JP4523732B2 - チップボンディング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂基板やガラス基板などの基板上に半導体素子や表面実装部品などのチップを実装するためのチップボンディング装置に係り、特に基板上の不良箇所にマーキングされた、いわゆるバッドマークを検出し、その検出結果に基づいてチップを実装する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のチップボンディング装置は、基板上のボンディング箇所に接着剤を付着させる接着剤付着ユニットと、接着剤が付着された基板とチップとを位置決めして基板上にチップを搭載し、接着剤を介してチップを基板上に仮付け(仮圧着)する仮圧着ユニットと、仮圧着されたチップを加圧してチップと基板とを電気的に接続する本圧着ユニットなどを備えている。
【0003】
上述した基板は、例えば、複数の独立したブロックで構成されており、その各ブロックには所定の回路パターンが形成されている。各ブロック内に一つでも不良パターンがあると、そのブロックは不良となるが、他のブロックの良否には影響しない。そして、このブロックに所定のチップを実装するなどして完成させた後に、この基板をブロックごとに分割して使用するようにしている。
【0004】
ところで、基板には、その表面に形成された回路パターンに不良箇所があると、その不良箇所にバッドマークが予め付けられている。バッドマークが付けられた箇所にチップを実装すると、そのチップが無駄になるので、基板上のバッドマークを避けてチップを実装するようにしている。以下に、バッドマークを検出し、その検出結果に基づいて実装する従来の手法を説明する。
【0005】
従来の手法は、接着剤付着ユニット、仮圧着ユニット、および本圧着ユニットのそれぞれに、バッドマークを検出する検出手段を設けておくというものである。各ユニットの検出手段でバッドマークがそれぞれ検出されると、その箇所を避けて接着剤の付着、仮圧着、本圧着がそれぞれ行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来例によれば、次のような問題がある。従来の手法によれば、接着剤付着、仮圧着、本圧着の各ユニットでバッドマークを検出しているので、チップ実装の処理効率が低下するという問題がある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、バッドマークの箇所を避けてチップを実装するにあたり、処理効率を向上させることができるチップボンディング方法およびその装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
【0009】
すなわち、請求項1に記載の発明は、基板のボンディング部位の所定箇所に接着剤を付着させる接着剤付着ユニットと、接着剤が付着された基板上の箇所にチップを圧着する圧着ユニットとを備えたチップボンディング装置において、接着剤付着ユニットは、基板上の不良箇所を検出する基板不良検出手段と、その検出結果に基づいて基板のボンディング部位のうちで不良箇所を外した所定箇所に接着剤を付着するように制御する接着剤付着用制御手段と、基板上に付着された接着剤の不良箇所を検出する接着剤不良検出手段とを備え、圧着ユニットは、接着剤付着ユニットの基板不良検出手段で検出した基板上の不良箇所と、接着剤付着ユニットの接着剤不良検出手段で検出した接着剤の不良箇所との各検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを圧着するように制御するチップ圧着用制御手段を備え、基板不良検出手段と接着剤不良検出手段とが同一の検出手段であることを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のチップボンディング装置において、接着剤付着ユニットは、基板上へ接着剤を付着させる複数個の接着剤付着ヘッドを備えていることを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のチップボンディング装置において、接着剤付着ユニットは、基板上の不良箇所を検出する基板不良検出手段を、各接着剤付着ヘッド毎に備えていることを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のチップボンディング装置において、圧着ユニットは、接着剤が付着された基板上の箇所にチップを仮圧着する仮圧着ユニットと、仮圧着されたチップと基板とを本圧着する本圧着ユニットとから構成され、仮圧着ユニットは、接着剤が付着された基板上へチップを仮圧着する際に、接着剤付着ユニットで得られた検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを仮圧着し、本圧着ユニットは、仮圧着されたチップを基板に本圧着する際に、接着剤付着ユニットで得られた検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを本圧着することを特徴とするものである。
【0013】
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のチップボンディング装置において、仮圧着ユニットは、基板上のアライメントマーク異常箇所または基板上に仮圧着されたチップの仮圧着不良箇所の少なくともいずれかを検出する不良検出手段を備え、基板上のアライメントマーク異常箇所を検出した場合にはその異常箇所を外してチップを仮圧着し、本圧着ユニットは、接着剤付着ユニットの基板不良検出手段で検出した基板上の不良箇所と、仮圧着不良箇所またはアライメントマーク異常箇所のうちで不良検出手段で検出した不良箇所との各検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを本圧着することを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のチップボンディング装置において、基板不良検出手段は、基板上の不良箇所をこの基板のチップ実装面側から検出するように配設されていることを特徴とするものである。
【0016】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のチップボンディング装置において、基板不良検出手段は、基板上の不良箇所を、チップ実装面とは反対側である基板の裏面側から検出するように配設されていることを特徴とするものである。
【0017】
【0018】
また、請求項8に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載のチップボンディング装置において、本圧着ユニットは、仮圧着されたチップを基板に本圧着させる複数個の本圧着ヘッドを備えていることを特徴とするものである。
【0019】
〔作用〕本発明の作用は次のとおりである。
【0020】
請求項1に記載の発明によれば、接着剤付着ユニットの基板不良検出手段で基板上の不良箇所が検出されると、その検出結果に基づいて基板のボンディング部位のうちで不良箇所を外した所定箇所に接着剤を付着する。圧着ユニットでは、その基板にチップを圧着する際に、接着剤付着ユニットで得られた検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを圧着させる。したがって、圧着工程における処理効率の低下が最小限に抑えられ、材料の無駄も省かれる。
【0021】
また、接着剤付着ユニットでは、基板上の不良箇所が基板不良検出手段で検出されると、その検出結果に基づいて、基板のボンディング部位のうちで不良箇所を外した所定箇所に接着剤を付着し、基板上に付着された接着剤の不良箇所が接着剤不良検出手段で検出される。圧着ユニットでは、その基板にチップを圧着する際に、接着剤付着ユニットで得られた、基板不良検出手段で検出した基板上の不良箇所と接着剤不良検出手段で検出した接着剤の不良箇所との各検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを圧着させる。したがって、基板上の不良箇所に接着剤を付着することや、基板上の不良箇所並びに接着剤の付着不良箇所にチップを装着することが防止され、圧着工程における処理効率の低下が最小限に抑えられ、材料の無駄も省かれる。
【0022】
また、基板上の不良箇所と、この基板上に付着された接着剤の不良箇所とを、同一の検出手段によって検出しているので、二種類の検出手段を設けなくとも、単一の検出手段で基板上の不良箇所とこの基板上に付着された接着剤の不良箇所とが検出される。
【0023】
また、請求項2に記載の発明によれば、接着剤付着ユニットは、複数個の接着剤付着ヘッドを備えているので、基板への接着剤の付着を効率よく行うことができる。したがって、接着剤付着ユニットで基板上の不良箇所を検出しても、装置全体としてのタクトタイムの低下を抑制することができる。
【0024】
また、請求項3に記載の発明によれば、接着剤付着ユニットは、基板不良検出手段を各接着剤付着ヘッド毎に備えているので、基板上の不良箇所の検出を効率よく行うことができるし、複数個の接着剤付着ヘッドを備えているので、基板への接着剤の付着も効率よく行うことができる。したがって、接着剤付着ユニットのタクトタイムを低減することができ、装置全体としてのタクトタイムを低減することができる。
【0025】
また、請求項4に記載の発明によれば、仮圧着ユニットでは、接着剤付着ユニットで得られた検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを仮圧着する。さらに、本圧着ユニットでは、接着剤付着ユニットで得られた検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを本圧着が行われる。したがって、仮圧着ユニットおよび本圧着ユニットで基板上の不良箇所を検出する必要がなく、基板上の不良箇所の検出に伴う処理効率の低下が一層抑えられる。
【0026】
また、請求項5に記載の発明によれば、接着剤付着ユニットでは、基板上の不良箇所が基板不良検出手段で検出されると、その検出結果に基づいて、基板のボンディング部位のうちで不良箇所を外した所定箇所に接着剤を付着する。仮圧着ユニットでは、その基板にチップを仮圧着する際に、接着剤付着ユニットで得られた検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを仮圧着させるし、この仮圧着ユニットに設けられた不良検出手段により基板上のアライメントマーク異常箇所を検出する場合には、その検出した異常箇所も外してチップを仮圧着させる。また、基板上に仮圧着されたチップの仮圧着不良箇所は、この不良検出手段によって検出される。本圧着ユニットでは、その基板にチップを本圧着する際に、接着剤付着ユニットの基板不良検出手段で検出した基板上の不良箇所と、チップの仮圧着不良箇所または基板上のアライメントマーク異常箇所のうちで不良検出手段で検出した不良箇所との各検出結果に基づいて、基板上の不良箇所および仮圧着不良箇所やアライメントマーク異常箇所を外してチップを本圧着させる。したがって、基板上のアライメントマーク異常箇所にチップを仮圧着することや、仮圧着不良箇所のチップを本圧着することが防止され、圧着工程における処理効率の低下が抑えられ、材料の無駄も省かれる。
【0027】
また、請求項6に記載の発明によれば、基板不良検出手段は、基板上の不良箇所をこの基板のチップ実装面側から検出するように配設されているので、基板のチップ実装面側のスペースを利用して基板上の不良箇所が検出される。
【0028】
また、請求項7に記載の発明によれば、基板不良検出手段は、基板上の不良箇所を、チップ実装面とは反対側である基板の裏面側から検出するように配設されているので、基板の裏面側のスペースを利用して基板上の不良箇所が検出される。
【0029】
また、請求項8に記載の発明によれば、本圧着ユニットは、仮圧着されたチップを基板に本圧着させる複数個の本圧着ヘッドを備えているので、基板へのチップの本圧着を効率よく行うことができる。したがって、接着剤付着ユニットで基板上の不良箇所を検出したり、仮圧着ユニットで基板上のアライメントマーク異常箇所や仮圧着不良箇所を検出しても、装置全体としてのタクトタイムの低下を抑制することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施例を図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係るチップボンディング装置の一実施例の概略構成を示した全体斜視図である。
【0031】
本実施例に係るチップボンディング装置は、大きく分けて、装置基台10と、この装置基台10の一端側(図1では左端)に配設された基板供給ユニット20と、装置基台10の奥側に配設されたチップ供給ユニット30と、基板供給ユニット20の隣に配設された接着剤付着ユニット40と、その隣に配設された仮圧着ユニット50と、さらにその隣に配設された本圧着ユニット60と、装置基台10の他端側(図1では右端)に配設された基板収納ユニット70と、装置基台10の手前側に配設された4つの基板搬送機構80A〜80Dとから構成されている。以下、各部の構成を詳細に説明する。
【0032】
基板供給ユニット20は、チップ実装前の複数枚の基板1を一定間隔で多段に収納する基板収納マガジン21と、この基板収納マガジン21から基板1を順に取り出す昇降および水平移動可能な昇降テーブル22とを備えている。本発明において基板1の種類は特に限定されず、例えば樹脂基板、ガラス基板、フィルム基板、チップ、ウエハーなど、チップと接合可能な種々の種類および大きさのものを含む。例えば、この実施例では、液晶ディスプレイパネル用の基板にチップを実装するものとする。また、基板供給ユニット20は、基板1を順に供給可能であれば、その構造は特に限定されず、例えば、複数枚の基板1を水平面内に整列配置したトレイ構造であってもよい。
【0033】
チップ供給ユニット30は、基板1に実装すべき複数個のチップ6を水平に整列配置したチップトレイ31と、このチップトレイ31からチップ6を順に取り出して仮圧着ユニット50に送るチップ移送機構32とを備えている。本発明においてチップ6の種類は特に限定されず、例えばICチップ、半導体チップ、光素子、表面実装部品、ウエハーなど、基板と接合可能な種々のものを含む。チップ移送機構32は、水平2軸(X,Y)方向および上下(Z)方向に移動してチップトレイ31からチップ6を順に取り出すチップ保持具33と、このチップ保持具33から受け取ったチップ6を仮圧着ユニット50に向けて水平搬送するスライダー34とを備えている。
【0034】
接着剤付着ユニット40は、基板供給ユニット20から搬送されてきた基板1を水平姿勢で保持する可動テーブル41と、基板1のボンディング部位に接着剤を付着する複数個(例えば、2個)の接着剤付着ヘッド42とを備えている。可動テーブル41は、基板1を吸着保持する基板保持ステージ43を備え、この基板保持ステージ43が水平2軸(X,Y)方向および上下(Z)方向に移動自在に構成されている。この基板保持ステージ43は、例えば、図2に示すように、基板1の周囲3辺を支持する「コ」の字形状のものとしており、基板1を水平に支持する。さらに、この基板保持ステージ43を、4辺を支持する「ロ」の字形状など枠型基板保持ステージにして基板1を保持する形態としても良い。なおこの実施例では、基板保持ステージ43の基板1の保持構造は吸着式としているが、吸着式に限らず、可動ツメを使った機械式保持、静電気を使った静電吸着、磁石を使った磁気吸着など、任意の保持構造を用いることができる。
【0035】
接着剤付着ヘッド42は、テープ状の基材に塗布された接着剤を基板1のボンディング部位に転写する。本実施例において、接着剤は異方性導電膜(ACF:Anisotropic Conductive Film)が用いられている。この異方性導電膜は、接着・導電・絶縁という3つの機能を同時にもつ接続材料で、熱圧着することにより、膜の厚み方向には導通性、面方向には絶縁性という電気的異方性をもつ高分子膜であり、接着性のあるバイダー内に導電粒子が混在している。なお、本発明において用いられる接着剤は、異方性導電膜に限らず、異方性導電ペースト(ACP:Anisotropic Conductive Paste) であってもよい。また、チップ6に半田バンプなどの接続用電極を形成した場合には、単に接着機能だけを備えた非導電膜(NCF:Non Conductive Film )や、非導電ペースト(NCP:Non ConductivePaste) を用いることもできる。接着剤としてペースト状のものを用いる場合には、その接着剤をスクリーン印刷あるいはディスペンサーで基板1に付着するようにしてもよい。
【0036】
図3に示すように、接着剤付着ヘッド42の下方には、異方性導電膜を転写するときに、基板1のボンディング部位1aを下側から支持する固定部材であるバックアップ44が配設されている。また、この接着剤付着ヘッド42の可動テーブル41側には、基板上の不良箇所にマーキングされた、いわゆるバッドマークを検出するバッドマーク検出器45が備えられている。このように、基板には、その表面に形成された回路パターンなどに不良箇所があると、その不良箇所にバッドマークが予め付けられている。本実施例のバッドマーク検出器45は、例えば、アライメントカメラで構成されている。このバッドマーク検出器45は、本発明における基板不良検出手段に相当する。なお、本発明の基板不良検出手段は上記実施例のものに限らず、CCDカメラ,赤外線カメラ,X線カメラなどの撮像装置や、レーザ光や赤外線光などを使った光学センサ、あるいは機械式の接触センサなどのように、バッドマークを検出できるものであれば種々のものを用いることが可能である。
【0037】
図1に戻って、仮圧着ユニット50は、接着剤付着ユニット40から搬送されてきた基板1を水平姿勢で保持する可動テーブル51と、接着剤が付着された基板1のボンディング部位にチップ6を仮圧着する仮圧着ヘッド52と、仮圧着時に基板1とチップ6との位置合わせを行う上下2方向の認識視野をもつ2視野の認識手段53とを備えている。また、仮圧着ヘッド52の下方にバックアップ55が固定設置されている。可動テーブル51は、基板1を吸着保持する基板保持ステージ54を備え、この基板保持ステージ54が水平2軸(X,Y)方向、上下(Z)方向、およびZ軸周り(θ)方向に、それぞれ移動自在に構成されている。この基板保持ステージ54は、例えば、図1に示すように、基板1の周囲3辺を支持する「コ」の字形状のものとしており、基板1を水平に支持する。さらに、この基板保持ステージ54を、4辺を支持する「ロ」の字形状など枠型基板保持ステージにして基板1を保持する形態としても良い。なおこの実施例では、基板保持ステージ54の基板1の保持構造は吸着式としているが、吸着式に限らず、可動ツメを使った機械式保持、静電気を使った静電吸着、磁石を使った磁気吸着など、任意の保持構造を用いることができる。
【0038】
仮圧着ヘッド52は、昇降自在であって、チップ供給ユニット30のスライダー34で移送されてきたチップ6を下端に吸着保持し、このチップ6を加熱して所定圧力で基板1のボンディング部位に押し付ける。これにより接着剤が半硬化状態になって、チップ6が基板1に仮圧着される。仮圧着ヘッド52のチップ保持構造は吸着式に限らず、可動ツメを使った機械式保持、静電気を使った静電吸着、磁石を使った磁気吸着など、任意の保持構造を用いることができる。
【0039】
2視野の認識手段53は、水平2軸(X,Y)方向および上下(Z)方向に移動可能であって、仮圧着ヘッド52に吸着保持されたチップ6の認識マークと、バックアップ55上に移送された基板1の認識マークとをそれぞれ認識して、両認識マークの位置ズレを検出する。この位置ズレを無くすように仮圧着時に可動テーブル51がX,Y,およびθ方向に駆動制御される。なお、2視野の認識手段53は、例えば、CCDカメラ、赤外線カメラ、X線カメラ、センサなど種類に関係なく認識マークを認識できる全ての形態(手段)を示す。さらに、動作状態も平行移動制御および昇降制御だけでなく、平行制御のみ、昇降制御のみ、回転制御のみ、平行制御および回転制御、昇降制御および回転制御、平行移動制御および昇降制御および回転制御などどの様な形態に設けても良い。
【0040】
本圧着ユニット60は、仮圧着ユニット50から搬送されてきた基板1を水平姿勢で保持する可動テーブル61と、基板1のボンディング部位に仮圧着されたチップ6を加熱・加圧して本圧着する複数個(例えば、4個)の本圧着ヘッド62とを備えている。本圧着ヘッド62の下方にバックアップ63が固定設置されている。また、可動テーブル61は、仮圧着ユニット50の可動テーブル51と同様の基板保持ステージ64を備えている。さらに、本圧着ユニット60は、本圧着ヘッド62でチップ6を加圧するときに、基板1に付着された接着剤が本圧着ヘッド62に付くのを防止するために、フッ素樹脂製の保護テープTを供給する機構を備えている。保護テープTは、本圧着ユニット60の本体フレームに取り付けられた供給ローラ65から繰り出されて、巻き取りローラ66に巻き取られる。この基板保持ステージ64は、例えば、図1に示すように、基板1の周囲3辺を支持する「コ」の字形状のものとしており、基板1を水平に支持する。さらに、この基板保持ステージ64を、4辺を支持する「ロ」の字形状など枠型基板保持ステージにして基板1を保持する形態としても良い。なおこの実施例では、基板保持ステージ64の基板1の保持構造は吸着式としているが、吸着式に限らず、可動ツメを使った機械式保持、静電気を使った静電吸着、磁石を使った磁気吸着など、任意の保持構造を用いることができる。
【0041】
基板収納ユニット70は、チップ実装された複数枚の基板1を一定間隔で多段に収納する基板収納マガジン71と、この基板収納マガジン71に基板1を順に収納する昇降および水平移動可能な昇降テーブル72とを備えている。この基板収納マガジン71に代えて、基板供給ユニット20で説明したと同様に、トレイ構造の収納構造を備えてもよい。また、基板供給ユニット20と基板収納ユニット70とは必ずしも個別である必要はなく、これらを単一のユニットにして、チップが実装された基板1を元の基板供給ユニットに戻すようにしてもよい。
【0042】
基板搬送機構80A〜80Dは、装置基台10の長手方向に配設されたレール81と、このレール81に沿って走行する昇降自在のL形アーム82と、このアーム82の先端に取り付けられて基板1を吸着保持する基板保持具83とを備えている。なお、基板搬送機構80A〜80Dの基板1の保持構造は吸着式に限らず、可動ツメを使った機械式保持、静電気を使った静電吸着、磁石を使った磁気吸着など、任意の保持構造を用いることができる。
【0043】
次に、上述した構成を備えたチップボンディング装置の動作、特に、本発明の要部である基板1上の不良箇所を外して接着剤を付着してチップ6を実装する動作を、図1〜図4を参照しながら説明する。図4は、本実施例に係るチップボンディング装置の制御系の概略構成を示したブロック図である。なお、この図4には、X方向を斜め方向に図示しているが、このX方向は図4紙面に垂直方向であることを示す。
【0044】
図1に示すように、基板搬送機構80Aは、基板供給ユニット20から処理対象の基板1を取り出して、この基板1を接着剤付着ユニット40に搬送する。具体的には、この基板1は、可動テーブル41の基板保持ステージ43上に移載されて吸着保持される。基板保持ステージ43は、テーブル駆動機構47によって、前方(Y方向)に、すなわち、接着剤付着ヘッド42とバックアップ44との間の方に向かって移動される。接着剤付着ヘッド42の可動テーブル41側に設けられたバッドマーク検出器45は、図3に示すように、その下方位置に移動してくる基板1のボンディング部位1aにバッドマークが付けられているかどうかを、基板1の上方位置から検出する。
【0045】
バッドマーク検出器45によるバッドマークの検出結果は、図4に示すように、接着剤付着ユニット40の制御部46に与えられる。制御部46は、バッドマーク検出器45からのバッドマークの検出結果に基づいて、テーブル駆動機構47と接着剤付着ヘッド42とを制御する。具体的には、制御部46は、バッドマークの検出結果を受け取ると、テーブル駆動機構47を制御して、基板保持ステージ43をさらに前進させて、バッドマーク有無を検出したボンディング部位1aの下側をバックアップ44上に載せて基板1が水平に支持される。そして、制御部46は、基板1のボンディング部位1aのうちでバッドマークが付けられた箇所には接着剤を付着しないように接着剤付着ヘッド42を制御し、基板1のボンディング部位1aのうちでバッドマークが付けられていない箇所には接着剤を付着するように、接着剤付着ヘッド42を制御する。具体的には、2個の接着剤付着ヘッド42のうちで接着剤の付着が指示された接着剤付着ヘッド42を基板1の方に下降させて、この基板1のバッドマークが付けられていないボンディング部位1a上に接着剤が転写される。この制御部46は、本発明における接着剤付着用制御手段に相当する。なお、接着剤付着ヘッド42がボンディング部位1aの上方に位置しているときには、バッドマーク検出器45は次のボンディング部位1aの上方に位置しており、バッドマーク検出器45はその下方位置のボンディング部位1aにバッドマークが付けられているかどうかを検出している。
【0046】
なお、この実施例では、基板1上のボンディング部位1aにおけるバッドマーク有無の検出と、その結果に基づいた接着剤の付着とを同時に行うようにしてるが、予め基板1の全てのボンディング部位1aについてバッドマークの有無を検出しておいてから、その基板1の全ボンディング部位についてのバッドマーク有無の検出結果に基づいて、基板1の該当するボンディング部位について連続して接着剤を付着するようにしてもよい。
【0047】
このように、基板1の全ボンディング部位において該当する箇所、すなわち、基板1のボンディング部位1aのうちでバッドマークが付けられていない箇所に対して接着剤の転写が終わると、基板保持ステージ43が基板1の受け渡し位置に水平移動する。
【0048】
受け渡し位置に移動した基板1は、基板搬送機構80Bによって仮圧着ユニット50に搬送される。基板1の搬送に同期して、接着剤付着ユニット40の制御部46は、その基板1の全ボンディング部位についてのバッドマーク有無の検出結果を送信部48を介して仮圧着ユニット50に送る。仮圧着ユニット50は、その基板1の全ボンディング部位についてのバッドマーク有無の検出結果を受信部56を介して制御部57に取り込む。
【0049】
仮圧着ユニット50に搬送された基板1は可動テーブル51の基板保持ステージ54上に移載されて吸着保持される。基板保持ステージ54が前方(Y方向)に移動して、基板1のボンディング部位1aをバックアップ55上に位置させる。このとき、図4に示した、仮圧着ユニット50の制御部57は、接着剤付着ユニット40から送信されてきた基板1の全ボンディング部位についてのバッドマーク有無の検出結果を参照して、接着剤が付着された基板1のボンディング部位をバックアップ55上に載せてこの基板1を水平に支持するようにテーブル駆動機構58を制御する。このように仮圧着ユニット50では、基板1のボンディング部位におけるバッドマーク有無の検出を行わずに、接着剤付着ユニット40から送信された検出結果を利用しているので、バッドマーク有無の検出に伴う処理効率の低下を回避することができる。
【0050】
一方、チップ供給ユニット30では、チップ保持具33がチップトレイ31からチップ6を取り出してスライダー34に受け渡す。スライダー34はチップ6を仮圧着ヘッド52の下方にまで移送し、このチップ6を仮圧着ヘッド52が吸着保持する。続いて、2視野の認識手段53が仮圧着ヘッド52と、バックアップ55で支持されたボンディング部位との間に進出してきて、仮圧着ヘッド52に吸着保持されたチップ6と基板1との位置ズレを検出する。この位置ズレを無くすように可動テーブル51がX,Yおよびθ方向に制御されて、チップ6と基板1との位置合わせが行われる。
【0051】
位置合わせが終わると、2視野の認識手段53は元の位置にまで後退する。続いて、制御部57は、仮圧着ヘッド52を下降させて、接着剤が付着された基板1のボンディング部位にチップ6を仮圧着するよう制御する。この制御部57は、本発明におけるチップ圧着用制御手段に相当する。なお、接着剤が付着された基板1の残りのボンディング部位についても、上述の場合と同様にチップ6の仮圧着が行われる。このように、基板1の全ボンディング部位において該当する箇所、すなわち、基板1のボンディング部位のうちで接着剤が付着された全ボンディング部位に対してチップ6の仮圧着が行われる。
【0052】
上述したように仮圧着ユニット50では、基板1のボンディング部位におけるバッドマーク有無の検出を行わずに、接着剤付着ユニット40から送信された検出結果を利用しているので、バッドマーク有無の検出に伴う処理効率の低下を回避することができ、バッドマークが付けられた不良箇所にチップを仮圧着することが防止できる。
【0053】
チップ6の仮圧着が終わると、基板保持ステージ54が基板1の受け渡し位置に水平移動する。受け渡し位置に移動した基板1は基板搬送機構80Cによって本圧着ユニット60に搬送される。基板1の搬送に同期して、仮圧着ユニット50の制御部57は、接着剤付着ユニット40から送られてきた基板1の全ボンディング部位についてのバッドマーク有無の検出結果を送信部59を介して、さらに本圧着ユニット60に送る。本圧着ユニット60は、その基板1の全ボンディング部位についてのバッドマーク有無の検出結果を受信部67を介して制御部68に取り込む。
【0054】
本圧着ユニット60に搬送された基板1は、可動テーブル61の基板保持ステージ64上に移載されて吸着保持される。基板保持ステージ64が前方(Y方向)に移動して、基板1のボンディング部位をバックアップ63上に位置させる。このとき、仮圧着ユニット50で説明したと同様に、本圧着ユニット60の制御部68は、仮圧着ユニット50から送信されてきた基板1の全ボンディング部位についてのバッドマーク有無の検出結果を参照して、チップ6が仮圧着された基板1のボンディング部位をバックアップ63上に載せてこの基板1を水平に支持するようにテーブル駆動機構69を制御する。このように本圧着ユニット60では、基板1のボンディング部位におけるバッドマーク有無の検出を行わずに、仮圧着ユニット50から送信された検出結果を利用しているので、バッドマーク有無の検出に伴う処理効率の低下を回避することができる。
【0055】
チップ6が仮圧着された基板1のボンディング部位がバックアップ63で水平に支持されると、制御部68は、4個の本圧着ヘッド62のうちで本圧着が指示された本圧着ヘッド62を下降させて、仮圧着されたチップ6を保護テープTを介して加熱・加圧するよう制御する。これによりチップ6のバンプが接着剤(異方性導電膜)を介して基板1の電極に電気的に接続する。チップ6が仮圧着された基板1の残りのボンディング部位についても、上述の場合と同様にして、チップ6の本圧着を行う。このように、基板1の全ボンディング部位において該当する箇所、すなわち、基板1のボンディング部位のうちでチップ6が仮圧着されたボンディング部位に対してチップ6の本圧着が行われる。この制御部68は、本発明におけるチップ圧着用制御手段に相当する。
【0056】
上述したように本圧着ユニット60では、基板1のボンディング部位におけるバッドマーク有無の検出を行わずに、仮圧着ユニット50から送信された検出結果を利用しているので、バッドマーク有無の検出に伴う処理効率の低下を回避することができ、バッドマークが付けられた不良箇所であってチップが仮圧着されていない箇所を本圧着することが防止できる。
【0057】
チップ6の本圧着が終わると、基板保持ステージ64が基板1の受け渡し位置に水平移動する。受け渡し位置に移動した基板1は基板搬送機構80Dによって基板収納ユニット70に搬送されて基板収納マガジン71に収納される。
【0058】
以上で一枚の基板1のチップ実装が終了する。なお、ある基板1が仮圧着ユニット50でチップ6を仮圧着されている間に、接着剤付着ユニット40では次の基板1の全ボンディング部位についてのバッドマーク有無の検出が行われて、この基板1のボンディング部位のうちでバッドマークが付けられていない箇所に接着剤が転写されている。このように各ユニットでは基板1への接着剤の転写、チップ6の仮圧着、チップ6の本圧着が並行して行われている。そして、接着剤付着ユニット40では各基板1ごとにそのボンディング部位についてのバッドマーク有無の検出が行われ、その検出結果は基板1の搬送に同期して、仮圧着ユニット50および本圧着ユニット60に順に送信されて、基板1の不良箇所を外してチップ6を仮圧着,本圧着することに利用される。
【0059】
以上のように本実施例に係るチップボンディング装置では、接着剤付着ユニット40でのみ基板1の不良箇所、すなわち、基板1の全ボンディング部位にバッドマークが付けられているかどうかを検出し、その検出結果を仮圧着ユニット50および本圧着ユニット60に送信して、基板1の不良箇所を外してチップ6を仮圧着,本圧着することに利用しているので、基板1の不良箇所検出に伴う処理効率の低下を最小限に抑えることができ、基板1のボンディング部位のうちで不良箇所を外した所定箇所に接着剤を付着してチップ6を圧着しているので、接着剤やチップ6などの材料の無駄も省くことができる。しかも、接着剤付着ユニット40では、複数個の接着剤付着ヘッド42を使って基板1に接着剤を付着することにより、接着剤付着ユニット40の処理効率を向上させているので、基板の不良箇所検出に伴って装置のタクトタイムが長くなるのを回避することができる。また、各接着剤付着ヘッド42毎にバッドマーク検出器45を備えているので、基板1の不良箇所の検出を効率よく行うことができ、接着剤付着ユニット40のタクトタイムを低減することができ、装置全体としてのタクトタイムを低減することができる。また、複数個の本圧着ヘッド62を使って、基板1へのチップ6の本圧着を効率よく行っているので、接着剤付着ユニット40で基板1上の不良箇所を検出しても、装置全体としてのタクトタイムの低下を抑制することができる。
【0060】
本発明は上述した実施例に限らず、次のように変形実施することができる。
(1)上記実施例では、基板1の周囲3辺を支持する「コ」の字形状の基板保持ステージ43,54,64を用いて基板1を水平に支持しているが、本実施例の各ユニットにおける基板保持手段は上記例に限定されない。例えば、図5に示すように、基板1を片持ち支持する基板保持ステージ43Aを用いて基板1を水平に支持するようにしてもよい。このような例では、基板保持ステージ43Aから延び出た基板1の一端側にボンディング部位1aが設けられており、そのボンディング部位1aにおけるバッドマークの有無を検出し、その検出結果に基づいて接着剤の付着やチップ6の圧着を行うように制御すればよい。なお、基板保持ステージ43AをZ軸周り(θ)方向に回転させる必要がある場合にのみ、このZ軸周り(θ)方向に回転させる回転機構を設ければよい。
【0061】
(2)上記実施例では各ユニット40,50,60ごとに制御部46,57,68を設けて、基板上の不良箇所の検出結果を次段ユニットの制御部へ送信するようにしたが、図6に示すように、各ユニット40,50,60が共通する単一の制御部90で制御される場合、接着剤付着ユニット40で得られた基板上の不良箇所の検出結果Sは制御部90に接続されたメモリ91内で送信(転送)される。すなわち、接着剤付着ユニット40で検出された基板上の不良箇所の検出結果Sは、メモリ91内の第1ワークエリア91aに格納されて、接着剤付着ユニット40における基板上の不良箇所を外した箇所に接着剤を付着する制御に用いられる。そして、基板1が次段の仮圧着ユニット50に搬送されるとともに、第1ワークエリア91aに格納されていた基板上の不良箇所の検出結果が、仮圧着ユニット50用の第2ワークエリア91bに転送され、仮圧着ユニット50における基板上の不良箇所を外した箇所にチップ6を仮圧着する制御に利用される。同様に、基板1が本圧着ユニット60に搬送されるときに、第2ワークエリア91bに格納されていた基板上の不良箇所の検出結果が、本圧着ユニット60用の第3ワークエリア91cに転送される。本発明は、このようなメモリ内における基板上の不良箇所の検出結果の転送(送信)も含む。
【0062】
(3)上記実施例では処理効率を上げるために接着剤付着ユニット40に接着剤付着ヘッド42を2個設けているが、処理効率を上げる必要がない場合には接着剤付着ヘッド42を1個としてもよいし、さらに処理効率を上げるために接着剤付着ヘッド42を3個以上設けるようにしてもよい。
【0063】
(4)上記実施例では処理効率を上げるために圧着ユニットを仮圧着ユニット50と本圧着ユニット60との2つのユニットに分割したが、チップの位置合わせと電気的接続とを一つの圧着ユニットで行うようにしてもよい。
【0064】
(5)上記実施例では、複数個のバッドマーク検出器45で基板1の全ボンディング部位のバッドマークの有無を検出しているが、単一のバッドマーク検出器45で基板1の全ボンディング部位のバッドマークの有無を検出してもよい。
【0065】
(6)上記実施例では、バッドマーク検出器45は、基板1のボンディング部位におけるバッドマークの有無を、基板1のチップ実装面側から検出するように配設されているが、基板1のチップ実装面側とは反対側である基板1の裏面側からするように配設してもよい。この場合は、基板1の裏面側のスペースを利用して基板1上の不良箇所が検出できる。なおこの場合は、基板1の裏面側からバッドマークを検出できることが前提条件となる。例えば、基板1のチップ実装面側に付けられたバッドマークが基板1の裏面側から透かして認識できる程度の透明性を有する基板1を採用したり、あるいは、基板1の裏面側にバッドマークを付けていることが必要である。
【0066】
(7)上記実施例では、基板1のボンディング部位におけるバッドマークの有無を検出した結果のみを仮圧着,本圧着ユニット50,60に送信しているが、基板1上に付着された接着剤の不良箇所を検出する接着剤不良検出器を接着剤付着ユニット40に設け、接着剤付着ユニット40の送信部48で、バッドマーク検出器45で検出した基板上の不良箇所、すなわち、バッドマークが付けられたボンディング部位と、接着剤不良検出器で検出した接着剤の不良箇所との各検出結果を仮圧着,本圧着ユニット50,60に送るようにしてもよい。なお、この接着剤不良検出器としては、例えば、アライメントカメラ,CCDカメラ,赤外線カメラ,X線カメラなどの撮像装置や、レーザ光や赤外線光などを使った光学センサなどのように、基板1上に付着された接着剤の不良箇所を検出できるものであれば種々のものを用いることが可能である。この場合では、基板1のバッドマークが付けられたボンディング部位に接着剤を付着することや、バッドマークが付けられたボンディング部位並びに接着剤の付着不良であるボンディング部位にチップ6を装着することが防止でき、圧着工程における処理効率の低下を最小限に抑えることができ、材料の無駄を省くことができる。また、バッドマーク検出と接着剤不良検出とを、同一の検出手段(上述したような撮像装置や光学センサなど)によって行う場合では、二種類の検出手段を設けなくとも、単一の検出手段で基板上の不良箇所とこの基板上に付着された接着剤の不良箇所とが検出できる。
【0067】
(8)上記実施例では、基板1上のアライメントマーク異常やチップ6の仮圧着不良を検出していないが、基板1上のアライメントマーク異常箇所または基板1上に仮圧着されたチップ6の仮圧着不良箇所の少なくともいずれかを検出する不良検出器を仮圧着ユニット50に設け、仮圧着ユニット50の送信部59で、バッドマーク検出器45で検出した基板上の不良箇所と、仮圧着不良箇所または基板1上のアライメントマーク異常箇所のうちで不良検出器で検出した不良箇所との各検出結果を本圧着ユニット60に送るようにしてもよい。なお、この不良検出器としては、例えば、アライメントカメラ,CCDカメラ,赤外線カメラ,X線カメラなどの撮像装置や、レーザ光や赤外線光などを使った光学センサなどのように、基板1上のアライメントマーク異常箇所や基板1上に仮圧着されたチップ6の仮圧着不良箇所を検出できるものであれば種々のものを用いることが可能である。この場合では、基板1上のアライメントマーク異常箇所にチップ6を仮圧着することや仮圧着不良箇所のチップ6を本圧着することを防止でき、圧着工程における処理効率の低下を抑えることができ、材料の無駄を省くことができる。また、複数個の本圧着ヘッド62を使って、基板1へのチップ6の本圧着を効率よく行っているので、接着剤付着ユニット40で基板1上の不良箇所を検出したり、仮圧着ユニット50で基板1上のアライメントマーク異常箇所や仮圧着不良箇所を検出しても、装置全体としてのタクトタイムの低下を抑制することができる。
【0068】
(9)上記実施例では、接着剤付着ユニット40で得られた基板1の不良箇所の検出結果を、仮圧着ユニット50を介して本圧着ユニット60に送るようにしたが、その検出結果を仮圧着ユニット50および本圧着ユニット60に直接に送信するようにしてもよい。
【0069】
(10)本発明は、接着剤付着ユニットで得られた基板の不良箇所の検出結果を、必ずしもユニット間のデータ送信あるいはメモリ内のデータ転送によって各圧着ユニットに与える必要はない。例えば、図6の例で説明すると、接着剤付着ユニット40で得られた基板1の不良箇所の検出結果をメモリ91内の特定のエリアに格納しておき、仮圧着ユニット50および本圧着ユニット60の各制御過程で前記特定のエリアに格納された検出結果を参照するようにしてもよい。
【0070】
(11)本発明において各ユニットおよび基板搬送機構の配置や構成は上記実施例のものに限定されず、種々変更実施可能である。例えば、複数個の基板保持具を備えた基板搬送機構をZ軸周りに回転可能に構成し、この基板搬送機構の周りに、基板供給ユニット、接着剤付着ユニット、仮圧着ユニット、本圧着ユニット、および基板収納ユニットを順に配置するようにしてもよい。このような例においても、接着剤付着ユニットで基板上の不良箇所を検出し、その検出結果を基板の搬送に同期させて次段の仮圧着ユニットおよび本圧着ユニットに順に送信するのが好ましい。
【0071】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば次の効果を奏する。
【0072】
請求項1に記載の発明によれば、接着剤付着ユニットの基板不良検出手段で基板上の不良箇所を検出した結果を、次段の圧着ユニットで利用しているので、圧着ユニットで基板上の不良箇所を検出する必要がなく、基板上の不良箇所の検出に伴う処理効率の低下を最小限に抑えることができ、基板不良検出手段からの検出結果に基づいて、基板のボンディング部位のうちで不良箇所を外した所定箇所に接着剤を付着してチップを圧着しているので、材料の無駄も省くことができる。
【0073】
また、接着剤付着ユニットは、基板上に付着された接着剤の不良箇所を検出する接着剤不良検出手段を備え、圧着ユニットは、接着剤付着ユニットの基板不良検出手段で検出した基板上の不良箇所と、接着剤付着ユニットの接着剤不良検出手段で検出した接着剤の不良箇所との各検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを圧着するので、基板上の不良箇所に接着剤を付着することや、基板上の不良箇所並びに接着剤の付着不良箇所にチップを装着することが防止され、圧着工程における処理効率の低下を最小限に抑えることができ、材料の無駄も省くことができる。
【0074】
また、基板上の不良箇所と、この基板上に付着された接着剤の不良箇所とを、同一の検出手段によって検出しているので、二種類の検出手段を設けなくとも、単一の検出手段で基板上の不良箇所とこの基板上に付着された接着剤の不良箇所とを検出することができる。
【0075】
また、請求項2に記載の発明によれば、複数個の接着剤付着ヘッドを使って、基板への接着剤の付着を効率よく行っているので、接着剤付着ユニットで基板上の不良箇所を検出しても、装置全体としてのタクトタイムの低下を抑制することができる。
【0076】
また、請求項3に記載の発明によれば、複数個の接着剤付着ヘッドを使って基板へ接着剤の付着を効率よく行い、さらに、これらの各接着剤付着ヘッド毎に設けられた基板不良検出手段を使って基板上の不良箇所の検出を効率よく行っているので、接着剤付着ユニットのタクトタイムを低減することができ、装置全体としてのタクトタイムを低減することができる。
【0077】
また、請求項4に記載の発明によれば、接着剤付着ユニットで検出された基板上の不良箇所の検出結果を次段の仮圧着ユニットで利用するとともに、その検出結果をさらに本圧着ユニットでも利用しているので、仮圧着ユニットおよび本圧着ユニットで基板上の不良箇所を検出する必要がなく、基板上の不良箇所の検出に伴う処理効率の低下を一層抑えることができる。
【0078】
また、請求項5に記載の発明によれば、仮圧着ユニットは、基板上のアライメントマーク異常箇所または基板上に仮圧着されたチップの仮圧着不良箇所の少なくともいずれかを検出する不良検出手段を備え、基板上のアライメントマーク異常箇所を検出した場合にはその異常箇所を外してチップを仮圧着し、本圧着ユニットは、接着剤付着ユニットの基板不良検出手段で検出した基板上の不良箇所と、仮圧着不良箇所またはアライメントマーク異常箇所のうちで不良検出手段で検出した不良箇所との各検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを本圧着するので、基板上のアライメントマーク異常箇所にチップを仮圧着することや、仮圧着不良箇所のチップを本圧着することが防止でき、圧着工程における処理効率の低下を抑えることができ、材料の無駄も省くことができる。
【0079】
また、請求項6に記載の発明によれば、基板不良検出手段は、基板上の不良箇所をこの基板のチップ実装面側から検出するように配設されているので、基板のチップ実装面側のスペースを利用して基板上の不良箇所を検出できる。
【0080】
また、請求項7に記載の発明によれば、基板不良検出手段は、基板上の不良箇所を、チップ実装面とは反対側である基板の裏面側から検出するように配設されているので、基板の裏面側のスペースを利用して基板上の不良箇所を検出できる。
【0081】
また、請求項8に記載の発明によれば、複数個の本圧着ヘッドを使って、基板へのチップの本圧着を効率よく行っているので、接着剤付着ユニットで基板上の不良箇所を検出したり、仮圧着ユニットで基板上のアライメントマーク異常箇所や仮圧着不良箇所を検出しても、装置全体としてのタクトタイムの低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るチップボンディング装置の一実施例の概略構成を示した斜視図である。
【図2】 基板保持ステージを示した斜視図である。
【図3】 接着剤付着ユニットによるバッドマーク検出と接着剤付着との様子を示す説明図である。
【図4】 実施例装置の制御ブロック図である。
【図5】 基板保持ステージの変形例を示した斜視図である。
【図6】 単一の制御部を備えた装置例において、バッドマーク検出結果をメモリ内で転送する様子を示した図である。
【符号の説明】
1 … 基板
6 … チップ
40 … 接着剤付着ユニット
42 … 接着剤付着ヘッド
45 … バッドマーク検出器(基板不良検出手段)
46 … 制御部(接着剤付着用制御手段)
48,59 … 送信部(データ送信手段)
50 … 仮圧着ユニット
57,68 … 制御部(チップ圧着用制御手段)
60 … 本圧着ユニット
Claims (8)
- 基板のボンディング部位の所定箇所に接着剤を付着させる接着剤付着ユニットと、接着剤が付着された基板上の箇所にチップを圧着する圧着ユニットとを備えたチップボンディング装置において、
接着剤付着ユニットは、基板上の不良箇所を検出する基板不良検出手段と、その検出結果に基づいて基板のボンディング部位のうちで不良箇所を外した所定箇所に接着剤を付着するように制御する接着剤付着用制御手段と、基板上に付着された接着剤の不良箇所を検出する接着剤不良検出手段とを備え、
圧着ユニットは、接着剤付着ユニットの基板不良検出手段で検出した基板上の不良箇所と、接着剤付着ユニットの接着剤不良検出手段で検出した接着剤の不良箇所との各検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを圧着するように制御するチップ圧着用制御手段を備え、
基板不良検出手段と接着剤不良検出手段とが同一の検出手段である
ことを特徴とするチップボンディング装置。 - 請求項1に記載のチップボンディング装置において、
接着剤付着ユニットは、基板上へ接着剤を付着させる複数個の接着剤付着ヘッドを備えていることを特徴とするチップボンディング装置。 - 請求項2に記載のチップボンディング装置において、
接着剤付着ユニットは、基板上の不良箇所を検出する基板不良検出手段を、各接着剤付着ヘッド毎に備えていることを特徴とするチップボンディング装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のチップボンディング装置において、
圧着ユニットは、接着剤が付着された基板上の箇所にチップを仮圧着する仮圧着ユニットと、仮圧着されたチップと基板とを本圧着する本圧着ユニットとから構成され、
仮圧着ユニットは、接着剤が付着された基板上へチップを仮圧着する際に、接着剤付着ユニットで得られた検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを仮圧着し、
本圧着ユニットは、仮圧着されたチップを基板に本圧着する際に、接着剤付着ユニットで得られた検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを本圧着することを特徴とするチップボンディング装置。 - 請求項4に記載のチップボンディング装置において、
仮圧着ユニットは、基板上のアライメントマーク異常箇所または基板上に仮圧着されたチップの仮圧着不良箇所の少なくともいずれかを検出する不良検出手段を備え、基板上のアライメントマーク異常箇所を検出した場合にはその異常箇所を外してチップを仮圧着し、
本圧着ユニットは、接着剤付着ユニットの基板不良検出手段で検出した基板上の不良箇所と、仮圧着不良箇所またはアライメントマーク異常箇所のうちで不良検出手段で検出した不良箇所との各検出結果に基づいて、基板上の不良箇所を外してチップを本圧着することを特徴とするチップボンディング装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のチップボンディング装置において、
基板不良検出手段は、基板上の不良箇所をこの基板のチップ実装面側から検出するように配設されていることを特徴とするチップボンディング装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のチップボンディング装置において、
基板不良検出手段は、基板上の不良箇所を、チップ実装面とは反対側である基板の裏面側から検出するように配設されていることを特徴とするチップボンディング装置。 - 請求項4または請求項5に記載のチップボンディング装置において、
本圧着ユニットは、仮圧着されたチップを基板に本圧着させる複数個の本圧着ヘッドを備えていることを特徴とするチップボンディング装置。
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