JP5369008B2 - 基板の接続装置及び接続方法 - Google Patents

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この発明は第1の基板の一側部に可撓性を有する複数の電子部品によって第2の基板を接続する電子部品の接続装置及び接続方法に関する。
たとえば、液晶表示装置の組立工程では、図7に示すように第1の基板としての液晶表示パネル用のセル100の一側部に第2の基板としての回路基板102を、可撓性を有する電子部品としての複数のTCP(Tape Carrier package)103によって接続するということが行われる。通常、上記セル100はガラス製であって、上記回路基板102はセル100に比べて熱膨張率が高い材料、たとえばエポキシ樹脂などによって形成されている。
上記TCP103は、可撓性を有する樹脂テープに半導体チップを所定間隔で実装し、その半導体チップが実装された部分を打ち抜くことで形成されている。したがって、TCP103は屈曲可能な柔軟性を有している。
すなわち、図8に示すように、上記セル100の一側部には複数のTCP103の一端が熱硬化性の接続部材である、テープ状の異方性導電部材104によって予め接続されていて、これらTCP103の他端には、上記回路基板102が、この回路基板102に予め貼着された、同じくテープ状の異方性導電部材104によって接続される。そして、複数のTCP103の他端は、上記回路基板102の幅方向と交差する上下方向の一側の上面に接続される。
TCP103の他端に回路基板102を接続する場合、まず、一側部にTCP103の一端が接続されたセル100を水平方向に駆動されるテーブルユニットの上面である載置面に供給し、真空吸着などの手段によって保持する。その際、上記セル100のTCP103が接続された一側部を上記テーブルユニットの載置面から外方へ突出させておく。
ついで、上記回路基板102の上記TCP103が接続される上記上下方向の一側部下面を図に鎖線で示すバックアップツール105の上端面に支持させた後、上記テーブルユニットを駆動してこの載置面から外方へ突出した上記TCP103の他端部を、上記回路基板102の上下方向の一側部の上面に対して位置決めする。
上記セル100に一端が接続されたTCP103を上記回路基板102に対して位置決めしたならば、図8に鎖線で示す上記バックアップツール105の上方に上下方向に駆動可能に設けられた加圧ツール106を下降させ、上記回路基板102とTCP103との重合部分を加圧する。
上記バックアップツール105の上端部と上記加圧ツール106の下端部にはそれぞれ105a,106aヒータが内蔵されている。したがって、バックアップツール105と加圧ツール106は回路基板102とTCP103との重合部分を加圧しながら加熱することになるから、回路基板102に予め貼着された異方性導電部材104が溶融して硬化する。それによって、上記回路基板102に上記TCP103の他端部が接続固定されることになる。
このように、セル100に回路基板102をTCP103によって接続する技術は特許文献1に示されている。
特開2007−266220号公報
上記TCP103と上記回路基板102には、ともに数μm単位の間隔で複数のリード線が設けられていて、上記回路基板102と上記TCP103を接続する場合、これら複数のリード線が一致するよう上記TCP103を回路基板102に対して精密に位置決めすることが要求される。
ところで、上記回路基板102の上下方向の一側部にTCP103の他端部を接続する際、上述したように回路基板102に予め貼着された異方性導電部材104を溶融硬化させるためには、加圧ツールがTCP103と回路基板102の重合部分を加圧加熱して異方性導電部材104を溶融硬化させるようにしている。
しかしながら、バックアップツール105と加圧ツールは、TCP103及び異方性導電部材104だけでなく、異方性導電部材104が貼着された回路基板102の上下方向の一側部も加熱することになる。
そのため、上記回路基板102の一側部は他側部に比べて上記上下方向と交差する幅方向に大きく膨張することになるから、その膨張によって回路基板102は図に鎖線で示すように弓なりに変形することになる。
回路基板102が弓なりに変形すると、溶融された異方性導電部材104が硬化する前に、TCP103の他端部と回路基板102の一側部との相対的な位置にずれが生じる。それによって、上記回路基板102の一側部に設けられたリードに対し、TCP103の他端部に設けられたリードが位置ずれを生じるから、TCP103と回路基板102の各リードが精密に接続固定されないということがある。
すなわち、TCP103と回路基板102のリードは、上述したようにμm単位の非常に狭い間隔で形成されている。そのため、回路基板102が熱膨張によって弓なりに変形すると、TCP103のリードが回路基板102の本来接続されるリードの隣りに位置するリードに接触するという接続不良を招く虞がある。
とくに、回路基板102の弓なりの変形は長手方向中央部から両端部に行くにつれて大きくなるから、回路基板102の長手方向両端部とセル100を接続するTCP103に接続不良が発生し易くなる。
つまり、回路基板102が熱膨張によって弓なりに変形しても、回路基板102の長手方向中央部に位置するTCP103のリードと、回路基板102のリードは精度よく平行な状態(ずれが生じることなく重なった状態)を保って接続されるが、回路基板102の長手方向中央部から両端に行くにつれて回路基板102の弓なりの変形度合が大きくなるから、TCP103のリードと、回路基板102のリードは平行な状態からX字状にずれが生じるということになる。
この発明は、第1の基板に電子部品を介して第2の基板を接続する場合、加圧ツールによって第2の基板の上下方向の一側部が加熱されて幅方向に熱膨張しても、第2の基板と電子部品を精密に接続することができる基板の接続装置及び接続方法を提供することにある。
この発明は、第1の基板の一側部に一端が接続された可撓性を有する複数の電子部品の他端に、第2の基板の一側部を熱硬化性の接続部材によって接続する基板の接続装置であって、
水平方向に駆動されるとともに、上記電子部品が接続された上記第1の基板を保持るテーブルユニットと、
上記第2の基板の一側部の下面を支持するバックアップツールと、
加圧加熱して上記熱硬化性の接続部材を溶融硬化させる加圧ツールと、
上記バックアップツールに支持された上記第2の基板の一側部と、この第2の基板の一側部の上面に位置決めされた上記電子部品の他端とを、上記加圧ツールと上記バックアップツールとで挟持し加圧加熱したときに上記テーブルユニットを上記バックアップツールに接近させる方向に駆動する制御手段と
を具備したことを特徴とする基板の接続装置にある。
この発明は、第1の基板の一側部に一端が接続された可撓性を有する複数の電子部品の他端に、第2の基板の一側部を熱硬化性の接続部材によって接続する基板の接続方法であって、
テーブルユニットの上面に上記電子部品が接続された上記第1の基板を保持する工程と、
上記第2の基板の一側部の下面をバックアップツールによって支持する工程と、
加圧ツールによって加圧加熱して上記熱硬化性の接続部材を溶融硬化させて接続する工程と、
上記バックアップツールに支持された上記第2の基板の一側部と、この第2の基板の一側部の上面に位置決めされた上記電子部品の他端とを、上記加圧ツールと上記バックアップツールとで挟持し加圧加熱したときに上記テーブルユニットを上記バックアップツールに接近させる方向に駆動する工程と
を具備したことを特徴とする基板の接続方法にある。
この発明によれば、加圧ツールによって電子部品を加圧加熱して第2の基板の一側部を接続する際、第1の基板が上記第2の基板に接近して電子部品が弛む方向にテーブルユニットを駆動するようにした。
そのため、第2の基板の一側部が加圧ツールによって加熱されることで膨張して変形しても、弛みを有する電子部品はその弛みの部分が伸びて第2の基板の変形に追従するから、電子部品の第2の基板に接続される他端部と、この第2の基板の一側部との位置関係にずれが生じるのが防止される。つまり、第2の基板と電子部品との接続不良の発生を防止することができる。
この発明の一実施の形態を示す接続装置の側面図。 接続装置の制御系統を示すブロック図。 (a)〜(c)は回路基板の一側部をバックアップツールに対して位置決めする工程を順次示した説明図。 (a)〜(c)は位置決めされた回路基板にTCPの他端部を接続する工程と順次示した説明図。 回路基板にTCPの他端部を接続する際、セルが回路基板に接近する方向に駆動されてTCPに弛み部が形成された状態を示す平面図。 TCPと回路基板がバックアップツールと加圧ツールとで加圧加熱されたときの回路基板の変形及びTCPの弛み部が伸びた状態を示す平面図。 従来の接続時における回路基板の変形状態を示す平面図。 同じく側面図。
以下、この発明の一実施の形態を図1乃至図6を参照しながら説明する。
図1はこの発明の接続装置の概略的構成を示す側面図であって、この装置はベース1を備えている。このベース1にはテーブルユニット2が設けられている。このテーブルユニット2は上記ベース1上にX方向に沿って移動可能に設けられたXテーブル3を有する。このXテーブル3は上記ベース1の一端に設けられたX駆動源4によって図中矢印で示すX方向に沿って駆動されるようになっている。
上記Xテーブル3上にはYテーブル5がX方向と交差するY方向に沿って移動可能に設けられている。このYテーブル5は上記Xテーブル3の一側面に設けられたY駆動源6によってY方向に駆動されるようになっている。
上記Yテーブル5にはθテーブル7が水平面と直交する軸線を中心にして回転可能に設けられている。このθテーブル7は上記Yテーブル5の一側面に設けられたθ駆動源8によって回転方向に駆動されるようになっている。したがって、上記θテーブル7はX、Y及びθ方向に駆動可能となっている。
上記X駆動源4、Y駆動源6及びθ駆動源8は図2に示す制御装置9によって駆動が制御されるようになっている。
上記θテーブル7の上面には、図5と図6に示すように一側部に電子部品としての複数のTCP103の一端部が異方性導電部材104によって所定間隔で接続固定された、第1の基板としての液晶表示装置用のセル100が供給載置される。このセル100はたとえば真空吸着などの手段によって上記θテーブル7に移動不能に保持固定される。なお、セル100は図1に示すようにTCP103が接続された一側部を含む周辺部全体をθテーブル7の外周面から外方へ突出させている。
上記TCP103には第2の基板としての回路基板102が後述するように圧着部11で接続固定、つまり実装される。上記圧着部11はY方向に沿って細長い板状のバックアップツール12を有する。このバックアップツール12は第1のZ駆動源13によって矢印で示す上下方向である、Z方向に駆動可能となっている。このバックアップツール12の上部には第1のヒータ14が内蔵されている。
なお、テーブルユニット2にZ駆動源を設けてθテーブル7をX、Y、Z及びθ方向に駆動可能とし、バックアップツール12はZ方向に駆動しない構成であってもよく、要はセル100を保持したθテーブル7とバックアップツール12とが相対的にZ方向に駆動できる構成であればよい。
上記バックアップツール12の上方には、下端面を上記バックアップツール12の上端面に対向させた加圧ツール15が配設されている。この加圧ツール15は下端部に第2のヒータ16が設けられていて、第2のZ駆動源17によって上下方向であるZ方向に駆動されるようになっている。上記第1、第2の駆動源13,17の駆動は上記制御装置9によって制御される。
したがって、後述するように上記バックアップツール12の上端面に回路基板102とTCP103の他端部を異方性導電部材104を介して重ね合わせ、その重合部分を上記加圧ツール15で加圧しながら第1、第2のヒータ14,16の熱で加熱すれば、上記異方性導電部材104を溶融硬化させて回路基板102とTCP103を接続固定することができる。すなわち、セル100に対して上記回路基板102をTCP103を介して接続することができる。
なお、上記第1のヒータ14と第2のヒータ16への給電は上記制御装置9によって制御されるようになっている。それによって、各ヒータ14,16の温度、つまり異方性導電部材104の加熱温度が制御される。
上記回路基板102は搬送手段を構成する搬送テーブル21によって上記バックアップツール12上に搬送されるようになっている。上記搬送テーブル21は図1に示すように、可動体22の上端面にX方向に沿う一端部を固定して設けられている。
上記可動体22の下端面のX方向と交差するY方向の両端部には一対のスライダ23(1つのみ図示)が設けられ、このスライダ23はガイドレール25に移動可能に係合している。このガイドレール25は上記ベース1上に架台24を介してX方向に沿って設けられている。
上記可動体22は図2に示すリニア駆動手段20によって上記ガイドレール25に沿うX方向に往復駆動されるようになっている。上記リニア駆動手段20は上記制御装置9によって駆動が制御される。
上記可動体22をX方向に沿って往復駆動するリニア駆動手段20としては、駆動源によって回転駆動されるねじ軸やシリンダを用いてもよいが、この実施の形態ではガイドレール25に所定間隔で配置された多数の磁石と、上記スライダ23に設けられた電磁コイルとからなるリニアモータ(ともに図示せず)によって構成されている。
上記搬送テーブル21の上面には上記回路基板102が供給載置される。回路基板102は一端部を搬送テーブル21の端面から突出させて供給され、その状態で幅方向の複数箇所が複数の保持部材27(1つのみ図示)によって弾性的に押圧保持される。
なお、回路基板102の一端部の上面には、図1に示すように幅方向全長にわたってテープ状の異方性導電部材104が予め貼着されている。
上記保持部材27は弾性を備えた帯板によって屈曲形成されていて、先端部が上記回路基板102の上面を弾性的に押圧し、後端は上記可動体22の後側面に設けられた第1のZシリンダ29のロッド29aに連結固定されている。
したがって、上記第1のZシリンダ29のロッド29aが突出方向に駆動されれば、上記保持部材27は図1に鎖線で示すように上昇して先端部が搬送テーブル21上の回路基板102から離反し、この回路基板102の保持状態が解除される。それによって、回路基板102を上記搬送テーブル21に対して着脱することができるようになっている。
上記バックアップツール12の上記可動体22側の側面には、軸線を垂直にして複数の第2のZシリンダ31(1つのみ図示)が搬送テーブル21の他端、つまりバックアップツール12側の先端面に開放して形成された複数の凹部26と対応する間隔で設けられている。この第2のZシリンダ31のロッド31aには受け部材30が上面を水平にして取り付けられている。この受け部材30は矩形状で、上記搬送テーブル21に形成された凹部26内に入り込む大きさに形成されている。
上記第1のZシリンダ29と第2のZシリンダ31の駆動は上記制御装置9によって制御される。
上記θテーブル7の上面に保持されたセル100の一側に一端部が接続されたTCP103の他端部の下面は第1のカメラ33によって撮像される。つまり、第1のカメラ33はTCP103の他端部の下面に設けられたリード線或いは位置合わせマーク(この実施の形態では位置合わせマーク)を撮像する。
上記搬送テーブル21に保持された回路基板102の上面の上下方向の一端部に形成されたリード線或いは位置合わせマーク(この実施の形態では位置合わせマーク)は上記搬送テーブル21の上方に配置された第2のカメラ34によって撮像される。
上記第1のカメラ33と第2のカメラ34の撮像信号は上記制御装置9に内蔵された画像処理部で二値化処理された後、演算処理部(ともに図示せず)で各位置合わせマークの座標が算出されるようになっている。
つぎに、上記構成の実装装置によってセル100の一側部に回路基板102を接続する手順を図3(a)〜(c)乃至図4(a)〜(c)を参照しながら説明する。
まず、図3(a)に示すように、セル100に接続される回路基板102を、図示しないロボットなどによって搬送テーブル21に供給して保持部材27によって保持したならば、可動体22をガイドレール25に沿ってバックアップツール12に接近する方向へ駆動して搬送テーブル21に保持された回路基板102を受け部材30の上面に位置決めする。
ついで、図3(b)に示すように、回路基板102を搬送テーブル21に保持した保持部材27を第1のZシリンダ29によって上昇させ、この回路基板102の保持状態を解除したならば、第2のZシリンダ31によって受け部材30を上昇させて上記搬送テーブル21から回路基板102を受けたならば、上記搬送テーブル21を後退させる。
受け部材30が回路基板102を受けると、図3(c)に示すように受け部材30が第2のZシリンダ31によって下降させられ、上記回路基板102の異方性導電部材104が貼着された上下方向の一側部がバックアップツール12の上面に載置される。
つぎに、図4(a)に矢印で示すように、テーブルユニット2がバックアップツール12に接近する+X方向に駆動され、セル100の一側に一端部が接続されたTCP103の他端部が上記回路基板102の上記バックアップツール12上に位置決めされた一端部の上面に重合される。
TCP103の他端部が上記回路基板102の上記バックアップツール12上に位置決めされる前に、上記回路基板102の上下方向の一側部上面に形成された位置合わせマークが上方から第2のカメラ34によって撮像される。また、上記TCP103の他端部下面に形成されたリード(図示せず)が下方から第1のカメラ33によって撮像される。
そして、上記第1、第2のカメラ33,34の撮像信号が制御装置9に出力されて処理されて各リードの座標が算出される。そして、制御装置9は、算出された各リードの座標に基づいて上記回路基板102の位置合わせマークに対して上記TCP103の位置合わせマークが一致するよう、テーブルユニット2のXテーブル3、Yテーブル5及びθテーブル7の駆動を制御し、上記TCP103を上記回路基板102に対して位置決めする。
このように、回路基板102に対してセル100のTCP103が位置決めされると、第2のZ駆動源17が作動して加圧ツール15が図4(b)に示すように下降方向に駆動される。
それによって、回路基板102の一側部に異方性導電部材104を介して重合された複数のTCP103の他端部が上記加圧ツール15によって加圧されながら加熱されるから、これらの間に介在する異方性導電部材104が溶融硬化して回路基板102のリードとTCP103のリードが接続固定される。
図4(c)及び図5に示すように、上記加圧ツール15によって回路基板102とTCP103を接続固定するため、上記加圧ツール15が下降して複数のTCP103の他端部を加圧したとき、上記制御装置9はテーブルユニット2のXテーブル3を上記バックアップツール12に接近する+X方向に対してわずかに駆動する。その駆動距離はたとえば数百μm〜1mm程度である。
それによって、上述したように屈曲可能な柔軟性を有する複数のTCP103の一端部と他端部の間には、セル100と回路基板102の間の部分が上方に向かって凸状に屈曲して弛み部103aが形成される。
つまり、TCP103の他端部が加圧ツール15とバックアップツール12とで挟持された状態で、Xテーブル3がバックアップツール12に接近するX方向に水平に駆動されると、異方性導電部材104によってセル100に接続されたTCP103の一端部が厚さ方向に傾斜して変位し易いため、TCP103は上方に向かって凸状に屈曲し易い。
そのため、回路基板102の一側部とTCP103の他端部との重合部分が加圧ツール15によって加圧加熱され、図6に示すように上記回路基板102の一側部が他側部に比べて大きく膨張して回路基板102が弓なりに変形すると、その変形に応じて複数のTCP103の弛み部103aが回路基板102の変形に応じて伸びて上記回路基板102の変形を吸収する。
つまり、回路基板102に異方性導電部材104を介して加圧されたTCP103の他端部は、回路基板102が変形すると、弛み部103aが伸びて上記回路基板102とともに変位するから、回路基板102に対してずれることなく、溶融後に硬化する異方性導電部材104によって接続固定されることになる。
それによって、回路基板102が熱変形しても、一端部がセル100に接続されたTCP103の他端部のリードは、上記回路基板102のリードに対して位置ずれすることなく精密に接続固定されるから、TCP103の接続不良を防止することができる。
すなわち、回路基板102のリードと、TCP103のリードは、回路基板102の長手方向中央部分は勿論のこと、回路基板が弓なりに変形する度合が大きくなる両端部分であっても、ずれが生じることなく、平行な状態で接続される。
つまり、回路基板102のリードに対してTCP103のリードがずれてこれらのリードがX字状になり、TCP103のリードが回路基板102の本来接続されるべきリードの隣りに位置するリードに接触するということがないから、回路基板102とTCP103のリードを、接続不良を招くことなく精度よく接続することができる。
なお、図5と図6に示すようにセル100に対して5つのTCP103によって回路基板102を接続する場合、回路基板102の幅方向中央部はほとんど熱変形しないから、幅方向中央に位置するTCP103の弛み部103aは回路基板102が熱変形しても、伸びることはない。
回路基板102をセル100にTCP103を介して接続した後、加圧ツール15は上昇し、セル100はθテーブル7から図示しないロボットによって取り出されて次工程に受け渡される。
そして、回路基板102をセル100に接続した後、この回路基板102の温度が低下すると、回路基板102の弓なり状の熱変形が元に戻るから、その変形に連動してTCP103も変形することになる。そのとき、TCP103の他端部は異方性導電部材104が硬化して回路基板102の一側部に確実に固定されているから、TCP103の他端部が回路基板102の一側部に対してずれて接続精度が低下するようなことはない。
なお、TCP103は中途部が上方に向かって凸状に屈曲する例を挙げて説明したが、中途部を下方に向かって凹状に屈曲させるようにしてもよい。
2…テーブルユニット、7…θテーブル、9…制御装置、12…バックアップツール、14…第1のヒータ、15…加圧ツール、16…第2のヒータ、21…搬送テーブル、27…保持部材、33…第1のカメラ、34…第2のカメラ、100…セル(第1の基板)、102…回路基板(第2の基板)、103…TCP(電子部品)、103a…弛み部、104…異方性導電部材(接続部材)。

Claims (2)

  1. 第1の基板の一側部に一端が接続された可撓性を有する複数の電子部品の他端に、第2の基板の一側部を熱硬化性の接続部材によって接続する基板の接続装置であって、
    水平方向に駆動されるとともに、上記電子部品が接続された上記第1の基板を保持るテーブルユニットと、
    上記第2の基板の一側部の下面を支持するバックアップツールと、
    加圧加熱して上記熱硬化性の接続部材を溶融硬化させる加圧ツールと、
    上記バックアップツールに支持された上記第2の基板の一側部と、この第2の基板の一側部の上面に位置決めされた上記電子部品の他端とを、上記加圧ツールと上記バックアップツールとで挟持し加圧加熱したときに上記テーブルユニットを上記バックアップツールに接近させる方向に駆動する制御手段と
    を具備したことを特徴とする基板の接続装置。
  2. 第1の基板の一側部に一端が接続された可撓性を有する複数の電子部品の他端に、第2の基板の一側部を熱硬化性の接続部材によって接続する基板の接続方法であって、
    テーブルユニットの上面に上記電子部品が接続された上記第1の基板を保持する工程と、
    上記第2の基板の一側部の下面をバックアップツールによって支持する工程と、
    加圧ツールによって加圧加熱して上記熱硬化性の接続部材を溶融硬化させて接続する工程と、
    上記バックアップツールに支持された上記第2の基板の一側部と、この第2の基板の一側部の上面に位置決めされた上記電子部品の他端とを、上記加圧ツールと上記バックアップツールとで挟持し加圧加熱したときに上記テーブルユニットを上記バックアップツールに接近させる方向に駆動する工程と
    を具備したことを特徴とする基板の接続方法。
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