JP2016096283A - 部品実装装置における基板保持装置および部品実装装置 - Google Patents

部品実装装置における基板保持装置および部品実装装置 Download PDF

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真一 中里
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Abstract

【課題】複数品種の基板を対象とする場合に必要となる付帯設備コストと品種切替えに伴う手間と労力を削減して、生産性を向上させることができる部品実装装置における基板保持装置および部品実装装置を提供することを目的とする。
【解決手段】部品実装装置において回路基板5の圧着部位を下面側から下受けするとともに回路基板5の位置を保持する基板保持部2を、平坦な上面を有するベース部に、下受け基部11aを当接させて配置され圧着部位を下面側から下受けする下受け面11cが設けられた下受け部11と、回路基板5の中央部を支持部材19よって下面側から支持する基板支持部12と、回路基板5の縁部を下面側から支持するとともにこの回路基板5の端面に当接して位置を規制する複数の基板ガイド部13と、ベース部10に設けられ、下受け部11の位置を規制する基準ピン17とを備えた構成とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、基板に部品を実装する部品実装装置において基板を位置決めして保持する部品実装装置における基板保持装置および部品実装装置に関するものである。
基板に部品を実装する実装形態として、電子部品が既に実装された状態の基板に、さらにフレキシブル基板などの部品を圧着により接続する方法が知られている。この実装形態では、基板における圧着部位を下面側から下受けするとともに、基板を正しい位置に保持することが求められる。このため、従来このような基板を作業対象とする場合には、これらの要請を満たすために各種の基板保持装置が用いられている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献例に示す先行技術では、電子部品が実装された第1の配線基板に対して接続部材を熱圧着する際に用いられ、第1の配線基板の部品実装面を支持する受台として、弾性材料により形成され第1の配線基板における部品実装位置に当該部品の形状に対応する凹部を設けた構成が示されている。そしてこの構成により、第1の配線基板において部品が実装されていない領域を受台によって支持して、安定した均一な支持状態を実現することができる。
国際公開第2009/054191号
しかしながら上述の先行技術においては、受台の構成に起因して以下のような不都合があった。すなわち上述構成の受台では、配線基板において支持対象領域に実装されている部品の形状に対応して凹部を形成する必要があることから、作業対象の配線基板が切り替わる毎に、異なる形状の受台を交換して用いる必要がある。このため、複数品種の配線基板を対象として高頻度で品種切替えを必要とする生産形態においては、各品種に応じて個別に受台を準備することによる付帯設備コストとともに品種切替えに伴う手間と労力が増大し、結果として生産性を低下させるという課題があった。
そこで本発明は、複数品種の基板を対象とする場合に必要となる付帯設備コストと品種切替えに伴う手間と労力を削減して、生産性を向上させることができる部品実装装置における基板保持装置および部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明の部品実装装置における基板保持装置および部品実装装置は、基板に部品を圧着により実装する部品実装装置において、前記基板において圧着の対象となる圧着部位を下面側から下受けするとともにこの基板の位置を保持する部品実装装置における基板保持装置であって、平坦な上面を有するベース部と、下面が平坦な下受け基部を有し前記上面に前記下受け基部を当接させて配置され、前記圧着部位を下面側から下受けする下受け面が設けられた下受け部と、下面が平坦な支持基部を有し前記上面に前記支持基部を当接させて配置され、前記基板の中央部を支持部材によって下面側から支持する基板支持部と、下面が平坦なガイド基部を有し前記上面に前記ガイド基部を当接させて配置され、前記基板の縁部を下面側から支持するとともにこの基板の端面に当接して位置を規制する複数の基板ガイド部と、前記ベース部に設けられ、前記下受け部の前記基板と前記部品との連結方向である第1方向の位置を規制する位置基準部と、を備えた。
本発明によれば、複数品種の基板を対象とする場合に必要となる付帯設備コストと品種切替えに伴う手間と労力を削減して、生産性を向上させることができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の斜視図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における基板保持部の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における基板保持部の下受け部の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における基板保持部の基板支持部の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における基板保持部の基板ガイド部の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における基板保持部による基板保持の作業手順の説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における部品実装動作の説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における基板保持部の基板支持部の構成説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、部品実装装置1の全体構成を説明する。部品実装装置1は、基板としての回路基板5に、部品としてのFPC6(フレキシブル基板)を圧着により実装する機能を有するものである。図1に示すように、部品実装装置1は、基台1aの上面に基板保持部2およびFPC保持部3を第1方向に配置し、基板保持部2の上方に圧着ツール4aおよびカメラ7を備えた圧着ヘッド4を配設した構成となっている。ここで第1方向は、作業者が基板保持部2やFPC保持部3に対して回路基板5やFPC6の出し入れを行う方向であり、ここでは第1方向における作業者側(図において右手前側)を前側と定義している。
部品実装装置1における基板保持部2は、回路基板5において圧着の対象となる圧着部位(図6(b)に示す端子列5a参照)を下面側から下受けするとともに、回路基板5の位置を保持する機能を有するものである。本実施の形態においては、基板保持部2は、下受け部11、基板支持部12および基板ガイド部13を組み合わせて構成されている。FPC保持部3は、FPC6が所定位置に載置されるFPCステージ16を、FPCステージ移動機構14によって移動する移動ベース15に保持させた構成となっている。
FPC6を回路基板5に実装する実装作業においては、回路基板5の縁部に設けられ、下受け部11によって下受けされた圧着部位に、FPC6の接続部位を接合材料(図7参照)を介して重ねる。そしてこの状態で圧着ヘッド4を下降させて、圧着ツール4aによってFPC6を回路基板5に対して押圧・加熱する。圧着ツール4aを接続部位に対して位置合わせする際には、カメラ7によって接続部位を撮像して認識した位置認識結果に基づいて、FPC6の回路基板5および圧着ヘッド4に対する位置ずれを補正する。
図2を参照して、基板保持部2の構成を説明する。図2(a)に示すように、基板保持部2は、平坦な上面10aを有するベース部10において、図2(b)に示す構成部品である下受け部11、基板支持部12および複数の基板ガイド部13を組み合わせて構成されている。これら構成要素のベース部10における位置決めは、ベース部10の所定位置に植設された2つの基準ピン17に下受け部11を当接させ、次いで下受け部11に基板支持部12を押しつけて当接させ、さらに基板支持部12の3辺に、複数(ここでは4つ)の基板ガイド部13を押しつけて当接させることにより行われる。基準ピン17は、ベース部10に設けられ下受け部11の第1方向(FPC6と回路基板5との連結方向)の位置を規制する位置基準部となっている。
ベース部10の上面10aには、規則配列(ここでは格子配列)で複数のネジ孔10bが形成されている。下受け部11,基板ガイド部13の固定は、下受け部11に設けられた固定孔11e(図3参照)および基板ガイド部13に設けられた長穴13d(図5参照)に固定ボルト18を挿通させ、固定ボルト18を該当する位置のネジ孔10bに螺合締結することにより行われる。
次に図3を参照して、下受け部11の構成を説明する。図3(a)に示すように、下受け部11は下面11dが平坦な下受け基部11aを有しており、下受け基部11aの第1方向の前端部には、下受け上部11bが上方に延出して設けられている。下受け上部11bの上面には、回路基板5の圧着部位を下面側から下受けする下受け面11cが設けられている。下受け基部11aの第1方向における後面には、当接面11fが形成されており、下受け基部11aの上面には、下受け部11と基板支持部12を位置合わせするための第2の目印マークM2aが形成されている。下受け基部11aには、ベース部10におけるネジ孔10bの配列に対応したピッチで、2つの固定孔11eが形成されている。
図3(b)に示すように、下受け上部11bの前面は第1方向の位置決めのための当接面11gとなっており、当接面11gの下辺部には、下受け部11を第1方向と直交する第2方向に位置合わせするための第1の目印マークM1bが形成されている。
下受け部11をベース部10に配置する際には、図3(c)に示すように、まず下受け基部11aの下面11dをベース部10の上面10aに当接させた状態で当接面11gを基準ピン17に押し当て、第1方向に位置決めする。次いで第1の目印マークM1bをベース部10の上面10aに形成された第1の目印マークM1aに位置合わせすることにより、第2方向に位置合わせする。この状態では、下受け基部11aに形成された2つの固定孔11eはベース部10のネジ孔10bの位置と合致しており、固定ボルト18を固定孔11eに挿入してネジ孔10bに螺合締結することにより、下受け部11はベース部10に固定される。
次に図4を参照して、基板支持部12の構成を説明する。図4(a)に示すように、基板支持部12は下面12bが平坦な支持基部12aを有しており、支持基部12aの上面には、回路基板5の中央部を下面側から支持する支持部材19が設けられている。支持部材19は、上端部が回路基板5の下面に当接して下方から支持する柱状部材であり、上端部に回路基板5の下面を真空吸着により保持する吸着部20を備えている。支持部材19の配置は、支持対象となる回路基板5の下面において、既実装の部品が存在しない位置を支持可能なように、支持位置を選択して設定される。
図4(b)に示すように、支持基部12aの第1方向における前面、後面にはそれぞれ当接面12c、12dが形成されており、右面、左面にはそれぞれ当接面12e、12fが形成されている。また支持基部12aの上面において、前縁部には中央に位置して1つの第2の目印マークM2bが、後縁部には1対の第3の目印マークM3aが、さらに左右の縁部にはそれぞれ1つの第3の目印マークM3bが形成されている。
図4(c)は、上述構成の基板支持部12と、下受け部11、基板ガイド部13とを組み合わせた状態を示している(図7も参照)。すなわち、まずベース部10において下受け部11を基準ピン17、第1の目印マークM1aを用いて位置合わせして(図3(c)参照)、固定ボルト18によって固定締結する。そしてこの状態で、下受け部11の当接面11fに基板支持部12の当接面12cを当接させ、基板支持部12の第2の目印マークM2bを下受け部11の第2の目印マークM2aに位置合わせする。次いで、基板支持部12の当接面12e、12f、12dに基板ガイド部13を当接させ、基板支持部12の第3の目印マークM3a、第3の目印マークM3bに位置合わせする。
すなわち、本実施の形態においては、ベース部10に下受け部11を位置合わせするための第1の目印マークM1a、M1b、下受け部11に基板支持部12を位置合わせするための第2の目印マークM2a、M2bおよび基板支持部12に基板ガイド部13を位置合わせするための第3の目印マークM3a、M3bがそれぞれの該当する部品に設けられている。
ここで図5を参照して、基板ガイド部13の構成を説明する。図5(a)、(b)に示すように、基板ガイド部13は下面13cが平坦なガイド基部13aを有しており、ベース部10の上面10aにガイド基部13aを当接させて基板ガイド部13を配置した状態で、回路基板5の縁部を下面側から支持するとともに、回路基板5の端面に当接して回路基板5の位置を規制する。ガイド基部13aには前後方向に長穴13dが形成されており、固定ボルト18を長穴13dを挿通させて、ベース部10に規則配列で形成されたネジ孔10bに螺合締結することにより、基板ガイド部13はベース部10に固定される。
基板ガイド部13は、ガイド基部13aの前面側の端部から上方に延出して、前面に当接面13eが設けられた柱部13bを有しており、当接面13eの上部には回路基板5の縁部を下面側から支持する支持部21が設けられている。ここでは支持部21として、ベアリングを用いた例を示している。なお、回路基板5を下面から支持することができるものであればベアリング以外のものを支持部21として用いてもよい。当接面13eの上端部にはコーナ部がテーパカットされたテーパ部13fが設けられている。回路基板5の縁部を支持部21に支持させる際には、テーパ部13fによって回路基板5の端面をガイドする。これにより、回路基板5の位置合わせを容易に行えるようになっている(図7参照)。
図4(c)に示す基板支持部12と、基板ガイド部13との組み合わせでは、まず基板支持部12の当接面12dに対して、2つの基板ガイド部13を当接させる。すなわち第3の目印マークM3aを目印マークにして、当接面12dに当接面13eを当接させて固定ボルト18によって基板ガイド部13を固定する。次いで基板支持部12の第1方向における右面および左面、すなわち当接面12e、12fに、第3の目印マークM3bを目印マークにして、基板ガイド部13の前面側の当接面13eを当接させ、固定ボルト18によって基板ガイド部13を固定する。このような構成を採用することにより、対象となる回路基板5の形状に応じて基板ガイド部13を選択的に配置することができ、多様な基板種類に対応可能となっている。
次に図6を参照して、部品実装装置1による部品圧着作業において、基板保持部2に回路基板5を保持させる基板保持の作業手順について説明する。まず図6(a)に示すように、準備作業として、作業対象となる回路基板5の形状に合わせて、基板保持部2をセットアップする。このとき、FPC保持部3では既に対象となるFPC6に対応した位置に位置決めピン22が配置されたFPCステージ16が装着されて、セットが完了した状態にある。
この準備作業では、基準ピン17を第1方向の基準位置として、下受け部11、基板支持部12および複数の基板ガイド部13を、図4(c)に示す配置方法に従ってベース部10の上面10aにセットアップする。本実施の形態においては、前述のように、セットアップ対象となる各部品、すなわち下受け部11の第1方向における前面(当接面11g)および後面(当接面11f)、基板支持部12の第1方向における前面(当接面12c)、後面(当接面12d)、右面(当接面12e)および左面(当接面12f)、基板ガイド部13の前面(当接面13e)には、それぞれ相互に当接可能な当接面が形成されている。
セットアップ順序としては、まず位置基準部である基準ピン17に下受け部11の前面側の当接面11gを当接させ、下受け部11の後面側の当接面11fに基板支持部12の前面側の当接面12cを当接させ、さらに基板支持部12の後面側の当接面12dに基板ガイド部13の前面側の当接面13eを当接させることにより、ベース部10において下受け部11、基板支持部12および基板ガイド部13が配置される。ここで、複数の基板ガイド部13は対象とする回路基板5の形状に対応した位置に配置され、下受け部11の下受け面11cは複数の基板ガイド部13によって位置規制された状態の回路基板5の圧着部位を下受けする位置に配置される。
次に、図6(b)に示すように、基板保持部2に回路基板5をセットする。すなわち第1方向の前側(作業者側)に位置する作業者によって、回路基板5を基板保持部2に保持させる。すなわち、作業者は手作業で回路基板5を複数の基板ガイド部13によって囲まれる基板載置範囲に載置し、縁部を基板ガイド部13に設けられた支持部21によって下面側から支持させるとともに、各基板ガイド部13の当接面13eに回路基板5の端部を当接させて、水平方向の位置を規制する。このとき、前述のようの当接面13eの上端部に設けられたテーパ部13fにより、作業者による回路基板5の位置合わせが容易となっている。この位置合わせにより、回路基板5の端子列5aは、下受け部11の下受け面11cによって下受けされた状態となる。
次いで、回路基板5の端子列5aに、 FPC6の接続部位との接合のための接合材料が配置される(図7参照)。この接合材料としては、熱硬化性樹脂に半田粒子を混入した半田入り樹脂や、ACF(異方性導電テープ)、絶縁性樹脂などが用いられる。配置の方法としては、ペースト状の接合材料の場合には塗布による方法、テープ状の接合材料の場合には貼着による方法が用いられる。なお、回路基板5として、端子列5aに既に接合材料が配置済みのものを用いる場合には、基板セット後の接合材料配置作業は不要である。
この後、図6(c)に示すように、FPC6のセットが作業者の手作業によって行われる。すなわちFPC保持部3において予め装着されたFPCステージ16に、FPC6を載置する。このとき、FPCステージ16に配置された複数の位置決めピン22によってFPC6の位置が規制される。これにより、FPC6の端部の接続部位は、回路基板5における端子列5aに位置合わせされた状態となる。
次に図7を参照して、部品実装装置1による部品圧着動作について説明する。まず図7(a)は、基板保持部2に作業対象の回路基板5を保持させ、さらにFPC保持部3にFPC6をセットした状態を示している。この状態では、回路基板5は基板ガイド部13の当接面13eに当接することによって水平方向の位置が規制され、支持部21によって下面側から支持されている。そしてこの状態において端子列5aは、下受け部11の下受け面11cによって下面側から下受けされている。そして端子列5aには、接合部材23を介して圧着対象のFPC6の接続部位が重ねられた状態にある。
次いで、圧着ヘッド4による圧着作業が行われる。この圧着実行に先立って、カメラ7(図1参照)によって回路基板5とFPC6との位置ずれが検出され、この位置ずれ検出結果に基づいて、位置ずれが補正される。ここでは、第1方向については回路基板5、FPC6のいずれも位置が固定されており、第2方向についてのみ位置ずれ補正の対象となる。この位置ずれ補正は、例えばFPCステージ移動機構14を駆動することによってFPCステージ16を第2方向に移動させることにより行われる。
この後、圧着ヘッド4を下降させて圧着ツール4aによってFPC6を回路基板5に対して押圧し、所定時間保持する。これにより、FPC6の接続部位は接合部材23を介して端子列5aに対して所定荷重で押圧されるとともに、所定温度で加熱される。これにより、接合部材23として半田粒子入り樹脂を用いた例では、接合部材23中の半田粒子が溶融して回路基板5とFPC6の接続端子を導通させるとともに、接合部材23を構成する熱硬化性樹脂が硬化して、回路基板5とFPC6とを接合し、熱圧着が完了する。
なお、図4に示す構成の基板支持部12に替えて、図8(a)に示すような構成の基板支持部12Aを用いるようにしてもよい。ここに示す基板支持部12Aでは、真空吸着により回路基板5を支持する吸着部20を備えた支持部材19に替えて、上端部に支持ピン20Aが設けられた支持部材19Aを用いるようにしている。このような構成の基板支持部12Aは、回路基板5の基板本体がある程度剛性を有し、支持点を吸着保持しなくても安定した支持が可能な場合に採用される。
さらに、図8(b)に示すように、下受け部11と基板支持部12とを一体部材である下受け・支持部120とした構成を用いてもよい。図8(a)に示すように、下受け・支持部120は下面120dが平坦な下受け・支持基部120aを有しており、下受け・支持基部の第1方向の前端部には、下受け上部120bが上方に延出して設けられている。下受け上部120bの上面には回路基板5の圧着部位を下面側から下受けする下受け面120cが設けられている。
下受け上部120bの前面は、下受け部11における当接面11gと同様に、第1方向の位置決めのための当接面120gとなっている。下受け・支持基部120aの上面には、回路基板5の中央部を下面側から支持する支持部材19が設けられている。支持部材19の構成および機能は、基板支持部12と同様である。下受け・支持基部120aの第1方向における後面には当接面120hが形成されており、右面、左面にはそれぞれ当接面120e、120fが形成されている。当接面120h、120e、120fの機能は、図4に示す当接面12d、12e、12fと同様である。このような構成を採用することにより、基板保持部2の構成要素を少なくして、セットアップ作業を容易にすることができる。
なお本実施の形態では、対象の回路基板5として、一般的な矩形形状のものを対象とする例を示したが、対象となる回路基板5の形状は矩形以外の異形形状のものであってもよい。この場合には、対象となる回路基板5の外形に応じて基板支持部12の平面形状が設定され、回路基板5の縁部位置に応じて基板ガイド部13の配置が決定される。
上記説明したように、本実施の形態に示す基板保持部2は、回路基板5の端子列5aを下面側から下受けするとともに回路基板5の位置を保持する機能を有しており、平坦な上面10aを有するベース部10と、ベース部10に下受け基部11aを当接させて配置され、圧着部位を下面側から下受けする下受け面11cが設けられた下受け部11と、ベース部10に支持基部12aを当接させて配置され、回路基板5の中央部を支持部材19よって下面側から支持する基板支持部12と、ベース部10にガイド基部13aを当接させて配置され、回路基板5の縁部を下面側から支持するとともにこの回路基板5の端面に当接して位置を規制する複数の基板ガイド部13と、ベース部10に設けられ、下受け部11の回路基板5とFPC6との連結方向である第1方向の位置を規制する基準ピン17とを備えた構成となっている。
これにより、作業対象となる回路基板5が高頻度で切り替わる場合にあっても、基板毎の専用部品である下受け部11、基板支持部12のみを交換し、汎用部品である基板ガイド部13を対象とする回路基板5の形状に応じて適宜配置するという簡便な作業によって、種々の形状の基板に対応した基板保持部2を準備することができる。これにより、複数品種の回路基板5を対象とする場合に必要となる付帯設備コストと品種切替えに伴う手間と労力を削減して、生産性を向上させることができる。
本発明の部品実装装置における基板保持装置および部品実装装置は、複数品種の基板を対象とする場合に必要となる付帯設備コストと品種切替えに伴う手間と労力を削減して、生産性を向上させることができるという効果を有し、回路基板にフレキシブル基板などの部品を圧着により実装する分野において有用である。
1 部品実装装置
2 基板保持部
4 圧着ヘッド
5 回路基板
5a 端子列
6 FPC
10 ベース部
10a 上面
11 下受け部
11a 下受け基部
11b 下受け上部
11c 下受け面
11f、11g 当接面
12 基板支持部
12a 支持基部
12c、12d、12e、12f 当接面
13 基板ガイド部
13a ガイド基部
13b 柱部
13d 長穴
13e 当接面
13f テーパ部
17 基準ピン
18 固定ボルト
19 支持部材
20 吸着部
M1a,M1b 第1の目印マーク
M2a,M2b 第2の目印マーク
M3a,M3b 第3の目印マーク

Claims (20)

  1. 基板に部品を圧着により実装する部品実装装置において、前記基板において圧着の対象となる圧着部位を下面側から下受けするとともにこの基板の位置を保持する部品実装装置における基板保持装置であって、
    平坦な上面を有するベース部と、
    下面が平坦な下受け基部を有し前記上面に前記下受け基部を当接させて配置され、前記圧着部位を下面側から下受けする下受け面が設けられた下受け部と、
    下面が平坦な支持基部を有し前記上面に前記支持基部を当接させて配置され、前記基板の中央部を支持部材によって下面側から支持する基板支持部と、
    下面が平坦なガイド基部を有し前記上面に前記ガイド基部を当接させて配置され、前記基板の縁部を下面側から支持するとともにこの基板の端面に当接して位置を規制する複数の基板ガイド部と、
    前記ベース部に設けられ、前記下受け部の前記基板と前記部品との連結方向である第1方向の位置を規制する位置基準部と、を備えたことを特徴とする部品実装装置における基板保持装置。
  2. 前記下受け部の前記第1方向における前面および後面、前記基板支持部の前記第1方向における前面、後面、右面および左面、前記基板ガイド部の前記第1方向における前面には、それぞれ相互に当接可能な当接面が形成されており、
    前記位置基準部に前記下受け部材の前面側の当接面を当接させ、前記下受け部材の後面側の当接面に前記基板支持部の前面側の当接面を当接させ、さらに前記基板支持部の後面側の当接面に前記基板ガイド部の前面側の当接面を当接させることにより、前記ベース部において前記下受け部、基板支持部および基板ガイド部が配置されることを特徴とする請求項1に記載の部品実装装置における基板保持装置。
  3. さらに前記基板支持部の前記第1方向における右面および左面に、前記基板ガイド部の前面側の当接面を当接させることを特徴とする請求項2に記載の部品実装装置における基板保持装置。
  4. 前記基板ガイド部は、前記ガイド基部の前面側の端部から上方に延出して前記当接面が設けられた柱部を有し、前記当接面の上部には前記基板の縁部を下面側から支持する支持部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の部品実装装置における基板保持装置。
  5. 前記当接面の上端部はテーパカットされていることを特徴とする請求項4に記載の部品実装装置における基板保持装置。
  6. 前記ガイド基部には取付け用の長穴が形成されており、前記長穴を挿通した取付けネジを前記ベース部の前記上面に規則配列で設けられた複数のネジ孔のいずれかに螺合締結することにより、前記基板ガイド部を前記ベース部に固定することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の部品実装装置における基板保持装置。
  7. 前記基板支持部に設けられた前記支持部材は、上端部が前記基板の下面に当接して下方から支持する柱状部材であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の部品実装装置における基板保持装置。
  8. 前記支持部材は、前記上端部に前記基板の下面を真空吸着により保持する吸着部を備えたことを特徴とする請求項7に記載の部品実装装置における基板保持装置。
  9. 前記ベース部に前記下受け部を位置合わせするための第1の目印マーク、前記下受け部に前記基板支持部を位置合わせするための第2の目印マーク、前記基板支持部に前記基板ガイド部を位置合わせするための第3の目印マークが設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の部品実装装置における基板保持装置。
  10. 前記下受け部と前記基板支持部とが一体で設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の部品実装装置における基板保持装置。
  11. 基板の圧着部位に部品を圧着により実装する部品実装装置であって、
    平坦な上面を有するベース部と、
    下面が平坦な下受け基部を有し前記上面に前記下受け基部を当接させて配置され、前記圧着部位を下面側から下受けする下受け面が設けられた下受け部と、
    下面が平坦な支持基部を有し前記上面に前記支持基部を当接させて配置され、前記基板の中央部を支持部材によって下面側から支持する基板支持部と、
    下面が平坦なガイド基部を有し前記上面に前記ガイド基部を当接させて配置され、前記基板の縁部を下面側から支持するとともにこの基板の端面に当接して位置を規制する複数の基板ガイド部と、
    前記ベース部に設けられ、前記下受け部の前記基板と前記部品との連結方向である第1方向の位置を規制する位置基準部と、
    前記下受け部の下受け面で下受けされている前記圧着部位に部品を圧着する圧着ヘッドと、を備えたことを特徴とする部品実装装置。
  12. 前記下受け部の前記第1方向における前面および後面、前記基板支持部の前記第1方向における前面、後面、右面および左面、前記基板ガイド部の前記第1方向における前面には、それぞれ相互に当接可能な当接面が形成されており、
    前記位置基準部に前記下受け部材の前面側の当接面を当接させ、前記下受け部材の後面側の当接面に前記基板支持部の前面側の当接面を当接させ、さらに前記基板支持部の後面側の当接面に前記基板ガイド部の前面側の当接面を当接させることにより、前記ベース部において前記下受け部、基板支持部および基板ガイド部が配置されることを特徴とする請求項11に記載の部品実装装置。
  13. さらに前記基板支持部の前記第1方向における右面および左面に、前記基板ガイド部の前面側の当接面を当接させることを特徴とする請求項12に記載の部品実装装置。
  14. 前記基板ガイド部は、前記ガイド基部の前面側の端部から上方に延出して前記当接面が設けられた柱部を有し、前記当接面の上部には前記基板の縁部を下面側から支持する支持部が設けられていることを特徴とする請求項11から13のいずれかに記載の部品実装装置。
  15. 前記当接面の上端部はテーパカットされていることを特徴とする請求項14に記載の部品実装装置。
  16. 前記ガイド基部には取付け用の長穴が形成されており、前記長穴を挿通した取付けネジを前記ベース部の前記上面に規則配列で設けられた複数のネジ孔のいずれかに螺合締結することにより、前記基板ガイド部を前記ベース部に固定することを特徴とする請求項11から15のいずれかに記載の部品実装装置。
  17. 前記基板支持部に設けられた前記支持部材は、上端部が前記基板の下面に当接して下方から支持する柱状部材であることを特徴とする請求項11から16のいずれかに記載の部品実装装置。
  18. 前記支持部材は、前記上端部に前記基板の下面を真空吸着により保持する吸着部を備えたことを特徴とする請求項17に記載の部品実装装置。
  19. 前記ベース部に前記下受け部を位置合わせするための第1の目印マーク、前記下受け部に前記基板支持部を位置合わせするための第2の目印マーク、前記基板支持部に前記基板ガイド部を位置合わせするための第3の目印マークが設けられていることを特徴とする請求項11から18のいずれかに記載の部品実装装置。
  20. 前記下受け部と前記基板支持部とが一体で設けられていることを特徴とする請求項11から18のいずれかに記載の部品実装装置。
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CN113526000A (zh) * 2021-07-21 2021-10-22 迈达微(深圳)半导体技术有限公司 一种电路板校正系统

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