JP4710410B2 - パネルのコネクタの接合装置および接合方法 - Google Patents

パネルのコネクタの接合装置および接合方法 Download PDF

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Description

本発明は、パネルの縁部に予めボンディングされた可撓性のコネクタと基板を接続するパネルのコネクタの接合装置及び接合方法に関するものである。
液晶表示パネルなどの表示パネルは、ガラス製のパネルの縁部に樹脂製等の可撓性のコネクタを介してドライバ用の電子部品等が実装された基板を接続するなどして組立てられる。表示パネルの組立工程においては、一方の端部がパネルの縁部にボンディングされたコネクタの他方の端部を基板に形成された接続用電極等の接合部に圧着ツール等によって圧着して接合している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3246282号公報
上述の組立作業中は、コネクタはその一方の端部がパネルの縁部にボンディングされた片持ち状態にあり、他方の端部は自由端部となっている。そのため、樹脂等の可撓性材料で形成されているコネクタは、自重により下方に撓み、自由端部である他方の端部が下垂した状態にある。
コネクタと基板の接合部の位置合わせにおいては、コネクタが水平状態にあるときの長さを基準として行われる。従って、コネクタが下方に撓んだ状態では水平方向の長さが変位しているため、所定の位置合わせを行うとコネクタと基板の接合部が位置ずれを生じることになる。従来のコネクタは、この撓みが微小であるので上述のような問題は比較的顕著なものではなかった。
しかしながら、電子機器の小型化・軽量化が求められる今日においては、コネクタが薄化することにより撓みが大きくなる傾向にある。コネクタと基板の接合部の位置がずれた状態で圧着作業が行われると、正常な接合が行われず、導通不良等の不具合が生じるおそれがある。
そこで本発明は、一方の端部がパネルの縁部にボンディングされた可撓性のコネクタと基板の接合部との接合において、コネクタの撓みによる位置ずれを解消、抑制できるパネルのコネクタの接合装置および接合方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、一方の端部がパネルの縁部にボンディングされた可撓性のコネクタと基板の接合部とを圧着して接合するパネルのコネクタの接合装置であって、前記パネルを載置するパネル載置テーブルと、前記基板を載置する基板載置テーブルと、前記パネル載置テーブルと前記基板載置テーブルを相対的に移動させて前記コネクタと前記接合部の位置合わせを行う位置合わせ手段と、前記コネクタの自重による撓みにより下垂した他方の端部を前記接合部の所定部位に当接させた後、前記パネル載置テーブルを相対的に下方へ移動させるとともに前記接合部から相対的に離間する方向へ移動させて前記コネクタが水平姿勢になるように前記位置合わせ手段を制御する制御手段と、前記コネクタと前記接合部とを圧着する圧着手段と、予め求めたコネクタの自重による撓みの水平変位量及び又は鉛直変位量を撓みデータとして記憶する記憶手段と、接合するコネクタに対応する撓みデータを前記記憶手段から読み出す読み出し手段とを備え、前記パネル載置テーブルの移動量の算出において読み出された前記撓みデータを使用する
請求項記載の発明は、一方の端部がパネルの縁部にボンディングされた可撓性のコネクタと基板の接合部とを接合するパネルのコネクタの接合方法であって、前記パネルを載置するパネル載置テーブルと、前記基板を載置する基板載置テーブルと、前記パネル載置テーブルと前記基板載置テーブルを相対的に移動させて前記コネクタと前記接合部の位置合わせを行う位置合わせ手段とを備え、前記コネクタの自重による撓みにより下垂した前記コネクタの他方の端部を前記接合部の所定部位に当接させる工程と、前記パネル載置テーブルを相対的に下方へ移動させるとともに前記接合部から相対的に離間する方向へ移動させることにより前記コネクタが水平姿勢になる工程と、前記コネクタと前記接合部とを圧着する工程とを含み、また、予め求めたコネクタの自重による撓みの水平変位量及び又は鉛直変位量を撓みデータとして記憶手段に記憶する工程と、接合するコネクタに対応する撓みデータを読み出し手段により前記記憶手段から読み出す工程とを有し、前記パネル載置テーブルの移動量の算出において読み出された前記撓みデータを使用する
本発明によれば、撓みにより下垂した可撓性のコネクタの端部を基板の接合部の所定部位に当接させた後、パネル載置テーブルを接合部に対して相対的に移動させてコネクタと基板の接合部の位置合わせを行うので、コネクタと基板の接合部は位置ずれを生じることなく圧着して接合される。従って、コネクタと基板の接合部の接合の不整合による導通不良等の不具合の発生を防止することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態1におけるパネルのコネクタの接合装置の側面図、図2は本発明の実施の形態1におけるパネルのコネクタと基板の接合部の位置関係説明図、図3、図4は本発明の実施の形態1におけるパネルのコネクタの接合装置の動作説明図、図5は本発明の実施の形態1におけるパネルのコネクタの接合装置の制御系のブロック図、図6は本発明の実施の形態1におけるパネルのコネクタの接合装置の制御系の処理フロー図である。
まず、パネルのコネクタの接合装置の全体構成について、図1を参照して説明する。図1において、基台1上にはパネル位置決め部2及び圧着部3、基板位置決め部4が配設されている。なお、本発明では、基板6の搬送方向をX方向とし、これに水平面内で直交する方向をY方向とする。
図1において、パネル位置決め部2は、Y軸テーブル7A、X軸テーブル7B、Z軸テーブル7C、θ軸テーブル7Dを積層して成るパネル位置決めテーブル7上に、パネル載置テーブル8を設けて構成される。Y軸テーブル7A、X軸テーブル7B、Z軸テーブル7C、θ軸テーブル7Dには各々の駆動部としてY軸モータ7Y、X軸モータ7X、Z軸モータ7Z、θ軸モータ7θが備えられている。
Y軸モータ7Yを駆動させるとX軸テーブル7BがY方向に移動し、X軸テーブル7B上のZ軸テーブル7C及びθ軸テーブル7D、パネル載置テーブル8がX軸テーブル7Bの移動に連動してY方向に移動する。従って、Y軸モータ7Yを駆動させることによりパネル載置テーブル8をY方向に移動させることができる。同様に、X軸モータ7Xを駆動させるとパネル載置テーブル8をX方向に移動させることができる。また、Z軸モータ7Zを駆動させるとパネル載置テーブル8をZ方向に移動させることができる。また、θ軸モータ7θを駆動させるとパネル載置テーブル8をXY平面内で軸回転させることができ
る。このように、各モータ7X、7Y、7Z、7θを駆動させることにより、パネル載置テーブル8をX、Y、Z、θの各方向に自在に移動させて位置決めすることができる。
図1において、圧着部3は、基台1上に立設されたフレーム11と、フレーム11に備えられた昇降駆動部としてのシリンダ12と、シリンダ12のロッド12aに昇降自在に保持された圧着ツール13とから成っている。基台1上にはブラケット14が立設されており、ブラケット14上には圧着ツール13に対向して下受け部材15が設けられている。ブラケット14のパネル載置テーブル8側には認識手段としてカメラ30が設けられており、パネル9の下面に設けられた認識マーク31を認識する。
図1において、基板位置決め部4は、Y軸テーブル16A、X軸テーブル16B、Z軸テーブル16C、θ軸テーブル16Dを積層して成る基板位置決めテーブル16上に、基板載置テーブル17を設けて構成されている。Y軸テーブル16A、X軸テーブル16B、Z軸テーブル16C、θ軸テーブル16Dには各々の駆動部としてY軸モータ16Y、X軸モータ16X、Z軸モータ16Z、θ軸モータ16θが備えられている。上記のパネル位置決めテーブル7におけるパネル載置テーブル8の位置決めと同様に、各モータ16X、16Y、16Z、16θを駆動させることにより、基板載置テーブル17をX、Y、Z、θの各方向に自在に移動させて位置決めすることができる。
基板6の上面の縁部は予め異方性導電テープが貼着された接合部19になっている。
パネル位置決めテーブル7と基板位置決めテーブル16の各モータを駆動させると、縁部にコネクタ10をボンディングされたパネル9を載置したパネル載置テーブル8と、基板6を載置した基板載置テーブル17を各々移動させてコネクタ10と基板6に形成された接合部19の位置合わせを行うことができる。すなわち、パネル位置決めテーブル7と基板位置決めテーブル16はコネクタ10と接合部19の位置合わせを行う位置合わせ手段となっている。また、圧着部3は、位置合わせされたコネクタ10と基板6の接合部19を圧着して接続する圧着手段となっている。
次に、パネルのコネクタの接合装置の制御系の構成について、図1及び図2、図5を参照して説明する。図5において、ドライバ部40は、パネル位置決めテーブル7に備えられたY軸モータ7Y、X軸モータ7X、Z軸モータ7Z、θ軸モータ7θをそれぞれ駆動させるドライバ41〜44と、圧着部3のシリンダ12を駆動させるバルブ45と、基板位置決めテーブル16に備えられたY軸モータ16Y、X軸モータ16X、Z軸モータ16Z、θ軸モータ16θをそれぞれ駆動させるドライバ46〜49から成っている。
制御手段としての制御部50は、撓みデータ記憶部51、認識処理部52等から送られてくるデータを処理して上記のモータ等の駆動量を決定する。決定された駆動量はドライバ部40に送られモータ等は駆動を開始する。すなわち、ドライバ41〜44は、制御部50で決定された各モータの駆動量に応じてY軸モータ7Y、X軸モータ7X、Z軸モータ7Z、θ軸モータ7θをそれぞれ駆動させ、パネル位置決めテーブル7をX、Y、Z、θの各方向に移動させる。また、ドライバ46〜49は、制御部50で決定された各モータの駆動量に応じてY軸モータ16Y、X軸モータ16X、Z軸モータ16Z、θ軸モータ16θをそれぞれ駆動させ、基板位置決めテーブル16をX、Y、Z、θの各方向に移動させる。また、バルブ45は、制御部50で決定されたシリンダ12の駆動指令に応じてシリンダ12に供給する圧縮空気の流れを制御してシリンダ12を駆動させ、圧着ツール13を昇降させる。
撓みデータ記憶部51には予め測定されたコネクタ10の撓みによる変位量がコネクタ10の品種と関連付けて記憶される。図2(a)において、コネクタ10の撓みによる変
位量は鎖線で示す水平状態にあるコネクタ10’を基準として測定する。すなわち、コネクタ10の撓みによるY方向の変位量は、コネクタ10’の先端部10a’のY座標値とコネクタ10の先端部10aのY座標値との差により求められ、この差を水平変位量Δyとする。また、コネクタ10の撓みによるZ方向の変位量は、コネクタ10’の先端部10a’のZ座標値とコネクタ10の先端部10aのZ座標値との差により求められ、この差を鉛直変位量Δzとする。
変位量Δy及びΔzはコネクタの品種により異なるので、予め接合するコネクタ毎の変位量Δy及びΔzをそれぞれ予め測定し、これらの変位量をコネクタの品種と関連付けて各コネクタに対応させて撓みデータとして撓みデータ記憶部51に記憶させる。すなわち、撓みデータ記憶部51は、予め測定した各コネクタの自重による撓みの水平変位量Δyと鉛直変位量Δzをコネクタの品種と関連付けて各コネクタに対応させて撓みデータとして記憶する記憶手段となっている。なお、撓みデータの測定においては、同種のコネクタを複数個測定し平均値を採用するなどして個体差によるばらつきを排除することが望ましい。
図5において、認識処理部52は、図1に示すカメラ30と電気的に接続されており、カメラ30がパネル9の下面に設けられた認識マーク31を撮像した結果を認識処理することにより認識マーク31の位置を求める。一方で、制御部50が、接合するコネクタの品種を特定する。制御部50は、特定されたコネクタの品種に対応した撓みデータを撓みデータ記憶部51から読み出す。すなわち、制御部50は、接合するコネクタに対応した撓みデータを撓みデータ記憶部51から読み出す読み出し手段としても機能する。
入力部53は、操作入力装置55と電気的に接続されており、キーボードやディスクドライブ等により構成される操作入力装置55により、各コネクタの寸法等の品種データ及びこれに関連付けられた撓みデータや制御パラメータ値などが入力される。
出力部54は、表示装置56と電気的に接続されており、入力部53に入力されたデータやドライバ部40の駆動状況をCRTや液晶パネル等により構成される表示装置56に表示させる。
次に、パネルのコネクタの接合装置の制御系の処理フローについて、図5及び図6を参照して説明する。まず、操作入力装置55により、コネクタの寸法等の品種データや予め測定した各コネクタの撓み量等を入力部53に入力する。入力された撓み量はコネクタ10と対応した撓みデータとして撓みデータ記憶部51が記憶する(ST1)。次に、認識処理部52において、カメラ30により認識マーク31を認識する(ST2)。この認識結果とコネクタの品種データ等のワークデータや装置のマシンパラメータ等から、水平状態にあるコネクタ10’が接合部19に対してどの程度位置ずれしているかが求められる(図2も参照)。これにより、コネクタ10に撓みが無い状態において、水平状態にあるコネクタ10’と接合部19の位置決め補正量(撓み無し時補正量)が算出される。カメラ30による認識マーク31の認識が終了すると、制御部50において、コネクタ10と対応した撓みデータを撓みデータ記憶部51から読み出す(ST3)。読み出された撓みデータの水平変位量Δyと鉛直変位量Δzは、制御部50において撓み無し時補正量のうちY方向補正量とZ方向補正量と加算され、コネクタ10の位置補正量となる。位置補正量はパネル載置テーブル8の移動量に変換される(ST4)。
パネル載置テーブル8の移動量への変換はパネル位置決めテーブル7に設けられたX軸モータ7X、Y軸モータ7Y、Z軸モータ7Z、θ軸モータ7θの駆動量として決定される。すなわち、位置補正量のうち、X方向補正量をパネル載置テーブル8をX方向に移動させるためのX軸モータ7Xの駆動量に変換し、Y方向補正量をパネル載置テーブル8を
Y方向に移動させるためのY軸モータ7Yの駆動量に変換し、Z方向補正量をパネル載置テーブル8をZ方向に移動させるためのZ軸モータ7Zの駆動量に変換し、θ方向補正量をパネル載置テーブル8をθ方向に回動させるためのθ軸モータ7θの駆動量に変換して行われる。
変換された各モータ7X、7Y、7Z、7θの駆動量は、駆動量データとしてドライバ41〜44に送られ、各モータ7X、7Y、7Z、7θの駆動が開始する。これにより、パネル載置テーブル8が位置補正量に相当した移動を行い、所定の位置合わせ位置へ移動する(ST5)。すなわち、パネル載置テーブル8の正規の位置(水平状態にあるコネクタ10’と接合部19が位置合わせされた位置)から撓みデータに相当する量をずらした位置でコネクタ10と接合部19の位置合わせが行われる。以上の制御処理により、コネクタ10の先端部10aを接合部19の所定部位19aに当接する位置に位置合わせすることができる。
なお、予め測定して入力される各コネクタの撓み量は、水平変位量Δy、鉛直変位量Δzのうち何れか一方を測定すれば、他方の変位量は、撓みに関する基礎式等を使って演算を行うことにより算出することができる。従って、パネルのコネクタの接合装置の制御系に適当な演算手段を付加することにより、一方の変位量のみを入力すれば水平変位量Δy、鉛直変位量Δzからなる撓みデータが撓みデータ記憶部51に記憶されるように構成することもできる。
パネルのコネクタの接合装置は上記のように構成されており、以下、コネクタ10を基板6の接合部19に接合する方法について、図2乃至図5を参照して説明する。図3(a)において、パネル載置テーブル8上には端部にコネクタ10がボンディングされたパネル9が載置されている。パネル載置テーブル8は、パネル位置決めテーブル7の動作により、パネル9の認識マーク31がカメラ30と対向する位置に位置決めされている。また、図1に示す基板位置決めテーブル16の動作により、基板6が接合部19の下面を下受け部材15の上面に当接した状態で載置されている。
次に、パネル載置テーブル8は、パネル位置決めテーブル7の動作により図3(b)に示す位置に移動される。図3(b)において、コネクタ10は、その自由端部の最も下垂した先端部10aが基板6の接合部19の所定部位19aに当接する位置に位置合わせされている。
コネクタと基板の接合部の位置合わせにおいては、コネクタ10の撓みが無視できる場合であれば、図2(b)に鎖線P1で示すように、水平状態におけるコネクタ10’の先端部10a’が接合部19の所定部位19aに当接するような位置(正規の位置)にパネル載置テーブル8を移動させて行われる。しかし、図2(a)に示すように、コネクタ10が撓み先端部10aが下方に垂れ下がった状態において、上記のような位置合わせを行うと、コネクタ10の先端部10aと接合部19の所定部位19aとの間にずれが生じる。従って、撓んだコネクタ10と接合部19の位置合わせにおいては、図2(b)に鎖線P2で示す位置、すなわち、正規の位置から基板側に水平変位量Δy、上側に鉛直変位量Δzに相当する量をずらした位置にコネクタ10’を位置合わせするようにパネル載置テーブル8を移動させることにより先端部10aと所定部位19aが当接する。
次に、コネクタ10を基板6の接合部19に圧着して接続する。上述したコネクタ10と基板6の接合部19の位置合わせ動作が終了すると、図3(b)に示すように、コネクタ10の下方に垂れ下がった先端部10aと接合部19の所定部位19aが当接した状態にある。この状態で圧着動作を行うと、圧着ツール13の下降動作によりコネクタ10の撓み形状が変形し、コネクタ10の先端部10aが接合部19の所定部位19aからずれ
たり先端部10aにしわが生じたりして接合不良を引き起こす。従って、圧着に際しては、図4(a)に示すようにパネル載置テーブル8を移動させ、コネクタ10を水平姿勢にして接合部19の全面にコネクタ10の端部が当接するようにする。
パネル載置テーブル8の移動は、制御部50において撓みデータ記憶部51から読み出されたコネクタ10に対応する撓みデータを使用して行われる。すなわち、制御部50において撓みデータの鉛直変位量Δzと水平変位量Δyをパネル位置決めテーブル7のモータ7Zとモータ7Yの駆動量に変換し、図2(c)に示すように、パネル載置テーブル8を鉛直変位量Δzに相当する量を接合部19に対して下方に移動させるとともに水平変位量Δyに相当する量を接合部19に対して離間する方向に移動させる。これにより、図2(c)の鎖線で示す撓んだコネクタ10”は、その先端部10a”が接合部19の所定部位19aに当接した状態を保持したまま水平姿勢になる。なお、パネル載置テーブル8の移動軌跡は直線状、曲線状、直線状と曲線状の組み合わせ等、様々なものを採用することができる。直線状にすると制御が簡便となり好適である。
図4(a)に示すようにコネクタ10が水平姿勢になると、シリンダ12を駆動させて圧着ツール13を下降させる。これにより、図4(b)に示すようにコネクタ10の端部を接合部19を介して基板6に圧着して接続する。
このように、パネル9の縁部に一方の端部をボンディングされたコネクタ10と基板6の接合部19の接合においては、予めコネクタ10の他方の先端部10aの撓みによる変位量を測定しておき、この変位量を使用してコネクタ10と基板6の接合部19の位置合わせ行うことにより、コネクタ10と基板6の接合部19の位置ずれを防止している。これにより、コネクタ10と基板6の接合部19の接合はより精度の高いものになり、接合の不整合による導通不良等の不具合の発生を防止することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2を図7を参照して説明する。図7は本発明の実施の形態2におけるパネルのコネクタと基板の接合部の位置関係説明図である。実施の形態1においては、コネクタ10の撓みによる変位量が比較的大きいものを想定しているが、コネクタ60の撓みが比較的小さい場合には水平変位量が比較的小さい。この場合、以下に説明する接合方法によりコネクタ60と基板6の接合部19の接合を行うことができる。なお、以下の説明において、実施の形態1と同一の動作部分については説明を省き、主として動作が異なる部分について説明を行う。
図7(a)において、コネクタ60は、その自由端部の最も下垂した先端部60aが基板6の接合部19の所定部位19aに当接する位置に位置合わせされている。この位置合わせは上述したコネクタ10の先端部10aを接合部19の所定部位19aに当接させる工程と同様の工程によりなされている。コネクタ60の先端部60aの撓みによる水平変位量Δy’は実施の形態1に示したコネクタ10の撓みによる水平変位量Δy(図2(a)参照)に比較して小さい。
一般に、コネクタと基板の接合部との接合の際に求められるY方向の許容値は50μm程度である。従って、水平変位量Δy’が50μm以下であれば許容値の範囲内であるため、パネル載置テーブル8を接合部19から相対的に離間する方向へ移動させることを要しない。従って、コネクタ60と基板6の接合部19の当接及び圧着に際しては、図7(b)に示すように、鉛直変位量Δz’に相当する量だけ補正してパネル載置テーブル8を接合部19に対して下方に移動させ、撓んだコネクタ60’を水平状態にする。この状態において、図4(b)に示す圧着動作を行うことにより、コネクタ60’の端部を接合部19を介して基板6に圧着して接続する。
パネル載置テーブル8の移動は、制御部50において撓みデータ記憶部51から読み出されたコネクタ10に対応する撓みデータのうち鉛直変位量Δz’のみを使用して行われる。すなわち、制御部50において撓みデータの鉛直変位量Δzをパネル位置決めテーブル7のモータ7Zの駆動量に変換し、パネル載置テーブル8を鉛直変位量Δzに相当する量を接合部19に対して下方に移動させる。
なお、図7において、コネクタ60の水平変位量Δy’を可視的に示しているが、実際は極めて微小な変位量であり、撓みにより湾曲したコネクタ60の全長Lと水平状態にあるコネクタ60’の全長L’は略同一である。
このように、本実施の形態2では、コネクタ60の先端部60aと基板6の接合部19の所定部位19aとの位置合わせを行った後に、鉛直変位量Δz’に相当する量だけ補正してパネル載置テーブル8を接合部19に対して下方に移動させることにより、コネクタ60’を圧着可能な水平状態にしている。従って、コネクタ60と基板6の接合部19の接合に要する工程を簡略化することができ、パネルのコネクタの接合装置の稼働効率を向上させることができる。
本発明のパネルのコネクタの接合装置および接合方法は、撓みにより下垂した可撓性のコネクタの端部を基板の接合部の所定部位に当接させた後、パネル載置テーブルを接合部に対して相対的に移動させて位置合わせを行うので、コネクタと接合部を圧着する際にコネクタと基板の接合部は位置ずれを生じることなく接合されるという利点を有し、パネルの縁部にコネクタを介して基板を接続して表示パネルを組立てる分野において有用である。
本発明の実施の形態1におけるパネルのコネクタの接合装置の側面図 本発明の実施の形態1におけるパネルのコネクタと基板の接合部の位置関係説明図 本発明の実施の形態1におけるパネルのコネクタの接合装置の動作説明図 本発明の実施の形態1におけるパネルのコネクタの接合装置の動作説明図 本発明の実施の形態1におけるパネルのコネクタの接合装置の制御系のブロック図 本発明の実施の形態1におけるパネルのコネクタの接合装置の制御系の処理フロー図 本発明の実施の形態2におけるパネルのコネクタと基板の接合部の位置関係説明図
符号の説明
2 パネル位置決め部
3 圧着部
4 基板位置決め部
6 基板
7 パネル位置決めテーブル
8 パネル載置テーブル
9 パネル
10、60 コネクタ
12 シリンダ
13 圧着ツール
16 基板位置決めテーブル
17 基板載置テーブル
19 接合部
30 カメラ
31 認識マーク
40 ドライバ部
50 制御部
51 撓みデータ記憶部
52 認識処理部
55 操作入力装置

Claims (2)

  1. 一方の端部がパネルの縁部にボンディングされた可撓性のコネクタと基板の接合部とを圧着して接合するパネルのコネクタの接合装置であって、前記パネルを載置するパネル載置テーブルと、前記基板を載置する基板載置テーブルと、前記パネル載置テーブルと前記基板載置テーブルを相対的に移動させて前記コネクタと前記接合部の位置合わせを行う位置合わせ手段と、前記コネクタの自重による撓みにより下垂した他方の端部を前記接合部の所定部位に当接させた後、前記パネル載置テーブルを相対的に下方へ移動させるとともに前記接合部から相対的に離間する方向へ移動させて前記コネクタが水平姿勢になるように前記位置合わせ手段を制御する制御手段と、前記コネクタと前記接合部とを圧着する圧着手段と、予め求めたコネクタの自重による撓みの水平変位量及び又は鉛直変位量を撓みデータとして記憶する記憶手段と、接合するコネクタに対応する撓みデータを前記記憶手段から読み出す読み出し手段とを備え、前記パネル載置テーブルの移動量の算出において読み出された前記撓みデータを使用することを特徴とするパネルのコネクタの接合装置。
  2. 一方の端部がパネルの縁部にボンディングされた可撓性のコネクタと基板の接合部とを接合するパネルのコネクタの接合方法であって、前記パネルを載置するパネル載置テーブルと、前記基板を載置する基板載置テーブルと、前記パネル載置テーブルと前記基板載置テーブルを相対的に移動させて前記コネクタと前記接合部の位置合わせを行う位置合わせ手段とを備え、
    前記コネクタの自重による撓みにより下垂した前記コネクタの他方の端部を前記接合部の所定部位に当接させる工程と、前記パネル載置テーブルを相対的に下方へ移動させるとともに前記接合部から相対的に離間する方向へ移動させることにより前記コネクタが水平姿勢になる工程と、前記コネクタと前記接合部とを圧着する工程とを含み、
    また、予め求めたコネクタの自重による撓みの水平変位量及び又は鉛直変位量を撓みデータとして記憶手段に記憶する工程と、接合するコネクタに対応する撓みデータを読み出し手段により前記記憶手段から読み出す工程とを有し、前記パネル載置テーブルの移動量の算出において読み出された前記撓みデータを使用することを特徴とするパネルのコネクタの接合方法。
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