JP4715176B2 - 電子時計 - Google Patents

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Description

本発明は、電波修正時計に代表されるような針位置検出機能付きの電子時計に関する。
近年、電波修正時計の開発が盛んである。消費者が電波修正時計に望んでいるのは、メンテナンスフリーで正確な時刻表示であるが、従来メンテナンスフリーという面では、消費者の期待を裏切る場合が見受けられる。例えば時刻表示自体は、受信した時刻データにより極めて正確に行われるが、時計に衝撃が加わったときの針飛びや、強磁界中でモータのミスりが発生したとき等には、針の基準位置がずれてしまい、結果として異なった時刻を表示してしまう。また、一旦電源電圧が時計の作動電圧を下回った後に電圧上昇させて正常な機能に回復したときにも、針の基準位置を所定の手順にしたがって修正操作する必要があった。
そこで、針の基準位置を自動的に検出して合わせ込む針位置検出機能付きの電波修正時計が開発されている(例えば特許文献1)。このような電波修正時計では、分針が取り付けられる二番車(分針車)と、時針が取り付けられる筒車(時針車)と、この筒車と噛合している車(第2の三番車)と、分針駆動用のモータで最初に駆動される車(第1の四番車)とに光透過用の検出孔を設けておき、発光素子からの光を全ての検出孔を通して受光素子で同時に受光することにより、その状態での分針および時針の位置を基準位置(通常は12時丁度の位置)として判断するようになっている。
特開平2002−107465号公報
特許文献1においては、分針の針位置検出に関していえば、分針が取り付けられる二番車の検出孔と、分針駆動用のモータで最初に駆動される車の検出孔とを光が透過したときに、分針が基準位置にあると判断している。
しかしながら、二番車とモータで最初に駆動される車とでは、モータの1ステップで回転する回転角度が大きく異なる。つまり、モータ側の車では、1ステップでの回転角度が非常に大きく、二番車では非常に小さい。このため、モータ側の車で透光状態にあり、かつ二番車側でも透光状態にある状態から、モータ側の車が一回転して再び透光状態になっても、二番車がさほど回転しないために、依然として先程の透光状態が維持されてしまい、正確な基準位置が得られない可能性がある。
一方、正確な基準位置を得るためには、二番車の検出孔を極端に小さくし、モータの1ステップで僅かに回転しても透光範囲から確実に外れるようにする必要があるが、検出孔を小さくするのには、その加工方法や、光が通り難くなることによる受光素子での感度低下を考えると限界があり、検出孔を十分に小さくできないという問題がある。
また、特許文献1において、時針の針位置検出に関しても同様な問題が生じる。すなわち、時針の針位置検出では、時針が取り付けられる筒車の検出孔と、この筒車に噛合している車の検出孔とに光が透過したときに、時針が基準位置にあると判断しているが、筒車のモータ1ステップあたりの回転角度は一層小さく、これに噛合する車の回転角度も決して大きくはない。このため、モータが数回転しても、依然として互いの検出孔は重なり合い、光が透過してしまう可能性がある。
勿論、筒車やこれと噛合する車の検出孔を極端に小さくすればよいのであるが、前述したように限界があり、現実的ではない。
さらに、針位置検出機能を備えた時計は、その構造の複雑さから通常の時計に比べて大型化する傾向にあるが、消費者からは小型化が要求されており、小型化を促進することが望まれている。
本発明の目的は、針位置検出を確実に行え、かつ小型化できる電子時計を提供することにある。
本発明の電子時計は、モータと、モータで駆動される輪列と、発光用の発光素子と、受光用の受光素子とを備え、前記輪列は、前記モータのロータかなに噛合する第1の車、指針が取り付けられる第2の車、およびこれら第1の車と第2の車との間に配置される第3の車を含んで構成され、前記第1ないし第3の車には、互いに平面的に重なる領域で前記素子間の光を透過させる検出孔が設けられていることを特徴とする。
このような本発明では基本的に、ロータかなと噛合する第1の車と、第2の車に至るまでの第3の車とに基づいて、光透過による指針の針位置検出が行われ、指針が取り付けられる第2の車は、その光透過を阻害しない程度に検出孔が設けられればよい。この際、第1、第3の車は、モータに近い側の車であるから、モータ1ステップに対する回転角度が共に大きく、モータが連続してステップを刻んでも、検出孔同士が重なり続けるといった事態を生じ難くでき、検出精度が向上する。
しかも、第1ないし第3の車は、互いに平面的に重なる領域が存在するように集約して配置されるために、スペース効率が良好であり、輪列のレイアウトが径方向へ拡がるのを抑えて小型化を促進できる。
本発明の電子時計では、前記指針とは異なる指針が取り付けられる第4の車が前記第2の車と同軸上に配置されるとともに、この第4の車を含む別の輪列と、この輪列を駆動する別のモータとを備え、前記第4の車に取り付けられる指針の針位置検出は、前記第2の車と平面的に重ならない位置で、かつ前記発光素子および受光素子とは異なる別の発光素子および受光素子を用いて行われることを特徴とする。
このような本発明によれば、第4の車に取り付けられる指針と、前記第2の車に取り付けられる指針とでは、それぞれ別々の輪列で駆動されるので、各指針を単独で駆動して基準位置等に合わせることができ、短時間での位置合わせを実現できる。また、各指針の針位置検出に用いられる発光素子および受光素子も、それぞれ別々に設けられているので、検出回路を簡素化でき、信頼性が高い。
本発明の電子時計では、前記第2の車に取り付けられる指針は分針であるとともに、この第2の車と同軸上には、当該第2の車と噛合する日の裏車を介して駆動され、かつ時針が取り付けられる筒車が設けられ、この筒車にも前記第1ないし第3の車の検出孔と重なる検出孔が設けられていることを特徴とする。
このような本発明によれば、12時間表示の時計においては、筒車が12時間周期で回転することから、第1ないし第3の車および筒車の各検出孔に光が透過するタイミングをも12時間周期にでき、丁度12時の位置などのように、表示領域の一箇所を分針および時針の基準位置にでき、基準位置に基づく各種の制御を容易にできる。
本発明の電子時計では、前記分針は5秒周期以下で運針されることを特徴とする。
モータ駆動のクォーツ時計では、モータの出力トルクが少ない等の理由により、機械式時計と比較して見た目に細い分針しか取り付けられないことが多い。特にスポーツ用の時計では、外装部品のデザインが大ぶりで頑強なイメージの時計が多く、この外観とつり合いのとれる大きな分針が望まれる。
しかし、大きな分針を取り付ける場合には、大きなトルクで第2の車を駆動する必要があるため、電池の寿命が大幅に短くなって不経済である。
そこで、秒が別のモータ・輪列で駆動される構造のクォーツ時計では通常、分針を10秒周期(または20、30秒周期など)で運針するが、本実施形態では5秒以下での運針とし、その分、輪列での歯数を多くして減速比を大きくした。このことによれば、10秒運針の輪列を用いた場合と比較して、2倍のトルクを第2の車に保有させることができ(例えば5秒運針の場合)、より大きな分針を取り付けても少ない消費電力で確実に運針でき、見栄えも良好にできる。
本発明の電子時計では、前記第1の車と噛合するロータかなの歯数は8枚以上であることを特徴とする。
ロータは、ロータ磁石およびロータかなを含む二部品もしくはそれ以上で構成されるのが一般的である。この場合、針位置検出を確実に行わせるためには、ロータ磁石のN極またはS極と、ロータかな歯形との回転方向の位相を合わせることが要求される。ロータかな歯形とロータ磁石との位相が合わない場合には、ステータ形状により決めるロータの静的安定位置(コイルにモータパルスを印加しない状態でロータが安定している回転方向の位相位置)により、ロータかなの回転方向の位相が決まってしまうことから、ロータかなの位相ずれ量は最大でロータかな歯形の半ピッチ分になってしまい、ロータかなと噛合する第1の車の検出孔が大きく位相ずれした位置で止まることになって、針位置検出が正しく行われないのである。そして、通常ロータかなは、慣性モーメントを減らして制御し易くするためにあまり大きな外径に設定されず、せいぜい7枚の歯数を備えることとなる。
しかし、ロータ磁石とロータかな歯形の位相を合わせるためには、ロータ磁石の極の管理をする必要があるうえ、互いを固定する時の回転ずれも許されないため、部品製造上や組立に非常に手間がかかり、歩留まりも悪い。
そこで、本発明では、ロータかなの歯数を8枚以上、好ましくは10枚以上にし、ロータ磁石とロータかなの位相が最大にずれても、ロータかなに噛合する第1の車の検出孔への影響が実質的に生じないようにした。このことにより、互いの位相を気にせずに、部品製造上や組立を容易に行うことができる。
本発明の電子時計では、前記第2の車および/または前記第4の車を含む前記輪列とはさらに別の輪列と、この別の輪列を駆動するさらに別のモータとを含んで暦表示手段が構成されていることを特徴とする。
時分とカレンダー機能等の暦表示手段とを1つの輪列および1つのモータで駆動する場合、12時間周期での針位置検出では、AM・PMの区別や日付けの判別が不可能であるため、筒車以降にも検出穴を設けた車が必要となる(後述の実施形態でいえば、例えば日回し車333)。この場合には時分針用輪列の針位置検出に6枚以上の車の検出穴を重ねて針位置検出するなどの構造となってしまい非常に複雑な輪列構成になってしまう。そして、この構造では、検出に要する時間が従来の2倍以上となることや、針位置検出に必要な輪列が増えることによる大型化(または厚くなる)、さらには輪列の組立が複雑化するなどの問題が発生するが。
これに対して本発明では、暦表示手段を時分針や秒針とは別の輪列およびモータで駆動するので、針位置検出時間の短縮化、時計の小型化、指針用輪列の簡素化を実現できる。
以上において、第1の車ないし第4の車としては、光の遮光性が良好な金属等の材料で形成されていることが望ましい。なお、コストの観点から合成樹脂製でもよいが、その場合には、遮光性を考慮して黒色系の材料を用いることがよい。
本発明の電子時計によれば、針位置検出を確実に行え、かつ小型化できるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2には、本発明の一実施形態にかかる電子時計1の平面図が示されている。また、図3には、電子時計1の側断面図が示されている。これらの図1、図2、および図3において、電子時計1は、時刻情報が重畳された外部信号としての標準電波を受信して表示時刻を修正する針位置検出機能付きの電波修正時計であり、12時間表示用である。電子時計1は、時刻を表示する指針2(図3)と、指針2を駆動する指針用駆動手段20と、日付(暦)を表示する暦表示機構としての日車30(図2)と、日車30を駆動する暦モータ31と、電池40を収納する電源収納部41と、標準電波を受信するアンテナ50と、外部から使用者が操作可能な外部操作手段5と、指針用駆動手段20、日車30、暦モータ31、電源収納部41、およびアンテナ50を支持固定する地板10とを備える。地板10は、平面形状略円形に形成されており、この地板10上に電子時計1の各構成部品が配置されている。
なお、図1は、電子時計1の時刻表示側とは反対側(裏蓋側)から見た図であり、この図において、上方向が電子時計1の3時方向、下方向が9時方向、右方向が12時方向、左方向が6時方向となっている。また、図2は、電子時計1を時刻表示側から見た図であり、この図において、上方向が電子時計1の3時方向、下方向が9時方向、右方向が6時方向、左方向が12時方向となっている。
指針2としては、秒針2A、分針2B、および時針2Cであり、地板10の略中央を中心に同軸上に回動可能に設けられている。これらの秒針2A、分針2B、および時針2Cは、時刻表示側に設けられ、文字板3上の文字などを指し示すことにより、時刻を表示する。
指針用駆動手段20は、秒針2Aを駆動するための秒針モータ21と、時針2Cおよび分針2Bを駆動するための時分針モータ26とを備える。また、秒針2Aと秒針モータ21との間には、秒針モータ21からの駆動力を秒針2Aに伝達する秒針用輪列22が設けられ、時針2Cおよび分針2Bと時分針モータ26との間には、時分針モータ26からの駆動力を時針2Cおよび分針2Bに伝達する時分針用輪列27が設けられている。
図4には、指針用駆動手段20を抜き出して拡大した図が示されている。この図4および前述の図1に示されるように、秒針モータ21は、ステッピングモータで構成され、ロータ磁石211Bを有するロータ211と、ロータ211を回転可能に保持するステータ212と、ステータ212に接するコイル213とを備える。秒針モータ21は、電子時計1の略9時方向に配設され、ロータ211が地板10の中央側に、コイル213が地板10の外周側になる位置に配置されている。
秒針用輪列22は、ロータ211に一体的に形成されたロータかな211Aに噛合する秒中間車221と、秒中間車221に噛合する第4の車としての秒車222とを備えている。秒車222には、秒針2Aが固定されている。コイル213にモータパルスを流すと、電磁誘導によりステータ212に磁路が形成され、ロータ211が1パルスで半回転する。この回転運動は、ロータかな211A、秒中間車221、および四番車222の順に適切な減速比(増速比)で減速されながら伝達され、秒針2Aが1パルス1秒の所定速度で回動する。
秒中間車221には、秒針2Aの12時位置を検出するための秒検出車223が噛合されている。秒中間車221および秒検出車223には、互いに重なりあう領域に、それぞれ検出孔221A,223Aが形成されており、秒中間車221および秒検出車223の位相は、秒針2Aが12時の位置に配置されたときにこれらの検出孔221A,223Aの位置が一致するように設定されている。つまり、12時位置が秒針2Aの基準位置である。ここで、秒検出車223は、秒車222と同じ径寸法に形成されているため、検出孔221A,223Aは1分間に一度、位置が一致するようになっている。
検出孔221A,223Aが一致する位置には、図示しないフォトセンサが設けられている。フォトセンサは、発光素子と受光素子とを備え、これらの発光素子および受光素子は、秒中間車221および秒検出車223の厚み方向両側に設けられ、これらを挟んで互いに対向して配置されている。秒中間車221と秒検出車223が回動して検出孔221A,223Aが一致すると、フォトセンサの発光素子からの光が検出孔221A,223Aを貫通して受光素子で受光されるため、秒針2Aが12時の位置であることが検出される。また、本実施形態では、秒車222や秒検出車223の材質が金属であるのに対し、秒中間車221の材質はよりコスト面で優位な合成樹脂を採用している。また、合成樹脂としては、検出孔221A以外の部分での検出光に対する遮光性を考慮し、黒系の色のものが良好に用いられる。
なお、このような秒針2Aの位置を検出する秒針位置検出手段は、透過型フォトセンサを用いるものに限らず、例えば反射型フォトセンサを用いたものであってもよく、また、検出孔221A,223Aが一致することを検出するものに限らず、例えば秒検出車223や秒中間車221の周上に磁気パターンを形成し、この磁気パターンを読み取ることによって秒針2Aの位置を検出してもよい。
時分針モータ26は、秒針モータ21と同様にステッピングモータで構成され、ロータ磁石261Bを有するロータ261と、ロータ261を回転可能に保持するステータ262と、ステータ262に接するコイル263とを備える。時分針モータ26は、電子時計1の略3時方向に配設され、ロータ261が地板10の中央側に、コイル263が地板10の外周側になる位置に配置されている。
時分針用輪列27は、ロータ261に一体的に形成されたロータかな261Aに噛合する第1の車としての五番車271と、五番車271に噛合する第2の車としての三番車272と、三番車272に噛合する第2の車としての二番車273と、二番車273に噛合する日の裏車274と、日の裏車274に噛合する筒車275とを備える。二番車273および筒車275は、秒車222と同軸上に配置され、二番車273には分針2Bが、筒車275には時針2Cが固定されている。コイル263に5秒周期でモータパルスを流すと、電磁誘導によりステータ262に磁路が形成され、ロータ261が1パルスで半回転する。この回転運動は、ロータかな261A、五番車271、三番車272、二番車273の順に適切な減速比(増速比)で減速されながら伝達され、二番車273および分針2Bが1時間で一周する速度で回動する。また、二番車273の回転運動は、日の裏車274、筒車275の順に適切な減速比(増速比)で減速されながら伝達されて、筒車275および時針2Cが12時間で1周する速度で回動する。
また、本実施形態において、ロータかな261Aの歯数は、通常のクォーツ時計の場合の7枚よりも多く、10枚となっている。ロータ261は、ロータ磁石261Bおよびロータかな261Aの二部品で構成されており、後述するように、指針2の針位置検出を確実に行わせるためには、通常であれば、ロータ磁石261BのN極またはS極と、ロータかな261Aの歯形との回転方向の位相を合わせることが要求されるが、本実施形態では、ロータかな261Aの歯数を10枚にし、ロータ磁石261Bとロータかな261Aの位相が最大にずれても、ロータかな261Aに噛合する五番車271の検出孔271A(図5)への影響が実質的に生じないようにしてある。なお、秒針モータ21を構成するロータかな211Aも同様である。
五番車271、三番車272、二番車273、四番車222、および筒車275には、図5にも示されるように、互いに重なり合う領域にそれぞれ検出孔271A,272A,273A,222A,275Aが形成されている。時針2C、分針2B、および秒針2Aが12時の位置に配置された時に、これらの検出孔271A,272A,273A,222Aの位置が一致するように設定されている。つまり、秒針2Aの他、時針2Cおよび分針2Bの基準位置も12時位置である。
検出孔271A,272A,273A,222A,275Aが一致する位置には、秒針モータ21に設けられたのと同様の透過型のフォトセンサが設けられており、検出孔271A,272A,273A,222A,275Aの位置が一致すると、発光素子6から射出された光を受光素子7が受光して検知し、これにより時針2C、分針2B、および秒針2Aが全て12時位置、つまり、基準位置の状態であることが検出される。したがって、本実施形態では、発光素子6が地板10とソーラパネル4との間に配置された回路ブロック6Aに実装され、また、受光素子7が輪列受8を覆う回路ブロック7Aに実装されているが、これらの素子6,7間に5つの車271,272,273,222,275が配置されていることになる。この際、地板10にも、透光を阻害しないように、透光孔10Aが設けられていることは勿論である。さらに、時分針用輪列27においては、五番車271および三番車272が前述の秒中間車221と同様に合成樹脂製である。
そして、12時間表示の本実施形態の電子時計1では、指針2の基準位置は12時間周期で廻ってくるため、同じく12時間周期で回転する筒車275に検出孔275Aを設けることで、時針2Cを含めた指針2の基準位置を、360度ある表示領域のうち12時位置の一箇所に特定できる。なお、このような指針2が基準位置にあることを検出するための指針位置検出手段は、秒針位置検出手段と同様に、任意の検出方式を採用できる。また、各素子6,7の位置関係は反対であってもよい。
ここで、検出孔271A,272A,273A,222A,275Aのうち、実際の針位置検出に重要とされるのは、ロータかな261Aに噛合する五番車271の検出孔271Aと、これに噛合する三番車272の検出孔272Aである。これらの車271,272は回転速度が他の車273,222,275よりも速く、検出孔271A,272A同士が重なり合っている期間は、モータパルスにして1パルス分である。したがって、検出孔271A,272Aを用いて針位置検出を行うことは、モータパルス数パルス分の間重なり続ける可能性のある検出孔273A,275Aだけを用いて基準位置を検出する場合に比し、指針2を基準位置に正確に合わせることができる。このことからすれば、検出孔271A,272Aの孔径は、加工可能な範囲で小さければよく、他の車273,222,275の検出孔273A,222A,275Aの孔径は、検出孔271A,272Aでの光透過を阻害しない程度に十分に大きくてよい。
ただし、本実施形態では、五番車271の検出孔271Aは、これと噛み合う三番車272の検出孔272Aよりも大きく、二番車273の検出孔272と同じに設定されている。具体的には、二番車273および筒車275の検出孔273A,275Aの孔径は0.5mm、三番車272および四番車222の検出孔272A,222Aの孔径は0.4mmであるが、五番車271の検出孔271Aの孔径も0.5mmと大きい。
これは、五番車271と噛み合っているロータかな261Aの歯数を、前述したように10枚にし、互いの位相合わせをなくしたためである。すなわち、位相がずれている場合でも、五番車271の検出孔271Aを大きめに設けておくだけで、そのずれ量を吸収でき、位相合わせが不要になるのである。秒中間車221側でも同様である。
さらに、本実施形態のように、時分針2C,2Bを有する時分針用輪列27と、秒針2Aを有する秒針用輪列22が別々のモータ21,26で駆動されるうえ、時分針2C,2Bが取り付けられた二番車273や筒車275とは平面的に重ならない位置に秒検出車223が設けられ、この位置にあるフォトセンサで秒針2Aの基準位置が独自に検出されるため、秒針2Aと時分針2C,2Bとを個別に効率よく回転させて基準位置に合わせることができる。また、時分針2C,2Bが単独の時分針モータ26で駆動されるので、例えば時差修正を行うのに好都合である。
なお、時分針位置検出部に秒車222の検出穴222Aが重なっているため、実際に針位置検出を行う時には2つの輪列の検出を行う順番がある。まず、秒針用輪列22の位置を検出してやることで秒車222の検出穴222Aを正規の位相に合わせてから、時分針用輪列27の位置を検出するのである。
図1および図2に示されるように、日車30は、地板10において指針用駆動手段20が設けられた側とは反対側の面に対向して設けられている。図3に示されるように、日車30の上方(図2において紙面の手前側)には、円盤状の文字板3が設けられており、この文字板3の外周部の一部には、日付を表示するための窓部(図示せず)が設けられ、窓部から日車30の一部が日付として視認可能となっている。文字板3は、ガラスなどの光透過性を有する材料で構成されており、文字板3と地板10との間には、入射した光によって発電する発電手段としてのソーラパネル4が配置されている。
図2に戻って、日車30は、リング状に形成され、ソーラパネル4と地板10との間に配置されており、日車30の内周面には内歯車32が形成されている。日車30の文字板3側の面には、日付を表す「1」から「31」の文字が印刷などによって表示されている。
図1に示されるように、暦モータ31は、秒針モータ21および時分針モータ26と同様に、ステッピングモータで構成され、ロータ311、ステータ312、およびコイル313を備える。暦モータ31は、電子時計1の略5時方向に配設され、ロータ311が地板10の中央側に、コイル313が地板10の外周側に配置されている。
日車30と暦モータ31との間には、暦モータ31からの駆動力を日車30に伝達する暦用輪列33が設けられている。暦用輪列33は、ロータ311に一体的に形成されるロータかな311Aに噛合する日回し第一中間車331と、日回し第一中間車331に噛合する日回し第二中間車332と、日回し第二中間車332に噛合する日回し車333とを備える。日回し車333は、地板10を貫通して文字板3側に歯車333Aを有し、この歯車333Aが日車30の内歯車32に噛合される。なお、日車30の平面方向の位置は、歯車333Aと内歯車32との噛合によって行われ、従来日車の位置決めに用いられるようなジャンパは設けられていない。
コイル313にモータパルスを流すと、電磁誘導によりステータ312に磁路が形成され、ロータ311が回転する。この回転は、ロータかな311A、日回し第一中間車331、日回し第二中間車332、日回し車333の順に伝達され、日回し車333の回転によって日車30が回転し、表示される日付が変更される。
ここで、暦モータ31は、指針用駆動手段20よりも地板10の外周側(外側)に配置されている。したがって、暦モータ31のロータ311の回転中心から指針2の回動中心までの距離は、指針用駆動手段20(秒針モータ21および時分針モータ26)のロータ211,261の回転中心から指針2の回動中心までのそれぞれの距離よりも大きくなっている。
そして、日車30、暦モータ31、暦用輪列により、本発明に係る暦表示手段が構成されている。
電源収納部41には、電池40が収納されている。電池40は、二次電池であり、ソーラパネル4で発生した起電力は、この電池40に充電される。電源収納部41は、電子時計1の略1時方向に配設され、地板10の外周側に配置されている。
ここで、電源収納部41は、指針用駆動手段20よりも地板10の外周側(外側)に配置されている。したがって、電源収納部41の略中心(円形の電池40の中心)から指針2の回動中心までの距離は、指針用駆動手段20(秒針モータ21および時分針モータ26)のロータ211,261の回転中心から指針2の回動中心までのそれぞれ距離よりも大きくなっている。
アンテナ50は、アンテナコア51と、アンテナコア51を収納するコア収納部52と、コア収納部52の一部に巻き回されるコイル53とを備える。
アンテナコア51は、アモルファスの薄板を複数枚積層して構成され、略中央に形成される略矩形状の直線部511と、直線部511の両端側に地板10の外縁に沿って略円弧状に湾曲して形成される湾曲部512とを備える。
コア収納部52は絶縁材料で構成され、アンテナコア51と同様に略中央に形成される棒状の直線部521と直線部521の両端側に地板10の外縁に沿って略円弧状に湾曲して形成される湾曲部522とを備える。コア収納部52において地板10に対向する面には、凹状部が形成され、この凹状部にアンテナコア51が収納されている。コア収納部52が地板10にねじ止めされることにより、アンテナ50は、地板10に固定されている。
コイル53は、コア収納部52の直線部521に巻き回されている。コア収納部52の直線部521の両端にはフランジ部523が形成されており、このフランジ部523によってコイル53の巻きほどけが防止され、所定巻き数のコイル53が均一に形成される。
コア収納部52の一方の湾曲部522には、コイル53の端部が接続された回路基板54が固定されている。回路基板54は、絶縁材料で構成されるフレキシブル基板で構成され、この回路基板54上には、アンテナ50の同調周波数調整用の電気素子としてのコンデンサ541が複数個実装されている。この回路基板54は、コア収納部52の端部において裏蓋側の回路ブロック7A(図5)に導通している。
この回路ブロック7Aは、前述の受光素子7の他、図示を省略するが、基準クロックを発振する計時用の水晶振動子や、CPU、標準電波の信号のみを通過させるバンドパスフィルタ用水晶振動子、アンテナ50で受信した標準電波を処理する受信用IC(受信用回路)等とを備えて構成されている。CPUは、計時用の水晶振動子からの周波数を分周して基準クロックを生成する分周回路や、基準クロックをカウントして時刻を計時する計時回路や、計時回路からの信号に基づいて指針用駆動手段20や暦モータ31を制御する制御回路などを備えて構成されている。また、受信用ICは、アンテナ50で受信した標準電波を復調する復調回路や、受信信号を増幅する増幅回路などを備えて構成されている。
外部操作手段5は、電子時計1の略3時方向に配設された巻真5Aと、時計の略2時方向および略4時方向にそれぞれ配設された図示しないボタンとを備える。巻真5Aは、引き出し量によって複数のモードに切換可能なスイッチング機能を有し、例えば巻真5Aを一段引き出すと日車30の手動修正モードとなり、ボタンを押すことによって日車30を回動させることが可能となる。また、例えば巻真5Aを二段引き出すと、時刻修正モードとなり、ボタンを押すことによって指針2を回動させることが可能となる。
また、ボタンは、押すことによって情報を表示可能となっており、例えば巻真5Aを引き出さない状態でボタンを押すと、前回の標準電波の受信結果(受信の成否)が表示されるようになっている。この受信結果の表示は、例えば受信成功の場合には秒針2Aが10秒のところを示し、受信失敗の場合には、秒針2Aが20秒のところを示すように設定される。この受信結果の表示は、所定時間(例えば5秒)行われ、所定時間経過後には秒針2Aは元の位置に戻り、現在時刻を表示する。なお、ボタンの操作によって標準電波を強制的に受信させる場合には、ボタンの操作とともに、秒針2Aの位置によって標準電波を受信可能な環境か否かを表示させてもよい。
このような電子時計1では、次のように動作する。
計時用の水晶振動子に電圧が印加された際に出力される発振信号がCPUの分周回路で分周されて基準信号が生成され、この基準信号を元にCPU内の計時回路で時刻が計時されるとともに、秒針モータ21および時分針モータ26が駆動される。秒針モータ21および時分針モータ26の回転運動は、秒針用輪列22および時分針用輪列27を介してそれぞれ秒針2A、分針2B、および時針2Cに伝達され、これらの指針2が回動することにより電子時計1の文字板3上で時刻が表示される。
アンテナ50によって時刻情報を載せた標準電波を受信すると、受信用ICが標準電波から時刻情報を取り出してCPUに出力する。CPUは、この時刻情報に基づいて計時回路で計時される時刻を修正し、秒針モータ21および時分針モータ26を駆動して指針2の表示時刻を修正する。
CPU内の計時回路で24時が計時されると、CPUは、暦モータ31を駆動して、日車30を1日分駆動する。
指針2の基準位置の設定は指針位置検出機能により自動的に行われる。
そして、電子時計1を組み立てるにあたっては、図5に示されるように、先ず地板10を組立治具700上に設置する。この際、治具700に設けられた位置決めピン600(二点鎖線)に地板10の透光孔10Aを貫挿させておく。そして、地板10に対して二番車273、三番車272、五番車271、四番車222の順序で配置していく。この際にも、それぞれの検出孔273A,272A,271A,222Aを位置決めピン600に嵌め込む。また、図示を省力するが、日の裏車274は、日の裏車274に設けられた位置決め孔274A(図4)を所定の位置決めピンに嵌め込みながら配置される。同様に、秒中間車221および秒検出車223も、これらに設けられた検出孔221A,223Aを所定の位置決めピンに嵌め込みながら配置される。そして、位置決めピン600や他の位置決めピンを用いて、全ての車271,272,273,222の配置が終了した状態で、時針2C、分針2B、および秒針2Aが12時位置となるように、それらの取付けを行う。これにより、検出孔271A,272A,273A,222A,221A,223Aに光が透過する状態では、指針2が基準位置である12時位置に合うことになる。なお、筒車275は、地板10に対して文字板3側に配置されるため、組立途中のムーブメントを位置決めピン600から外した後に、別の位置決め手段等を用いて配置される。実際には、筒車275を組み込む時には二番車273の検出穴273Aを目安に筒車275の検出穴275Aがきれいに重なる位置に組み込むのである。
本実施形態によれば、以下の効果がある。
(1)すなわち、針位置検出機能を有した電子時計1では、特に時分針用輪列27側において、ロータかな261Aと噛合する五番車271および三番車272に設けられた検出孔271A,272Aを用いて時分針2C,2Bの針位置検出を行っているので、時分針モータ26が連続してステップを刻んでも、回転角度の大きい五番車271および三番車272では、特に検出孔271A,272A同士が互いに重なり続けるといった心配がなく、検出精度を向上させることができ、指針2を基準位置に正しく合わせることができる。
(2)しかも、五番車271および三番車272は、中央に配置された二番車273に対しても平面的に重なる位置に集約して配置されているため、スペース効率を良好にでき、時分針用輪列27のレイアウトが径方向へ拡がるのを抑えて電子時計1の小型化を促進できる。
(3)また、四番車222に取り付けられた秒針2Aと、筒車275や二番車273に取り付けられた時分針2C,2Bとでは、それぞれ別々の輪列22,27で駆動されるので、時分針2C,2Bと秒針2Aとを別々に駆動して基準位置等に合わせることができ、短時間での位置合わせを実現できる。また、時分針2C,2Bおよび秒針2Aの針位置検出に用いられる発光素子6および受光素子7も、それぞれ別々に設けられているので、検出回路を簡素化でき、信頼性が高い。
(4)そして、12時間表示の電子時計1においては、筒車275が12時間周期で回転することから、針位置検出に筒車275が組み入れられている本実施形態では、5つの車271,272,273,222,275各検出孔271A,272A,273A,222A,275Aに光が透過するタイミングをも12時間周期にでき、丁度12時の位置などのように、表示領域の一箇所を指針2の基準位置にでき、基準位置に基づく各種の制御を容易にできる。
(5)さらに、ロータかな211A,261Aの歯数は、通常のクォーツ時計の場合よりも多い10枚であるため、ロータ磁石211B,261Bとロータかな211A,261Aの位相が最大にずれても、ロータかな211A,261Aに噛合する秒中間車221や五番車271の検出孔221A,271Aへの影響が実施的に生じないようにでき、互いの位相を気にせずに、ロータ211,261の組立を容易に行うことができる。
(6)しかも、本実施形態では分針2Bが5秒運針とされ、その分、五番車271や三番車272を用いることで時分針用輪列27での歯数を多くし、減速比を大きくた。このため、10秒運針の輪列を用いた場合と比較して、2倍のトルクを二番車273に保有させることができ、より大きな分針2Bを取り付けても少ない消費電力で確実に運針でき、見栄えも良好にできる。ソーラ発電により得られる電力を二次電池40に充電して用いる本実施形態では、消費電力が少なくてすむそのような構成は有益である。
また、減速比を大きくするのには、五番車271および三番車272を用いており、いずれか一方の車を大きくして用いる場合に比し、平面方向の大きさを小さくでき、よりコンパクトにできる。
(7)電子時計1は、ソーラ発電での電力で駆動されるので、電池交換を行う必要がなく、電池交換時に必要な基準位置合わせを不要にでき、メンテナンスフリーを実現できる。
(8)また、日車30は、秒針モータ21および時分針モータ26とは別の暦モータ31により、暦用輪列33を介して独自に駆動されるので、針位置検出時間の短縮化、時計の小型化、輪列22,27の簡素化を実現できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、電波修正機能を備えた電子時計1について説明したが、本発明の時計としてはこれに限定されず、例えばストップウォッチ、クロノグラフ、アラーム、ワールドタイムなどの機能を備えた時計であってもよく、要するに針位置検出機能が付いていれば本発明に含まれる。
また、時計の電力源としては、ソーラ発電で得られる電力の他、回転錘を用いた自動巻上げ機構とこれによって駆動される発電機や、ぜんまいに貯蓄された機械的エネルギで駆動される発電機を備えている場合には、それらの発電機で発電される電力であってもよく、勿論一次電池であってもよい。
前記実施形態では、裏蓋側に受光素子を配置しているので、裏蓋がガラス等のように外光を透過する材質の場合には、回路ブロックや回路押さえの穴部分などから外光が進入し、受光素子が反応してしまうことがある。この場合には、針位置検出が誤検出となってしまうため、これを防止するためには、ガラス性の裏蓋に遮光手段を施すことが望ましく、遮光手段としては、LEDで最も一般的に使用されている赤外線を遮光するものが好ましい。
前記実施形態では、分針2Bが5秒周期で運針されていたが、保有トルクをより増強させるためには、2秒周期等、5秒よりも短い周期で運針させてもよい。
また、保有トルクの増強が不要な場合には、従来のような10秒や、20秒、または30秒周期であってもよい。そして、この場合には、請求項4の発明には含まれないが、請求項4を引用しない他の請求項の発明に含まれる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の一実施形態にかかる時計を示す平面図。 前記時計を示す平面図。 前記時計を示す側断面図。 前記時計の要部を示す平面拡大図。 前記時計の要部を示す側断面図。
符号の説明
1…電子時計、2…指針、2A…秒針、2B…分針、2C…時針、6…発光素子、7…受光素子、21…秒針モータ、22…秒針用輪列、26…時分針モータ、27…時分針用輪列、31…暦モータ、33…暦用輪列、211A,261A…ロータかな、222…秒車(第4の車)、271…五番車(第1の車)、271A,272A,273A,221A,222A,223A,275A…検出孔、272…三番車(第3の車)、273…二番車(第2の車)、274…日の裏車、275…筒車。

Claims (6)

  1. モータと、
    モータで駆動される輪列と、
    発光用の発光素子と、
    受光用の受光素子とを備え、
    前記輪列は、前記モータのロータかなに噛合する第1の車、指針が取り付けられる第2の車、およびこれら第1の車と第2の車との間に配置される第3の車を含んで構成され、
    前記第1ないし第3の車には、互いに平面的に重なる位置で前記素子間の光を透過させる検出孔が設けられている
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 請求項1に記載の電子時計において、
    前記指針とは異なる指針が取り付けられる第4の車が前記第2の車と同軸上に配置されるとともに、
    この第4の車を含む別の輪列と、
    この輪列を駆動する別のモータとを備え、
    前記第4の車に取り付けられる指針の針位置検出は、前記第2の車と平面的に重ならない位置で、かつ前記発光素子および受光素子とは異なる別の発光素子および受光素子を用いて行われる
    ことを特徴とする電子時計。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子時計において、
    前記第2の車に取り付けられる指針は分針であるとともに、
    この第2の車と同軸上には、当該第2の車と噛合する日の裏車を介して駆動され、かつ時針が取り付けられる筒車が設けられ、
    この筒車にも前記第1ないし第3の車の検出孔と重なる検出孔が設けられている
    ことを特徴とする電子時計。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電子時計において、
    前記分針は5秒周期以下で運針される
    ことを特徴とする電子時計。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電子時計において、
    前記第1の車と噛合するロータかなの歯数は8枚以上である
    ことを特徴とする電子時計。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電子時計において、
    前記第2の車および/または前記第4の車を含む前記輪列とはさらに別の輪列と、この別の輪列を駆動するさらに別のモータとを含んで暦表示手段が構成されている
    ことを特徴とする電子時計。
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