JP4716423B2 - 地盤を掘り込んで作られる凹面に設けられる人工閉水域、およびこの人工閉水域の水質の低下を抑制する方法 - Google Patents

地盤を掘り込んで作られる凹面に設けられる人工閉水域、およびこの人工閉水域の水質の低下を抑制する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4716423B2
JP4716423B2 JP2006025334A JP2006025334A JP4716423B2 JP 4716423 B2 JP4716423 B2 JP 4716423B2 JP 2006025334 A JP2006025334 A JP 2006025334A JP 2006025334 A JP2006025334 A JP 2006025334A JP 4716423 B2 JP4716423 B2 JP 4716423B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
concave surface
sheet
artificial
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006025334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007203197A (ja
Inventor
滋夫 上田
三代 上久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Kogyo Co Ltd filed Critical Taiyo Kogyo Co Ltd
Priority to JP2006025334A priority Critical patent/JP4716423B2/ja
Publication of JP2007203197A publication Critical patent/JP2007203197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4716423B2 publication Critical patent/JP4716423B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Description

本発明は、人工閉水域の水底を好気状態とし、水の水質の低下を抑制する技術に関する。
昨今、水辺の自然を再現した人工的な干潟や沼、湖、水田等が、環境保護や環境教育の観点から造成されるようになった。これらの造成は、地盤を掘り込んで作った凹面に遮水シートを敷設し、この遮水シート上に砕石をたい積し、その上に砂をたい積して人工閉水域を構築することによって行われる。なお、凹面内には水を流入させるための導水管が設置される。
このようにして構築した人工閉水域の凹面内に導水管から水を流入させるとともに、この中に様々な生物を放流したり植物を植えたりすることにより、干潟や沼、湖、水田等を人工的に再現することができる。
しかしながら、上記人工閉水域の構築に用いられる遮水シートは、その遮水性能に着目して選択されるため、その透水係数が10−12cm/secという非常に小さなオーダーのシートが用いられる。このシートは遮水性の高さに加えて、通気性を有しないという性質を持つ。そのため、このような透水係数の非常に小さな遮水シートにより凹面の地盤表面が覆われている従来の閉水域では、地盤中からの閉水域に対する酸素供給がなく、また、流水による酸素供給もほとんどないので、水中のDO値が低い(溶存酸素が少ない)嫌気状態となり易かった。
通常、水底に沈殿した有機物(ヘドロ)は水中の好気性微生物によって分解されるが、このような嫌気状態においては好気性微生物が死滅してしまい、有機物は嫌気性微生物により分解されることになる。
この嫌気的分解の過程においては硫化水素、アンモニア、メタンガス等が発生するため、ヘドロから悪臭が発生する。また、嫌気的分解にも溶存酸素が必要であり、さらに嫌気的分解の速度は好気的分解の速度に比してずっと遅いため、水底にヘドロがどんどんたい積して、嫌気状態がますます進行することとなる。このことは、生物の死滅および水質の悪化につながる。
そこで本発明は、水を流入させた場合に水底が好気状態となるような人工閉水域、およびこの人工閉水域の水質の低下を抑制する方法を提供することをその課題とする。
上述の課題を解決するための本発明は、以下のようなものである。
すなわち本発明は、地盤を掘り込んで作られる凹面に水を流入させる導水管と、前記凹面の地盤表面上に敷設されるものであり、前記導水管により前記凹面内に流入させた水の、前記凹面からの漏水を防止するための遮水シートと、を有する人工閉水域であって、前記遮水シートは、通気性を有しており、前記遮水シートを通じて前記凹面外の地盤中の空気が前記凹面内に移動するようになっている、人工閉水域を提供する。
本発明の人工閉水域に用いられる遮水シートは通気性を有するため、この遮水シートを通じて凹面外の地盤中の空気が凹面内に移動するようになる。すなわち、遮水シートの下側から上側へ空気が供給されるようになり、これにより水底のDO値が上がるので、水底を好気状態に保つことができるようになる。水底が好気状態に保たれるようになれば、ヘドロのたい積を抑制することができ、人工閉水域内に流入させた水の水質の低下を抑制することができる。
なお、本出願において「凹面内」とは、地盤を掘り込んで作られる凹面の内側の空間をいう。
前記遮水シートは、凹面からの漏水を防止することができ、かつ、通気性を有しており、前記遮水シートを通じて前記凹面外の地盤中の空気が前記凹面内に移動するようになっているものであればどのようなものでも構わない。この遮水シートには、例えば220m/m/24hから1800m/m/24hの通気性を有するシートを用いることができる。また、透水係数が例えば10−9cm/secから10−4cm/secの間のオーダーのものを用いることができる。
前記導水管は、原則として遮水シートが敷設された凹面内に水を流入させるための管であるが、さらに酸素を送るように構成されてもよい。
この導水管は、遮水シートが敷設された凹面内に水を流入できるようになっていれば、どのような形状の管を用いてもよい。例えば、単なるパイプ状の導水管を用いてもよいし、導水管の前記凹面内に位置する部分に、その長手方向に複数の孔が設けられているものを用いてもよい。
このような導水管は、遮水シートが敷設された凹面内に水を流入させるだけでなく、凹面内の水を凹面外に流出させるようになっていてもよい。こうすれば、必要に応じて凹面内の水の量の調整をすることができる。この導水管は、凹面にたい積される後述の第2層中に埋設されるものとしてもよい。このようにすれば、導水管を水底よりも下に位置させることができるので、凹面内の水の量を調整するのに都合がよい。
なお、本発明において、この導水管により凹面内に流入される「水」には、海水も含まれるものとする。
本発明の人工閉水域は、前記遮水シート上にたい積される、粒状の材料からなる第2層をさらに有するようにしてもよい。
再現すべき環境に適した第2層を遮水シート上にたい積すれば、干潟や沼、湖、水田等を人工的に再現することができる。このような人工閉水域においても、遮水シートを通じて第2層の下方からより均一に空気が供給され、これにより水底全体のDO値が上がるので、第2層の表面(すなわち水底)をむらなく好気状態に保つことができるようになる。
第2層の表面がむらなく好気状態に保たれるようになれば、水底のヘドロのたい積を抑制することができ、人工閉水域内に流入させた水の水質の低下を抑制することができる。
この第2層は、例えば細粒石層と、この細粒石層上にたい積される細粒石層よりも小さい粒子からなる土砂層とからなるものとしてもよいし、土砂層からなるものとしてもよい。
このような構成の層によれば、土砂層中に生息する微生物や貝等に酸素をより均一に送ることができ、土砂層内もむらなく好気状態にすることができる。
なお、この第2層は、凹面の底全体にたい積するようにしてもよいし、一部にたい積してもよい。
前記人工閉水域は、前記凹面内に酸素を送るように配設される通気管をさらに有していてもよい。このような通気管を有する人工閉水域によれば、凹面内に酸素を送ることにより凹面内のDO値を上げることができるので、凹面内をより好気状態にすることができるようになる。
この通気管は、原則として凹面内に酸素を送るための管であるが、さらに水を送り込むように構成されてもよい。
この通気管は、凹面内に酸素を送れるようになっていれば、どのような形状の管を用いてもよい。例えば、その長手方向に複数の孔が設けられているものを用いてもよい。このような複数の孔が設けられているものとすれば、凹面内の複数の箇所から酸素を送り込むことができ、凹面内の一箇所に酸素を送り込む場合に比べて広い範囲を好気状態とすることができる。
この通気管は、導水管と別に設けてもよいが、導水管を兼ねるものでもよい。導水管を兼ねる通気管を用いる場合には、一本の管により水と酸素を送ることができるようになり、経済的である。また、本来の導水管の他に、導水管を兼ねる通気管を別途設けるようにしてもよい。このような通気管や導水管は、酸素自体ではなく空気を送り込むようになっていてもよい。
以上の通気管はどこに配設されてもよい。例えば凹面に敷設される遮水シートよりも上に配設されるようにしてもよいし、遮水シートよりも下に配設されるようにしてもよい。
通気管が凹面に敷設される遮水シートよりも上に配設される人工閉水域の例としては、例えば、遮水シート上にたい積され得る上述の第2層上に通気管を配設したり、この第2層中に通気管を埋設したりする例があげられる。なお、第2層中に通気管を埋設する場合には第2層の内部に酸素や空気を送り込むことができ、第2層の内部からその表面に対して酸素が供給されるようになるので、凹面内の水をより好気状態にすることができるようになる。
通気管が凹面に敷設される遮水シートよりも下に配設される人工閉水域の例としては、例えば、凹面上に通気管を配設し、その上に遮水シートを敷設したり、凹面の一部に通気管を設置するための穴を掘り、この穴に通気管を配設し、凹面に通気管を敷設したりする例があげられる。
また、前記凹面にたい積される、粒状の材料からなる第1層をさらに有しており、前記通気管の一部は、前記第1層中に埋設されており、前記遮水シートは、前記第1層上に敷設されている、人工閉水域としてもよい。なお、導水管は、例えば遮水シートよりも上に配設することができる。
以上のように、遮水シートよりも下に通気管を配設した人工閉水域とすれば、通気管から第1層中に送り込まれた酸素が遮水シートの面下に溜まり、その圧が高まることにより遮水シートの面下に溜まった酸素が遮水シートの面上に押し出されるようになる。
遮水シート上に通気管を配設した場合には、酸素が送り出される通気管の孔付近の場所を好気状態とすることができるが、通気管の孔から離れた場所は好気状態とすることが難しい。一方、このような人工閉水域によれば、遮水シートの下側に広がった酸素が遮水シートの面のより広い範囲(例えば、遮水シートの下側の全面)から遮水シート上に送り込まれるようになり、遮水シート上に通気管を配設した場合に比べて凹面内により均一に酸素を送り込むことができ、凹面内をよりむらなく好気状態に保つことができるようになる。
さらに、遮水シートとして10−4cm/secの遮水係数を有する遮水シートを使用し、導水管を兼ねる通気管を使用する場合には、通気管から第1層中に送り込まれた水が酸素と共に遮水シートの面上に押し出されるようになり、遮水シートの目詰まりを防止することができる。これにより遮水シートの通気性が保たれるようになる。すなわち、遮水シート上に小さい粒子からなる第2層を直接たい積したとしても、遮水シートが目詰まりすることなく、遮水シートの通気性が保たれるようになる。
以上の通気管は、例えば220m/m/24hから1800m/m/24hの間の量の空気を送り込むようになっていてもよい。
以上の第1層は、例えば比較的目の粗い粒子の細粒石からなる細粒石層であってもよい。この第1層を構成する粒子の大きさを粗くすればするほど、遮水シートのより広い範囲に酸素を行き渡らせることができる。
なお、この第1層は、凹面の全面にたい積するようにしてもよいし、一部にたい積してもよい。
また、本発明は、地盤を掘り込んで作られる凹面内に水を流入させる導水管と、前記凹面の地盤表面上に敷設されるものであり、前記導水管により前記凹面内に流入させた水の、前記凹面からの漏水を防止するための遮水シートと、前記凹面内に空気を送るように配設される通気管と、を有する人工閉水域であって、前記遮水シートは、通気性を有しており、前記遮水シートを通じて前記凹面外の地盤中の空気が前記凹面内に移動するようになっており、前記通気管の一部は、前記遮水シートの下に配設されている人工閉水域における、水質の低下を抑制する方法であって、前記導水管を通じて、前記凹面内に水を流入させる過程と、前記通気管を通じて、前記凹面内に空気を送り込む過程と、を有する方法、を提供する。
この方法によれば、上述のように、凹面内をよりむらなく好気状態に保つことができるようになり、凹面内の水質の低下を抑制することができる。
本発明によれば、水を流入させた場合に水底が好気状態となるような人工閉水域、およびこの人工閉水域の水質の低下を抑制する方法を提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図において、同一の構成には同一の符号を付すものとする。
<第1実施形態>
本実施形態の人工閉水域は、図1に示すように、地盤100を掘り込んで作られた凹面101に設けられる構造である。
以下、本実施形態の人工閉水域の構築方法およびその構成を、図2ないし図8を参照して説明する。
まず、図2に示すように、凹面101の地盤表面102上に、遮水シート10を敷設する。
この遮水シート10は、後に凹面101に流入させた水の、凹面101からの漏水を防止するためのシートである。
この遮水シート10は、空気は通すが水を通しにくい性質を持った繊維性のシートで構成され、例えば通気性が220m/m/24h〜1200m/m/24h、透水係数が10−9cm/sec〜10−5cm/secの繊維シートである。
図3は、遮水シート10の構造を説明するための図である。この遮水シート10は、通気・防水層11を補強層12、13で挟んだ構成になっている。通気・防水層11により、空気は遮水シート10を通過し、水はそのほとんどが遮られるようになっている。補強層12、13により、外的要因による通気・防水層11の劣化、破損が防止されるようになっている。
通気・防水層11は、例えば約0.5μmの有孔径を有するポリエチレン連続性極細繊維不織布により構成され、補強層12、13は、例えば不織布により構成される。水滴の径は通常1000〜3000μmであり、霧雨の径は通常100〜200μmである。遮水シート10の通気・防水層11の有孔径が上記の値であれば、水滴の径、霧雨の径などは、通気・防水層11の有孔径よりも大きいので、これらが通気・防水層11を通過することはない。このため、遮水シート10は防水性を有することになる。また、水蒸気の径は通常0.004μmであり、炭酸ガスの径は通常0.0023μmである。これらの径は通気・防水層11の有孔径よりも小さいので、通気・防水層11を通過する。そのために、遮水シート10は通気性を有することになる。
次に、図5に示すように、遮水シート10の一部を覆う、細粒石層21および土砂層22からなる土質材料層20を形成する。この細粒石層21および土砂層22からなる土質材料層20は、干潟や沼、湖、水田等の水底を人工的に再現するためのものである。
この土質材料層20の形成にあたっては、まず、図4に示すように、敷設した遮水シート10上に、主に10mm〜20mmの大きさの粒子の砕石(細粒石)を約30cmの厚みとなるように敷設して、細粒石層21を形成する。
この際、細粒石層21を構成する細粒石の一部を敷設してから、その表面上に導水管を設置し、それから敷設すべき残りの細粒石をたい積して、細粒石層21中に導水管の孔30aが設けられている部分(後述する)が埋設されるようにする。
その後、図5に示すように、形成した細粒石層21上に、主に0.5mm〜1.5mmの大きさの粒子の砕石(土砂)を約30cmの厚みとなるように敷設して、土砂層22を形成する。
以上のようにして、本実施形態の人工閉水域1を構築する。
ここで、細粒石層21中にその一部が埋設される導水管は、凹面101外から凹面101内に水および空気を送り込むためのパイプ状の部材である。
図6は、この導水管30の、細粒石層21中に埋設されるべき部分の構成を示す図である。この図に示すように、導水管30の、細粒石層21中に埋設されるべき部分(すなわち、凹面101内に位置する部分)には、その長手方向に複数の孔30aが設けられている。すなわち本実施形態の導水管30の、凹面101外の一端側から送り込まれた水(海水)および空気は、他端側に設けられた複数の孔30aから放出されることとなる。なお、本実施形態では、満水時の水深が20cm〜70cmとなるように水110を流入させるものとして記載するが、これに限られるものではない。
以上のようにして構築された人工閉水域1によれば、導水管30を介して凹面101内に水110を流入させ、図7に示すような閉水域をつくった場合、凹面101外の空気がこの遮水シート10を通じて凹面101内に移動できるようになる。これにより、細粒石層21の下方から空気が供給されるようになり、水底のDO値が上がるので、土質材料層20の表面を好気状態にすることができるようになる。
このように、土質材料層20の表面が好気状態になるようになれば、水底の有機物(ヘドロ)120のたい積を抑制することができ、人工閉水域1内に流入させた水110の水質の低下を抑制することができる。
さらに、凹面101内に導水管30を通じて空気を送り込むと、図7のA−A’断面図である図8に示すように、導水管30の孔30aから細粒石層21中に供給された空気130は土砂層22中に送られるので、土砂層22中に生息する微生物や貝等に酸素を供給することができ、土砂層22内を好気状態にすることができる。また、この空気130は土砂層22の内部を介して土質材料層20の表面に送られるので、土質材料層20の表面をさらに好気状態に保つことができるようになる。さらに、空気130は水中に供給されるため、水中のDO値を上げることができ、水110をより好気状態にすることができるようになる。
すなわち、定期的に凹面101内に空気130を送り込むようにすれば、凹面101内をより好気状態に保つことができるようになる。
以上説明した本実施形態では、細粒石層21を主に10mm〜20mmの大きさの粒子の細粒石を用いて形成し、土砂層22を主に0.5mm〜1.5mmの大きさの粒子の土砂を用いて形成するものとして説明したが、これに限られず、下にある細粒石層21を構成する粒子の大きさが上にある土砂層22を構成する粒子の大きさよりも大きければどのような粒子のものを使用してもよい。また、本実施形態では、細粒石層21および土砂層22の厚みがそれぞれ約30cmの厚みとなるように形成するものとして記載するが、どのような厚みの層でもよい。例えば、それぞれ約20cmないし約40cmの間の厚みとなるように形成することができる。さらに、本実施形態の土質材料層20は、このような細粒石層21および土砂層22からなるものとして記載したが、これに限られず、1つの層から構成するものとしてもよいし、3つ以上の層から構成するものとしてもよい。また、このような土質材料層20は必ずしも必要ではなく、たい積しないものとしてもよい。また、本実施形態では遮水シート10の一部を覆うように土質材料層20をたい積するものとしたが、遮水シート10の全面を覆うようにたい積するものとしてもよい。
また、本実施形態の導水管30は、水110とともに空気130を送るようになっているものとして記載したが、水110のみを送るようになっていてもよい。この場合、導水管30とは別に、凹面101内に空気を送る通気管を設けてもよい。このような通気管を設けることによっても水底または水中のDO値を上げることができる。また、本実施形態では、導水管30の一部が細粒石層21中に埋設されるように記載したが、これに限られず、土砂層22中に埋設しても、土質材料層20上に敷設しても、水中に配設してもよい。通気管も同様である。さらに、本実施形態では、導水管30は空気を送るものとして記載するが、酸素自体を送るようにしてもよい。
また、本実施形態では、人工閉水域1中には水110を流入させるものとして記載したが、これに限られず、人工閉水域1中に流入させるものは海水であってもよい。
これらの変形例は、以下の実施形態にも適用することができる。
<第2実施形態>
以下に説明する第2実施形態の人工閉水域は、図1に示すような凹面101に設けられる構造である点で第1実施形態の人工閉水域1と共通するが、第1実施形態の人工閉水域1が遮水シートの上に空気を送り込むような構成であるのに対して、本実施形態の人工閉水域2は、遮水シートの下に空気を送り込むような構成である点で異なる。
以下、本実施形態の人工閉水域の構築方法およびその構成を、図9ないし図14を参照して説明する。
まず、図9に示すように、図1の凹面101の地盤表面102上の一部を覆うように、第1実施形態で使用した細粒石を約30〜50cmの厚みとなるように敷設して、細粒石層210を形成する。
この際、細粒石層210を構成する細粒石の一部を敷設してから、その表面上に通気管を設置し、それから敷設すべき残りの細粒石をたい積して、細粒石層210中に通気管の孔220aが設けられている部分(後述する)が埋設されるようにする。
この通気管は、凹面101外から凹面101内に空気を送り込むためのパイプ状の部材である。
図10は、この通気管220の、細粒石層210中に埋設されるべき部分の構成を示す図である。この図に示すように、通気管220の構成は導水管30の構成と同様、細粒石層210中に埋設されるべき部分(すなわち、凹面101内に位置する部分)にはその長手方向に複数の孔220aが設けられている。すなわち本実施形態の通気管220の凹面101外の一端側から送り込まれた空気は、他端側に設けられた複数の孔220aから放出されることとなる。
次に、図11に示すように、細粒石層210上、および露出している凹面101の地盤表面102上に、遮水シート230を敷設する。
この遮水シート230の構造は第1実施形態の遮水シート10と基本的に同じであるが、本実施形態の遮水シート230は、遮水シート10の中でも水を通しにくいシート、例えば通気性が220m/m/24h、透水係数が10−9cm/secのオーダーの繊維シートが用いられる。
次に、図12に示すように、遮水シート230の一部を覆うように、第1実施形態の土質材料層20に相当する土質材料層240を形成する。すなわちこの土質材料層240は、第1実施形態の細粒石層21に相当する細粒石層241と、土砂層22に相当する土砂層242からなる。この土質材料層240の形成方法は第1実施形態と同様であり、細粒石層241中には導水管250(後述の図14参照)の一部が埋設される。この導水管250の構成は、図6に示す第1実施形態の導水管30の構成と同じであり、細粒石層241中に埋設されるべき部分(すなわち、凹面101内に位置する部分)にはその長手方向に複数の孔250aが設けられている。すなわち本実施形態の導水管250の凹面101外の一端側から送り込まれた水は、他端側に設けられた複数の孔250aから放出されることとなる。なお、本実施形態では、満水時の水深が20cm〜70cmとなるように水110を流入させるものとして記載するが、これに限られるものではない。
この導水管250は、本実施形態では凹面101内に水のみを流入させるものとして記載するが、第1実施形態のように水と共に空気を流入させるものとしてもよい。
以上のようにして、本実施形態の人工閉水域2を構築する。
この人工閉水域2によれば、導水管250を介して凹面101内に水110を流入させて図13に示すような閉水域をつくった場合、第1実施形態と同様、凹面101外の空気がこの遮水シート230を通じて凹面101内に移動できるようになるので、人工閉水域2内に流入させた水110の水質の低下を抑制することができるだけでなく、以下のような利点を有する。
すなわち、本実施形態の人工閉水域2は、遮水シート230の下に空気を送り込むような構成となっているので、細粒石層210内に通気管220を通じて空気を送り込むと、図13のB−B’断面図である図14に示すように、通気管220の孔220aから細粒石層210中に供給された空気130が遮水シート230の面下に溜まり、薄い空気膜層130aが形成される。そして遮水シート230の面下の圧が所定の圧よりも高くなると、空気膜層130aに溜まった空気は遮水シート230の面上に押し出されるようになる。これにより遮水シート230下のより広い範囲に空気が送り込まれるようになるため、遮水シート230上に通気管を配設した場合に比べて土質材料層240(ひいては凹面101内)により均一に空気を送り込むことができ、土質材料層240中に生息する微生物や貝等に広く空気を供給することができ、土質材料層240内をよりむらなく好気状態にすることができる。また、土質材料層240の表面(すなわち水底)をよりむらなく好気状態に保つことができるようになる。
なお、細粒石層210を構成する粒径を制御することにより、遮水シート230下に送り込まれた空気が拡散する範囲を制御することができる。
[変形例]
以上説明した第2実施形態の人工閉水域2の遮水シートとして、第1実施形態の遮水シート10よりも若干透水度の高いシート、例えば通気性が1200m/m/24h〜1800m/m/24h、透水係数が10−4cm/secのオーダーの繊維シートを用いることもできる。
図15は、このようなオーダーの遮水シート330を用いた場合の、図14に相当する層の断面図である。
この図に示すように、このようなオーダーの遮水シート330を用いた本実施形態の人工閉水域3の、遮水シート330の下にたい積される細粒石層310中に埋設される通気管320は、空気130と共に水を送り込むように構成される。
また、遮水シート330上には、上記実施形態のような細粒石層と土砂層からなる土質材料層ではなく、土砂層340のみをたい積する。なお、この土砂層340の形成にあたっては、敷設した遮水シート330上に、土砂を約40〜50cmの厚みとなるように敷設して、土砂層340を形成する。
この際、土砂層340を構成する土砂の一部を敷設してから、その表面上に導水管350を設置し、それから敷設すべき残りの土砂をたい積して、土砂層340中に導水管350の孔350aが設けられている部分(後述する)が埋設されるようにする。この導水管350の構成は、図6に示す第1実施形態の導水管30の構成と同じであり、土砂層340中に埋設されるべき部分(すなわち、凹面101内に位置する部分)にはその長手方向に複数の孔350aが設けられている。すなわち本実施形態の導水管350の凹面101外の一端側から送り込まれた水は、他端側に設けられた複数の孔350aから放出されることとなる。なお、本実施形態では、満水時に水深が1m以上となるように水110を流入させるものとして記載するが、これに限られるものではない。また、この導水管350は、本実施形態では凹面101内に水のみを流入させるものとして記載するが、第1実施形態のように水110と共に空気を流入させるものとしてもよい。
この人工閉水域3によっても、導水管350の孔350aから細粒石層310中に供給された空気130が遮水シート330の面下に溜まり、薄い空気膜層130aが形成され、遮水シート330の面下の圧が所定の圧よりも高くなると、空気膜層130aに溜まった空気130は遮水シート330の面上に押し出されるようになるため、水底をむらなく好気状態に保つことができるようになる。
さらに、本実施形態の人工閉水域3によれば、通気管320から細粒石層310中に送り込まれた水が空気130と共に遮水シート330の面上に押し出されるようになり、遮水シート330の目詰まりを防止することができる。すなわち、遮水シート330上に細粒石層を敷設することなく粒子の細かい土砂層340を直接たい積したとしても遮水シート330が目詰まりすることなく、遮水シート330の通気性が保たれるようになる。
凹面を示す図。 凹面の地盤表面上に第1実施形態の遮水シートを敷設した状態を示す図。 第1実施形態の遮水シートの構造を説明するための図。 第1実施形態の遮水シート上に細粒石層を形成した状態を示す図。 第1実施形態の細粒石層上に土砂層を形成した状態を示す図。 第1実施形態の導水管の、細粒石層中に埋設されるべき部分の構成を示す図。 第1実施形態の人工閉水域に、水を流入させた状態を示す図。 図7のA−A’断面図。 凹面に第2実施形態の細粒石層を形成した状態を示す図。 第2実施形態の通気管の、細粒石層中に埋設されるべき部分の構成を示す図。 第2実施形態の細粒石層上に遮水シートを敷設した状態を示す図。 第2実施形態の遮水シート上に土質材料層を形成した状態を示す図。 第2実施形態の人工閉水域に、水を流入させた状態を示す図。 図13のB−B’断面図。 第2実施形態の変形例である人工閉水域の一部断面を示す図。
符号の説明
1,2,3 人工閉水域
10,230,330 遮水シート
20,240 土質材料層
21,210,241 細粒石層
22,242 土砂層
30,250,350 導水管
100 地盤
101 凹面
102 地盤表面
120 有機物
130 空気
220,320 通気管

Claims (11)

  1. 地盤を掘り込んで作られる凹面内に水を流入させる導水管と、前記凹面の地盤表面上に敷設されるものであり、前記導水管により前記凹面内に流入させた水の、前記凹面からの漏水を防止するための遮水シートと、を有する水辺の自然を再現した人工的に作られた閉水域である人工閉水域であって、
    前記遮水シートは、220m /m /24hから1800m /m /24hの間の通気性を有しており、前記遮水シートを通じて前記凹面外の地盤中の空気が前記凹面内に流入させた水に移動するようになっている、
    人工閉水域。
  2. 前記遮水シートの透水係数は、10−9cm/secから10−4cm/secの間のオーダーである、
    請求項1記載の人工閉水域。
  3. 前記凹面内に流入させた水に酸素を送るように、前記遮水シートよりも上の水中に配設される通気管をさらに有する、
    請求項1ないし2のいずれかの項記載の人工閉水域。
  4. 前記通気管は、前記導水管を兼ねる、
    請求項記載の人工閉水域。
  5. 前記凹面内に敷設された前記遮水シートを介して、前記凹面内に流入させた水に酸素を送るように、前記遮水シートよりも下に配設される通気管をさらに有する、
    請求項1ないし3のいずれかの項記載の人工閉水域。
  6. 前記凹面にたい積される、粒状の材料からなる第1層をさらに有しており、
    前記遮水シートよりも下に配設される前記通気管の一部は、前記第1層中に埋設されており、
    前記遮水シートは、前記第1層上に敷設されている、
    請求項記載の人工閉水域。
  7. 前記通気管は、220m/m/24hから1800m/m/24hの間の量の空気を送り込むようになっている、
    請求項ないしのいずれかの項記載の人工閉水域。
  8. 前記通気管は、その長手方向に複数の孔が設けられている、
    請求項ないしのいずれかの項記載の人工閉水域。
  9. 前記遮水シート上にたい積される、粒状の材料からなる第2層をさらに有する、
    請求項1ないしのいずれかの項記載の人工閉水域。
  10. 地盤を掘り込んで作られる凹面内に水を流入させる導水管と、前記凹面の地盤表面上に敷設されるものであり、前記導水管により前記凹面内に流入させた水の、前記凹面からの漏水を防止するための遮水シートと、前記凹面内に流入させた水に空気を送るように、前記遮水シートよりも上の水中に配設される通気管と、を有する水辺の自然を再現した人工的に作られた閉水域である人工閉水域であって、前記遮水シートは、220m /m /24hから1800m /m /24hの間の通気性を有しており、前記遮水シートを通じて前記凹面外の地盤中の空気が前記凹面内に流入させた水に移動するようになっている人工閉水域における、水質の低下を抑制する方法であって、
    前記通気管を通じて、前記凹面内に空気を送り込む過程、
    を有する、方法。
  11. 地盤を掘り込んで作られる凹面内に水を流入させる導水管と、前記凹面の地盤表面上に敷設されるものであり、前記導水管により前記凹面内に流入させた水の、前記凹面からの漏水を防止するための遮水シートと、前記凹面内に敷設された前記遮水シートを介して前記凹面内に流入させた水に空気を送るように、前記遮水シートよりも下に配設される通気管と、を有する水辺の自然を再現した人工的に作られた閉水域である人工閉水域であって、前記遮水シートは、220m /m /24hから1800m /m /24hの間の通気性を有しており、前記遮水シートを通じて前記凹面外の地盤中の空気、及び前記通気管から供給された空気が前記凹面内に流入させた水に移動するようになっている人工閉水域における、水質の低下を抑制する方法であって、
    前記通気管を通じて、前記凹面内に空気を送り込む過程、
    を有する、方法。
JP2006025334A 2006-02-02 2006-02-02 地盤を掘り込んで作られる凹面に設けられる人工閉水域、およびこの人工閉水域の水質の低下を抑制する方法 Active JP4716423B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006025334A JP4716423B2 (ja) 2006-02-02 2006-02-02 地盤を掘り込んで作られる凹面に設けられる人工閉水域、およびこの人工閉水域の水質の低下を抑制する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006025334A JP4716423B2 (ja) 2006-02-02 2006-02-02 地盤を掘り込んで作られる凹面に設けられる人工閉水域、およびこの人工閉水域の水質の低下を抑制する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007203197A JP2007203197A (ja) 2007-08-16
JP4716423B2 true JP4716423B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=38483129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006025334A Active JP4716423B2 (ja) 2006-02-02 2006-02-02 地盤を掘り込んで作られる凹面に設けられる人工閉水域、およびこの人工閉水域の水質の低下を抑制する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4716423B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5561736B2 (ja) * 2011-02-27 2014-07-30 株式会社高特 静水状態の湖沼や池におけるヘドロ巻き上り抑制設備を併用した水質浄化方法及び装置
CN105672210B (zh) * 2016-04-01 2018-02-06 山东省水利勘测设计院 一种生态净化型挡水堰

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01256618A (ja) * 1988-04-04 1989-10-13 Kanebo Kasei Kk 凹地覆工工法およびそれに用いる防水シート
JPH02136414A (ja) * 1988-11-15 1990-05-25 Ohbayashi Corp 遮水シートにおける欠損部の検知方法
JPH03181380A (ja) * 1989-12-11 1991-08-07 Sumitomo Metal Ind Ltd 水浄化用水底敷設材
JPH0452312A (ja) * 1990-06-20 1992-02-20 Kajima Corp 人工池の止水工法
JPH04228716A (ja) * 1990-09-12 1992-08-18 Hitachi Cable Ltd 透気性遮水シ―ト及びそれを用いた遮水工法
JPH05138143A (ja) * 1991-11-22 1993-06-01 Ohbayashi Corp 廃棄物処分場における最終覆土工法
JPH07308655A (ja) * 1994-05-20 1995-11-28 Ohbayashi Corp 廃棄物処分場
JPH0857488A (ja) * 1994-08-25 1996-03-05 Onoda Autoclaved Light Weight Concrete Co Ltd 汚水の土壌浸潤処理装置
JPH08197079A (ja) * 1995-01-30 1996-08-06 Shunsuke Yokosuka 敷地内排水端末処理装置
JPH11222831A (ja) * 1998-02-05 1999-08-17 Maeda Kousen Kk 土木用クッション構造体
JP2001170667A (ja) * 1999-12-14 2001-06-26 Katsumi Iizuka 敷地内排水処理装置
WO2004110131A1 (ja) * 2003-06-13 2004-12-23 Kawada Construction Co., Ltd. 緑化装置
JP2005224781A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Taiyo Kogyo Corp ガス排出装置、及び廃棄物処分場
JP2005224780A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Taiyo Kogyo Corp 送気構造、及び廃棄物処分場

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4299382B2 (ja) * 1998-06-19 2009-07-22 株式会社フジタ 水処理用人工湿地
JP2002360111A (ja) * 2001-04-03 2002-12-17 Mitsuhiro Kizawa 人工生魚池
US7140495B2 (en) * 2001-12-14 2006-11-28 3M Innovative Properties Company Layered sheet construction for wastewater treatment
JP2004181353A (ja) * 2002-12-03 2004-07-02 Aoa Aoba:Kk 淡水系の水質環境改善または維持方法ならびに該方法を利用する環境改善または維持システム
JP2004209465A (ja) * 2002-12-19 2004-07-29 Kato Construction Co Ltd 湿地型水質浄化処理システム
JP4169619B2 (ja) * 2003-03-27 2008-10-22 帝人ファイバー株式会社 難透水性土木シート及びその製造方法
JP2005095021A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 North Green:Kk 屋上緑化資材及び屋上緑化工法
JP4500171B2 (ja) * 2004-03-19 2010-07-14 東洋ゴム工業株式会社 通気性遮水シート及びその製造方法ならびに雨水浸透防止層の施工方法
JP4578340B2 (ja) * 2005-04-22 2010-11-10 太陽工業株式会社 堤体

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01256618A (ja) * 1988-04-04 1989-10-13 Kanebo Kasei Kk 凹地覆工工法およびそれに用いる防水シート
JPH02136414A (ja) * 1988-11-15 1990-05-25 Ohbayashi Corp 遮水シートにおける欠損部の検知方法
JPH03181380A (ja) * 1989-12-11 1991-08-07 Sumitomo Metal Ind Ltd 水浄化用水底敷設材
JPH0452312A (ja) * 1990-06-20 1992-02-20 Kajima Corp 人工池の止水工法
JPH04228716A (ja) * 1990-09-12 1992-08-18 Hitachi Cable Ltd 透気性遮水シ―ト及びそれを用いた遮水工法
JPH05138143A (ja) * 1991-11-22 1993-06-01 Ohbayashi Corp 廃棄物処分場における最終覆土工法
JPH07308655A (ja) * 1994-05-20 1995-11-28 Ohbayashi Corp 廃棄物処分場
JPH0857488A (ja) * 1994-08-25 1996-03-05 Onoda Autoclaved Light Weight Concrete Co Ltd 汚水の土壌浸潤処理装置
JPH08197079A (ja) * 1995-01-30 1996-08-06 Shunsuke Yokosuka 敷地内排水端末処理装置
JPH11222831A (ja) * 1998-02-05 1999-08-17 Maeda Kousen Kk 土木用クッション構造体
JP2001170667A (ja) * 1999-12-14 2001-06-26 Katsumi Iizuka 敷地内排水処理装置
WO2004110131A1 (ja) * 2003-06-13 2004-12-23 Kawada Construction Co., Ltd. 緑化装置
JP2005224781A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Taiyo Kogyo Corp ガス排出装置、及び廃棄物処分場
JP2005224780A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Taiyo Kogyo Corp 送気構造、及び廃棄物処分場

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007203197A (ja) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7465390B2 (en) Low aspect ratio wastewater system
EP1289684B1 (en) Method of treating a contaminated material
JP4877546B2 (ja) 伏流式人工湿地システム
US10000398B2 (en) In-situ purification island structure and the construction method thereof
NZ591620A (en) Bioreactor for producing synfuel from carbonaceous material
US6482319B2 (en) In-line filtration system for treatment of septic tank effluent
CN212292985U (zh) 一种水体流域面源污染的景观生态净化系统
KR102121069B1 (ko) 식물여과를 이용한 생태습지 유지용수 공급 물순환 시스템
JP4716423B2 (ja) 地盤を掘り込んで作られる凹面に設けられる人工閉水域、およびこの人工閉水域の水質の低下を抑制する方法
CN109295927A (zh) 一种治理离子型稀土矿山原地浸矿浸出液的生态沟渠
US20090242492A1 (en) Subsurface wastewater disposal system
JP2008115545A (ja) 河川流量平準化方法
CN204939096U (zh) 一种用于污水处理的呼吸型人工湿地系统
NZ508952A (en) Water flow control for a planting system
CN208791290U (zh) 湿陷性黄土地区的生态旱溪
CN107055783B (zh) 强化处理富营养化水体的复合流人工湿地系统
CN109956645B (zh) 一种淤泥无害化凝缩绿化袋及方法
JP2002171850A (ja) 循環型水路
JP3076024B2 (ja) 傾斜土槽を用いた水質浄化装置及びそれを用いた水質浄化法
CN112830642A (zh) 用于防治农田面源污染的新型生态沟渠系统
KR100439484B1 (ko) 호기혐기 조합형 이중통기공법에 의한 자연정화하수처리시스템
JP3121431U (ja) 暗渠管の埋設構造
CN217127058U (zh) 一种污水处理系统用铁碳基垂直流人工湿地
CN115180773B (zh) 一种底泥原位修复的装配式植生柔性沉排系统
Younger et al. Passive treatment of polluted mine waters

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090105

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4716423

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250