JP6814872B2 - 電子時計のムーブメント - Google Patents
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Description
特に駆動頻度の高い秒針用のステップモータの保持力を強くすると、消費電力の増大は一層重要な問題となる。
<電波修正時計の構成>
図1は、本発明に係る電子時計のムーブメントを有する電子時計の一実施形態である電波修正時計1を示し、裏蓋側から、二点鎖線で表したケース2を仮想的に透過して実線で表したムーブメント3が見えている状態を表す透視図である。図1の上方は12時方向、左方は3時方向である。図2は、図1に示した電波修正時計1を文字板4の側から見た図であり、ケース2等の外装部品は記載を省略している。
電波修正時計1は、図2に示すように、文字板4の中心回りに時計回りの回転する指針の一例である時針5a、分針5b及び秒針5cを備えている。また、文字板4の6時の方向の部分には、時針5a及び分針5bで示す時刻とは別の時分を24時間表示で示すためのデュアル分時小文字板4aが形成されている。このデュアル分時小文字板4aに対応して、電波修正時計1は、デュアル時針5d及びデュアル分針5eを備えている。
また、文字板4の3時の方向の部分には、時針5a、分針5b、秒針5c、デュアル時針5d、デュアル分針5e及び機能表示針5fの表示する機能を切り替える機能切替小文字板4cが形成されている。この機能切替小文字板4cに対応して、電波修正時計1は、機能切替針5gを備えている。
図3は、ムーブメント3における4つのステップモータ31,32,33,34の配置を示す図であり、図2の背面側から見た図である。
ムーブメント3は、本発明に係る電子時計のムーブメントの一実施形態である。ムーブメント3は、図3に示すように、4つのステップモータ31,32,33,34を備えている。
文字板4の8時から9時の間の方向に対応して配置されたステップモータ32は、時針5a及び分針5bを回転させる分時針用ステップモータである。以下、このステップモータ32を分時針用ステップモータ32という。分時針用ステップモータ32は、10秒間に1回の周期(頻度)で駆動される。分時針用ステップモータ32は、2つのコイル32a,32bを有している。
文字板4の9時から10時の間の方向に対応して配置されたステップモータ34は、機能表示針5fを回転させる機能表示針用ステップモータである。以下、このステップモータ34を機能表示針用ステップモータ34という。機能表示針用ステップモータ34は、曜日の表示のために1日に1回の周期(頻度)で駆動される。なお、機能表示針5fで表示する別の機能を利用するときは、その機能の利用の際にも駆動される。
衝撃検知機能は、具体的には、電波修正時計1を落下させる等して衝撃の入力があったときに、指針がその衝撃によって動くのを阻止する機能である。衝撃検知機能は、例えば、衝撃の入力により指針が動いたとき、その指針を駆動するステップモータのロータの動きを、逆起電力の検出により検出し、逆起電力が検出されたときは、ステップモータのロータに制動を掛けるように駆動を制御することにより実現されている。
輪列機構は、地板7と輪列受けとによって回転可能に支持されていて、各ステップモータ31〜34と対応する指針(秒針5c、分針5b、時針5a、デュアル時針5d、デュアル分針5e、機能表示針5f)とに連結されている。
輪列機構は、地板7に輪列機構を配置するために凹んで形成された輪列用凹部7a等に配置される。輪列用凹部7aの一部は、分時針用ステップモータ32と秒針用ステップモータ31との間に形成されている。したがって、分時針用ステップモータ32と秒針用ステップモータ31との間に、輪列機構の一部が配置されている。
ブザーコイルは、機能切替小文字板4cに表示されたアラーム(ALM)がセットされている場合に鳴らされるものである。このブザーコイルは、地板7にブザーコイルを配置するために凹んで形成されたブザーコイル用凹部7c等に配置される。ブザーコイル用凹部7cは、アンテナ用凹部7bの周囲のスペースに形成されている。
L1>L2,L3
すなわち、分時針用ステップモータ32から見て、秒針用ステップモータ31が最も遠い位置に配置され、デュアル分時針用ステップモータ33と機能表示針用ステップモータ34とが次に遠い位置に配置されている。
以上のように構成された本実施形態の電波修正時計1及びムーブメント3によると、衝撃検知機能が付加された分時針用ステップモータ32からは、他のステップモータ31,33,34のうち駆動頻度が最も高い秒針用ステップモータ31が最も遠い位置(距離L1の位置)に配置されている。
これにより、本実施形態の電波修正時計1及びムーブメント3は、分時針用ステップモータ32に付加された衝撃検知機能を、頻繁に停止させることなく動作させることができ、衝撃検知機能の非動作状態の時間を短縮することができる。
本実施形態の電波修正時計1及びムーブメント3によれば、最適な場合には、衝撃検知機能を停止する必要が無くなり、衝撃検知機能を動作状態と非動作状態とに切り替える必要が無い。
ただし、分時針用ステップモータ32と駆動頻度が最も高い秒針用ステップモータ31との間に他のステップモータを配置することを完全に排除するものではない。このように、他のステップモータを配置する場合は、ステップモータ33,34のように、駆動頻度が他に比較して低いものを配置することが好ましい。
分時針用ステップモータ32と駆動頻度が最も高い秒針用ステップモータ31との間にアンテナを配置するものでは、アンテナによる電波の受信の際は、秒針用ステップモータ31及び分時針用ステップモータ32の駆動を停止するのが好ましい。
また、本実施形態の電波修正時計1及びムーブメント3は、衝撃検知機能が付加された各ステップモータ31,32が制動の際に出力するパルスの漏洩磁気の影響を防ぐこともできる。
したがって、例えば世界の都市間での時差の調整のために、分時針用ステップモータ32により分針5b及び時針5aを進める速度と戻す速度とを同じにすることができ、操作性を向上させることができる。
一般的に、文字板4の4時付近の位置や8時付近の位置は、指針が配置されないため、その指針に連結される輪列機構も配置されず、デッドスペースになり易い。
したがって、本実施形態の電波修正時計1及びムーブメント3は、デッドスペースを有効に利用することができる。
したがって、本実施形態の電波修正時計1及びムーブメント3によれば、ムーブメント3内の限られたスペースの中で、衝撃検知機能が付加された2つのステップモータ31,32を互いに遠ざけて配置することができる。
したがって、本実施形態の電波修正時計1及びムーブメント3において、アンテナ等を別の位置に配置するなどして、衝撃検知機能が付加された2つのステップモータ31,32を、12時付近の位置と6時付近の位置という組み合わせの配置としてもよい。また、その他の位置の組み合わせの配置としてもよい。
しかし、機能表示針用ステップモータ34は、残りの他のステップモータ(分時針用ステップモータ32、デュアル分時針用ステップモータ33)に比べて駆動頻度が極端に少なく、実質的にほとんど動作しないステップモータであるということができる。
これにより、本実施形態の電波修正時計1及びムーブメント3は、秒針用ステップモータ31から見た場合、他の複数のステップモータとしては分時針用ステップモータ32、デュアル分時針用ステップモータ33だけを対象とし、その結果、分時針用ステップモータ32を秒針用ステップモータ31から最も遠い位置に配置されている。
すなわち、本実施形態の電波修正時計1及びムーブメント3における秒針用ステップモータ31、分時針用ステップモータ32及びデュアル分時針用ステップモータ33は、一定の周期で動作するため、本発明の電子時計のムーブメントにおけるステップモータの一例となる。
なお、このような不定期の動作に対応したステップモータとしては、上述した機能表示針用ステップモータ34の他に、クロノグラフ表示針用のステップモータや、ユーザの操作によって動作される機能に対応したステップモータなどを適用することができる。
3 ムーブメント
4 文字板
4a デュアル分時小文字板
4b 機能表示小文字板
4c 機能切替小文字板
5a 時針
5b 分針
5c 秒針
5d デュアル時針
5e デュアル分針
5f 機能表示針
5g 機能切替針
31 秒針用ステップモータ
32 分時針用ステップモータ
33 デュアル分時針用ステップモータ
34 機能表示針用ステップモータ
L1,L2,L3 距離
Claims (2)
- 電波を受信するアンテナとブザーコイルとを備え、
前記アンテナは矩形のパッチアンテナであり、
前記ブザーコイルは、前記アンテナとムーブメントの外周輪郭の間に配置されている電子時計のムーブメント。 - 前記アンテナの側面に、電波の受信に影響を与えない動作部材のみが配置され、
前記動作部材は輪列機構である請求項1に記載の電子時計のムーブメント。
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