JP7456413B2 - 鋼製耐震壁及びこれを備えた建物、並びに鋼製耐震壁の取付方法 - Google Patents

鋼製耐震壁及びこれを備えた建物、並びに鋼製耐震壁の取付方法 Download PDF

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本発明は、建物の耐震性を高める鋼製耐震壁及びこれを備えた建物、並びに鋼製耐震壁の取付方法に関する。
従来、一対の柱と、この一対の柱の間に架設される上下一対の梁とを有する架構に取り付けられる鋼製耐震壁として、例えば図8(a)及び図8(b)に示すように、柱2A、2B又は間柱2Cと梁3A、3Bとから構成されるフレーム内に鋼板8bを配置し、この鋼板8bの四周縁端を、柱2A、2B、間柱2C、及び梁3A、3Bに設けられた接合部に、溶接接合あるいは添接板6、7を介したボルト接合によって固定して構成されるものがある。
ここで、地震、台風等の水平方向外力が建物の柱又は間柱及び梁から鋼製耐震壁に入力すると、鋼製耐震壁の壁面、すなわち平板状の鋼板8bが面外方向にはらみ出すように変形して座屈するため、鋼製耐震壁8の耐力を十分に発揮できない。そこで、鋼製耐震壁8が耐力を安定して発揮し、鋼製耐震壁8によって補強される架構を有する建物の耐震性を十分に高めるためには、鋼製耐震壁の壁面(鋼板8b)を座屈補剛して、座屈を防止する必要がある。
座屈補剛の方法としては、鋼製耐震壁8の壁面(鋼板8b)にスチフナを取り付けて補剛するのが一般的である。例えば、図9(a)及び図9(b)に示すように、鋼板8bの一方の面に取り付けられるスチフナ8f1と、鋼板8bの他方の面に取り付けられるスチフナ8f2とが、互いに交差するように配置する方法がある。また、図10(a)及び図10(b)に示す鋼製耐震壁9のように、水平に延びるスチフナ9fを鉛直方向に複数並べて鋼板9bに取り付ける方法もある。
特許文献1には、鋼製耐震壁の壁面に、波型に曲げ加工された鋼板を用いることで、構成する波型鋼板の凹凸により鋼製耐震壁の壁面の面外剛性を高め、座屈補剛効果を得る技術が開示されている。
また、特許文献2には、建物の柱と梁とから構成されるフレームに鋼製耐震壁を接合する方法として、鋼製耐震壁の鋼板周縁部に剛な枠部材を設け、この枠部材を建物のフレームにピン支持接合する技術が開示されている。
特開2013-2032号公報 特開2019-157598号公報
ここで、図10(a)及び図10(b)に示す鋼製耐震壁9の壁面(鋼板9b)にスチフナ9fを取り付けて補剛すると、図11に示すように、スチフナ9fを溶接する際の入熱により、鋼製耐震壁9の壁面(鋼板9b)に面外方向の歪みが生じてしまう。この面外方向の歪みにより、鋼板9bの座屈が生じやすくなり、鋼製耐震壁9の耐力が著しく低下するため、スチフナ9fを溶接した後の鋼製耐震壁9の形状を精密に矯正して、歪みを取り除く必要がある。鋼製耐震壁の形状の矯正や歪みの検査には、多大な手間を要する。
図9(a)及び図9(b)に示す鋼製耐震壁8では、鋼板8bの両面に取り付けられるスチフナ8f1、8f2が、互いに交差するように配置されているため、図10(a)及び図10(b)に示す鋼製耐震壁9に比べると、スチフナ8f1、8f2を溶接する際の入熱によって鋼製耐震壁8の壁面(鋼板8b)に生じる面外方向の歪みは小さい。しかし、スチフナ8f1、8f2を鋼板8bに溶接する際に、鋼板8bを反転させる必要があるため、スチフナ8f1、8f2を鋼板8bに取り付けるために多大な手間を要する。
また、図8(a)及び図8(b)に示すように、建物の柱2A、2B又は間柱2Cと梁3A、3Bとから構成されるフレーム内に鋼製耐震壁8をボルト接合する場合、施工誤差のため、鋼製耐震壁8側の四周縁端のボルト孔と、柱2A、2B、間柱2C、及び梁3A、3Bに設けられた接合部のボルト孔の位置がずれてしまうことがある。この場合、ボルト孔を再加工することにより対応こととなり、ボルト接合に要する工数が増加してしまう。また、ボルト孔の径を予め大きく形成して、ボルト孔の位置のずれをある程度許容する方法もあるが、ボルト孔の面積が増える分だけボルト接合の接合面積が減少して、ボルト接合のすべり荷重が低下するため、ボルト本数を増やす必要が生じる。
このような問題に対し、特許文献2では、鋼製耐震壁の鋼板周縁部に剛な枠部材を設け、この枠部材を建物のフレームにピン支持接合することで、鋼製耐震壁を建物のフレームに簡易に接合できるが、枠部材やその角部に設けられるピン接合部の製作及び加工に多大な手間と費用を要することが課題であった。
本発明は、当該問題に鑑みて完成されたものであり、鋼製耐震壁の製作時の溶接入熱による鋼製耐震壁の壁面(鋼板)の歪み発生を抑制し、座屈発生を防止できる、鋼製耐震壁及びこれを備えた建物、並びに鋼製耐震壁の取付方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段は、以下の通りである。
[1] 一対の柱と、前記一対の柱の間に架設される上下一対の梁とを有する架構に取り付けられる鋼製耐震壁であって、平面状の耐震壁本体と、前記耐震壁本体の少なくとも一方の面に設けられるスチフナとを有し、前記耐震壁本体は、溶接により接合された複数の形鋼の接合体の一部分から構成され、前記スチフナは、前記接合体の残りの部分から構成され、前記複数の形鋼の溶接部が前記耐震壁本体の面内に設けられている、鋼製耐震壁。
ここで、上記柱は、間柱を含むものとする。
[2] 前記形鋼は、H形鋼又はI形鋼と、平鋼とを含む、[1]に記載の鋼製耐震壁。
[3] 前記形鋼は、T形鋼と、平鋼とを含む、[1]に記載の鋼製耐震壁。
[4] 前記形鋼の両端部には前記梁にボルト接合するためのボルト孔が形成されている、[1]~[3]のいずれかに記載の鋼製耐震壁。
[5] 前記形鋼の一端部には前記梁にボルト接合するためのボルト孔が形成されている、[1]~[3]のいずれかに記載の鋼製耐震壁。
[6] [1]~[5]のいずれかに記載の鋼製耐震壁を有する建物。
[7] 建物の一対の柱の間に架設される上下一対の梁の間に、[4]又は[5]に記載の鋼製耐震壁を取り付ける、鋼製耐震壁の取付方法であって、前記ボルト孔にボルトを仮締めすることにより前記鋼製耐震壁の上端を前記上下一対の梁のうちの上側の梁に仮接合するとともに、前記鋼製耐震壁の下端を前記上下一対の梁のうちの下側の梁に接合し、さらに、前記ボルト孔にボルトを本締めすることにより前記鋼製耐震壁の上端を前記上側の梁に本接合する、鋼製耐震壁の取付方法。
本発明の鋼製耐震壁及びこれを備えた建物、並びに鋼製耐震壁の取付方法によれば、鋼製耐震壁の製作時の溶接入熱による鋼製耐震壁の壁面(鋼板)の歪み発生を抑制し、座屈発生を防止できる。
具体的には、本発明の鋼製耐震壁の耐震壁本体及びスチフナは、複数の形鋼が溶接により接合されて形成されているので、形鋼の面外剛性を利用して、鋼製耐震壁の座屈の発生を抑制できる。
また、上記のように複数の形鋼を溶接により接合することで鋼製耐震壁が構成され、これら形鋼の接合体の断面の一部によって、耐震壁本体をその側面から拘束するスチフナが構成されるため、耐震壁本体にスチフナを取り付けるための溶接を行う必要がない。そして、複数本の形鋼を互いに接合する溶接部は、耐震壁本体の面内に設けられているため、この溶接の入熱により、耐震壁本体に面外方向の歪みが生じにくい。よって、耐震壁本体にスチフナを溶接する作業や、スチフナを溶接した後の鋼製耐震壁の形状を精密に矯正して歪みを取り除く作業に要する手間を削減できる。
また、耐震壁本体の両面にスチフナを設けるために、耐震壁本体を反転させてスチフナを溶接する作業を行う必要がないため、鋼製耐震壁の製作工数を削減できる。
また、本発明の鋼製耐震壁は、複数本の形鋼をその長手方向が平行になるように配列して溶接により接合することにより構成されており、その形鋼の両端部側の二辺のみが梁又は柱に接合されるため、鋼製耐震壁の四周縁端の全てを梁・柱に接合する必要がなく、鋼製耐震壁を建物に取り付ける際の施工性に優れる。
図1は、本発明の鋼製耐震壁の一例を示す側面図である。 図2は、本発明の鋼製耐震壁の一例を示す水平断面図である。 図3は、本発明の鋼製耐震壁の他の一例を示す水平断面図である。 図4は、本発明の鋼製耐震壁のさらに他の一例を示す水平断面図である。 図5は、本発明の鋼製耐震壁のさらに他の一例を示す水平断面図である。 図6は、本発明の鋼製耐震壁のさらに他の一例を示す水平断面図である。 図7は、本発明の鋼製耐震壁のさらに他の一例を示す側面図である。 図8(a)及び図8(b)はそれぞれ、従来の鋼製耐震壁の一例を示す側面図及び縦断面図である。 図9(a)及び図9(b)はそれぞれ、従来の鋼製耐震壁の一例の要部を示す斜視図及び縦断面図である。 図10(a)及び図10(b)はそれぞれ、従来の鋼製耐震壁の一例の要部を示す斜視図及び縦断面図である。 図11は、従来の鋼製耐震壁の一例を示す水平断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の鋼製耐震壁及びこれを備えた建物、並びに鋼製耐震壁の取付方法の実施形態について、具体的に説明する。
図1及び図2に、本発明の一実施形態の鋼製耐震壁1の側面図及び水平断面図をそれぞれ示す。
図1に示すように、本実施形態の鋼製耐震壁1は、一対の柱2A、2Bと、この一対の柱2A、2Bの間に架設される上下一対の梁3A、3Bとを有する架構に取り付けられるものである。
図2に示すように、鋼製耐震壁1は、複数本の形鋼、具体的にはH形鋼11及び平鋼12、13が、その長手方向が平行になるように配列された状態で、突合せ溶接による溶接部18で接合されることにより構成されている。
そして、図2に示すように、互いに接合されたH形鋼(又はI形鋼)11及び平鋼12、13の接合体の断面の一部により、平面状の耐震壁本体1bが構成されている。また、H形鋼11及び平鋼12、13の接合体の断面の残りの部分により、耐震壁本体1bをその側面から拘束するスチフナ1fが構成されている。H形鋼11及び平鋼12、13を接合する溶接部18は、耐震壁本体1bの面内に設けられている。
図1に示すように、本実施形態の鋼製耐震壁1は、その上下二辺が、梁3A、3Bとボルト接合されている。具体的には、鋼製耐震壁1を構成する各形鋼(H形鋼11及び平鋼12、13)の両端部には、梁3A、3Bにボルト接合するためのボルト孔(図示せず)が形成されている。梁3A、3Bには、鋼製耐震壁1を固定するための接合部31、32がそれぞれ設けられており、これら接合部31、32にも同様にボルト孔(図示せず)が形成されている。そして、これらボルト孔を用いて、添接板4、5を介して、鋼製耐震壁1を構成する各形鋼(H形鋼11及び平鋼12、13)の両端部が、梁3A、3Bにボルト接合されている。
図3~図6に、本発明の他の実施形態の鋼製耐震壁1A~1Dの水平断面図をそれぞれ示す。
図3に示す鋼製耐震壁1Aは、複数本の形鋼、具体的には平鋼12及びT形鋼14が、その長手方向が平行になるように配列された状態で、突合せ溶接による溶接部18で接合されることにより構成されている。
図4に示す鋼製耐震壁1Bは、複数本の形鋼、具体的には平鋼12、T形鋼14及び山形鋼16が、その長手方向が平行になるように配列された状態で、突合せ溶接による溶接部18で接合されることにより構成されている。
図5に示す鋼製耐震壁1Cは、複数本の形鋼、具体的には平鋼12及びT形鋼15が、その長手方向が平行になるように配列された状態で、突合せ溶接による溶接部18で接合されることにより構成されている。
図6に示す鋼製耐震壁1Dは、複数本の形鋼、具体的には平鋼12、13及び溝形鋼17が、その長手方向が平行になるように配列された状態で、突合せ溶接による溶接部18で接合されることにより構成されている。
ここで、図2及び図3に示す鋼製耐震壁1、1Aのように、H形鋼(又はI形鋼)11、平鋼12、13、T形鋼14を組合わせて鋼製耐震壁1、1Aを構成し、平面状の耐震壁本体1bの両面側に対称な断面形状を有するようにすると、地震力などの水平方向外力に対して鋼製耐震壁1、1Aに安定的な復元力特性を確保できるので好ましい。
また、図4~図6に示す鋼製耐震壁1B~1Dのように、耐震壁本体1bの両面側に非対称な断面形状を有する場合も、形鋼の接合体の断面の一部により構成されるスチフナ1fによって耐震壁本体1bが側面から十分に拘束されていれば、鋼製耐震壁1B~1Dの面外剛性も十分に確保され、地震力などの水平方向外力に対して鋼製耐震壁1B~1Dに安定的な復元力特性を確保できる。
図7に、本発明のさらに他の実施形態の鋼製耐震壁1Eの側面図を示す。本実施形態の鋼製耐震壁1Eでは、鋼製耐震壁1Eを構成する各形鋼の上端部のみに、梁3Aにボルト接合するためのボルト孔(図示せず)が形成されている。そして、このボルト孔を用いて、添接板4、5を介して、鋼製耐震壁1を構成する各形鋼の上端部が、梁3Aにボルト接合されている。
また、鋼製耐震壁1Eを構成する各形鋼の下端部には、梁3Bにボルト接合するためのボルト孔は設けられておらず、鋼製耐震壁1Eの下辺は、下向きの現場溶接によって梁3Bに接合されている。本実施形態の鋼製耐震壁1Eでは、図1に示す鋼製耐震壁1に比べて、ボルト接合による接合箇所が少ないため、鋼製耐震壁側と梁側のボルト孔の位置のずれに起因する問題が生じにくい。よって、ボルト孔の位置のずれに対応してボルト孔を再加工したり、ボルト孔の位置のずれを許容できるようにボルト孔の径を大きく形成するとともにボルト本数を増やしたりする対応の必要性が減少し、鋼製耐震壁の取り付けに要する施工手間を削減できる。
一方、鋼製耐震壁1Eを構成する各形鋼の上端部には、梁3Aにボルト接合するためのボルト孔が設けられているので、建物の建設中はボルト孔にボルトを仮締めして仮接合とし、最上階までの建設完了時にはボルトを本締めして本接合に変更できる。よって、建物自重による鋼板耐震壁1Eの面内への軸力導入を抑制できる。
図1に示す鋼製耐震壁1においても、鋼製耐震壁1を構成する各形鋼の上端部に、梁3Aにボルト接合するためのボルト孔が設けられているため、鋼製耐震壁1Eと同様の効果が得られるのはもちろんである。
本実施形態の鋼製耐震壁の取付方法は、建物の一対の柱2A、2Bの間に架設される上下一対の梁3A、3Bの間に、鋼製耐震壁1、1A~1Eを取り付ける方法である。まず、鋼製耐震壁1、1A~1Eのボルト孔(図示せず)にボルトを仮締めすることによって、鋼製耐震壁1、1A~1Eの上端を上下一対の梁3A、3Bのうちの上側の梁3Aの接合部31に仮接合する。これとともに、鋼製耐震壁1、1A~1Eの下端を上下一対の梁3A、3Bのうちの下側の梁3Bに接合する。次いで、鋼製耐震壁1、1A~1Eのボルト孔にボルトを本締めすることによって、鋼製耐震壁1、1A~1Eの上端を上側の梁3Aの接合部31に本接合することにより、本実施形態の鋼製耐震壁の取付方法が完了する。
本実施形態の建物は、上述の鋼製耐震壁1、1A~1Eを有することにより構成される。
1、1A~1E 鋼製耐震壁
1b 耐震壁本体
1f スチフナ
2A、2B 柱
3A、3B 梁
4、5 添接板
11 H形鋼(形鋼)
12、13 平鋼(形鋼)
14、15 T形鋼(形鋼)
16 山形鋼(形鋼)
17 溝形鋼(形鋼)
18 溶接部
31、32 接合部

Claims (7)

  1. 一対の柱と、前記一対の柱の間に架設される上下一対の梁とを有する架構に取り付けられる鋼製耐震壁であって、
    平面状の耐震壁本体と、
    前記耐震壁本体の少なくとも一方の面に設けられるスチフナと
    を有し、
    前記耐震壁本体は、溶接により接合された複数の形鋼の接合体の一部分から構成され、
    前記スチフナは、前記接合体の残りの部分から構成され、
    前記複数の形鋼を接合する前記溶接の全ては、前記耐震壁本体の内部に設けられた突合せ溶接である、鋼製耐震壁。
  2. 前記形鋼は、H形鋼又はI形鋼と、平鋼とを含む、請求項1に記載の鋼製耐震壁。
  3. 前記形鋼は、T形鋼と、平鋼とを含む、請求項1に記載の鋼製耐震壁。
  4. 前記形鋼の両端部には前記梁にボルト接合するためのボルト孔が形成されている、請求項1~3のいずれかに記載の鋼製耐震壁。
  5. 前記形鋼の一端部には前記梁にボルト接合するためのボルト孔が形成されている、請求項1~3のいずれかに記載の鋼製耐震壁。
  6. 請求項1~5のいずれかに記載の鋼製耐震壁を備えた建物。
  7. 建物の一対の柱の間に架設される上下一対の梁の間に、請求項4又は5に記載の鋼製耐震壁を取り付ける、鋼製耐震壁の取付方法であって、
    前記ボルト孔にボルトを仮締めすることにより前記鋼製耐震壁の上端を前記上下一対の梁のうちの上側の梁に仮接合するとともに、前記鋼製耐震壁の下端を前記上下一対の梁のうちの下側の梁に接合し、
    さらに、前記ボルト孔にボルトを本締めすることにより前記鋼製耐震壁の上端を前記上側の梁に本接合する、鋼製耐震壁の取付方法。
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