JP4714501B2 - フェライトコア用セラミック体とこれを用いたフェライトコアおよびコモンモードノイズフィルター - Google Patents
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Description
また、フェライトコア用セラミック体の各脚部の底面側の端部に電極が形成されており、その電極に導線の巻き始めの先端と巻終わりの端末が半田付けや熱圧着等により導電接続される。尚、巻回される導線は複数の導線からなり、フェライトコアの巻芯部にバイファイラ巻等により数ターンから数十ターン巻回される。
このようなバリが発生すると、そのバリにより導線(ワイヤー)が切断されることがあり、問題となっていた。
また、脚部の電極を導電ペースト(電極)の厚膜印刷により形成する場合にはバリを介してペーストの垂れが発生したり、電極をメッキにより形成する場合にはメッキの伸びがバリに沿って発生するなど、バリは電極を形成する際に問題となっていた。
このように、従来のフェライトコア用セラミック体は、フェライトコアおよびコモンモードノイズフィルターを製造する際の歩留まりが低くなり、製造コストを上昇させる原因となっていた。
また、本発明は安価なコモンモードノイズフィルターを提供することを第2の目的とする。
さらに、本発明に係るコモンモードノイズフィルターは、上記第1又は第2のフェライトコア用セラミックス体の脚部の底面にそれぞれ電極を形成してフェライトコアを得た後に、該フェライトコアの巻芯部に導線を巻回したことを特徴とする。
また、本発明に係るコモンモードノイズフィルターは、バリが無くかつ安価な第1又は第2のフェライトコア用セラミック体を用いて構成されているので、巻き線時の歩留まりを向上させることができ、安価なコモンモードノイズフィルターを提供することができる。
実施の形態1.
本実施の形態1のフェライトコア用セラミック体1は、略角柱状の巻芯部11と、その巻芯部11の両端に位置する鍔部12とが一体で形成されたセラミック焼結体であり、鍔部12の一部は分離された複数の脚部12a,12b(12c,12d)からなっている。尚、鍔部12は、巻芯部11との間に段差が形成されるように巻芯部11より一回り大きくなっており、巻回される導線が外れるのを防止している。また、脚部12a,12b(12c,12d)は巻芯部11の1つの面側に位置する鍔部12の底面を分離するために形成されるものである。
また、分離された脚部12a,12b(12c,12d)の底面には電気的に分離された電極が形成されフェライトコアが得られる。
このような金型を使用して、本プレス成形方法では、まず、図10Aに示すように、ダイス3のダイ孔2と第1下パンチ5及び第2下パンチ6とにより構成されるキャビティーに粉末4を充填する。この時、原料粉末4の圧縮比を均一にするために、第2下パンチ6を第1下パンチ5より高くして、充填する原料粉末4の充填量を調節している。
そして、フィーダー8はBの位置に戻った後、図10Bに示すように、上パンチ9が下降して原料粉末4を加圧する。
その後、上パンチ9のみがさらに上昇し、セラミック成形体100を取り出した後、第1下パンチ5と第2下パンチ6が下降して、次の成形のためのキャビティーが構成される(図10D)。
したがって、このような金型でセラミック成形体を成形すると、図12に矢印で示す部分のように、隙間に沿って粉体が残りこれがバリ10となる。
すなわち、ダイスのダイ孔の内壁の平坦部分に第1下パンチと第2下パンチとが合わさる金型境界の端部が位置するような金型構造となり、ダイ孔の内壁と第1下パンチと第2下パンチが合わさる部分に隙間が出来ないようにできる。
上述の実施の形態1では、フェライトコア用セラミック成形体1の第1面の端における脚部の立ち上がり部端を第2面及び第3面における巻芯部と鍔部の境界からずらした構造にして、成形時のバリの発生を防止した。
しかしながら、本発明に係る実施の形態2では、脚部の立ち上がり部端を第2面及び第3面における巻芯部と鍔部の境界からずらすことなく、巻芯部11の側面である第1面及び第2面と、それに続く鍔部12及び脚部12a,12b,12c,12dの側面を傾斜させることにより、成形時のバリの発生を防止している(図4A、図4B)。
したがって、本発明において、傾斜面と該巻芯部の側面とのなす角度Aのより好ましい範囲は、135度から150度の間である。
すなわち、従来の構造のフェライトコア用セラミック体を作製する場合、図11Fに示すように、ダイス3と第1下パンチ5と第2下パンチ6の間に隙間ができ、その隙間に粉末が押し込まれ、噛み込みが起こる。これにより、第1下パンチ5と第2下パンチ6の動きがだんだんと悪くなり、それをプレス機の駆動力で動かそうとすると、最終的にはその駆動力に第1下パンチ5と第2下パンチ6とダイス3が耐えられなくなり破損してしまう。
実施例1として、図1の構造の本発明に係るフェライトコア用セラミック体1用の金型を作製して、プレス成形を行った。
ここでは、まず、磁性材料としてNi−Zn系フェライト材とバインダーを混練後、スプレードライヤーにて原料粉末を作製した。次いで、この原料粉末を用い、図1の構造に対応する金型がセットされた粉末プレス成形機を用いて原料を充填し成形した。
本発明に係る実施例2では、実施の形態2のフェライトコア用セラミック体において、傾斜面S12と巻芯部11の側面とのなす角度を変えたものを作製して評価した。
尚、比較のために従来構造のフェライトコア用セラミック体をサンプルNo.1として示した。
結果を表1に示す。尚、隙間の大きさは90度の時の大きさを1として、加圧方向に直交する断面における面積比で表した。
以上のことより、傾斜面と該巻芯部とのなす角度は135度から150度がもっとも良い範囲であることがわかる。
実施例3では、図1Aに示す実施の形態1と、図4Aに示す実施の形態2のフェライトコア用セラミック体を作製して、主として脚部底面の電極形成時におけるバリの影響を評価した。
そして、この焼結体を磁器からなるポット状容器を有するバレル装置に入れバレル加工を施し表面処理とバリ除去を行った。なお、ここでいうバリは、本願で問題としている金型の隙間に起因したバリとは異なり、より微細なバリである。
以上ようにして、試験用のフェライトコア用セラミック体を作製した。尚、フェライトコア用セラミック体試料は、2520サイズと呼ばれる長辺が2.5mm、短辺が2.0mmとした。厚みは1.2mm、脚部2の外形は0.8mm角、脚部の長さは0.45mm、とした。
それぞれの電極の厚みはAgが20μm、Niが2μm、Snが7μmとし、Ag厚膜の脚部の底面側から巻芯部に向けての電極の長さは0.3mmと設定した。
そして、得られた各フェライトコア用セラミック体試料を下記(1)〜(3)の方法にて評価した。
結果を表2に示す。
以上のことから、脚部に有するバリが小さい形状または無くすることにより、電極伸びによる短絡問題を解消できることが判った。
Claims (4)
- 略角柱状の巻芯部と、該巻芯部の両端に位置し前記巻芯部より外側に突出した鍔部とが一体で形成されてなり、前記鍔部の前記巻芯部の1つの面側に位置する部分は分離された複数の脚部からなっているフェライトコア用セラミック体において、
前記1つの面と直交する前記巻芯部の側面に続く前記鍔部の側面の一部をそれぞれ傾斜面とし、該傾斜面はそれぞれ前記脚部まで連続して伸びて前記脚部における外周面の一部となっており、前記傾斜面と前記巻芯部の前記側面とのなす角度が115度以上かつ150度以下とされていることを特徴とするフェライトコア用セラミック体。 - 前記傾斜面と前記巻芯部の前記側面とのなす角度が135度以上かつ150度以下とされていることを特徴とする請求項1記載のフェライトコア用セラミック体。
- 前記脚部の底面に電極が形成された請求項1又は2に記載のフェライトコア用セラミック体。
- 請求項3に記載のフェライトコア用セラミック体の前記巻芯部に導線を巻回してなるコモンモードノイズフィルター。
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