JP5226955B2 - 打刻模様成形装置 - Google Patents
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Description
これに対し、前三者の仕上げ方法のものは補修ができるといわれているが、特殊技術を習得した熟練でないとできないという問題がある。つまり、研磨材を使用するヘアーライン仕上げとバイブレーション仕上げとは、研磨材による研磨方向を既存のものに一致させることに熟練を要して難しいという問題があり、また鏡面仕上げの場合、既存の鏡面は経時な変化をしているところもあるため、補修をしたところが異様に輝いたり、逆に輝きを失ったりしてしまうことになって同一の鏡面状態にすることが難しいだけでなく、これらの補修においては入り角のように狭くて仕上げが難しいところでは補修が事実上できないという問題がある。
これに対し、ハンマートーン仕上げがあるが、このものは1本のタガネをハンマーで打撃を与えて表面仕上げをしていくものであるため、小面積のものには適しているものの、大面積のものには時間と手間が掛かり、量産化には適していないという問題がある。
そこで本発明の発明者は、筒状のケーシング、該ケーシングに設けたホルダに抜け止めされる状態で遊嵌状に貫通する複数のニードル、前記ケーシングに移動自在に内嵌され、ニードルを連続的に打撃する打撃体を備え、ニードル先端をワーク表面に押付けた状態で前記連続的に打撃されるニードル先端によってワーク表面に打刻模様を成形するようにして連続的な打刻模様をランダムに成形できると共に、補修も簡単にできるようにしたものを提唱した(特許文献2参照)。ところでこの場合に用いたニードルは、棒状の鋼材であるため、打刻時の負荷を受けて先端が曲がったり折れたりして寿命が短く、頻繁な交換をしなければならないという問題があり、ここに本発明が解決せんとする課題がある。
請求項2の発明は、チップは超硬合金で成形されていることを特徴とする請求項1記載の打刻模様成形装置である。
請求項3の発明は、ニードルは、ニードル本体の先端部をチップに形成の取付け孔に挿入組み込みして形成されたものであり、ニードル本体は、取付け孔入り口からは円柱状態で突出することを特徴とする請求項1または2記載の打刻模様成形装置である。
請求項4の発明は、チップは、ニードル本体の先端部を螺入することで取付けられることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の打刻模様成形装置である。
請求項5の発明は、チップのニードル本体先端部への螺入取付けは、ニードル本体先端部に形成のオネジの螺入をチップ取付け孔の入り口位置よりも孔底側位置までとして、チップ取付け孔の位置入り口部位のニードル本体はオネジのない円柱状態で該取付け孔から突出していることを特徴とする請求項4記載の打刻模様成形装置である。
請求項6の発明は、チップのニードル本体先端部への螺入取付けは、チップを基端側と先端側とで二分割し、先端側チップに形成されるメネジは取付け孔入り口まで形成され、基端側チップに形成されるメネジは先端側半部までネメジが形成されたものとして、チップ取付け孔の位置入り口部位のニードル本体はオネジのない円柱状態で基端側チップの該取付け孔から突出していることを特徴とする請求項4記載の打刻模様成形装置である。
請求項7の発明は、チップに形成される取付け孔の孔底面を孔開口端側ほど先鋭な錐形状の突起形状とし、ニードル本体先端面を、前記孔底面に突当てた状態で軸方向から加圧して外径方向に押し広げて取付け孔内周面に圧接するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の打刻模様成形装置である。
請求項8の発明は、チップに形成される取付け孔に、ニードル本体先端部を変形するための変形促進材を挿入し、ニードル本体先端面を、前記変形促進材に突当てた状態で軸方向から加圧して外径方向に押し広げて取付け孔内周面に圧接するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の打刻模様成形装置である。
請求項9の発明は、ニードル本体先端部に細径部を形成し、該細径部をチップに形成した取付け孔に挿入してニードル本体先端部にチップを取付けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1記載の打刻模様成形装置である。
請求項10の発明は、ニードル本体先端部に取付け孔を形成し、該取付け孔にチップに形成した細径部を挿入してニードル本体先端部にチップを取付けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の打刻模様成形装置である。
請求項2の発明とすることで、チップの入手が簡単である。
請求項3の発明とすることで、ニードルのチップ取付け孔からの突出部位の保護が図れ、長寿命化を達成できることになる。
請求項4の発明とすることで、チップのニードル先端部への取付けが簡単になると共に、チップの交換も簡単になる。
請求項5の発明とすることで、ニードルのチップ取付け孔入り口部位がオネジがない円柱状態で取付け孔から突出することになって、オネジが取付け孔から突出する場合のように、取付け孔入り口部位のオネジの打刻負荷が集中して作用してニードルが折れてしまうような不具合を解消して長寿命化を図ることができる。
請求項6の発明とすることで、ニードルのチップ取付け孔入り口部位がオネジがない円柱状態で取付け孔から突出することになって長寿命化を図れながら、チップ側に形成されるメネジが孔端まで形成されたものとなってメネジの製造が容易になる。
請求項7または8の発明とすることで、ニードルとチップの取付けが螺合によらないものとなって長寿命化を図れながら、チップのニードルからの抜け止め取り付けが容易になる。
請求項9または10の発明とすることで、ニードルとチップを同径のものにできることになって、ニードルの交換が容易になる。
因みに、チップ12とニードル本体11aとを一体化する場合に、これらの接触面、例えば図5(C)の実施の形態のものでは、チップ上面とニードル大径部下面とのあいだの接触面12pのように一部または全部を接着剤で固着してもよいことはいうまでもない。
そしてこの場合に、ニードル11は貫通孔10bに遊嵌状に貫通しているため、図2(B)(C)に示すように傾斜するものがあり、この傾斜したニードル11の頭部11aは、図2(D)に示すように傾斜していないニードル11の頭部11aよりも僅かではあるが高位置に位置し、この結果、強い打刻力を受けて深い打刻模様が形成され、このようになることでランダム模様になることが助長される。因みにこのようなことは、頭部11aの大きさ、ニードル11の傾斜角度等によって様々に変化するものであり、場合によっては垂直のものの方が高位置に位置する場合もあり、このような様々な変化があることによって打刻模様のランダム化がさらに助長される。
またさらに図5(C)の実施の形態のようにニードル本体11aとチップ12とを同径にした場合、チップ12をニードル本体11aから取り除かない状態でニードル11の交換ができることになってメンテナンス性が向上する。
6 打刻模様成形手段
7 弾機
8 ピストン
9 ハンマー
10 ホルダ
10b 貫通孔
11 ニードル
11a ニードル本体
12 チップ
Claims (10)
- ワーク表面に打刻模様を成形するための打刻模様成形装置であって、該装置は、
筒状のケーシング、該ケーシングに設けたホルダに抜け止めされる状態で遊嵌状に貫通する複数の円柱状ニードル、前記ケーシングに移動自在に内嵌され、ニードル基端を連続的に打撃する打撃体を備え、ニードル先端をワーク表面に押付けた状態で前記連続的に打撃されるニードル先端によってワーク表面に打刻模様を成形する打刻模様成形手段から構成され、
前記ニードル先端部には、該ニードル本体よりも硬質素材で形成されたチップが取付けられていることを特徴とする打刻模様成形装置。 - チップは超硬合金で成形されていることを特徴とする請求項1記載の打刻模様成形装置。
- ニードルは、ニードル本体の先端部をチップに形成の取付け孔に挿入組み込みして形成されたものであり、ニードル本体は、取付け孔入り口からは円柱状態で突出することを特徴とする請求項1または2記載の打刻模様成形装置。
- チップは、ニードル本体の先端部を螺入することで取付けられることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の打刻模様成形装置。
- チップのニードル本体先端部への螺入取付けは、ニードル本体先端部に形成のオネジの螺入をチップ取付け孔の入り口位置よりも孔底側位置までとして、チップ取付け孔の位置入り口部位のニードル本体はオネジのない円柱状態で該取付け孔から突出していることを特徴とする請求項4記載の打刻模様成形装置。
- チップのニードル本体先端部への螺入取付けは、チップを基端側と先端側とで二分割し、先端側チップに形成されるメネジは取付け孔入り口まで形成され、基端側チップに形成されるメネジは先端側半部までネメジが形成されたものとして、チップ取付け孔の位置入り口部位のニードル本体はオネジのない円柱状態で基端側チップの該取付け孔から突出していることを特徴とする請求項4記載の打刻模様成形装置。
- チップに形成される取付け孔の孔底面を孔開口端側ほど先鋭な錐形状の突起形状とし、ニードル本体先端面を、前記孔底面に突当てた状態で軸方向から加圧して外径方向に押し広げて取付け孔内周面に圧接するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の打刻模様成形装置。
- チップに形成される取付け孔に、ニードル本体先端部を変形するための変形促進材を挿入し、ニードル本体先端面を、前記変形促進材に突当てた状態で軸方向から加圧して外径方向に押し広げて取付け孔内周面に圧接するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の打刻模様成形装置。
- ニードル本体先端部に細径部を形成し、該細径部をチップに形成した取付け孔に挿入してニードル本体先端部にチップを取付けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1記載の打刻模様成形装置。
- ニードル本体先端部に取付け孔を形成し、該取付け孔にチップに形成した細径部を挿入してニードル本体先端部にチップを取付けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の打刻模様成形装置。
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