JP4937857B2 - 電子部品の実装装置及び実装方法 - Google Patents

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Description

この発明は基板の側辺に電子部品を実装するための電子部品の実装装置及び実装方法に関する。
たとえば、液晶表示装置の組立工程では、図5(a)に示すように基板としての液晶表示パネル100の一側部に電子部品としての複数の回路基板102を複数のTCP(Tape Carrier Package)103を介して接続するということが行われる。
すなわち、図5(b)に示すように、上記液晶表示パネル100の一側部には複数のTCP103の一辺がテープ状の異方性導電部材104によって接続され、これらTCP103の他辺には、1つ若しくは複数、この場合は2つの上記回路基板102が同じくテープ状の異方性導電部材104によって接続される。
複数のTCP103は一辺が上記回路基板102に仮圧着されてから、一括して本圧着(実装)される。TCP103の他辺に2つの回路基板102を接続する場合、1つ目の回路基板102を実装、つまり本圧着してから、2つ目の回路基板102を本圧着するようにしている。
一般に、液晶表示パネルに接続されたTCPに回路基板を実装する場合、まず、回路基板を搬送テーブルに供給載置する一方、液晶表示パネルを実装テーブルに供給載置する。ついで、搬送テーブルに載置された回路基板の一側の長手方向の一端部と他端部とに設けられた位置合わせマークを一対の第1の撮像カメラで撮像し、その撮像信号が画像処理部で処理される。それによって、上記回路基板のX座標、Y座標及び回転角度が算出される。
上記実装テーブルに供給載置された液晶表示パネルは、その一側の長手方向の一端部と他端部とに設けられた位置合わせマークが一対の第2の撮像カメラで撮像され、その撮像信号が画像処理部で処理される。それによって、上記液晶表示パネルのX座標、Y座標及び回転角度が算出される。
ついで、回路基板と液晶表示パネルは、回転角度及び長手方向に沿うY座標が一致するよう位置補正されてから、X方向に駆動されて実装位置に設けられたバックアップツール上に搬送位置決めされる。回路基板と液晶表示パネルが上記実装位置に位置決めされると、バックアップツールの上方に配置された加圧ツールが下降方向に駆動される。それによって、上記液晶表示パネルに設けられたTCPに回路基板が実装される。
従来、上記回路基板が供給載置された搬送テーブルと、上記液晶表示パネルが供給載置された実装テーブルは、上記第1、第2の撮像カメラからによって回路基板と液晶表示パネルに設けられたそれぞれ一対の位置合わせマークが撮像された後、その撮像信号を画像処理部で画像処理してアナログ信号からデジタル信号に変換する。そして、そのデジタル信号から回路基板と液晶表示パネルのX座標、Y座標および回転角度の座標データを算出する。
ついで、回路基板と液晶表示パネルの座標データを比較し、その比較データに基いて液晶表示パネルの回転角度及びY座標に対して回路基板の回転角度及びY座標が一致するよう上記回路基板を位置補正してから、実装位置で上記回路基板を上記液晶表示パネルに実装するようにしていた。
このような先行技術は特許文献1に示されている。
特開平8−114811号公報
ところで、上記回路基板が載置された搬送テーブルや液晶表示パネルが載置された実装テーブルを駆動する動力伝達機構はバックラッシュや製作精度などの機械的誤差が生じることが避けられないから、その機械的誤差によって駆動精度が影響を受けることが避けられない。
そのため、上述したように、上記第1、第2の撮像カメラからの撮像信号によって算出された座標データに基いて回路基板の回転角度とY座標を、液晶表示パネルの回転角度とY座標に一致するよう位置補正すると、回路基板の位置決め精度は上記動力伝達機構の駆動精度の影響を受けることになるから、液晶表示パネルに比べて位置決め精度が大幅に低下するということがある。
とくに、最近では液晶表示パネルが大型化する傾向にある。液晶表示パネルが大型化すると、回路基板が長尺化することになる。そのため、搬送テーブルの位置決め精度、とくに回転角度にわずかな誤差が生じても、この搬送テーブルに載置された回路基板の一側の長手方向(Y方向)に沿う一端と他端との寸法誤差が大きくなるから、上記液晶表示パネルに接続されたTCPに上記回路基板を精密に実装できなくなるということがある。
この発明は、基板としての液晶表示パネルと、電子部品としての回路基板とを精密に位置決めして実装することができるようにした電子部品の実装装置及び実装方法を提供することにある。
この発明は、基板の一側部に電子部品を実装する電子部品の実装装置であって、
上記電子部品を撮像して位置認識する第1の撮像手段と、
この第1の撮像手段の位置認識に基いて上記電子部品を上記基板との実装位置に搬送する第1の搬送位置決め手段と、
上記基板を撮像して位置認識する第2の撮像手段と、
上記第2の撮像手段の視野内で、この第2の撮像手段の位置認識に基いて求められた上記基板の回転角度が上記第1の撮像手段の位置認識に基いて求められた上記電子部品の回転角度と同じになるよう設定してから、その基板を上記実装位置に搬送する第2の搬送位置決め手段と、
上記第1の搬送位置決め手段と上記第2の搬送位置決め手段とによって実装位置に位置決めされた上記基板に上記電子部品を実装する実装手段を具備し、
上記第1の搬送位置決め手段は上記電子部品を上記実装位置に対して接離する方向に駆動する1軸駆動であって、上記第2の搬送位置決め手段は上記基板を水平面方向及びこの水平面方向に対して直交する軸線を中心とする回転方向に駆動する3軸駆動であることを特徴とする電子部品の実装装置にある。
上記第1の撮像手段と第2の撮像手段は、それぞれが上記電子部品と上記基板との二箇所を撮像する一対の撮像カメラからなることが好ましい。
上記第2の搬送位置決め手段は、上記第2の撮像手段の視野内で、この第2の撮像手段の位置認識に基いて求められた上記基板の長手方向に沿う座標が上記第1の撮像手段の位置認識に基いて求められた上記電子部品の長手方向に沿う座標と同じになるよう設定することが好ましい。
この発明は、基板の一側部に電子部品を実装する電子部品の実装方法であって、
上記電子部品を撮像して位置認識する工程と、
上記電子部品の位置認識に基いてこの電子部品を上記基板との実装位置に第1の搬送位置決め手段によって搬送する工程と、
上記基板を撮像して位置認識する工程と、
上記基板を撮像する視野内で、この基板の位置認識に基いて求められた基板の回転角度が上記電子部品の位置認識に基いて求められたこの電子部品の回転角度と同じになるよう設定してから、その基板を上記実装位置に第2の搬送位置決め手段によって搬送する工程と、
上記実装位置に搬送された上記基板に上記電子部品を実装する工程を具備し、
上記第1の搬送位置決め手段は上記電子部品を上記実装位置に対して接離する方向に駆動する1軸駆動であって、上記第2の搬送位置決め手段は上記基板を水平面方向及びこの水平面方向に対して直交する軸線を中心とする回転方向に駆動する3軸駆動であることを特徴とする電子部品の実装方法にある。
この発明によれば、電子部品を撮像してその位置認識をする一方、基板を撮像して位置認識したならば、基板の回転角度を、その基板の撮像視野内で電子部品の回転角度に一致させるようにした。
そのため、基板を撮像しながらその基板の回転角度の補正を行なえるから、基板の回転角度を電子部品の回転角度に一致するよう精密に補正することが可能となる。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1はこの発明の実装装置の概略的構成図であって、この実装装置はベース1を備えている。このベース1にはテーブルユニット2が設けられている。このテーブルユニット2は上記ベース1上に図中矢印で示すX方向に沿って移動可能に設けられたXテーブル3を有する。このXテーブル3は上記ベース1の一端に設けられたX駆動源4によってX方向に沿って駆動されるようになっている。テーブルユニット2は、この発明の第2の搬送位置決め手段を構成している。
上記Xテーブル3上にはYテーブル5がX方向と交差するY方向に沿って移動可能に設けられている。このYテーブル5は上記Xテーブル3の一側面に設けられたY駆動源6によってY方向に駆動されるようになっている。
上記Yテーブル5にはθテーブル7が水平面と直交する軸線を中心にして回転可能に設けられている。このθテーブル7は上記Yテーブル5の一側面に設けられたθ駆動源8によって回転方向に駆動されるようになっている。したがって、上記θテーブル7はX、Y及びθ方向の3軸方向に駆動可能となっている。
上記θテーブル7には図5(a)、(b)に示すように一側部に接続用の電子部品としての複数のTCP103が異方性導電部材104によって接続固定された、基板としての液晶表示パネル100が供給載置される。この液晶表示パネル100は、たとえば真空吸着などの手段によって上記θテーブル7に移動不能に保持固定される。なお、液晶表示パネル100は図1に示すようにTCP103が接続された一側部を含む周辺部全体をθテーブル7の外周面から外方へ突出させている。
上記TCP103には電子部品としての回路基板102が後述する実装位置Bに設けられた圧着部11で接続固定される、つまり実装される。この圧着部11はY方向に沿って細長い板状のバックアップツール12を有する。このバックアップツール12は第1のZ駆動源13によって図中矢印で示す上下方向である、Z方向に駆動可能となっている。このバックアップツール12の上部には第1のヒータ14が内蔵されている。
なお、テーブルユニット2にZ駆動源を設けてθテーブルをX、Y、Z及びθ方向に駆動可能とし、バックアップツール12はZ方向に駆動しない構成であってもよく、要は液晶表示パネル100を保持したθテーブル7とバックアップツール12とが相対的にZ方向に駆動できる構成であればよい。
バックアップツール12の上方には、下端面を上記バックアップツール12の上端面に対向させた加圧ツール15が配設されている。この加圧ツール15は下端部に第2のヒータ16が設けられていて、第2のZ駆動源17によってZ方向に駆動されるようになっている。
したがって、後述するように上記バックアップツール12の上端面に異方性導電部材104を介して回路基板102とTCP103を重ね合わせ、その重合部分を上記加圧ツール15で加圧しながら第1、第2のヒータ14,16の熱で加熱すれば、上記異方性導電部材104を溶融硬化させて回路基板102とTCP103を接続固定することができる。すなわち、液晶表示パネル100に対してTCP103を介して上記回路基板102を本圧着(実装)することができる。
上記回路基板102は第1の搬送位置決め手段を構成する搬送テーブル21によって上記バックアップツール12上に搬送されるようになっている。上記搬送テーブル21は図1に示すように、可動体22の上端面にX方向に沿う一端部を固定して設けられている。
上記可動体22の下端面のX方向と交差するY方向の両端部には一対のスライダ23(1つのみ図示)が設けられ、このスライダ23はガイドレール25に移動可能に係合している。このガイドレール25は上記ベース1上に架台24を介してX方向に沿って設けられている。つまり、搬送テーブル21はX方向に沿う1軸方向に駆動されるようになっている。
上記可動体22は図示しない駆動手段によって上記ガイドレール25に沿うX方向に往復駆動されるようになっている。可動体22をX方向に沿って往復駆動する駆動手段としては、駆動源によって回転駆動されるねじ軸やシリンダを用いてもよいが、この実施の形態ではガイドレール25に所定間隔で配置された多数の磁石と、上記スライダ23に設けられた電磁コイルとからなるリニアモータによって構成されている。
上記搬送テーブル21には上記回路基板102が供給載置される。回路基板102は一端部を搬送テーブル21の端面から突出させて供給され、その状態で幅方向の複数個所が複数の保持部材27(1つのみ図示)によって弾性的に押圧保持される。
なお、回路基板102の一端部の上面には幅方向全長にわたってテープ状の異方性導電部材104が予め貼着されている。
上記保持部材27は弾性を備えた帯板によって屈曲形成されていて、先端部が上記回路基板102の上面を弾性的に押圧するとともに、後端は上記可動体22の側面に設けられた第1のZシリンダ29のロッド29aに連結固定されている。
したがって、上記第1のZシリンダ29のロッド29aが突出方向に駆動されれば、上記保持部材27は図1に鎖線で示すように上昇して先端部が搬送テーブル21上の回路基板102の上面から離れ、この回路基板102の保持状態が解除される。それによって、回路基板102を上記搬送テーブル21に対して着脱することができるようになっている。
上記バックアップツール12の上記可動体22側の側面には、軸線を垂直にして複数の第2のZシリンダ31(1つのみ図示)が搬送テーブル21の他端、つまりバックアップツール12側に位置する先端面に開放して形成された複数の凹部21a(1つのみ図示)と対応する間隔で設けられている。
上記第2のZシリンダ31のロッド31aには受け部材30が上面を水平にして取り付けられている。この受け部材30は矩形状で、上記搬送テーブル21に形成された凹部21a内に入り込む大きさに形成されている。
上記搬送テーブル21に供給載置された回路基板102は、X方向に駆動されて実装位置Bに位置決めされる前に、図4(a)に示すようにその長手方向の両端部に設けられた一対の位置合わせマークm1が第1の撮像手段として一対の第1の撮像カメラ33(1のみ図示)によって撮像される。同図においてS1は一対の第1の撮像カメラ33の視野範囲を示す。
上記第1の撮像カメラ33の撮像信号は図1に示す画像処理部34に出力され、ここでデジタル信号に変換されてから制御装置35に出力される。この制御装置35には図示しない演算処理部が設けられ、上記デジタル信号はこの演算処理部で演算処理される。それによって、上記回路基板102のX座標、Y座標及び回転角度θ1が算出される。
上記テーブルユニット2のθテーブル7に供給載置された液晶表示パネル100は、X方向に駆動されて実装位置に位置決めされる前に、図4(a)に示すように一側部の長手方向の両端部に設けられた一対の位置合わせマークm2が第2の撮像手段として一対の第2の撮像カメラ36によって撮像される。同図においてS2は一対の第2の撮像カメラ36の視野範囲を示す。
上記第2の撮像カメラ36の撮像信号は上記画像処理部34でデジタル信号に変換されてから上記制御装置35に出力され、この制御装置35に設けられた図示しない演算処理部で演算処理されて上記液晶表示パネル100のX座標、Y座標及び回転角度θ2が算出される。
上記回路基板102は第1の撮像カメラ33によって撮像されてX座標、Y座標及び回転角度θ1が算出されたならば、算出されたX座標に基いて異方性導電部材104が設けられた先端部がバックアップツール12の上方に位置決めされるよう、X方向に駆動される。
ついで、図2(a)に示すように第2のZシリンダ31が作動して受け部材30が上昇方向に駆動され、搬送テーブル21に形成された凹部21aに入り込んで回路基板102が支持される。
受け部材30が回路基板102を支持すると、図2(b)に示すように第1のZシリンダ29が作動して保持部材27による回路基板102の保持状態を解除した後、上記搬送テーブル21が後退方向に駆動される。
ついで、図2(c)に示すように上記受け部材30が第2のZシリンダ31によって下降方向に駆動され、回路基板102の先端部がバックアップツール12の上面に支持される。なお、バックアップツール12は回転角度θ1で傾斜した回路基板102の先端部を確実に支持することができる幅寸法を有する。
一方、上記液晶表示パネル100は第2の撮像カメラ36によって撮像されてX座標、Y座標及び回転角度θ2が算出されたならば、その回転角度θ2が回路基板102の回転角度θ1と比較される。そして、これらの回転角度θ1、θ2に差異があると、上記液晶表示パネル100は図4(b)に示すように第2の撮像カメラ36の視野内でその回転角度θ2が回路基板102の回転角度θ1と一致するよう回転角度が補正される。このとき、液晶表示パネル100の回転角度を設定するテーブルユニット2のθテーブル7は、θ駆動源8によって図示せぬθ駆動機構が駆動されて回転方向に駆動される。
しかしながら、θ駆動機構はバックラッシュや製作精度などによって駆動誤差が生じるから、制御装置35での演算結果に基いてθテーブル7を回転方向に駆動しても、その回転角度が演算結果に基く回転角度と異なることがある。
上記θテーブル7の回転駆動は液晶表示パネル100を撮像した第2の撮像カメラ36の視野範囲S2内で行なわれている。そのため、制御装置35の演算結果に基いて回転駆動されたθテーブル7の回転角度が演算結果と一致しているか否かを第2の撮像カメラ36によって直ちに確認することができる。仮に、θテーブル7の回転角度が回路基板102の回転角度θ1と一致していなければ、その回転角度が一致するようθテーブル7が再度回転駆動される。
したがって、θテーブル7によって液晶表示パネル100の回転角度を設定するとき、第2の撮像カメラ36の撮像信号を画像処理部34にフィードバックしながら行なえば、液晶表示パネル100の実際の回転角度を第2の撮像カメラ36の撮像信号から算出された回転角度に一致させることができる。すなわち、撮像カメラ26の精度内で精密に位置決めすることができる。
つまり、液晶表示パネル100の回転角度θ2を、θ駆動源8によって駆動される図示せぬθ駆動機構の駆動誤差に影響されることなく、図4(b)に示すように回路基板102の回転角度θ1に精密に一致させることができる。
液晶表示パネル100の回転角度θ2を、回路基板102の回転角度θ1に一致させたならば、それと同様、一対の第2の撮像カメラ36の視野範囲S2内で液晶表示パネル100のY座標を、回路基板102のY座標に一致させる。それによって、液晶表示パネル100のY座標を、回路基板102のY座標に精密に一致させることができる。
このようにして、液晶表示パネル100の回転角度θ2とY座標を回路基板102の回転角度θ1とY座標に一致させたならば、図3(a)に示すように液晶表示パネル100を実装位置Bに向かうX方向に駆動し、TCP103が貼着された一側部をバックアップツール12上に位置決めされた回路基板102の先端部の上方に位置決めする。
液晶表示パネル100と回路基板102のX方向の位置決めは、第1の撮像カメラ33と第2の撮像カメラ36とによって撮像された撮像信号を画像処理してから演算処理された値に基いて行なわれる。
そのため、テーブルユニット2のX方向の位置決め精度に応じて多少の誤差が生じることが考えられる。しかしながら、液晶表示パネル100と回路基板102のX方向の位置決め精度はY方向に比べて許容範囲が大きいため、X方向の多少の誤差は問題とはならない。
つまり、液晶表示パネル100にTCP103を介して回路基板102を接続する場合、TCP103と回路基板102に設けられた端子(図示せず)の幅方向(Y方向)の位置決め精度は、端子の幅寸法がμm単位で微細化しているために高精度が要求される。それに対し、端子の幅方向と交差するX方向の位置決め精度に多少のずれがあっても、端子はX方向に沿って細長いため、互いの端子の接続不良を招くことはない。
したがって、液晶表示パネル100に接続されたTCP103の端子と、回路基板102に設けられた端子は、回転方向及びY方向にずれが生じないよう、液晶表示パネル100と回路基板102との回転角度θ1、θ2とY座標を設定すれば、これらの実装精度を精密に行なうことができる。
図3(b)に示すように、液晶表示パネル100に接続されたTCP103の一端部がバックアップツール12上に位置決めされた回路基板102の先端部の上方に位置決めされると、加圧ツール15が下降方向に駆動される。それによって、回路基板102をTCP103に本圧着することになる。
このように、回路基板102を第1の撮像カメラ33で撮像し、その撮像信号によってX座標、Y座標及び回転角度θ1を算出したならば、回路基板102をX方向に駆動して先端部をバックアップツール12上に位置決めする。
一方、液晶表示パネル100を第2の撮像カメラ36で撮像してX座標、Y座標及び回転角度を算出したなら、その算出に基いて上記第2の撮像カメラ36の視野範囲S2内で、この第2の撮像カメラ36の撮像信号を制御装置35にフィードバックしならが、液晶表示パネル100の回転角度θ2とY座標が回路基板102の回転角度θ1とY座標に一致するよう、上記液晶表示パネル100の駆動制御を繰り返して行なう。
それによって、液晶表示パネル100を回路基板102に対し、θ駆動源8やY駆動源6による駆動誤差に左右されることなく、精密に位置決めすることができるから、液晶表示パネル100に対して回路基板102を高精度に実装することができる。
しかも、回路基板102は第1の撮像カメラ33によって撮像したならば、回転角度やY座標を制御することなく、X方向に駆動して実装位置に位置決めするようにした。そのため、回路基板102はX方向だけの1軸駆動でよいから、回路基板102を駆動するための機構や制御を簡略化することができる。
液晶表示パネル100の一側辺に複数、たとえば2枚の回路基板102を実装する場合、1枚目の回路基板102を上述したように実装したならば、次の回路基板102を搬送テーブル21に供給する。そして、その回路基板102を第1の撮像カメラ33で撮像してX座標、Y座標及び回転角度θ1を算出する。
一方、液晶表示パネル100はテーブルユニット2のθテーブル7によって実装位置Bから位置合わせマークm2が第2の撮像カメラ36によって撮像することができる位置まで後退させる。
そして、2枚目の回路基板102の回転角度θ1及びY座標に対し、液晶表示パネル100の回転角度θ2及びY座標が一致するよう、第2の撮像カメラ36の視野範囲S2内で上記液晶表示パネル100の位置を補正してから、その液晶表示パネル100を実装位置Bに搬送し、回路基板102を実装すればよい。
なお、上記一実施の形態では液晶表示パネルの一側辺部に2つの回路基板を実装する場合について説明したが、1つ或いは3つ以上の回路基板を実装する場合であっても、同じように行なえばよい。
この発明の一実施の形態の実装装置を示す概略的構成図。 (a)〜(c)は回路基板をバックアップツールに対して位置決めする順序を示す説明図。 (a),(b)は位置決めされた回路基板を液晶表示パネルに接続されたTCPに実装する説明図。 (a)は回路基板に対して液晶表示パネルを位置決めする前の状態を示す説明図、(b)は回路基板に対して液晶表示パネルを位置決めした状態を示す説明図。 (a)は一側部に2つの回路基板がTCPを介して接続された液晶表示パネルの平面図、(b)は同じく拡大側面図。
符号の説明
2…テーブルユニット(第2の搬送位置決め手段)、7…θテーブル、11…圧着部、12…バックアップツール、15…加圧ツール(実装手段)、21…搬送テーブル(第1の搬送位置決め手段)、33…第1の撮像カメラ(第1の撮像手段)、34…画像処理部、35…制御装置、36…第2の撮像カメラ(第2の手段)。

Claims (4)

  1. 基板の一側部に電子部品を実装する電子部品の実装装置であって、
    上記電子部品を撮像して位置認識する第1の撮像手段と、
    この第1の撮像手段の位置認識に基いて上記電子部品を上記基板との実装位置に搬送する第1の搬送位置決め手段と、
    上記基板を撮像して位置認識する第2の撮像手段と、
    上記第2の撮像手段の視野内で、この第2の撮像手段の位置認識に基いて求められた上記基板の回転角度が上記第1の撮像手段の位置認識に基いて求められた上記電子部品の回転角度と同じになるよう設定してから、その基板を上記実装位置に搬送する第2の搬送位置決め手段と、
    上記第1の搬送位置決め手段と上記第2の搬送位置決め手段とによって実装位置に位置決めされた上記基板に上記電子部品を実装する実装手段を具備し、
    上記第1の搬送位置決め手段は上記電子部品を上記実装位置に対して接離する方向に駆動する1軸駆動であって、上記第2の搬送位置決め手段は上記基板を水平面方向及びこの水平面方向に対して直交する軸線を中心とする回転方向に駆動する3軸駆動であることを特徴とする電子部品の実装装置。
  2. 上記第1の撮像手段と第2の撮像手段は、それぞれが上記電子部品と上記基板との二箇所を撮像する一対の撮像カメラからなることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  3. 上記第2の搬送位置決め手段は、上記第2の撮像手段の視野内で、この第2の撮像手段の位置認識に基いて求められた上記基板の長手方向に沿う座標が上記第1の撮像手段の位置認識に基いて求められた上記電子部品の長手方向に沿う座標と同じになるよう設定することを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  4. 基板の一側部に電子部品を実装する電子部品の実装方法であって、
    上記電子部品を撮像して位置認識する工程と、
    上記電子部品の位置認識に基いてこの電子部品を上記基板との実装位置に第1の搬送位置決め手段によって搬送する工程と、
    上記基板を撮像して位置認識する工程と、
    上記基板を撮像する視野内で、この基板の位置認識に基いて求められた基板の回転角度が上記電子部品の位置認識に基いて求められたこの電子部品の回転角度と同じになるよう設定してから、その基板を上記実装位置に第2の搬送位置決め手段によって搬送する工程と、
    上記実装位置に搬送された上記基板に上記電子部品を実装する工程を具備し、
    上記第1の搬送位置決め手段は上記電子部品を上記実装位置に対して接離する方向に駆動する1軸駆動であって、上記第2の搬送位置決め手段は上記基板を水平面方向及びこの水平面方向に対して直交する軸線を中心とする回転方向に駆動する3軸駆動であることを特徴とする電子部品の実装方法。
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