JPH0452312A - 人工池の止水工法 - Google Patents
人工池の止水工法Info
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- JPH0452312A JPH0452312A JP16214990A JP16214990A JPH0452312A JP H0452312 A JPH0452312 A JP H0452312A JP 16214990 A JP16214990 A JP 16214990A JP 16214990 A JP16214990 A JP 16214990A JP H0452312 A JPH0452312 A JP H0452312A
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Landscapes
- Revetment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ゴルフ場や公園の修景池、調整池並びに製部
用水を確保するための溜池など、人工的に水を溜めるこ
とを目的とする人工池の施工における止木工法に関する
。
用水を確保するための溜池など、人工的に水を溜めるこ
とを目的とする人工池の施工における止木工法に関する
。
人工池の底面の止水工法としては、第４図に示すように
凍土ｌの上に良質±２を敷き均し、さらにこの良質±２
の上にゴムシートや塩化ビニルシートなどのシート３を
敷設する。
凍土ｌの上に良質±２を敷き均し、さらにこの良質±２
の上にゴムシートや塩化ビニルシートなどのシート３を
敷設する。
また、図示は省略するがこの他に良質±２の上をコンク
リートやアスファルトで覆う工法もある。
リートやアスファルトで覆う工法もある。
前記第４図に示すシート工法では、このシート３にゴム
シートを使用する場合はシート裏側のエア抜きをうまく
行わないと施工後にシート３がふくれ上がるおそれがあ
る。
シートを使用する場合はシート裏側のエア抜きをうまく
行わないと施工後にシート３がふくれ上がるおそれがあ
る。
シート３に塩化ビニルシートを用いる場合は、前記ゴム
シートの場合と比べて安価であり経済性に優れるが、材
質面で長期安定性が劣っている。
シートの場合と比べて安価であり経済性に優れるが、材
質面で長期安定性が劣っている。
コンクリートやアスファルトをベースとした止木工法は
、打継目やジヨイント部の処理が面倒であり、これが不
完全な場合や或いは乾燥収縮によるクランクの発生など
が生じると充分な止水効果を期待できない。
、打継目やジヨイント部の処理が面倒であり、これが不
完全な場合や或いは乾燥収縮によるクランクの発生など
が生じると充分な止水効果を期待できない。
また、前記いずれの工法によっても、盛土基盤上で施工
する場合を想定すると不等沈下に対する変形追従性に問
題がある。
する場合を想定すると不等沈下に対する変形追従性に問
題がある。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、長期安定
性や不等沈下に対する変形追従性に優れ、施工のコスト
面でも塩化ビニルシートを用いるシート工法に対応でき
る安価なものですむ人工池の止水工法を提供することに
ある。
性や不等沈下に対する変形追従性に優れ、施工のコスト
面でも塩化ビニルシートを用いるシート工法に対応でき
る安価なものですむ人工池の止水工法を提供することに
ある。
本発明は前記目的を達成するため、ベントナイトと良質
土を混合撹拌し、かつ転圧して止水層を形成し、さらに
その上に栗石、砕石、砂利等を用いた保護層、もしくは
セメント安定処理による保護層を形成したことを要旨と
するものである。
土を混合撹拌し、かつ転圧して止水層を形成し、さらに
その上に栗石、砕石、砂利等を用いた保護層、もしくは
セメント安定処理による保護層を形成したことを要旨と
するものである。
本発明によれば、止水層はベントナイトと良質土を混合
撹拌し、かつ転圧して形成されるもので、ベントナイト
の中に含まれるモンモリロナイトが水と接触すると膨潤
する性質を利用して止水が行われる。
撹拌し、かつ転圧して形成されるもので、ベントナイト
の中に含まれるモンモリロナイトが水と接触すると膨潤
する性質を利用して止水が行われる。
そのため、品質面では水位の変動による乾湿の繰り返し
作用を受けてもその都度膨潤作用を繰り返すなどして長
期に安定し、また地盤の不等沈下に対する変形に追従で
きる。
作用を受けてもその都度膨潤作用を繰り返すなどして長
期に安定し、また地盤の不等沈下に対する変形に追従で
きる。
また、ただ良質土とベントナイトと良質土を混合撹拌し
、かつ敷き均らすだけでは、水と接触した混合層がヘド
ロ状となり、機械は勿論のこと、人も中に入っていけな
い状態となるが、この止水層の上に保護層があるのでか
かる状態にはならず、築造後に必要となる底ざらいなど
のメンテナンス作業を支障なく行える。
、かつ敷き均らすだけでは、水と接触した混合層がヘド
ロ状となり、機械は勿論のこと、人も中に入っていけな
い状態となるが、この止水層の上に保護層があるのでか
かる状態にはならず、築造後に必要となる底ざらいなど
のメンテナンス作業を支障なく行える。
〔実施例］
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。
第１図は本発明の人工池の止水工法の第１実施例を示す
縦断側面図、第２図は同上平面図である。
縦断側面図、第２図は同上平面図である。
図中４は人工池であるが、この池４の形状は選ばないが
、図示の例は矩形の場合である。
、図示の例は矩形の場合である。
まず、人工池４の掘削、整形工程として、人工池４を所
定の形状にバンクホウやその他の掘削機にて掘削する。
定の形状にバンクホウやその他の掘削機にて掘削する。
この場合、地底の掘削高さは仕上がり面から後述の保護
層９や１０とベントナイト混合層による止水層８の両方
の厚さを引いた高さとする。また、法面勾配は、１：６
以下の緩やかな勾配とし、法肩は水位＋２０ｃｍ上がり
を目安として仕上げる。
層９や１０とベントナイト混合層による止水層８の両方
の厚さを引いた高さとする。また、法面勾配は、１：６
以下の緩やかな勾配とし、法肩は水位＋２０ｃｍ上がり
を目安として仕上げる。
次いで、場内に予めストックした良質±（表土）を運搬
し、ブルドーザにて厚さ３０ｃｍに均一に敷き均らす。
し、ブルドーザにて厚さ３０ｃｍに均一に敷き均らす。
この時、排泥桝５や排水基６や各配管７や循環用ポンプ
ピット（図示せず）などの構造物廻りについては、良質
土を敷き均らさないで、脇にストックしておき、後述の
ベントナイトと混合撹拌後に敷き均らすものとする。
ピット（図示せず）などの構造物廻りについては、良質
土を敷き均らさないで、脇にストックしておき、後述の
ベントナイトと混合撹拌後に敷き均らすものとする。
なお、配管７には塩化ビニル管を使用し、継手部には伸
縮自在継手を組み込んだ。
縮自在継手を組み込んだ。
次の工程として、ベントナイトを散布する。
このベントナイト散布量（良質土との配合割合）につい
ては、予め室内での土質試験を行い、その結果からＩ
Ｘｌ０−’ｃｍ／ｓｅｃ以下の透水係数が得られるベン
トナイトの配合比（通常の場合上の湿潤重量に対し、５
％〜１５％程度）を決めておく。
ては、予め室内での土質試験を行い、その結果からＩ
Ｘｌ０−’ｃｍ／ｓｅｃ以下の透水係数が得られるベン
トナイトの配合比（通常の場合上の湿潤重量に対し、５
％〜１５％程度）を決めておく。
かかるベントナイトの散布に当たっては、１パツク（９
００ｋｇＯ袋詰）当たりの散布面積を算定し、良質土の
敷き均らしが終わった地面に石灰で線を引き１ブロツク
＝１パツクとなるようにブロック割りを行う。
００ｋｇＯ袋詰）当たりの散布面積を算定し、良質土の
敷き均らしが終わった地面に石灰で線を引き１ブロツク
＝１パツクとなるようにブロック割りを行う。
散布例を示すと、
厚さ３０ｃｍの良質±（湿潤重量７ｄ＝１．８ ｔ／ｒ
ｒｆ）にベントナイトを８％添加する場合の１パツク当
たりの散布面積は次の式となるので、 ０．９÷（１，Ｏｘ０．３ ｘｌ、８ ｘＯ，０８）
−２０，８ボ従って、ブロック割りは、４．５ ｍＸ４
．５ ｍで行えばよい。
ｒｆ）にベントナイトを８％添加する場合の１パツク当
たりの散布面積は次の式となるので、 ０．９÷（１，Ｏｘ０．３ ｘｌ、８ ｘＯ，０８）
−２０，８ボ従って、ブロック割りは、４．５ ｍＸ４
．５ ｍで行えばよい。
このように各ブロックにベントナイトを配置した後、バ
ックホウにて散布し、人力にて均一の厚さに敷き均らす
。
ックホウにて散布し、人力にて均一の厚さに敷き均らす
。
次いで、良質土とベントナイトの混合撹拌をスタビライ
ザーにて行う。また、スタビライザーによる混合撹拌が
難しい個所についてはバックホウにて行う。撹拌は、原
則として１次撹拌、２次撹拌の２回行い、混合度のチエ
ツクは、目視により行う。
ザーにて行う。また、スタビライザーによる混合撹拌が
難しい個所についてはバックホウにて行う。撹拌は、原
則として１次撹拌、２次撹拌の２回行い、混合度のチエ
ツクは、目視により行う。
そして、スタビライザーによる混合撹拌が終了したら、
ブルドーザにて不陸整斉を行い、ローラーにて転圧する
。
ブルドーザにて不陸整斉を行い、ローラーにて転圧する
。
このようにして、ベントナイトと良質土を混合撹拌し、
かつ転圧してなる止水層８を形成する。
かつ転圧してなる止水層８を形成する。
前記ベントナイト混合層の転圧が終了し、止水層８が形
成されたならば、引き続きその上に栗石をバックホウと
人力で敷き均らし、保護層９を形成する。
成されたならば、引き続きその上に栗石をバックホウと
人力で敷き均らし、保護層９を形成する。
この保護層９の形成については、栗石のかわりに砕石や
砂利や現場発生ズリ等を用いてもよい。
砂利や現場発生ズリ等を用いてもよい。
なお、前記ベントナイトの散布から保護層９の形成まで
の作業は、途中で雨が降ると忽ちベントナイトが膨潤作
用を引き起こし、後の作業ができなくなるので晴天時を
選んで一気に施工することが肝要である。
の作業は、途中で雨が降ると忽ちベントナイトが膨潤作
用を引き起こし、後の作業ができなくなるので晴天時を
選んで一気に施工することが肝要である。
第３図は本発明の第２実施例を示すもので、止水層８の
上に形成する保護層１０は、セメントミルクと土砂を撹
拌してフィルセメントとするなどのセメント安定処理に
より形成した。
上に形成する保護層１０は、セメントミルクと土砂を撹
拌してフィルセメントとするなどのセメント安定処理に
より形成した。
この場合、セメント安定処理による保護層１０を２層に
分けて施工するものとし、層間に樹脂製の網目（ネット
）を入れ、保護層１０の亀裂を防くようにするとよい。
分けて施工するものとし、層間に樹脂製の網目（ネット
）を入れ、保護層１０の亀裂を防くようにするとよい。
以上述べたように本発明の人工池の止水工法は、止水層
はベントナイトと良質土を混合撹拌してなるので、ベン
トナイトの中に含まれるモンモリロナイトが水と接触す
ると膨潤する性質を利用して止水が行われ、水位の変動
による乾湿の繰り返し作用を受けてもその都度膨潤作用
を繰り返すなどして長期に安定し、また地盤の不等沈下
に対する変形に追従できるものである。
はベントナイトと良質土を混合撹拌してなるので、ベン
トナイトの中に含まれるモンモリロナイトが水と接触す
ると膨潤する性質を利用して止水が行われ、水位の変動
による乾湿の繰り返し作用を受けてもその都度膨潤作用
を繰り返すなどして長期に安定し、また地盤の不等沈下
に対する変形に追従できるものである。
また、この止水層の上に保護層を設けることにより、築
造後に池の水を抜いて人力あるいは機械力で行う底ざら
い等のメンテナンス作業を止水層を傷めることなく容易
にできるものである。
造後に池の水を抜いて人力あるいは機械力で行う底ざら
い等のメンテナンス作業を止水層を傷めることなく容易
にできるものである。
さらに、シートによる止水工法やアスファルト及びコン
クリートをベースとした止水工法に比べても、面倒な手
段をとらずに簡単かつ安価に施工できる。
クリートをベースとした止水工法に比べても、面倒な手
段をとらずに簡単かつ安価に施工できる。
また、池の形状についても法勾配さえ緩くとれば、円形
、矩形を問わず色々な形状の池が簡単に造れる利点もあ
る。
、矩形を問わず色々な形状の池が簡単に造れる利点もあ
る。
第１図は本発明の人工池の止水工法の第１実施例を示す
縦断側面図、第２図は同上平面図、第３図は第２実施例
を示す縦断側面図、第４図は従来例を示す要部の断面図
である。 １・・・原± ２・・・良質土３・−・シ
ート ４・・・池５・・・排泥桝
６・・・排水塔７・・・配管 ８・・
・止水層９．１０・・・保護層
縦断側面図、第２図は同上平面図、第３図は第２実施例
を示す縦断側面図、第４図は従来例を示す要部の断面図
である。 １・・・原± ２・・・良質土３・−・シ
ート ４・・・池５・・・排泥桝
６・・・排水塔７・・・配管 ８・・
・止水層９．１０・・・保護層
Claims (2)
- （１）ベントナイトと良質土を混合撹拌し、かつ転圧し
て止水層を形成し、さらにその上に栗石、砕石、砂利等
を用いた保護層を形成したことを特徴とする人工池の止
水工法。 - （２）ベントナイトと良質土を混合撹拌し、かつ転圧し
て止水層を形成し、さらにその上にセメント安定処理に
よる保護層を形成したことを特徴とする人工池の止水工
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2162149A JPH076177B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 人工池の止水工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2162149A JPH076177B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 人工池の止水工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0452312A true JPH0452312A (ja) | 1992-02-20 |
| JPH076177B2 JPH076177B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=15748972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2162149A Expired - Lifetime JPH076177B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 人工池の止水工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076177B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007203197A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Taiyo Kogyo Corp | 地盤を掘り込んで作られる凹面に設けられる人工閉水域、およびこの人工閉水域の水質の低下を抑制する方法 |
| WO2021125204A1 (ja) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | 国立大学法人東京大学 | 好塩性微細藻類培養用の人工池の製造方法及び人工池 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63125717A (ja) * | 1986-11-13 | 1988-05-28 | Houjiyun Yoko:Kk | 止水施工法 |
-
1990
- 1990-06-20 JP JP2162149A patent/JPH076177B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63125717A (ja) * | 1986-11-13 | 1988-05-28 | Houjiyun Yoko:Kk | 止水施工法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007203197A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Taiyo Kogyo Corp | 地盤を掘り込んで作られる凹面に設けられる人工閉水域、およびこの人工閉水域の水質の低下を抑制する方法 |
| JP4716423B2 (ja) * | 2006-02-02 | 2011-07-06 | 太陽工業株式会社 | 地盤を掘り込んで作られる凹面に設けられる人工閉水域、およびこの人工閉水域の水質の低下を抑制する方法 |
| WO2021125204A1 (ja) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | 国立大学法人東京大学 | 好塩性微細藻類培養用の人工池の製造方法及び人工池 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH076177B2 (ja) | 1995-01-30 |
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