JP5465447B2 - 電波修正時計 - Google Patents

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Description

本発明は、標準電波(標準時刻情報信号)を受信して表示時刻を修正する電波修正時計に関し、特に複数の指針等を駆動するための複数のモータ、輪列などを有する電波修正時計に関する。
標準電波を受信して表示時刻を修正する電波修正時計において、近年、電波修正時計の多機能化にともない、例えばクロノグラフ機能などを有しているものが知られている。
電波修正時計は、電波を受信するアンテナ、時刻系輪列、運針用の複数のモータ、計時用回路、電波受信用回路、電池等が外装ケース内に配置されているが、クロノグラフ機能などを有する電波修正時計では、クロノグラフ系輪列、クロノグラフ指針用の複数のモータなどを更に配置する必要がある。このため、特に腕時計タイプの電波修正時計にクロノグラフ機能などを有している場合には、これらの複数の部品を外装ケース内の限られた狭いスペースに配置する必要がある。
クロノグラフ機能などを有する電波修正時計における各部品の配置構成として、例えば、特許文献1の発明では、アンテナから駆動頻度の高い秒針モータを最も遠く離れた位置に配置し、秒針モータの駆動による電波障害の影響を低減してアンテナの受信性能を確保するようにしている。
特開2007−121076号公報
ところで、クロノグラフ機能などを有する電波修正時計では、前記特許文献1のようにアンテナと秒針モータの配置の位置関係はアンテナの受信性能を確保するうえで重要であるが、他の複数の部品(時刻系輪列、運針用の複数のモータ、計時用回路、電波受信用回路、電池、クロノグラフ系輪列、クロノグラフ指針用の複数のモータなど)間の配置の位置関係も、アンテナへの受信ノイズの影響を低減して外装ケース内の限られた狭いスペースに効率的に配置するために重要な課題となっている。
そこで、本発明は、アンテナへの受信ノイズの影響を低減して複数の部品を外装ケース内の限られた狭いスペースに効率的に配置することができる電波修正時計を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、外装ケース内に、標準電波を受信するアンテナと、少なくとも秒針を含む複数の指針を駆動するための複数のモータと、前記各モータにより駆動され前記各指針をそれぞれ運針する複数の輪列と、前記各モータの駆動源としての電池と、前記外装ケースの外側に突出している竜頭に連結されている巻真と、前記アンテナで受信した標準電波信号をアナログ信号処理により少なくとも増幅、復調を行う受信回路と、前記受信回路からの出力信号を入力するとともに、デジタル信号処理により前記各モータを駆動制御して前記各指針を運針制御する制御回路とを備えた電波修正時計において、前記巻真の近傍に、少なくとも秒針を駆動するための駆動頻度が一番高い秒針駆動用のモータと前記電池が配置されるとともに、前記外装ケースの中心部に対して前記巻真と対向側に前記アンテナが配置され、前記秒針駆動用のモータと前記電池と前記アンテナとで囲まれる領域内及び該領域の周囲近傍に、前記各輪列と前記秒針駆動用のモータ以外の他のモータが配置され、更に、日車と、該日車に囲まれた領域に小針が取り付けられる支軸を有し、前記他のモータは、前記支軸に取り付けられる小針を駆動するためのモータであり、前記外装ケースの中心部を通り前記巻真と前記アンテナと結ぶ直線に対して、直交方向の前記外装ケース内の両端側に前記受信回路と前記制御回路がそれぞれ位置するように配置されることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、電子音を発生する電子音発生部を有し、前記電子音発生部が前記受信回路近傍に配置されることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、前記外装ケースは金属製であり、前記制御回路に近接する前記外装ケースの内側対向部分に、凹状の切欠き部が形成されていることを特徴としている。
本発明に係る電波修正時計によれば、巻真の近傍に、少なくとも秒針を駆動するための秒針駆動用のモータと電池が配置されるとともに、外装ケースの中心部に対して巻真と対向側にアンテナが配置され、秒針駆動用のモータと電池と前記アンテナとで囲まれる領域内及び該領域の周囲近傍に、各輪列と前記秒針駆動用のモータ以外の他のモータが配置されることにより、アンテナを、駆動頻度が一番高い秒針駆動用のモータ、及び大きな金属部品としての電池から最大限に離すことができる。これにより、アンテナが標準電波を受信するときに、秒針駆動用のモータから発せられる電磁ノイズの影響を最小限に抑えることができ、かつ電池による電波受信の影響を最小限に抑えることができる。
本発明の実施形態に係る電波修正時計の表面側(文字板側)を示す平面図。 本発明の実施形態に係る電波修正時計の主要構成部品の配置位置を示す平面図。 日車とワールドタイム表示用の地域表示板を示した平面図。 外装ケース内側の制御回路付近を示す概略断面図。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電波修正時計の表面側(文字板側)を示す平面図、図2は、この電波修正時計の外装ケース内に配置される主要構成部品の配置位置を示す平面図である。なお、本実施形態における電波修正時計は、指針(時針、分針、秒針)で時刻を表示するととともに、クロノグラフ機能及び他の機能情報(日付、都市名、電波送信地域、電池残量など)を表示する機能を有する腕時計タイプの例である。
図1に示すように、本実施形態に係る電波修正時計1は、金属製の外装ケース2の表面側に設けた風防ガラス(不図示)の内側に文字板3が設置されており、文字板3上の中心には時針4、分針5、クロノグラフ秒針6が同軸上に設置されている。なお、クロノグラフ秒針6は、例えば、1/5秒クロノグラフ針である。
また、文字板3上には、「2時」の位置に24時針7を回転中心に設けた24時表示部8、「6時」の位置に秒針9を回転中心に設けた秒表示部10、「10時」の位置にクロノグラフ分針11を回転中心に設けたクロノグラフ60分表示部12、「4時」の位置に日車13に表示された日付(図1では「28」)、及び地域表示板14上に表示された都市名((図1では「NYC(ニューヨーク市)」)が表示される表示窓15が設置されている。
図3に示すように、文字板3の裏面側には、日車13とワールドタイム表示用の地域表示板14が回動自在に設置されており、文字板3の表示窓15から時刻に対応した日付と任意に選択した都市名が表示される。地域表示板14には、全世界の時差が異なる代表的な複数の都市名が円周上に沿って表示されている。なお、図3において、符号40は、クロノグラフ分針11が取り付けられるクロノグラフ分針用支軸、符号41は、24時針7が取り付けられる24時針用支軸、符号42は、秒針9が取り付けられる秒針用支軸である。
このように、本実施形態の電波修正時計1においては、日車13と地域表示板14に囲まれた非常に狭い表示領域に、24時針7、秒針9、クロノグラフ分針11の3本の小針による指針表示を行う必要が有り、必然的に輪列やモータが中央に集結することとなる。そのため、従来のクロノグラフ付き時計以上に部品配置を工夫する必要がある。
秒表示部10には、秒目盛りとともに、標準電波(標準時刻情報信号)の送信局に対応したマーク10a(図1では、「USA(北米)」、「JPN(日本)」、「EUR(欧州)」、「CHN(中国)」)が表示されている。また、クロノグラフ60分表示部12の外周側には、電池残量を指示するための残量表示部16が設置されている。
外装ケース2の「3時」側の外側面には、竜頭17と2つの操作ボタン18、19が設置されている。この電波修正時計1では、例えば、手動による時刻修整や表示窓15での都市名選択、アラーム時刻設定などは竜頭17の回動操作によって行われ、クロノグラフ秒針6、クロノグラフ分針11等を運針させるクロノグラフモード、標準電波強制受信動作、電池残量チェック動作、標準電波送信局の表示動作などは、操作ボタン18、19の押圧操作によって行われる。
秒針9は、通常時は一回転で60秒を表示するように運針されるが、受信している標準電波の送信局(マーク10a)を指針表示したい場合には、操作ボタン18、19の押圧操作により受信している送信局に対応したマーク10aの所定マーク位置(例えば、日本に居れば「JPN」に秒針9が回動して指示表示する。
クロノグラフ分針11は、クロノグラフモード時は一回転で60分を表示するように運針されるが、電池残量を指針表示したい場合には、操作ボタン18、19の押圧操作により残量表示部16の残量表示位置にクロノグラフ分針11が回動して指示表示する。
外装ケース2の略リング状の内部には、図2に示すように、時計ムーブメント20が前記文字板3と裏蓋(不図示)間に設置されている。図2は、時計ムーブメント20を構成する主要部品のみを示したものであり、実際にはこれらの主要部品を含む他の部品等が地板(不図示)に保持されている。なお、図2は、図1に示した電波修正時計1の3時−9時方向の軸線を回転軸として180度回転させて、裏面側(裏蓋側)から見た主要部品の配置の位置関係のみを概略的に示したものである。図2において、外装ケース2の右側が「3時」側、外装ケース2の左側が「9時」側、外装ケース2の上側が「6時」側、外装ケース2の下側が「12時」側である。
図2に示すように、時計ムーブメント20は、アンテナ21、受信回路(以下、「受信IC」という)22、水晶振動子(不図示)を含む制御回路(以下、「制御IC」という)23、第1〜第4の各モータ24a,24b,24c,24d、第1〜第4の各輪列25a,25b,25c,25d、竜頭17の巻真17aに繋がるカンヌキなどの金属製の修正部材26、及び電源としての電池27を主要部品として有している。電池27は、ソーラパネルで発電される電力を用いる構成の場合では電力を蓄電可能な二次電池であり、また、ソーラパネル発電でない場合は交換式の電池(ボタン型等の電池)である。
標準電波(標準時刻情報信号)を受信するアンテナ21は「9時」位置付近に配置され、竜頭17の回転力が伝達される修正部材26は「3時」位置付近に配置されている。受信IC22は、「6時」位置付近に配置され、制御IC23は「12時」位置付近に配置されている。電池27は、修正部材26と制御IC23との間の「2時」位置付近に配置されている。
第1モータ24aは、第1輪列25aを介して時針4と24時針7を駆動するモータであり、アンテナ21と受信IC22との間の中間付近の内側に配置されている。第2モータ24bは、第2輪列25bを介して秒針9と分針5を駆動するモータであり、受信IC22と修正部材26の間の中間付近(「4時」位置付近)の内側に配置されている。第3モータ24cは、第3輪列25cを介してクロノグラフ秒針6を駆動するモータであり、電池27とアンテナ21の間の中間付近(「11時」位置付近)の内側に配置されている。第4モータ24dは、第4輪列25dを介してクロノグラフ分針11と日車13を駆動するモータであり、制御IC23とアンテナ21の間の中間付近(「11時」位置付近で第3モータ24cの外側)に配置されている。
第1〜第4の各モータ24a,24b,24c,24dはステップモータである。秒針9と分針5を駆動する第2モータ24bは、毎秒ごとに1ステップ駆動し、時針4と24時針7を駆動する第1モータ24aは、例えば数分ごとに1ステップ駆動する。クロノグラフ秒針6を駆動する第3モータ24cは、通常の時刻表示時は停止しており、クロノグラフモード時のみに駆動する。クロノグラフ分針11と日車13を駆動する第4モータ24dは、クロノグラフモード時に駆動する以外の通常の時刻表示時では日車13を駆動するために例えば数時間ごとにステップ駆動する。
なお、図2では、第1〜第4の各輪列25a,25b,25c,25dをそれぞれ構成する複数の歯車列の一部を図示しているだけであり、実際はクロノグラフ24時針7、秒針9、クロノグラフ分針11の各指針軸まで歯車列が配置されている。また、第2モータ24bの外側付近には、アラーム音などの電子音を発生させるブザー発生部28が配置されている。
このように、外装ケース2の中心である時針4、分針5、クロノグラフ秒針6の指針軸29を中心にして、「9時」位置付近のアンテナ21と「2時」〜「4時」位置付近の電池27、第2モータ24bとが対向するように配置し、アンテナ21を、駆動頻度が一番高い分針5、秒針9を駆動する第2モータ24bと、大きな金属部品である電池27から最大限に離すようにしている。
このように、アンテナ21を9時位置に配置するのは、3時位置付近にカンヌキなどの修正部材26が多く、大きな金属部品であるアンテナ21を配置することがスペース的に難しいことと、修正部材26や竜頭17、操作ボタン18、19などの金属部品が多く、これらの金属部品による受信性能低下を防止するためである。9時位置にアンテナ21を配置することにより、必然的に、アンテナ21の次に大きな部品である第2モータ24b、電池27をアンテナ21の反対側の竜頭17に配置することとなる。
このような配置により、大きな金属部品である電池27と、駆動頻度が一番高く最大のノイズ源である第2モータ24bをアンテナ21から離すことも可能となり、結果的に受信性能の向上が可能となる。なお、秒針9を駆動する第2モータ24bが最も大きいモータとなるのは、駆動頻度が高いので、低消費電力化達成のため抵抗値の低い太いコイル巻線が使用されるためである。
受信IC22は、アンテナ21で受信した標準電波を増幅、復調などのアナログ信号処理を行う回路である。制御IC23はデジタル信号処理回路であり、内部時刻信号(基準時刻信号)に基づいて、例えば通常の時刻表示時には時針4、分針5、秒針9を駆動する第1モータ24a、第2モータ24bの駆動制御や、受信IC22からの出力信号(標準時刻情報信号)と内部時刻信号(基準時刻信号)とを比較して時刻修整制御などの各種動作制御を行う回路である。
このように、外装ケース2の中心軸である時針4、分針5、クロノグラフ秒針6の指針軸29を中心にして、「6時」位置付近の受信IC22と「12時」位置付近の制御IC23とが対向するように配置し、受信IC22と制御IC23とを最大限に離すようにしている。
上述の如く、複数の輪列やモータ等の部品が中央側に集中し、かつ最大の部品であるアンテナ21を「9時位置」に、次に大きな部品である第2モータ24bと電池27をそれぞれ「4時位置」と「2時位置」に配置したことにより、その次に大きな部品となる受信IC22と制御IC23は必然的に、スペースの空いている「6時位置」と「12時位置」に配置することとなる。
ところで、アナログ回路である受信IC22とデジタル回路である制御IC23が近接配置されていると、お互いの動作がノイズとなって、両ICの動作やアンテナ21の電波受信に悪影響を及ぼす虞がある。そのため、本実施形態では、上記したように受信IC22と制御IC23が最大限に離れた位置に配置されるようにしているので、受信IC22と制御IC23がノイズの影響を受けることなく安定して動作し、かつアンテナ21が安定して標準電波を受信することができる。
図4に示すように、基板30上に実装された前記制御IC23に近接する外装ケース2の内側対向部分には、凹状の切欠き部2aが形成されており、制御IC23を金属製の外装ケース2の対向する内面部分から離すようにしている。
図4において、符号31は風防ガラス、符号32は裏蓋、符号33は主要部品(アンテナ21、受信IC22、制御IC23、第1〜第4の各モータ24a,24b,24c,24d、第1〜第4の各輪列25a,25b,25c,25d、修正部材26、電池27など)を保持した地板である。なお、図4では、図3に示した日車13と地域表示板14は省略している。
上述のように、部品配置の制約上、受信IC22と制御IC23は時計ムーブメント20の対向する外周側に配置されることにより、受信IC22と制御IC23は金属製の外装ケース2の内側近傍に位置するように配置される。このため、結果的に外部からの静電気が外装ケース2を介して受信IC22と制御IC23に飛び込むこととなり、電波修正時計1の誤動作の原因となる。
そのため、本実施形態では、図4に示したように、外装ケース2の内側に凹状の切欠き部2aを設けることにより、特に、制御IC23を金属製の外装ケース2の対向する内面部分から離すようにしている。これにより、外部からの静電気が外装ケース2を介して制御IC23に飛び込むことが低減され、電波修正時計1の静電気による誤動作を防止することが可能となる。なお、外装ケース2の受信IC22付近の内面にも同様に凹状の切欠き部を形成してもよい。
切欠き部2aのサイズは以下の条件のように規定される。切欠き部2aの幅Aは制御IC23の幅B以上(A>B)であること、また、厚み方向の削り量Cに関しては制御IC23の厚みtより厚いこと(C>t)が必須である。これは、前記した条件とは逆にA<BやC<tの場合においては、切欠き部2aの端部から静電気が制御IC23に飛び込みやすくなるからである。
なお、切欠き部2aの径方向の掘り込み量Dについては、より深く掘り込まれている方がよいが、その量については、外装ケース2のサイズや材質、加工方法を加味し、強度や加工コストを踏まえて設定される。
なお、図4に示したように、制御IC23に近接する金属製の外装ケー2スの内側対向部分に凹状の切欠き部2aを形成することは、本実施形態のような電波修正時計に限らず、金属外装とICを有する電子時計全体に適用可能である。ICについても、CPUのような制御用ICのみならず、ランダムロジックICなどへの適用も有効である。
本実施形態に係る電波修正時計1は上記のように構成されており、通常の時刻表示動作時には、制御IC23の制御により第1、第2モータ24a,24bが駆動され、第1、第2輪列25a,25bを介して時針4、24時針7、分針5、秒針9が運針され、現時刻の表示が行われる。この際、所定時刻での通常の標準電波の受信時、あるいは強制受信操作による標準電波の受信時には、アンテナ21で受信した標準電波は受信IC22を介して制御IC23に入力され、現時刻がずれていると判定した場合は、第2モータ24b等を駆動制御して時刻の修正が行われる。
操作ボタン18、19の押圧操作によるクロノグラフモード時には、制御IC23の制御により第3、第4モータ24c,24dが駆動され、第3、第4輪列25c,25dを介してクロノグラフ秒針6、クロノグラフ分針11が運針され、各指針によって経過時間が表示される。なお、アンテナ21で標準電波の受信中の場合には、電磁ノイズの影響を最小限に抑えるために、制御IC23によりクロノグラフモードが行われないように制御される。これにより、標準電波を受信中は第3、第4モータ24c,24dの駆動は停止されるので、電磁ノイズの影響を抑えて標準電波を安定して受信することができる。
受信している標準電波の送信局(マーク10a)を秒針9で指示表示したい場合には、操作ボタン18、19の押圧操作により受信している送信局に対応したマーク10aの所定マーク位置(「JPN」(日本)、「EUR」(ヨーロッパ)、「CHN」(中国)、「USA」(北アメリカ)のいずれか)に秒針9が回動して指示される。
電池残量をクロノグラフ分針11で指針表示したい場合には、操作ボタン18、19の押圧操作により残量表示部16の残量表示位置にクロノグラフ分針11が回動して指示される。なお、操作ボタン18、19の押圧操作後の、秒針9やクロノグラフ分針11運針中には受信は実施されず、運針終了後に受信動作が開始される。
また、アラーム設定モードで、竜頭17の回動操作により例えば時針4でアラーム時刻を設定して、アラーム時刻にブザー発生部28よりアラームを発生させることができる。
なお、アンテナ21で標準電波の受信中の場合には、電磁ノイズの影響を最小限に抑えるために、制御IC23により前記した秒針9による標準電波の送信局(マーク10a)の指示表示、クロノグラフ分針11による電池残量の指針表示、ブザー発生部28によるアラームの発生動作が行われないように制御される。これにより、標準電波を受信中はこれらの機能動作は停止されるので、第3、第4モータ24c,24dやブザー発生部28により発生する電磁ノイズの影響を抑えて標準電波を安定して受信することができる。
受信中にブザー発生部28によるアラームの発生動作が行わないことにより、ブザー発生部28を受信IC22の近くに配置することが可能となり、アラーム機能付きの電波修正時計の部品配置の制約を少なくすることが可能となる。
また、受信中にクロノグラフ機能を有する第3、第4モータ24c,24dを停止することで、ノイズを防ぎ受信性能を向上できる他、これらの機能モータをアンテナ21や受信IC22の近くに配置することが可能となり、クロノグラフ等の機能付き電波修正時計の部品配置の制約を少なくすることができる。なお、ICの配置としては、受信IC22と制御IC23の位置を入れ替えて、受信IC22を「12時」位置に配置し、機能モータとしての第3、第4モータ24c,24dを受信IC22とアンテナ21で挟む構成でもよい。
なお、受信IC22に関しても、アンテナ21と同様に第3、第4モータ24c,24dの発生する電磁ノイズを受けると受信性能を低下させることとなるが、受信中に第3、第4モータ24c,24dを停止させることで、第3、第4モータ24c,24dの近傍にも受信IC22を配置することができる。これにより、受信性能を下げることなく部品配置の制約を少なくすることが可能となる。更に、アンテナ21と受信IC22は、受信性能上近接して配置されることが好ましいので、近接配置されたアンテナ21と受信IC22の近くに、受信中停止するモータ(第3、第4モータ24c,24d)を配置することはより好ましい。
また、機能モータとしては、クロノグラフだけに限らず、タイマーや水深計測、高度計測など、受信中に停止している機能であればよい。また、日板などのカレンダーや受信感度状況、充電量表示、モード表示や、UTC時刻などのワールドタイム時刻表示など、駆動頻度が低いモータに適用してもよい。
また、竜頭17の回動操作により表示窓15に地域表示板14上の所定の都市名(図1では「NYC(ニューヨーク市)」)を表示させると、制御IC23の制御によりこの表示した都市名の時刻を表示するように第1モータ24aが駆動され、第1輪列25aを介して時針4、24時針7が運針される。なお、時差帯により30分単位の修正に対応する場合には、第2モータ24bも運針される。
このように、本実施形態に係る電波修正時計1によれば、「9時」位置付近にアンテナ21を配置するとともに、「2時」〜「4時」位置付近に電池27、第2モータ24bを配置し、クロノグラフ機能用のモータ(第3、第4モータ24c,24d)、輪列(第3、第4輪列25c,25d)等をその内側及び周囲に効率的に配置した構成により、アンテナ21を、駆動頻度が一番高い秒針9、分針5を駆動する第2モータ24b、及び大きな金属部品としての電池27から最大限に離すようにしている。これにより、アンテナ21が標準電波を受信するときに、第2モータ24bから発せられる電磁ノイズの影響を最小限に抑えることができ、かつ電池27による電波受信の影響を最小限に抑えることができる。
また、「6時」位置付近にアナログ信号処理を行う受信IC22を配置するとともに、「12時」位置付近にデジタル信号処理を行う制御IC23を配置し、受信IC22と制御IC23とを最大限に離すようにしている。これにより、受信IC22と制御IC23が最大限に離れるように効率的に分離されるので、それぞれの信号処理動作時にお互いに干渉するなどの悪影響を防止することができる。
更に、制御IC23に近接する外装ケース2の内側対向部分に凹状の切欠き部2aを形成したことにより、制御IC23を外装ケース2の対向する内側部分から離すことができるので、金属製の外装ケース2に蓄積した静電気が放電した場合でも、放電ノイズの影響が制御IC23に及ぶことを最小限に抑えることができる。
なお、前記電波修正時計1において、前記した機能情報以外にも、例えば、標準電波の受信感度状況、水深計測、高度計測などを分針5等で指針表示する機能を更に備えた構成でもよい。
1 電波修正時計
2 外装ケース
2a 凹状の切欠き部
3 文字板
4 時針
5 分針
6 クロノグラフ秒針
7 24時針
9 秒針
11 クロノグラフ分針
14 地域表示板
17 竜頭
17a 巻真
20 時計ムーブメント
21 アンテナ
22 受信IC
23 制御IC
24a 第1モータ
24b 第2モータ(秒針駆動用のモータ)
24c,24d 第3、第4モータ(機能モータ)
25a,25b,25c,25d 第1〜第4の各輪列
26 修正部材
27 電池
28 ブザー発生部(電子音発生部)

Claims (3)

  1. 外装ケース内に、標準電波を受信するアンテナと、少なくとも秒針を含む複数の指針を駆動するための複数のモータと、前記各モータにより駆動され前記各指針をそれぞれ運針する複数の輪列と、前記各モータの駆動源としての電池と、前記外装ケースの外側に突出している竜頭に連結されている巻真と、前記アンテナで受信した標準電波信号をアナログ信号処理により少なくとも増幅、復調を行う受信回路と、前記受信回路からの出力信号を入力するとともに、デジタル信号処理により前記各モータを駆動制御して前記各指針を運針制御する制御回路とを備えた電波修正時計において、
    前記巻真の近傍に、少なくとも秒針を駆動するための駆動頻度が一番高い秒針駆動用のモータと前記電池が配置されるとともに、前記外装ケースの中心部に対して前記巻真と対向側に前記アンテナが配置され、
    前記秒針駆動用のモータと前記電池と前記アンテナとで囲まれる領域内及び該領域の周囲近傍に、前記各輪列と前記秒針駆動用のモータ以外の他のモータが配置され、
    更に、日車と、該日車に囲まれた領域に小針が取り付けられる支軸を有し、
    前記他のモータは、前記支軸に取り付けられる小針を駆動するためのモータであり、
    前記外装ケースの中心部を通り前記巻真と前記アンテナと結ぶ直線に対して、直交方向の前記外装ケース内の両端側に前記受信回路と前記制御回路がそれぞれ位置するように配置されることを特徴とする電波修正時計。
  2. 電子音を発生する電子音発生部を有し、前記電子音発生部が前記受信回路近傍に配置されることを特徴とする請求項に記載の電波修正時計。
  3. 前記外装ケースは金属製であり、前記制御回路に近接する前記外装ケースの内側対向部分に、凹状の切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電波修正時計。
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