JPH10240151A - 表示パネルの組立方法 - Google Patents

表示パネルの組立方法

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JPH10240151A
JPH10240151A JP4752997A JP4752997A JPH10240151A JP H10240151 A JPH10240151 A JP H10240151A JP 4752997 A JP4752997 A JP 4752997A JP 4752997 A JP4752997 A JP 4752997A JP H10240151 A JPH10240151 A JP H10240151A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマパネルなどの表示パネルに、基板に
予め接着されたコネクタを効率よく高精度で圧着するこ
とができる表示パネルの組立方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】 基板2に予め接着された複数のコネクタ
3A、3B、3Cとこのコネクタ3A、3B、3Cに対
応する端子列1aA、1aB、1aCのそれぞれのアラ
イメントマークをカメラで認識し各アライメントマーク
の位置を求め、コネクタ3A、3B、3Cとこれらに対
応する端子列1aA、1aB、1aCとの位置ずれを検
出し、この位置ずれに基づき各コネクタごとにコネクタ
3A、3B、3Cを対応する端子列に位置あわせし圧着
する。このため位置ずれをコネクタ3A、3B、3Cの
撓みによって吸収することができるので、各コネクタ3
A、3B、3Cを精度良くかつ効率的に表示パネルに圧
着することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマパネルな
どの表示パネルに、予め基板に接着されたFPCなどの
コネクタを圧着する表示パネルの組立方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電子機器のディスプレイとして用いられ
るプラズマパネルや液晶パネルなどの表示パネルは、表
示画面となるガラス基板などの基板の縁部にドライバで
あるチップなどが搭載された基板をコネクタを介して接
続することにより組み立てられる。以下、図面を参照し
て従来の表示パネルについて説明する。
【0003】図19は表示パネルの平面図である。図1
9において、1はプラズマパネルなどの表示パネルであ
り、その縁部には複数の端子列1aが形成されている。
端子列1aは狭ピッチの多数の端子30から成ってい
る。2は基板であり、表示パネル1を駆動するためのチ
ップなどのドライバ2aが搭載されている。基板2には
複数のコネクタ3が接着されており、コネクタ3として
は、屈曲自在な樹脂フィルムに多数のリード33が印刷
されたものが多用される。プラズマパネルなどでは、図
19に示すように、基板4に複数個(本例では3個)の
コネクタの一方の端部を接着した後、コネクタ3の他方
の端部のリード33を表示パネル1の端子30に位置あ
わせしたうえで、表示パネル1に接着するようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで電子部品の高
集積化にともない表示パネル1の端子30のピッチは狭
ピッチ化が進んでいることから、この端子30とコネク
タ3のリード33を接続するに際しては、殊に端子30
の並び方向において高い位置精度が要求される。しかし
ながら図19で示すように基板2に複数個のコネクタ3
を予め接着する場合には、接着後のそれぞれのコネクタ
3間の取り付けピッチPにある程度のばらつきが発生す
ることは避けられない。したがって複数個のコネクタ3
を接着した基板2を表示パネル1に位置あわせする場
合、まず最初に1つのコネクタ3を対応する端子列1a
に合わせれば、その他のコネクタ3と端子列1aとの間
には位置ずれが生じる場合が多い。この位置ずれはコネ
クタ3をわずかに撓ませることで吸収することができる
程度のものであるが、この位置ずれの修正作業は高精度
を要するデリケートな作業であるため、従来はこのよう
な表示パネルの組立作業は人手により行われており、こ
の精度を要する組立作業を効率よく自動化する技術は確
立されていなかった。
【0005】そこで本発明は、プラズマパネルなどの表
示パネルに、基板に予め接着された複数のコネクタを効
率よく高精度で圧着することができる表示パネルの組立
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の表示パネルの組
立方法は、表示パネルを支持する支持テーブルと、予め
複数の可撓性のコネクタが接着された基板を保持する保
持ヘッドと、支持テーブル上に支持された表示パネルに
前記コネクタを圧着する圧着ツールを備えた圧着ヘッド
と、表示パネルのアライメントマークとコネクタのアラ
イメントマークを撮像するカメラと、前記カメラから画
像データを受け取って前記アライメントマークの位置を
認識する認識部と、前記認識部の認識結果に基づいて前
記支持テーブルに支持された表示パネルに対して保持ヘ
ッドを相対的に水平移動させる移動機構の駆動を制御す
る制御部とを備えた表示パネルの組立装置による表示パ
ネルの組立方法であって、コネクタのアライメントマー
クと表示パネルのアライメントマークを前記カメラで撮
像し、撮像された画像データからこれらのアライメント
マークの位置を検出し、この検出結果に基づきコネクタ
とこのコネクタに対応する表示パネルの位置ずれを検出
し、まず表示パネルに対して第1番目のコネクタを相対
的に水平移動させることにより第1番目のコネクタの位
置ずれを補正した上で、前記圧着ヘッドにより第1番目
のコネクタを表示パネルに圧着してボンディングし、第
2番目以降のコネクタについては、既に表示パネルにボ
ンディング済みのコネクタを屈曲させながらコネクタを
表示パネルに対して相対的に水平移動させてその位置ず
れの補正を行って、前記圧着ヘッドにより表示パネルに
圧着してボンディングしていくようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】上記構成の本発明は、コネクタと
表示パネルのそれぞれのアライメントマークをカメラで
認識することにより、コネクタと表示パネルとの位置ず
れを検出し、この位置ずれに基づき、まず第1番目のコ
ネクタを表示パネルに位置あわせし、次いで圧着しボン
ディングする。第2番目以降のコネクタは既にボンディ
ング済みのコネクタを屈曲させながら位置あわせし圧着
によりボンディングするため、位置ずれをコネクタの撓
みによって吸収することができ各コネクタを精度良く効
率的に表示パネルに圧着することができる。
【0008】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の表示パネルの組立装置の斜視図、図2は同表示
パネルの組立装置の制御系のブロック図、図3、図4、
図5、図6、図7、図8、図9は、同表示パネルの部分
平面図である。
【0009】まず、図1を参照して表示パネルの組立装
置の全体構造を説明する。図1において、1は表示パネ
ルであり、支持テーブル4上に支持される。2は基板で
あり、予めドライバ2aが搭載されており、また表示パ
ネル1との接続用のコネクタ3が3枚接着されている。
基板2は、ベルト状のサポート6によって下面を支持さ
れ、また保持ヘッド10によって位置決めされている。
保持ヘッド10は、アーム11を介してθテーブル13
の回転軸12と結合されている。
【0010】θテーブル13は図示しないX方向、Y方
向及びZ方向への移動手段により可動範囲内の任意の位
置に移動する。θテーブル13、図示しないX方向、Y
方向及びZ方向への移動手段を駆動することにより、保
持ヘッド10に保持された基板2は、表示パネル1に対
して位置あわせされる。すなわちθテーブル13、図示
しないX方向、Y方向及びZ方向への移動手段は、保持
ヘッド10の位置合わせ機構14となっている。
【0011】また、支持テーブル4の端部にはバックア
ップ部材5が配設されている。バックアップ部材5は、
コネクタ3の圧着時に表示パネル1の端部を支持し圧着
荷重を受ける。バックアップ部材5は透明体で製作され
ており、この透明体を透して表示パネル1のアライメン
トマークを後述するカメラにより撮像することが可能と
なっている。
【0012】支持テーブル4の上方には、圧着ヘッド移
動機構15が配設されている。圧着ヘッド移動機構15
には、圧着ヘッド16が装着されている。圧着ヘッド1
6には、コネクタ3の枚数に合わせて3個の圧着ツール
17が装着されている。圧着ヘッド移動機構15を駆動
することにより、圧着ツール17は表示パネル1上の任
意の位置に移動し、コネクタ3を表示パネル1の上面に
熱と圧力により圧着する。
【0013】表示パネル1の端部の下方には、Xテーブ
ル18が配設されている。Xテーブル18の上にはYテ
ーブル19が載置されている。Yテーブル19上には、
2つのカメラ20a、20bが装着されている。Xテー
ブル18、Yテーブル19はカメラ20a、20bの移
動機構21となっている。移動機構21を駆動すること
により、カメラ20a、20bは、表示パネル1とコネ
クタ3の接続部の下方の任意の位置に移動し、後述する
コネクタ3の両側のアライメントマークおよび表示パネ
ル1の端子列の両側のアライメントマークを撮像する。
この場合、バックアップ部材5は透明体で製作されてい
るため、カメラ20a、20bの撮像の妨げとはならな
い。
【0014】次に、図2を参照して表示パネルの組立装
置の制御系の構成を説明する。図2において、22は全
体の制御を統括する制御部であり各部に対し以下の指令
・制御を行う。基板保持ヘッド10に対しては基板2の
保持及び保持解除を指令し、位置合わせ機構14に対し
ては、保持ヘッド10の位置合わせの指令を行う。圧着
ヘッド16に対しては、圧着ツール17の上下動作の指
令を行い、圧着ヘッド移動機構15に対しては、圧着ヘ
ッド16の水平移動の指令を行う。また、カメラ移動機
構21に対しては、カメラ20a、20bの水平移動を
指令する。
【0015】認識部23は、カメラ20a、20bから
アライメントマークの画像データを受け取り、位置認識
を行い制御部22にアライメントマークの位置データを
送る。制御部22は、この位置データに基づき位置合わ
せに必要な補正値を計算する。
【0016】この表示パネルの組立装置は上記のような
構成より成り、以下その動作を説明する。先ず、図1に
おいて、表示パネル1が図示しない搬送手段により搬送
され、支持テーブル4上に支持される。次いで、予め複
数のコネクタ3が接着された基板2が図示しない搬送手
段により供給され、保持ヘッド10によって保持され
る。次に、位置合わせ機構14を駆動して、保持ヘッド
10によって保持された基板2のコネクタ3を表示パネ
ル1のこのコネクタ3に対応する端子列1aの近傍まで
移動させる。
【0017】次いで、コネクタ3と端子列1aの位置の
検出が行われる。このとき、コネクタ3は表示パネル1
の端部と重なっていても良い。以下、この位置の検出方
法について説明する。図3において、表示パネル1の端
部には、3つの端子列1aA、1aB、1aCが形成さ
れている。各端子列1aA、1aB、1aCは多数の端
子30より構成される。各端子列1aA、1aB、1a
C上には、予め異方性導電テープ(以下、「ACF」と
略記する)31A、31B,31Cが貼着されている。
また各端子列1aA、1aB、1aCの両側には、表示
パネル1のアライメントマークMA1、MA2、MB
1、MB2、MC1、MC2が設けられている。
【0018】基板2には3枚のコネクタ3A、3B、3
Cが接合されている。コネクタ3A、3B、3Cの下面
には、多数のリード33が設けられている。またコネク
タ3A、3B、3Cのそれぞれのリード33の両側に
は、アライメントマークmA1、mA2、mB1、mB
2、mC1、mC2が設けられている。
【0019】また32A、32B、32Cは各端子列1
aA、1aB、1aCの中心線を表し、34A、34
B、34Cは、各コネクタ3A、3B、3Cの中心線を
表している。すなわち、MA1とMA2、MB1とMB
2、MC1とMC2の中点がそれぞれ32A、32B、
32Cに対応する。同様に、mA1とmA2、mB1と
mB2、mC1とmC2のそれぞれの中点が、34A、
34B、34Cに対応する。したがって、各端子列1a
A、1aB、1aCと、それぞれ対応する各コネクタ3
A、3B、3CのX方向の位置ずれΔXA、ΔXB、Δ
XCを検出するためには、アライメントマークMA1、
MA2、MB1、MB2、MC1、MC2およびmA
1、mA2、mB1、mB2、mC1、mC2の位置を
求めればよいこととなる。
【0020】まずカメラ移動機構21を駆動して、カメ
ラ20a、20bを各端子列1aA、1aB、1aCお
よび各コネクタ3A、3B、3Cの下方に順次移動させ
る。そしてアライメントマークMA1、MA2、MB
1、MB2、MC1、MC2及びmA1、mA2、mB
1、mB2、mC1、mC2を、カメラ20a・20b
により順次撮像し、これらの画像データは認識部23に
送られ、各アライメントマークMA1、MA2、MB
1、MB2、MC1、MC2及びmA1、mA2、mB
1、mB2、mC1、mC2の位置が検出される。次い
で各アライメントマークMA1、MA2、MB1、MB
2、MC1、MC2及びmA1、mA2、mB1、mB
2、mC1、mC2の位置データは制御部22に送ら
れ、位置ずれΔXA、ΔXB、ΔXCが算出される。
【0021】その後、第1番目のコネクタ3Aと第1の
端子列1aAを位置あわせするための補正値が制御部2
2により算出される。この場合の補正値は上記のΔXA
である。補正値が求められたならば、位置あわせ機構1
4を駆動しコネクタ3A、3B、3Cのリード33を表
示パネル1の端子列1aA、1aB、1aCに重ねる。
このとき、前記補正値に基づき基板2をX方向にΔXA
だけ移動させて位置の補正を行う。この結果、第1番目
のコネクタ3Aの中心線34Aと第1の端子列1aAの
中心線32Aとが一致し、第1番目のコネクタ3Aの位
置あわせが完了する。
【0022】また、制御部22では、第2番目のコネク
タ3Bを第2の端子列1aBに位置あわせするための補
正値を算出する。図4は、第1番目のコネクタ3Aと、
第1の端子列1aAが位置あわせされた状態を示してい
る。図4に示すように、ΔXAだけ補正が行われた結
果、第2番目のコネクタ3Bと第2の端子列1aB、第
3番目のコネクタ3Cと第3の端子列1aCとの位置ず
れは、図3のΔXB、ΔXCから、ΔXB−ΔXA、Δ
XC−ΔXAに変化している。このΔXB−ΔXAが、
第2番目のコネクタ3Bと第2の端子列1aBを位置あ
わせするための補正値となる。
【0023】次いで、圧着ヘッド移動機構15および圧
着ヘッド16を駆動して、位置あわせが完了した第1番
目のコネクタ3A上に圧着ツール17を押しつけ、端子
列1aAに圧着する。図5の太線のハッチング部40A
は圧着ツール17が押しつけられ、圧着された範囲を示
している。この場合、本圧着まで行っても良いし、また
途中で圧着を中断する仮圧着としても良い。
【0024】次に、第2番目のコネクタ3Bを第2の端
子列1aBに位置あわせする。すなわち位置あわせ機構
14を駆動し、基板2をX方向に前述の補正値ΔXB−
ΔXAだけ移動させ、位置の補正を行う。図6は、第2
番目のコネクタ3Bと第2の端子列1aBとの位置あわ
せ後の状態を示す。この位置あわせの結果、第1番目の
コネクタ3Aは強制的にX方向に移動させられて撓みδ
Aを生じ、変形(しわ)を発生するが、その撓み量はわ
ずかであり、実用上は差し支えない。また、第3番目の
コネクタ3Cと第3の端子列1aCとの位置ずれは、Δ
XC−ΔXBに変化しており、この値が第3番目のコネ
クタ3Cを第3の端子列1aCに位置あわせするための
補正値となる。
【0025】次いで、圧着ヘッド移動機構15および圧
着ヘッド16を駆動して、位置あわせが完了した第2番
目のコネクタ3B上に圧着ツール17を押しつけ、端子
列1aBに圧着する。図7の太線のハッチング部40B
は圧着ツール17が押しつけられ、圧着された範囲を示
している。
【0026】次に、第3番目のコネクタ3Cを第3の端
子列1aCに位置あわせする。すなわち位置あわせ機構
14を駆動し、X方向に前述の補正値ΔXC−ΔXBだ
け補正する。図8は、第3番目のコネクタ3Cを第3の
端子列1aCに位置あわせした後の状態を示す。この位
置あわせの結果、第2番目のコネクタ3Bは強制的にX
方向に移動させられ撓みδBを生じるが、同様に撓み量
はわずかであり実用上は差し支えない。
【0027】次いで、圧着ヘッド移動機構15および圧
着ヘッド16を駆動して、位置あわせが完了した第3番
目のコネクタ3C上に圧着ツール17を押しつけ、端子
列1aBに圧着する。図9の太線のハッチング部40C
は圧着ツール17が押しつけられ、圧着された範囲を示
している。
【0028】以上のようにして、図9に示すように3枚
のコネクタ3A、3B、3Cは、表示パネル1に正しく
位置あわせして圧着される。本実施の形態1では、第1
番目のコネクタ3Aを表示パネル1に圧着する前に、各
アライメントマークMA1、MA2、MB1、MB2、
MC1、MC2及びmA1、mA2、mB1、mB1、
mB2、mC1、mC2の撮像を行い、各コネクタ3
A、3B、3Cの位置ずれΔXA、ΔXB、ΔXCを前
もって一括して算出する方法を採用している。従って、
各コネクタ3A、3B、3Cごとに撮像を行い位置ずれ
を算出する方法と比較して処理時間が短縮できるという
利点がある。
【0029】(実施の形態2)図10、図11、図1
2、図13、図14、図15、図16、は本発明の実施
の形態2の表示パネルの部分平面図である。本実施の形
態2では、実施の形態1と同一の表示パネルの組立装置
を用いているので、各要素および動作の共通の部分につ
いては説明を省略する。
【0030】まず、実施の形態1と同様に、表示パネル
1および基板2が供給された状態以降の動作について説
明する。図10に示すように、まず位置あわせ機構14
を駆動し、各コネクタ3A、3B、3Cリード33を表
示パネル1の端子列1aA、1aB、1aCに重ね、仮
の位置あわせを行う。次いで、この状態で第1の端子列
1aAのアライメントマークMA1、MA2、および第
1番目のコネクタ3AのアライメントマークmA1、m
A2をカメラ20a、20bにて撮像する。前述のよう
に、バックアップ部材5は透明体で製作されているた
め、撮像を妨げない。また、コネクタ3A側のアライメ
ントマークmA1、mA2は、コネクタ3Aを表示パネ
ルに重ねた状態でも、下方からカメラ20a、20bで
検出可能な位置に形成されている。
【0031】これらの画像データは認識部23に送ら
れ、各アライメントマークMA1、MA2、mA1、m
A2の位置が検出される。次いで各アライメントマーク
MA1、MA2、mA1、mA2の位置データは制御部
22に送られ、位置ずれΔXAが算出される。次に、位
置あわせ機構14を駆動し、基板2をX方向にΔXAだ
け移動させ位置の補正を行う。これにより、図11に示
すように第1番目のコネクタ3Aと、第1の端子列1a
Aが位置あわせされ、次いで圧着ヘッド移動機構15お
よび圧着ヘッド16を駆動して、位置あわせが完了した
第1番目のコネクタ3A上に圧着ツール17を押しつ
け、端子列1aAに圧着する。図12の太線のハッチン
グ部40Aは圧着ツール17が押しつけられ、圧着され
た範囲を示している。この場合、本圧着まで行っても良
いし、また途中で圧着を中断する仮圧着としても良い。
【0032】次に、図12に示すように、第2の端子列
1aBのアライメントマークMB1、MB2、および第
2番目のコネクタ3BのアライメントマークmB1、m
B2をカメラカメラ20a・20bにて撮像する。これ
らの画像データは認識部23に送られ、各アライメント
マークMB1、MB2、mB1、mB2の位置が検出さ
れる。次いで各アライメントマークMB1、MB2、m
B1、mB2の位置データは制御部22に送られ、位置
ずれΔXB’が算出される。
【0033】次に、位置あわせ機構14を駆動し、基板
2をX方向にΔXB’だけ移動させる。図13は、この
ようにして第2番目のコネクタ3Bが第2の端子列1a
Bに位置あわせされた後の状態を示している。この位置
あわせの結果、第1番目のコネクタ3Aは強制的にX方
向に移動させられ撓みδAを生じるが、実施の形態1の
場合と同様に撓み量はわずかであり実用上差し支えな
い。
【0034】次いで圧着ヘッド移動機構15および圧着
ヘッド16を駆動して、位置あわせが完了した第2番目
のコネクタ3B上に圧着ツール17を押しつけ、端子列
1aBに圧着する。図14の太線のハッチング部40A
は圧着ツール17が押しつけられ、圧着された範囲を示
している。次に、図14に示すように、第3の端子列1
aCのアライメントマークMC1、MC2、および第2
番目のコネクタ3CのアライメントマークmC1、mC
2をカメラカメラ20a、20bにて撮像する。
【0035】これらの画像データは認識部23に送ら
れ、各アライメントマークMC1、MC2、mC1、m
C2の位置が検出される。次いで各アライメントマーク
MC1、MC2、mC1、mC2の位置データは制御部
22に送られ、位置ずれΔXC’が算出される。次に、
位置あわせ機構14を駆動し、X方向にΔXC’だけ移
動させる。
【0036】この結果、図15に示すように第3番目の
コネクタ3Cと、第2の端子列1aCが位置あわせされ
る。この場合、第2番目のコネクタ3Bには撓みδBが
生じることは前記と同様である。次いで圧着ヘッド移動
機構15および圧着ヘッド16を駆動して、位置あわせ
が完了した第3番目のコネクタ3C上に圧着ツール17
を押しつけ、端子列1aCに圧着する。図16の太線の
ハッチング部40Aは圧着ツール17が押しつけられ、
圧着された範囲を示している。
【0037】このようにして3つのコネクタ3A、3
B、3Cは表示パネル1に正しく位置あわせして圧着さ
れる。本実施の形態2では、コネクタ3A、3B、3C
を表示パネル1に対して仮位置あわせした状態で、まず
第1のコネクタ3AについてのアライメントマークMA
1、MA2、及びmA1、mA2の撮像を行い、位置ず
れΔXAを算出し、この位置ずれΔXAを補正した後に
表示パネル1に圧着する。圧着の直前に位置ずれを検出
する方法であるため、きわめて精度よく位置の補正がで
きるという利点がある。
【0038】(実施の形態3)図17、図18、は本発
明の実施の形態3の表示パネルの部分平面図である。本
実施の形態3も、実施の形態1と同一の表示パネルの組
立装置を用いているので、各要素および動作の共通の部
分については説明を省略する。
【0039】まず、実施の形態1と同様に、表示パネル
1および基板2が供給された状態以降の動作について説
明する。図17に示すように、まず位置あわせ機構14
を駆動して、基板2のコネクタ3A、3B、3Cを表示
パネル1の対応する端子列1aA、1aB、1aCの近
傍まで移動させる。このコネクタ3A、3B、3Cを表
示パネル1の対応する端子列1aA、1aB、1aCに
重ねない状態で、第1の端子列1aAのアライメントマ
ークMA1、MA2、および第1番目のコネクタ3Aの
アライメントマークmA1、mA2をカメラ20a、2
0bにて撮像する。これらの画像データは認識部23に
送られ、各アライメントマークMA1、MA2、mA
1、mA2の位置が検出される。次いで各アライメント
マークMA1、MA2、mA1、mA2の位置データが
制御部22に送られ、位置ずれΔXAが算出される。
【0040】次に、位置あわせ機構14を駆動し、コネ
クタ3A、3B、3Cのリード33を表示パネル1の対
応する端子列1aA、1aB、1aCに重ねるととも
に、基板2をX方向にΔXAだけ移動させる。この位置
あわせの結果、図18に示すように、第1番目のコネク
タ3Aは第1の端子列1aAに位置あわせされる。
【0041】これ以降の動作については、前述の実施の
形態2において図12以降にて説明する動作と同一であ
るのでここでは説明を省略する。
【0042】本実施の形態3は、各コネクタ3A、3
B、3Cを表示パネルに圧着する前に個別にアライメン
トマークを撮像し、位置ずれを算出する点では前記実施
の形態2と同様であるが、第1番目のコネクタ3Aの各
アライメントマークMA1、MA2、mA1、mA2の
撮像を、コネクタ3Aを表示パネル1に重ねない状態で
行う点が異なっている。
【0043】
【発明の効果】本発明は、複数のコネクタと表示パネル
のそれぞれのアライメントマークをカメラで認識するこ
とにより、コネクタと表示パネルとの位置ずれを検出
し、この位置ずれに基づき、まず第1番目のコネクタを
表示パネルに位置あわせし、次いで熱圧着しボンディン
グする。第2番目以降のコネクタは既にボンディング済
みのコネクタを屈曲させながら位置あわせし熱圧着によ
りボンディングするため、位置ずれをコネクタの撓みに
よって吸収することができ各コネクタを精度良く効率的
に表示パネルに圧着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の表示パネルの組立装置
の斜視図
【図2】本発明の実施の形態1の表示パネルの組立装置
の制御系のブロック図
【図3】本発明の実施の形態1の表示パネルの部分平面
【図4】本発明の実施の形態1の表示パネルの部分平面
【図5】本発明の実施の形態1の表示パネルの部分平面
【図6】本発明の実施の形態1の表示パネルの部分平面
【図7】本発明の実施の形態1の表示パネルの部分平面
【図8】本発明の実施の形態1の表示パネルの部分平面
【図9】本発明の実施の形態1の表示パネルの部分平面
【図10】本発明の実施の形態2の表示パネルの部分平
面図
【図11】本発明の実施の形態2の表示パネルの部分平
面図
【図12】本発明の実施の形態2の表示パネルの部分平
面図
【図13】本発明の実施の形態2の表示パネルの部分平
面図
【図14】本発明の実施の形態2の表示パネルの部分平
面図
【図15】本発明の実施の形態2の表示パネルの部分平
面図
【図16】本発明の実施の形態2の表示パネルの部分平
面図
【図17】本発明の実施の形態3の表示パネルの部分平
面図
【図18】本発明の実施の形態3の表示パネルの部分平
面図
【図19】従来の表示パネルの平面図
【符号の説明】
1 表示パネル 1a、1aA、1aB、1aC 端子列 2 基板 3、3A、3B、3C コネクタ 4 支持テーブル 5 バックアップ部材 10 保持ヘッド 14 位置あわせ機構 16 圧着ヘッド 17 圧着ツール 20a、20b カメラ 22 制御部 23 認識部 33 リード MA1、MA2、MB1、MB2、MC1、MC2 ア
ライメントマーク mA1、mA2、mB1、mB2、mC1、mC2 ア
ライメントマーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示パネルを支持する支持テーブルと、予
    め複数の可撓性のコネクタが接着された基板を保持する
    保持ヘッドと、支持テーブル上に支持された表示パネル
    に前記コネクタを圧着する圧着ツールを備えた圧着ヘッ
    ドと、表示パネルのアライメントマークとコネクタのア
    ライメントマークを撮像するカメラと、前記カメラから
    画像データを受け取って前記アライメントマークの位置
    を認識する認識部と、前記認識部の認識結果に基づいて
    前記支持テーブルに支持された表示パネルに対して保持
    ヘッドを相対的に水平移動させる移動機構の駆動を制御
    する制御部とを備えた表示パネルの組立装置による表示
    パネルの組立方法であって、 コネクタのアライメントマークと表示パネルのアライメ
    ントマークを前記カメラで撮像し、撮像された画像デー
    タからこれらのアライメントマークの位置を検出し、こ
    の検出結果に基づきコネクタとこのコネクタに対応する
    表示パネルの位置ずれを検出し、まず表示パネルに対し
    て第1番目のコネクタを相対的に水平移動させることに
    より第1番目のコネクタの位置ずれを補正した上で、前
    記圧着ヘッドにより第1番目のコネクタを表示パネルに
    圧着してボンディングし、第2番目以降のコネクタにつ
    いては、既に表示パネルにボンディング済みのコネクタ
    を屈曲させながらコネクタを表示パネルに対して相対的
    に水平移動させてその位置ずれの補正を行って、前記圧
    着ヘッドにより表示パネルに圧着してボンディングして
    いくことを特徴とする表示パネルの組立方法。
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