JP4715686B2 - 電子弦楽器 - Google Patents

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この発明は、電子ギター、電子ウクレレ、電子マンドリンなどの電子弦楽器に関する。
例えば、電子ギターにおいては、特許文献1に記載されているように、ボディ部にネック部を設け、このネック部からボディ部に亘って複数の弦を連続させて張り渡し、この複数の弦を弾くことにより、弦の振動をトリガー検出部で検出し、この検出信号によって予め記憶された音源情報に基づいて楽音を発生させるものがある。
実開昭63−191393号
このような電子ギターでは、アコ―スティックギターやエレキギターなどの自然楽器のギターに近似した演奏性を得るために、弦の張力を十分に確保する必要があり、このためボディ部やネック部およびその取付部分の強度を自然楽器のギターと同程度に高めなければならず、製造コストが高くなるという問題がある。
そこで、このような問題を回避するため、従来の電子ギターにおいては、特許文献2に記載されているように、ネック部が設けられたボディ部の一部分、つまりボディ部における弦操作部分に対応する箇所のみに、複数の弦を張り渡した張弦部を擬似的に設け、この張弦部に張り渡された複数の弦を弾くことにより、弦の振動をトリガー検出部で検出し、この検出信号によって予め記憶された音源情報に基づいて楽音を発生させるものが開発されている。
特開2002−287750号
しかしながら、このような従来の電子ギターでは、ボディ部における弦操作部分に対応する箇所のみに複数の弦を張り渡した張弦部を擬似的に設けた構成であるから、弦の長さが短く、自然楽器のギターに近似した弾弦感触が得られないため、自然楽器のギターに近似した演奏性を得ることができないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、低価格で、自然楽器の弦楽器に近似した演奏性を得ることができる電子弦楽器を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、ボディ部と、このボディ部に一端部が重なった状態で取り付けられたネック部と、このネック部に設けられて音高を検出するフレット検出部と、前記ボディ部に設けられて複数の弦が張り渡された張弦部と、この張弦部における前記複数の弦の振動を検出するトリガー検出部とを備え、
前記フレット検出部に対応する前記ネック部の前記一端部と前記ボディ部とが重なり合う部分の間に空間部を設け、この空間部内に前記張弦部の一端側を潜り込ませたことを特徴とする電子弦楽器である。
本発明によれば、複数の弦が張り渡された張弦部をボディ部に取り付ける際、ネック部に設けられたフレット検出部に対応するネック部の一端部とボディ部とが重なり合う部分の間に空間部を設け、この空間部内に張弦部の一端側を潜り込ませたので、張弦部をボディ部のみに設けても、張弦部の複数の弦を十分な長さで設けることができる。このため、自然楽器の弦楽器に近似した演奏性を得ることができると共に、張弦部をボディ部のみに設けているので、弦をネック部からボディ部に亘って連続して張り渡す場合に比べて、ボディ部やネック部およびその取付部分に高い強度が要求されることがなく、このため低価格なものを提供することができる。
以下、図1〜図15を参照して、この発明を電子ギターに適用した一実施形態について説明する。
図1はこの発明の電子ギターの外観斜視図、図2は図1のA−A矢視における拡大断面図、図3は図1のB−B矢視における拡大断面図である。
この電子ギターは、図1に示すように、ボディ部1とネック部2とを備えている。ボディ部1は、中間部が括れたほぼ瓢箪形状に形成された胴部であり、その一端部(図1では上端部)には、ネック部2が取り付けられている。
このネック部2は、図1および図2に示すように、断面がほぼ半円形の棹状に形成され、その平坦面を上に向けた状態で、一端部2a(図1では手前側の端部)がボディ部1に重なった状態で取り付けられている。このネック部2の上面には、図2に示すように、フレットスイッチ部3が設けられている。このフレットスイッチ部3は、シリコーンゴムなどのエラストマからなる弾性変形可能な指板シート4と、この指板シート4の下面に設けられたフレット基板5とを備え、指板シート4の下面に設けられた可動接点6と、フレット基板5の上面に設けられた固定接点7とを、接離可能に離間対向させた構成になっている。
この場合、指板シート4は、図1および図2に示すように、ネック部2の上面とほぼ同じ大きさに形成されており、その上面には、複数のフレット部8がネック部2の長手方向に沿って所定間隔で配列されている。フレット基板5は、図2に示すように、指板シート4とほぼ同じ形状であるが、指板シート4よりも1周り小さく形成され、指板シート4が上方から押されて弾性変形しても、その弾性変形を受け止めるように構成されている。
可動接点6と固定接点7との接点部分は、図2に示すように、指板シート4のフレット部8間に複数組み(つまり後述する弦の本数に対応する数)がそれぞれ設けられ、これにより指板シート4とフレット基板5との対向面における全域に亘ってマトリックス状に多数に配列されている。従って、このフレットスイッチ部3は、図3に示すように、指板シート4が押されて弾性変形すると、その弾性変形した箇所の可動接点6がこれに対応する固定接点7に接触することにより、音高情報としてのスイッチ信号を出力するように構成されている。
一方、ボディ部1には、図1に示すように、張弦部10、操作部11、スピーカ部12、外部接続部13、および回路基板14が設けられている。この場合、操作部11は、電源スイッチ、音量スイッチ、ミュートスイッチ、音色選択スイッチなどの各種のスイッチを備え、図1に示すように、ボディ部1の上面1aにおける右手前側に設けられている。スピーカ部12は、楽音を放音するものであり、図1に示すように、ボディ部1の上面1aにおける左手前側に設けられている。外部接続部13は、ボディ部1内の回路基板14と外部機器(図示せず)とを電気的に接続し、その両者の間でデータの授受や外部電源の供給を受けるためのものであり、ボディ部1の手前側の右側面1bに設けられている。
ところで、張弦部10は、図1および図3に示すように、ボディ部1の上面に設けられたブリッジ部15とホルダ部16とに複数の弦17を張り渡した構成で、ホルダ部16側がフレットスイッチ部3に対応するネック部2の一端部2aとボディ部1との重なった部分の間に設けられた空間部18内に潜り込んだ状態で設けられている。すなわち、ボディ部1側に位置するネック部2の一端部2aには、図3に示すように、ボディ部1の先端側(図3では左端側)の側面1cに当接してネック部2の下側に突出する当接突起部19と、この当接突起部19の上部からボディ部1の上面1a側に延びる取付突起部20とが設けられている。
この場合、ネック部2の当接突起部19は、図3に示すように、その外部側面(図3では左側面)からボルト21がボディ部1の側面1cを挿通してボディ部1内に突出し、この突出したボルト21の先端部にナット22を取り付けて締め付けることにより、ボディ部1に取り付けられている。また、ネック部2の取付突起部20は、図3および図4に示すように、その下面に2本の支柱23が設けられ、この2本の支柱23の下端部がネック部2側に位置するボディ部1の上面1aに当接して、ネック部2の一端部2aをボディ部1の上方に浮かせることにより、ボディ部1の上面1aとネック部2の一端部2aとの間に空間部18を形成し、この状態で2本の支柱23がボディ部1にビス24によって取り付けられている。
この空間部18内に位置するボディ部1の上面1aには、図3に示すように、張弦部10のホルダ部16が設けられている。このホルダ部16は、複数の弦17のネック部2側の各後端部17aを保持するためのものであり、図5〜図8に示すように、ボディ部1の上面1aにビス25aによって取り付けられるホルダ台25と、このホルダ台25上にビス26によってそれぞれ取り付けられる複数の保持片27とを備え、この複数の保持片27間に各弦17の各後端部17aをそれぞれ挟んで保持するように構成されている。この場合、ネック部2の取付突起部20に設けられた2本の支柱23は、図4に示すように、複数の弦17に接触しないように、隣接する各弦17の間に配置されている。
複数の弦17は、図8に示すように、ネック部2側の各後端部17aにそれぞれエンドボール28が取り付けられ、このエンドボール28を図6に示すように保持片27のネック部2側に配置して、弦17を隣接する保持片27間に挿入させ、この状態で弦17をブリッジ部15側に引張してエンドボール28を隣接する保持片27の各切欠部27a間に配置することにより、図5および図6に示すように、複数の弦17におけるネック部2側の各後端部17aがそれぞれ各エンドボール28によってホルダ部16に固定されている。
ブリッジ部15は、図3および図9に示すように、ブリッジ台30と、このブリッジ台30上に設けられて複数の弦17の各前端部17bをそれぞれ押え付ける複数の固定ナット31と、この複数の固定ナット31をブリッジ台30上にそれぞれ固定する固定ビス32とを備えているほか、複数の弦17をそれぞれ押え付けて引張するクランプ装置33をも備えている。この場合、ブリッジ台30は、図9に示すように、ネック部2側(図3では左側)に弦支持突起部30aが上方に突出して設けられ、ネック部2と反対側(図3では右側)に弦固定台座部30bが弦支持突起部30aとほぼ同じ高さで設けられ、この状態でボディ部1の上面1aにおける手前側(図3では右側)にビス15aによって取り付けられている。
これにより、複数の弦17は、図3および図9に示すように、そのブリッジ部15側の各前端部17bがブリッジ台30の弦固定台座部30bに配置され、この各前端部17b上にそれぞれ固定ナット31を配置し、この固定ナット31をそれぞれ固定ビス32でブリッジ台30の弦固定台座部30bに締め付けることにより、各前端部17bが固定ナット31と弦固定台座部30との間に挟持された状態で固定されている。また、この状態では、クランプ装置33によって弦17の前端部17b側がブリッジ台30の弦支持突起部30aと弦固定台座部30bとの間で押し下げられることにより、ブリッジ部15とホルダ部16との間に所定の張力で張り渡されている。
すなわち、クランプ装置33は、図9〜図11に示すように、ブリッジ台30の左右両側に設けられた一対の軸取付部34と、この一対の軸取付部34に複数の弦17の上方を横切って取り付けられた1本の支持軸35と、この支持軸35に回転可能に取り付けて複数の弦17にそれぞれ対応する複数のクランプ部材36とを備えている。この場合、クランプ部材36は、図9〜図11に示すように、ほぼ楕円形状の回転押え部36aと、この回転押え部36aに設けられたレバー部36bとを備え、回転押え部36aにおけるレバー部36b側に偏心した箇所にベアリング37が取り付けられ、このベアリング37によって回転押え部36aが支持軸35に各弦17と対応した状態で回転可能に取り付けられている。
これにより、クランプ部材36は、図10に示すように、レバー部36bを操作して、レバー部36bの先端部を固定ビス32の上側に位置させると、図10において支持軸35を中心にほぼ楕円形状の回転押え部36aが時計回りに偏心回転し、この偏心した回転押え部36aの外周面の下部が下側に突出してブリッジ台30の弦支持突起部30aと弦固定台座部30bとの間に張り渡された弦17を押し下げて引張するので、図3に示すように、ブリッジ台30の弦支持突起部30aとホルダ部16の保持片27との間に弦17をほぼ一定の張力で張り渡すように構成されている。
また、このクランプ部材36は、図11に示すように、レバー部36bを操作して、レバー部36bをネック部2側に傾けて起立させると、図10において支持軸35を中心にほぼ楕円形状の回転押え部36aが反時計回りに偏心回転し、この偏心した回転押え部36aの外周面がブリッジ台30の弦支持突起部30aと弦固定台座部30bとの間に張り渡された弦17から上側に離れ、ブリッジ台30の弦支持突起部30aとホルダ部16の保持片27との間に張り渡された弦17の張力を緩めるように構成されている。
このような張弦部10の中間部、つまり複数の弦17の中間部に対応する箇所のボディ部1には、図1および図3に示すように、複数の弦17の各弦振動を検出するトリガー検出部38が設けられている。このトリガー検出部38は、各弦17の振動を独立して検出するヘキサピックアップであり、複数の弦17の下側に対応して配置され、この状態で接続部材39aによってボディ部1内に設けられた回路基板14と電気的に接続されている。この回路基板14は、電子ギターに必要なLSIなどの各種の電子部品(図示せず)が搭載されたものであり、図3に示すように、ネック部2のフレットスイッチ部3が接続ケーブル39bによって電気的に接続されているほか、操作部11、スピーカ部12および外部接続部13も、図示しないが、電気的に接続されている。
次に、この電子ギターの回路構成について、図12のブロック図を参照して説明する。
この電子ギターの回路は、ROM41に記憶されたシステムプログラムに従って回路全般を制御するCPU(中央演算処理装置)40と、演奏者の一方の手、例えば左手によって操作された箇所に対応する音高信号をCPU40に出力するフレットスイッチ部3と、
CPU40の処理を行うときにデータを一時的にストアするワークエリアを有するRAM43とを備えている。
また、この電子ギターの回路は、上記のほかに、演奏者の他方の手、例えば右手によって張弦部10の各弦17が操作されたときに、その弦振動をアナログ信号として検出するトリガー検出部38と、このトリガー検出部38で検出されたアナログ信号をデジタル信号に変換してCPU40に出力するA/D変換回路44を有する。そしてさらにCPU40からの指示に基づいて楽音を生成する音源部45を有する。この音源部45はCPU40から供給されるフレットスイッチ部3で検出された音高情報と弦振動情報のレベルとに基づき楽音を生成する。この音源部45で作成された楽音は、アナログ信号に変換するD/A変換回路46及びアンプ47を介してスピーカ部12に供給される。
音源部45は、生成される楽音の音高(ピッチ)、音色、音量のそれぞれを制御する制御部48〜50を含み、これにより生成されるべき楽音の音高、音色、音量を決定する。そしてさらに、通常楽音は発生開始時点からの時間の経過に基づき、その音高、音色、音量が変化する。このために音源部45は、音高、音色、音量の夫々に時間的変化を与えるためのエンベロープジェネレータ部51を備えている。そしてこのエンベロープジェネレータ部51は、CPU40から供給される弦振動情報のレベルの変化に対応するエンベロープデータを生成し、各制御部48〜50に供給する。これにより音源部45で生成される楽音は、弦振動情報の変化に基づいてその音高、音色及び音量が変化する。
次に、この電子ギターの動作フローについて、図13〜図15を参照して説明する。
この電子ギターのメインフローは、図13に示すように、動作を開始すると、各種レジスタやカウント値などの初期化を実行する(ステップS1)。この状態で、演奏者が演奏を開始すると、演奏者の左手によるフレットスイッチ部3の操作に応じて発音すべき音の高さを確定するフレット検出処理を実行し(ステップS2)、演奏者が右手で張弦部10の複数の弦17を弾く操作に応じて楽音情報の作成および発音を制御するトリガー検出処理を実行し(ステップS3)、その他の処理を実行して(ステップS4)、ステップS2のフレット検出処理に戻る。
フレット検出処理は、図14に示すように、まず、フレットスイッチ部3が操作されたか否かを判断し(ステップS11)、操作されていなければ、メインフローに戻り、フレットスイッチ部3が操作されるまで待機する。このステップS11でフレットスイッチ部3が操作されると、フレットスイッチ部3から出力されたスイッチ信号を取り込み(ステップS12)、この取り込んだスイッチ信号に基づいて発音すべき音の高さを演算する(ステップS13)。
すなわち、フレットスイッチ部3のマトリックス状に配列された各接点部分である各可動接点6と各固定接点7とのうち、操作された箇所に対応する可動接点6と固定接点7との接触によって出力されたスイッチ信号により、発音すべき音高を決定し、メインフローに戻る。
トリガー検出処理は、図15に示すように、まず、張弦部10の弦17が弾かれて振動すると、その弦振動がトリガー検出部38で検出されてデジタル信号として出力され、この出力されたデジタル信号を取り込む(ステップS21)。そして、音源部45で取り込んだデジタル信号のレベルが所定以上であるか否かを判断する(ステップS22)。
このステップS22で弦振動が予め定められた所定レベル以上のときには、音源部45に対して発音を指示する(ステップS23)。このときには、まず発音指示開始と同時にフレットスイッチ部3により検出された音高でかつ、所定の音色及び音量を有する楽音を制御部48〜51にて生成する。そしてこの後、この生成された楽音の音高、音色、音量は夫々対応するエンベロープジェネレータ部51により時間の経過とともに変更される。この生成された楽音は、スピーカ部12により放音され、処理はメインフローに戻る。 また、ステップS22で弦振動が所定レベルを下回ると、音源部45に対して消音を指示し(ステップS24)、スピーカ部12からの放音は停止されて、メインフローに戻る。
このように、この電子ギターによれば、複数の弦17が張り渡された張弦部10をボディ部1に取り付ける際、ネック部2に設けられたフレットスイッチ部3に対応するネック部2の一端部2aとボディ部1とが重なり合う部分の間に空間部18を設け、この空間部18内に張弦部10におけるネック部2側の一端側を潜り込ませたので、張弦部10をボディ部1のみに設けても、張弦部10の複数の弦17を十分な長さで設けることができる。このため、自然楽器のギターに近似した演奏性を得ることができると共に、張弦部10をボディ部1のみに設けているので、弦17をネック部2からボディ部1に亘って張り渡す場合に比べて、ボディ部1とネック部2とに高い強度が要求されることがなく、このため低価格なものを提供することができる。
また、この電子ギターでは、CPU40が、トリガー検出部38で検出した張弦部10の弦振動に応じた弦振動情報の変化に基づいて音源部45により生成される楽音を制御することにより、実際の弦振動情報に応じて音源部45を制御することができるので、演奏者が実際に操作した弦振動に応じた楽音を発生させることができ、これにより楽音のリアリテイを高めることができると共に、楽音の表現力を高めることができる。
なお、上記実施形態では、電子弦楽器として、電子ギターに適用した場合について述べたが、これに限らず、例えば電子ウクレレ、電子マンドリン、電子バイオリン、電子チェロなどの各種の電子弦楽器に広く適用することができる。
この発明を適用した電子ギターの外観斜視図である。 図1のA−A矢視における拡大断面図である。 図1のB−B矢視における拡大断面図である。 図1のC−C矢視における拡大断面図である。 図3のホルダ部を示した斜視図である。 図5のD−D矢視における拡大断面図である。 図5の一部を分解して示した斜視図である。 図5におけるホルダ部側に位置する弦の端部を示した拡大斜視図である。 図3のブリッジ部を示した拡大斜視図である。 図9のクランプ装置の一部を分解して示した斜視図である。 図3の状態でクランプ部材を回転させてクランプを解除した状態を示した拡大断面図である。 図1の電子ギターの回路構成を示したブロック図である。 図12の電子ギターにおけるメインの動作フローを示した図である。 図13のフレット検出処理の動作フローを示した図である。 図13のトリガー検出処理の動作フローを示した図である。
符号の説明
1 ボディ部
2 ネック部
2a ネック部の一端部
3 フレットスイッチ部
10 張弦部
15 ブリッジ部
16 ホルダ部
17 弦
18 空間部
38 トリガー検出部
40 CPU
45 音源部

Claims (2)

  1. ボディ部と、このボディ部に一端部が重なった状態で取り付けられたネック部と、このネック部に設けられて音高を検出するフレット検出部と、前記ボディ部に設けられて複数の弦が張り渡された張弦部と、この張弦部における前記複数の弦の振動を表す弦振動情報を検出するトリガー検出部と、前記フレット検出部にて検出された音高の楽音を前記トリガー検出部による弦振動情報の検出のタイミングで生成する音源部とを備え、
    前記フレット検出部に対応する前記ネック部の前記一端部と前記ボディ部とが重なり合う部分の間に空間部を設け、この空間部内に前記張弦部の一端側を潜り込ませたことを特徴とする電子弦楽器。
  2. 前記トリガー検出部で検出した前記張弦部の弦振動情報の変化に応じて、音源部により生成された楽音を制御する制御部を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子弦楽器。
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