JP3399334B2 - バンプ付電子部品の熱圧着装置および熱圧着方法 - Google Patents

バンプ付電子部品の熱圧着装置および熱圧着方法

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JP3399334B2
JP3399334B2 JP34604497A JP34604497A JP3399334B2 JP 3399334 B2 JP3399334 B2 JP 3399334B2 JP 34604497 A JP34604497 A JP 34604497A JP 34604497 A JP34604497 A JP 34604497A JP 3399334 B2 JP3399334 B2 JP 3399334B2
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聖一 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
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    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
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    • HELECTRICITY
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    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/01Chemical elements
    • H01L2924/01066Dysprosium [Dy]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリップチップな
どのバンプ付電子部品を基板に熱圧着するバンプ付電子
部品の熱圧着装置および熱圧着方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子部品の小型化、配線パターンの狭ピ
ッチ化にともなって、電子部品を基板に実装する際の位
置精度には高精度が求められるようになり、基板の変形
や位置ずれなどによって生ずる実装点の位置誤差を画像
認識によって補正する方法が広く用いられている。この
方法は電子部品の実装に先立って、基板または基板と電
子部品の双方をカメラで撮像し、得られた画像データに
基づいて基板や電子部品の位置を検出し、この結果によ
り実装時の位置補正を行うものである。
【0003】ところで、フリップチップなど半導体素子
の下面にバンプが形成され、このバンプを基板の電極に
接合するものでは、前述の実装時の位置補正に際しては
このバンプの位置を画像認識により求める必要がある。
このため、基板とフリップチップのバンプを同一の位置
基準で撮像する目的で、フリップチップを保持する圧着
ヘッドと基板との間にカメラを位置させて基板と電子部
品のバンプを同時に撮像することが行われる。このカメ
ラは、圧着ヘッドを下降させてフリップチップを基板に
熱圧着する際には圧着ヘッドの下方から退避させる必要
があるため、可動式のアームに光学系を装着した光学ヘ
ッドが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年熱圧着
時の温度が高温化し基板自体を加熱する必要が生じてい
る。このため基板を保持する基板ステージ内にヒータが
内蔵される場合がある。このような場合には、光学ヘッ
ドを支持する基部周辺にもこの熱が伝わって加熱される
こととなり、この熱による変形で光学ヘッドの光軸にず
れが生じることがある。光学ヘッド光軸のずれは当然に
撮像データの位置精度に悪影響を及ぼし、位置補正の精
度に狂いを生じる。このように、高温実装を行う必要が
あるフリップチップの熱圧着においては、画像認識によ
る位置検出に際し熱による検出誤差を生じ、実装時の位
置補正精度が確保されないという問題点があった。
【0005】そこで本発明は、高温実装を行う場合でも
実装時の位置補正精度を保つことができるバンプ付電子
部品の熱圧着装置および熱圧着方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のバンプ付
電子部品の熱圧着装置は、バンプ付の電子部品を保持す
る圧着ヘッドと、この圧着ヘッドを昇降させる昇降手段
と、前記電子部品が熱圧着される基板を保持する基板ホ
ルダを前記圧着ヘッドに対して相対的に位置決めする位
置決め部と、前記圧着ヘッドに保持された電子部品と前
記基板上に形成された認識マークを同一の位置基準で撮
像する撮像部を備えた光学ヘッドと、この撮像結果に基
づいて前記基板と前記電子部品の位置を認識する画像認
識部と、前記基板ホルダに対する相対位置が固定され前
記撮像部によって撮像される第1の認識マークが設けら
れた較正ステージと、前記圧着ヘッドに着脱自在に保持
され第2の認識マークが設けられた較正治具と、前記画
像認識部によって認識される前記第1の認識マークと前
記第2の認識マークとの位置ずれ量を位置補正の誤差を
較正する較正値として記憶する記憶部とを備えた。
【0007】請求項2記載のバンプ付電子部品の熱圧着
方法は、圧着ヘッドに保持されたバンプ付の電子部品と
この電子部品が熱圧着される基板上に形成された認識マ
ークを同一の位置基準を有する撮像部で撮像し、撮像デ
ータに基づいて前記電子部品と前記基板を位置認識して
位置補正量を求め、この位置補正量に基づいて電子部品
を基板に熱圧着するバンプ付電子部品の熱圧着方法であ
って、第1の認識マークが設けられた較正治具を前記圧
着ヘッドで保持する工程と、第2の認識マークが設けら
れ前記基板ホルダとの相対位置が固定された較正ステー
ジを前記圧着ヘッドの下方に位置させる工程と、前記撮
像部を前記圧着ヘッドと前記較正ステージの間に位置さ
せて前記第1の認識マークと第2の認識マークを撮像す
る工程と、この撮像結果に基づいて第1の認識マークと
第2の認識マークの位置ずれを求めこの位置ずれより前
記較正ステージの位置補正量を算出する工程と、前記撮
像部を前記圧着ヘッドの下方より退避させた後に、前記
較正ステージを前記位置補正量に基づいて位置補正して
前記圧着ヘッドを下降させて前記較正治具を前記較正ス
テージ上にし前記圧着ヘッドを上昇させる工程と、
前記撮像部を前記較正ステージ上に位置させて、重ね合
わされた第1の認識マークと第2の認識マークを撮像す
る工程と、この撮像結果に基づき第1の認識マークと第
2の認識マークの位置ずれ量を位置ずれ較正値として記
憶部に登録する工程と、電子部品の熱圧着時にこの較正
値により前記位置補正量を較正する工程とを含む。
【0008】本発明によれば、基板との相対的な位置が
固定され、第1の認識マークが設けられた較正ステージ
と、圧着ヘッドに保持された較正治具の第2の認識マー
クをカメラで撮像してこの2つの認識マークを一致させ
るように位置補正を行った後、この較正ステージ上に較
正治具を移載して重ね合わせた状態で第1の認識マーク
と第2の認識マークの位置ずれを検出することにより、
熱圧着時の熱で光学ヘッドの光軸がずれることによって
生じる位置補正の誤差を較正することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態のバン
プ付電子部品の熱圧着装置の側面図、図2は同バンプ付
電子部品の熱圧着装置の部分斜視図、図3は同バンプ付
電子部品の熱圧着装置の較正ステージの断面図、図4は
同バンプ付電子部品の熱圧着装置の位置補正較正用マー
クの平面図、図5は同バンプ付電子部品の熱圧着装置の
位置補正較正処理のフロー図である。
【0010】まず図1を参照してバンプ付電子部品の熱
圧着装置の構造について説明する。図1において、XY
テーブル1によって水平方向へ移動するテーブル1a上
には基板ホルダ2が設けられている。基板ホルダ2上に
は基板3が載置されており、基板3の側方のテーブル1
a上には電子部品5の供給部4が配設されている。XY
テーブル1を駆動することにより、基板3、供給部4は
水平面内で移動する。XYテーブル1の上方には電子部
品5が圧着ヘッド6に保持されており、圧着ヘッド6は
第1の昇降ブロック10に装着されている。
【0011】第1の昇降ブロック10の背面にはスライ
ダ11が固着されており、スライダ11は第1のフレー
ム13の前面に配設された垂直なガイドレール12に上
下方向にスライド自在に嵌合している。また第1の昇降
ブロック10の上部には逆L字状の張り出し部14が設
けられている。張り出し部14の下面には後述する荷重
検出手段であるロードセルが当接する。
【0012】第1の昇降ブロック10の上方には第2の
昇降ブロック20が設けられている。第2の昇降ブロッ
ク20の背面にはスライダ21が設けられており、スラ
イダ21は第2のフレーム23の前面に配設された垂直
なガイドレール22に上下方向にスライド自在に嵌合し
ている。第2の昇降ブロック20の下部には逆L字状の
張り出し部24が設けられている。張り出し部24の上
面には歪式の荷重検出手段であるロードセル26が配設
されており、ロードセル26は張り出し部24の下面に
当接している。また第2の昇降ブロック20の下面には
シリンダ25が下向きに装着されており、シリンダ25
のロッド25aは張り出し部24の上面に当接してい
る。
【0013】第2のフレーム23の上部には断面がコ字
型のブラケット30が固着されている。ブラケット30
上にはモータ31が配設されており、モータ31の回転
軸は垂直な送りネジ27と接続されている。送りネジ2
7は第2の昇降ブロック20に内蔵されたナット28に
螺入している。したがってモータ31が正逆回転すると
ナット28は送りネジ27に沿って昇降し、第2の昇降
ブロック20および第1の昇降ブロック10は昇降す
る。すなわちモータ31、送りネジ27およびナット2
8は第1の昇降部ブロック10とともに、圧着ヘッド6
を昇降させる昇降手段となっている。
【0014】モータ31は昇降モータ駆動部33と接続
されており、昇降モータ駆動部33は制御部43からの
指令を受けモータ31の回転を制御する。第1のフレー
ム12の下方には撮像部39が設けられている。撮像部
39は前方へ突出する光学ヘッド38を備えており、モ
ータ41によって駆動される送りネジ40によって前後
進する。撮像部39は光学ヘッド38を介して光学ヘッ
ド38の前進時(鎖線で示す38参照)に電子部品5お
よび基板3の位置認識を行う。撮像部39には画像認識
部37が接続されており、画像認識部37は制御部43
と接続されている。撮像部39に取込まれた画像データ
は画像認識部37へ送られ、画像認識部37によって認
識され、検出された基板3や電子部品5の位置データは
制御部43に送られる。
【0015】ボンディング荷重検出部34は、ロードセ
ル26によって検出された荷重値に基づき、ボンディン
グ荷重を検出する。θモータ駆動部35は、圧着ヘッド
7をθ回転させる角度補正用モータ29を駆動する。モ
ータ駆動部36は光学ヘッド38および撮像部39を前
後進させるモータ41を駆動する。XYテーブル駆動部
42は、XYテーブル1を駆動する。また制御部43に
は記憶部44が接続されており、記憶部44はプログラ
ム記憶領域45、データ記憶領域46より成る。プログ
ラム記憶領域45には、各部の動作プログラムが記憶さ
れ、データ記憶領域46には、位置補正の較正値などの
データが記憶される。
【0016】次に図2を参照して光学ヘッド38の構造
および配置について説明する。図2において、光学ヘッ
ド38の先端部には3つのミラー19a,19b,19
cが配設されている。中央のミラー19cは両面ミラー
であり、上方から入射する光(光軸b)はミラー19c
の上面で反射され、ミラー19bを経て撮像部39の電
子部品認識用のカメラ39bに導かれる。また下方から
入射する光(光軸a)も同様にミラー19cの下面で反
射され、ミラー19aを経て撮像部39の基板認識用の
カメラ39aに導かれる。
【0017】光学ヘッド38が前進した状態では、ミラ
ー19cは圧着ヘッド6の直下に位置する。したがって
XYテーブル1を駆動して較正ステージ8を圧着ヘッド
6の直下に位置させると、較正ステージ8上に設けられ
た第1の認識マークM1と、圧着ヘッド6に保持された
較正治具9の第2の認識マークM2をそれぞれ基板認識
用のカメラ39aと電子部品認識用のカメラ39bによ
って撮像することができる。このとき、カメラ39aと
カメラ39bの相対的な位置関係は固定されているた
め、第1の認識マークM1と第2の認識マークM2は同
一の位置基準に基づいて撮像される。なお、上述の例で
は、別のカメラ39a、39bで第1の認識マークM1
と第2の認識マークM2を撮像しているが、1台のカメ
ラを使用して両者を交互に撮像してもよい。この場合で
も第1及び第2の認識マークは同一の位置基準に基づい
て撮像される。
【0018】次に図3を参照して較正ステージ8および
較正治具9について説明する。図3において、較正ステ
ージ8はブロック状の部材であり、XYテーブル1上の
基板ホルダ2との相対位置が固定された位置に装着され
る。本実施の形態では、基板ホルダ2に取り付けられて
いるが、基板ホルダ2と一体的に水平移動する場所(例
えばテーブル1aの上面)であればどの位置でもよい。
較正ステージ8の上面には凹部8aが設けられており、
凹部8a内には白色のプレート17が装着され、プレー
ト17は吸着孔18aを真空吸引することにより凹部8
a内で固定される。プレート17の上面には円点状の第
1の認識マークM1が設けられている。
【0019】較正ステージ8上には較正治具9が載置さ
れ、吸着孔18bを真空吸引することにより較正冶具9
は較正ステージ8の上面に固定される。較正治具9は透
明板より成り、較正治具9の下面には円環状の第2の認
識マークM2が設けられている。この較正冶具9は後述
するように、位置補正の較正処理を行うときにのみ、吸
着ヘッド6に保持されまたは較正ステージ8上に載置さ
れて用いられる。較正ステージ8上に較正治具9が載置
された状態で、較正ステージ8を圧着ヘッド6の直下に
位置させ、光学ヘッド38を前進させてカメラ39aで
下方を撮像することにより、図3の画像50に示すよう
に同一画像内に第1の認識マークM1と第2の認識マー
クM2が重ね合わされた画像を得ることができる。
【0020】このバンプ付電子部品の熱圧着装置は上記
のように構成され、以下動作を説明する。まず図1にお
いて、XYテーブル1を駆動して供給部4を圧着ヘッド
6の下方に位置させた状態で昇降モータ31を駆動する
ことにより、圧着ヘッド6を下降させ、電子部品5をピ
ックアップして保持したならば、圧着ヘッド6は上昇す
る。次に基板3を圧着ヘッド6の下方に位置させた状態
でモータ41を駆動して光学ヘッド38を前進させ、カ
メラ39a,39bにより基板3および電子部品5を撮
像する。この撮像データに基づいて画像認識部37によ
り基板3および電子部品5の位置を認識する。この認識
結果に基づいて制御部43はXYテーブル1を駆動し、
実装点の位置補正を行って電子部品5を基板3に熱圧着
する。
【0021】ところで、熱圧着中は基板ホルダ2はヒー
タにより高温に加熱されており、この熱は周囲に伝達さ
れる。光学ヘッド38を前後動させる駆動部の基部もこ
の熱により変形する。この結果、図2に示す光軸a,b
の方向に狂いが生じることとなり、カメラ39a、39
bの認識結果に位置ずれが生じる。したがって実装点の
位置補正に誤差が生じ、正しい実装が行えないようにな
る。そこでこの熱による位置補正の誤差を較正するため
に行われる較正処理について、図5のフローに沿って説
明する。
【0022】まずXYテーブル1を駆動して較正ステー
ジ8を圧着ヘッド6の下方に位置させる(ST1)。次
に較正ステージ8上に載置されている較正治具9を圧着
ヘッド6に吸着させて保持させる(ST2)、この状態
で光学ヘッド38を熱圧着ヘッド7と較正ステージ8の
間に前進させる(ST3)。次にカメラ39a,39b
により、較正ステージ8の第1の認識マークM1と較正
治具9の第2の認識マークM2を撮像する(ST4)。
【0023】これにより、図4(a),(b)に示すよ
うに第1の認識マークM1、第2の認識マークM2の画
像が得られる。次に得られた画像から第1の認識マーク
M1の位置ずれ(dx1,dy1)および第2の認識マ
ークM2の位置ずれ(dx2,dy2)を求める(ST
5)。これにより、第1の認識マークM1と第2の認識
マークM2を一致させるための較正ステージ8の位置補
正距離Δx=dx1−dx2,Δy=dy1−dy2を
算出する(ST6)。
【0024】次に光学ヘッド38を圧着ヘッド6の下方
から退避させ(ST7)、較正ステージ8を上記位置補
正距離Δx,Δyだけ移動させて第1の認識マークM1
と第2の認識マークM2の位置合わせを行う(ST
8)。次いで圧着ヘッド6を下降させて較正治具9を較
正ステージ8上に移載し(ST9)、圧着ヘッド6を上
昇させる(ST10)。この後再び光学ヘッド38を較
正ステージ8上に前進させ(ST11)、カメラ39a
により重ね合わされた第1の認識マークM1と第2の認
識マークM2を撮像する。
【0025】ここで、光学ヘッド38の光軸a,bが正
しい位置関係にあればST6で求められた位置補正距離
Δx,Δyによって第1の認識マークM1と第2の認識
マークM2の位置ずれは補正され、第1の認識マークM
1と第2の認識マークM2の中心位置は一致しているは
ずであるが、前述のように熱圧着動作継続中の経時変化
により光軸a,bには狂いが生じる。この光軸の狂いに
より生じた位置補正の誤差は第1の認識マークM1と第
2の認識マークM2の位置ずれとして表れるため、図4
(c)に示すようにST12にて得られた画像から第1
の認識マークM1と第2の認識マークM2の位置ずれd
X,dYを求めれば(ST13)、この位置ずれdX,
dYが位置補正の誤差を較正する較正値となる。このよ
うにして求められた較正値は記憶部44のデータ記憶領
域46に記憶される。
【0026】この較正処理は熱圧着動作中の適当なイン
ターバル毎に行われ、その都度較正値がその時点での位
置ずれ量に基づいて更新される。このようにして求めら
れた位置補正誤差の較正値に基づいて熱圧着時の実装位
置を補正することにより、常に正しい位置補正を行って
高精度の実装を行うことができる。この場合、較正専用
の較正ステージを設けることにより、較正のためにダミ
ーワークを用いる必要がなく、したがって較正を行う都
度熱圧着動作を中断させて人手によりダミーワークをセ
ットする手間と時間を省くことができる。
【0027】なお、本実施の形態では、X方向およびY
方向の位置補正を行う場合について説明したが、第1の
認識マークM1、第2の認識マークM2に十字線を設け
ることにより、θ方向の位置ずれを検出することがで
き、この検出結果に基づいてθモータ29を駆動すれ
ば、電子部品の実装時にθ方向の回転位置補正量の較正
を行うことができる。また、本実施の形態では透明板で
較正治具9を構成しているが、これに限定されるもので
はなく、較正ステージ8上に載置されたときにその下方
の第1の認識マークM1を上方から観察できるものであ
ればよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は、基板との相対的な位置が固定
され、第1の認識マークが設けられた較正ステージと、
圧着ヘッドに保持された較正治具の第2の認識マークを
カメラで撮像してこの2つの認識マークを一致させるよ
うに位置補正を行った後、この較正ステージ上に較正治
具を移載して重ね合わせた状態で第1の認識マークと第
2の認識マークの位置ずれを検出するようにしているの
で、熱圧着時の熱で基板および電子部品の位置認識用の
光学ヘッドの光軸がずれることによって生じる位置補正
の誤差を較正するのに必要な較正値を高精度で求めるこ
とができる。したがって高温実装が必要とされる電子部
品の熱圧着を高い位置精度で行うことができ、また専用
の較正ステージを設けるようにしているので、ダミーワ
ークを用いる場合のような熱圧着動作の中断がなく、人
手によるダミーワークのセットの手間と時間を省いて高
能率の熱圧着を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のバンプ付電子部品の熱
圧着装置の側面図
【図2】本発明の一実施の形態のバンプ付電子部品の熱
圧着装置の部分斜視図
【図3】本発明の一実施の形態のバンプ付電子部品の熱
圧着装置の較正ステージの断面図
【図4】本発明の一実施の形態のバンプ付電子部品の熱
圧着装置の位置補正較正用マークの平面図
【図5】本発明の一実施の形態のバンプ付電子部品の熱
圧着装置の位置補正較正処理のフロー図
【符号の説明】
1 XYテーブル 3 基板 5 電子部品 6 圧着ヘッド 8 較正ステージ 9 較正冶具 10 第1の昇降ブロック 20 第2の昇降ブロック 31 モータ 37 画像認識部 38 光学ヘッド 39 撮像部 43 制御部 44 記憶部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−288337(JP,A) 特開 平9−232363(JP,A) 特開 平10−125728(JP,A) 特開 平4−100119(JP,A) 特開 平6−236904(JP,A) 実開 平5−87949(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60 311 H05K 3/34 507

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バンプ付の電子部品を保持する圧着ヘッド
    と、この圧着ヘッドを昇降させる昇降手段と、前記電子
    部品が熱圧着される基板を保持する基板ホルダを前記圧
    着ヘッドに対して相対的に位置決めする位置決め部と、
    前記圧着ヘッドに保持された電子部品と前記基板上に形
    成された認識マークを同一の位置基準で撮像する撮像部
    を備えた光学ヘッドと、この撮像結果に基づいて前記基
    板と前記電子部品の位置を認識する画像認識部と、前記
    基板ホルダに対する相対位置が固定され前記撮像部によ
    って撮像される第1の認識マークが設けられた較正ステ
    ージと、前記圧着ヘッドに着脱自在に保持され第2の認
    識マークが設けられた較正治具と、前記画像認識部によ
    って認識される前記第1の認識マークと前記第2の認識
    マークとの位置ずれ量を位置補正の誤差を較正する較正
    値として記憶する記憶部とを備えたことを特徴とするバ
    ンプ付電子部品の熱圧着装置。
  2. 【請求項2】圧着ヘッドに保持されたバンプ付の電子部
    品とこの電子部品が熱圧着される基板上に形成された認
    識マークを同一の位置基準を有する撮像部で撮像し、撮
    像データに基づいて前記電子部品と前記基板を位置認識
    して位置補正量を求め、この位置補正量に基づいて電子
    部品を基板に熱圧着するバンプ付電子部品の熱圧着方法
    であって、第1の認識マークが設けられた較正治具を前
    記圧着ヘッドで保持する工程と、第2の認識マークが設
    けられ前記基板ホルダとの相対位置が固定された較正ス
    テージを前記圧着ヘッドの下方に位置させる工程と、前
    記撮像部を前記圧着ヘッドと前記較正ステージの間に位
    置させて前記第1の認識マークと第2の認識マークを撮
    像する工程と、この撮像結果に基づいて第1の認識マー
    クと第2の認識マークの位置ずれを求めこの位置ずれよ
    り前記較正ステージの位置補正量を算出する工程と、前
    記撮像部を前記圧着ヘッドの下方より退避させた後に、
    前記較正ステージを前記位置補正量に基づいて位置補正
    して前記圧着ヘッドを下降させて前記較正治具を前記較
    正ステージ上にし前記圧着ヘッドを上昇させる工程
    と、前記撮像部を前記較正ステージ上に位置させて、重
    ね合わされた第1の認識マークと第2の認識マークを撮
    像する工程と、この撮像結果に基づき第1の認識マーク
    と第2の認識マークの位置ずれ量を位置ずれ較正値とし
    て記憶部に登録する工程と、電子部品の熱圧着時にこの
    較正値により前記位置補正量を較正する工程とを含むこ
    とを特徴とするバンプ付電子部品の実装方法。
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