JPH09167786A - 電子部品実装装置の調整方法及び電子部品実装方法 - Google Patents

電子部品実装装置の調整方法及び電子部品実装方法

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JPH09167786A
JPH09167786A JP32676495A JP32676495A JPH09167786A JP H09167786 A JPH09167786 A JP H09167786A JP 32676495 A JP32676495 A JP 32676495A JP 32676495 A JP32676495 A JP 32676495A JP H09167786 A JPH09167786 A JP H09167786A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で高い実装精度を得ることができる電
子部品実装装置の調整方法及び電子部品実装方法を提供
することを目的とする。 【解決手段】 仮圧着機で電子部品を基板に仮付けする
第1工程と、第1工程で仮付けされた電子部品の基板に
対する実装時固有の位置ズレを求め、この実装時固有の
位置ズレに基づいて実装オフセットを設定する第2工程
と、仮圧着機で実装オフセットに基づく補正を行なって
電子部品を基板に仮付けする第3工程と、第3工程で仮
付けされた電子部品を本圧着機で基板に圧着する第4工
程と、第4工程で圧着された電子部品の基板に対する位
置ズレを求め、この圧着時固有の位置ズレに基づいて圧
着オフセットを設定する第5工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルなどの
基板にTCP(Tape Carrier Packa
ge)などの電子部品を実装する電子部品実装装置の調
整方法及び電子部品実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TCPなどの電子部品及びこの電子部品
が実装される表示パネルなどの基板には、非常に細い電
極が狭ピッチで形成されており、両者を接合させる電子
部品実装装置には高い実装精度が求められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来電子部
品と基板を位置合わせするにあたり、カメラで基板と電
子部品を観察し、位置ズレしないように電子部品を仮圧
着機で基板に仮付けし、その後本圧着機で圧着すること
が行われている。
【0004】しかしながら、近年求められる実装精度
は、数μmオーダというように非常に高くなっており、
従来技術ではこのような精度を得ることが極めて困難で
ある。また仮に、このような精度が得られたとしても、
長い調整時間が必要になる。
【0005】そこで本発明は、短時間で高い実装精度を
得ることができる電子部品実装装置の調整方法及び電子
部品実装方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品実装装
置の調整方法は、仮圧着機で電子部品を基板に仮付けす
る第1工程と、第1工程で仮付けされた電子部品の基板
に対する実装時固有の位置ズレを求め、この実装時固有
の位置ズレに基づいて実装オフセットを設定する第2工
程と、仮圧着機で実装オフセットに基づく補正を行なっ
て電子部品を基板に仮付けする第3工程と、第3工程で
仮付けされた電子部品を本圧着機で基板に圧着する第4
工程と、第4工程で圧着された電子部品の基板に対する
位置ズレを求め、この圧着時固有の位置ズレに基づいて
圧着オフセットを設定する第5工程とを含む。
【0007】また本発明の電子部品実装方法は、仮圧着
機で電子部品を基板に仮付けする第1工程と、第1工程
で仮付けされた電子部品の基板に対する実装時固有の位
置ズレを求め、この実装時固有の位置ズレに基づいて実
装オフセットを設定する第2工程と、仮圧着機で実装オ
フセットに基づく補正を行なって電子部品を基板に仮付
けする第3工程と、第3工程で仮付けされた電子部品を
本圧着機で基板に圧着する第4工程と、第4工程で圧着
された電子部品の基板に対する位置ズレを求め、この圧
着時固有の位置ズレに基づいて圧着オフセットを設定す
る第5工程と、第2工程で設定された実装オフセットを
取得すると共に、第5工程で設定された圧着オフセット
のうち電子部品を仮付けしようとする装着位置に対応す
る圧着オフセットを取得する第6工程と、第6工程で取
得した実装オフセットと圧着オフセットとに基づいて、
仮圧着機で電子部品を故意に位置ズレさせて基板に仮付
けする第7工程と、第7工程において仮付けされた電子
部品を本圧着機で圧着する第8工程とを含む。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1では、仮圧着機で電子部
品を基板に仮付けする第1工程と、第1工程で仮付けさ
れた電子部品の基板に対する実装時固有の位置ズレを求
め、この実装時固有の位置ズレに基づいて実装オフセッ
トを設定する第2工程と、仮圧着機で実装オフセットに
基づく補正を行なって電子部品を基板に仮付けする第3
工程と、第3工程で仮付けされた電子部品を本圧着機で
基板に圧着する第4工程と、第4工程で圧着された電子
部品の基板に対する位置ズレを求め、この圧着時固有の
位置ズレに基づいて圧着オフセットを設定する第5工程
とを含むので、仮圧着機に起因する実装時固有の位置ズ
レと本圧着機に起因する圧着時固有の位置ズレとを明確
に区別してとらえ、前者に対しては実装オフセットによ
り、後者に対しては圧着オフセットにより、独自に対処
するようにしたので、実装精度の調整を正確かつ短時間
で行うことができる。
【0009】また請求項4では、仮圧着機で電子部品を
基板に仮付けする第1工程と、第1工程で仮付けされた
電子部品の基板に対する実装時固有の位置ズレを求め、
この実装時固有の位置ズレに基づいて実装オフセットを
設定する第2工程と、仮圧着機で実装オフセットに基づ
く補正を行なって電子部品を基板に仮付けする第3工程
と、第3工程で仮付けされた電子部品を本圧着機で基板
に圧着する第4工程と、第4工程で圧着された電子部品
の基板に対する位置ズレを求め、この圧着時固有の位置
ズレに基づいて圧着オフセットを設定する第5工程と、
第2工程で設定された実装オフセットを取得すると共
に、第5工程で設定された圧着オフセットのうち電子部
品を仮付けしようとする装着位置に対応する圧着オフセ
ットを取得する第6工程と、第6工程で取得した実装オ
フセットと圧着オフセットとに基づいて、仮圧着機で電
子部品を故意に位置ズレさせて基板に仮付けする第7工
程と、第7工程において仮付けされた電子部品を本圧着
機で圧着する第8工程とを含む。ここで、本圧着機にお
ける圧着時固有の位置ズレは、本圧着機にセットされる
基板の装着位置に依存する。したがって、装着位置如何
によって適切な圧着オフセットを用いることによって、
高い実装精度を得ることができる。
【0010】次に、図面を参照しながら本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態に
おける電子部品実装装置の外観図である。図1におい
て、1は通信ケーブル2を用いて後述する各要素とデー
タ通信及び制御信号のやりとりを行うラインコントロー
ラ、3は基板を隣接する異方性導電体貼付機4へ供給す
る基板供給機、5は異方性導電体貼付機4により電極に
異方性導電体が貼付けられた基板の電極に電子部品を仮
付けする仮圧着機、6は基板に仮付けされた電子部品を
基板に圧着する本圧着機、7は仮圧着機5により電子部
品が仮付けされた基板あるいは本圧着機6により電子部
品が圧着された基板を受取って基板に対する電子部品の
位置ズレを計測する位置ズレ検査機、8は電子部品実装
装置外へ処理済の基板を搬出する基板回収機である。
【0011】さて図2は、本発明の一実施の形態におけ
る仮圧着機の平面図である。図2において、9は水平な
基台、10は基台9の前部に設けられる基板位置決め部
である。
【0012】基板位置決め部10のうち、11,12は
X方向に長く設けられたアーム移動軸13によってX方
向に移動するアームであり、アーム11,12は基板1
4の下面を支持して基板14を移送できるようになって
いる。
【0013】本形態においては、基板14として表示パ
ネルを用いており、基板14の各辺には電子部品Pが実
装されるものである。そして、電子部品Pは、TCPで
ある。
【0014】15は基板14の下面中央部を保持する保
持部であり、16は保持部15をθ方向に回転させるθ
テーブル、17はθテーブル16をX方向に移動させる
Xテーブル、18は基台14上に設けられXテーブル1
7をY方向に移動させるYテーブルである。これらθテ
ーブル16、Xテーブル17、Yテーブル18を駆動す
ることにより、基板14のうち次に実装を行う箇所を後
述する装着ステーションに位置させることができる。
【0015】基台9の後部には、左右対称に、電子部品
Pを供給する第1部品供給部19と、第2部品供給部2
0が配置されている。
【0016】21は矢印N1方向に送られ、電子部品P
を保持する第1のキャリアテープである。22は矢印N
2方向に送られ、電子部品Pを保持する第2のキャリア
テープである。第1のキャリアテープ21から金型23
が電子部品Pを打抜き電子部品Pが取出される。また同
様に、第2のキャリアテープ22から金型24が電子部
品Pを取出す。
【0017】そして取出された電子部品Pは、取出ヘッ
ド25によってプリセンタテーブル26上へ移載され
る。
【0018】26は取出ヘッド25から電子部品Pを受
取ってチャック爪26aによって電子部品Pの位置決め
を行うプリセンタテーブルである。プリセンタテーブル
26は往復テーブル30上に載置されており、プリセン
タテーブル26の中心は、取出ヘッド25の真下とピッ
クアップステーションS1との間を往復する(図3の実
線および破線)。
【0019】また31は基台9の中央部に設けられたタ
ーンテーブルであり、ターンテーブル31は軸32を中
心にして水平面内を回転し、ターンテーブル31の外周
部には、90度おきに下向きに装着ヘッド33〜36が
設けられている。そして、ターンテーブル31が矢印M
方向にインデックス回転することにより、装着ヘッド3
3〜36は、ピックアップステーションS1、装着ステ
ーションS2の間を循環する。
【0020】また37,38は、装着ステーションS2
の下部に上向きに配置された左端カメラ、右端カメラで
ある。これらのカメラは、後述するように、基板に仮付
けされようとする電子部品Pの左端部および右端部に視
野をセットし、位置関係を観察するものである。
【0021】次に図4を参照しながら、本発明の一実施
の形態における本圧着機6について説明する。図4に示
すように、本圧着機6の基台40には、仮圧着機5と同
様に、基板14を位置決めする基板位置決め部48が設
けられている。そして、基板位置決め部48は、保持部
41、θテーブル42、Xテーブル43、Yテーブル4
4、アーム45,46及びアーム移動軸47を有する。
【0022】また基台40上には、仮圧着機5により仮
付けされた電子部品Pを圧着(熱圧着)する圧着ユニッ
ト50が設けられている。
【0023】次に図5を参照しながら、圧着ユニット5
0について説明する。図5において、51は基台40上
に固定される水平な底板、52は底板51上に固定さ
れ、基板14を下受けする下受台、54は支柱53によ
って水平に支持される上板、55はそのロッド56が下
向きになるように上板54に固定されるシリンダ、57
はロッド56の下端部に連結され、電子部品Pを押圧す
る圧着ツールである。したがって、図5に示す状態から
シリンダ51を駆動して圧着ツール57を下降させる
と、異方性導電体を介して基板14に仮付けされた電子
部品Pを、基板14に押し付け、また圧着ツール57に
内蔵されたヒータの熱を異方性導電体へ伝え、異方性導
電体を硬化させることにより、電子部品Pを基板14に
圧着することができる。
【0024】次に図6を参照しながら、位置ズレ検査機
7について説明する。位置ズレ検査機7の基台60上に
も、仮圧着機5と同様に、基板14を位置決めするため
の基板位置決め部61が設けられている。また仮圧着機
5の左端カメラ37、右端カメラ38と同様に、電子部
品Pの左右両端部を観察する左端カメラ62、右端カメ
ラ63が設けられている。
【0025】次に、図7〜図12を参照しながら、本発
明の一実施の形態における調整方法の原理について説明
する。図7に示すように、電子部品Pの電極71の両脇
には位置合せマークT1,T2が形成されており、また
基板14の電極70の両脇にも、位置合せマークS1,
S2が形成されている。また、CTは位置合せマークT
1,T2の中点、CSは位置合せマークS1,S2の中
点である。
【0026】さて仮圧着機5の装着ヘッド33〜36に
電子部品Pを保持させ仮付けを行う際に、左端カメラ3
7、右端カメラ38の電子部品Pの左端部及び右端部を
観察する。このとき図7に示すように、左端カメラ37
の視野がV2、右端カメラ38の視野がV1であるもの
とする。これらの視野V1,V2には、位置合せマーク
T1,S1、T2,S2が含まれる。
【0027】一般に、図7に示すように、電子部品Pが
基板14に対して位置が合わない。このとき、中点C
T,CSの画像上のズレLx,Lyは、位置合わせマー
クT1,S1、T2,S2の座標値から簡単に求めるこ
とができる。そして画像上のズレLx,Lyがゼロにな
るように基板14を移動させるものとすると、結果は図
8に示すようになる。
【0028】ここで本来ならば、中点CT,CSは一致
するはずであるが、装着ヘッドに固有の機械的な誤差や
くせがあるので実装ズレmx,myが発生する。そこ
で、実装ズレmx,myからオフセット−mx,−my
を用いれば、図9に示すように、中点CT,CSが一致
するように仮付けすることができる。
【0029】ところが、図9に示すように中点CT,C
Sが一致するように仮付けした後本圧着機6で圧着を行
うと、図10に示すように、圧着を行う前に一致してい
た中点CT,CSが再度ずれてしまう。これは、次の理
由による。
【0030】即ち、まず圧着を行う前には、異方性導電
体は硬化しておらず、電子部品Pは基板14に固着され
ているわけではない。したがって、電子部品Pは基板1
4に対してズレを生じ得る状態にある。また。圧着ツー
ル57は、異方性導電体を加熱するためヒータを内蔵し
ているものであるが、圧着ツール57が温度上昇した
り、あるいは電子部品Pや基板14に接触した際に温度
低下したりする際に、圧着ツール57が熱変形を生じ、
圧着ツール57と基板14とに挟まれる電子部品Pが圧
着ツール57の熱変形の方向に引っぱられるためであ
る。このため、図10の例では、CT,CSは、圧着ズ
レpx,pyを生じている。
【0031】ところが、圧着ズレpx,pyは、圧着ツ
ール57の熱変形により生じるものであるから、基板1
4の装着位置毎に固有の値であって再現性を有する。即
ち、圧着ズレpx,pyは、装着位置に依存し、装着位
置毎に予め測定しておけば、その値px,pyを圧着オ
フセットとして使用することができる。
【0032】したがって、仮圧着機5による仮付けを行
う際、圧着ズレpx,pyを打ち消す圧着オフセット−
px,−pyを定め、図9に示すように中点CT,CS
を一致させるのではなく、図11に示すように、圧着オ
フセット−px,−pyだけわざとずらして仮付けを行
う。すると、本圧着機6による圧着の結果、図12に示
すように、圧着後に中点CT,CSを一致させることが
できる。このようにすれば、±3μm程度の精度を得る
ことができ、近年の高い精度要求にも対応することがで
きる。
【0033】さて本形態では、図13に示すように、K
1〜K14の14個の装着位置を設定し、これらの装着
位置K1〜K14毎に圧着オフセットを管理する。な
お、装着位置の個数等は、基板への実装要領如何により
自由に変更できる。
【0034】次に図14を参照しながら、仮圧着機5の
制御部について説明する。図14において、70は全体
を制御するCPU(中央処理装置)、71は左端カメラ
37、右端カメラ38の画像を取得して画像上のズレL
x,Lyを出力する認識部である。72は図16〜図1
8のフローチャートに沿った制御プログラムを格納する
ROM(リードオンリーメモリ)、73は通信テーブル
2を介してラインコントローラ1と通信する通信制御
部、74は実装オフセットテーブル75、圧着オフセッ
トテーブル76、作業領域77などが設けられたRAM
(ランダムアクセスメモリ)である。
【0035】実装オフセットテーブル75は、図15
(a)に示すように、装着ヘッドに固有の実装オフセッ
トMX,MYを記憶するものである。ここで、装着ヘッ
ドaは装着ヘッド33の名称であり、装着ヘッドb,
c,dはそれぞれ装着ヘッド34,35,36に一対一
に対応する。また、圧着オフセットテーブル76は、図
15(b)に示すように、図13に示した装着位置K1
〜K14毎の圧着オフセットPX,PYを記憶するもの
である。また作業領域77には、CPU70の処理上必
要なデータを一時的に格納するためのものである。
【0036】次に図16を参照しながら、本発明の一実
施の形態における電子部品実装装置の調整方法および電
子部品実装方法について説明する。まず図16(a)に
示すように、装着ヘッド毎の実装オフセットMX,MY
を定め装着位置毎の圧着オフセットPX,PYを定め
る。
【0037】即ち、ステップ1にて、仮圧着機5を用い
て電子部品の仮付けを行う。そして実装オフセットを設
定し(ステップ2)、実装オフセットテーブル75に格
納する。
【0038】即ち、図17に示すように、装着ヘッド3
3〜36のうちの1つを選択し(ステップ21)、全て
の装着位置K1〜K14に図7〜図8に示す要領で仮付
けする(ステップ22)。そして、基板14を位置ズレ
検査機7へ移送し(ステップ23)、各装着位置におけ
る電子部品Pの位置ズレ、すなわち実装ズレmx,my
を求める(ステップ24)。そして、全装着位置K1〜
K14の実装ズレmx,myの平均値MX,MYを選択
した装着ヘッドの実装オフセットMX,MYとして実装
オフセットテーブル75へ格納する(ステップ25)。
以上の処理を、全ての装着ヘッドについて行い(ステッ
プ26)、実装オフセットテーブル75の設定を完了す
る。
【0039】次にステップ3において、実装オフセット
テーブル75の実装オフセットMX,MYを反映させ
て、基板14の全ての装着位置K1〜K14に、図9に
示した要領で電子部品Pの仮付けを行う(ステップ
3)。そして、この仮付けを複数の基板14についてく
り返し行う。
【0040】そして、ステップ4にて仮付けされた全部
の基板14を、本圧着機6で圧着する。すると図10に
示したような、電子部品Pの圧着ズレpx,pyが発生
することになる。
【0041】次に、圧着オフセットを設定する(ステッ
プ5)。即ち、図18に示すように、圧着を済ませた全
基板を位置ズレ検査機7へ移送し(ステップ51)、各
装着位置K1〜K14における電子部品Pの位置ズレ、
すなわち圧着ズレpx,pyを求める(ステップ5
2)。
【0042】そして、基板14の枚数を1つずつ増やし
ながら(ステップ54)、全部の基板について以上の処
理を行い(ステップ55)、各装着位置毎に圧着ズレの
総和Σpx,Σpyを求める(ステップ53)。
【0043】そして求めた総和Σpx,Σpyを枚数で
割り、平均値を求め(ステップ56)、各装着位置K1
〜K14毎の圧着ズレの平均値を圧着オフセットPX,
PYとして圧着オフセットテーブル76へ格納する(ス
テップ57)。
【0044】以上の処理により、実装オフセットと圧着
オフセットの設定が完了する。次に図16(b)に示す
ように、設定した両オフセットを反映させて実装を行
う。即ち、仮圧着機5において実装を行うに先立ち、実
装オフセットテーブル75から今回電子部品Pを仮付け
する装着ヘッドに対応した実装オフセットMX,MYを
読出し、また圧着オフセットテーブル76から今回電子
部品Pが仮付けされる装着位置に対応した圧着オフセッ
トPX,PYを読出す。そしてこれらのオフセットの
和、MX+PX,MY+PYをオフセット量として定
め、このオフセット量に基づいて仮付けを行う。この処
理を全装着装置K1〜K14についてくり返す。その結
果、仮付けが完了した際、全ての装着装置における電子
部品Pは、図11に示すように、その装着位置に対応す
る圧着オフセットだけズレていることになる。
【0045】次いで、ステップ7にて、基板14を本圧
着機6へ移送し、電子部品Pの圧着を行う。その結果、
各装着位置に対応する圧着オフセットだけズレていた電
子部品Pが移動し、圧着オフセットがキャンセルされ
て、図12に示すように、高い位置精度を得ることがで
きる。
【0046】
【発明の効果】本発明の電子部品実装装置の調整方法
は、仮圧着機で電子部品を基板に仮付けする第1工程
と、第1工程で仮付けされた電子部品の基板に対する実
装時固有の位置ズレを求め、この実装時固有の位置ズレ
に基づいて実装オフセットを設定する第2工程と、仮圧
着機で実装オフセットに基づく補正を行なって電子部品
を基板に仮付けする第3工程と、第3工程で仮付けされ
た電子部品を本圧着機で基板に圧着する第4工程と、第
4工程で圧着された電子部品の基板に対する位置ズレを
求め、この圧着時固有の位置ズレに基づいて圧着オフセ
ットを設定する第5工程とを含むので、位置ズレの発生
メカニズムに合わせた適切なオフセット調整ができ、迅
速・正確な位置調整を行うことができる。また、これに
より、高い位置精度の実装を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における電子部品実装装
置の外観図
【図2】本発明の一実施の形態における仮圧着機の平面
【図3】本発明の一実施の形態における仮圧着機の動作
説明図
【図4】本発明の一実施の形態における本圧着機の平面
【図5】本発明の一実施の形態における圧着ユニットの
斜視図
【図6】本発明の一実施の形態における位置ズレ検査機
の平面図
【図7】本発明の一実施の形態における電子部品実装装
置の調整方法の原理説明図
【図8】本発明の一実施の形態における電子部品実装装
置の調整方法の原理説明図
【図9】本発明の一実施の形態における電子部品実装装
置の調整方法の原理説明図
【図10】本発明の一実施の形態における電子部品実装
装置の調整方法の原理説明図
【図11】本発明の一実施の形態における電子部品実装
装置の調整方法の原理説明図
【図12】本発明の一実施の形態における電子部品実装
装置の調整方法の原理説明図
【図13】本発明の一実施の形態における装着位置の説
明図
【図14】本発明の一実施の形態における仮圧着機の制
御ブロック図
【図15】(a)本発明の一実施の形態における実装オ
フセットテーブルの構成図 (b)本発明の一実施の形態における圧着オフセットテ
ーブルの構成図
【図16】(a)本発明の一実施の形態における電子部
品実装装置の調整方法のフローチャート (b)本発明の一実施の形態における電子部品実装方法
のフローチャート
【図17】本発明の一実施の形態における電子部品実装
装置の調整方法のフローチャート
【図18】本発明の一実施の形態における電子部品実装
装置の調整方法のフローチャート
【符号の説明】
5 仮圧着機 6 本圧着機 14 基板 P 電子部品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に電子部品を位置合せして仮付けする
    仮圧着機と、仮付けされた電子部品を基板に圧着する本
    圧着機とを備えた電子部品実装装置の調整方法であっ
    て、 仮圧着機で電子部品を基板に仮付けする第1工程と、 前記第1工程で仮付けされた電子部品の基板に対する実
    装時固有の位置ズレを求め、この実装時固有の位置ズレ
    に基づいて実装オフセットを設定する第2工程と、 仮圧着機で前記実装オフセットに基づく補正を行なって
    電子部品を基板に仮付けする第3工程と、 前記第3工程で仮付けされた電子部品を本圧着機で基板
    に圧着する第4工程と、 前記第4工程で圧着された電子部品の基板に対する位置
    ズレを求め、この圧着時固有の位置ズレに基づいて圧着
    オフセットを設定する第5工程とを含むことを特徴とす
    る電子部品実装装置の調整方法。
  2. 【請求項2】前記実装オフセットは、基板に対して設定
    された複数の装着位置における実装時固有の位置ズレを
    統計処理して算出されることを特徴とする請求項1記載
    の電子部品実装装置の調整方法。
  3. 【請求項3】前記圧着オフセットは、基板に対して設定
    された各装着位置ごとに、複数の圧着時固有の位置ズレ
    が求められ、各装着位置ごとにこの位置ズレを統計処理
    して算出されることを特徴とする請求項1記載の電子部
    品実装装置の調整方法。
  4. 【請求項4】仮圧着機で電子部品を基板に仮付けする第
    1工程と、 前記第1工程で仮付けされた電子部品の基板に対する実
    装時固有の位置ズレを求め、この実装時固有の位置ズレ
    に基づいて実装オフセットを設定する第2工程と、 仮圧着機で前記実装オフセットに基づく補正を行なって
    電子部品を基板に仮付けする第3工程と、 前記第3工程で仮付けされた電子部品を本圧着機で基板
    に圧着する第4工程と、 前記第4工程で圧着された電子部品の基板に対する位置
    ズレを求め、この圧着時固有の位置ズレに基づいて圧着
    オフセットを設定する第5工程と、 前記第2工程で設定された実装オフセットを取得すると
    共に、前記第5工程で設定された圧着オフセットのうち
    電子部品を仮付けしようとする装着位置に対応する圧着
    オフセットを取得する第6工程と、 前記実装オフセットと圧着オフセットとに基づいて、仮
    圧着機で電子部品を故意に位置ズレさせて基板に仮付け
    する第7工程と、 前記第7工程において仮付けされた電子部品を本圧着機
    で圧着する第8工程とを含むことを特徴とする電子部品
    実装方法。
  5. 【請求項5】仮圧着機は複数の装着ヘッドを有し、前記
    第2工程ではそれぞれの装着ヘッド毎に実装オフセット
    を設定しておき前記第6工程では、電子部品を仮付けし
    ようとしている装着ヘッドに対応する、実装オフセット
    を取得することを特徴とする請求項4記載の電子部品実
    装方法。
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