JP4709793B2 - 鋼矢板および壁体ならびに鋼矢板の施工方法 - Google Patents

鋼矢板および壁体ならびに鋼矢板の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、土木建築分野における、土留め、護岸構造等を形成する鋼矢板および壁体ならびに鋼矢板の施工方法に関するものである。
鋼矢板の製造において、新たな製造装置を必要とせず既存の設備のみで全て圧延により高い断面高さを確保し鋼矢板を高剛性化することは限界があるため、図8に示すように、既存形鋼商品を組み合わせ、組み合わせ箇所に溶接加工を施すことで、断面高さの高い高剛性鋼矢板を製造する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、図9に示すように、高剛性の鋼矢板とするために断面高さを高くできるZ形鋼矢板を圧延にて製造し、2枚のZ形鋼矢板の継手同士を嵌合し、かしめ/溶接にて連結する組合せ鋼矢板も知られている(例えば、特許文献2、非特許文献1参照)に開示されている。
特開2005−127033号公報 特開2002−294691号公報 Steel sheet piling general catalogue ,Profilarbed S.A. 2006
鋼矢板の断面高さを高くするために、図8に示すようなハット形形状の鋼矢板16とH形鋼17を連結して全体形状としてほぼY型形状の鋼矢板15あるいはA型形状の鋼矢板19を製作する方法においては、鋼矢板ウェブにH形鋼フランジを隅肉溶接29する方法では、鋼矢板フランジとウェブが交差する角部28付近にH形鋼フランジ端部31を溶接するため、溶接熱により、Y型形状の鋼矢板15を製作する場合は公差角度βが広がり、A型形状の鋼矢板19の場合は、公差角度βが縮まってしまうといった変形が生じてしまう。このような変形が生じてしまった場合、所定の交差角度に収めるための矯正作業が必要になってしまい、その作業負担が増えるばかりでなくコストが増え経済的でなくなる。
図8の方法で、熱ひずみを低減するために溶接量を減らすと、形鋼同士の連結箇所(隅肉溶接部29)で強度が低下し、矢板に大きな曲げ/せん断荷重が加わると、連結箇所29での応力伝達が十分に行われず、鋼矢板16とH形鋼17とが一体化して外荷重に対して抵抗しなくなる。
また、図9に示すように、2枚のZ形形状20を組み合わせて一体化した鋼矢板21を作製する場合、継手部を鋼矢板長手方向から嵌合するための手間・設備・作業スペースが必要である。
本発明は、既存の圧延設備で製造でき、加工による溶接熱ひずみの発生を押さえ、経済的で高い剛性・強度の鋼矢板を提供すると共に、それを使用した経済的で高い剛性・強度の壁体ならびに前記鋼矢板の施工方法を提供することを目的とする。
第1発明の鋼矢板においては、断面で巾方向一端側に嵌合用継手を有し他端側に嵌合継手を備えていない鋼矢板構成圧延部材であって、前記鋼矢板構成圧延部材はその幅方向両端部の間で複数箇所折り曲げ部が設けられ、かつ前記嵌合用継手を除いて幅方向の両端部にフランジを有すると共に幅方向中間部にウェブを備えた鋼矢板構成圧延部材が用いられ、前記嵌合用継手を除いて前記ウェブの接触面で線対称となる2枚の鋼矢板構成圧延部材をウェブの部分で背中合わせに接触するように対称に、かつ嵌合用継手が幅方向の両端部に位置するように配置され、前記ウェブ相互を、溶接またはボルトあるいはドリルねじのいずれかの連結手段により一体化したことを特徴とする。
また、第2発明の鋼矢板においては、断面で巾方向一端側に嵌合用継手を有し他端側に嵌合継手を備えていない鋼矢板構成圧延部材であって、前記鋼矢板構成圧延部材はその幅方向両端部の間で複数箇所折り曲げ部が設けられ、幅方向の断面で、一端側に嵌合用継手を有し、その嵌合用継手に接続する下フランジと、その下フランジの他端側から一体に突出するように屈曲連設されたウェブと、そのウェブの他端側から一体に屈曲連設された上フランジとを備えた断面構造の鋼矢板構成圧延部材とされ、前記嵌合用継手を除いて前記ウェブの接触面で線対称となる2枚の鋼矢板構成圧延部材を前記ウェブの部分で背中合わせに接触するように対称、かつ嵌合用継手が幅方向の両端部に位置するように配置され、前記ウェブ相互を、溶接またはボルトあるいはドリルねじのいずれかの連結手段により一体化したことを特徴とする。
また、第3発明の鋼矢板においては、断面で巾方向一端側に嵌合用継手を有し他端側に嵌合継手を備えていない鋼矢板構成圧延部材であって、前記鋼矢板構成圧延部材はその幅方向両端部の間で複数箇所折り曲げ部が設けられ、幅方向の断面で、一端側に嵌合用継手を有し、その嵌合用継手に接続する下フランジと、その下フランジの他端側から一体に突出するように屈曲連設された下ウェブと、その下ウェブの他端側から一体に屈曲連設された中フランジと、その中フランジの他端側から突出するように屈曲連設された上ウェブとを備えた断面構造の鋼矢板構成圧延部材とされ、前記嵌合用継手を除いて前記上ウェブの接触面で線対称となる2枚の鋼矢板構成圧延部材を前記上ウェブの部分で背中合わせに接触するように対称、かつ嵌合用継手が幅方向の両端部に位置するように配置され、前記上ウェブ相互を、溶接またはボルトあるいはドリルねじのいずれかの連結手段により一体化したことを特徴とする鋼矢板。
また、第4発明では、第2又は第3発明の鋼矢板において、上フランジと下フランジとが平行に設けられていることを特徴とする。
また、第5発明では、第1〜第4発明の鋼矢板において、鋼矢板相互の嵌合用継手を嵌合した場合に、嵌合用継手に接続するフランジが直線状に配置可能な嵌合用継手を有することを特徴とする。
また第6発明の壁体においては、第1〜第5発明のいずれかの鋼矢板を用いられていることを特徴とする。
また、第7発明の鋼矢板の施工方法においては、鋼矢板構成圧延部材におけるウェブを互いに背中合わせに重合されて連結された第1発明〜第5発明のいずれかの鋼矢板における前記ウェブを互いに背中合わせに重合された部分を把持して、鋼矢板を地盤に打設することを特徴とする。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(1)嵌合用継手を除いて、2枚の対称な鋼矢板構成圧延部材を連結する際、連結手段として溶接を採用した場合でも、溶接により鋼矢板(または鋼矢板構成圧延部材)の断面を変形させてしまうことがないため、矯正作業の手間がなくなる。
(2)鋼矢板の断面高さ方向で、構造上弱点となる溶接等による異なる部材の連結箇所が無く、部材の全断面が有効に抵抗部材となるため、大きな曲げ/せん断荷重に耐え得る高耐力・高剛性の鋼矢板とすることができる。
(3)既存の製造設備の範囲内で、溶接加工/プレス成形との組み合わせにより、壁体を構築する場合の壁厚方向の鋼矢板の断面高さの高い高剛性断面を有する鋼矢板を容易に製造することができ、また、その元となる鋼矢板構成圧延部材は現存の製造設備で製造が容易である。
(4)単に、鋼矢板構成圧延部材を組み合わせるだけで、幅広の鋼矢板とすることができるため、壁体を構築する場合、鋼矢板の枚数を少なくすることができ、現場での鋼矢板の打設回数を大幅に減らすことができる。
(5)鋼矢板構成圧延部材におけるウェブを互いに背中合わせに重合されて連結された部分を把持して、鋼矢板を地盤に打設するので、鋼矢板の重心に近い位置を把持することになり、安定した状態で、鋼矢板を地盤に打設することができる施工方法が可能になる。
前記のように、高剛性の鋼矢板を実現するひとつの手法として、従来の鋼矢板16にH形鋼17を連結する方法(図8)では、H形鋼フランジ端部31と鋼矢板のフランジとウェブの交差部28との距離Lが短く、最も変形が生じやすい前記交差部28付近を熱するため、溶接加工後の交差角度βが変わり、所定の交差角度内に収めるための矯正加工が必要になってくる。熱ひずみによる変形を抑えるために溶接量を減らすと、今度は溶接箇所29で強度不足となり、鋼矢板が壁体として使用され大きな曲げ/せん断荷重が作用したとき、当該連結箇所29で先に破断が生じる恐れがある。
そこで、図4〜図6に示す鋼矢板1あるいは図7に示す鋼矢板14のように、本発明の鋼矢板1,14においては、壁体として使用されたときに、高い断面高さを確保し、高い剛性/耐力が発揮できるようにした鋼矢板としている。
本発明の鋼矢板の基本的な特徴として、断面で巾方向一端側に嵌合用継手2を有し、他端側に嵌合継手を備えていない鋼矢板構成圧延部材1a,1b(14a,14b)が用いられ、前記鋼矢板構成圧延部材1a、1b(14a,14b)は,その幅方向両端部の間で複数箇所折り曲げ部が設けられ、かつ前記嵌合用継手2を除いて幅方向の両端部にフランジを有すると共に幅方向中間部にウェブを備えた鋼矢板構成圧延部材1a,1b(14a,14b)が用いられ、前記嵌合用継手2を除いて前記ウェブ(複数のウェブを有する場合は最上部のウェブ)の接触面で線対称となる2枚の鋼矢板構成圧延部材1a,1b(14a,14b)をウェブの部分で背中合わせに接触するように対称に、かつ嵌合用継手2が幅方向の両端部に位置するように配置され、前記ウェブ相互を、溶接またはボルトあるいはドリルねじのいずれかの連結手段により一体化している点が上げられる。
以下、本発明の実施形態を、図を参照して説明する。
図3に示すように、本発明の第1形態の鋼矢板1においては、壁体として使用されたときに、壁厚方向の寸法で、高い断面高さH1を確保し、高い剛性/耐力が発揮できるよう、鋼矢板断面高さ方向(H1)において、図8に示すような従来の鋼矢板16にH形鋼17を連結するような断面高さ方向において分離している部材相互を連結一体化するのではなく、壁体として使用したときに、壁体の壁厚方向となる断面高さ方向に連結箇所がない鋼矢板構成圧延部材1a、1bを壁厚方向を中心軸線として、嵌合用継手2a,2bを除いた状態で、各鋼矢板構成圧延部材1a、1bを対称に配置するようにする。
ここで、熱間圧延加工により製造される前記の鋼矢板構成圧延部材1a,1bの第1形態の構成について、図1を参照し説明する。
第1形態の鋼矢板構成圧延部材1a,1bは、図1に一点鎖線で示す、現存の製造設備における最大寸法である幅が900mm、高さが300mmの範囲内において、壁厚方向の寸法および壁体幅方向の寸法が大きくなるように製造する場合の最終加工された状態を示している。
前記の鋼矢板構成圧延部材1a,1bは、その幅方向の一端側に嵌合用継手2(2a,2b)を備え、その嵌合用継手2に一体に、下フランジ3を備えている。鋼矢板構成圧延部材1の幅方向に伸びる中心軸線において、前記の嵌合用継手の中心軸線Cと下フランジ3の中心軸線C1は、同じ中心軸線または平行な中心軸線とされている。
前記の下フランジ3の幅方向他端側から一体に、嵌合用継手2の溝側に鈍角で突出するように傾斜すると共に嵌合用継手2から離反するように傾斜するように下ウェブ24が屈曲形成され、その下ウェブ24に一体に、かつ下フランジ3と平行に中フランジ25が一体に屈曲連設され、その中フランジ25に一体に、かつ前記中フランジ25に直角で嵌合用継手2の溝側に屈曲して突出するように上ウェブ26が設けられ、さらに前記上ウェブ26に一体に嵌合用継手2側に鈍角で屈曲する上フランジ4が、順次一体に連設された断面構造の鋼矢板構成圧延部材1aとされている。
また、このような鋼矢板構成圧延部材1aに対称に組合される他方の鋼矢板構成圧延部材1bは、嵌合用継手2における溝が、表裏対称となるように形成された溝である点以外は、前記の鋼矢板構成圧延部材1aと同様な構成である。
前記のように、本発明において使用する鋼矢板構成圧延部材1a,1bは、壁体の壁厚方向となる断面高さ方向で、従来の鋼矢板16にH形鋼17を連結するような異なる部材の連結箇所がなく、一体物の断面仕様とされ、図4に示すように、幅広の高剛性断面を形成するために、2枚の鋼矢板構成圧延部材1a,1bを連結する場合、熱ひずみが生じやすい鋼矢板1の中フランジ25と下ウェブ24の交差部28a付近に熱影響範囲が及ばないように、前記交差部28aから十分離れた、上ウェブ26相互の幅方向の両端部の位置11a,11bで溶接する構造としている。
上ウェブ26の幅方向両端部の外側における溶接位置11bと、中フランジ25と下ウェブ24の交差部28aとの距離Laは、溶接のど厚6mm程度の溶接量を想定するとその熱影響範囲外とするためには、100mm程度以上とするのが好ましい。
前記のように、本発明の鋼矢板では、2枚の鋼矢板構成圧延部材1a,1bを連結する際、溶接により鋼矢板(または鋼矢板構成圧延部材)の断面を変形させてしまうことがないため、矯正作業の手間がなくなる。
本発明の鋼矢板1においては、ウェブを平坦な連結箇所とし、連結箇所となる平坦部5で嵌合用継手2を除いて線対称の単体鋼矢板構成圧延部材1a,1b、を別々に熱間圧延加工にて製造し、両者を組み合せることを特徴としている。図示の形態では、嵌合用継手2a、2bは点対称となる鋼矢板構成圧延部材1a,1bを組み合わせるようにしている。
図示の形態では、最上部の上ウェブ26相互の接触面で線対称な鋼矢板構成圧延部材1a,1b相互を組合せて鋼矢板1が構成されている。
個々の鋼矢板構成圧延部材1a,1bの製造方法としては、図1に示すように、既設の圧延設備(図10)を用いて製造できるよう、個々の鋼矢板構成圧延部材1a,1bの全体断面形状が既設設備の圧延可能範囲6に収まるようにする。
例えば、これまでの最大寸法実績として、圧延にて製造されるハット形鋼矢板が市販されているが、幅Wの寸法が900mm、高さTが300mmとなっており、本発明の鋼矢板もこの範囲内に入っていれば、新たに設備を増設することなく、既設設備を流用することができ経済的となる。
例えば、前記のハット形鋼矢板において、幅Wが900mm、または高さTが300mmよりも大きなものを熱間圧延加工にて製造しようとすると、過大な設備投資が必要となり、コスト高となり経済的でない。
そこで、前記のように、本発明では、2つの鋼矢板構成圧延部材1a,1bを組合せるようにすると共に、第1形態の個々の鋼矢板構成圧延部材1a,1bとしては、図1に示すように、熱間圧延加工時には、鋼矢板構成圧延部材1aの幅方向で、片方の端部にのみ嵌合用継手2を有するようにすると共にこれに一体に下フランジ3を連設し、もう一方の端部は嵌合用継手を設けない上フランジ4を設けるようにしている。
なお、鋼矢板構成圧延部材1a,1bにおける幅方向の中心軸線で、前記の下フランジ3の中心軸線と嵌合用継手2の中心軸線とは同じ中心軸線に位置していると、このような鋼矢板構成圧延部材1aに対して、前記の嵌合用継手2に点対称な嵌合用継手有する鋼矢板構成圧延部材1bにおける嵌合用継手2相互を嵌合して地盤に連続した壁体を構築していく場合、下フランジ3が壁体長手方向で直線になり、壁体長手方向で壁体厚さが一定になり壁体表面の凸凹が少なくなるので望ましい。なお、前記の下フランジ3が壁体長手方向で直線状となる嵌合用継手2の組合せとしては、点対称な継手相互の他に、下フランジ3の中心軸線が継手2の中心軸線と平行な場合で、継手相互が非対称な継手相互を嵌合する場合等、各種の形態がある。
前記の下フランジ3と上フランジ4の2箇所のフランジの間で、複数箇所、図1においては、4箇所折り曲げ部を設けた構造としている。各辺の長さ及び板厚は、高い断面性能が発揮できるよう、現存の圧延設備における幅が900mm、または高さが300mmの範囲でほぼ最大になるよう設計にて設定する。
本発明で使用する鋼矢板構成圧延部材1a,1bの特徴として、前記のように、幅方向の他端部に嵌合用継手を有してしない点がある。従来、ハット形鋼矢板を構成する場合に、他方の端部に嵌合用継手を有する形態として、図9に示すZ形鋼矢板20および一対のZ形鋼矢板20の嵌合用継手相互を嵌合させたZ形鋼矢板の組合せ鋼矢板21が知られているが、このZ形鋼矢板20相互を嵌合させるだけでZ形鋼矢板20の長さ寸法の2倍以上の長さの設備を必要となるが、本発明では、継手相互を嵌合させないためにこのような長い設備を必要とする点も解消すると共に、Z形鋼矢板20を製造する際に必要となってしまう継手部22の嵌合手間を省くために、2枚の単体鋼矢板構成圧延部材1a,1bを連結する箇所5は、複雑な形状とせず平坦部5a、5bとしている。
下フランジ3と上フランジ4との間の折り曲げ箇所数は、少なくとも2箇所以上の任意の箇所数で構わず、例えば、図7に示すように、下フランジ3と上フランジ4の間で折り曲げ箇所数を2箇所とし、断面をほぼ上フランジ付きのL形の鋼矢板構成部材14a,14bとし、さらに上フランジ4を下フランジ3に対して平行となるように折り曲げ加工し、このような上フランジ付きの鋼矢板構成圧延部材14a,14bとし、このような断面の鋼矢板構成圧延部材14a,14b相互のウェブ27相互を図示のように溶接(またはボルト・ナット、あるいはドリルねじ)により連結一体化し、最終的にH形状に組み合わせて、断面H形状の鋼矢板14を組立構成する方法でも構わない。
熱間圧延時において孔型ロールの特性上、下フランジ3に対して上フランジ4を接近する方向に設けることは困難であるため、上フランジ4を下フランジ3に対して離反する方向に設けた後、ロール加工またはプレス加工を付加して、上フランジ4を下フランジ3に対して平行に加工するとよい。
なお、本発明では、鋼矢板構成圧延部材とは、圧延部材そのもの、圧延部材製作後、これにロール曲げ加工を付加したもの、あるいはプレス加工を施したものを含む。
但し、どのような鋼矢板構成圧延部材1a,1b(14a、14b)相互の組合せの場合でも、2枚の矢板間で連結する箇所5で嵌合用継手2を除いて線対称となるようにすることが、圧延ロールの設定に要する手間が省け好ましい。
本発明の鋼矢板1(14)は最終的には、2枚の鋼矢板構成圧延部材1a,1b(14a、14b)を連結して一体化するため、嵌合継手部2は、図3に示すように左右の部材で非線対称とする。継手の形状としては、本発明の鋼矢板が、最終的には従来のハット形鋼矢板と同様に、継手箇所が断面高さ方向で1箇所となるため、従来のハット形鋼矢板と同様に嵌合用継手相互が点対称な形状の嵌合用継手2a,2bとすることが好ましい。
また、他のバリエーションとして、例えば、図11に示すような簡易な嵌合用継手部2c、2dとしてもよい。但し、本発明の鋼矢板1,14を用いて壁体を形成する際、下フランジ3が直線上に揃うような嵌合用継手とすれば、壁体における壁面の凹凸がなくなるため、外観上好ましい壁体を形成することができる。
前記のような鋼矢板構成圧延部材1a,1b(14a、14b)を組み合わせた本発明の鋼矢板1(14)では、幅広の鋼矢板とすることができるため、地盤に打設して壁体を構築する場合、鋼矢板の枚数を少なくすることができ、現場での鋼矢板の打設回数を減らすことができる。
図3に示す鋼矢板構成圧延部材1a,1bは、上フランジ4が下フランジ3と平行となるよう、図2に示すように、上フランジ4を圧延後、下フランジ3あるいは中フランジ25と平行になるように2点鎖線で示す曲げ加工9を施して実線で示す曲げ加工状態10とした例を示している。曲げ加工方法としては、プレスによる冷間成形が適している。上フランジ4および下フランジ3を平行とする理由としては、鋼矢板壁面を平坦に保つためだが、曲げ加工の手間を省き、より高い断面性能を求める場合は、図6に示すように、上フランジ4は圧延後のままの傾斜した上フランジ4の形状としていてもよい。
圧延または場合によっては一部曲げ加工した、断面形状が連結箇所5を挟んで嵌合用継手を除いて線対称となる鋼矢板構成圧延部材1a,1bの2枚を、図3に示すように、平端部5a,5bとされた上ウェブ26相互を向かい合わせ、鋼矢板構成圧延部材1a,1bの2枚を上ウェブ26相互で背中合わせになるように接触させ、前記上ウェブ26相互の幅方向の両端部外側で、部材長手方向に断続した溶接により固定することで、図4に示すように連結する。
図4では、溶接による連結方法を示しているが、図5に示すように、上ウェブ26相互をボルト12とナット13を用いて、鋼矢板構成圧延部材1a,1bの両者を連結しても構わない。
また、図示は省略するが、ドリルねじを用いて鋼矢板構成圧延部材1a,1b(14a,14b)を連結しても構わない。いずれの方法で連結する場合でも、施工時に2枚の鋼矢板構成圧延部材1a,1b(14a,14b)が離れしまわないよう、施工時荷重に耐えうるだけの、溶接で連結する場合はのど厚,溶接長さを、ボルトまたはドリルねじで連結する場合は、断面積,本数を設計にて調整する。
なお、前記の鋼矢板1(14)の打設施工時の施工時荷重は、壁体設計上、鋼矢板に見込まれる設計荷重に比べて、格段に小さいものであるので、上下方向の溶接は、前記の施工時荷重をクリアできればよいため、鋼矢板の長手方向の全長に渡る溶接は必要なく、鋼矢板長手方向に断続した部分溶接でよいものである。
本発明の高剛性の鋼矢板1(14)としての優れた利点を、従来のZ形鋼矢板の継手相互を噛み合わせてハット形とした組合せ鋼矢板21(図12では、Z形と記載した)、あるいはZ形鋼矢板20の組合せでない通常のハット形鋼矢板(図12では、ハット形と記載した)と比較した図12を用いて説明する。
図12には、実際に設計で求めた、図6に示す本発明の一実施形態の鋼矢板1(輪郭形状が「かぶと虫」に似ているので、甲虫形とも言う。図12では、黒三角印)と、図7に示す本発明の他の実施形態のH形の断面形状を有する鋼矢板14(図12では×印)の特性を示すものとして、単位面積当りの重量と単位幅当りの断面2次モーメントとの関係を示している。
圧延可能範囲としては、従来のハット形鋼矢板を参考として、幅W(900mm)×高さT(300mm)の範囲内での限界に近い寸法同士で比較としている。
比較のために、当該圧延可能範囲で製造可能となるZ形鋼矢板の場合、及び市販のハット形鋼矢板(10H、25H)も図示している。
甲虫形の本発明の鋼矢板1、及びZ形鋼矢板の断面の設定に際しては、従来のハット形鋼矢板25Hと同程度の条件とするために、継手幅分を含む上下のフランジ幅を150mm、上下フランジ板厚を13mm、その他のウェブの板厚を9mmとしている。
本発明のH形の鋼矢板14においては、板厚を11mmで均一とし、上フランジ幅を300mmと一定としている。その結果、本発明の図6に示すような甲虫形の鋼矢板1においては、既存の圧延製造設備を用いて、従来のハット形鋼矢板では断面高さ300mmしか実現できなかったが、断面高さ500〜900mm程度を確保することができ、従来のハット形鋼矢板のみならず、断面2次モーメントが50000cm/mとなる高い断面性能の領域では、Z形鋼矢板の組合せ鋼矢板よりもより、重量(kg/m)あたりの剛性が高い、より経済的な鋼矢板を実現できることがわかる。
また、本発明のH形形状の鋼矢板14の場合には、図12の検討の範囲内で、断面高さ600mmまで確保でき、従来のハット形鋼矢板よりも経済的な鋼矢板を実現できることがわかる。
なお、図12では、本発明の甲虫形の鋼矢板1の仮定寸法として、高さ、幅、及び下フランジ3の下ウェブ24に対する傾斜角θ(度)(図6参照)を25度、50度、60度、75度と変化させた場合(上フランジ4の上ウェブ26に直角な横線に対する傾斜角θ1は(90−θ)度である)を記載し、従来のZ形あるいはH形では矢板の高さ寸法と矢板の幅寸法とを変化させた場合を記載した。
また、本発明の甲虫形の鋼矢板1と比較するZ形鋼矢板による組合せ鋼矢板の仮定条件として、上下のフランジ幅(嵌合用継手を含む)を150mmで一定、上下のフランジ板厚が13mmで一定、ウェブの板厚9mmで一定と仮定して比較している。
また、本発明のH形の鋼矢板14の仮定寸法として、H形の鋼矢板14の板厚が11mm、上フランジ幅寸法が300mmで一定であり、H型の鋼矢板14の高さと幅を変化させた場合を記載している。
また、図12における市販されている従来のハット形鋼矢板10Hは、図13に示す形状でその寸法諸元等としては、継手中心間距離の矢板有効幅が900mm、矢板高さ230mm、ウェブ相互を接続する接続フランジ35の厚さ10.8mm、断面二次モーメント9430cm、単位重量86.4kg/mの場合であり、また、ハット形鋼矢板25Hは図14に示す形状で、その寸法諸元等としては、継手中心間距離の矢板有効幅が900mm、矢板高さ300mm、ウェブ相互を接続する接続フランジ35の厚さ13.2mm、断面二次モーメント22000cm、単位重量113kg/mの場合である。
次に、図6あるいは図7に示すような本発明の鋼矢板1(14)を地盤に打設する場合について説明する。鋼矢板構成圧延部材1a,1b(14a,14b)におけるウェブ5(27,26)を互いに背中合わせに重合されて連結された部分を、矢板打設装置における把持装置により把持して、鋼矢板1(14)を地盤に打設すると、図6に示す形態または図7あるいは図11に示す形態のいずれの形態でも、鋼矢板1(14)の重心に近い位置を把持することになり、安定した状態で、鋼矢板1(14)を地盤に打設することができる。特に、図6あるいは図7に示す形態では、背中合わせに重合された部分を把持した場合、把持部から主に3方向に鋼矢板の部材が伸びる状態になるので、安定性よく地盤に圧入あるいは貫入の打設を行うことができるすぐれた鋼矢板とすることができ、鋼矢板の打設精度の高い鋼矢板とすることができ、このような鋼矢板を使用した場合では、精度の高い壁体を構築することができる。
本発明において使用する圧延後の形状を示す鋼矢板構成圧延部材の断面図である。 圧延後、上部フランジをプレス加工する場合を示す本発明において使用する鋼矢板構成圧延部材の断面図である。 加工後の2枚の単体鋼矢板構成圧延部材を組み合わせる直前の状態を示す断面図である。 図3の2枚の鋼矢板構成圧延部材を溶接により連結した場合を示す断面図である。 図3の2枚の鋼矢板構成圧延部材をボルト・ナットにて連結した場合を示す断面図である。 圧延後の2枚の鋼矢板構成圧延部材の形状まま連結したことを示す本発明の鋼矢板を示す断面図である。 多角形状の折り曲げ箇所を2箇所にした鋼矢板構成圧延部材を用いた場合の本発明の鋼矢板を示す断面図である。 U形鋼矢板とH形鋼とを組み合わせて一体化した従来の鋼矢板を示す断面図である。 従来のZ形鋼矢板および組合せ鋼矢板を示す断面図である。 既存の鋼矢板用圧延設備の一実施例を示す斜視図である。 嵌合継手を簡易化した場合の、加工後の2枚の単体鋼矢板を組み合わせる直前の状態を示す断面図である。 本発明の鋼矢板(甲虫形及びH形)と従来のZ形鋼矢板およびハット形鋼矢板とで、単位面積当りの重量と単位幅当りの断面2次モーメントとを比較するグラフである。 市販のハット形鋼矢板の第1例の形状および寸法を示す断面図である。 市販のハット形鋼矢板の第2例の形状および寸法を示す断面図である。
符号の説明
1 本発明の第1実施形態の鋼矢板
1a 本発明の鋼矢板を構成する片方の鋼矢板構成圧延部材
1b 1aと組み合わせるもう一方の鋼矢板構成圧延部材
2 嵌合用継手部
2a ハット形鋼矢板と同じ嵌合用継手
2b ハット形鋼矢板と同じ嵌合用継手
2c 嵌合用継手部
2d 嵌合用継手部
3 下フランジ(嵌合用継手部を有するフランジ)
4 上フランジ(嵌合用継手部がないフランジ)
5 連結箇所となる平坦部
5a 連結箇所となる一方の鋼矢板の平坦部
5b 連結箇所となる他方の鋼矢板の平坦部
6 圧延可能範囲
9 嵌合用継手部がないフランジの曲げ加工
10 嵌合用継手部がないフランジの曲げ加工の状態
11a 溶接箇所
11b 溶接箇所
12 ボルト
13 ナット
14 多角形状の折り曲げ箇所を2箇所にした場合のH形状の鋼矢板
14a 多角形状の折り曲げ箇所を2箇所にした場合の2枚のうち一方の鋼矢板構成圧延部材
14b 多角形状の折り曲げ箇所を2箇所にした場合の2枚のうち他方の鋼矢板構成圧延部材
15 U形鋼矢板とH形鋼とを組み合わせて一体化した従来のY型形状の鋼矢板
16 左右非対称継手を有する従来のハット形状鋼矢板
17 H形鋼
19 U形鋼矢板とH形鋼とを組み合わせて一体化した従来のA型形状の鋼矢板
20 従来のZ形鋼矢板
21 従来のZ形鋼矢板の嵌合後の状態
22 従来のZ形鋼矢板の嵌合部
23 既存の鋼矢板用圧延設備
24 下ウェブ
25 中フランジ
26 上ウェブ
27 ウェブ
28 フランジとウェブの交差部
28a 中フランジと下ウェブの交差部
29 H形鋼とU形鋼矢板との溶接部
31 H形鋼フランジ端部
H1 断面高さ
W 圧延可能範囲の最大幅
T 圧延可能範囲の最大高さ
β 交差角度
L 交差部からH形鋼フランジ端部までの距離
La 交差部から溶接部までの距離
θ 下フランジ−下ウェブ間角度

Claims (7)

  1. 断面で巾方向一端側に嵌合用継手を有し他端側に嵌合継手を備えていない鋼矢板構成圧延部材であって、前記鋼矢板構成圧延部材はその幅方向両端部の間で複数箇所折り曲げ部が設けられ、かつ前記嵌合用継手を除いて幅方向の両端部にフランジを有すると共に幅方向中間部にウェブを備えた鋼矢板構成圧延部材が用いられ、前記嵌合用継手を除いて前記ウェブの接触面で線対称となる2枚の鋼矢板構成圧延部材をウェブの部分で背中合わせに接触するように対称に、かつ嵌合用継手が幅方向の両端部に位置するように配置され、前記ウェブ相互を、溶接またはボルトあるいはドリルねじのいずれかの連結手段により一体化したことを特徴とする鋼矢板。
  2. 断面で巾方向一端側に嵌合用継手を有し他端側に嵌合継手を備えていない鋼矢板構成圧延部材であって、前記鋼矢板構成圧延部材はその幅方向両端部の間で複数箇所折り曲げ部が設けられ、幅方向の断面で、一端側に嵌合用継手を有し、その嵌合用継手に接続する下フランジと、その下フランジの他端側から一体に突出するように屈曲連設されたウェブと、そのウェブの他端側から一体に屈曲連設された上フランジとを備えた断面構造の鋼矢板構成圧延部材とされ、前記嵌合用継手を除いて前記ウェブの接触面で線対称となる2枚の鋼矢板構成圧延部材を前記ウェブの部分で背中合わせに接触するように対称、かつ嵌合用継手が幅方向の両端部に位置するように配置され、前記ウェブ相互を、溶接またはボルトあるいはドリルねじのいずれかの連結手段により一体化したことを特徴とする鋼矢板。
  3. 断面で巾方向一端側に嵌合用継手を有し他端側に嵌合継手を備えていない鋼矢板構成圧延部材であって、前記鋼矢板構成圧延部材はその幅方向両端部の間で複数箇所折り曲げ部が設けられ、幅方向の断面で、一端側に嵌合用継手を有し、その嵌合用継手に接続する下フランジと、その下フランジの他端側から一体に突出するように屈曲連設された下ウェブと、その下ウェブの他端側から一体に屈曲連設された中フランジと、その中フランジの他端側から突出するように屈曲連設設された上ウェブとを備えた断面構造の鋼矢板構成圧延部材とされ、前記嵌合用継手を除いて前記上ウェブの接触面で線対称となる2枚の鋼矢板構成圧延部材を前記上ウェブの部分で背中合わせに接触するように対称、かつ嵌合用継手が幅方向の両端部に位置するように配置され、前記上ウェブ相互を、溶接またはボルトあるいはドリルねじのいずれかの連結手段により一体化したことを特徴とする鋼矢板。
  4. 請求項2又は3に記載の鋼矢板において、上フランジと下フランジとが平行に設けられていることを特徴とする鋼矢板。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の鋼矢板において、鋼矢板相互の嵌合用継手を嵌合した場合に、嵌合用継手に接続するフランジが直線状に配置可能な嵌合用継手を有することを特徴とする鋼矢板。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の鋼矢板を用いられていることを特徴とする壁体。
  7. 鋼矢板構成圧延部材におけるウェブを互いに背中合わせに重合されて連結された請求項1〜5のいずれかの鋼矢板における前記ウェブを互いに背中合わせに重合された部分を把持して、鋼矢板を地盤に打設することを特徴とする鋼矢板の施工方法。
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