JP2002347394A - 打刻装置 - Google Patents
打刻装置Info
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- JP2002347394A JP2002347394A JP2001154563A JP2001154563A JP2002347394A JP 2002347394 A JP2002347394 A JP 2002347394A JP 2001154563 A JP2001154563 A JP 2001154563A JP 2001154563 A JP2001154563 A JP 2001154563A JP 2002347394 A JP2002347394 A JP 2002347394A
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- Japan
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- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本体を冷却することが可能で、かつ安価な打
刻装置を提供する。 【解決手段】 本体10に、機構部13により被打刻物
Tの表面に沿って移動駆動される打刻ペン20を連結
し、打刻ペン20に圧縮空気供給部12より圧縮空気を
供給する。圧縮空気が供給されると、ばね27と圧縮空
気とによりスタイラス30が振動し、圧縮空気は排気室
23aを介して排気孔23bより本体10に向けて排気
される。すると、排気された圧縮空気が本体10に沿っ
て流動し、本体10を冷却する。
刻装置を提供する。 【解決手段】 本体10に、機構部13により被打刻物
Tの表面に沿って移動駆動される打刻ペン20を連結
し、打刻ペン20に圧縮空気供給部12より圧縮空気を
供給する。圧縮空気が供給されると、ばね27と圧縮空
気とによりスタイラス30が振動し、圧縮空気は排気室
23aを介して排気孔23bより本体10に向けて排気
される。すると、排気された圧縮空気が本体10に沿っ
て流動し、本体10を冷却する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば金属や合成
樹脂材等からなる被打刻物の表面に製造番号や品名等を
打刻する打刻装置に関する。
樹脂材等からなる被打刻物の表面に製造番号や品名等を
打刻する打刻装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の打刻装置について図2により説明
する。図2は従来の打刻装置の打刻ペン50を示す断面
図である。図2に示すように、打刻ペン50は、胴体部
52と先端部53とが結合されて構成されている。
する。図2は従来の打刻装置の打刻ペン50を示す断面
図である。図2に示すように、打刻ペン50は、胴体部
52と先端部53とが結合されて構成されている。
【0003】胴体部52の上方には、キャップ51が設
けられており、キャップ51は図示しない本体に連結さ
れている。キャップ51には、供給孔51aが形成され
ており、図示しない本体に有する圧縮空気供給部に接続
されている。また、胴体部52の内部にはキャップ51
により塞がれた形の受圧室55が形成されており、受圧
室55の下部には複数の貫通孔55aが形成されてい
る。胴体部52の下方部分には、Oリング収納部52a
が溝状に形成されており、Oリング収納部52aにはO
リング56が貫通孔55aを密閉する形で配置されてい
る。
けられており、キャップ51は図示しない本体に連結さ
れている。キャップ51には、供給孔51aが形成され
ており、図示しない本体に有する圧縮空気供給部に接続
されている。また、胴体部52の内部にはキャップ51
により塞がれた形の受圧室55が形成されており、受圧
室55の下部には複数の貫通孔55aが形成されてい
る。胴体部52の下方部分には、Oリング収納部52a
が溝状に形成されており、Oリング収納部52aにはO
リング56が貫通孔55aを密閉する形で配置されてい
る。
【0004】先端部53の内部は排気室53aが形成さ
れており、排気室53aの軸方向の中心付近にはスタイ
ラス60が設けられている。スタイラス60の上部には
鍔部60aが軸部と一体的に形成されており、鍔部60
aの下面側と排気室53aの下面との間に、スタイラス
60を上方に向けて付勢する圧縮コイルばね(以下、
「ばね」と略示する。)57が配設されている。先端部
53の下方には、排気室53aの下面より下方に向けて
外部に連通する複数の排気孔53bが形成されている。
れており、排気室53aの軸方向の中心付近にはスタイ
ラス60が設けられている。スタイラス60の上部には
鍔部60aが軸部と一体的に形成されており、鍔部60
aの下面側と排気室53aの下面との間に、スタイラス
60を上方に向けて付勢する圧縮コイルばね(以下、
「ばね」と略示する。)57が配設されている。先端部
53の下方には、排気室53aの下面より下方に向けて
外部に連通する複数の排気孔53bが形成されている。
【0005】本体の圧縮空気供給部より供給孔51aに
圧縮空気が供給されると、受圧室55内の圧力が上昇
し、Oリング56及び鍔部60aを介してスタイラス6
0がばね57の付勢に反して下方に移動する。スタイラ
ス60が下方に移動すると、受圧室55と排気室53と
が貫通孔55aを介して連通し、受圧室55の圧力を減
圧する。すると、ばね57の付勢によりスタイラス60
が上方に移動し、元の状態となる。そして、再び受圧室
55の圧力が上昇して上述の動作を繰り返し、スタイラ
ス60が上下移動する。つまりスタイラス60が振動し
て被打刻物を打刻する。また、圧縮空気の供給が図示し
ないバルブ等により停止されると、ばね57の付勢によ
りスタイラス60が上方に移動した状態で停止する。
圧縮空気が供給されると、受圧室55内の圧力が上昇
し、Oリング56及び鍔部60aを介してスタイラス6
0がばね57の付勢に反して下方に移動する。スタイラ
ス60が下方に移動すると、受圧室55と排気室53と
が貫通孔55aを介して連通し、受圧室55の圧力を減
圧する。すると、ばね57の付勢によりスタイラス60
が上方に移動し、元の状態となる。そして、再び受圧室
55の圧力が上昇して上述の動作を繰り返し、スタイラ
ス60が上下移動する。つまりスタイラス60が振動し
て被打刻物を打刻する。また、圧縮空気の供給が図示し
ないバルブ等により停止されると、ばね57の付勢によ
りスタイラス60が上方に移動した状態で停止する。
【0006】以上のように圧縮空気により振動するスタ
イラス60を、例えば金属や合成樹脂材等からなる被打
刻物Tの表面に接触させて打刻すると共に、図示しない
本体により打刻ペン50を被打刻物Tに沿って略平行移
動させることで、例えば製造番号や品名等の文字、記
号、図形等を被打刻物Tに打刻する。
イラス60を、例えば金属や合成樹脂材等からなる被打
刻物Tの表面に接触させて打刻すると共に、図示しない
本体により打刻ペン50を被打刻物Tに沿って略平行移
動させることで、例えば製造番号や品名等の文字、記
号、図形等を被打刻物Tに打刻する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な打刻装置を切削液やオイル等が飛散する虞がある環境
下で使用する場合には、特に、打刻ペン50を移動する
ためのアクチュエータやそれを制御する電子回路等を備
えている本体をケース等により密封する必要がある。
な打刻装置を切削液やオイル等が飛散する虞がある環境
下で使用する場合には、特に、打刻ペン50を移動する
ためのアクチュエータやそれを制御する電子回路等を備
えている本体をケース等により密封する必要がある。
【0008】しかしながら、それらアクチュエータや電
子回路等は発熱するので、特に本体が密封されている場
合に、本体内部に熱がこもって温度が上昇し、本来の性
能を発揮できない場合がある。そのため、本体を冷却す
る必要があるが、特に本体が密封されていると自然放熱
だけでは充分な放熱が行えず、本体を冷却する装置を設
ける必要があった。それにより、打刻装置は高価なもの
となっていた。
子回路等は発熱するので、特に本体が密封されている場
合に、本体内部に熱がこもって温度が上昇し、本来の性
能を発揮できない場合がある。そのため、本体を冷却す
る必要があるが、特に本体が密封されていると自然放熱
だけでは充分な放熱が行えず、本体を冷却する装置を設
ける必要があった。それにより、打刻装置は高価なもの
となっていた。
【0009】そこで本発明は上記課題に鑑み、本体の冷
却を可能とし、かつ安価な打刻装置を提供することを目
的とするものである。
却を可能とし、かつ安価な打刻装置を提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のうち請求項1は、被打刻部材(T)の表面を
打刻する先端部材(30)を有する打刻ペン(20)
と、前記打刻ペン(20)を前記被打刻物(T)の表面
に沿った平面上(例えば矢印X−X’・Y−Y’方向)
にて移動駆動自在にする駆動手段(13)を有する本体
(10)と、を備えた打刻装置(1)において、前記本
体(10)は圧縮性流体を前記打刻ペン(20)に供給
自在である供給手段(12)を備え、前記打刻ペン(2
0)は、前記供給手段(12)により供給される前記圧
縮性流体により前記先端部材(30)を振動させると共
に、前記圧縮性流体を前記本体(10)に向けて(例え
ば矢印A方向)排気することを特徴とする打刻装置
(1)にある。
の本発明のうち請求項1は、被打刻部材(T)の表面を
打刻する先端部材(30)を有する打刻ペン(20)
と、前記打刻ペン(20)を前記被打刻物(T)の表面
に沿った平面上(例えば矢印X−X’・Y−Y’方向)
にて移動駆動自在にする駆動手段(13)を有する本体
(10)と、を備えた打刻装置(1)において、前記本
体(10)は圧縮性流体を前記打刻ペン(20)に供給
自在である供給手段(12)を備え、前記打刻ペン(2
0)は、前記供給手段(12)により供給される前記圧
縮性流体により前記先端部材(30)を振動させると共
に、前記圧縮性流体を前記本体(10)に向けて(例え
ば矢印A方向)排気することを特徴とする打刻装置
(1)にある。
【0011】また本発明のうち請求項2は、前記本体
(10)はケース(15)により密封されていることを
特徴とする請求項1記載の打刻装置(1)にある。
(10)はケース(15)により密封されていることを
特徴とする請求項1記載の打刻装置(1)にある。
【0012】また本発明のうち請求項3は、前記本体
(10)は前記打刻ペン(20)を移動駆動するアクチ
ュエータと、前記供給手段(12)と前記アクチュエー
タとを制御する電子回路と、を備えることを特徴とする
請求項1から2のいずれか1項に記載の打刻装置(1)
にある。
(10)は前記打刻ペン(20)を移動駆動するアクチ
ュエータと、前記供給手段(12)と前記アクチュエー
タとを制御する電子回路と、を備えることを特徴とする
請求項1から2のいずれか1項に記載の打刻装置(1)
にある。
【0013】また本発明のうち請求項4は、前記打刻ペ
ン(20)は前記本体(10)の下方に連結され、前記
打刻ペン(20)は、前記本体(10)に向けて前記圧
縮性流体を排気する排気孔(23b)を設けることを特
徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の打刻装
置(1)にある。
ン(20)は前記本体(10)の下方に連結され、前記
打刻ペン(20)は、前記本体(10)に向けて前記圧
縮性流体を排気する排気孔(23b)を設けることを特
徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の打刻装
置(1)にある。
【0014】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、これは、発明の理解を容易に
するための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成
に何等影響を及ぼすものではない。
するためのものであるが、これは、発明の理解を容易に
するための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成
に何等影響を及ぼすものではない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図1に沿って説明する。図1は、本発明に係る打刻装置
1を示す断面図である。図1に示すように、打刻装置1
は、本体10と、本体10の下方に連結されている打刻
ペン20と、本体10に接続されている制御部40とに
より構成されている。
図1に沿って説明する。図1は、本発明に係る打刻装置
1を示す断面図である。図1に示すように、打刻装置1
は、本体10と、本体10の下方に連結されている打刻
ペン20と、本体10に接続されている制御部40とに
より構成されている。
【0016】本体10は全体をケース15で密封されて
いる。ケース15の内部には、通信制御部11が設けら
れている。通信制御部11は制御部40に配線aを介し
て接続され、制御部40と通信自在である電子回路を備
えている。通信制御部11には、配線bを介して駆動手
段の一例である機構部13が、また、配線cを介して圧
縮性流体を供給する供給手段の一例である圧縮空気供給
部12が、それぞれ接続されている。
いる。ケース15の内部には、通信制御部11が設けら
れている。通信制御部11は制御部40に配線aを介し
て接続され、制御部40と通信自在である電子回路を備
えている。通信制御部11には、配線bを介して駆動手
段の一例である機構部13が、また、配線cを介して圧
縮性流体を供給する供給手段の一例である圧縮空気供給
部12が、それぞれ接続されている。
【0017】なお、制御部40は例えばCAD装置等で
構成され、マーキング図形として画像を取り込み、任意
の文字、記号、図形等のデータを加工プログラムとして
通信制御部11に送信する。
構成され、マーキング図形として画像を取り込み、任意
の文字、記号、図形等のデータを加工プログラムとして
通信制御部11に送信する。
【0018】機構部13の下方には、打刻ペン20を連
結するための連結台13aが設けられており、連結台1
3aには、圧縮空気供給部12の配管12bが貫通する
形で設けられている。機構部13には、打刻ペン20を
移動するための図示しないアクチュエータが設けられて
おり、機構部13は、通信制御部11を介して制御部4
0からの指令を受け、その指令に基づいて連結台13a
を被打刻物Tに沿って平行に駆動する。つまり、打刻ペ
ン20は、被打刻物Tの表面に沿って平行な平面方向で
ある矢印X−X’方向及び矢印Y−Y’方向に対して移
動駆動自在となっている。
結するための連結台13aが設けられており、連結台1
3aには、圧縮空気供給部12の配管12bが貫通する
形で設けられている。機構部13には、打刻ペン20を
移動するための図示しないアクチュエータが設けられて
おり、機構部13は、通信制御部11を介して制御部4
0からの指令を受け、その指令に基づいて連結台13a
を被打刻物Tに沿って平行に駆動する。つまり、打刻ペ
ン20は、被打刻物Tの表面に沿って平行な平面方向で
ある矢印X−X’方向及び矢印Y−Y’方向に対して移
動駆動自在となっている。
【0019】圧縮空気供給部12は、配管12a及び配
管12bと、それら配管12aと配管12bとの間に設
けられたバルブ12cとにより構成されている。配管1
2aには、図示しないコンプレッサー等が接続されてお
り、圧縮空気が図中矢印Bに示す方向から供給されてい
る。また、配管12bは、後述する打刻ペン20に接続
されている。バルブ12cは、通信制御部11を介して
制御部40からの指令を受け、配管12aに供給されて
いる圧縮空気を配管12bに対して供給自在となってい
る。
管12bと、それら配管12aと配管12bとの間に設
けられたバルブ12cとにより構成されている。配管1
2aには、図示しないコンプレッサー等が接続されてお
り、圧縮空気が図中矢印Bに示す方向から供給されてい
る。また、配管12bは、後述する打刻ペン20に接続
されている。バルブ12cは、通信制御部11を介して
制御部40からの指令を受け、配管12aに供給されて
いる圧縮空気を配管12bに対して供給自在となってい
る。
【0020】打刻ペン20は、外径d1からなる胴体部
22と、胴体部22の外径d1より大きな外径d2から
なる先端部23とが接合されて構成されている。胴体部
22の上方には、キャップ21が設けられており、キャ
ップ21を介して本体10の固定台13aに固定されて
いる。キャップ21には、供給孔21aが形成されてお
り、圧縮空気供給部12の配管12bに接続されてい
る。また、胴体部22の内部にはキャップ21により塞
がれた形の受圧室25が形成されており、受圧室25の
下部には複数の貫通孔25aが形成されている。胴体部
22の下方部分には、Oリング収納部が溝状に形成され
ており、Oリング収納部にはOリング26が貫通孔25
aを密閉する形で配置されている。
22と、胴体部22の外径d1より大きな外径d2から
なる先端部23とが接合されて構成されている。胴体部
22の上方には、キャップ21が設けられており、キャ
ップ21を介して本体10の固定台13aに固定されて
いる。キャップ21には、供給孔21aが形成されてお
り、圧縮空気供給部12の配管12bに接続されてい
る。また、胴体部22の内部にはキャップ21により塞
がれた形の受圧室25が形成されており、受圧室25の
下部には複数の貫通孔25aが形成されている。胴体部
22の下方部分には、Oリング収納部が溝状に形成され
ており、Oリング収納部にはOリング26が貫通孔25
aを密閉する形で配置されている。
【0021】先端部23の内部には、排気室23aが形
成されており、排気室23aの軸方向の中心付近にはス
タイラス(先端部材)30が設けられている。スタイラ
ス30の上部には鍔部30aが軸部と一体的に形成され
ており、鍔部30aの下面側と排気室23aの下面との
間に、スタイラス30を上方に向けて付勢しているばね
27が配設されている。先端部23の上方には、上述し
た胴体部22の外径d1と先端部23の外径d2との外
径の違いにより突出部23cが形成されており、排気室
23の側面より突出部23cに向けて、つまり、上方の
本体10に向けて大気に連通する複数の排気孔23bが
設けられている。
成されており、排気室23aの軸方向の中心付近にはス
タイラス(先端部材)30が設けられている。スタイラ
ス30の上部には鍔部30aが軸部と一体的に形成され
ており、鍔部30aの下面側と排気室23aの下面との
間に、スタイラス30を上方に向けて付勢しているばね
27が配設されている。先端部23の上方には、上述し
た胴体部22の外径d1と先端部23の外径d2との外
径の違いにより突出部23cが形成されており、排気室
23の側面より突出部23cに向けて、つまり、上方の
本体10に向けて大気に連通する複数の排気孔23bが
設けられている。
【0022】圧縮空気供給部12の配管12aには、矢
印Bに示す方向に圧縮空気が供給されており、制御部4
0の指令を受けて通信制御部11がバルブ12cを開く
と、配管12bより供給孔21aに圧縮空気が供給され
る。すると、受圧室25内の圧力が上昇し、Oリング2
6及び鍔部30aを介してスタイラス30がばね27の
付勢に反して下方に押圧移動する。
印Bに示す方向に圧縮空気が供給されており、制御部4
0の指令を受けて通信制御部11がバルブ12cを開く
と、配管12bより供給孔21aに圧縮空気が供給され
る。すると、受圧室25内の圧力が上昇し、Oリング2
6及び鍔部30aを介してスタイラス30がばね27の
付勢に反して下方に押圧移動する。
【0023】スタイラス30が下方に移動すると、受圧
室25と排気室23とが貫通孔25aを介して連通し、
受圧室25の圧縮空気を排気室23に排気すると共に、
複数の排気孔23bより圧縮空気を排気して、受圧室2
5の圧力を減圧する。すると、ばね27の付勢によりス
タイラス30が上方に移動し、元の状態となる。そし
て、再び受圧室25の圧力が上昇してスタイラス30を
下方に移動し、以後、繰り返しスタイラス30が上下移
動し、つまりスタイラス30が振動して被打刻物Tを打
刻する。打刻を行っている際は、図中矢印Aに示すよう
に、排気孔23bより圧縮空気が本体10に向かって排
気され、更に本体10のケース15に沿って排気が流動
する。
室25と排気室23とが貫通孔25aを介して連通し、
受圧室25の圧縮空気を排気室23に排気すると共に、
複数の排気孔23bより圧縮空気を排気して、受圧室2
5の圧力を減圧する。すると、ばね27の付勢によりス
タイラス30が上方に移動し、元の状態となる。そし
て、再び受圧室25の圧力が上昇してスタイラス30を
下方に移動し、以後、繰り返しスタイラス30が上下移
動し、つまりスタイラス30が振動して被打刻物Tを打
刻する。打刻を行っている際は、図中矢印Aに示すよう
に、排気孔23bより圧縮空気が本体10に向かって排
気され、更に本体10のケース15に沿って排気が流動
する。
【0024】次に、本発明に係る打刻装置1の動作につ
いて説明する。まず、制御部40に、打刻する製造番号
や品名等の文字、記号、図形等の情報、打刻する位置の
情報などが入力されると、配線aを介して通信制御部1
1にそれら情報が伝達される。それを受けた通信制御部
11は、配線bを介して機構部13を駆動し、打刻ペン
20を移動して被打刻物Tの表面における打刻を開始す
る位置に近接させる。
いて説明する。まず、制御部40に、打刻する製造番号
や品名等の文字、記号、図形等の情報、打刻する位置の
情報などが入力されると、配線aを介して通信制御部1
1にそれら情報が伝達される。それを受けた通信制御部
11は、配線bを介して機構部13を駆動し、打刻ペン
20を移動して被打刻物Tの表面における打刻を開始す
る位置に近接させる。
【0025】そして、通信制御部11は、配線cを介し
てバルブ12cを開き、圧縮空気を配管12bを介して
打刻ペン20に供給する。すると、上述のようにスタイ
ラス30が振動を開始し、被打刻物Tの表面を窪ませ
る。この状態から、通信制御部40により機構部13を
駆動し、打刻する文字、記号、図形等の形状に合わせて
打刻ペン20を移動することで、被打刻物Tの表面に所
望の文字、記号、図形等が打刻される。
てバルブ12cを開き、圧縮空気を配管12bを介して
打刻ペン20に供給する。すると、上述のようにスタイ
ラス30が振動を開始し、被打刻物Tの表面を窪ませ
る。この状態から、通信制御部40により機構部13を
駆動し、打刻する文字、記号、図形等の形状に合わせて
打刻ペン20を移動することで、被打刻物Tの表面に所
望の文字、記号、図形等が打刻される。
【0026】この際、圧縮空気が供給されているので、
複数の排気孔23bより矢印Aに示すように本体に向け
て圧縮空気が排気される。そのため、本体10のケース
15内に有する通信制御部11の電子回路や機構部13
のアクチュエータ等が発熱するが、上述した排気がケー
ス15に沿って流動し、本体10を放熱冷却することが
できる。
複数の排気孔23bより矢印Aに示すように本体に向け
て圧縮空気が排気される。そのため、本体10のケース
15内に有する通信制御部11の電子回路や機構部13
のアクチュエータ等が発熱するが、上述した排気がケー
ス15に沿って流動し、本体10を放熱冷却することが
できる。
【0027】以上のように本発明に係る打刻装置1によ
れば、圧縮空気供給部12により供給される圧縮空気に
よりスタイラス30を振動させると共に、圧縮空気を矢
印Aに示すように本体10に向けて排気するので、本体
10を排気により放熱冷却することができる。それによ
り、本体10に別の冷却装置等を設ける必要がなく、打
刻装置1を安価に提供することができる。
れば、圧縮空気供給部12により供給される圧縮空気に
よりスタイラス30を振動させると共に、圧縮空気を矢
印Aに示すように本体10に向けて排気するので、本体
10を排気により放熱冷却することができる。それによ
り、本体10に別の冷却装置等を設ける必要がなく、打
刻装置1を安価に提供することができる。
【0028】また、本体10をケース15により密封
し、例えば切削液やオイル等が飛散するような環境下で
も使用することができるものでありながら、自然放熱に
より冷却できなかった本体10を排気により冷却するこ
とができる。
し、例えば切削液やオイル等が飛散するような環境下で
も使用することができるものでありながら、自然放熱に
より冷却できなかった本体10を排気により冷却するこ
とができる。
【0029】更に、本体10の内部には、機構部13に
打刻ペン20を移動駆動するアクチュエータと、通信制
御部11に圧縮空気供給部12のバルブ12c、機構部
13のアクチュエータ等を制御する電子回路と、を備え
ており、それらアクチュエータと電子回路とが発熱体で
あるために本体10の内部に熱が発生するが、本体10
を排気により冷却することができるので、性能の低下を
防止することができる。
打刻ペン20を移動駆動するアクチュエータと、通信制
御部11に圧縮空気供給部12のバルブ12c、機構部
13のアクチュエータ等を制御する電子回路と、を備え
ており、それらアクチュエータと電子回路とが発熱体で
あるために本体10の内部に熱が発生するが、本体10
を排気により冷却することができるので、性能の低下を
防止することができる。
【0030】なお、以上の実施の形態において、機構部
13にモータを設けて打刻ペン20を移動駆動している
が、これに限らず、他のアクチュエータ等でもよく、打
刻ペン20を移動駆動することのでき得るものであれば
よい。
13にモータを設けて打刻ペン20を移動駆動している
が、これに限らず、他のアクチュエータ等でもよく、打
刻ペン20を移動駆動することのでき得るものであれば
よい。
【0031】また、以上の実施の形態において、圧縮性
流体として空気を使用しているが、他の圧縮性流体でも
よく、スタイラス30を振動させることができ、かつ、
排気により冷却効果が得られるものであればよい。
流体として空気を使用しているが、他の圧縮性流体でも
よく、スタイラス30を振動させることができ、かつ、
排気により冷却効果が得られるものであればよい。
【0032】また、以上の実施の形態において、本体1
0はケース15により密封されているが、例えば切削液
やオイル等が飛散しないような、いわゆるクリーンな環
境下で使用する場合には、必ずしも密封する必要がな
く、このような場合では、本体10の内部に排気が通過
するようにすることで、より冷却効果を得ることができ
る。
0はケース15により密封されているが、例えば切削液
やオイル等が飛散しないような、いわゆるクリーンな環
境下で使用する場合には、必ずしも密封する必要がな
く、このような場合では、本体10の内部に排気が通過
するようにすることで、より冷却効果を得ることができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち請求項
1によると、供給手段により供給される圧縮気体により
先端部材を振動させると共に、圧縮性流体を本体に向け
て排気するので、本体を排気により冷却することができ
る。それにより、本体に別の冷却装置等を設ける必要が
なく、打刻装置を安価に提供することができる。
1によると、供給手段により供給される圧縮気体により
先端部材を振動させると共に、圧縮性流体を本体に向け
て排気するので、本体を排気により冷却することができ
る。それにより、本体に別の冷却装置等を設ける必要が
なく、打刻装置を安価に提供することができる。
【0034】また本発明のうち請求項2によると、本体
はケースにより密封されているので、例えば切削液やオ
イル等が飛散するような環境下でも使用することができ
るものでありながら、自然放熱により冷却できなかった
本体を排気により冷却することができる。
はケースにより密封されているので、例えば切削液やオ
イル等が飛散するような環境下でも使用することができ
るものでありながら、自然放熱により冷却できなかった
本体を排気により冷却することができる。
【0035】また本発明のうち請求項3によると、本体
に、打刻ペンを移動駆動するアクチュエータと、供給手
段とアクチュエータとを制御する電子回路と、を備えて
おり、それらアクチュエータと電子回路とが発熱体であ
るために本体の内部に熱が発生するが、本体を打刻ペン
の排気により冷却することができる。
に、打刻ペンを移動駆動するアクチュエータと、供給手
段とアクチュエータとを制御する電子回路と、を備えて
おり、それらアクチュエータと電子回路とが発熱体であ
るために本体の内部に熱が発生するが、本体を打刻ペン
の排気により冷却することができる。
【0036】また本発明のうち請求項4によると、打刻
ペンは本体の下方に連結され、本体に向けて圧縮性流体
を排気する排気孔を設けているので、本体を排気孔より
排気される圧縮性流体により冷却することができる。
ペンは本体の下方に連結され、本体に向けて圧縮性流体
を排気する排気孔を設けているので、本体を排気孔より
排気される圧縮性流体により冷却することができる。
【図1】本発明に係る打刻装置を示す断面図である。
【図2】従来の打刻装置の打刻ペンを示す断面図であ
る。
る。
1 打刻装置 10 本体 12 供給手段(圧縮空気供給部) 13 駆動手段(機構部) 15 ケース 20 打刻ペン 23b 排気孔 30 先端部材(スタイラス) T 被打刻部材
Claims (4)
- 【請求項1】 被打刻部材の表面を打刻する先端部材を
有する打刻ペンと、前記打刻ペンを前記被打刻物の表面
に沿った平面上にて移動駆動自在にする駆動手段を有す
る本体と、を備えた打刻装置において、 前記本体は圧縮性流体を前記打刻ペンに供給自在である
供給手段を備え、 前記打刻ペンは、前記供給手段により供給される前記圧
縮性流体により前記先端部材を振動させると共に、前記
圧縮性流体を前記本体に向けて排気することを特徴とす
る打刻装置。 - 【請求項2】 前記本体はケースにより密封されている
ことを特徴とする請求項1記載の打刻装置。 - 【請求項3】 前記本体は前記打刻ペンを移動駆動する
アクチュエータと、 前記供給手段と前記アクチュエータとを制御する電子回
路と、を備えることを特徴とする請求項1から2のいず
れか1項に記載の打刻装置。 - 【請求項4】 前記打刻ペンは前記本体の下方に連結さ
れ、 前記打刻ペンは、前記本体に向けて前記圧縮性流体を排
気する排気孔を設けることを特徴とする請求項1から3
のいずれか1項に記載の打刻装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001154563A JP2002347394A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 打刻装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001154563A JP2002347394A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 打刻装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002347394A true JP2002347394A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=18998884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001154563A Pending JP2002347394A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 打刻装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002347394A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006212900A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Meiwa E Tec:Kk | マーキング装置 |
JP2006272708A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Noboru Sangyo:Kk | 描画方法 |
WO2016054646A1 (en) * | 2014-10-03 | 2016-04-07 | Costa Larry J | Multi-stylus orbital engraving tool |
CN106347004A (zh) * | 2016-11-17 | 2017-01-25 | 苏州亨达尔工业材料有限公司 | 一种雕刻机改进型机头保护罩 |
CN106427337A (zh) * | 2016-11-15 | 2017-02-22 | 苏州亨达尔工业材料有限公司 | 一种雕刻机冷却装置 |
US11065659B2 (en) | 2014-10-03 | 2021-07-20 | Larry J. Costa | Harsh environment enclosure |
-
2001
- 2001-05-23 JP JP2001154563A patent/JP2002347394A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9573181B2 (en) | 2014-10-03 | 2017-02-21 | Larry J. Costa | Spindle mountable camera system |
US9931681B2 (en) | 2014-10-03 | 2018-04-03 | Larry J. Costa | Multi-stylus orbital engraving tool |
US10335842B2 (en) | 2014-10-03 | 2019-07-02 | Larry J. Costa | Method and apparatus for encoding data on a work piece |
US10618093B2 (en) | 2014-10-03 | 2020-04-14 | Larry J. Costa | Multi-stylus orbital engraving tool |
US10702903B2 (en) | 2014-10-03 | 2020-07-07 | Larry J. Costa | Method and apparatus for encoding data on a work piece |
US11065659B2 (en) | 2014-10-03 | 2021-07-20 | Larry J. Costa | Harsh environment enclosure |
CN106427337A (zh) * | 2016-11-15 | 2017-02-22 | 苏州亨达尔工业材料有限公司 | 一种雕刻机冷却装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050517 |