JP2002036150A - 点打刻式刻印装置 - Google Patents

点打刻式刻印装置

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JP2002036150A
JP2002036150A JP2000218033A JP2000218033A JP2002036150A JP 2002036150 A JP2002036150 A JP 2002036150A JP 2000218033 A JP2000218033 A JP 2000218033A JP 2000218033 A JP2000218033 A JP 2000218033A JP 2002036150 A JP2002036150 A JP 2002036150A
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stamping
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marking device
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Shiyousuke Miyaki
將介 宮木
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある点を打刻してから次の点を打刻するまで
の無駄な待ち時間を発生させることなく、刻印時間を短
縮することが可能な点打刻式刻印装置を提供すること。 【解決手段】 CPU1は、位置決め制御回路2に制御
信号を出力して、二次元位置決め機構3により打刻機構
4の位置を決めた後、電磁弁41に対して打刻開始の指
令を発する。この指令を受けた電磁弁41は、空圧アク
チュエータ42に対して圧縮空気の供給を開始し、打刻
に必要とされる十分な時間、圧縮空気を供給した後に大
気解放する。出力軸42Aは、電磁弁41から供給され
た圧縮空気に押し出されて、スタイラス45により被打
刻物を打刻し、上死点に復帰する。センサ43は、出力
軸42Aが上死点に復帰すると、ドグ44を検出し、次
の点打刻の処理に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動生産ライン
などにおいて、製品などに点を打刻して、点の配置によ
り例えば製品コードや製造年月日などの文字等を自動的
に刻印するための点打刻式刻印装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被打刻物に点を打刻して文字や図
形を形成する点打刻式刻印装置は、例えば自動生産ライ
ンにおいてよく用いられている。近年においては、自動
生産ラインの高速化に伴い、より高速に印字する点打刻
式刻印装置が要求されている。ここで、従来技術にかか
る点打刻式刻印装置について、図5から図8を用いて説
明する。図5は従来の点打刻式刻印装置の構成を示すブ
ロック図であり、図6は点打刻1回の刻印動作フローチ
ャートであり、図7は被打刻物がない時の点打刻1回の
刻印動作タイミングチャートであり、図8は被打刻物が
ある時の点打刻1回の刻印動作タイミングチャートであ
る。
【0003】図5に示す様に、従来の点打刻式刻印装置
は、CPU(中央演算処理装置)10と、位置決め制御
回路2と、二次元位置決め機構3と、電磁弁41と空圧
アクチュエータ42とスタイラス45からなる打刻機構
40とを備えて構成される。ここで、CPU10は、電
磁弁41と位置決め制御回路2へ制御信号を出力するも
のである。位置決め制御回路2は、CPU10からの制
御信号により二次元位置決め機構3を駆動する。
【0004】二次元位置決め機構3は、打刻機構4を指
令された位置へ移動する。打刻機構をなす電磁弁41
は、CPU10からの制御信号により空圧アクチュエー
タ42へ圧縮空気を送る。空圧アクチュエータ42は、
電磁弁41から送られる圧縮空気の切り替えにより押し
出し引き込み動作を行う出力軸42Aをもち、出力軸の
引き込み用圧縮バネを内蔵する単動空圧アクチュエータ
である。スタイラス45は、空圧アクチュエータ42の
出力軸42Aに追随して往復運動し、被打刻物(図示な
し)に点打刻する。
【0005】以下、図6に示すフローに沿って、点打刻
1回の刻印動作を説明する。被打刻物の任意な点に点打
刻を1回行う場合、まず、CPU10からの指令により
打刻機構4を所定の位置に位置決めする(ステップS1
0〜S11)。打刻機構4の位置決めが行われると、C
PU10は、空圧アクチュエータ42が出力軸42Aの
押し出し動作を行うための指令を電磁弁41に出力す
る。電磁弁41はこの指令によりオン状態となり(ステ
ップS12)、圧縮空気を空圧アクチュエータ42に供
給する。電磁弁41から供給された圧縮空気により、空
圧アクチュエータは出力軸42Aの押し出し動作を開始
する(ステップS13)。
【0006】スタイラス45が被打刻物に到達するのに
必要とする十分な時間、電磁弁41から空圧アクチュエ
ータ42に圧縮空気を送った後、CPU10は、電磁弁
41に空圧アクチュエータ42が出力軸42Aの押し出
し動作を止める旨の指令を出力する。電磁弁41は、こ
の指令を受けてオフ状態となり(ステップS14)、空
圧アクチュエータ42へ供給している圧縮空気を大気解
放する。これにより、空圧アクチュエータへの圧縮空気
は大気解放されるが、出力軸42Aには被打刻物を打刻
するに十分な速度が与えられているため、大気解放され
ても出力軸が運動を続けて被打刻物に点打刻する。この
後、空圧アクチュエータ42に内蔵された圧縮バネ(図
示なし)により出力軸42Aが元の位置に復帰し、一連
の出力軸の押し出し動作が終了し(ステップS15)、
1回の点打刻が完了する。
【0007】次に、図7を参照して、この動作のタイミ
ングを説明する。図7は、被打刻物が無い場合、すなわ
ち空圧アクチュエータ42の出力軸42Aが最大行程を
動作する時のタイミングチャートである。前述したよう
に、空圧アクチュエータ42の出力軸42Aは,電磁弁
41がオフした後、下死点に到達して上死点に復帰す
る。これは、空圧アクチュエータ42が最大行程を動作
できる最短の時間、電磁弁41をオンする様に設定して
あるためである。
【0008】ここで、次の別の場所に位置決めする場
合、打刻機構4が移動を開始するまでの最短のタイミン
グは、空圧アクチュエータの出力軸42Aが元の場所に
復帰したその瞬間となるが、通常は出力軸42Aの復帰
時間のばらつき等を考慮し、若干の余裕(すなわち安全
時間)が必要となり、電磁弁41がオフしてから出力軸
42Aが復帰する時間に安全時間を加えた一定時間をタ
イマーとして設定することが必要になる。
【0009】図8は、被打刻物がある場合のタイミング
チャートである。この場合、被打刻物は空圧アクチュエ
ータの出力軸42Aの下死点より手前にあるため、出力
軸42Aが上死点に復帰するまでの時間は短くなる。し
かし、上述のタイマーは被打刻物がない場合と同一であ
るため、打刻機構4が次に別の場所に打刻を行う為に移
動するまでの時間は、被打刻物が無い場合と同じにな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、空圧アクチュエータの出力軸42Aが元の位置に
復帰し、次の打刻点に移動を開始するまでの時間をタイ
マーとして設定すると、タイマーは、被打刻物が無い場
合すなわち空圧アクチュエータの出力軸42Aが最大行
程を動作する時間に設定されているため、被打刻物があ
る場合には、ある点を打刻してから次の点を打刻するま
でに常にタイマーが切れる時間を待たねばならず、無駄
な待ち時間が発生するという問題があった。
【0011】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、ある点を打刻してから次の点を打刻するまでの無
駄な待ち時間を発生させることなく、刻印時間を短縮す
ることが可能な点打刻式刻印装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、以下の構成を有する。すなわち、この
発明にかかる点打刻式刻印装置は、圧縮空気の切り替え
により押し出し引き込み動作を行う出力軸をもつ空圧ア
クチュエータ(42)と該空圧アクチュエータに前記圧
縮空気を送る電磁弁(41)と前記空圧アクチュエータ
の出力軸に結合して前記出力軸の位置を示すドグ(4
4)と前記出力軸が上死点にあることを検知する位置に
配置されて該位置に前記ドグがあるときに検出信号を出
力するセンサ(43)と前記出力軸に追随して往復運動
して被打刻物に点打刻するスタイラス(45)とから構
成された打刻機構(4)と、前記打刻機構を指令された
位置へ移動する位置決め機構(3)と、前記位置決め機
構を駆動する位置決め制御回路(2)と、前記電磁弁と
前記位置決め制御回路へ制御信号を出力し、前記電磁弁
の開閉を制御すると共に前記打刻機構を移動させるため
の指令を発するCPU(1)とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】また、この発明にかかる点打刻式刻印装置
は、被打刻物に向けて出力軸を押し出して該被打刻物に
点打刻を行う打刻機構と、前記被打刻物に対する前記打
刻機構の位置を決める位置決め機構と、前記出力軸が上
死点にあることを検出する検出系と、前記出力軸の押し
出し動作を制御すると共に、前記検出系の検出結果に基
づき前記位置決め機構を駆動して前記打刻機構を移動さ
せる制御系とを備えたことを特徴とする。
【0014】ここで、前記点打刻式刻印装置において、
前記打刻機構は、例えば、圧縮空気の切り替えにより前
記出力軸の押し出し引き込み動作を行う空圧アクチュエ
ータ(42)と、前記出力軸の先端に取り付けられたス
タイラス(45)と、前記制御系の制御の下に、前記空
気アクチュエータに対し前記圧縮空気を供給するための
電磁弁(41)とを備えて構成されたことを特徴とす
る。
【0015】また、前記点打刻式刻印装置において、前
記位置決め機構は、例えば、二次元平面上で前記打刻機
構を移動させることを特徴とする。さらに、前記点打刻
式刻印装置において、前記検出系は、例えば、前記出力
軸に結合して該出力軸の位置を示すドグ(44)と、前
記出力軸が上死点にある場合に前記ドグを検出して前記
制御系に検出信号を出力するセンサ(43)とを備えて
構成されたことを特徴とする。
【0016】さらにまた、前記点打刻式刻印装置におい
て、前記制御系は、例えば、前記出力軸が上死点から移
動して再び該上死点に戻った時に前記打刻機構を次の位
置に移動させることを特徴とする。さらにまた、前記ス
タイラスは、例えば、前記出力軸に追随して往復運動し
て前記被打刻物に点打刻を行うことを特徴とする。さら
にまた、前記空圧アクチュエータは、例えば、前記出力
軸を引き込むための圧縮バネを内蔵したことを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明にかかる点打刻式刻印装置について、図1から図4
を用いて説明する。図1は、この実施形態にかかる点打
刻式刻印装置の構成を示すブロック図であり、図2は点
打刻1回の刻印動作フローチャートであり、図3は、被
打刻物がある時の点打刻1回の刻印動作タイミングチャ
ートであり、図4は、打刻された点の配列の一例を示す
図である。
【0018】図1に示すように、本発明の点打刻式刻印
装置は、被打刻物に向けて出力軸42Aを押し出して該
被打刻物に点打刻を行う打刻機構4と、二次元平面上で
打刻機構40を移動させて、被打刻物に対する打刻機構
4の位置を決めるための二次元位置決め機構3と、出力
軸42Aが上死点にあることを検出するためのセンサ4
3およびドグ44(検出系)と、出力軸42Aの押し出
し動作を制御すると共に前記検出系の検出結果に基づき
二次元位置決め機構3を駆動して打刻機構4を移動させ
るCPU1および位置決め制御回路2(制御系)とを備
えて構成されている。
【0019】ここで、打刻機構4は、圧縮空気の切り替
えにより出力軸42Aの押し出し引き込み動作を行う空
圧アクチュエータ42と、出力軸42Aの先端に取り付
けられたスタイラス45と、上述の制御系の制御の下に
空気アクチュエータ42に対し圧縮空気を供給するため
の電磁弁41とから構成される。また、ドグ44は、出
力軸42Aに結合して該出力軸の位置を示す。センサ4
3は、出力軸42Aが上死点にある場合にドグ44を検
出してCPU1に検出信号を出力するように構成されて
いる。CPU1は、出力軸42Aが上死点から移動して
再び上死点に戻った時に打刻機構4を次の位置に移動さ
せる処理機能を備える。スタイラス45は、出力軸42
Aに追随して往復運動して被打刻物に点打刻を行うもの
である。空圧アクチュエータ42は、出力軸42Aを引
き込むための圧縮バネ(図示なし)を内蔵している。
【0020】次に、図2に示すフローに沿って、この点
打刻式刻印装置による点打刻1回分の刻印動作を説明す
る。初期状態では、出力軸42Aは上死点にある。この
状態から、被打刻物の任意の点に点打刻を1回行う場
合、CPU1からの指令により打刻機構4の位置決めを
開始し(ステップS1)、打刻機構4を所定の位置に位
置決めする(ステップS2)。続いて、CPU1は、電
磁弁41に空圧アクチュエータ42が出力軸42Aの押
し出し動作を行う旨の指令を出力する。この指令を受け
て、電磁弁41は、オン状態となり(ステップS3)、
空圧アクチュエータ42に対して圧縮空気の供給を開始
する。電磁弁41から供給された圧縮空気により、空圧
アクチュエータ42は動作を開始し、出力軸42Aの押
し出し動作を開始する(ステップS4)。これにより、
出力軸42Aに結合したドグ44は空圧アクチュエータ
42の出力軸42Aと共に上死点から移動する。ドグ4
4が上死点から移動したため、センサ43はCPU1へ
の検出信号をオン(ON)からオフ(OFF)へ切り替
える。
【0021】次に、スタイラス45が被打刻物に到達す
るのに必要とされる十分な時間、空圧アクチュエータ4
2に圧縮空気を送った後、CPU1は電磁弁41に空圧
アクチュエータが出力軸42Aの押し出し動作を止める
旨の指令を出力する。この指令を受けた電磁弁41はオ
フ状態となり(ステップS5)、空圧アクチュエータ4
2へ供給している圧縮空気を大気解放する。これにより
空圧アクチュエータ42への圧縮空気は大気解放される
が、出力軸42Aは被打刻物を打刻するに十分な速度を
与えられているため、被打刻物に点を打刻した後に空圧
アクチュエータ42に内蔵された圧縮バネにより元の位
置(すなわち上死点)に復帰し、空圧アクチュエータ4
2の動作が完了する。このとき、出力軸42Aとともに
ドグ44が上死点に戻ってきたため、センサ43はCP
U1への検出信号をオフ(OFF)からオン(ON)へ
切り替える。CPU1はセンサ43からオン状態の検出
信号を受けると、1回の点打刻(刻印)が完了したこと
を把握し(ステップS6)、次の位置に点打刻するため
の処理に移行する。
【0022】次に、図3を参照して、上述の動作のタイ
ミングを説明する。図3は被打刻物がある場合のタイミ
ングチャートである。被打刻物にスタイラス45が被打
刻物に点打刻を行うところまでは、前述の従来例と同じ
であるが、本発明の点打刻式刻印装置によれば、空圧ア
クチュエータ42の出力軸42Aに結合して出力軸42
Aの位置を示すドグ44が、空圧アクチュエータの出力
軸42Aが上死点にあることを検知する位置に配置され
たセンサ43により検出される。この検出結果を受け
て、CPU1は、出力軸42Aが上死点に復帰したこと
をすぐさま判断し、次の打刻点に打刻機構4を移動させ
る。したがって、或る点を打刻してから次の点を打刻す
るまでに無駄な待ち時間が発生することなく、速やかに
次の点打刻を行うための処理に移行できる。
【0023】上述した実施の形態によれば以下の効果を
得ることができる。被打刻物が下死点よりも上死点に近
い位置で打刻した場合、従来例ではタイマーがある分打
刻時間は変化しないが、本発明の点打刻式刻印装置にて
刻印すれば無駄な待ち時間がない分さらに打刻時間の短
縮が可能になる。例えば、上死点から下死点まで10m
mの最大行程があるとして1行程あたり0.1secの
時間で動作する打刻機構40を備えた点打刻式刻印装置
において、被打刻物を下死点から5mmの位置に固定
し、打点数が100点の図柄を打刻すると、従来技術に
よる点打刻式刻印装置では1回の点打刻におけるタイマ
ーを安全時間0.01sec+1行程0.1sec=
0.11secとし100打点刻印すると0.11se
c×100打点=11secかかることになるが、本発
明による点打刻式刻印装置であれば1行程は5mmであ
ると考えられるため1行程あたり0.05secの時間
で済むことになり100打点刻印すると0.05sec
×100打点=5secかかることになる。
【0024】すなわち、この図柄をこの実施形態にかか
る点打刻式刻印装置にて刻印すれば、6sec(=11
sec−5sec)だけ打刻時間の短縮が可能になる
(ここでは打刻点から打刻点への移動時間は同じである
ので特に計算に入れていない)。なお、ここに挙げた打
刻点が非常に多い図柄の例として、図4に示すような点
の集まりからなる二次元コードがある。また、上記の効
果に加えて、空圧アクチュエータ42の出力軸42Aが
上死点にあることを1打点毎に監視することができ、打
刻ミスを低減できる効果もある。
【0025】以上、この発明の一実施の形態を説明した
が、この発明は、この実施形態に限られるものではな
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。例えば、上述の実施の形態で
は、ドグ44をセンサ43により検出することにより出
力軸42Aが上死点に復帰したことを把握するものとし
たが、これに限定されることなく、出力軸が上死点に復
帰したことを把握することができる限度において、どの
ような検出手段を採用してもよい。また、上述の実施の
形態では、出力軸42Aが上死点に復帰したことを検出
して次の点打刻を行うための処理に移行するものとした
が、これに限定されることなく、出力軸42Aが下死点
に到達したことを検出して、出力軸42Aが下死点に到
達した時点から一定時間後に次の点打刻を行うための処
理に移行するように構成することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、被打刻物に向けて出力軸を押し出して該被打刻物に
点打刻を行う打刻機構と、前記被打刻物に対する前記打
刻機構の位置を決める位置決め機構と、前記出力軸が上
死点にあることを検出する検出系と、前記出力軸の押し
出し動作を制御すると共に、前記検出系の検出結果に基
づき前記位置決め機構を駆動して前記打刻機構を移動さ
せる制御系とを備えたので、ある点を打刻してから次の
点を打刻するまでの無駄な待ち時間を発生させることな
く、刻印時間を短縮できる。したがって、点打刻による
刻印動作を高速化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の点打刻式刻印装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 本発明の点打刻式刻印装置の点打刻1回の刻
印動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】 本発明の点打刻式刻印装置の点打刻1回の刻
印動作(被打刻物がある場合)を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図4】 打刻された点の配列の一例を示す図である。
【図5】 従来の点打刻式刻印装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図6】 従来の点打刻式刻印装置の点打刻1回の刻印
動作の流れを示すフローチャートである。
【図7】 従来の点打刻式刻印装置の点打刻1回の刻印
動作(被打刻物がある場合)を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図8】 従来の点打刻式刻印装置の点打刻1回の刻印
動作(被打刻物がある場合)の流れを示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1:CPU(中央演算処理装置) 2:位置決め制御回路 3:二次元位置決め機構 4:打刻機構 41:電磁弁 42:空圧アクチュエータ 42A:出力軸 43:センサ 44:ドグ 45:スタイラス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気の切り替えにより押し出し引き
    込み動作を行う出力軸をもつ空圧アクチュエータ(4
    2)と該空圧アクチュエータに前記圧縮空気を送る電磁
    弁(41)と前記空圧アクチュエータの出力軸に結合し
    て前記出力軸の位置を示すドグ(44)と前記出力軸が
    上死点にあることを検知する位置に配置されて該位置に
    前記ドグがあるときに検出信号を出力するセンサ(4
    3)と前記出力軸に追随して往復運動して被打刻物に点
    打刻するスタイラス(45)とから構成された打刻機構
    (4)と、 前記打刻機構を指令された位置へ移動する位置決め機構
    (3)と、 前記位置決め機構を駆動する位置決め制御回路(2)
    と、 前記電磁弁と前記位置決め制御回路へ制御信号を出力
    し、前記電磁弁の開閉を制御すると共に前記打刻機構を
    移動させるための指令を発するCPU(1)と、を備え
    たことを特徴とする点打刻式刻印装置。
  2. 【請求項2】 被打刻物に向けて出力軸を押し出して該
    被打刻物に点打刻を行う打刻機構と、 前記被打刻物に対する前記打刻機構の位置を決める位置
    決め機構と、 前記出力軸が上死点にあることを検出する検出系と、 前記出力軸の押し出し動作を制御すると共に、前記検出
    系の検出結果に基づき前記位置決め機構を駆動して前記
    打刻機構を移動させる制御系と、 を備えたことを特徴とする点打刻式刻印装置。
  3. 【請求項3】 前記打刻機構は、 圧縮空気の切り替えにより前記出力軸の押し出し引き込
    み動作を行う空圧アクチュエータ(42)と、 前記出力軸の先端に取り付けられたスタイラス(45)
    と、 前記制御系の制御の下に、前記空気アクチュエータに対
    し前記圧縮空気を供給するための電磁弁(41)と、 を備えて構成されたことを特徴とする請求項2に記載さ
    れた点打刻式刻印装置。
  4. 【請求項4】 前記位置決め機構は、 二次元平面上で前記打刻機構を移動させることを特徴と
    する請求項2または3の何れかに記載された点打刻式自
    動刻印装置。
  5. 【請求項5】 前記検出系は、 前記出力軸に結合して該出力軸の位置を示すドグ(4
    4)と、 前記出力軸が上死点にある場合に前記ドグを検出して前
    記制御系に検出信号を出力するセンサ(43)と、 を備えて構成されたことを特徴とする請求項2ないし4
    の何れかに記載された点打刻式刻印装置。
  6. 【請求項6】 前記制御系は、 前記出力軸が上死点から移動して再び該上死点に戻った
    時に前記打刻機構を次の位置に移動させることを特徴と
    する請求項2ないし5の何れかに記載された点打刻式刻
    印装置。
  7. 【請求項7】 前記スタイラスは、 前記出力軸に追随して往復運動して前記被打刻物に点打
    刻を行うことを特徴とする請求項2ないし6の何れかに
    記載された点打刻式刻印装置。
  8. 【請求項8】 前記空圧アクチュエータは、 前記出力軸を引き込むための圧縮バネを内蔵したことを
    特徴とする請求項1ないし7に記載された点打刻式刻印
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272341A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Vector Co Ltd マーキング装置用振動ペン、マーキング装置およびマーキング方法

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