JP5000920B2 - 金属材表面の模様成形装置および模様成形方法 - Google Patents
金属材表面の模様成形装置および模様成形方法 Download PDFInfo
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Description
これに対し、前三者の仕上げ方法のものは補修ができるといわれているが、特殊技術を習得した熟練でないとできないという問題がある。つまり、研磨材を使用するヘアーライン仕上げとバイブレーション仕上げとは、研磨材による研磨方向を既存のものに一致させることに熟練を要して難しいという問題があり、また鏡面仕上げの場合、既存の鏡面は経時な変化をしているところもあるため、補修をしたところが異様に輝いたり、逆に輝きを失ったりしてしまうことになって同一の鏡面状態にすることが難しいだけでなく、これらの補修においては入り角のように狭くて仕上げが難しいところでは補修が事実上できないという問題がある。
これに対し、ハンマートーン仕上げがあるが、このものは1本のタガネをハンマーで打撃を与えて表面仕上げをしていくものであるため、小面積のものには適しているものの、大面積のものには時間と手間が掛かり、量産化には適していないという問題がある。
請求項2の発明は、ケーシング側に設けられ、ニードル先端部が広がるのを規制する広がり規制部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の金属材表面の模様成形装置である。
請求項3の発明は、ニードルは、同径に統一されていることを特徴とする請求項1または2記載の金属材表面の模様成形装置である。
請求項4の発明は、ニードルは、異径のものが混在していることを特徴とする請求項1または2記載の金属材表面の模様成形装置である。
請求項5の発明は、ニードル先端の押付け力は、打刻模様の周縁に金属の盛り上りが生じない力であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置である。
請求項6の発明は、ニードル先端の押付け力は、ワークがステンレス鋼であってニードル直径が2〜3mmである場合、50N〜200Nであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置である。
請求項7の発明は、ケーシングは、手持ちタイプであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置である。
請求項8の発明は、ケーシングは、基台に移動自在に設けられた卓上タイプであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置である。
請求項9の発明は、ニードルは円柱状であり、ワーク表面に当たるニードル先端面は、半球面、凸球面、平面、一部面取りされた平面、凹弧溝面、四角錐面、凸弧四角錐面から選択される面であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置である。
請求項10の発明は、ニードル先端面は、磨き面、縞模様面から選択される面であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置である。
請求項11の発明は、ワークを、打刻されるワーク表面が膨出状に盛り上がり、裏面が弧内になるように変形させる矯正装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置である。
請求項12の発明は、金属材から構成されるワーク表面に打刻模様を成形するための模様成形方法であって、該方法は、複数のニードルを、筒状のケーシングに設けたホルダに穿設の貫通孔に、抜け止めされ、且つ、貫通孔内での自由な傾斜が許容されるように遊嵌状に貫通せしめ、該貫通孔を貫通せしめた複数のニードルの先端をワーク表面に押付けた状態とし、圧縮空気または電源の供給を受けて作動する打撃体によってニードルを連続的に打撃することでワーク表面に深さ、大きさ、位置、角度、形状の異なるランダムな打刻模様を成形するようにしたことを特徴とする金属材表面の模様成形方法である。
請求項13の発明は、ワーク表面は円筒等の非平面であることを特徴とする請求項12記載の金属材表面の模様成形方法である。
請求項14の発明は、ワークは、打刻されるワーク表面が膨出状に盛り上がり、裏面が弧内になるよう変形させた状態で打刻するようにしたことを特徴とする請求項12または13記載の金属材表面の模様成形方法である。
請求項2の発明とすることで、円筒のような非平面形状のワーク表面に様々な打刻模様を容易に成形することができる。
請求項3または4の発明とすることで、打刻模様に変化を与えることができる。
請求項5または6の発明とすることで、打刻模様の周縁が盛り上がってバリ状のものが発生し、手触りの悪いものになってしまうことがない。
請求項7または8の発明とすることで、作業者がワークの既設現場に行っての打刻模様の形成作業や、工場内での打刻模様の形成作業が簡単にできることになる。
請求項9または10の発明とすることで、様々な打刻模様を簡単に形成することができる。
請求項11または14の発明とすることで、ワークが薄板である場合に、打刻することでワーク表面側が延びて平滑性が損なわれ、撓んでしまうことを解消することができる。
請求項13の発明とすることで、ワークの表面形状が平面でないものにも打刻形状が形成できることになる。
そしてこの場合に、ニードル11は貫通孔10aに遊嵌状に貫通しているため、図2に示すように傾斜するものがあり、この傾斜したニードル11の頭部11aは、図2(D)に示すように傾斜していないニードル11の頭部11aよりも僅かではあるが高位置に位置し、この結果、強い打刻力を受けて深い打刻模様が形成され、このようになることでランダム模様になることが助長される。因みにこのようなことは、頭部11aの大きさ、ニードル11の傾斜角度等によって様々に変化するものであり、場合によっては垂直のものの方が高位置に位置する場合もあり、このような様々な変化があることによって打刻模様のランダム化がさらに助長される。
6 ケーシング
7 弾機
8 ピストン
9 ハンマー
10 ホルダ
10b 貫通孔
11 ニードル
13 矯正装置
16 手持ちタイプの模様形成装置
17 広がり規制部材
W ワーク
Claims (14)
- 金属材から構成されるワーク表面に打刻模様を成形するための模様成形装置であって、該装置は、
筒状のケーシングと、
該ケーシング先端部に設けたホルダに穿設の貫通孔を抜け止めされた状態で貫通する複数のニードルと、
前記ケーシングに移動自在に内嵌され、圧縮空気または電源の供給を受けてニードルを連続的に打撃する打撃体とを備えると共に、
前記ホルダの貫通孔は、該貫通孔内でのニードルの自由な傾斜が許容されるようニードルが遊嵌状に貫通されるものとし、
ニードル先端をワーク表面に押付けた状態で前記連続的に打撃されるニードルの先端によってワーク表面に深さ、大きさ、位置、角度、形状の異なるランダムな打刻模様を成形するようにしたことを特徴とする金属材表面の模様成形装置。 - ケーシング側に設けられ、ニードル先端部が広がるのを規制する広がり規制部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の金属材表面の模様成形装置。
- ニードルは、同径に統一されていることを特徴とする請求項1または2記載の金属材表面の模様成形装置。
- ニードルは、異径のものが混在していることを特徴とする請求項1または2記載の金属材表面の模様成形装置。
- ニードル先端の押付け力は、打刻模様の周縁に金属の盛り上りが生じない力であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置。
- ニードル先端の押付け力は、ワークがステンレス鋼であってニードル直径が2〜3mmである場合、50N〜200Nであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置。
- ケーシングは、手持ちタイプであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置。
- ケーシングは、基台に移動自在に設けられた卓上タイプであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置。
- ニードルは円柱状であり、ワーク表面に当たるニードル先端面は、半球面、凸球面、平面、一部面取りされた平面、凹弧溝面、四角錐面、凸弧四角錐面から選択される面であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置。
- ニードル先端面は、磨き面、縞模様面から選択される面であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置。
- ワークを、打刻されるワーク表面が膨出状に盛り上がり、裏面が弧内になるように変形させる矯正装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1記載の金属材表面の模様成形装置。
- 金属材から構成されるワーク表面に打刻模様を成形するための模様成形方法であって、該方法は、複数のニードルを、筒状のケーシングに設けたホルダに穿設の貫通孔に、抜け止めされ、且つ、貫通孔内での自由な傾斜が許容されるように遊嵌状に貫通せしめ、該貫通孔を貫通せしめた複数のニードルの先端をワーク表面に押付けた状態とし、圧縮空気または電源の供給を受けて作動する打撃体によってニードルを連続的に打撃することでワーク表面に深さ、大きさ、位置、角度、形状の異なるランダムな打刻模様を成形するようにしたことを特徴とする金属材表面の模様成形方法。
- ワーク表面は円筒等の非平面であることを特徴とする請求項12記載の金属材表面の模様成形方法。
- ワークは、打刻されるワーク表面が膨出状に盛り上がり、裏面が弧内になるよう変形させた状態で打刻するようにしたことを特徴とする請求項12または13記載の金属材表面の模様成形方法。
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