが示される。この結果が、下記の表1に示されている。
[静的評価]
タイヤ静的評価試験装置に試作タイヤが装着された。リムは12.00×24、タイヤ空気内圧は100kPaとした。試作タイヤが圧縮速度60mm/minで圧縮されたときの、荷重−縦撓み曲線及び荷重−横撓み曲線を得た。基準荷重10.1kNにおける各撓み曲線の傾きから、縦バネ定数及び横バネ定数を得た。この評価結果は、比較例6の結果が100とされた相対値で表されている。この数値が大きいほど、高剛性であることが示される。この結果が、下記の表1に示されている。
Figure 0004719509
表1に示されるように、実施例のタイヤでは、トラクション性能が損なわれることなく、乗り心地が向上している。
[実験2 ラグパターンを有するタイヤ−その2]
[実施例5]
図3及び図4に示された基本構成が備えられ、下記表2に示された仕様を備えた実施例5のタイヤを得た。このタイヤサイズは、4.00−8である。カーカスには、第一プライ及び第二プライを用いた。この第一プライ及び第二プライに用いられているコード材質は、ナイロン繊維である。このコードの回転方向に対してなす角度は、40°である。タイヤの厚みTLに対する発泡部の厚みTMの比(TM/TL)は、0.50である。発泡部の発泡率は、30%である。このタイヤ最大幅の半分の長さWTに対する赤道から発泡部の中心位置である点PCまでの軸方向距離WLの比(WL/WT)は、0.65である。
[比較例9及び実施例6]
比(TM/TL)を下記表2に示される通りとした他は実施例5と同様にして、タイヤを得た。
[比較例10及び12並びに実施例7及び8]
比(TM/TL)及び発泡率を下記表2に示される通りとした他は実施例5と同様にして、タイヤを得た。
[比較例8及び11]
発泡率を下記表2に示される通りとした他は実施例5と同様にして、タイヤを得た。
[比較例7及び13]
比(WL/WT)を下記表2に示される通りとした他は実施例5と同様にして、タイヤを得た。
[比較例14]
発泡部が形成されていない他は実施例5と同様にして、タイヤを得た。このタイヤは、市販タイヤである。
[乗り心地及びトラクション性能評価]
農業用トラクタに、試作タイヤが装着された。リムは3×8、タイヤ空気内圧は105kPaとした。畑及び湿田が模擬されたテストコースで、走行試験が実施され、運転者による乗り心地及びトラクション性能に関する官能評価を行った。この評価結果は、比較例14の結果が100とされた相対値で表されている。この数値が大きいほど、良好であることが示される。この結果が、下記の表2に示されている。
[静的評価]
タイヤ静的評価試験装置に試作タイヤが装着された。リムは3×8、タイヤ空気内圧は120kPaとした。試作タイヤが圧縮速度60mm/minで圧縮されたときの、荷重−縦撓み曲線及び荷重−横撓み曲線を得た。基準荷重1.03kNにおける各撓み曲線の傾きから、縦バネ定数及び横バネ定数を得た。この評価結果は、比較例14の結果が100とされた相対値で表されている。この数値が大きいほど、高剛性であることが示される。この結果が、下記の表2に示されている。
Figure 0004719509
表2に示されるように、実施例のタイヤでは、トラクション性能が損なわれることなく、乗り心地が向上している。
[実験3 ブロックパターンを有するタイヤ]
[実施例9]
図5及び図6に示された基本構成が備えられ、下記表3に示された仕様を備えた実施例9のタイヤを得た。このタイヤサイズは、22×8.50−12である。カーカスには、第一プライ及び第二プライを用いた。この第一プライ及び第二プライに用いられているコード材質は、ナイロン繊維である。このコードの回転方向に対してなす角度は、35°である。平均タイヤの厚みTLAに対する平均発泡部の厚みTMAの比(TMA/TLA)は、0.50である。発泡部の発泡率は、30%である。
[比較例16及び実施例10]
比(TMA/TLA)を下記表3に示される通りとした他は実施例9と同様にして、タイヤを得た。
[比較例17及び19並びに実施例11及び12]
比(TMA/TLA)及び発泡率を下記表3に示される通りとした他は実施例9と同様にして、タイヤを得た。
[比較例15及び18]
発泡率を下記表3に示される通りとした他は実施例9と同様にして、タイヤを得た。
[比較例20]
発泡部が形成されていない他は実施例9と同様にして、タイヤを得た。このタイヤは、市販タイヤである。
[乗り心地及びトラクション性能評価]
農業用トラクタに、試作タイヤが装着された。リムは12×7JA、タイヤ空気内圧は220kPaとした。畑及び湿田が模擬されたテストコースで、走行試験が実施され、運転者による乗り心地及びトラクション性能に関する官能評価を行った。この評価結果は、比較例20の結果が100とされた相対値で表されている。この数値が大きいほど、良好であることが示される。この結果が、下記の表3に示されている。
[静的評価]
タイヤ静的評価試験装置に試作タイヤが装着された。リムは12×7JA、タイヤ空気内圧は220kPaとした。試作タイヤが圧縮速度60mm/minで圧縮されたときの、荷重−縦撓み曲線及び荷重−横撓み曲線を得た。基準荷重4.8kNにおける各撓み曲線の傾きから、縦バネ定数及び横バネ定数を得た。この評価結果は、比較例20の結果が100とされた相対値で表されている。この数値が大きいほど、高剛性であることが示される。この結果が、下記の表3に示されている。
Figure 0004719509
表3に示されるように、実施例のタイヤでは、トラクション性能が損なわれることなく、乗り心地が向上している。以上の評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係る空気入りタイヤは、種々の農業機械に装着されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された展開図である。 図2は、図1のタイヤのII−II線に沿った拡大断面図である。 図3は、本発明の他の実施形態に係るタイヤの一部が示された展開図である。 図4は、図3のタイヤのIV−IV線に沿った拡大断面図である。 図5は、本発明のさらに他の実施形態に係るタイヤの一部が示された展開図である。 図6は、図5のタイヤに備えられる中央ブロックのVI−VI線に沿った拡大断面図である。 図7は、図5のタイヤに備えられる中間ブロックのVII−VII線に沿った拡大断面図である。 図8は、図5のタイヤに備えられるショルダーブロックのVIII−VIII線に沿った拡大断面図である。
符号の説明
2、38、50・・・タイヤ
4、40、52・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・ベルト
14、44・・・ラグ
16・・・センター部
18・・・ショルダー部
20・・・コア
22・・・エイペックス
24・・・第一プライ
26・・・第二プライ
28、46、62・・・発泡部
30、48・・・ショルダー
32・・・軸方向外側端
34、36・・・赤道側上端
42・・・帯体
54・・・ブロック
56・・・中央ブロック
58・・・ショルダーブロック
60・・・中間ブロック

Claims (5)

  1. 架橋ゴムからなるトレッドを備えており、
    このトレッドが、赤道近傍からトレッド端近傍まで延びる多数のラグを備えており、
    これらのラグが、回転方向において左右交互に配置されており、
    このラグが、その内部に発泡ゴムからなる発泡部を備えており、
    このラグの最大厚み線において、タイヤの厚みに対する発泡部の厚みの比が、0.50以上0.75以下であり、
    この発泡部の発泡率が、30%以上40%以下である空気入りタイヤ。
  2. 上記ラグが、赤道近傍から回転方向後方に斜めに延びるセンター部と、このセンター部の端からトレッド端近傍までさらに斜めに延びるショルダー部とを備えており、
    このラグが、このショルダー部の赤道に対する傾斜角度がこのセンター部の傾斜角度よりも大きくなる形状を有しており、
    このラグの軸方向外側端から赤道側上端までの軸方向距離に対する、上記発泡部の赤道側上端からこのラグの赤道側上端までの軸方向距離の比が、0.30以上0.40以下である請求項1に記載のタイヤ
  3. 架橋ゴムからなるトレッドを備えており、
    このトレッドが、赤道近傍に回転方向に延びる帯体と、この帯体からトレッド端近傍まで軸方向外側に延びる多数のラグを備えており、
    これらのラグが、回転方向において左右交互に配置されており、
    このラグが、その内部に発泡ゴムからなる発泡部を備えており、
    このラグ上の点PCがこの発泡部の中心位置とされたとき、タイヤ最大幅の半分に対する赤道からこの点PCまでの軸方向距離の比が0.50以上0.75以下であり、
    この点PCにおけるタイヤの厚みに対する発泡部の厚みの比が、0.50以上0.75以下であるタイヤ。
  4. 上記発泡部の発泡率が、30%以上40%以下である請求項に記載のタイヤ。
  5. 架橋ゴムからなるトレッドを備えており、
    このトレッドが、赤道上に位置する中央ブロック、トレッドの端の近傍に位置するショルダーブロック及びこの中央ブロックとショルダーブロックとの間に位置している中間ブロックを備えており、
    この中央ブロック、中間ブロック及びショルダーブロックのそれぞれが、その内部に発泡ゴムからなる発泡部を備えており、
    このブロックの中心におけるタイヤの厚みに対する発泡部の厚さの比が、0.50以上0.75以下であり、
    この発泡部の発泡率が、30%以上40%以下であるタイヤ。
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