JP4713193B2 - マーキング装置用振動ペン、マーキング装置およびマーキング方法 - Google Patents

マーキング装置用振動ペン、マーキング装置およびマーキング方法 Download PDF

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Description

本発明は、マーキング装置用振動ペン、マーキング装置、およびマーキング方法に関するものであり、機械部品等に二次元コード、ロット番号等を刻印するために使用されるマーキング装置用振動ペン、マーキング装置、およびマーキング方法に関するものである。
マーキング装置は、自動車や建設機械等の自動化された工場においてロット番号等の英数字や合いマークの刻印に使用されている。例えば、以下の特許文献1には、往復運動するピストンと、このピストンの往復運動に追従して先端部でワーク表面を打刻するスタイラスとを備えたマーキング装置用の振動ペンが開示されている。この振動ペンを用いて機械部品に印字を行なうには、まずスタイラス先端を機械部品の被刻印部に押し当てて、次に圧縮性流体を利用してピストンおよびスタイラスを振動させつつ、このスタイラスを振動ペンごと移動させる。この操作により、機械部品の被刻印部の表面に、スタイラスの軌跡に沿って溝が形成される。このようにして、機械部品の被刻印部に文字、数字、記号などをマーキングすることができる。また、スタイラスを一カ所で振動させるとその部分にドットが形成されるので、このドットを所定のパターンに複数形成することにより、いわゆる二次元コードを形成することができる。
また、複数の文字を高速で刻印するマーキング装置として、以下の特許文献2がある。このマーキング装置は、往復運動するピストンと、このピストンの往復運動に追従して先端部でワーク表面を打刻する直線状に配置された複数のスタイラスとを備えている。このマーキング装置を用いてマーキングを行う場合、マーキングされる複数の文字に対して、複数のスタイラスがそれぞれ対応してマーキングするため、複数のスタイラスで同時に複数の異なる文字がマーキングされる。すなわち、6本のスタイラスを有する場合には、同時に6文字のマーキングが可能になる。
特開平11−99798号公報 米国特許第5316397号明細書
ところが、上記特許文献2に記載のマーキング装置においては、マーキングされる文字が多数ある場合には、スタイラスの本数と同じ文字数を同時にマーキングできるので、マーキングの効率が良いが、マーキングする文字数が少ない場合には、稼動されないスタイラスが生じ、効率が減少するという問題がある。例えば、6本のスタイラスを有するマーキング装置を用いて、2文字のマーキングを行う場合には、4本のスタイラスが稼動されない状態になり、非効率的である。また、非常に小さいエリアからなる1つの文字コードをマーキングする場合にも、稼動されるスタイラスは1本のみであり、5本のスタイラスが稼動されない状態になり、非効率的である。また、このマーキング装置は、個々に製造された複数のスタイラスを配置して形成されているため、装置自体が大型化する傾向があり、それに伴ってこのマーキング装置を稼動する稼動装置も大型化する傾向がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、マーキング装置を小型化できるとともに、文字情報を高速でマーキングすることができ、複数のピストンで1つまたは複数の文字情報を同時にマーキングすることができるマーキング装置用振動ペン、マーキング装置、および効率的なマーキング方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明のマーキング装置用振動ペンは、シリンダと、先端にスタイラスを有するピストンと、前記シリンダに前記ピストンを往復自在に移動させる往復手段とが具備されてなり、前記往復手段が、前記シリンダの基端側に配置された可動板と前記シリンダにおいて前記可動板の形成位置よりも先端側に形成された気体導入口とが具備されてなることを特徴とする。
かかる構成によれば、可動板と、気体導入口に加圧気体を供給することによって、ピストンを往復自在に移動させることができるので、別体の復帰手段を設ける必要がなく、マーキング装置用振動ペンを小型化することができるとともに、文字情報を高速でマーキングすることができる。
尚、文字情報とは文字、記号、図形、バーコード、二次元コード等であるが、一般的に印字や刻印されるものであれば、特に限定されない。二次元コードとは、QRコード(株式会社デンソーウェーブの登録商標)、データマトリクス(DATA MATRIX)、PDF417、マキシコード(Maxi Code)等であるが、これに限定されるものではない。
本発明のマーキング装置用振動ペンは、前記スタイラスを有する前記ピストンが複数打刻領域配列されてなることを特徴とする。かかる構成によれば、上記と同様の効果に加え、複数のピストンが打刻領域に集中して配置されているので、複数のピストンで1つまたは複数の文字情報を同時にマーキングすることができる。
尚、打刻領域とは、上記の複数の可動板が集中して配置させた領域である。
本発明のマーキング装置用振動ペンは、1本のシリンダの先端側に複数のシリンダ孔が隣接形成されて、各シリンダ孔にピストンが出入自在に挿入され、前記シリンダの基端側に基台ベースが接続されるとともに、この基台ベースに前記ピストンの数に対応した打刻アームが片持ち支持構造によって支持され、前記打刻アームによって前記ピストンの基端部を打刻自在とされてなることを特徴とする。かかる構成によれば、上記と同様の効果が得られる。
本発明のマーキング装置は、被マーキング体に文字情報をマーキングするマーキング装置用振動ペンと、前記被マーキング体に対するマーキング装置用振動ペンの位置を決める位置決め機構と、前記マーキング装置用振動ペンに加圧気体を供給する加圧機構と、前記位置決め機構と前記加圧機構とを制御する制御系とが具備されてなり、前記マーキング装置用振動ペンが、シリンダと、先端にスタイラスを有するピストンと、前記シリンダに前記ピストンを往復自在に移動させる往復手段とが具備されてなり、前記往復手段が、前記シリンダの基端側に配置された可動板と前記シリンダにおいて前記可動板の形成位置よりも先端側に形成された気体導入口とが具備されてなることを特徴とする。
かかる装置によれば、可動板と、気体導入口に加圧気体を供給することによって、ピストンを往復自在に移動させることができるので、別体の復帰手段を設ける必要がなく、マーキング装置用振動ペンを小型化することができるとともに、文字情報を高速でマーキングすることができる。
本発明のマーキング装置は、前記スタイラスを有する前記ピストンが複数打刻領域配列されてなることを特徴とする。かかる装置によれば、上記と同様の効果に加え、複数のピストンが打刻領域に集中して配置されているので、複数のピストンで1つまたは複数の文字情報を同時にマーキングすることができる。
本発明のマーキング方法は、シリンダと、先端にスタイラスを有するピストンと、ピストンの往復手段とを有し、前記スタイラスを有するピストンを複数打刻領域配列してなるマーキング装置用振動ペンで文字情報をマーキングすることを特徴とする。
かかる方法によれば、複数のピストンが打刻領域に集中して配置されているので、複数のピストンで1つまたは複数の文字情報を同時にマーキングすることができる。
本発明のマーキング方法は、前記文字情報に基づいて文字情報データテーブルを作成し、該文字情報データテーブルを複数の割付テーブルに分割し、該複数の割付テーブルの各ドットにおける論理和から打点位置テーブルを作成し、前記打点位置テーブルに基づいて前記マーキング装置用振動ペンを停止させることを特徴とする。かかる方法によれば、打点位置テーブルに基づいてマーキングの必要な位置にのみマーキング装置用振動ペンを停止させるので、マーキング装置用振動ペンの移動にかかる時間が減少し、文字情報を高速でマーキングすることができる。
本発明のマーキング方法は、位置決め機構により前記マーキング装置用振動ペンを被マーキング体に対して所定の位置に移動させ、加圧機構が往復手段に加圧気体を供給し、前記往復手段が前記マーキング装置用振動ペンのシリンダに接続された複数のピストンを往復運動させることにより前記複数のピストンの先端に取り付けられたスタイラスを前記被マーキング体に押し当てることを特徴とする。かかる方法によれば、上記同様の効果が得られる。
以上に説明したように、本発明のマーキング装置用振動ペン、マーキング装置によれば、可動板と、気体導入口に加圧気体を供給することによって、ピストンを往復自在に移動させることができるので、別体の復帰手段を設ける必要がなく、マーキング装置用振動ペンを小型化することができるとともに、文字情報を高速でマーキングすることができる。また、複数のピストンが打刻領域に集中して配置されているので、複数のピストンで1つまたは複数の文字情報を同時にマーキングすることができる。
また、本発明のマーキング方法によれば、複数のピストンが打刻領域に集中して配置されているので、複数のピストンで1つまたは複数の文字情報を同時にマーキングすることができる。また、打点位置テーブルに基づいてマーキングの必要な位置にのみマーキング装置用振動ペンを停止させるので、マーキング装置用振動ペンの移動にかかる時間が減少し、文字情報を高速でマーキングすることができる。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
尚、図1はマーキング装置用振動ペンの分解斜視図、図2は振動ペン基台の分解斜視図、図3はマーキング装置用振動ペンの組立状態図、図4(A)はシリンダブロックの組立状態図、図4(B)はピストンの斜視図、図5はマーキング装置用振動ペンの断面図、図6はマーキング時のマーキング装置用振動ペンの断面図、図7はマーキング装置用振動ペンの斜視図、図8はマーキング時のマーキング装置用振動ペンの斜視図、図9はマーキング装置の概略構成図、図10と図11はマーキング方法の手順を示すフローチャート、図12は文字データテーブルを示す図、図13は割付テーブルを示す図、図14は打点位置テーブルを示す図、図15は文字コードデータテーブルを示す図、図16は割付テーブルを示す図、図17は打点位置テーブルを示す図、図18はマーキングされる文字情報を示す図、図19はマーキング装置用振動ペンの中心位置の移動状態を示す図である。
本発明のマーキング装置用振動ペン10は、振動ペン基台11とシリンダブロック12から構成されている。
振動ペン基台11は、平板状の基台ベース13と、4つの打刻アーム14a〜14dと、連結部材15と、固定具16を有している。
基台ベース13の一方の面の中央部には円形の逃し部17が形成され、他方の面の中央部には、固定具16が設けられている。逃し部17の外側には、4つの空気導入筒18a〜18dが形成され、4つの空気導入筒18a〜18dの一端から他端にかけて基台ベース13を貫通するように空気孔19a〜19dが形成されている。空気導入筒18a〜18dの一端には、4つのOリング20a〜20dが設けられている。さらに、空気導入筒18a〜18dの外側には、4つの貫通孔21a〜21dが基台ベース13を貫通して形成され、さらに、基台ベース13の長軸方向の端部には、8つのねじ穴22a〜22dが形成されている。基台ベース13の他面には、図3に示すように、空気供給口23a〜23dを有する空気供給部24a〜24dが設けられており、空気供給部24a〜24dの空気孔25a〜25dは、空気導入筒18a〜18dの空気孔19a〜19dに連通されている。貫通孔21a〜21dの上部には、可動係止具26a〜26dが設けられている。可動係止具26a〜26dの下端には、スプリング27a〜27dの一端が接続され、スプリング27a〜27dの他端には可動板係止片28a〜28dが設けられている。
連結部材15は、2つの立脚壁29a、29bと、2つの立脚壁29a,29bに連結される接続板30とから構成されている。接続板30の中央には円形の開口部31が形成され、開口部31の外側に位置決め凸部32と位置決め凹部33が対向して形成されている。連結部材15には、ねじ止めするための4つのねじ穴34a〜34dが接続板30と立脚壁29a,29bを貫通するように設けられている。
4つの打刻アーム14a〜14dの一端には、それぞれ、可動板35a〜35dが形成され、可動板35a〜35dの端部に当接部36a〜36dが形成されている。4つの打刻アーム14a〜14dの他端には、切欠部37a〜37dが形成され、それぞれコ字形の支持部38a〜38dが形成されている。各支持部38a〜38dを貫通するように、支持孔39a〜39dが形成され、支持孔39a〜39dには、支持基台40a〜40dと支持部41a〜41dからなる支持台42a〜42dが支持ピン43a〜43dによって回動可能に係止されている。4つの打刻アーム14a〜14dの中央上部には、図5に示すように、円柱状に切り抜かれた圧縮空気室44aが形成されている。圧縮空気室44aと支持部38a〜38dとの間には、各打刻アーム14a〜14dを貫通する貫通穴56a〜56dが形成されている。
図1と図4に示すように、シリンダブロック12は、連通される大径筒45と小径筒46からなるシリンダ47と、上板48と、円板49と、4本のピストン50a〜50dを有している。大径筒45は、4つのシリンダ孔57aと4つのシリンダ孔57aにそれぞれ連通する4つの気体導入口52a(往復手段)を有している。小径筒46は、4つのシリンダ孔58aを有している。図5に示すように、上板48には、後述の加圧機構74から気体を導入する4つの気体導入通路53aが形成されている。気体導入通路53aの一端には、気体導入具54aが設けられ、他端は大径部45の気体導入口52aに連通されている。上板48には、上板48を貫通するように4つのシリンダ孔51aが形成されている。円板49には、円板49を貫通するように4つのシリンダ孔59aが形成されている。上板48の一方の面には、シリンダ47の基端側に配置されている大径筒45が接続され、対向する他方の面には円板49が接続されている。小径筒46、大径筒45、上板48、円板49を接続したとき小径筒のシリンダ孔58a、大径筒45のシリンダ孔57a、上板48のシリンダ孔51a、円板49のシリンダ孔59aが連通された状態になる。この状態で、一端に基端部60a〜60dを有し、他端にスタイラス55a〜55dを有している4本のピストン50a〜50dが、円板49の上方から各シリンダ孔を貫通して挿入される。
尚、スタイラス55a〜55dは、ピストン50a〜50dに接続される図示略のスタイラス本体と、スタイラス本体の先端側に取り付けられて被マーキング体にマーキングする打刻体とから概略構成されている。また、スタイラス本体の先端には座金が接合されており、この座金に打刻体がろう付けされている。また打刻体は略円錐状に成形されている。スタイラス本体は、例えば、超硬合金、鋼材、軟鉄材などで構成されている。また、座金は、例えば、W:89質量%ないし92質量%、Co:3質量%ないし5質量%、C:5質量%ないし7質量%からなるG種1号の超硬合金から構成されている。また、座金と打刻体をろう付けするろう材は、たとえばAg:50質量%、Cu:30質量%、Zn:20質量%からなる銀ろう材が使用されている。なお、座金については上記の材質に限定されるものではなく、超硬合金であればどのような材質でもよい。超硬合金からなる座金を使用することで、スタイラス本体を保護することができる。
本発明のマーキング装置用振動ペン10は、以下の手順で組み立てられる。
打刻アーム14a〜14dの支持部38a〜38dに支持台42a〜42dを支持ピン43a〜43dで回動自在に取り付ける。次に、固定具16と空気供給部24a〜24dとOリング20a〜20dが取り付けられた基台ベース13に可動係止具26a〜26dを固定し、可動係止具26a〜26dに設けられているスプリング27a〜27dを基台ベース13の貫通穴21a〜21dおよび打刻アーム14a〜14dの貫通穴56a〜56dに挿入し、可動係止片28a〜28dで打刻アーム14a〜14dを支持し、スプリング27a〜27dで打刻アーム14a〜14dを上方に付勢する。支持台42a〜42dの支持基台40a〜40dをねじで基台ベース13に固定する。この状態で、打刻アーム14a〜14dは、支持台42a〜42dによって片持ち支持されたことになる。このとき、複数の打刻アーム14a〜14dの一端は逃し部17付近に集中して配置され、他端は逃し部17より外側に配置されることになる。これにより、打刻アーム14a〜14dに取り付けられている可動板35a〜35dは、逃し部17の内部に集中して配置されることになる。
尚、可動板35a〜35dの当接部36a〜36dが配置されている領域を打刻領域と呼ぶこととする。
次に、円板49、上板48、大径筒45、小径筒46を接続したシリンダブロック12に4本のピストン50a〜50dを円板49の上方から挿入する。その後、連結部材15の位置決め凸部32と上板48の位置決め凹部65を、連結部材15の位置決め凹部33と上板48の位置決め凸部64をそれぞれ接続し、仮係止する。その後、4つのねじを上板48の貫通穴61a〜61dと連結部材15の貫通穴34a〜34dと基台ベース13の貫通穴62a〜62dに挿入し、シリンダブロック12と連結部材15と基台ベース13を固定する。
このようにして、マーキング装置用振動ペン10の組立が完了する。
図9に示すように、本発明のマーキング装置70は、上述のマーキング装置用振動ペン10と位置決め機構73と加圧機構74と制御系75を有している。位置決め機構73は、被マーキング体63に対するマーキング装置用振動ペン10の位置を決めるもので、マーキング装置用振動ペン10の固定具16を固定する振動ペン固定部71と、マーキング装置用振動ペン10を移動する振動ペン移動機構72を備えている。加圧機構74は、マーキング装置用振動ペン10に加圧気体を供給するもので、ポンプ装置を備えている。制御系75は、位置決め機構73と加圧機構74とを制御するものであり、不揮発メモリを備えている。位置決め機構73と加圧機構74は、制御系75に電気的に接続されている。
本発明のマーキング装置70は、以下の手順で組み立てられる。
前述のように組み立てたマーキング装置用振動ペン10の固定具16を位置決め機構73の振動ペン固定部71に固定する。次に、加圧機構74の抽出口を空気供給部24a〜24dと空気導入具54aに取り付ける。位置決め機構73と加圧機構74を制御系75に電気的に接続する。
このようにして、マーキング装置の組立が完了する。
次に、マーキング装置の動作状態について説明する。図5と図7はマーキング開始前の状態を示し、図6と図8はマーキング開始時の状態を示す図である。
尚、ここでは一例として、打刻アーム14aにて金属製の被マーキング体63をマーキングする場合の動作状態を説明する。
図5に示すように、動作前においては、打刻アーム14aは支持台42aによって片持ち支持されているとともに、スプリング27aで上方(基台ベース側)に向けて付勢されている。このとき、打刻アーム14aの圧縮空気室44aは、気体供給部24aから供給される気体が圧縮空気室44aの外部に漏れないようにOリング20aによって密閉されている。可動板35aの当接部36aは、ピストン50aの基端部60aに当接している。スライタス55aは、図示略の被マーキング体63から離間されて配置されている。この状態で、加圧機構74から供給された加圧気体は、空気供給部24aの空気孔25aと空気導入筒18aの空気孔19aを通過して圧縮空気室44aに供給される。供給された加圧気体は、圧縮空気室44aに蓄積されていき、圧縮空気室44aの圧力がスプリング27aの付勢力より大きくなった際に、図6に示すように打刻アーム14aは下方(被マーキング体側)に向けて打ちつけられる。これにより、打刻アーム14aの可動板35aがピストン50aを下方へ打ちつけ、スタイラス55aが被マーキング体63にマーキングを行う。
打刻アーム14aが下方に移動したことにより、圧縮空気室44aは外部と連通し、圧縮気体は開放される。その後、スプリング27aの付勢力により、動作前の状態に戻される。また、加圧機構74から供給された加圧気体が、気体導入通路53aと気体導入口52aを通って大径筒45aのシリンダ孔57aに供給されることにより、下方に打ち付けられたピストン50aは上方に戻され、再びマーキングが可能な状態になる。可動板35aがピストン50aを下方に打ちつけ、その後気体導入口52aからの圧縮空気の導入により、ピストン50aはシリンダ47の長手方向に往復可能とされている。すなわち、可動板35aと気体導入口52aがピストンの往復手段として機能する。
次に、本発明のマーキング装置を用いて、被マーキング体63に文字情報をマーキングする方法について、図10と図11のフローチャートを参照しながら説明する。
尚、文字情報とは文字、記号、図形、バーコード、二次元コード等であるが、一般的に印字や刻印されるものであれば、特に限定されない。二次元コードとは、QRコード(株式会社デンソーウェーブの登録商標)、データマトリクス(DATA MATRIX)、PDF417、マキシコード(Maxi Code)等であるが、これに限定されるものではない。また、被マーキング体63は、マーキング装置の所定の位置に予め載置されているものとする。
図10は文字をマーキングする場合のフローチャート、図11は文字コードをマーキングする場合のフローチャートである。制御系75は、不揮発メモリに表1に示すような制御データベースを有している。制御データベースには、パラメータ格納番地が付されたパラメータ格納エリアが設けられており、文字列、開始位置(開始点X、開始点Y)、速度等のマーキングパラメータが格納されている。
Figure 0004713193
制御系75にマーキング指令が入力されると、制御系75はマーキング指令を読み取り、制御データベースの指定されたパラメータ格納番地のマーキングパラメータを参照して、文字データテーブルを抽出する(S1〜S3)。文字データテーブルは、縦番地と横番地からなるm行n列のマトリクス状に形成され、マトリクスには二値化データが与えられている。
文字データテーブルを複数の領域に分割し、複数の割付テーブルを作成する(S4)。複数の割付テーブルは、縦番地と横番地からなるp行q列のマトリクス状に形成されている。複数の割付テーブルに対して、マーキング装置用振動ペン10のピストン50a〜50dを割り当てる(S5)。複数の割付テーブルのマトリクス行列上の対応する縦番地と横番地の各ドット位置において論理和を求め、p行q列のマトリクス状に形成された打点位置テーブルを作成する(S6)。
位置決め機構73を稼動し、マーキング装置用振動ペン10の中心を文字マーキング開始点に移動する(S7)。打点位置テーブルを参照し、打点をするか否か判断する(S8)。各ピストン50a〜50dに割り付けられた割付テーブルを参照して、打点が必要なピストン50a〜50dを動作させ、マーキングを行う(S9)。打点位置テーブルを参照して、すべての打点が終了したか否か確認する(S10)。終了していない場合には、次の打点位置へマーキング装置用振動ペン10を移動し、各ピストン50a〜50dに割り付けられた割付テーブルを参照して、打点が必要なピストンを動作させ、マーキングする(S10〜S12)。このとき、打点位置テーブルを参照して、二値化データが「1」の位置にのみマーキング装置用振動ペン10を移動する。すなわち、二値化データが「0」の位置については、何れのピストンもマーキングする必要がないので、マーキング装置用振動ペン10を停止する必要もない。全ての打点の終了を確認した時点で、文字のマーキングは終了する。
次に、制御データベースの指定されたパラメータ格納番地のマーキングパラメータを参照して、文字コードデータテーブルを抽出する(S13)。文字コードデータテーブルは、縦番地と横番地からなるr行s列のマトリクス状に形成され、マトリクスには二値化データが与えられている。
文字コードデータテーブルを複数の領域に分割し、複数の割付テーブルを作成する(S14)。複数の割付テーブルは、縦番地と横番地からなるt行×u列のマトリクス状に形成されている。複数の割付テーブルに対して、マーキング装置用振動ペン10のピストン50a〜50dを割り当てる(S15)。複数の割付テーブルのマトリクス行列上の対応する縦番地と横番地の各ドット位置において論理和を求め、t行×u列の打点位置テーブルを作成する(S16)。
位置決め機構73を稼動し、マーキング装置用振動ペン10の中心を文字コードマーキング開始点へ移動する(S17)。打点位置テーブルを参照し、打点をするか否か判断する(S18)。各ピストン50a〜50dに割り付けられた割付テーブルを参照して、打点が必要なピストン50a〜50dを動作させ、マーキングを行う(S19)。打点位置テーブルを参照して、すべての打点が終了したか否か確認する(S20)。終了していない場合には、次の打点位置へマーキング装置用振動ペン10を移動し、各ピストン50a〜50dに割り付けられた割付テーブルを参照して、打点が必要なピストンを動作させ、マーキングする(S20〜S22)。このとき、打点位置テーブルを参照して、二値化データが「1」の位置にのみマーキング装置用振動ペン10を移動する。すなわち、二値化データが「0」の位置については、何れのピストンもマーキングする必要がないので、マーキング装置用振動ペン10を停止する必要もない。全ての打点の終了を確認した時点で、文字コードのマーキングは終了する。
文字と文字コードをマーキングすることにより、マーキング処理が完了する。
実施例として、本発明のマーキング装置を用いて文字情報をマーキングする方法について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本実施例においては、文字A、B、C、Dからなる文字列と、それに対応する文字コードを作成し、金属製の被マーキング体63に対して、図18に記載の文字情報をマーキングする方法について説明する。
表1に制御データベースを示す。制御データベースには、パラメータ格納番地が付さ
れたパラメータ格納エリアが設けられており、文字列、開始位置(開始点X、開始点Y)、
速度等のマーキングパラメータが格納されている。
制御系75にマーキング指令J1/N2/D2が入力されると、制御系75はマーキング指令を読み取る。指令J1はパラメータ格納番地1のマーキングパラメータに従って文字をマーキングすることを表す。また、指令N2は、指令J1のマーキングパラメータの文字列の行数を指定するもので、一行の文字数が2文字であることを表す。指令D2は、パラメータ格納番地2のマーキングパラメータに従って、文字コードを生成し、文字コードをマーキングすることを表す。尚、記号「/」は、指令の区切り位置を表す。
マーキング指令J1に従い、制御系は、パラメータ格納番地1のマーキングパラメータを参照して、図12に示した文字データテーブルを抽出する。文字データテーブルは、縦8ドット×横32ドットからなるマトリクス状に形成されている。マトリクスには、二値化データが与えられていて、マーキングする位置には「1」、マーキングしない位置には「0」が格納されている。
文字データテーブルを4つの領域に分割し、図13に示すように4つの割付テーブルA〜Dを作成する(S4)。すなわち、文字データテーブルの1〜8列目を割付テーブルAとし、9〜16列目を割付テーブルBとし、17〜24列目を割付テーブルCとし、25〜32列目を割付テーブルDとする。4つの割付テーブルA〜Dは、縦8ドット、横8ドットのマトリクス状に形成される。4つの割付テーブルに対して、マーキング装置用振動ペン10の4つのピストンA〜Dをそれぞれ1つずつ割り当てる(S5)。ここでは、割付テーブルAにピストンAを、割付テーブルBにピストンBを、割付テーブルCにピストンCを、割付テーブルDにピストンDを割り付けることとする。4つの割付テーブルA〜Dの対応する各ドット位置において、論理和を計算し、図14に示す打点位置テーブルを作成する(S6)。
位置決め機構73を稼動し、マーキングパラメータを参照して、マーキング装置用振動ペン10の中心を文字マーキング開始位置に移動する(S7)。すなわち、複数のマーキング装置用振動ペン10の中心が、座標原点を基準として、X軸上で9mm、Y軸上で16mmの位置に移動される。
打点位置テーブルを参照し、打点をするか否か判断する(S8)。すなわち、打点位置テーブルの1行1列の二値化データが「1」なので、打点動作が必要であると判断する。各ピストンA〜Dに割り付けられた割付テーブルA〜Dを参照して、打点が必要なピストンを動作させ、マーキングを行う(S9)。この場合、割付テーブルAとCの1行1列の二値化データは「0」であり、割付テーブルBとDの1行1列の二値化データは「1」なので、加圧機構74がピストンBとDに対応する空気供給部24b,24dに加圧気体を供給し、ピストンBとDに対応する打刻アーム14b,14dを動作することで、ピストンB、Dのスタイラス55b,55dが被マーキング体63にマーキング作業を行う。
続いて、打点位置テーブルを参照して、すべての打点が終了したか否か確認する(S10)。終了していない場合には、次の打点位置へマーキング装置用振動ペン10を移動し、各ピストンA〜Dに割り付けられた割付テーブルA〜Dを参照して、打点が必要なピストンを動作させ、マーキング作業を繰り返す(S10〜S12)。このとき、打点位置テーブルを参照して、二値化データが「1」の位置にのみマーキング装置用振動ペン10を移動する。すなわち、打点位置テーブルの二値化データが「0」の位置については、何れのピストンもマーキングする必要がないので、マーキング装置用振動ペン10を停止する必要もない。打点の終了を確認した時点で、文字のマーキングは終了する。
次に、マーキング指令D2に従い、制御系は、パラメータ格納番地2のマーキングパラメータを参照して、図15に示した文字コードデータテーブルを抽出する。文字コードデータテーブルは、縦16ドット×横16ドットからなるマトリクス状に形成されている。マトリクスには、二値化データが与えられていて、マーキングする位置には「1」、マーキングしない位置には「0」が格納されている。
文字コードデータテーブルを4つの領域に分割し、図16に示すように4つの割付テーブルE〜Hを作成する(S14)。すなわち、文字コードデータテーブルの1〜8行目と1〜8列目で囲われる領域を割付テーブルEとし、1〜8行目と9〜16列目で囲われる領域を割付テーブルFとし、9〜16行目と1〜8列目で囲われる領域を割付テーブルGとし、9〜16行目と9〜16列目で囲われる領域を割付テーブルHとする。4つの割付テーブルE〜Hは、縦8ドット、横8ドットのマトリクス状に形成される。4つの割付テーブルE〜Hに対して、マーキング装置用振動ペン10の4つのピストンA〜Dをそれぞれ1つずつ割り当てる(S15)。ここでは、割付テーブルEにピストンAを、割付テーブルFにピストンBを、割付テーブルGにピストンCを、割付テーブルHにピストンDを割り付けることとする。4つの割付テーブルE〜Hの対応する各ドット位置において、論理和を計算し、図17に記載の打点位置テーブルを作成する(S16)。
位置決め機構73を稼動し、マーキングパラメータを参照して、マーキング装置用振動ペン10の中心を文字コードマーキング開始位置に移動する(S17)。すなわち、マーキング装置用振動ペン10の中心が、座標原点を基準として、X軸上で31mm、Y軸上で16mmの位置に移動される。
打点位置テーブルを参照し、打点をするか否か判断する(S18)。すなわち、打点位置テーブルの1行1列の二値化データが「1」なので、打点動作が必要であると判断する。各ピストンA〜Dに割り付けられた割付テーブルE〜Hを参照して、打点が必要なピストンを動作させ、マーキングを行う(S19)。この場合、割付テーブルE、F、Hの1行1列の二値化データは「1」であり、割付テーブルGの1行1列の二値化データは「0」なので、加圧機構74がピストンA、B、Cに対応する空気供給部24a〜24cに加圧気体を供給し、ピストンA、B、Cに対応する打刻アーム14a〜14dを動作することで、ピストンA、B、Cのスタイラス55a〜55cが被マーキング体63にマーキング作業を行う。
続いて、打点位置テーブルを参照して、すべての打点が終了したか否か確認する(S20)。終了していない場合には、次の打点位置へマーキング装置用振動ペンを移動し、各ピストンA〜Dに割り付けられた割付テーブルA〜Dを参照して、打点が必要なピストンを動作させ、マーキング作業を繰り返す(S20〜S22)。このとき、打点位置テーブルを参照して、二値化データが「1」の位置にのみマーキング装置用振動ペン10を移動する。すなわち、打点位置テーブルの二値化データが「0」の位置については、何れのピストンもマーキングする必要がないので、マーキング装置用振動ペン10を停止する必要もない。打点の終了を確認した時点で、文字コードのマーキングは終了する。
文字と文字コードをマーキングすることにより、マーキング処理が完了する。
このように、文字A、B、C、Dからなる文字列と、それに対応する文字コードをマーキングした場合、およそ5秒必要であった。
次に、上記のようにマーキングを行った際のマーキング装置用振動ペン10の中心位置の移動について、説明する。尚、マーキング装置用振動ペン10の中心位置とは、配列された複数のピストンの中心位置のことである。
動作前において、マーキング装置用振動ペン10の中心は原点位置(X軸上で「0」、Y軸上で「0」(以下、位置(0−0)と略記する。)にある。制御系75がマーキング指令J1/N2/D2を読み取ると、指令J1に基づいて、制御データベース1の開始点Xと開始点Yを参照して、位置(9−16)に移動する。上述のように、文字データテーブルから割付テーブルが作成され、割付テーブルから打点位置テーブルが作成される。マーキング装置用振動ペン10の中心位置(以下、単に中心位置と略記する。)は、この打点位置テーブルの情報に基づいて、移動する。位置(9−16)でのマーキング処理が完了すると、打点位置テーブルを参照して、次の打点位置である位置(10−16)へと移動する。続いて、順次、位置(11−16)、(12−16)と移動してマーキングする。続いて、打点位置テーブルの縦1横5を参照すると、二値化データは「0」であり、何れのピストンもマーキングする必要がないことが分かる。
さらに順次、打点位置テーブルを参照すると、縦1横6、縦1横7、縦1横8の何れもマーキングする必要がないことが分かる。次に、打点位置テーブルの縦2横1を参照すると、二値化データが「1」であり、何れかのピストンでマーキングする必要があることが分かる。すなわち、打点位置テーブルの縦2横1に対応する位置(9−15)でマーキング装置用振動ペン10の中心位置を停止させる必要があることが分かる。したがって、マーキング装置用振動ペン10は、位置(12−6)でマーキングした後、位置(9−15)に移動する。すなわち、何れのピストンもマーキングする必要がない位置には、ペン中心が停止しない。以下、同様の手順で文字がマーキングされる。
次に、打点位置テーブルの縦8横8を参照して何れのピストンもマーキングする必要がないことを確認すると、中心位置を位置(31−16)に移動する。以下、文字のマーキングと同様の手順で、文字コードがマーキングされる。最後に、打点位置テーブルの縦8横8を参照すると、位置(38−9)に移動し、ピストンA〜Dでマーキングすることで文字コードのマーキングが完了し、中心位置の移動も完了する。
尚、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施例においては、4つのピストンを用いた場合について説明したが、ピストンは複数個設けてあればよく、2個、3個、5個以上であってもよい。尚、ピストンが1つの場合においては、同時に複数の文字情報をマーキングすることはできないが、マーキング装置用振動ペンを小型化できることや、上記マーキング方法を適用して高速でマーキングできることは言うまでもない。
また、文字情報データベースには、文字列、開始点、速度以外にも種々のパラメータが入っていてもよい。また、マーキングを行わずに、マーキング装置用振動ペンの位置を移動させるためのパラメータが入っていてもよい。また、シリンダ孔の間隔を異ならせたシリンダブロックを用意することで、挿入されるピストンの間隔を変更することができる。また、本実施例においては、4つの文字と4つの文字コードをそれぞれ1つずつ4つのピストンに割り当てた例を示したが、ピストンの間隔を適宜設定することで、複数のピストンで1つの文字や1つの文字コードをマーキングすることもできる。例えば、文字「A」の文字データテーブルを抽出し、この文字データテーブルから4つの割付テーブルを作成し、この4つの割付テーブルに4つのピストンを割り当ててマーキングすることもできる。
本発明のマーキング装置用振動ペンの分解斜視図である。 本発明の振動ペン基台の分解斜視図である。 本発明のマーキング装置用振動ペンの組立状態図である。 (A)は本発明のシリンダブロックの組立状態図であり、(B)はピストンの斜視図である。 本発明のマーキング装置用振動ペンの断面図である。 本発明のマーキング時におけるマーキング装置用振動ペンの断面図である。 本発明のマーキング装置用振動ペンの斜視図である。 本発明のマーキング時におけるマーキング装置用振動ペンの斜視図である。 本発明のマーキング装置の概略構成図である。 本発明のマーキング方法の手順を示すフローチャートである。 本発明のマーキング方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の文字データテーブルを示す図である。 本発明の割付テーブルを示す図である。 本発明の打点位置テーブルを示す図である。 本発明の文字コードデータテーブルを示す図である。 本発明の割付テーブルを示す図である。 本発明の打点位置テーブルを示す図である。 本発明のマーキングする文字情報の図である。 本発明のマーキング装置用振動ペンの中心位置の移動状態を示す図である。
符号の説明
10・・・マーキング装置用振動ペン、13・・・基台ベース、14(14a〜14d)・・・打刻アーム、35(35a〜35d)・・・可動板、47・・・シリンダ、50(50a〜50d)・・・ピストン、51a・・・シリンダ孔(上板の)、52a・・・気体導入口、55(55a〜55d)・・・スタイラス、57a・・・シリンダ孔(大径筒の)、58a・・・シリンダ孔(小径筒の)、59a・・・シリンダ孔(円板の)、60(60a〜60d)・・・基端部、63・・・被マーキング体、70・・・マーキング装置、71・・・振動ペン固定部、72・・・振動ペン移動機構、73・・・位置決め機構、74・・・加圧機構、75・・・制御系

Claims (8)

  1. シリンダと、先端にスタイラスを有するピストンと、前記シリンダに前記ピストンを往復自在に移動させる往復手段とが具備されてなり、前記往復手段が、前記シリンダの基端側に配置された可動板と前記シリンダにおいて前記可動板の形成位置よりも先端側に形成された気体導入口とが具備されてなることを特徴とするマーキング装置用振動ペン。
  2. 前記スタイラスを有する前記ピストンが複数打刻領域配列されてなることを特徴とする請求項1に記載のマーキング装置用振動ペン。
  3. 1本のシリンダの先端側に複数のシリンダ孔が隣接形成されて、各シリンダ孔にピストンが出入自在に挿入され、前記シリンダの基端側に基台ベースが接続されるとともに、この基台ベースに前記ピストンの数に対応した打刻アームが片持ち支持構造によって支持され、前記打刻アームによって前記ピストンの基端部を打刻自在とされてなることを特徴とする請求項1または2に記載のマーキング装置用振動ペン。
  4. 被マーキング体に文字情報をマーキングするマーキング装置用振動ペンと、前記被マーキング体に対するマーキング装置用振動ペンの位置を決める位置決め機構と、前記マーキング装置用振動ペンに加圧気体を供給する加圧機構と、前記位置決め機構と前記加圧機構とを制御する制御系とが具備されてなり、前記マーキング装置用振動ペンが、シリンダと、先端にスタイラスを有するピストンと、前記シリンダに前記ピストンを往復自在に移動させる往復手段とが具備されてなり、前記往復手段が、前記シリンダの基端側に配置された可動板と前記シリンダにおいて前記可動板の形成位置よりも先端側に形成された気体導入口とが具備されてなることを特徴とするマーキング装置。
  5. 前記スタイラスを有する前記ピストンが複数打刻領域配列されてなることを特徴とする請求項4に記載のマーキング装置。
  6. シリンダと、先端にスタイラスを有するピストンと、ピストンの往復手段とを有し、前記スタイラスを有するピストンを複数打刻領域配列してなるマーキング装置用振動ペンで文字情報をマーキングすることを特徴とするマーキング方法。
  7. 前記文字情報に基づいて文字情報データテーブルを作成し、該文字情報データテーブルを複数の割付テーブルに分割し、該複数の割付テーブルの各ドットにおける論理和から打点位置テーブルを作成し、前記打点位置テーブルに基づいて前記マーキング装置用振動ペンを停止させることを特徴とする請求項6に記載のマーキング方法。
  8. 位置決め機構が前記マーキング装置用振動ペンを被マーキング体に対して所定の位置に移動させ、加圧機構が往復手段に加圧気体を供給し、前記往復手段が前記マーキング装置用振動ペンのシリンダに接続された複数のピストンを往復運動させることにより前記複数のピストンの先端に取り付けられたスタイラスを前記被マーキング体に押し当てることを特徴とする請求項6または7に記載のマーキング方法。
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