JP2017209827A - ガイド光機能付き刻印機およびガイド光機能付き刻印機による打刻方法 - Google Patents

ガイド光機能付き刻印機およびガイド光機能付き刻印機による打刻方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017209827A
JP2017209827A JP2016103139A JP2016103139A JP2017209827A JP 2017209827 A JP2017209827 A JP 2017209827A JP 2016103139 A JP2016103139 A JP 2016103139A JP 2016103139 A JP2016103139 A JP 2016103139A JP 2017209827 A JP2017209827 A JP 2017209827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
workpiece
marking surface
stylus
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016103139A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6748481B2 (ja
Inventor
將介 宮木
Shiyousuke Miyaki
將介 宮木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ECTOR CO Ltd
Original Assignee
ECTOR CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ECTOR CO Ltd filed Critical ECTOR CO Ltd
Priority to JP2016103139A priority Critical patent/JP6748481B2/ja
Publication of JP2017209827A publication Critical patent/JP2017209827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6748481B2 publication Critical patent/JP6748481B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、ワークの被刻印面とスタイラスとの間隔を適正値に調節できる機能を備えた刻印機の提供を目的とする。【解決手段】本発明は、加工ヘッドとスタイラスがX、Y、Z軸方向に移動自在に設けられ、加工ヘッド周囲のX軸方向とY軸方向の一側に、それぞれスタイラス先端前方の標準打刻位置に向けて所定の傾斜角度で斜め向きに検査光を照射し、加工ヘッドとともに移動する2つ以上の光源が取り付けられ、これら光源からの検査光が、ワーク被刻印面上にそれぞれの検査光による投影図形を描く検査光であり、少なくとも1つの光源から照射される投射図形にX軸に平行な長さを有する図形が含まれ、他の光源から照射される投射図形にY軸に平行な長さを有する図形が含まれ、標準打刻位置にワーク被刻印面を位置合わせさせた場合に複数の投射図形が中央部で重ねられる検査光とされたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、刻印用のスタイラスを備え、スタイラス先端とワーク被刻印面との相対間隔を調節するガイド光機能を備えた刻印機およびガイド光機能付き刻印機による打刻方法に関する。
自動車や建設機械などの自動化された工場において、ロット番号等の英数字や合いマークの刻印を行うためにマーキング装置が使用されている。例えば下記の特許文献1には、往復運動するピストンと、このピストンの往復運動に追従して先端部でワーク表面を打刻するスタイラスとを備えたマーキング装置用の振動ペンが開示されている。
特許文献1には、シリンダーと、シリンダー内で往復運動するピストンと、ピストンを基端側に付勢する弾性部材と、このピストンの往復運動に追従して先端部でワークの表面を打刻するスタイラスとを備えたマーキング装置が開示されている。
このマーキング装置を用いて機械部品に印字を行うには、圧縮性流体を利用してピストンおよびスタイラスを振動させてワーク表面の規定位置に打刻し、このスタイラスを振動ペンごと移動させながら必要な位置毎に打刻を繰り返す。この操作により、機械部品の被刻印面の必要な位置に文字、数字、記号などをマーキングすることができる。また、スタイラスを一ヵ所で振動させるとその部分にドットが形成されるので、そのドットを所定のパターンになるように複数形成することにより、いわゆる二次元コードを形成することができる。
この種のマーキング装置において、安定した品質の刻印を行うためには、刻印対象のワークの被刻印面とスタイラス先端との間隔調節が重要である。ところが、ワークのサイズや肉厚は様々であり、また部品毎の肉厚のバラツキもあることから、ワークの被刻印面とスタイラス先端との相対距離を常に規定範囲に治めることは容易ではない。
図4に従来のマーキング装置の一例を示すが、この例のマーキング装置Mは、水平方向のX軸方向およびY軸方向に移動自在、かつ、上下方向のZ軸方向に移動自在に支持された加工ヘッド100と、この加工ヘッド100の下端側に振動機構100Aを介し装着されたスタイラス101を備えている。このスタイラス101をX軸方向あるいはY軸方向に移動し、Z軸方向の位置を適正に調整した後、Z軸方向にスタイラス101の先端をワークの被刻印面102に突き当てる打刻動作を行い、この打刻動作を繰り返すことでワークの被刻印面102に文字やバーコードなどの情報を打刻することができる。
図4では一例として打刻動作により形成したドット103の集合体により、ワークの被刻印面102にアルファベット文字Aを描こうとしている状態を示している。
従って安定した品質の打刻を行うためには、スタイラス101の先端とワークの被刻印面102との間隔eの調節が重要となるが、この間隔eが適正間隔となっているか否かは目視では正確に判定し難い問題がある。このため、従来、ワークに打刻を開始する前に複数のワークに対し試し刻印を行い、試し刻印が正常になされる上下の間隔eを把握した上で正式な打刻を行う必要があった。なお、試し刻印を行ったワークは試し刻印後に廃棄対象物となるので無駄になる問題がある。
このような背景から、従来、下記の特許文献2に示すようにワークを撮像する画像処理カメラを備え、画像処理カメラで得られた画像処理情報に基づいて刻印機のスタイラス先端位置を調整する刻印機が提案されている。
特開平11−99798号公報 特開2000−127590号公報
特許文献2に記載されている刻印機は、ワークの厚みを測定する厚みセンサーを備え、ワーク厚みの測定結果に基づいて刻印時にワークを支持する下型の上下位置を調整した上で画像処理カメラが捉えた画像からワークのXY方向の位置ずれやZ軸周りの角度ずれを補正する機能を有していた。この刻印機は、これらの補正機能と画像による上下位置情報の組み合わせにより刻印機の上下位置を調整し、規定の刻印を実現できる装置であった。
しかし、特許文献2に記載の技術によれば、ワーク画像の撮影とその画像の解析、並びにワークの厚み測定とワーク厚みに合わせたワーク上下位置の調節に時間がかかり、大量のワークに刻印する場合に迅速な処理が難しい問題があった。このため、より簡単な処理で迅速にスタイラスの上下位置決めが可能な刻印機の提供が望まれている。
また、図4に示すマーキング装置Mにおいてワークの被刻印面102に対し加工ヘッド100のX軸方向およびY軸方向とワークの被刻印面102のX軸方向およびY軸方向の位置合わせが正確になされていないと、文字やバーコードなどの刻印を正確な向きに打刻できない問題がある。しかし、図4に示す従来の刻印機においてはこれらの方向や位置を把握する手段が無く、ワークに対し試し刻印を施して試し刻印により方向を確認するしか手段がなかった。
本発明は前記事情に鑑みなされたものであり、簡単な操作でスタイラス先端とワーク被刻印面との間隔調節ができ、刻印の向きも合わせて安定した品質の刻印ができるガイド光機能付き刻印機と打刻方法の提供を目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明のガイド光機能付き刻印機は、ワーク被刻印面の面方向に沿って移動自在かつワーク被刻印面に対し接近離間する方向に移動自在に加工ヘッドが設けられ、前記加工ヘッドの先端部に前記ワーク被刻印面に打刻するためのスタイラスが設けられ、前記加工ヘッドが互いに直交するX軸方向とY軸方向に移動自在に、かつ、前記X軸方向とY軸方向に直交するZ軸方向に移動自在に設けられ、前記スタイラスの軸線方向が前記Z軸方向に一致され、前記ワーク被刻印面が前記Z軸と交差する向きに配置される刻印機であって、前記加工ヘッドの周囲において前記X軸方向の一側と前記Y軸方向の一側に、それぞれ前記スタイラス先端前方の標準打刻位置に向けて前記加工ヘッドの側方から前記スタイラスの延長軸線に対し所定の傾斜角度で斜め向きに検査光を照射し、前記加工ヘッドとともに移動する2つ以上の光源が取り付けられ、前記複数の光源のうち、1つの光源からの検査光と前記他の光源からの検査光が、前記ワーク被刻印面上にそれぞれの検査光による投影図形を描く検査光であり、かつ、前記検査光の前記延長軸線に対する照射角度が等しくされるとともに、前記1つの光源と前記他の光源のうち、少なくとも1つの光源から前記ワーク被刻印面に照射される投射図形に前記X軸に平行な長さと前記Y軸に平行な幅を有する図形が含まれ、他の光源から前記ワーク被刻印面に照射される投射図形に前記Y軸に平行な長さと前記X軸に平行な幅を有する図形が含まれ、前記標準打刻位置に前記ワーク被刻印面を位置合わせさせた場合に前記複数の投射図形がそれらの長さ方向中央部で重ねられる検査光とされたことを特徴とする。
2つ以上の光源から検査光をワーク被刻印面に照射した状態でスタイラス先端をスタイラスの軸方向一方側あるいは他方側に移動すると、ワーク被刻印面上に照射された検査光による投影図形がワーク被刻印面に沿って移動する。スタイラス先端を軸方向に沿って一方側あるいは他方側に移動させ、複数の検査光の投影図形の位置を把握して複数の投影図形が重なるようにスタイラス先端の位置を調整すると、被刻印面とスタイラス先端との間隔調整ができる。ワーク被刻印面上の複数の投影図形を重ねることでワーク被刻印面に対するスタイラス先端の間隔調整が完了するので、投影図形の重なりを目視確認することにより容易にスタイラス先端の被刻印面に対する間隔調整ができる。
スタイラスの打刻位置は、スタイラスの真上から見るのが正確であるがスタイラスの真上にはヘッドや装置自体があってスタイラスの真上から打刻位置を見ることができないため、斜めから覗くこととなる。斜めから覗いた場合、スタイラス先端側の打刻位置を正確に把握するのは難しい。この点において、2つ以上の光源からの投影図形が重なった位置の中央が打刻位置となるのでワーク被刻印面上の打刻点の正確な位置確認ができ、打刻位置の正確な位置決めができる。
このため、ワーク被刻印面に対し望ましい距離に配置したスタイラスを用いて正確な位置にワーク被刻印面に対し高品質の打刻ができる。即ち、本発明の刻印機により鮮明な文字やバーコードなど、表示品質の良好な打刻を目的の位置に正確に形成できる。
1つの光源から被刻印面上に投影される投影図形にX軸とY軸に平行な部分を有し、他の光源から被刻印面上に投影される投影図形にX軸とY軸に平行な部分を有すると、1つの光源と他の光源から被刻印面上に投影される投影図形の傾きを確認することができる。これら投影図形の傾きを認識することで、スタイラスが被刻印面上に打刻するべき文字やバーコードなどの書き込み情報の傾き状態や位置ずれ状態を把握できる。ワーク被刻印物がワーク上の機銘板などであって、刻印する場所に枠がある場合などにおいて、投影図形の状態に応じワークの傾きを修正することで枠内の正確な位置に打刻ができる。
本発明において、前記1つの光源と前記他の光源から前記標準打刻位置に照射される検査光の前記スタイラス延長軸線を基準とする入射角度が等しくされた構成とすることができる。
1つの光源と他の光源で検査光の入射角度を等しくしておくと、被刻印面に対するスタイラス先端の距離を調節する際、スタイラスの移動に合わせて被刻印面上を投影図形が均等距離移動するので、投影図形どうしの位置合わせを行ってスタイラスの位置調節を行うことが容易にできる。
本発明において、前記1つの光源から前記ワーク被刻印面に投射される検査光による投射図形がX軸に沿う−形状を含む図形であり、前記他の光源から前記ワーク被刻印面に投射される検査光による投射図形がY軸に沿う−形状を含む図形であり、前記位置合わせ時に前記複数の投射図形から形成される合成投射図形がX軸方向の−印とY軸方向の−印を含む図形である構成にできる。
スタイラスの移動により−形状の投影図形どうしの位置合わせを行ってX軸方向の−印とY軸方向の−印を含む図形にすることで被刻印面に対するスタイラス先端の位置決めができる。また、−形状の投影図形の傾き状態により被刻印面に対するスタイラスの傾き不良、X軸とY軸の向きの不良なども把握できる。
更に、ワークとの距離が変わった場合、合成投影図形の+印のバランスが崩れたり、合成投影図形がL型になるが、−形状の投影図形と−形状の投影図形の交点が常にスタイラスの打刻点を示す。このため、打刻点を確実に把握できる。
また、−形状の長さを適宜選択することで、−形状の投影図形と−形状の投影図形が重なっている範囲を被刻印面に対するスタイラス先端の位置決め許容範囲に調整することができる。
本発明の打刻方法は、ワーク被刻印面の面方向に沿って移動自在かつワーク被刻印面に対し接近離間する方向に移動自在に加工ヘッドが設けられ、前記加工ヘッドの先端部に前記ワーク被刻印面に打刻するためのスタイラスを備えた刻印機であって、前記加工ヘッドの前記X軸方向の一側と前記Y軸方向の一側に、それぞれ前記スタイラス先端前方の標準打刻位置に向けて前記加工ヘッドの側方から前記スタイラスの延長軸線に対し等しい傾斜角度で斜め向きに検査光を照射し、前記加工ヘッドとともに移動する2つ以上の光源を取り付けた刻印機を用いて打刻を行う方法であって、前記1つの光源からの検査光と前記他の光源からの検査光を前記ワーク被刻印面上にそれぞれの検査光による投影図形を描く検査光とし、かつ、前記標準打刻位置に前記ワーク被刻印面を位置合わせさせた場合に前記複数の投射図形を重ねる向きに前記検査光の照射角度を調節し、前記ワーク被刻印面を前記スタイラスの延長軸線方向に沿って移動させて前記ワーク被刻印面上の複数の投射図形が重なる位置を調整し、前記複数の投影図形の交差する位置を打刻点として把握し、前記複数の投影図形の重なり状態における各投影図形の前記X軸とY軸に対する傾きを把握して該傾きを無くするように前記ワークの位置を修正して前記ワークの被刻印面に対する位置決めを完了した後、前記スタイラスで前記ワーク被刻印面に打刻することを特徴とする。
本発明によれば、スタイラス先端をその延長軸方向に沿って一方側あるいは他方側に移動させ、ワークの被刻印面上の複数の検査光の投影図形の位置を把握し、スタイラス先端の前記被刻印面に対する距離の変更に応じて被刻印面上を移動する複数の投影図形が重なるようにスタイラス先端の位置を調整した場合、スタイラス先端の被刻印面に対する間隔調節を完了できる。また、複数の投影図形の交差部を打刻位置として把握することができ、複数の投影図形のワーク上でのX軸、Y軸への傾きに応じてワークの位置調節を行えばスタイラス先端の被刻印面に対する間隔を適正値としてから目的の位置と方向に正確な打刻ができるのでワークに対しスタイラスの正確な位置決めができ、正確な打刻ができる。
本発明の第1実施形態に係るガイド光機能付き刻印機の一例を示す斜視図。 同ガイド光機能付き刻印機においてスタイラス先端とワーク被刻印面の距離が標準距離よりも近い場合の斜視図。 同ガイド光機能付き刻印機においてスタイラス先端とワーク被刻印面の距離が標準距離よりも遠い場合の斜視図。 従来の刻印機の一例を示す斜視図。
以下に、本発明に係る第一実施形態のガイド光機能付き刻印機について、図面を適宜参照しながら説明する。
図1〜図3は第一実施形態のガイド光機能付き刻印機を示すもので、この実施形態の刻印機Aは、図示略の3軸ステージ機構などの駆動機構により加工ヘッド1を水平方向のX軸方向とY軸方向に移動自在に、かつ、鉛直方向のZ軸方向に沿って移動自在に支持されている。なお、この実施形態ではX軸方向とY軸方向を水平面に沿う方向、Z軸方向を鉛直方向として説明するが、これらの方向に限定するものではなく、例えば、Z軸を水平横向き方向として、X軸かY軸を鉛直方向としても良い。
3軸ステージ機構はX軸とY軸とZ軸のそれぞれの軸に沿って移動自在にステージが設けられ、それらの各軸のステージを支持する支柱や支持体、アクチュエーターなどを備えて構成される公知の駆動機構である。各軸をスクリュウ軸としてスクリュウ軸に沿ってステージが移動される機構、各軸に取り付けられたリニアアクチュエーターによってステージが移動される機構など公知の種々の機構があるが、本実施形態では加工ヘッド1をX軸方向とY軸方向とZ軸方向に3軸移動できる構造であれば、公知の範囲でいずれの構造の3軸ステージ機構を用いても良い。XYZ軸に沿う方向に加工ヘッド1を移動するステージ機構は、XYZ軸に沿う方向それぞれ設けられた案内レールに加工ヘッドを支持するステージ(架台)を備え、各ステージを案内レールに沿って移動自在に支持した一般的な3軸ステージ機構を広く採用することができる。
図1に示す実施形態の構成において、加工ヘッド1は下向きに円筒状の駆動部2を有し、その下端部にピン型のスタイラス3が着脱自在に取り付けられている。
駆動部2の一般的な構造は、シリンダーと、該シリンダーに往復移動自在に取り付けられたピストンと、該ピストンの先端側に取り付けられたスタイラス装着部と、前記ピストンの基端側に備えられて前記ピストンをその長手方向に振動させる振動手段とを具備してなる。スタイラス3は前記ピストンに接続されるスタイラス本体と、スタイラス本体の先端側に取り付けられて被加工体に打ち付けられる超硬、多結晶ダイヤモンド焼結体または立方晶窒化ホウ素などの硬質材料からなる打刻体からなる。
ここでは駆動部2の構造について詳述はしないが、シリンダーの往復移動に応じてスタイラスをその軸方向に振動させて打刻を行うことができる構造が一例として適用される。駆動部2の具体例として、特許文献1に記載されている構造を適用することができる。また、ピストンを往復駆動する機構は空気圧を利用した往復駆動機構を用いることができるが、電磁力を利用したスタイラスの往復駆動機構を適用しても良い。
筒状の駆動部2の下端(先端)中央部にスタイラス3が下向きに取り付けられ、スタイラス3の先端部3aは円錐形状に加工されている。スタイラス3は駆動部2に対し着脱自在に取り付けられ、スタイラス3の先端部が摩耗した場合にスタイラス3を単独で交換できるように構成されている。
スタイラス3の先端部3aをその下方に設置されるワークの被刻印面5に打ち付けることによりドット形状をワークに打刻することができ、3軸ステージ機構によってワークの被刻印面7に対するドット形状の打刻位置を順次変更することで文字やバーコードなどの刻印ができるようになっている。文字やバーコードなどの刻印ができる点については図4を基に説明した従来のマーキング装置Mと同等であり、一例として図4に示すように打刻したドット103の集合体としてアルファベット文字を刻印することができる。
図1に示す刻印機Aにおいて、スタイラス3の中心軸線が鉛直向きに設置され、スタイラス3の中心軸線はZ軸と一致されている。また、Z軸と直角な軸としてX軸とY軸が規定され、X軸とY軸は水平面に沿って加工ヘッド1の中心部で互いに直角に交わる軸として規定される。
加工ヘッド1は一例として直方体状に形成され、その1つの側面1aに直角向きにX軸に沿って支持軸5aが延出され、この支持軸5aの先端部に円筒状の光源5が取り付けられている。また、加工ヘッド1の他の側面1bに直角向きにY軸に沿って支持軸6aが延出され、その先端部に円筒状の光源6が取り付けられている。光源5はその下側の端面5bを斜め下方に向けて支持軸5aに取り付けられ、光源6はその下側の端面6bを斜め下方に向けて支持軸6aに取り付けられている。
図1においてスタイラス3の下方にはワークが設置されてその被刻印面7が水平に設置されている。なお、図1ではワーク被刻印面7が単純な平面形状として描かれているが、ワークは機械部品であれば種々の形状の立体形であるので、平面に限らず、円周面や凹凸を有する立体面であるが、説明の簡略化のために図1では平面状に描いている。例えば、ワークがコンロッドやピストンなどの機械部品であれば被刻印面は円周面や曲面となる場合がある。
図1はスタイラス3の下方の適切な位置にワーク被刻印面7が配置されている場合において、光源5、6からワーク被刻印面7に対し検知光8、9を照射した状態が示されている。
この実施形態の光源5は、内部に発光源を有し、斜め下向きに配置された端面側に光を細長い帯状に絞って通過させるスリッターと窓部が発光源の下方に位置するように設けられ、光源5の下向きの端面から横断面−型の細長いビーム形状の検査光8を斜め下向きに照射できるように構成されている。また、光源6も光源5と同様に内部に発光源を有し、斜め下向きに配置された端面側に光を細長い帯状に絞って通過させるスリッターと窓部が設けられ、下向きの端面から横断面−型の細長いビーム形状の検査光9を斜め下方向きに照射できるように構成されている。
なお、この実施形態の光源5、6は、内部に必ずしも発光源を備えている必要は無く、必要な検知光8、9を出射できればよい。このため、発光源を別の位置、例えば加工ヘッド1の一部や内部に備えて光ファイバ等の導光部材を支持軸5a、6aに沿って設けて検知光を案内し、検知光8、9を光源5、6の先端部から目的の方向に出射できるように構成しても良い。
図1に示すようにスタイラス3の先端とワーク被刻印面7との間隔(距離)が適正間隔(適正距離)に設定された場合、光源5から照射される検知光8の中心の光軸8aとZ軸とのなす角度(入射角)θは一例として45゜前後の角度とされ、ワーク被刻印面7とZ軸とが交差する点に対し検知光8を投影して生成する投影図形10はX軸に沿う−形状とされる。図1に示す状態において投影図形10の長さ方向中心位置がZ軸と一致されている。
図1に示す場合、光源6から照射される検知光9の中心の光軸9aとZ軸とのなす角度(入射角)θは一例として45゜前後の角度とされ、ワーク被刻印面7とZ軸とが交差する点に対し検知光9を投影して生成する投影図形11はY軸に沿う−形状とされる。図1に示す状態において投影図形11の長さ方向中心位置がZ軸と一致されている。
以上説明のように光源5と光源6は、加工ヘッド1の周回りに90゜間隔で配置され、光源5、6からそれぞれ斜め下方向きに−形状の検知光8、9を照射できるように構成されている。
また、図1に示す状態において検知光8が被刻印面7上に形成する−型の投影図形10の長さは5mm〜10mm程度、投影図形10の幅は0.5mm〜1.0mm程度、検知光9が形成する−型の投影図形11の長さは5mm〜10mm程度、投影図形11の幅は0.5mm〜1.0mm程度に形成されることが好ましい。−型の投影図形の長さはZ軸方向のマーキング範囲と同等程度であることが望ましい。これらの図形が交差する範囲をZ軸方向のマーキング範囲と同等にしておけば、交差していない位置にワークが存在していた場合、マーキングができない位置にワークがあることを一目で認識できる。十字型を認識容易な寸法として考慮すると、幅の5倍以上の長さを有することが好ましい。
投影図形10、11の長さはZ軸方向のスタイラス3の刻印可能範囲と以下に説明するように関連付けられていることが望ましい。
図1に示すようにスタイラス3の先端とワーク被刻印面7との間隔(距離)が適正距離aになっている場合、投影図形10、11の中心がZ軸方向の刻印範囲の中心となるように光源5、6が配置されている。一例として、スタイラス3のZ軸方向の刻印可能範囲を5mmと設定し、投影図形10(あるいは投影図形11)の長さを5mm、検知光8、9の入射角θを45゜とするならば、ワーク被刻印面7を±2.5mmZ軸方向(上下方向)に移動させた範囲内において、投影図形10、11が交差した状態が保持される。
即ち、スタイラス3の先端とワーク被刻印面7との間隔(距離)が適正距離aにある場合、光源5の検知光8による−印と光源6の検知光9による−印がそれぞれの長さ方向中央部で交わって+印となる。
しかし、スタイラス3の先端とワーク被刻印面7との間隔(距離)が接近し過ぎた場合、例えば図2に示す如く間隔(距離)bとなった場合、検知光8が描く−印はX軸の矢印方向(正方向)に移動して原点(被刻印面7上のX軸とY軸とZ軸の交点)から外れ、検知光9が描く−印はY軸の矢印方向(正方向)に移動して原点から外れる。また、スタイラス3の先端とワーク被刻印面7との間隔(距離)が離間し過ぎた場合、例えば図3に示す如く間隔cとなった場合、検知光8が描く−印はX軸の反矢印方向(負方向)に移動して原点から外れ、検知光9が描く−印はY軸の反矢印方向(負方向)に移動して原点から外れる。
図2に示す場合、上述のように投影図形10、11の長さを5mmとするならば、図2に示す状態はワーク被刻印面7のZ軸方向の位置が適正位置よりも2.5mmを超えて上昇した場合に相当する。図3に示す場合に上述のように投影図形10、11の長さを5mmとするならば、図3に示す状態はワーク被刻印面7のZ軸方向の位置が適正位置よりも2.5mmを超えて下降した場合に相当する。
即ち、図1に示す構造を採用した場合、ワーク被刻印面7を±2.5mmZ軸方向に移動させた範囲内において、検知光8による投影図形10(−印)と検知光9による投影図形(−印)が交わる交点が常にZ軸と一致するので、ワーク被刻印面7がZ軸方向に±2.5mm移動する範囲内であれば検知光8による投影図形10(−印)と検知光9による投影図形11(−印)の交点がスタイラス3による打刻位置を正確に示すこととなる。
光源5、6を加工ヘッド1の周回りに90゜間隔で配置し、検知光8、9の入射角θを同一にしているので、上述の関係が成立する。したがって、本実施形態の刻印機Aを用いることで被刻印面7上の打刻位置を投影図形10と投影図形11の交点位置として正確に把握することができる。
スタイラス3の打刻位置は、スタイラス3の真上から見るのが正確であるがスタイラス3の真上には加工ヘッド1aや装置自体があってスタイラス3の真上から打刻位置を見ることができないため、斜めから覗くこととなる。斜めから覗いた場合、ワーク被刻印面7においてスタイラス先端側の打刻位置を正確に把握するのは難しい。この点において、2つの光源5、6からの投影図形10、11が重なった位置の中央が打刻位置となるのでワーク被刻印面上の打刻点の正確な位置確認ができ、打刻位置の正確な位置決めができる。
このため、ワーク被刻印面に対し望ましい距離に配置し、望ましい位置と方向に配置したスタイラス3を用いて正確な位置にワーク被刻印面に対し高品質の打刻ができる。即ち、本発明の刻印機Aにより鮮明な文字やバーコードなど、表示品質の良好な打刻を目的の位置に正確に形成できる。
被刻印面7上の投影図形10、11の長さを5mmに設定するには、検知光8、9の高さ(縦方向の幅)を5/(21/2)に調整しておく必要がある。この幅の検知光8、9を得るには、光源5、6に内蔵されている発光源からの光を光学系レンズの径や位置で調整した上で所定幅のスリットを通すことで得ることができる。
なお、検知光8、9の入射角θを45゜前後以外の入射角度に設定するとスタイラス3のZ軸方向の移動距離=投影図形10、11の移動距離の関係とはならなくなるが、スタイラス3のZ軸方向の移動距離:投影図形10(あるいは投影図形11)の移動距離=1:2の関係などに調整することも可能となる。
以上説明のように構成された刻印機Aを用いてワーク被刻印面7に打刻を行うには、光源5、6から検知光8、9をスタイラス3の延長軸に対し一例として45゜の入射角θで照射しつつ加工ヘッド1を3軸ステージ機構により刻印位置に移動させる。
刻印機Aによってワーク被刻印面7に対し正確で綺麗な質の高い刻印を行うためには刻印機Aのスタイラス3の先端とワーク被刻印面7との間隔(距離)を目的の範囲内に調整する必要がある。これは、刻印機Aのスタイラス3が上下方向(スタイラス3の軸方向前後)に振動し、この振動の有効範囲内にワーク被刻印面7の高さ位置を揃えて位置決めする必要があることによる。
スタイラス3の先端とワーク被刻印面7との距離(間隔)が目的の値より近い(狭い)場合、図2に示すように、検知光8がワーク被刻印面7上に生成する投影図形10はX軸に沿って光源5に近い側に位置し、ワーク被刻印面7をZ軸が通過する点から外れる。また、検知光9がワーク被刻印面7上に生成する投影図形11もY軸に沿って光源6に近い側に位置し、ワーク被刻印面7をZ軸が通過する点から外れる。
スタイラス3の先端とワーク被刻印面7との距離(間隔)が目的の値より遠い(広い)場合、図3に示すように、検知光8がワーク被刻印面7上に生成する投影図形10はX軸に沿って光源5から遠い側に位置し、ワーク被刻印面7をZ軸が通過する点から外れる。また、検知光9がワーク被刻印面7上に生成する投影図形11もY軸に沿って光源6から遠い側に位置し、ワーク被刻印面7をZ軸が通過する点から外れる。
図2に示す状態であったならば、スタイラス3の先端位置を上方に微調節し、図3に示す状態であったならば、スタイラス3の先端位置を下方に微調節し、−印の投影図形10と−印の投影図形11を交差させることでスタイラス3の上下位置合わせを完了でき、打刻位置を被刻印面7上の適正な位置に描くことができる。−印の投影図形10の長さと−印の投影図形11の長さを上述の如く適正な長さに設定しておくならば、投影図形どうしが重なって+印になる位置から、投影図形10、11の重なりがずれて両図形が離間する直前状態でL字型になる範囲までが刻印可能範囲の上限と下限となる。このため、スタイラス3の上下位置決めと水平方向の位置決めを両方完了できる。
また、検知光8による−印の投影図形10の移動軌跡がX軸と一致し、検知光9による−印の投影図形11の移動軌跡がY軸と一致するので、これら−印の向きからX軸とY軸の被刻印面7上での向きを知ることができる。このため、検知光8、9による投影図形10、11の向きとこれらの交点の状態により被刻印面7とスタイラス3の先端との距離を適正範囲に調整可能であり、更に、被刻印面7に対しスタイラス3の向きを正確に調整できる。このため、本実施形態の刻印機Aによれば正しい位置に対し正確な向きに刻印ができる。
例えば、ワーク被刻印面7上の2つの投影図形10、11の交差する位置を打刻点として把握し、2つの投影図形の重なり状態におけるワーク上のX軸とY軸に対する傾きを把握して該傾きを無くするようにワークの位置を修正してワークの被刻印面7に対する位置決めを完了した後、スタイラス3でワーク被刻印面7に打刻することができる。例えば、ワーク上の刻印対象範囲が機銘板となっている場合、機銘板には矩形枠が形成されているので、この矩形枠がX軸およびY軸と合致するようにワークの向きを調整することで矩形枠に沿って打刻方向を正確に調整できる。
次に、−印と−印の投影図形であれば、決まった幅、高さの平行光がガイド光となっているので、投影画像の形の変化でワークとの距離調整ができる利点を有する。
なお、これまで説明した実施形態では投影図形10、11として、−印を用いたが、投影図形10、11は同じ形状である必要は無く、異なる形状でも良く、また、形状も−印に限らない。
例えば、投影図形10、11は、+印、○印、△印、□印などの図形でも良く、一方が+印で他方が○印の組み合わせでも良い。また、投影図形10、11の大きさは同じである必要は無く、一方が大きく、他方が小さい形状でも良い。例えば、投影図形10を大きな○印、他方を小さな○印あるいは+印として大きな○印の範囲内に小さな○印あるいは+印が入っている範囲をスタイラス3と被刻印面7との適正距離範囲と設定できる構造としても良い。
なお、スタイラス3による刻印の向きが適切な向きであることを把握するためには、ワークの被刻印面7に対し加工ヘッド1の向きが正しいことを把握しやすいように、投影図形10、11のそれぞれにX軸方向に平行な直線部分かY軸方向に平行な直線部分を含む投影図形を選択することが望ましい。これらの直線部分を含む投影図形を選択するならば、スタイラス3と被刻印面7との間隔調整ができる上に、スタイラス3の方向が適正であるか否かの判別について投影図形を基に目視確認ができる。例えば、投影図形10、11に−印、△印、□印などを選択するならば、これらの形状のX軸あるいはY軸に平行な直線部分が被刻印面7を囲む直線部分に対し傾斜しているか否か判別できるので、スタイラス3の刻印方向の確認もできる。あるいは、−印と○印の合成図形として、−○−印、他の合成図形として−△−印、−◇−印、−□−印などの図形を投影図形として選択することもできる。
1…加工ヘッド、1a、1b…側面、2…駆動部、3…スタイラス、3a…先端部、5…光源、5a…支持軸、6…光源、6a…支持軸、7…被刻印面、8、9…検知光、10、11…投影図形、θ=入射角。

Claims (4)

  1. ワーク被刻印面の面方向に沿って移動自在かつワーク被刻印面に対し接近離間する方向に移動自在に加工ヘッドが設けられ、前記加工ヘッドの先端部に前記ワーク被刻印面に打刻するためのスタイラスが設けられ、前記加工ヘッドが互いに直交するX軸方向とY軸方向に移動自在に、かつ、前記X軸方向とY軸方向に直交するZ軸方向に移動自在に設けられ、前記スタイラスの軸線方向が前記Z軸方向に一致され、前記ワーク被刻印面が前記Z軸と交差する向きに配置される刻印機であって、
    前記加工ヘッドの周囲において前記X軸方向の一側と前記Y軸方向の一側に、それぞれ前記スタイラス先端前方の標準打刻位置に向けて前記加工ヘッドの側方から前記スタイラスの延長軸線に対し所定の傾斜角度で斜め向きに検査光を照射し、前記加工ヘッドとともに移動する2つ以上の光源が取り付けられ、
    前記複数の光源のうち、1つの光源からの検査光と前記他の光源からの検査光が、前記ワーク被刻印面上にそれぞれの検査光による投影図形を描く検査光であり、かつ、前記検査光の前記延長軸線に対する照射角度が等しくされるとともに、
    前記1つの光源と前記他の光源のうち、少なくとも1つの光源から前記ワーク被刻印面に照射される投射図形に前記X軸に平行な長さと前記Y軸に平行な幅を有する図形が含まれ、他の光源から前記ワーク被刻印面に照射される投射図形に前記Y軸に平行な長さと前記X軸に平行な幅を有する図形が含まれ、前記標準打刻位置に前記ワーク被刻印面を位置合わせさせた場合に前記複数の投射図形がそれらの長さ方向中央部で重ねられる検査光とされたことを特徴とするガイド光機能付き刻印機。
  2. 前記1つの光源と前記他の光源から前記標準打刻位置に照射される検査光の前記スタイラスの延長軸線を基準とする入射角度が等しくされたことを特徴とする請求項1に記載のガイド光機能付き刻印機。
  3. 前記1つの光源から前記ワーク被刻印面に投射される検査光による投射図形がX軸に沿う−形状を含む図形であり、前記他の光源から前記ワーク被刻印面に投射される検査光による投射図形がY軸に沿う−形状を含む図形であり、前記位置合わせ時に前記複数の投射図形から形成される合成投射図形がX軸方向の−印とY軸方向の−印を含む図形であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガイド光機能付き刻印機。
  4. ワーク被刻印面の面方向に沿って移動自在かつワーク被刻印面に対し接近離間する方向に移動自在に加工ヘッドが設けられ、前記加工ヘッドの先端部に前記ワーク被刻印面に打刻するためのスタイラスが設けられ、前記加工ヘッドが互いに直交するX軸方向とY軸方向に移動自在に、かつ、前記X軸方向とY軸方向に直交するZ軸方向に移動自在に設けられ、前記スタイラスの軸線方向が前記Z軸方向に一致され、前記ワーク被刻印面が前記Z軸と交差する向きに配置される刻印機であって、
    前記加工ヘッドの周囲において前記X軸方向の一側と前記Y軸方向の一側に、それぞれ前記スタイラス先端前方の標準打刻位置に向けて前記加工ヘッドの側方から前記スタイラスの延長軸線に対し所定の傾斜角度で斜め向きに検査光を照射し、前記加工ヘッドとともに移動する2つ以上の光源が取り付けられた刻印機を用いて打刻を行う方法であって、
    前記1つの光源から前記ワーク被刻印面に照射される投射図形に前記X軸に平行な長さと前記Y軸に平行な幅を有する図形を含む検査光を照射し、
    前記他の光源から前記ワーク被刻印面に照射される投射図形に前記Y軸に平行な長さと前記X軸に平行な幅を有する図形を含む検査光を照射し、
    前記標準打刻位置に前記ワーク被刻印面を位置合わせさせた場合に前記複数の投射図形を重ねる向きに前記検査光の照射角度を調節し、
    前記ワーク被刻印面を前記スタイラスの延長軸線方向に沿って移動させて前記ワーク被刻印面上の複数の投射図形が重なる位置を調整し、前記複数の投影図形の交差する位置を打刻点として把握し、前記複数の投影図形の重なり状態における各投影図形の前記X軸とY軸に対する傾きを把握して該傾きを無くするように前記ワークの位置を修正して前記ワークの被刻印面に対する位置決めを完了した後、前記スタイラスで前記ワーク被刻印面に打刻することを特徴とするガイド光機能付き刻印機による打刻方法。
JP2016103139A 2016-05-24 2016-05-24 ガイド光機能付き刻印機およびガイド光機能付き刻印機による打刻方法 Active JP6748481B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016103139A JP6748481B2 (ja) 2016-05-24 2016-05-24 ガイド光機能付き刻印機およびガイド光機能付き刻印機による打刻方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016103139A JP6748481B2 (ja) 2016-05-24 2016-05-24 ガイド光機能付き刻印機およびガイド光機能付き刻印機による打刻方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017209827A true JP2017209827A (ja) 2017-11-30
JP6748481B2 JP6748481B2 (ja) 2020-09-02

Family

ID=60476494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016103139A Active JP6748481B2 (ja) 2016-05-24 2016-05-24 ガイド光機能付き刻印機およびガイド光機能付き刻印機による打刻方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6748481B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110844878A (zh) * 2019-09-05 2020-02-28 上海交通大学 一种工件表面微结构的电辅助快速压印成形装置
JP2021030693A (ja) * 2019-08-29 2021-03-01 ベクトル株式会社 均し機能付き刻印装置および刻印方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06175725A (ja) * 1992-12-04 1994-06-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ロボットの位置決め方法及びその装置
JPH11249719A (ja) * 1998-02-26 1999-09-17 Toshiba Mach Co Ltd Nc工作機械システムおよびnc工作機械における工作物位置測定方法
JP2000127590A (ja) * 1998-10-27 2000-05-09 Matsushita Electric Works Ltd 刻印装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06175725A (ja) * 1992-12-04 1994-06-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ロボットの位置決め方法及びその装置
JPH11249719A (ja) * 1998-02-26 1999-09-17 Toshiba Mach Co Ltd Nc工作機械システムおよびnc工作機械における工作物位置測定方法
JP2000127590A (ja) * 1998-10-27 2000-05-09 Matsushita Electric Works Ltd 刻印装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021030693A (ja) * 2019-08-29 2021-03-01 ベクトル株式会社 均し機能付き刻印装置および刻印方法
JP7285740B2 (ja) 2019-08-29 2023-06-02 ベクトル株式会社 均し機能付き刻印装置および刻印方法
CN110844878A (zh) * 2019-09-05 2020-02-28 上海交通大学 一种工件表面微结构的电辅助快速压印成形装置
CN110844878B (zh) * 2019-09-05 2023-02-10 上海交通大学 一种工件表面微结构的电辅助快速压印成形装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6748481B2 (ja) 2020-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI448438B (zh) Assembly method and scribing method for multi - stroke thread loading
US8903516B2 (en) Visual alignment system and method for workpiece marking
JP4322092B2 (ja) 電子部品実装装置における校正方法および装置
CN110785248B (zh) 增材制造装置的功率辐射源的头部系统校准
KR100971222B1 (ko) 직선형 전동기를 이용한 대평판 레이저 마킹 장치 및 그 제어방법
CN110785247A (zh) 增材制造装置的功率辐射源的焦点校准
JP6748481B2 (ja) ガイド光機能付き刻印機およびガイド光機能付き刻印機による打刻方法
CN100406188C (zh) 利用激光加工物体的系统和方法
JP6845606B2 (ja) 穴明け装置
JP2015001012A (ja) マスク製造装置
CN108701678B (zh) 一种标记位置校正装置及方法
KR101570046B1 (ko) 대면적용 레이저 마킹장치
JP4503635B2 (ja) ワーク位置決め装置
KR20190117542A (ko) 가공 설비
JP7285740B2 (ja) 均し機能付き刻印装置および刻印方法
CN116393832A (zh) 玻璃用激光打标机及操作方法
TW201703911A (zh) 描繪裝置
KR20090011265A (ko) 레이저 마킹 시스템의 스캔헤드 틀어짐에 따른 중심점오프셋 자동 보정 방법
CN210587678U (zh) 一种fpc自动打标机
KR20170029381A (ko) 레이저 가공 장치
CN114585449A (zh) 粘接剂涂布装置以及粘接剂涂布方法、转子的制造方法
JP6846926B2 (ja) 溶接装置及び溶接方法
JPH0985690A (ja) 穿孔装置
WO2020208798A1 (ja) 部品装着機および部品装着方法
CN205130650U (zh) 一种二维码激光打印机

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200714

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6748481

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250