JP4707768B1 - 揚網機 - Google Patents

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Abstract

【課題】網の進入方向、排出方向が変化しても、網の捩れ及び滑りを防止して揚網を行うことが可能な揚網機を提供する。
【解決手段】巻網漁船の船体11に設置架台12を介して傾動可能に取付けられた網テーブル13と、網テーブル13上に片持ち状態で立設され、回転駆動源14によって回転する第1〜第3のローラ15〜17とを備えた揚網機10において、設置架台12は、旋回台22と、旋回台22に傾動可能に取付けられて、網テーブル13を格納用油圧シリンダ23の駆動によって、甲板19の下位置に格納する格納機構24とを有し、第1〜第3のローラ15〜17の軸心は平行であって、第2のローラ16の軸心に対する第1、第3のローラ15、17の開き角が70〜150度であり、網テーブル13の端部で、第1のローラ15が取付けられて網18が進入する側には、網テーブル13の端部を中心にして、角度を変更できる網ガイド73が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、巻網漁船が投網した網を引き揚げる際に使用する揚網機に関する。
巻網漁船において、揚網効率を上げ、できるだけ速く網揚げを行うことは、1回の漁獲量が少ないときの連続投網、天候急変時における漁場からの早期退避等が可能になることに加えて、巻網漁船の操船コスト削減や燃料コスト削減の面からも切望されている。しかし、現在、多く使用されている、図9に示すような、Vドラム型ネットホーラ100を有する揚網機101では、揚網時にVドラム型ネットホーラ100に対して網102がスリップし易いため、身網103に小破れが発生し、また浮子104と身網103との揚網速度の調整ができないという問題がある。なお、符号105は沈子、符号106は取付け架台、符号107はVドラム型ネットホーラ100の側カバー部材、符号108は網102をより多くVドラム型ネットホーラ100に巻き掛け、かつ排出をガイドするガイドローラである。
そこで、図10に示すように、巻網漁船109の船尾舷側に設置され、網110の浮子111の揚網方向を、網110の揚網方向に対して最も良好な状態の角度に調整保持する旋回機能と共に、回転駆動する2本のローラ112、113に網110をS字形に掛け回して送り出すことで、浮子111と沈子114との揚網速度の調整が可能で、身網115に均一な張力をかけることで身網115の小破れを防止し、身網115の均一揚網が可能となる施網漁業用揚網機116が提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。なお、符号117は網110をローラ112に案内する案内ローラ、符号118はローラ112、113、及び案内ローラ117を片持ち状態で回転可能に支持する支持端部材である。
また、図11(A)に示すように、巻網漁船の船体中央舷側119に設置され、隣接したもの同士が互いに反対方向に回転する軸心が平行な3本のローラ120、121、122を共通支持部123に回転可能に立設し、共通支持部123を、各ローラ軸120、121、122が略水平方向となった図11(B)に示す第1の位置から、各ローラ120、121、122が略垂直方向になった第2の位置まで傾動可能とし、網を3本のローラ120、121、122上に分配して、身網にかかるローラ120、121、122の巻き揚げ力を分散し、身網の損傷を防止した魚網等のウインチ(揚網機)141が提案されている(例えば、特許文献5参照)。
ここで、符号124、125、126は、ローラ120、121、122の先部にそれぞれ取付けられ、網の移動をガイドする端板、符号127、128は共通支持部123を船体中央舷側119に支持する脚部材、符号129、130、131は、ローラ120、121、122の回転軸、符号132、133、134は回転軸129、130、131の基側にそれぞれ取付けられた歯車、符号135は回転軸129の基側と出力軸が連結する電動機である。なお、隣接する歯車132、133、134同士は噛合している。また、符号136は共通支持部123を支持する支持部材、符号137は支持部材136を脚部材128に傾動可能に取付けるピン部材、符号138は脚部材128に傾動可能に設けられたシリンダ、符号139はシリンダ138を脚部材128に傾動可能に掛止する取付けピン、符号140はシリンダ138のピストンロッド、符号142はピストンロッド140と支持部材136を連結する連結ピンである。
特開昭62−40233号公報 特開昭62−130634号公報 特開昭62−130635号公報 特開昭62−130636号公報 特公昭50−33956号公報
しかしながら、特許文献1〜4に記載の施網漁業用揚網機116では、旋回機能により、2本のローラ112、113にS字形に網110を掛け回すことができても、2本のローラ112、113への巻き掛けだけでは、網110を引き揚げる際に必要な保持力を身網115に加えることができず、身網115とローラ112、113の間にスリップが生じて、身網115に損傷が生じるという問題がある。
また、特許文献5に記載の魚網等のウインチ141には、旋回機構が存在しないため、網の進入方向、網の排出方向が変化すると、ローラ120、121、122に十分な巻き掛けを行うことができず、網地とローラ120、121、122の間にスリップが生じて、身網の擦れや破網等が発生するという問題がある。更に、網の進入方向に対して、引き揚げた網が最初に巻き掛かるローラ120と共通支持部123の位置を適切な位置に調整することができず、共通支持部123に進入した網が共通支持部123の上で滑って網が捩れながらローラ121、122に順次巻き掛けられるという問題が生じる。このため、図示しない網捌機を通過して降りてくる網の捩れを解きながら、網を網台に広げていかねばならず、揚網効率が低下するという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、網の進入方向、排出方向が変化しても、網の捩れ及び滑りを防止して揚網を行うことが可能な揚網機を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る揚網機は、巻網漁船の船体に設置架台を介して傾動可能に取付けられた網テーブルと、該網テーブル上にそれぞれ隙間を設けて片持ち状態で立設され、回転駆動源によって回転する第1〜第3のローラとを備え、前記第1、第2、第3のローラの順に網が該第1〜第3のローラに巻き掛けられて網揚げを行う揚網機において、
前記設置架台は、甲板の下位置にある前記船体の一部に架台本体を介して設けられ内部に旋回機構を有する旋回台と、該旋回台に傾動可能に取付けられて、特定角度位置にある前記網テーブルを格納用油圧シリンダの駆動によって、前記甲板の下位置に格納する格納機構とを備え、
前記第1〜第3のローラの軸心は平行であって、前記第1〜第3のローラを該第1〜第3のローラの軸心方向から見て、前記第2のローラの軸心に対する前記第1、第3のローラの軸心の開き角が70〜150度であり、
前記網テーブルの端部で、前記第1のローラが取付けられて前記網が進入する側には、前記網テーブルの端部を中心にして、角度調整用油圧シリンダによってその角度を変更できる網ガイドが設けられている。
本発明に係る揚網機において、前記網ガイドは、前記網テーブルの端部に両端が固定されている固定軸と、該固定軸に回動自在に取付けられたパイプ部材と、該パイプ部材の両側にそれぞれ両端部が固着され、中間に屈曲部が形成され前記第1のローラ側に直線状のガイド部を備える可動式ガイド部材と、前記パイプ部材の中間部と前記屈曲部を連結する補強部材とを有し、しかも、前記屈曲部又は該屈曲部に近接する前記ガイド部には、該ガイド部を通過する前記網の一部が該ガイド部から外れるのを防止する突出部が設けられていることが好ましい。
ここで、前記網テーブルの端部には、切り欠きが形成されて、前記固定軸は前記切り欠き内に収納され、前記可動式ガイド部材が前記網テーブルの面から退避した際には、前記パイプ部材が前記網の一部のガイドとなることが好ましい。
本発明に係る揚網機において、前記第1〜第3のローラは同一外径となって、基側には同一歯数の第1〜第3の歯車をそれぞれ備え、前記第1、第2の歯車、前記第2、第3の歯車は噛合し、前記第1〜第3の歯車のいずれか1には前記回転駆動源によって回転駆動される第4の歯車を噛合させることができる。
本発明に係る揚網機において、前記第1〜第3のローラは同一外径となって、基側には同一歯数の第1〜第3の歯車をそれぞれ備え、前記第1、第2の歯車、前記第2、第3の歯車は噛合し、前記第1〜第3の歯車のいずれか1には前記回転駆動源によって回転駆動される複数の第4の歯車を噛合させることもできる。
本発明に係る揚網機において、前記第1〜第3のローラは同一外径となって、基側には同一歯数の第1〜第3の歯車をそれぞれ備え、前記第1、第2の歯車、前記第2、第3の歯車は噛合し、前記第1〜第3の歯車のいずれか2以上には前記回転駆動源によって回転駆動される1又は2以上の第4の歯車をそれぞれ噛合させてもよい。
本発明に係る揚網機においては、設置架台に、特定角度位置にある網テーブルを甲板の下位置に格納する格納機構を有するので、投網時に揚網機を、例えば作業用甲板より下位置に格納することができる。これにより、投網作業を効率的に行うことができる。
また、網テーブルは、傾動及び旋回できるので、網揚げを行っているときに、漁船に引き揚げる網の進入方向が変化しても、網が最初に巻き掛けられる第1のローラの軸心方向を網の揚網方向に対して最適な角度になるように調整保持することができ、第1のローラに引き揚げた網を確実に巻き掛けることができる。
そして、第1〜第3のローラの軸心が平行で、第1〜第3のローラを第1〜第3のローラの軸心方向から見て、第2のローラの軸心に対する第1、第3のローラの軸心の開き角が70〜150度であるので、第1のローラの軸心方向を網の揚網方向に対して最適な角度になるように調整保持しても、第1のローラを通過した網を第2、第3のローラに確実に巻き掛けることができる。その結果、網と第1〜第3のローラの間にスリップが発生せず、身網(網から浮子と沈子を除いた残りの領域)の擦れや破網等の発生を防止することができる。
更に、網テーブルの端部で、第1のローラが取付けられて網が進入する側に、網テーブルの端部を中心にして、その角度を変更できる網ガイドが設けられているので、網テーブルの傾動及び旋回状態に応じて、網ガイドを網テーブルの端部を中心にして回動させて、沈子及び沈子に連接する身網の一部を網ガイド上に進入させてから網テーブル上に進入させることができる。これにより、引き揚げられた網の一部(沈子及び沈子に連接する身網の一部)が進行方向を変えながら網ガイド上に進入する場合に生じる捩れ角度θと、網ガイドを通過した網の一部が進行方向を変えながら網テーブル上に進入する場合に生じる捩れ角度θを、引き揚げられた網の一部が進行方向を変えながら直接網テーブル上に進入する場合に生じる捩れ角度θと比較してそれぞれ小さくできる。その結果、網ガイド上での網の一部の滑り量S、網テーブル上での網の一部の滑り量Sがそれぞれ小さくなって、網テーブル上を移動する網の捩れを小さくできる(網の捩れを起こり難くできる)。
ここで、網ガイドの回動位置を調整して、網の一部の進行方向に対して、網ガイドの端部を直交する方向に保持することができる。これによって、網の一部は、網ガイド上に進入する際に同時に屈折して進行方向を変えるので、網の一部が網ガイド上で捩れることを防止して、滑るのを更に抑制できる。このため、網テーブル上を移動する網の捩れは更に起こり難くなる。
本発明に係る揚網機において、網ガイドが、網テーブルの端部に両端が固定されている固定軸と、固定軸に回動自在に取付けられたパイプ部材と、パイプ部材の両側にそれぞれ両端部が固着され、中間に屈曲部が形成され第1のローラ側に直線状のガイド部を備える可動式ガイド部材と、パイプ部材の中間部と屈曲部を連結する補強部材とを有する場合、可動式ガイド部材の網テーブルの端部(固定軸)に対する回動角度を調整することで、引き揚げられた網の一部に対して、直線状のガイド部を直交するように安定して保持することができる。そして、屈曲部又は屈曲部に近接するガイド部には、ガイド部を通過する網の一部がガイド部から外れるのを防止する突出部が設けられているので、網テーブルを誤って旋回させ過ぎても、網の一部は網ガイドのガイド部を有効に通過し網テーブルに導くことができる。
ここで、網テーブルの端部に、切り欠きが形成されて、固定軸は切り欠き内に収納され、可動式ガイド部材が網テーブルの面から退避した際には、パイプ部材が網の一部のガイドとなる場合、引き揚げられた網の一部の進行方向に対しパイプ部材を直交させて、網を網テーブル上に進入することができるので、網は捩れることなくスムーズに網テーブル上に導くことができる。
本発明に係る揚網機において、第1〜第3のローラが同一外径となって、基側には同一歯数の第1〜第3の歯車をそれぞれ備え、第1、第2の歯車、第2、第3の歯車は噛合し、第1〜第3の歯車のいずれか1には回転駆動源によって回転駆動される第4の歯車が噛合している場合、第1〜第3のローラを連動し、同一の周速度で回転することができる。
本発明に係る揚網機において、第1〜第3のローラは同一外径となって、基側には同一歯数の第1〜第3の歯車をそれぞれ備え、第1、第2の歯車、第2、第3の歯車は噛合し、第1〜第3の歯車のいずれか1には回転駆動源によって回転駆動される複数の第4の歯車が噛合している場合、第1〜第3のローラを連動し、同一の周速度で、しかも大きな回転力で回転することができる。これにより、第1〜第3のローラによる網の保持力を高めることができる。
本発明に係る揚網機において、第1〜第3のローラは同一外径となって、基側には同一歯数の第1〜第3の歯車をそれぞれ備え、第1、第2の歯車、第2、第3の歯車は噛合し、第1〜第3の歯車のいずれか2以上には回転駆動源によって回転駆動される1又は2以上の第4の歯車がそれぞれ噛合している場合、第1〜第3のローラを連動し、同一の周速度で、しかも更に大きな回転力で回転することができる。これにより、第1〜第3のローラによる網の保持力を高めることができ、網の規模が大きくなっても適用できる。
本発明の一実施の形態に係る揚網機の網テーブルを水平状態に保持したときの正面図である。 同揚網機の網テーブルを水平状態に保持したときの側面図である。 同揚網機の第1〜第3のローラ及び網ガイドの説明図である。 同揚網機の第2のローラの説明図である。 同揚網機の網テーブルを傾動したときの正面図である。 同揚網機を甲板の下位置に格納したときの正面図である。 同揚網機による網揚げ状況を説明する平面図である。 (A)、(B)、(C)は網ガイドの作用を示す説明図である。 従来例に係る揚網機の説明図である。 従来例に係る揚網機の説明図である。 (A)、(B)は従来例に係る揚網機の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る揚網機10は、巻網漁船の船体11に設置架台12を介して傾動可能に取付けられた網テーブル13と、網テーブル13上にそれぞれ隙間を設けて片持ち状態で立設され、回転駆動源の一例である油圧モータ14によって回転する第1〜第3のローラ15、16、17とを備え、第1、第2、第3のローラ15〜17の順に網18(図7参照)が第1〜第3のローラ15〜17に巻き掛けられて網揚げを行うものである。以下詳細に説明する。
設置架台12は、甲板(作業用甲板)19の下位置にある船体11の一部(船尾舷側)に架台本体20を介して設けられ内部に旋回機構21を有する旋回台22と、旋回台22に傾動可能に取付けられて、特定角度位置(例えば水平状態)にある網テーブル13を格納用油圧シリンダ23の駆動によって、甲板19の下位置に格納する格納機構24とを有している。
ここで、旋回機構21は、旋回台22の図示しないフレームに設けられた調心軸受け(図示せず)と、調心軸受けを介してフレーム内に基側が回転可能に立設され、先側が旋回台22から上方に向けて突出する回転支持部材25と、回転支持部材25の基側と歯車を用いた動力伝達手段(図示せず)を介して接続する旋回動力源の一例である油圧モータ25aと、フレームに設けられ回転支持部材25の回転をロックする回転ロック手段(図示せず)と、旋回台22から上方に突出している回転支持部材25の上端及び側部を覆うように回転支持部材25に取付けられて、回転支持部材25と共に旋回する保護部材26とを有している。
また、格納機構24は、U字状又はコ字状となって、開口側から保護部材26を内側に挿入して保護部材26の片側を覆うように配置され、閉塞側の下部が取付けピン27を介して保護部材26の下部に回動可能に取付けられた可動部28と、可動部28の開口部両側の対となる壁部材29、30と対向するように保護部材26に取付けられた取付け台31の両側に、先部が掛止ピン32を介して壁部材29、30に取付けられるピストンロッド33の軸心を斜め下方に向けて取付け金具34を介してそれぞれ固定された格納用油圧シリンダ23とを有している。
なお、符号35、36は、可動部28の他端側に設けられて、先部を保護部材26の上部に形成された掛止孔37(図6参照)に挿入して垂直状態となった可動部28を保護部材26に掛止するロックピンである。
可動部28の他端には、網テーブル取付け台38が取付けられている。また、網テーブル13に立設された第1〜第3のローラ15〜17の軸心は平行であって、第1〜第3のローラ15〜17を第1〜第3のローラ15〜17の軸心方向から見て、第2のローラ16の軸心に対する第1、第3のローラ15、17の軸心の開き角の下限は70度、好ましくは80度、より好ましくは85度、更に好ましくは88度であり、上限は150度、好ましくは120度、より好ましくは100度、更に好ましくは95度である。そして、網テーブル13の下面上の、例えば、第1、第3のローラ15、17の中心を結んだ線分の中央部には、下方に向けて第1の取付け部材39が立設され、第1の取付け部材39の先側は第1の連結ピン40を介して網テーブル取付け台38の一方側に傾動可能に取付けられている。また、網テーブル13の下面上で、第1、第3のローラ15、17の中心を結んだ線分を第3のローラ17側に延長した側には下方に向けて第2の取付け部材41が立設され、第2の取付け部材41には、網テーブル取付け台38の他方側にピン42を介して回動可能に取り付けられた傾転シリンダ43のピストンロッド44の先部が第2の連結ピン45を介して回動可能に取付けられている。
また、網テーブル13の上面において、第1、第3のローラ15、17の中心を結んだ線分の中心と第2のローラ16の中心とを結んだ直線上で、第1、第3のローラ15、17の中心を結んだ線分の中心より外側(網テーブル13の端部側)には第1の案内ピン46が立設されている。更に、網テーブル13の上面において、第1、第3のローラ15、17の中心を結んだ線分の中心より内側(第2のローラ16の中心側)には第2の案内ピン47(図3参照)がそれぞれ立設されている。
図3に示すように、第1〜第3のローラ15〜17は同一外径となって、基側には同一歯数の第1〜第3の歯車48、49、50がそれぞれ設けられている。そして、第1、第2の歯車48、49、第2、第3の歯車49、50は噛合し、第1〜第3の歯車48、49、50のいずれか1、例えば、第2の歯車49には油圧モータ14によって回転駆動される第4の歯車51が噛合している。
図4に示すように、第2のローラ16(第1、第3のローラ15、17も同様)は、網テーブル13に基側を貫通させて立設状態で固定部材52を介して固定された固定軸53と、網テーブル13内に収納され、網テーブル13内にある固定部材52に第1の軸受け54を介して固定軸53の軸心と同心で回転可能に取付けられた第2の歯車49と、固定軸53の外側に固定軸53の軸心と同心で配置され、基側が第2の歯車49に固定されると共に先側が第2の軸受け55を介して固定軸53の上側に回転可能に取付けられた内円筒部材56と、内円筒部材56の上、下部にそれぞれ形成された上、下ボス材57、58により支持され、固定軸53の網テーブル13上面より突出している領域を固定軸53の軸心と同心で覆う外円筒部材61と、外円筒部材61に取付けられたゴム部材62とを有している。ここで、外円筒部材61の内面上側は、外円筒部材61の内面に取付けられた取付け部材59と連結する上ボス材57を介して固定軸53に回転可能に支持され、外円筒部材61の下端側は、外円筒部材61の内面下端部に周方向に沿って形成された下向きの凸を備えた第1の爪部60を介して第2の歯車49の上面に取付けられた上向きの凹を備えた第2の爪部60aに噛み合っている。これにより、油圧モータ14による第4の歯車51の回転駆動力が、第2の歯車49を介して外円筒部材61に伝達され、外円筒部材61は回転駆動する。
そして、第1〜第3のローラ15〜17の外円筒部材61及びゴム部材62の上端部には、環状の蓋部材63、63a、63bが取付けられている。また、油圧モータ14は、取付け部材64を介して網テーブル13の下面に取付けられ、網テーブル13内に突出した油圧モータ14の出力軸65に第4の歯車51が取付けられている。
図1、図2に示すように、第1のローラ15の蓋部材63の上部には、第1の上端板66が蓋部材63との間に隙間を設けて、第1のローラ15の固定軸53の上端部に固定される第1のキャップ部材67(図7参照)を介して配置されている。また、第2、第3のローラ16、17の蓋部材63a、63bの上部には、第2の上端板68が蓋部材63a、63bとの間に隙間を設けて、第2、第3のローラ16、17の固定軸53の上端部に固定される第2、第3のキャップ部材69、70(図7参照)を介して配置されている。なお、第1の上端板66の第2の上端板68側の端面と、第2の上端板68の第1の上端板66側の端面とは当接している。これによって、第1〜第3のローラ15〜17にそれぞれ取付けられた蓋部材63、63a、63bを、上方から一体的に覆うことができる。
また、第1の上端板66は、蓋部材63の上部に配置した際、平面視して、第1、第3のローラ15、17が取付けられている側の網テーブル13の端部に向けて突出し、その先部には、下方に向けて(網テーブル13の上面に向けて)第3の案内ピン71が立設されている。
図3に示すように、網テーブル13の端部で、第1のローラ15が取付けられて網18が進入する側には、網テーブル13の端部を中心にして、角度調整用油圧シリンダ72によってその角度を変更できる網ガイド73が設けられている。ここで、網ガイド73は、網テーブル13の端部に形成された切り欠き内に収納され両端が切り欠きの両端面に固定されている固定軸74と、固定軸74に回動自在に取付けられた(固定軸74を内側に挿通させ、図示しない軸受けを介して取付けられた)パイプ部材75と、パイプ部材75の両側にそれぞれ両端部が固着され、中間に屈曲部76が形成され第1のローラ15側に直線状のガイド部77を備える可動式ガイド部材78と、パイプ部材75の中間部と屈折部76を連結する補強部材79とを有している。これによって、可動式ガイド部材78が網テーブル13の上面から退避した際には、網テーブル13に形成された切り欠き内のパイプ部材75が網18の一部(沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部、図7参照)のガイドとなる。
更に、屈曲部76には、ガイド部77を通過する網18の一部がガイド部77から外れるのを防止する突出部80が設けられている。なお、突出部80は、屈曲部76とガイド部77の中間位置に(即ち、屈曲部76に近接するガイド部77に)設けてもよい。
このような構成とすることにより、図5に示すように、回転ロック部材で回転支持部材25をロック状態とし、ロックピン35、36で可動部28を保護部材26に掛止状態とすると、傾転シリンダ43のピストンロッド44を押し出すことにより、網テーブル取付け台38に対して第1の連結ピン40を支点として、網テーブル13を水平状態から傾斜させることができる。更に、旋回台22の旋回機構21に設けられた回転ロック部材のロック状態を解除して、油圧モータ25aを駆動させて回転支持部材25を回転させることにより、可動部28を回転支持部材25と共に回転することができる。これにより、可動部28に取付けられた網テーブル取付け台38を介して、網テーブル13を旋回することができる。
また、図6に示すように、回転ロック部材で回転支持部材25をロック状態とし、傾転シリンダ43のピストンロッド44を引き込んで、網テーブル取付け台38に対して網テーブル13を回動して、網テーブル13を水平状態に戻し、ロックピン35、36を操作して可動部28の保護部材26への掛止状態を解除すると、格納用油圧シリンダ23のピストンロッド33を押し出すことにより、可動部28を保護部材26に対して取付けピン27を支点として回動することができる。これにより、可動部28、網テーブル取付け台38、及び網テーブル13を一体で、保護部材26に対して傾動して、甲板19の下位置に格納することができ、投網時に揚網機10を格納することができる。このため、投網時に揚網機10を、作業用甲板19より下位置に格納することができ、投網作業を効率的に行うことができる。
続いて、本発明の一実施の形態に係る揚網機10の作用について説明する。
網テーブル13は、傾動及び旋回することができるので、網揚げを行っているときに、漁船に引き揚げる網18の進入方向が変化しても、図7に示すように網テーブル13を傾動及び旋回することにより、網18が最初に巻き掛けられる第1のローラ15の軸心方向を網18の揚網方向(網18に取付けられた浮子81及び浮子81に連接する身網82の一部)に対して最適な角度になるように調整保持することができ、浮子81及び浮子81に連接する身網82の一部は、第1のローラ15に確実に巻き掛けられて網テーブル13上に進入する。一方、網18の沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部は、第3の案内ピン71の下方の網テーブル13上の領域に進入し、第1、第2の案内ピン46、47にガイドされて第1のローラ15に巻き掛けられた後、第2のローラ16に向かう。
ここで、第1〜第3のローラ15〜17の軸心は平行で、第1〜第3のローラ15〜17を第1〜第3のローラ15〜17の軸心方向から見て、第2のローラ16の軸心に対する第1、第3のローラ15、17の軸心の開き角が70〜150度となっている。このため、網18が第1、第2のローラ15、16の間を通過する際に網18は絞られ、沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部が第1のローラ15に巻き掛けられた後、第2のローラ16に巻き掛けられる。そして、第2のローラ16を通過した網18は、第2、第3のローラ16、17で絞られながら第1、第2の案内ピン46、47でガイドされて第3のローラ17に向かうので、浮子81及び浮子81に連接する身網82の一部が第3のローラ17に確実に巻き掛けられる。このため、網18と第1〜第3のローラ15〜17の間にスリップが発生せず、身網82の擦れや破網等の発生が防止できる。
網揚げを行う際には、浮子81及び浮子81に連接する身網82の一部が第1のローラ15に確実に巻き掛けられるように、網テーブル13を傾動及び旋回して、網テーブル13の保持状態を遂次調整する。
例えば、図8(A)に示すように、網テーブル13を傾動(水平に対して30〜45度)すると共に、網テーブル13を右に30度旋回した際に(右旋回30度時)、網テーブル13の端部に設けられた網ガイド73のパイプ部材75の軸心に対して、沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部の進行方向が、略直交する状態になると、角度調整用油圧シリンダ72を操作して網ガイド73を網テーブル13の端部を中心にして回動させて、網ガイド73の可動式ガイド部材78を下方に下げる(網テーブル13の面から退避させる)。これにより、沈子83がパイプ部材75を通過して網テーブル13上に進入する際に、沈子83は沈子83に連接する身網82の一部と同時に屈折することができ、網テーブル13上で沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部が大きく滑るのを防止できる。その結果、網18が第1のローラ15に巻き掛けられる際に生じる網18の捩れを抑制できる。
網揚げを継続して行っているときに、第1のローラ15に対して浮子81及び浮子81に連接する身網82の一部の進行方向が変化すると、例えば、図8(B)に示すように、網テーブル13を傾動(水平に対して20〜30度)すると共に、網テーブル13を左に30度旋回し網テーブル13を旋回基準位置に戻す(旋回0度時)。この操作に伴って、網テーブル13の端部に設けられたパイプ部材75の軸心に対して、沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部の進行方向が、非直交状態に変化すると、角度調整用油圧シリンダ72を操作して網ガイド73を網テーブル13の端部を中心にして回動させて、網ガイド73の可動式ガイド部材78を、回動角度範囲の中間角度位置に向けて上方に移動させる。
これにより、沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部は、網ガイド73のガイド部77上を通過した後に網テーブル13に進入する。このとき、引き揚げられた沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部が網ガイド73上に進入する場合に生じる捩れ角度θ及び沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部が網ガイド73から網テーブル13上に進入する場合に生じる捩れ角度θを、沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部が網テーブル13上に直接進入する場合に生じる捩れ角度θと比較して、小さくできる。このため、沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部が同時に屈折しなくても、網ガイド73上での沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部の滑り量S、網テーブル13上での沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部の滑り量Sをそれぞれ小さくでき、網テーブル13上に進入した網18の捩れを少なくできる。その結果、網捌機を通過して降りてくる網18の捩れを解きながら、網18を網台に広げる作業が容易になって、揚網効率の低下を防止できる。
なお、角度調整用油圧シリンダ72を操作して可動式ガイド部材78を回動させた際に、可動式ガイド部材78のガイド部77の軸心に対して、沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部の進行方向が、略直交するようにできる可動式ガイド部材78の回動位置(特定回動位置)が存在する場合は、可動式ガイド部材78を特定回動位置に保持することが好ましい。これによって、引き揚げられた沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部が網ガイド73上に進入した際の捩れを抑制でき、網テーブル13上に進入した網18の捩れを少なくできる。
更に、網揚げを継続実施していて、第1のローラ15に対して浮子81及び浮子81に連接する身網82の一部の進行方向が変化したため、例えば、図8(C)に示すように、網テーブル13を傾動して水平状態にすると共に、網テーブル13を左に更に15度旋回した(左旋回15度時)。一方、網ガイド73のガイド部77の軸心に対して、沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部の進行方向は、依然非直交状態のままであった。そこで、角度調整用油圧シリンダ72を操作して網ガイド73を網テーブル13の端部を中心にして回動させて、網ガイド73の可動式ガイド部材78を水平状態とすることにより、可動式ガイド部材78のガイド部77の軸心に対して、沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部の進行方向が、略直交するようになった。
これにより、沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部が、ガイド部77を通過して網ガイド73上に進入する際に、沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部は同時に屈折することができ、網ガイド73上で沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部が大きく滑るのを防止できる。このため、網18が網ガイド73上に引き揚げられた際に生じる網18の捩れを抑制できる。そして、網ガイド73は、網ガイド73の上面が網テーブル13の上面と同一高さとなるように網テーブル13に連接して設けられた状態となっているので、網ガイド73上を通過した沈子83及び沈子83に連接する身網82の一部は、捩れることなく網テーブル13上に進入できる。その結果、網テーブル13上に進入した網18の捩れを抑制できる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
更に、本実施の形態とその他の実施の形態や変形例にそれぞれ含まれる構成要素を組合わせたものも、本発明に含まれる。
例えば、第2のローラの第2の歯車に回転駆動源によって回転駆動される第4の歯車を噛合させて、第1〜第3のローラを連動して同一の周速度で回転させたが、第2のローラの第2の歯車に回転駆動源によって回転駆動される複数の第4の歯車を噛合させてもよい。これによって、第2の歯車の回転力を大きくでき、第1〜第3のローラを連動して同一の周速度で、しかも大きな回転力で回転することができる。その結果、第1〜第3のローラによる網の保持力を高めることができる。
更に、第1〜第3の歯車のいずれか2以上に、回転駆動源によって回転駆動される1又は2以上の第4の歯車をそれぞれ噛合させることも可能である。これによって、第1〜第3のローラを連動して同一の周速度で、しかも更に大きな回転力で回転することができる。その結果、第1〜第3のローラによる網の保持力を更に高めることができ、網の規模が大きくなっても、安定した網揚げを行うことができる。
10:揚網機、11:船体、12:設置架台、13:網テーブル、14:油圧モータ、15:第1のローラ、16:第2のローラ、17:第3のローラ、18:網、19:甲板(作業用甲板)、20:架台本体、21:旋回機構、22:旋回台、23:格納用油圧シリンダ、24:格納機構、25:回転支持部材、25a:油圧モータ、26:保護部材、27:取付けピン、28:可動部、29、30:壁部材、31:取付け台、32:掛止ピン、33:ピストンロッド、34:取付け金具、35、36:ロックピン、37:掛止孔、38:網テーブル取付け台、39:第1の取付け部材、40:第1の連結ピン、41:第2の取付け部材、42:ピン、43:傾転シリンダ、44:ピストンロッド、45:第2の連結ピン、46:第1の案内ピン、47:第2の案内ピン、48:第1の歯車、49:第2の歯車、50:第3の歯車、51:第4の歯車、52:固定部材、53:固定軸、54:第1の軸受け、55:第2の軸受け、56:内円筒部材、57:上ボス材、58:下ボス材、59:取付け部材、60:第1の爪部、60a:第2の爪部、61:外円筒部材、62:ゴム部材、63、63a、63b:蓋部材、64:取付け部材、65:出力軸、66:第1の上端板、67:第1のキャップ部材、68:第2の上端板、69:第2のキャップ部材、70:第3のキャップ部材、71:第3の案内ピン、72:角度調整用油圧シリンダ、73:網ガイド、74:固定軸、75:パイプ部材、76:屈曲部、77:ガイド部、78:可動式ガイド部材、79:補強部材、80:突出部、81:浮子、82:身網、83:沈子

Claims (6)

  1. 巻網漁船の船体に設置架台を介して傾動可能に取付けられた網テーブルと、該網テーブル上にそれぞれ隙間を設けて片持ち状態で立設され、回転駆動源によって回転する第1〜第3のローラとを備え、前記第1、第2、第3のローラの順に網が該第1〜第3のローラに巻き掛けられて網揚げを行う揚網機において、
    前記設置架台は、甲板の下位置にある前記船体の一部に架台本体を介して設けられ内部に旋回機構を有する旋回台と、該旋回台に傾動可能に取付けられて、特定角度位置にある前記網テーブルを格納用油圧シリンダの駆動によって、前記甲板の下位置に格納する格納機構とを備え、
    前記第1〜第3のローラの軸心は平行であって、前記第1〜第3のローラを該第1〜第3のローラの軸心方向から見て、前記第2のローラの軸心に対する前記第1、第3のローラの軸心の開き角が70〜150度であり、
    前記網テーブルの端部で、前記第1のローラが取付けられて前記網が進入する側には、前記網テーブルの端部を中心にして、角度調整用油圧シリンダによってその角度を変更できる網ガイドが設けられていることを特徴とする揚網機。
  2. 請求項1記載の揚網機において、前記網ガイドは、前記網テーブルの端部に両端が固定されている固定軸と、該固定軸に回動自在に取付けられたパイプ部材と、該パイプ部材の両側にそれぞれ両端部が固着され、中間に屈曲部が形成され前記第1のローラ側に直線状のガイド部を備える可動式ガイド部材と、前記パイプ部材の中間部と前記屈曲部を連結する補強部材とを有し、しかも、前記屈曲部又は該屈曲部に近接する前記ガイド部には、該ガイド部を通過する前記網の一部が該ガイド部から外れるのを防止する突出部が設けられていることを特徴とする揚網機。
  3. 請求項2記載の揚網機において、前記網テーブルの端部には、切り欠きが形成されて、前記固定軸は前記切り欠き内に収納され、前記可動式ガイド部材が前記網テーブルの面から退避した際には、前記パイプ部材が前記網の一部のガイドとなることを特徴とする揚網機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の揚網機において、前記第1〜第3のローラは同一外径となって、基側には同一歯数の第1〜第3の歯車をそれぞれ備え、前記第1、第2の歯車、前記第2、第3の歯車は噛合し、前記第1〜第3の歯車のいずれか1には前記回転駆動源によって回転駆動される第4の歯車が噛合していることを特徴とする揚網機。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の揚網機において、前記第1〜第3のローラは同一外径となって、基側には同一歯数の第1〜第3の歯車をそれぞれ備え、前記第1、第2の歯車、前記第2、第3の歯車は噛合し、前記第1〜第3の歯車のいずれか1には前記回転駆動源によって回転駆動される複数の第4の歯車が噛合していることを特徴とする揚網機。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の揚網機において、前記第1〜第3のローラは同一外径となって、基側には同一歯数の第1〜第3の歯車をそれぞれ備え、前記第1、第2の歯車、前記第2、第3の歯車は噛合し、前記第1〜第3の歯車のいずれか2以上には前記回転駆動源によって回転駆動される1又は2以上の第4の歯車がそれぞれ噛合していることを特徴とする揚網機。
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