JP2008064530A - 電波修正時計、および電波修正時計の制御方法 - Google Patents

電波修正時計、および電波修正時計の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】手動で時刻修正がなされた場合、指針位置修正が機能することによって時刻表示がずれる不具合を回避できる電波修正時計、および電波修正時計の制御方法を提供すること。
【解決手段】電波修正時計は、受信した時刻情報に基づいて時刻カウンタの計数値を修正する電波修正工程S60と、指針の位置の検出結果と時刻カウンタの計数値とに基づいて指針の位置を修正する指針位置修正工程とをそれぞれ行う修正制御手段を備え、外部操作部材による手動修正がなされた場合には、この修正制御手段により制御される修正制御工程S90を実施し、修正制御工程S90では、電波受信が成功して内部時刻カウンタの計数値が修正されるまで、少なくとも時分針の位置を修正しない。
【選択図】図13

Description

本発明は、指針を駆動してアナログ式の時刻表示を行うとともに、受信した時刻情報に基づいて時刻修正を行う電波修正時計、および電波修正時計の制御方法に関する。
従来、外部から時刻情報を受信して時刻修正を行う電波時計が知られ、このような電波修正時計では、時刻情報の受信により、時計体内部の時刻カウンタの計数値(内部時刻)が受信した計時情報に修正されるため、時刻修正が自動的にかつ正確に行われる。
ここで、指針を駆動してアナログ式の時刻表示を行う電波修正時計は、時刻情報を受信する受信手段と、時刻カウンタと、ステッピングモータ等の駆動手段と、駆動手段により駆動される指針とを備えている。このようなアナログ表示式電波修正時計では、磁気や落下衝撃により時刻カウンタの計数値に対して指針の位置がずれた場合、電波を受信して時刻カウンタが受信した時刻情報に修正されても正しい時刻が表示されないおそれがある。
このため、従来は面倒な基準位置合わせの操作により指針位置を修正していたが、近年では、毎正時など定期的に、指針位置と時刻カウンタの計数値とが一致しているか否かを検出し、指針位置がずれている場合は、自動的に指針位置を時刻カウンタの計数値に修正する指針位置自動修正機能が装備されている。
この指針位置自動修正機能に必要とされる指針位置検出手段としては、発光素子と受光素子とを備える光センサを利用したものなどが知られている(例えば特許文献1、2)。このような指針位置検出手段では、発光素子と受光素子との間に、光束が通過する孔が形成され指針に連動する中間車などが配置されている。指針位置を検出する際には、発光素子から検出光を発する。中間車が基準位置にある際には、検出光が孔を通過して直接に、あるいは反射板で反射されて間接的に受光素子に入射するため、指針が正時などの基準位置に帰零したことがわかる。
このような指針位置の検出結果に基いて、指針位置を内部時刻に一致させる自動修正が定期的に行われる。
図16は、指針位置自動修正の工程例を示し、ここでは、秒針の位置修正が毎正分(0秒)に行われ、時分針の位置修正は0時0分および12時0分(12時間表示式の場合)に行われる。
すなわち、S2において強力な磁石などの外部磁気の影響によりステッピングモータが正常に回転できずに指針の駆動が停止し、指針表示が内部時刻から4分5秒間遅れた場合、直後の秒針帰零時(正分時)S3において、秒針位置を検出し、秒針を早送り、あるいは逆転させて秒針位置を内部時刻の秒と一致させる。この秒針位置修正により、秒針の狂いが修正される。
続いて、0時0分または12時0分におけるS4において、時針および分針の位置を検出し、これら時針および分針を早送り、あるいは逆転させてその指針位置を時刻カウンタの時、分とそれぞれ一致させる(S5)。この時分針位置修正により、時分針の狂いが修正され、S2で遅れた時刻表示の修正がS5で完了する。
特開平5−209970号公報 特許第2648079号公報
上述のように、指針位置修正機能を有するアナログ表示式の電波修正時計では、受信した時刻情報に基いて内部時刻を修正し、また、磁気や振動等で指針の位置が狂った場合でも、指針位置を検出して内部時刻に一致させる自動修正を行うことにより、時刻修正を自動化している。
しかしながら、磁気や振動等で指針位置が進んだり遅れたりした際、指針位置自動修正が行われる前に、ユーザーがリューズ、ボタンなどの外部操作部材で手動修正を行う場合があり、このような場合、内部時刻が本来の時刻からずれてしまう。例えば、図17のS4において指針位置を4分間進める手動修正は、ユーザーは想定していないが内部時刻を4分間進めることになる。この後のS6における0時0分または12時0分の自動修正で、この内部時刻に指針位置を一致させる処理が行われるため、時刻表示が4分進んでしまう(S8)。
本発明の目的は、手動で時刻修正がなされた場合に指針位置修正が機能することによって指針の時刻表示が実際の時刻に対してずれる不具合を回避できる電波修正時計、および電波修正時計の制御方法を提供することにある。
本発明の電波修正時計は、時刻を計数する時刻カウンタと、少なくとも時刻を表示する時針および分針が含まれる複数の指針と、前記指針を駆動する駆動手段と、時刻情報を受信する受信手段を有してその受信した時刻情報に基づいて前記時刻カウンタの計数値を修正する電波修正手段と、前記指針の位置を検出する指針位置検出手段と、前記指針位置検出手段による検出結果および前記時刻カウンタの計数値に基づいて前記指針の位置を修正する指針位置修正手段と、前記指針の位置および前記時刻カウンタの計数値を外部から修正可能な外部操作部材と、前記外部操作部材の操作によって前記指針の位置および時刻カウンタの計数値が修正された場合に用いられ、前記時刻情報の受信が成功し前記電波修正手段による前記時刻カウンタの計数値が受信した前記時刻情報に修正されるまで、少なくとも前記時針および前記分針の位置修正を前記指針位置修正手段に行わせない修正制御手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、外部操作による時刻修正がなされた場合において、修正制御手段により、計時情報の受信が成功し時刻カウンタの計数値が受信した時刻情報に修正されるまでは、少なくとも時針および分針の時刻カウンタ計数値に基づく位置修正が行われない。その結果、電波修正手段による時刻カウンタの修正が時針および分針の位置修正に先行する。
すなわち、磁気、振動、衝撃などによる外乱で指針位置が狂った際、指針位置をユーザーが外部操作部材で手動修正することによって時刻カウンタの計数が実際の時刻に対してずれても、この誤った時刻カウンタの計数値に基づいて指針位置が修正される不具合を回避できる。これにより、指針位置の自動修正後に時計が誤作動したとユーザーが感じるなどの不便を無くすことができる。
ここで、外部操作部材による手動修正は、時報などに合わせて略正確に行われることが多いため、指針位置修正がなされる以前においても、通常の時計の使用に差し支えない。
以上により、時刻修正が自動でかつ正確に行われる電波修正時計の取扱性を向上させることができる。
なお、電波修正手段による処理は、設定されたスケジュールに基づいて定期的に行われたり、外部からユーザーが操作可能な部材により強制的に行われたりして良い。
また、本発明の電波修正時計は、秒針を備えていなくてもよい。秒は、例えば液晶画面などでデジタル表示されていてもよい。
指針位置検出手段としては、前述の発光素子および受光素子を備える光式センサのほか、ホール素子を用いた磁気式センサなども例示できる。
本発明の電波修正時計では、前記指針位置修正手段による処理は、定期的に行われ、前記電波修正手段は、前記時刻情報の受信に成功した際に、前記時刻カウンタの計数値を修正するが、少なくとも前記時針および前記分針の位置修正を行わないことが好ましい。
この発明によれば、計時情報の受信に成功した際に、時刻カウンタの計数値のみが受信した時刻情報に修正され、少なくとも時針および分針の時刻カウンタ計数値に基づく位置修正は行われない。また、指針位置修正は定期的に行われており、計時情報の受信成功によって時刻カウンタの計数値が正しい時刻に修正された後に到来した時分針の指針位置修正の処理において、時刻カウンタの計数値に合わせて時分針の位置が修正される。
すなわち、受信が成功した際、時刻カウンタの計数値を受信した計時情報に修正するのみで、時分針の時刻カウンタ計数値に基づく位置修正は後で行うので、電波修正の処理から通常の時刻表示(通常運針)に迅速に復帰し、現在時刻が表示されるまでユーザーを殆ど待たせることはない。これにより、取扱性をより向上させることができる。
なお、指針位置修正を行う周期は各指針ごとに決めてよく、例えば、秒針については毎正分(毎0秒)、時分針については毎0時0分、毎12時0分などを例示できる。
本発明の電波修正時計では、前記複数の指針には、秒針が含まれ、前記複数の指針を駆動する複数の駆動手段を有し、前記修正制御手段は、前記秒針に対する前記指針位置修正手段による処理を前記指針位置修正手段に定期的に行わせることが好ましい。
この発明によれば、秒針位置の修正が定期的に行われるので、磁気や衝撃などによる指針の進みまたは遅れがその定期修正の周期未満の場合、秒針位置が自動修正される前にユーザーがその遅れや進みに気づく可能性を低くできる。つまり、ユーザーに手動修正の手間を掛けさせない。
また、毎分、秒針位置を時刻カウンタの計数値に修正するように構成することによって秒針の狂いを迅速に解消できるとともに、外部操作部材の操作時に秒針を帰零し、分単位で修正するように構成すれば、手動修正の操作を容易化できる。
本発明の電波修正時計では、前記電波修正手段は、前記時刻情報の受信に成功した際に、前記時刻カウンタの計数値を修正するとともに、前記秒針の位置修正を前記指針位置修正手段に行わせることが好ましい。
時計の水晶の発振周波数の誤差などにより、時刻カウンタの計数値が1日に秒単位やコンマ秒単位で正確な時刻に対してずれる場合があるため、外部操作部材による手動修正が正確に行われていたり、時刻カウンタ計数値に基づいて指針の位置修正が行われても、その後の電波受信時には、時刻表示が正確な時刻からコンマ秒単位等でずれている場合がある。そこで、本発明のように受信した時刻情報に基づいて時刻カウンタを修正したうえでこの時刻カウンタの計数値に一致するように秒針の位置修正を行うことで、時刻表示の正しさを良好に維持できる。
本発明の電波修正時計では、前記電波修正手段は、前記時刻情報の受信に成功した際に、前記時刻カウンタの計数値を修正するとともに、少なくとも前記時針および前記分針の位置修正を前記指針位置修正手段に行わせることが好ましい。
この発明によれば、前記発明とは異なり、計時情報の受信が成功した際に、受信した時刻情報に修正された時刻カウンタ計数値に基づいて少なくとも時針および分針の位置修整を行うので、時分針の位置修正処理の次回周期の到来を待つことなく、指針位置を早期に修正することができる。
本発明の電波修正時計では、前記駆動手段は、ステッピングモータとされ、前記指針位置検出手段は、前記ステッピングモータの1ステップ毎に、前記指針位置の検出動作を行うことが好ましい。
この発明によれば、ステッピングモータで駆動される指針の位置をステッピングモータの1ステップ毎に検出することにより、例えば指針に連動する中間車の回動角検出などの複雑な処理を必要とせずに、ステッピングモータの駆動パルスを計数する簡単な処理によって指針の位置を検出することが可能となる。
また、指針位置検出手段による検出動作を継続的に行うのではなく、ステッピングモータの1ステップ毎に間欠的に検出することにより、指針の位置検出に関して低消費電力化できる。
本発明の電波修正時計では、前記指針位置検出手段は、発光素子とこの発光素子からの光束を受光する受光素子とを有し、前記指針に連動する連動部材には、前記指針の位置が所定の基準位置と一致するときにのみ前記発光素子からの光束が通過可能な検出孔が形成されていることが好ましい。
この発明によれば、磁気式センサなどと比べて、指針位置検出手段の構成を簡略化できる。また、複数の指針がそれぞれ基準位置にあるときに各連動部材の孔の位置が互いに一致するように各連動部材の位相を設定すれば、発光素子と受光素子とを複数の指針の位置検出に共用でき、構成をより簡略にできる。
本発明の電波修正時計の制御方法は、時刻を計数する時刻カウンタと、時刻情報を受信する受信手段と、少なくとも時刻を表示する時針および分針が含まれる複数の指針と、前記指針を駆動する駆動手段と、前記指針の位置を検出する指針位置検出手段と、を備えた電波修正時計の制御方法であって、受信した時刻情報に基づいて前記時刻カウンタの計数値を修正する電波修正工程と、前記指針位置検出手段による検出結果および前記時刻カウンタの計数値に基づいて前記指針の位置を修正する指針位置修正工程と、外部からの操作によって前記指針の位置および前記時刻カウンタの計数値が修正された場合に実施され、前記電波修正工程において前記時刻情報の受信が成功し前記時刻カウンタの計数値が受信した前記時刻情報に修正されるまで、少なくとも前記時針および前記分針についての前記指針位置修正工程を行わない修正制御工程と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、前述の電波修正時計の発明と同様の作用効果を奏する。
本発明によれば、アナログ表示式の電波修正時計において、手動で時刻修正がなされた場合に指針位置修正が機能することによって指針の時刻表示が実際の時刻に対してずれる不具合を回避できる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
なお、第2実施形態以降の説明において、以下に説明する第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して、説明を省略もしくは簡略化する。
[1.全体構成]
図1には、本発明の第1実施形態における時計1の平面図が示されている。また、図2には、時計1の側断面図が示されている。時計1は、時刻情報が重畳された標準電波を受信して時刻修正を行う12時間表示式の電波修正時計であり、指針位置検出機能を装備する。
時計1は、時刻を表示する指針2(図2)と、指針2を駆動する指針用駆動手段20と、日付(暦)を表示するリング状の日車30(図2)と、日車30を駆動する暦用駆動手段31と、電池40を収納する電源収納部41と、標準電波を受信するアンテナ50と、外部からユーザーが操作可能な外部操作部材5と、平面形状略円形の地板10とを備える。
なお、図1は、時計1の時刻表示側とは反対側(裏蓋側)から見た図であり、この図において、上方向が時計1の3時方向、下方向が9時方向、右方向が12時方向、左方向が6時方向となっている。
[2.指針用駆動機構の構成]
図3は、図1の部分拡大図であり、指針用駆動機構を示す。
指針2(図2)には、地板10の略中央を中心に同軸上にそれぞれ回動可能に設けられた秒針2Aと、分針2Bと、時針2Cとがある。
指針用駆動手段20には、秒針2Aを駆動するための秒針モータ21と、時針2Cおよび分針2Bを駆動するための時分針モータ26とがある。
また、秒針2Aと秒針モータ21との間には、秒針モータ21からの駆動力を秒針2Aに伝達する秒針用減速輪列22が設けられ、時針2Cおよび分針2Bと時分針モータ26との間には、時分針モータ26からの駆動力を時針2Cおよび分針2Bに伝達する時分針用減速輪列27が設けられている。
[2−1.秒針用駆動機構の構成]
秒針モータ21は、ステッピングモータで構成されて時計1の略9時方向に配設され、ロータ磁石211Bを有するロータ211と、ロータ211を回転可能に保持するステータ212と、ステータ212に接するコイル213とを備えている。
秒針用減速輪列22は、ロータ211に一体的に形成されたロータかな211Aに噛合する秒中間車221と、秒中間車221に噛合する四番車222とを備えている。四番車222には、秒針2Aが固定されている。
コイル213にモータパルスを流すと、電磁誘導によりステータ212に磁路が形成され、ロータ211が1パルスで半回転する。この回転運動は、ロータかな211A、秒中間車221、および四番車222の順に適切な減速比(増速比)で減速されながら伝達され、秒針2Aが1パルス1秒の所定速度で回動する。
秒中間車221には、秒針2Aの12時位置を検出するための秒検出車223が噛合されている。秒中間車221および秒検出車223には、互いに重なりあう領域に、それぞれ検出孔221A,223Aが形成されており、秒中間車221および秒検出車223の位相は、秒針2Aが12時の位置に配置されたときにこれらの検出孔221A,223Aの位置が一致するように設定されている。つまり、12時位置(正分、0秒)が秒針2Aの基準位置である。ここで、秒検出車223は、四番車222と同じ径寸法に形成されているため、検出孔221A,223Aは1分間に一度、位置が一致するようになっている。
検出孔221A,223Aが一致する位置には、指針位置検出手段としての図示しないフォトセンサが設けられている。このフォトセンサは、秒中間車221および秒検出車223を厚み方向に挟んで互いに対向する発光素子および受光素子を備えている。秒中間車221と秒検出車223が回動して検出孔221A,223Aが一致すると、フォトセンサの発光素子からの光が検出孔221A,223Aを貫通して受光素子で受光されるため、秒針2Aの位置が12時であることが検出される。
[2−2.時分針用駆動機構の構成]
時分針モータ26は、秒針モータ21と同様にステッピングモータで構成されて時計1の略3時方向に配設され、ロータ磁石261Bを有するロータ261と、ロータ261を回転可能に保持するステータ262と、ステータ262に接するコイル263とを備えている。
時分針用減速輪列27は、ロータ261に一体的に形成されたロータかな261Aに噛合する五番車271と、五番車271に噛合する三番車272と、三番車272に噛合する二番車273と、二番車273に噛合する日の裏車274と、日の裏車274に噛合する筒車275とを備える。
二番車273および筒車275は、四番車222と同軸上に配置され、二番車273には分針2Bが、筒車275には時針2Cが固定されている。コイル263に5秒周期でモータパルスを流すと、電磁誘導によりステータ262に磁路が形成され、ロータ261が1パルスで半回転する。この回転運動は、ロータかな261A、五番車271、三番車272、二番車273の順に適切な減速比(増速比)で減速されながら伝達され、二番車273および分針2Bが1時間で一周する速度で回動する。
また、二番車273の回転運動は、日の裏車274、筒車275の順に適切な減速比(増速比)で減速されながら伝達されて、筒車275および時針2Cが12時間で1周する速度で回動する。
五番車271、三番車272、二番車273、四番車222、および筒車275には、互いに重なり合う領域にそれぞれ検出孔271A,272A,273A,222A,275Aが形成されている。時針2C、分針2B、および秒針2Aが12時の位置に配置された時に、これらの検出孔271A,272A,273A,222A,275Aの位置が一致するように設定されている。つまり、秒針2Aの他、時針2Cおよび分針2Bの基準位置も12時位置(12時0時、0時0分)である。
[2−3.指針位置検出手段の構成]
図4は、五番車271、三番車272、二番車273、四番車222、および筒車275の側断面図である。検出孔271A,272A,273A,222A,275Aが一致する位置には、秒針モータ21に設けられた透過型のフォトセンサと同様のフォトセンサが時針2C、分針2B、および秒針2Aの指針位置検出手段として設けられている。
検出孔271A,272A,273A,222A,275Aの位置が一致すると、発光素子6から射出された光を受光素子7が受光して検知し、これにより時針2C、分針2B、および秒針2Aが全て12時位置、つまり、基準位置にあることが検出される。
すなわち、本実施形態では、発光素子6が地板10とソーラパネル(発電部)4との間に配置された回路ブロック6Aに実装され、また、受光素子7が輪列受8を覆う回路ブロック7Aに実装されているが、これらの素子6,7間に5つの車271,272,273,222,275が配置されている。なお、地板10には透光孔10Aが形成されている。
ここで、時針2Cの基準位置は12時間周期で巡ってくるため、同じく12時間周期で回転する筒車275に検出孔275Aを形成することで、時針2Cを含めた指針2の基準位置を360度ある表示領域のうち12時位置の一箇所に特定できる。
なお、前述のフォトセンサにおいて、発光素子6と受光素子7との位置関係は反対であってもよい。また、透過型フォトセンサではなく、反射型フォトセンサであってもよい。
さらには、光学式センサに限らず、例えば、秒検出車223や秒中間車221の周上に磁気パターンを形成し、この磁気パターンをホール素子などで読み取ることによって秒針2Aの位置を検出するなどの磁気式センサであってもよい。
本実施形態では、秒針2Aと時分針2C,2Bとが別々のモータ21,26で駆動され、かつ、時分針2C,2Bが取り付けられた二番車273や筒車275とは平面的に重ならない位置に秒検出車223が設けられ、この位置にあるフォトセンサで秒針2Aの位置が時分針2C,2Bの位置とは別途検出される。このような構成により、秒針2Aと時分針2C,2Bとを個別に効率よく回転させて基準位置にそれぞれ合わせることができる。
また、時分針2C,2Bが単独の時分針モータ26で駆動されるので、例えば時差修正を行うのに好都合である。
ここで、時分針位置検出部に四番車222の検出孔222Aが重なっており、秒針2Aが基準位置にある時間は時分針2C,2Bが基準位置にある時間よりも短いため、時分秒の各指針位置の検出を行う際には処理の順序がある。まず、秒針2Aの位置を検出してから、時分針2C,2Bの位置を検出する。
[3.暦用駆動機構の構成]
図2に戻り、日車30は、地板10において指針用駆動手段20が設けられた側とは反対側の面に対向して設けられている。この日車30の上方には、文字板3が設けられており、この文字板3の外周部の一部には、日付を表示するための窓部(図示せず)が設けられ、この窓部から日車30の一部が日付として視認可能となっている。
なお、文字板3は、ガラスなどの光透過性を有する材料で構成されており、文字板3と地板10との間には、入射した光によって発電する発電手段としてのソーラパネル4が配置されている。
日車30は、ソーラパネル4と地板10との間に配置され、日車30の文字板3側の面には、日付を表す「1」から「31」の文字が印刷などによって表示されている。日車30の内周面には内歯車が形成されている。
図1に示されるように、暦用駆動手段31は、指針用駆動手段20と同様に、ロータ311、ステータ312、およびコイル313で構成されるステッピングモータであり、時計1の略5時方向に配設されている。
日車30と暦用駆動手段31との間には、暦用駆動手段31からの駆動力を日車30に伝達する暦用輪列33が設けられている。暦用輪列33は、ロータ311に一体的に形成されるロータかな311Aに噛合する日回し第一中間車331と、日回し第一中間車331に噛合する日回し第二中間車332と、日回し第二中間車332に噛合する日回し車333とを備える。日回し車333は、地板10を貫通して文字板3側に図示しない歯車を有し、この歯車が日車30の内歯車に噛合される。
コイル313にモータパルスを流すと、電磁誘導によりステータ312に磁路が形成され、ロータ311が回転する。この回転は、ロータかな311A、日回し第一中間車331、日回し第二中間車332、日回し車333の順に伝達され、日回し車333の回転によって日車30が回転し、表示される日付が変更される。
[4.電源部の構成]
電源収納部41には、電池40が収納されている。電池40は、二次電池であり、ソーラパネル4で発生した起電力は、この電池40に充電される。
[5.アンテナの構成]
アンテナ50は、アンテナコア51と、アンテナコア51を収納するコア収納部52と、コア収納部52の一部に巻き回されるコイル53とを備える。
アンテナコア51は、アモルファスの薄板を複数枚積層して構成され、略中央に形成される略矩形状の直線部511と、直線部511の両端側に地板10の外縁に沿って略円弧状に湾曲して形成される湾曲部512とを備える。
コア収納部52は絶縁材料で構成され、アンテナコア51と同様に略中央に形成される棒状の直線部521と直線部521の両端側に地板10の外縁に沿って略円弧状に湾曲して形成される湾曲部522とを備える。コア収納部52において地板10に対向する面には、凹状部が形成され、この凹状部にアンテナコア51が収納されている。コア収納部52が地板10にねじ止めされることにより、アンテナ50は、地板10に固定されている。
コイル53は、コア収納部52の直線部521に巻き回されている。コア収納部52の直線部521の両端にはフランジ部523が形成されており、このフランジ部523によってコイル53の巻きほどけが防止され、所定巻き数のコイル53が均一に形成される。
コア収納部52の一方の湾曲部522には、コイル53の端部が接続された回路基板54が固定されている。
回路基板54は、絶縁材料で構成されるフレキシブル基板で構成され、この回路基板54上には、アンテナ50の同調周波数調整用のコンデンサ541が複数個実装されている。この回路基板54は、コア収納部52の端部において裏蓋側の回路ブロック7A(図4)に導通している。
[6.回路ブロックの構成]
回路ブロック7Aは、前述の受光素子7の他、図示を省略するが、計時用の水晶振動子や、アンテナ50で受信した標準電波を処理する受信用ICおよびバンドパスフィルタ用水晶振動子、CPU等とを備えて構成されている。
受信用ICは、アンテナ50で受信した標準電波を復調する復調回路や、受信信号を増幅する増幅回路などを備えて構成されている。
[7.外部操作部材の構成および作用]
外部操作部材5は、時計1の略3時方向に配設されるリューズ5A(図5)と、時計の略2時方向および略4時方向にそれぞれ配設されたボタン5B,5C(図5)とを有して構成されている。
リューズ5Aは、巻真5D(図1)に設けられており、この巻真5Dは、リューズ5Aによって軸方向に引き出される量によって複数のモードに切換可能なスイッチング機能を有し、例えば巻真5Dを一段引き出すと日車30の修正モードとなり、ボタン5Cを押すことによって日車30を回動させることが可能となる。
また、例えば巻真5Dを二段引き出すと、時刻修正モードとなる。
図5は、リューズ5Aと、ボタン5Cとを操作することにより、時刻修正を行う手順(A)〜(E)を示す。
まず、リューズ5Aによって巻真5Dを二段引き出すと(A)、時針2C、分針2B、秒針2Aの運針が停止し、さらにボタン5Cを押すと(B)、秒針2Aが12時位置に帰零して分針2Bおよび時針2Cを分単位で修正する時刻修正モードが開始する。なお、操作を誤って巻真5Dを引き出した際は、ボタン5Cを押さないで巻真5Dを元の位置に戻せばよく、これによって通常時刻表示の運針が再開する。
図5(B)により時刻修正モードとなったら、ボタン5Cを一度押すことにより(C)、分針2Bおよび時針2Cが1ステップ分回動して時刻が1分進む。また、ボタン5Cを数秒間続けて押すと時刻の早送りがスタートし、ボタン5Cを再度押すことによって、運針が停止する(D)。なお、これらの修正動作の際、指針2の回動と共に時計内部の時刻カウンタ404もカウントアップされる。
これらの(C)および(D)の手順で時分を合わせ、時報などに合わせてリューズ5Aを押し戻すことにより、秒針2Aの運針が0秒からスタートして通常運針に復帰する。なお、時報などを使わずにラフに修正しても勿論良い。
ボタン5B,5Cの操作により、標準電波の受信を行ったり、標準電波の受信可能状況や前回の受信結果を表示させることができる。標準電波の受信は、後述する受信スケジュール手段によって自動で行われるが、これらのボタン5B,5Cにより、標準電波を強制的に受信することも可能である。
標準電波の強制受信操作の手順については説明を省略する。なお、ボタン5B,5Cの操作により秒針2Aが移動し、電波受信可能な環境であるか否かを秒針2Aの指示位置に応じて判別可能となっている。
[8.制御手段の構成]
次に、時計1の動作を制御する制御手段の構成に関し、図6のブロック図を参照して説明する。
[8−1.制御手段の全体構成]
制御手段400は、分周回路401、駆動信号発生回路402、時刻表示駆動回路403、時刻カウンタ404、指針位置検出手段405、指針位置カウンタ406、指針位置内部時刻比較手段407、電圧検出手段408、および制御部409を備え、これらの構成は、IC(Integrated Circuit)や各種素子として実装されている。
制御部409は、分周回路401、駆動信号発生回路402、受信手段430、時刻カウンタ404、指針位置内部時刻比較手段407、指針位置検出手段405、および電圧検出手段408をそれぞれ制御する。
[8−2.計時手段および指針等駆動手段の構成]
分周回路401は、制御部409で制御され、発振回路410が出力する発振信号を分周し、所定周波数の信号を基準クロックとして生成する。分周回路401は、生成した1Hzの基準クロックパルス信号を駆動信号発生回路402、時刻カウンタ404、制御部409にそれぞれ出力する。
なお、発振回路410の構成は、水晶振動子などの基準信号源を高周波発振させる公知のものであるため、説明を省略する。
駆動信号発生回路402は、基準クロックに基いて時刻表示駆動回路403を駆動する駆動信号を発生する。
時刻表示駆動回路403は、時刻表示手段420を駆動する回路である。本実施形態の時刻表示手段420は、秒針モータ21、時分針モータ26、暦用駆動手段(カレンダ用モータ)31、指針2、および日車30を有して構成されている。
[8−3.時刻カウンタの構成]
時刻カウンタ404は、例えばタイムコードを記憶するプリセットカウンタ等で構成されており、分周回路401から出力される基準クロックを計数する。この時刻カウンタ404が時計体の内部時刻を示す。
[8−4.受信手段の構成]
受信手段430は、前述したアンテナ50、回路基板54、および回路ブロック7Aに実装された受信用ICを有して構成されている。制御部409の制御によって、受信手段430は長波標準電波を受信し、受信電波からデジタルデータである時刻情報(タイムコード)を取り出し、取り出したデータを時刻カウンタ404に出力する。これによって時刻カウンタ404の計数値が更新され、つまり受信した時刻情報に基づく内部時刻の修正が行われる。すなわち、受信手段430および制御部409により、電波修正手段412が構成されている。
なお、受信手段430が受信する長波標準電波の周波数は、日本国内においては、「おおたかどや山(東日本)」の標準電波出力局から発信される周波数40kHz、または「はがね山(西日本)」の標準電波出力局から発信される周波数60kHzとなっている。
[8−5.指針位置修正手段の構成]
ここで、指針位置検出手段405、指針位置カウンタ406、指針位置内部時刻比較手段407、および制御部409により、指針位置修正手段411が構成されている。
指針位置検出手段405は、図7に示すように、秒針2Aの位置を検出して秒針位置検出信号を出力する秒針位置検出手段405Aと、分針2Bおよび時針2Cの位置を検出して時分針位置検出信号を出力する時分針位置検出手段405Bとを備えている。
これらの秒針位置検出手段405A、時分針位置検出手段405Bはそれぞれ、発光素子6である発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)451と、受光素子7であるフォトトランジスタ452とを備えている。
なお、フォトトランジスタ452に接続される抵抗455の抵抗値は、秒針位置検出手段405A、時分針位置検出手段405Bで各々最適化すればよい。
このような指針位置検出手段405では、ステッピングモータの1ステップ毎に、指針位置の検出動作を行う。
図8は、指針位置検出のフロー図である。例えば秒針2Aの位置検出は時刻カウンタ404の毎正分に開始され、フォトトランジスタ452のエミッタをVDDからVSSにして受光可能な状態とし、定電流源453のスイッチであるトランジスタ454をオンさせてLED451に定電流を流してLED451を発光させる(S11)。
このとき、検出孔221A,223Aが重なっていれば、LED451の光がフォトトランジスタ452に入射し、フォトトランジスタ452に電流が流れるため、秒針2Aの位置が基準位置に一致することが検出される(S12でY)。この場合は位置検出処理を終了し、秒針位置検出手段405Aから制御部409および指針位置カウンタ406に位置検出信号を出力する。
一方、LED451の光がフォトトランジスタ452に入射せず、フォトトランジスタ452に電流が流れない場合は(S12でN)、秒針2Aの位置が時刻カウンタ404の計数値に対してずれている。この場合は、検出孔221A,223Aが重なり秒針2Aの位置が検出できるまで、秒針モータ21にモータパルスが1発ずつ出力されて秒針が駆動される都度、つまりステッピングモータの1ステップ毎に(S13)、検出動作S11,S12を続行する。検出開始後、遅くとも秒針2Aが1周するまでに、秒針2Aの位置が基準位置に一致するので、一致した時点で位置検出処理を終了し、秒針位置検出手段405Aから制御部409および指針位置カウンタ406に位置検出信号を出力する。
時分針位置検出手段405Bによる時針2Cおよび分針2Bの位置検出動作についても、以上の秒針位置検出手段405Aによる位置検出動作と同様に行われる。
ここで、本実施形態におけるこの1ステップ毎の指針位置検出では、1ステップ駆動された輪列の挙動がおさまってから、LED451およびフォトトランジスタ452を動作させている。つまり、このLED451およびフォトトランジスタ452を動作させる駆動パルスの位相とモータパルスの位相とは互いにずらしてある。
指針位置カウンタ406は、指針位置検出手段405からの指針位置検出信号の入力によって「0」にリセットされるとともに、駆動信号発生回路402からの駆動信号をカウントする。これにより、指針位置カウンタ406の計数値は指針2の位置に同期する。
指針位置内部時刻比較手段407は、時刻カウンタ404で計数されている内部時刻(現時刻)の計数値と、指針位置カウンタ406の計数値とを比較し、これらが互いに不一致の場合には、内部時刻の計数値に指針位置カウンタ406の計数値が一致するまで、駆動信号発生回路402に制御信号を送る。これにより、駆動信号発生回路402は駆動信号を時刻表示駆動回路403、および指針位置カウンタ406に出力して秒針2Aを早送りし、現時刻に移動させる。その後、通常運針を実施する。
このように、指針位置検出手段405による秒針2Aの位置検出結果と、時刻カウンタ404の計数値とに基いて、秒針2Aの位置が毎分自動的に修正される。
また、時針2Cおよび分針2Bについても同様に、指針位置検出手段405による時分針2C,2Bの位置検出結果と、時刻カウンタ404の計数値とに基いて、0時0分または12時0分に12時間毎に自動的に修正される。
[8−6.電源ブロックの構成]
電圧検出手段408は、発電部4で発電された電気エネルギーが蓄電される蓄電部40の電圧を検出し、その電圧値を示す電圧検出信号を出力する。この電圧検出信号は、制御部409および指針位置検出手段405に出力される。
発電部4は、本実施形態では、太陽光などの外部エネルギーを取り込み、それらの電気エネルギーに変化するソーラパネル(ソーラ発電機)であるが、このほか、回転錘の動力を電力に変換する電磁発電機や、熱発電機や、ピエゾ発電機等であってもよい。
[8−7.制御部の内部構成]
図9は、制御部409の内部構成の一部を示す。制御部409は、外部操作部材5(図6)の操作により設定される修正フラグを記憶する修正フラグ記憶手段409Aと、この修正フラグ記憶手段409Aに記憶された修正フラグの状態に応じて時計1の時刻修正の実行を制御する修正制御手段409Bと、タイマーなどで構成され受信手段430の処理を定期的に行う受信スケジュール手段409Cとを有する。
修正フラグ記憶手段409Aは、巻真5Dの引出しおよびボタン5Cの押下を検知するセンサに接続されており、本実施形態では、リューズ5Aによって巻真5Dを二段引出した状態でボタン5Cが押された際に、修正フラグが修正有り状態を示す「1」に設定される。修正フラグは、通常時は修正無し状態を示す「0」に設定される二値のフラグである。
修正制御手段409Bは、修正フラグの状態に応じて指針位置修正手段411による指針位置修正の実行と、電波修正手段412による電波修正の実行とを制御する。これについては、フロー図を示して後述する。
受信スケジュール手段409Cは、時刻カウンタ404に基づいて受信手段430の受信動作を開始させる時刻および受信動作を終了する時刻を有するスケジュール情報を記憶している。このスケジュール情報は、例えば、1日に1回午前2時から2時5分まで時刻情報を受信するように設定される。通常、時刻情報は毎正分を1レコードの起点として毎秒1ビットずつ、60秒で1レコードが発信されることから、この例では、計時情報の受信を5回繰り返すことが可能となっている。
本実施形態では、計時情報を1レコード受信したら、制御部409により、計時情報に含まれるパリティビットを参照して受信の成否を検証する。受信に成功していたら、本実施形態では計時情報の受信処理を終了し、受信手段430は、受信した計時情報を時刻カウンタ404に出力して時刻カウンタ404の計数値を更新する。これを受けて、修正フラグ記憶手段409Aにおける修正フラグは「0」にリセットされる。
[9.指針位置修正の実行について]
指針位置修整手段412による指針位置修正の実行について簡単に説明する。
時計1の制御部409は、図10に示すように、時計1の起動時またはシステムリセット時であることを検出すると(S21)、時分秒指針位置修正処理を実行する(S200)。
また、制御部409は、時刻カウンタ404で計数されている内部時刻(現時刻)が0時0分0秒または12時0分0秒であるか否かを判定し(S22)、その時刻であれば、時分秒指針位置修正処理を実行する(S200)。
さらに、制御部409は、時刻カウンタ404で計数されている内部時刻(現時刻)が毎正分、つまり0秒であるか否かを判定し(S23)、その時刻であれば、毎正分の秒針位置修正処理を実行する(S230)。
[10.指針位置修正の制御について]
以上説明した構成の電波修正時計1においては、外部操作部材5により手動で時刻修正された場合における指針位置修正の実行制御に主な特徴を有するため、以下これについて説明する。
図11は、本実施形態の時計1における時刻修正の工程例を示す。S1〜S4までの各工程は、前掲の図17における工程S1〜S4と同様であり、工程S2で磁気を受けたことによって運針が停止して時刻表示が4分5秒間遅れ、工程S4でこの遅れに気づいたユーザーが外部操作部材5を操作して時刻修正を行った例である。
ここで、秒針2Aの位置修正は図10のS23に示したように、毎分0秒時に行われているため、時刻表示に狂いが生じた図11中S2の後、速やかに秒針位置修正工程S3が行われる。これにより、秒の狂いが修正されて遅れは4分間となる。
そして、工程S4の手動修正時は、この4分間の遅れに対応して時分針2C,2Bを4分間進め、時報などに合わせて0秒時にリューズ5Aを押し戻す。この手動時刻修正により、指針2による時刻表示は実際の時刻に合うが、時刻カウンタ404における計数値は4分間進むこととなる。
そして、時計内部の時刻カウンタ404が0時0分または12時0分を数えると、通常の場合であれば時分秒の各指針の位置修正が行われるが、手動修正が行われているため、0時0分または12時0分の指針位置修正工程S5では時針2Cおよび分針2Bの位置修正を行わない。
すなわち、時刻カウンタ404の計数値はS4の手動修正時に実際の時刻より1分以上(本実施形態では4分間)進んでいるため、ここで時刻カウンタ404の計数値に時針2Cおよび分針2Bの位置を一致させる位置修正を行うと、S4で時刻修正したにも関わらず、表示時刻が実際の時刻よりも進んでしまうためである。
仮に、時分針2C,2Bの位置修正を行うことで図17のS8のように表示時刻がずれてしまうと、本実施形態では電波受信成功時に時分針2C,2Bの位置修正を行わないため、電波修正が実行されても表示時刻が実際の時刻に対してずれたままとなる。
本実施形態では、指針位置修整工程S5の後、午前2時に電波修正工程S6が実施され、これによって時刻カウンタ404の計数値が受信した時刻情報に修正される(S7)。なお、本例では、水晶発振の精度などに起因してS6の時点で時刻カウンタ404が実際の時刻よりも1秒間遅れたが、この遅れは受信した時刻情報に基づいて修正される。
図12および図13は、図11の工程のうち、特にS4、S5、およびS6について示すフロー図である。
すなわち、工程S4で手動修正を行うと(S41でY)、修正フラグ(Sフラグ)が立ち(S42)、この修正フラグが「1」である間は、通常工程S00とは異なる修正制御工程S90が行われる。
この修正制御工程S90(図13)では、電波受信スケジュールや強制受信操作に基づいて標準電波受信を実施するか否かを検出しつつ(S61)、時刻カウンタ404を参照して0時0分または12時0分であるかを判定する(S51)。修正制御工程S90では、修正制御手段409Bにより、0時0分または12時0分の際に時分指針位置修正を行わないように制御される(S52)。
すなわち、電波修正工程S60が行われて電波受信が成功するまで(S62でY)、修正フラグをリセットせずに時分指針位置修正を行わない。
電波修正工程S60では、電波受信に成功したら、内部時刻カウンタ404を修正し(S63)、修正制御手段409Bにより、修正フラグを「0」にリセットする(S91)。ここで、内部時刻カウンタ404の修正はS63で行うが、秒針の位置修正のみ行い時針および分針の位置修正を行わずに(S92)、通常工程S00に復帰する。これは、S41で時刻修正した後、時計の水晶の発振周波数の誤差により、正確な時刻から1日にコンマ数秒ズレてしまうために、秒針2Aは修正された時刻カウンタ404の計数値と一致するよう修正させる。
本実施形態では、図11のS4のように、時報に合わせて正確に指針位置が手動修正されたので、指針による時刻表示は実際の時刻と一致している(図11のS5)。
通常工程S00では、判定S51により、時分針位置修正工程S55´を0時0分または12時0分に実施する。この時分針位置修正工程S55´は、時分指針位置検出実施S551´から検出動作S11〜S13(図8)を含む指針位置検出工程と、時分時刻表示修正工程S552´とを備えている。
ここで、手動修正がラフに行われて時刻表示が多少正確でない場合でも、電波修正工程S60(図13)のS63における時刻カウンタ404の修正後に到来した時分針位置修正工程S55´(図12)において、時刻カウンタ404に一致するように時分の指針位置が正確に修正される。
なお、通常工程S00においても、定期的または強制的に標準電波の受信処理が行われるが、図12ではその記載を省略した。また、図12、図13において、秒針2Aの指針位置修正の記載を省略したが、実際は、秒針位置修正が修正フラグの状態に関わらず毎正分に行われている(図10参照)。これらの省略は、後述する図14、図15でも同様である。
[11.本実施形態による効果]
本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)時計1が修正制御手段409Bおよび修正制御工程S90を備えることにより、外乱等でずれた指針2の位置をユーザーが外部操作部材5で手動修正することによって時刻カウンタ404の計数が実際の時刻に対してずれても、この誤った時刻カウンタ404の計数値に基づいて時分針2C,2Bの位置が修正される不具合を回避できる。
これにより、時刻修正が自動でかつ正確に行われる電波修正時計としての時計1の取扱性を向上させることができる。
(2)電波修正手段412による電波修正工程S60において、計時情報の受信に成功した際に、時刻カウンタ404の計数値のみを修正し、時分針の位置修正は、受信成功後に到来した時分針の指針位置修正工程S55´の次回周期において行うので、電波修正工程S60から通常運針に迅速に復帰する。これにより、取扱性をより向上させることができる。
(3)指針位置修正手段411により、秒針2Aの位置修正は毎分行われるので(S230)、時刻表示の進みまたは遅れが1分以内の場合、秒針2Aの位置が自動修正される前にユーザーがその遅れや進みに気づく可能性を低くできる。
(4)ステッピングモータで駆動される指針2の位置をステッピングモータの1ステップ毎に検出することにより、ステッピングモータの駆動パルスを計数する簡単な処理によって指針2の位置を検出することが可能となる。
(5)指針位置検出手段411が検出孔に光を通す発光素子6および受光素子7により構成されているため、磁気式センサなどと比べて、指針位置検出手段411の構成を簡略化できる。
また、時分秒針がそれぞれ基準位置にあるときにのみ各検出孔271,272,273,222,275の位置が互いに一致するように各車の位相を設定しているので、0時0分0秒における時分秒針の帰零の検出を時分針に共通の発光素子6および受光素子7で行うことが可能となり、構成をより簡略にできる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について図14および図15のフロー図を参照して説明する。
本実施形態における電波修正時計の構成および制御は、第1実施形態で示した電波修正時計の構成および制御と基本的には同様である。
但し、本実施形態において、電波修正手段430(図6)は、電波受信に成功した際に指針位置修正手段411に時分秒の位置修正を行わせる。
これにより、本実施形態の修正制御工程S100(図15)では、午前2時開始の電波受信に成功した際に(S62でY)、受信した時刻情報に基づいて内部時刻カウンタ404を修正するとともに(S63)、時分秒の指針位置修正工程S55を行う。
指針位置修正工程S55は、指針位置検出実施S551から検出動作S11〜S13(図8)を含む指針位置検出工程と、時分秒時刻表示修正工程S552とを備え、時分も含めた時分秒針の位置が時刻カウンタ404の計数値にそれぞれ一致するように修正する。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果(1)、(3)〜(5)に加えて、次のような効果を得ることができる。
(6)修正制御工程S100において、計時情報の受信が成功した際に、受信した計時情報に修正された時刻カウンタ計数値に基づいて時針2Cおよび分針2Bの位置修整を行うので、時刻表示が1分以上ずれていても時分針の位置修正工程S55´の次回周期の到来を待つことなく、時分針2C,2Bの位置を早期に修正することができる。
〔本発明の変形例〕
本発明は、前述の各実施形態に限定されない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変形や改良が許容される。
例えば、前記各実施形態は、秒針モータ21と時分針モータ26との2モータ構成の例であったが、秒モータが無く時分モータのみの場合もある。このような場合、秒の表示はLCD(Liquid Crystal Display)で行ってもよく(ハイブリッド表示)、指針位置修正は時分針についてのみ行う。
さらに、前記各実施形態とは異なり、時針を駆動する時モータと、分針および秒針を駆動する分秒モータとの2モータ構成も本発明に適用できる。この構成の場合、分針および秒針の針位置検出を60分毎(毎正時)に定期的に行うことが可能となる。
また、前記各実施形態では、指針位置を修正する際に、指針を正転させて修正していたが、これに限らず、逆転させて修正する構成でもよい。
なお、磁気や衝撃で時刻が遅れる例を示したが、逆転運針の際に外乱が生じてモータが停止したなどの場合は、時刻表示が進んでしまう例もある。本発明では、時刻表示が進んでいても遅れていても、修正制御手段または修正制御工程により、指針位置を問題なく修正できる。
さらに、前記各実施形態では、電波修正は午前2時にスケジュールされていたが、電波修正を行うのは他の時間でもよい。
ここで、時分の指針位置修正が行われる例えば0時または12時の前のタイミング、すなわち11時などに電波受信を行う構成とすることも検討できる。このように時分指針位置修正と電波受信とを行うタイミングを設定すれば、11時より前の手動修正によりずれた内部時刻が電波受信成功の際に修正され、この内部時刻に合わせて時刻表示が修正される。すなわち11時から0時または12時までの間に外乱で指針が狂い手動修正がなされた場合を除き、0時または12時において修正フラグは立っておらず、12時間毎に時分の指針位置修正が行われる。
このように、電波受信を行うタイミングが時分指針位置修正に先行するように予め設定することにより、ラフに手動修正された場合でもその時刻表示が次の0時または12時まで継続しない。
また、前記各実施形態では、各指針の位置修正を0時または12時、毎正分などの周期で定期的に行っていたが、これに限らず、例えば毎分ではなく1分おき、数分おきに秒針の位置修正を行ったりしてもよい。また、時分秒の位置修正を毎正時などの同じタイミングでまとめて行ってもよい。さらには、指針位置の修正を定期的に行わずに例えばユーザーの操作によって実行したり、所定条件に基づいて自動実行したりしてもよい。
そして、第1実施形態における修正制御工程S90のS61において、スケジュールされた定期実行の場合かユーザーの操作による強制実行の場合かどうかを判断し、強制実行の場合は、第2実施形態の修正制御工程S100のように受信成功した際に時分秒の指針位置修正を行うこととしてもよい。これにより、ユーザーの操作による強制実行の際には必ず指針位置を修正することができる。
前記各実施形態では、電波修正時計の適用例として腕時計を例示したが、これに限定されず、本発明は、懐中時計、置時計、掛け時計などにも適用できる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態における電波修正時計の平面図(裏側)。 前記実施形態における時計の側断面図。 図1の部分拡大図。 指針位置検出のための検出孔が形成された歯車部材の側断面図。 外部操作部材の操作により、時刻修正を行う際の手順説明図。 制御手段の構成を示すブロック図。 指針位置検出手段の回路図。 指針位置検出のフロー図。 制御部の内部構成の一部を示すブロック図。 指針位置修正の実行タイミングを示すフロー図。 時刻修正の工程例を示す図。 指針位置修正の制御工程を示すフロー図。 修正制御工程を示すフロー図。 本発明の第2実施形態における指針位置修正の制御工程を示すフロー図。 修正制御工程を示すフロー図。 従来の時刻修正の工程例を示す図。 従来の時刻修正の工程例を示し、手動修正がなされた場合の不具合を示す図。
符号の説明
1・・・時計(電波修正時計)、2A・・・秒針(指針)、2B・・・分針(指針)、2C・・・時針(指針)、5A・・・リューズ(外部操作部材)、5B,5C・・・ボタン(外部操作部材)、6・・・発光素子、7・・・受光素子、21・・・秒針モータ(駆動手段)、26・・・時分針モータ(駆動手段)、271,272,273,222,275・・・五番車、三番車、二番車、四番車、筒車(連動部材)、271A,272A,273A,222A,275A・・・検出孔、404・・・時刻カウンタ、405A・・・秒針位置検出手段(指針位置検出手段)、405B・・・時分針位置検出手段(指針位置検出手段)、409B・・・修正制御手段、411・・・指針位置修正手段、412・・・電波修正手段、430・・・受信手段、S11,S12・・・検出動作、S55・・・指針位置修正工程、S55´・・時分針位置修正工程(指針位置修正工程)、S60・・・電波修正工程、S90,S100・・・修正制御工程。

Claims (8)

  1. 時刻を計数する時刻カウンタと、
    少なくとも時刻を表示する時針および分針が含まれる複数の指針と、
    前記指針を駆動する駆動手段と、
    時刻情報を受信する受信手段を有してその受信した時刻情報に基づいて前記時刻カウンタの計数値を修正する電波修正手段と、
    前記指針の位置を検出する指針位置検出手段と、
    前記指針位置検出手段による検出結果および前記時刻カウンタの計数値に基づいて前記指針の位置を修正する指針位置修正手段と、
    前記指針の位置および前記時刻カウンタの計数値を外部から修正可能な外部操作部材と、
    前記外部操作部材の操作によって前記指針の位置および時刻カウンタの計数値が修正された場合に用いられ、前記時刻情報の受信が成功し前記電波修正手段による前記時刻カウンタの計数値が受信した前記時刻情報に修正されるまで、少なくとも前記時針および前記分針の位置修正を前記指針位置修正手段に行わせない修正制御手段と、を備える
    ことを特徴とする電波修正時計。
  2. 請求項1に記載の電波修正時計において、
    前記指針位置修正手段による処理は、定期的に行われ、
    前記電波修正手段は、前記時刻情報の受信に成功した際に、前記時刻カウンタの計数値を修正するが、少なくとも前記時針および前記分針の位置修正を行わない
    ことを特徴とする電波修正時計。
  3. 請求項1または2に記載の電波修正時計において、
    前記複数の指針には、秒針が含まれ、
    前記複数の指針を駆動する複数の駆動手段を有し、
    前記修正制御手段は、前記秒針に対する前記指針位置修正手段による処理を前記指針位置修正手段に定期的に行わせる
    ことを特徴とする電波修正時計。
  4. 請求項3に記載の電波修正時計において、
    前記電波修正手段は、前記時刻情報の受信に成功した際に、前記時刻カウンタの計数値を修正するとともに、前記秒針の位置修正を前記指針位置修正手段に行わせる
    ことを特徴とする電波修正時計。
  5. 請求項1に記載の電波修正時計において、
    前記電波修正手段は、前記時刻情報の受信に成功した際に、前記時刻カウンタの計数値を修正するとともに、少なくとも前記時針および前記分針の位置修正を前記指針位置修正手段に行わせる
    ことを特徴とする電波修正時計。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の電波修正時計において、
    前記駆動手段は、ステッピングモータとされ、
    前記指針位置検出手段は、前記ステッピングモータの1ステップ毎に、前記指針位置の検出動作を行う
    ことを特徴とする電波修正時計。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の電波修正時計において、
    前記指針位置検出手段は、発光素子とこの発光素子からの光束を受光する受光素子とを有し、
    前記指針に連動する連動部材には、前記指針の位置が所定の基準位置と一致するときにのみ前記発光素子からの光束が通過可能な検出孔が形成されている
    ことを特徴とする電波修正時計。
  8. 時刻を計数する時刻カウンタと、時刻情報を受信する受信手段と、少なくとも時刻を表示する時針および分針が含まれる複数の指針と、前記指針を駆動する駆動手段と、前記指針の位置を検出する指針位置検出手段と、を備えた電波修正時計の制御方法であって、
    受信した時刻情報に基づいて前記時刻カウンタの計数値を修正する電波修正工程と、
    前記指針位置検出手段による検出結果および前記時刻カウンタの計数値に基づいて前記指針の位置を修正する指針位置修正工程と、
    外部からの操作によって前記指針の位置および前記時刻カウンタの計数値が修正された場合に実施され、前記電波修正工程において前記時刻情報の受信が成功し前記時刻カウンタの計数値が受信した前記時刻情報に修正されるまで、少なくとも前記時針および前記分針についての前記指針位置修正工程を行わない修正制御工程と、を備える
    ことを特徴とする電波修正時計の制御方法。
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