JP4709006B2 - 車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置 - Google Patents

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    • B62D1/192Yieldable or collapsible columns

Description

本発明は、二次衝突時に、その衝撃エネルギーを吸収する二重管式の車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置に関する。
自動車が他の自動車や建造物等に衝突した場合、運転者が慣性でステアリングホイールに二次衝突することがある。近年の乗用車等では、このような場合における運転者の受傷を防止するべく、シートベルトやエアバッグ等と伴に、衝撃吸収式ステアリングコラム装置が広く採用されている。衝撃吸収式ステアリングコラム装置に採用される衝撃吸収機構には種々の形式が存在するが、ドライバが二次衝突した際にステアリングコラムがステアリングシャフトと伴にコラプスし、その際に衝撃エネルギーを吸収する二重管式のものが一般的である。
特開平8−142877号公報 特開2002−302048号公報
この形式の衝撃吸収式ステアリングコラム装置では、車両の二次衝突時、例えば、車体に固定したロアーコラムに対して、車両後方側のアッパーコラムが車両前方に移動する際、アッパーコラムは、ロアーコラムとの摺り接触による摩擦力(摺動抵抗)に抗しながら、車両前方に移動することにより、衝撃エネルギーを吸収している。
しかし、このアッパーコラムは、車両前方に移動(摺動)する際、その先端縁がロアーコラムの摺動面に対して「こじれる」ことがあり、必ずしも円滑に摺動できないといったことがある。
このようなことから、特開平8−142877号公報では、ロアーコラムとアッパーコラムとの間に、合成樹脂製で筒状のスペーサが圧入してあり、これにより、アッパーコラムの先端縁が筒状のスペーサの外周面を円滑に摺動することにより、アッパーコラムの「こじれ」を防止している。
また、特開2002−302048号公報では、両コラムの摺接面の一方に、高分子材料から成る薄膜状の摩擦低減材が10〜100μmの厚さで塗布してあり、これにより、両コラムの摺動面の摩擦抵抗を抑制して、アッパーコラムの「こじれ」を防止している。
しかしながら、特開平8−142877号公報のように、筒状のスペーサが合成樹脂製であり、また、アウターとなる方のコラムの硬度が低い場合には、双方のコラムが変形して、滑り辛くなったり、変形によるカジリ等が発生してしまうといったことがある。
また、特開2002−302048号公報のように、アウターおよびインナー両コラムの摺接面の一方に、高分子材料から成る薄膜状の摩擦低減材が塗布してあったとしても、アウターコラム又はインナーコラムの硬度が低ければ、スムーズにコラプスしないといったことがある。
なお、スペーサの端部に、フランジ(鍔)が形成してあることがあるが、二次衝突時には、フランジ(鍔)が巻き込まれて、スムーズにコラプスできないといったことがある。また、スペーサが分割してあったとしても、同様である。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、二次衝突時に、アッパーコラムの「こじれ」を確実に防止して、アッパーコラムをスムーズに且つ円滑にコラプスすることができる車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置は、嵌合部を有し、アルミニウムまたはマグネシウム材を用いたコラムと鉄系の材料を用いたコラムとで構成される2つのコラムを含み、ステアリングホイールに近い方のコラムが車両の二次衝突時車両前方に移動しながら、衝撃エネルギーを吸収するようにしてある車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、
前記2つのコラムは第1コラムと当該第1コラムに外嵌し且つ第1コラムより大径の内周面を有する第2コラムとからなり、
前記2つのコラムの前記嵌合部の径方向に向い合う周面のいずれか一方に、ブッシュが嵌合固着してあり、車両の二次衝突時前記ステアリングホイールに近い方のコラムが車両前方に移動する際前記ブッシュと径方向に向い合うコラムに対する当該ブッシュの摺動面の硬度は、当該向かい合うコラムの硬度よりも硬く設定してあり、
前記第2コラムは、内径を拡径または縮径してステアリングホイールをテレスコピック位置調整可能にする支持機構により支持されていることを特徴とする。
このように、本発明によれば、ブッシュの存在により、二次衝突時に、アッパーコラムの「こじれ」を確実に防止して、アッパーコラムをスムーズに且つ円滑にコラプスすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置を図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置の実車装着時に於ける部分切欠き断面を含む側面図である。
図2Aは、従来に於ける二次衝突時のアッパーコラムの挙動を示す拡大模式図であり、図2Bは、本発明に於ける二次衝突時のアッパーコラムの挙動を示す拡大模式図である。
図3Aは、図1に示したステアリングコラム装置の縦断面図であり、図3Bは、当該ステアリングコラム装置を図3Aの矢印方向から視た図であり、図3Cは、図3B中のブッシュの正面図である。
図1に示すように、ステアリングコラムは、車体に固定したロアーコラム1と、このロアーコラム1に二次衝突時に摺動可能に嵌合したアッパーコラム2とからなる。本実施形態において、ロアーコラム1はアウターコラムであり、アッパーコラム2はインナーコラムである。ロアーコラム1は、ロアーブラケット3とアッパーブラケット4とにより車体に取付けてある。
両コラム1,2内には、ステアリングシャフトが回転自在に支持してあり、ステアリングシャフトは、ロアーシャフト5と、このロアーシャフト5に伸縮自在にスプライン嵌合した筒状のアッパーシャフト6とからなる。アッパーシャフト6は、アッパーコラム2に軸受7,8により回転自在に支持してある。また、アッパーシャフト6の後端には、ステアリングホイール9が装着してある。ロアーシャフト5はロアーコラム1の前端に不図示の軸受により回転自在に支持してある。
本実施の形態では、両コラム1,2の嵌合部のロアーコラム1の内周側にブッシュ10が嵌合固着してある。
以下の実施の形態では、ロアーコラムがアウターコラムであり、アッパーコラムがインナーコラムである場合を説明するが、本発明はこれに限定されず、アッパーコラムがアウターコラムであり、ロアーコラムがインナーコラムであってもよい。
当該ブッシュ10の内周面である摺動面は、ロアーコラム1(アウターコラム)とアッパーコラム2(インナーコラム)の各々の材料硬度や面粗さに対して、硬度が硬く、面粗さがよく(すなわち、小さく)設定してある。
すなわち、ブッシュ10の摺動面の硬度は、ブッシュ10の摺動面を摺動する方のコラム(図示例では、ブッシュ10の摺動面はアッパーコラム2(インナーコラム))の硬度よりも硬く設定してあり、又はこれと共に、又はこれに代えて、ブッシュ10の摺動面の面粗さは、ブッシュ10の摺動面を摺動する方のコラム(すなわち、図示例では、アッパーコラム2(インナーコラム))の面粗さよりも小さく設定してある。
例えば、アウターコラムであるロアーコラム1の材料(ここでは、硬さとして材料を表現する)は、アルミニウムであり、その表面の加工(表面粗さに置きかえる)は、アルミダイキャストしたものをそのまま使う、又は切削を追加する。
インナーコラムであるアッパーコラム2の材料(ここでも硬さとして材料を表現する)は、鋼であり、その表面の加工(表面粗さに置きかえる)は、引き抜き材をそのまま使うか、又は切削を追加工する。
ブッシュ10の材料(ここでも硬さとして材料を表現する)は、SUS材であり、その表面の加工(表面粗さに置きかえる)は、少なくともブッシュ10の摺動面を摺動する方のコラム(図示の本実施形態ではアッパーコラム2(インナーコラム))の表面粗さよりも、面粗さの良い(すなわち、小さい)ものを使う。
なお、これら材料等は、一例であり、本発明は、これらに限定されるものではない。
また、ブッシュ10は、両コラム1,2間に、一枚もしくは二枚挿入介在させるものとする。さらに、ブッシュ10は、両コラム1,2の嵌合部の長さと同寸法に設定してあってもよく、又は、二次衝突時に曲げ荷重がかかる際に両コラム嵌合部の支点となる点をカバーするのに十分な長さとしても良い。
さらに、アッパーコラム2とロアーコラムとの嵌合長さよりも、ブッシュ10の両コラムとの嵌合長さを短く設定してあってもよく、この場合には、曲げ荷重が掛っても、ロアーコラム1(アウターコラム)にアッパーコラム2(インナーコラム)の端部が干渉しないようにブッシュ厚さを厚くする構造とする。
両コラム1,2が鉄系材料であり、ブッシュ10と硬度差が少ない場合には、ブッシュ10にテフロン、モリブデン等のコーティングをほどこしてもよい。また、アッパーコラム2の外周面又はロアーコラム1(アウターコラム)の内周面にコーティングし、ブッシュ10側のコーティングとの各々の組合わせでも、効果を生むことが出来る。
さらに、アルミニウム又はマグネシウム材を用いたロアーコラム1(アウターコラム)と、鉄系のアッパーコラム2(インナーコラム)との間に、ステンレス、バネ鋼等の硬度の高い材料のブッシュを用いることにより、アッパーコラム2(インナーコラム)の曲げ荷重で、柔らかいロアーコラム1(アウターコラム)の応力集中による変形やクボミを防止して、コラプスをスムーズにさせてもよい。
以上から、二次衝突時には、図1に示すように、衝撃エネルギー(F)によって、乗員Pが車両前方に移動して、ステアリングホイール9に衝突すると、アッパーコラム2(インナーコラム)は、コラプスして車両前方に移動しようとすると共に、図1に示すように、曲げ荷重(M)とコラプス荷重(C)が発生する。
従って、アッパーコラム2(インナーコラム)は、コラプス荷重(C)だけでなく、曲げ荷重(M)を受けながら、コラプスしていく。
アッパーコラム2(インナーコラム)に曲げ荷重(M)が作用すると、アッパーコラム2(インナーコラム)の先端及びロアーコラム1(アウターコラム)の後端に円周方向180度反転位置に最も大きな集中した応力が掛かる。この曲げ荷重(M)によって、両コラム1,2には、応力集中部A,Bが発生する。この曲げ荷重(M)と、応力集中部A,Bとにより、変形やカジリ等が発生する。このような変形やかじりは特に、両コラム1,2のどちらかの硬度が低い場合に発生する。なお、このとき、特にアッパーコラムが動き出し時は、両コラム1,2の嵌合長さも短かいため、集中した応力が最も掛る。
すなわち、図2Aに示すように、ブッシュを設けていない場合には、コラプスの開始時には、インナーコラムであるアッパーコラム2の先端縁(応力集中部B)がアウターコラムであるロアーコラム1の内周面(すなわち摺動面)に対して「こじれる」といったことがあり、図2Aのハッチング部で示されるカジリが発生し、その結果、スムーズなコラプス性能が得られない。
これに対して、本第1実施の形態では、図2Bに示すように、両コラム1,2の間には、一枚(もしくは二枚)の硬度が硬く、面精度のよい(小さい)ブッシュ10が介在してある。
なお、図2Bの例は、図1及び図3に示した第1実施の形態と異なり、後述する図4Bに示した第1実施の形態の第2変形例と同様であって、アッパーコラム2(インナーコラム)の前端部よりも、ブッシュ10前端縁が後方にあるようにブッシュ10の長さを短く設定して、ブッシュ厚さを厚くすることでコラプス中にアウタコラムとインナコラムとが干渉しないようにした場合の例である。
従って、アッパーコラム2(インナーコラム)の先端部は、ブッシュ10の内周面(摺動面)を円滑に摺動することから、ロアーコラム1(アウターコラム)の内周面に対して、接触することがないか、またはたとえ接触してもロアーコラム1からの抵抗はほとんどなく、「こじれる」といったことがなく、変形やカジリ等が発生することがない。以上から、二次衝突時に、アッパーコラム2(インナーコラム)の「こじれ」を確実に防止して、アッパーコラム2(インナーコラム)をスムーズに且つ円滑にコラプスすることができる。
また、図1及び図3Aに示すように、本第1実施の形態では、ブッシュ10は、一枚であって、その先端縁は、アッパーコラム2(インナーコラム)の前端より前方へと長く延在してある。この場合には、応力集中部A、Bとも、硬度の高いブッシュ10の摺動面上にあり、スムーズにコラプスすることができる。
なお、ブッシュ10は、図3Cに示すように、一枚の板材を丸めて形成したものであってもよく、また、完全に閉じた筒状に形成してあってもよい。
第1参考例
図4Aは、本発明の第1参考例に係る車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置の縦断面図である。
第1参考例では、ブッシュ10、10aは、二枚であって、それらの先端縁は、アッパーコラム2(インナーコラム)の先端より前方へと長く延在してある。ブッシュ10aはロアコラム1の内周面に嵌合固着してあり、ブッシュ10はアッパコラム2の外周面に嵌合固着していて、二次衝突時によるアッパーコラム2のコラプス時にはこれらブッシュ10,10a間で滑りを生起することができる。図4Aに示す本第1参考例においてブッシュ10の前端縁はブッシュ10aの前端縁より前方に延びており、またブッシュ10の後端縁はブッシュ10aの後端縁より後方に延びている。ブッシュ10aの後端縁を、図4Aに示す如く、径方向外方に折曲げてもよい。これにより、コラプス時にブッシュ10aとロアコラム1との間が相対的にずれるのを防止できる。また、図示はないが、インナーコラム2に嵌合固着したブッシュ10aの先端縁を直径方向内方に折曲げして、同様の効果を得ることができる。
(第1実施の形態の変形例
図4Bは、本発明の第1実施の形態の変形例に係る車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置の縦断面図である。
本変形例では、ブッシュ10は、一枚であって、その先端縁は、アッパーコラム2(インナーコラム)の前端縁より、所定距離(Δ)だけ後方にある様短く設定してある。この場合には、ブッシュ厚さを厚くすることによって曲げ荷重(M)が掛っても、ロアーコラム1(アウターコラム)にアッパーコラム2(インナーコラム)の端部が干渉しない構造に設定する。
また、この場合には、図2Bにも示すように、二次衝突時には、アッパーコラム2(インナーコラム)の先端縁は、ブッシュ10の内周面(摺動面)を円滑に摺動することから、ロアーコラム1(アウターコラム)の内周面に対して、接触することがなく、「こじれる」といったことがなく、変形やカジリ等が発生することがない。従って、二次衝突時に、アッパーコラム2(インナーコラム)の「こじれ」を確実に防止して、アッパーコラム2(インナーコラム)をスムーズに且つ円滑にコラプスすることができる。その他の構成、作用等は、上記第1実施の形態と同様である。
第2参考例:チルト式)
図5は、本発明の第2参考例に係る車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置の側面図である。
図6は、図5に示した車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置の横断面図である。
第2参考例では、電動パワーステアリング装置20が設けてあり、電動パワーステアリング装置20では、電動モータ21の電源に車載バッテリを用いるために直接的なエンジンの駆動損失が無く、電動モータ21が操舵アシスト時にのみに起動されるために走行燃費の低下(オルタネータに係るエンジンの駆動損失)も抑えられる他、電子制御が極めて容易に行える等の特長を有している。
電動パワーステアリング装置がアウターコラムであるロアーコラム1に一体の、回転伝達機構ハウジング101に固定されている。このハウジング101の前端上方部は図5左方から見て両側の一対の車体側下方ブラケット102にピボット軸39を中心に回転可能に支持されている。車体側下方ブラケット102は図5で水平に延びる車体取付部102aで車体側強度部材に取付けられる。電動パワーステアリング装置20の電動モータ21からロアーシャフト5への回転伝達機構自体については、本発明に直接関係ないので説明を省略しているが、公知の機構で良い。
第2参考例においては、アッパーコラム2はインナーコラムとして形成されており、前方端部で所定長にわたりアウターコラムであるロアーコラム1に嵌合されており、嵌合部においてアウターコラムであるロアーコラム1の内周面にはブッシュ10が嵌合固着している。アッパーコラム2、ブッシュ10、ロアーコラム1の間の構成および作用は第1実施形態と同様である。
また、本第2参考例ではチルト式クランプ機構が設けてあり、車体側上方ブラケット30は、図中水平に延びる一対の車体取付部31a,31bを備えている。車体取付部31a、31bはカプセル132a、132bを介して車体側強度部材(図示なし)にボルト(図示なし)等により取り付けられている。2次衝突時にはアッパーコラム2および上方ブラケット30は衝撃荷重によりカプセル131a、131bから、離脱して車両前方に移動する。これら一対の車体取付部31a,31bは、略上下方向に延在した左右一対の対向平板部32a,32bを一体に備えている。
クランプ機構では、対向平板部32a,32bに形成した一対のチルト用長孔33a,33bには、締付ボルト34が挿通してあり、この締付ボルト34は、その頭部34aの一部をチルト用長孔33bに係合することにより、常時非回転かつチルト用長孔33a、33b内を摺動自在に構成してある。
締付ボルト34のネジ部34bには、ナット35が螺合してある。このナット35には、取付ボルト37によって操作レバー36が固定してある。
従って、チルト調整する場合には、操作レバー36を一方向に回転すると、ナット35が回転することにより、締付ボルト34の締付が解除され、一対の対向平板部32a,32bの間隔が拡がり、対向平板部32a,32bとディスタンスブラケット38との圧接が解除され、これにより、アッパーコラム2は、ロアーコラム1等と共に、チルト中心39の廻りに回動して、チルト調整することができる。
一方、チルト調整位置に締付する場合には、操作レバー36を逆方向に回転すると、チルトナット35が逆方向に回転することにより、締付ボルト34が締付られ、一対の対向平板部32a,32bの間隔が狭められ、対向平板部32a,32bがディスタンスブラケット38に対して圧接される。
(第実施の形態:チルト・テレスコピック式)
図7は、本発明の第実施の形態に係る車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置の側面図である。
図8は、図7に示した車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置のX−X断面図である。
本第実施の形態は、ダブルコラプスタイプのステアリングコラムであり、ステアリングコラム装置はアッパーコラム2と、アッパーコラム2の前方端部に外嵌された中間コラム201と、該中間コラム201の前方端部に外嵌され前端下方で車体に固定されたロアーコラム40とから成る。
中間コラム201とアッパーコラム2との嵌合部における構成は、図5の第2参考例におけるロアーコラム1とアッパーコラム2との嵌合部における構成と同様であり、中間コラム201とアッパーコラム2との嵌合部の前方部分、すなわちアッパーコラム2の前方端部の所定長部分で中間コラム201の内周面にはブッシュ10が嵌合固着されている。
一方、中間コラム201の前方端部はロアーコラム40の後方端部内に所定長にわたり内嵌している。これらの嵌合部において、アウターコラムであるロアーコラム40の内周面にはブッシュ10bが嵌合固着してある。ブッシュ10bを含めてこれら嵌合部の構成およびロアーコラム40と車体側との間の構成および作用は図5に示すブッシュ10を介してのロアーコラム1とアッパーコラム2との間の構成およびロアーコラム1と車体側との間の構成および作用と同様である。
本実施の形態のステアリングコラム装置にはチルト・テレスコピック式クランプ機構が設けてあり、車体側アッパーブラケット50は、アッパーコラム2の長さ方向中間部より車両前方側にアッパーコラム2を間にして一対の車体取付部51a,51bを備えており、これら一対の車体取付部51a,51bから下方に延在した箇所には、略上下方向に延在した左右一対の対向平板部52a,52bを備えている。車体取付部51a、51bはそれぞれカプセル132a、132bを介してボルト等(図示なし)の固定手段により車体側強度部材に固定される。
さらに、中間コラム201の車両後方部位には、軸方向に所定間隔をおいて対向平板部52a、52bに向かって延び該対向平板部52a、52bにそれぞれ係接するクランプ部53a,53bが一体に設けてある。(図8において、2組のクランプ部53a、53bのうち車両前方側のクランプ部53a、53bのみ図示されている。)これらクランプ部53a,53bが形成された中間コラム201の長さ部分には、上と下とに軸方向に延びるスリットS,Sが設けてある。
この構成により、車体側アッパーブラケット50の一対の対向平板部52a,52b間の幅が縮められて、クランプ部53a,53bが互いに向かって押圧されると、中間コラム201はクランプ部53a、53b部分で縮径して、アッパーコラム2を締め付けるようになっている。
二対のクランプ部53a,53bの軸方向における間には、略環状であり径方向間隔をもってアッパーコラム2を取囲くテンション部材54が設けてある。テンション部材54は上下2つのナット54aで締付け固定された2つの半分体54b、54cから成る。
テンション部材54の一方の半分体54bには、一対のカム部材55,56からなるカム機構と、操作レバー57とを介して、調整ボルト58が螺合して止着してある。
カム機構は、操作レバー57と共に回動して山部と谷部を有する第1カム部材55と、この第1カム部材55の山部と谷部に係合する山部と谷部を有する非回転の第2カム部材56と、から構成してある。
テンション部材54の他方の半分体54cには、調整ボルト59が螺合して止着してある。両調整ボルト58,59の先端部は、両コラム1,2に夫々形成したテレスコピック用長孔71,72に係合してあると共に、両調整用ボルト58,59の中間の大径部は、それぞれ、対向平板部52a,52bに形成したチルト用長孔73a,73b内を貫通している。
さらに、本ステアリングコラム装置には一対の多板式摩擦係合機構61a,61bが用いられている。すなわち、対向平板部52a,52bの外側面には、それぞれ、チルト用長孔73a、73bの延びる方向に延在する片側2枚の摩擦板62a,62a;62b,62bがそれぞれ上下一対のリベット63a,63a;63b,63bにより固着されている。摩擦板62a、62a;62b、62bにはそれぞれチルト用長孔62c、62c;62d、62dが形成されていて、これらチルト用長孔62c、62c;62d、62dを調整ボルト58、59がそれぞれ貫通している。これら摩擦板62a,62a;62b、62bの間および摩擦板62a、62bと対向平板部52a、52bとのそれぞれ間には、軸方向に延在して摩擦板64a,64bがそれぞれ介装されている。摩擦板64a、64bには軸方向に延びるテレスコ位置調整用長孔75(摩擦板64aの長孔75のみ図7に図示)が形成されている。摩擦板64a、64bはそれぞれボルト64eによりアウターコラム2に取付けられている。(図7参照)
このように構成してあることから、チルト・テレスコピック調整する場合には、運転者が先ず操作レバー57を時計回りに回動させる。すると、操作レバー57に係合した第1カム部材55が第2カム部材56に対して相対回動し、カム機構の幅寸法が減少する。
これにより、多板式摩擦係合機構61aにおける摩擦板62aと摩擦板64aとの間の圧接力が消滅する。また、テンション部材54を介して、他方の多板式摩擦係合機構61bにおける摩擦板62bと摩擦板64bとの間の圧接力も消滅する。その結果、コラム2,201、40がチルト動可能となる。
また、カム機構の幅寸法が縮小すると、テンション部材54を介して、一対の対向平板部52a,52b間に作用していた引張力もなくなり、一対の対向平板部52a,52bの内側面のクランプ部53a,53bに対する押圧力が消滅する。
これにより、中間コラム201の後方のスリットSが形成された部分は、その弾性により拡径して、アッパーコラム2に対する緊締力を失い、アッパーコラム2がテレスコピック動可能となる。
運転者は、チルトやテレスコピック調整することによって、ステアリングホイールの位置調整を終えると、操作レバー57を反時計回りに回動させる。すると、カム機構の幅寸法が増大するため、テンション部材54を介して、摩擦板62a,62a;62b、62bと摩擦板64a;64bとの間の圧接力が生起され、多板式摩擦係合機構61a,61bにより、両コラム1,2がチルト方向で固定される。
同時に、テンション部材54を介して、一対の対向平板部52a,52bの幅が縮められて、クランプ部53a,53bが押圧されると、ロアーコラム1が縮径される。これにより、アッパーコラム2は、縮径した中間コラム201により締め付けられて、テレスコピック方向で固定される。
二次衝突時、アッパーコラム2が中間コラム201に対して摺動してコラプスする。アッパーコラム2がコラプスエンドに達すると、カプセル132a、132bと車体側上方ブラケット50とが車体側強度部材から離脱する。続いて、中間コラム201とロアーコラム40との間がコラプスを開始する。
二次衝突時、コラプスの順序はこれに限られず、例えば最初にカプセル132a、132bと車体側上方ブラケット50とが車体側強度部材から離脱し、次いで中間コラム201とロアーコラム40との間がコラプスし、最後に中間コラム201とアッパーコラム2との間がコラプスするようにしても良い。または、これらのコラプスのいずれか2つが同時に起きるよう設定しても良い。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。例えば、本発明に係る車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置は、ノンチルト式、ノンテレスコピック式、チルト式、テレスコピック式、及びチルト・テレスコピック式のいずれにも適用することができる。
以上説明したように、上記実施形態において、ブッシュの摺動面の硬度は、ブッシュの摺動面を摺動する方のコラムの硬度よりも硬く設定してあり、又はこれと共に、又はこれに代えて、ブッシュの摺動面の面粗さは、ブッシュの摺動面を摺動する方のコラムの面粗さよりも小さく設定してあることから、二次衝突時に、アッパーコラムの「こじれ」を確実に防止して、アッパーコラムをスムーズに且つ円滑にコラプスすることができる。
本発明の第1実施の形態に係る車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置の実車装着時に於ける部分切欠き断面を含む側面図である。 従来に於ける二次衝突時のアッパーコラムの挙動を示す拡大模式図である。 本発明に於ける二次衝突時のアッパーコラムの挙動を示す拡大模式図である。 図1に示したステアリングコラム装置の縦断面図である。 図1に示したステアリングコラム装置をその軸方向から視た図である。 ブッシュの正面図である。 本発明の第1参考例に係る車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置の縦断面図である。 本発明の第1実施の形態の変形例に係る車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置の縦断面図である。 本発明の第2参考例に係る車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置の側面図である。 図5に示した車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置の横断面図である。 本発明の第実施の形態に係る車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置の側面図である。 図7に示した車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置の横断面図である。

Claims (5)

  1. 嵌合部を有し、アルミニウムまたはマグネシウム材を用いたコラムと鉄系の材料を用いたコラムとで構成される2つのコラムを含み、ステアリングホイールに近い方のコラムが車両の二次衝突時車両前方に移動しながら、衝撃エネルギーを吸収するようにしてある車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、
    前記2つのコラムは第1コラムと当該第1コラムに外嵌し且つ第1コラムより大径の内周面を有する第2コラムとからなり、
    前記2つのコラムの前記嵌合部の径方向に向い合う周面のいずれか一方に、ブッシュが嵌合固着してあり、車両の二次衝突時前記ステアリングホイールに近い方のコラムが車両前方に移動する際前記ブッシュと径方向に向い合うコラムに対する当該ブッシュの摺動面の硬度は、当該向かい合うコラムの硬度よりも硬く設定してあり、
    前記第2コラムは、内径を拡径または縮径してステアリングホイールをテレスコピック位置調整可能にする支持機構により支持されていることを特徴とする車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置。
  2. 前記第1コラムの車両後方端にはステアリングホイール接続部を含み、
    前記第2コラムは車体側強度部材に移動不能に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置。
  3. 前記第2コラムの内周面に前記ブッシュが嵌合固着されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置。
  4. 前記第1コラムは前記ステアリングホイールに近い方のコラムであり、
    前記第2コラムより大径の内周面を有して前記第2コラムの車両前方側端部に外嵌する第3コラムをさらに含み、
    前記第2コラムと前記第3コラムとの嵌合部において前記第2コラムと前記第3コラムとの少なくとも一方には第2のブッシュが嵌合固着されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置。
  5. 前記第1コラムの車両後方端にはステアリングホイール接続部を含み、
    前記第3コラムは車体側強度部材に移動不能に固定されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用衝撃吸収式ステアリングコラム装置。
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