JP4705705B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高集積化された半導体装置、特にDRAMのメモリーセルの構造およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体素子の微細化に伴うLSIの高集積化はめざましく、現在デザインルールが0.18μmよりも微細なLSIの製造技術に関する開発が行われるに至っている。このような微細な領域においては、半導体素子、例えばトランジスタのサイズよりも、むしろ素子を接続する配線構造の縮小が高集積化に対し重要となる。そのため、各配線間の距離を短縮すると共に、配線と下部の半導体素子を接続するコンタクト間の距離を短縮することが重要となる。
【0003】
従来、例えばMOSトランジスタのソース・ドレイン拡散層へのコンタクトとゲート電極との間の間隔は、両者の干渉を回避すべく、ゲート電極の側面上に形成される酸化膜側壁の幅とフォトリソグラフィー工程における合せずれとを加算した値以上の距離で形成されてきた。しかしながら、LSIの高集積化のためには、このような素子を安定動作させるために十分な距離をとることができなくなってきている。そのため、工程上のばらつきなどによってコンタクトが側壁酸化膜を削って形成されるおそれがある。また、側壁直下の不純物濃度の低い拡散層に直接接続されるため、コンタクト抵抗が高くなる、あるいは基板へのリーク電流が発生する等の不具合が生じている。さらに、最悪の場合には、コンタクトが直接ゲート電極と接続されてしまう。
【0004】
そこで、この問題を解決するために、ゲート電極の上面および側面をシリコン窒化膜で覆うことによって、コンタクト窓の形成時に、コンタクト窓の開口領域が側壁あるいはゲート電極と重なった場合にも、層間絶縁膜を構成する酸化膜と窒化膜とのエッチング選択比により、側壁等がエッチングされないようにする技術が提案、実践されている。コンタクト窓は、下部のゲート電極および側壁の幅で自己整合的に規定される。すなわち、このような技術は、ゲート電極とのフォトリソグラフィー工程における合わせずれを考慮する必要がないことから、一般に自己整合コンタクト(SAC:Self Align Contact)形成技術と呼ばれている。
【0005】
しかしながら、DRAMのメモリーセルにおいては、さらに別の問題が起こっている。この問題について、図6を参照しながら説明する。
【0006】
図6は、一般的なDRAMのメモリーセルの構造を示す断面図である。同図に示すように、半導体基板1001には素子分離1002が形成され、この素子分離1002によって取り囲まれる領域が活性領域となっている。この活性領域には、ソース・ドレイン領域である第1不純物拡散領域1004及び第2不純物活性領域1005と、半導体基板1001の上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極1003と、ゲート電極1003の上に形成されたゲート上窒化膜1015と、ゲート電極1003の側面上に形成されたゲート側壁窒化膜1016とからなるメモリーセルトランジスタが設けられている。さらに、基板上には、酸化膜からなる第1層間絶縁膜1006と、第1層間絶縁膜1006の上に形成されたビット線1008と、第1層間絶縁膜1006を貫通してビット線1008と第1不純物拡散領域1004とを接続するビット線コンタクト1007と、第1層間絶縁膜1006の上に形成された酸化膜からなる第2層間絶縁膜1009と、第2層間絶縁膜1009の上に形成されたストレージ電極1011と、第1及び第2層間絶縁膜1006,1009を貫通してストレージ電極1011と第2不純物拡散領域1005とを接続するストレージノードコンタクト1010と、ストレージ電極1011の表面上に形成された容量膜1012と、容量膜1012を挟んでストレージ電極1011と対向するように形成されたプレート電極1013とが設けられている。
【0007】
一般的に、高集積化されたDRAMのメモリーセルにおいては、電荷蓄積容量を多くするため、同図に示すようなビット線1008の上に容量部(ストレージ電極1011、容量膜1012及びプレート電極1013によって構成される部分)を形成する構造(COB:Capacitor over Bit−line)が主流となっている。そのため、ストレージ電極1011と第2不純物拡散領域1005とを接続するストレージノードコンタクト1010を、ビット線1008およびワードラインであるゲート電極1003の間をぬって形成しなければならない。ゲート電極1003に対しては、前述のSAC技術を用いてゲート上窒化膜1016及びゲート側壁窒化膜1016を形成することにより、互いの干渉を回避しながらストレージノードコンタクトを形成することができ、集積度を上げることができる。一方、ストレージノードコンタクト1010とビット線1008との間の距離の縮小によりさらに集積度を上げようとすると、上述のようなフォトリソグラフィー工程の合わせずれを無視し、あるいは合わせマージンを小さくできることが好ましい。
【0008】
そこで、IEDM’96 Technical Digest 22−1,p.589では、ストレージノードコンタクトとビット線との間に自己整合コンタクト技術を適用し、ビット線の周囲をシリコン窒化膜で覆うことにより、この問題を解決することが提案されている。また、IEDM’96 Technical Digest 22−2,p.593では、ビット線コンタクト形成部およびストレージノードコンタクト形成部のうち下部を広めの金属プラグで構成し、この各金属プラグ上にビット線およびストレージノードコンタクト下部のパッドを同時形成することが提案されている。その場合、両コンタクト又は一方のコンタクトの下部において、金属プラグの上にビット線の下方かつゲート電極の上方で傘状に拡大された形状を有するパッドを形成しておき、フォトリソグラフィー工程の合わせずれがあってもコンタクトが確実にパッドに接続されるようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記各文献に開示される技術においては、以下のような問題があった。
【0010】
まず、前者の文献に開示される構造では、必ずしも自己整合技術としての作用効果を十分発揮できないことがある。図7は、ビット線1008の上面上及び側面上に各々窒化膜からなるビット線上絶縁膜1017とビット線側壁窒化膜1018とを備えたDRAMメモリーセルのストレージノードコンタクト形成時における状態を示す断面図である。この場合、同図に示すように、コンタクト窓1020の深さ方向におけるほぼ中間付近にビット線1008が存在するため、エッチングによるコンタクト窓1020の形成が進んで下半分の除去を行う段階に達すると、既に開口されたコンタクト窓1020の上部はスパッタ領域となる。すなわち、このような深い穴を掘る場合にはラジカルイオンのエネルギーが大きくなるので、たとえ窒化膜といえどもエッチング選択性がほとんどなくなり、ビット線1008上の窒化膜1017,1018のうちコンタクト窓1020内に露出している部分は除去されてしまう。すなわち、後にコンタクト窓1020内に埋め込まれるストレージノードコンタクト1010とビット線1008とが短絡するおそれがある。
【0011】
一方、後者の文献に開示される構造では、金属プラグ上のパッドあるいはビット線形成時に、下部の金属プラグがエッチングされないよう、コンタクトサイズよりも露光工程の合せ分ほど大きなパッドおよびビット線を形成しなければならない。さらにビット線とパッドの間隔をあける必要があるために層間絶縁膜が厚くならざるを得ない等、さらなる高集積化を行うことが困難であるという問題があった。
【0012】
本発明は斯かる点に着目してなされたものであり、その目的は、電極,配線やコンタクトを相互の干渉を回避しながら高密度に形成しうる手段を講ずることにより、高集積化されかつ信頼性の高い半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、請求項1〜10に記載されている半導体装置に関する手段と、請求項11〜18に記載されている半導体装置の製造方法に関する手段とを講じている。
【0014】
本発明の半導体装置は、請求項1に記載されているように、半導体基板上に形成されたゲート電極と、上記半導体基板内に形成されソース・ドレイン領域として機能する第1,第2の不純物拡散領域とを有する電界効果型トランジスタを備えた半導体装置であって、上記半導体基板及びゲート電極の上に形成された第1の層間絶縁膜と、上記第1の層間絶縁膜を貫通してそれぞれ上記第1,第2の不純物拡散領域に接続される導電性の第1,第2のプラグと、上記第1のプラグに接続されるとともに上記第1の層間絶縁膜の上に延びる配線と、上記第1の層間絶縁膜と配線との間に介設され上記配線に対する高いエッチング選択比を有する配線下敷き絶縁膜と、上記配線下敷き絶縁膜及び上記配線の上に形成された第2の層間絶縁膜と、上記第2の層間絶縁膜及び上記配線下敷き絶縁膜を貫通して上記第1のプラグに接続される導電性の第3のプラグとを備えている。
【0015】
これにより、配線と第1の層間絶縁膜との間に、配線下敷き絶縁膜が設けられているので、配線が第2プラグとオーバーラップしても、両者が接触することがなく、信頼性を高く維持しながらフォトリソグラフィー工程の合わせマージンを小さくすることが可能になる。また、配線下敷き膜が配線に対する高いエッチング選択比を有することから、配線のパターニング時における第2プラグのエッチングが確実に防止される構造となり、第3プラグと第2プラグとの接続の信頼性が高くなる。したがって、半導体装置の信頼性を高く維持しながら集積度の向上が可能になる。
【0016】
請求項2に記載されているように、請求項1において、上記第1及び第2のプラグの上部の横断面積を上方に向かって拡大させておくことができる。
【0017】
これにより、ゲート電極上方のスペースを利用して各プラグの上面の面積を拡大させることが可能になり、各プラグの上方の部材である配線や第3プラグを形成するためのフォトリソグラフィー工程の合わせマージンを低減できることで、半導体装置の集積度がさらに向上することになる。
【0018】
請求項3に記載されているように、請求項1において、上記第2のプラグのみの上部の横断面積が上方に向かって拡大させておくことができる。
【0019】
これにより、厚い第2の層間絶縁膜を貫通して形成されるためにより大きいフォトリソグラフィー工程の合わせマージンが要求される第2のプラグの上面の面積を大幅に拡大できるので、請求項2の作用がより顕著になる。
【0020】
請求項4に記載されているように、請求項1,2又は3において、上記第1及び第2のプラグを多結晶シリコンにより構成することができる。
【0021】
これにより、多結晶シリコンが有するカバレージが良好でエレクトロマイグレーションのない優れた特性を利用して、信頼性の高いプラグを得ることができる。
【0022】
請求項5に記載されているように、請求項4において、上記第1及び第2のプラグの上に形成された金属膜又はシリサイド膜をさらに備えていることが好ましい。
【0023】
これにより、シリコンで構成しながらコンタクト抵抗の小さいプラグが得られることになる。
【0024】
請求項6に記載されているように、請求項1,2,3,4又は5において、上記第1,第2の層間絶縁膜及び上記配線下敷き絶縁膜をシリコン酸化膜により構成することができる。
【0025】
これにより、半導体装置全体の平坦性や表面の平滑性のよい半導体装置が得られる。
【0026】
請求項7に記載されているように、請求項1,2,3,4,5又は6において、上記第1,第2の層間絶縁膜を、シリコン酸化膜により構成し、上記配線下敷き絶縁膜をシリコン窒化膜により構成することができる。
【0027】
これにより、各層間絶縁膜の平坦性が良好に維持されるとともに、配線下敷き絶縁膜による配線パターニング時における第2のプラグのエッチング防止機能がより高くなる。
【0028】
請求項8に記載されているように、請求項1,2,3,4,5,6又は7において、上記配線の上面及び側面を上記第2の層間絶縁膜に対して高いエッチング選択比を有する絶縁膜で覆っておくことが好ましい。
【0029】
これにより、第3のプラグの形成のための接続孔の底部付近に配線が存在する構造となるので、第2の層間絶縁膜にエッチングにより接続孔を開口する際に、接続孔内に配線の周囲を覆う絶縁膜が露出しても、絶縁膜が本来有する第2の層間絶縁膜に対する高エッチング選択比が損なわれることがない。したがって、接続孔内に配線が露出することがなく、第3のプラグと配線との短絡を確実に防止できる構造となる。すなわち、第3のプラグを配線に対して自己整合的に形成することが可能であり、信頼性を損ねることなくさらに高集積化された半導体装置が得られる。
【0030】
請求項9に記載されているように、請求項1,2,3,4,5,6,7又は8において、上記電界効果型トランジスタのゲート電極の上面および側面を上記第1の層間絶縁膜に対して高いエッチング選択比を有する絶縁膜で覆っておくことができる。
【0031】
これにより、第1,第2プラグもゲート電極に対して自己整合的に形成できる構造となるので、さらに高集積化が可能である。
【0032】
請求項10に記載されているように、請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9において、上記電界効果型トランジスタをDRAMのメモリセルトランジスタとし、上記配線をDRAMのビット線とし、上記第3のプラグをDRAMのストレージ電極につながるものとして、上記第2及び第3のプラグをDRAMのストレージノードコンタクトとして機能させることができる。
【0033】
これにより、高性能化に伴い特に高集積化の要求が大きいDRAMのメモリーセルに対して、高信頼性と高集積化という請求項1〜9の作用効果を得ることができる。
【0034】
本発明の半導体装置の製造方法は、請求項11に記載されているように、半導体基板の一部に、電界効果型トランジスタのゲート電極と、ソース・ドレイン領域として機能する第1,第2の不純物拡散領域とを形成する第1の工程と、基板上に第1の層間絶縁膜を形成する第2の工程と、上記第1の層間絶縁膜を貫通して上記第1,第2の不純物拡散領域に到達する第1,第2の接続孔を形成する第3の工程と、上記第1,第2の接続孔内に導電性材料を埋め込んでなる第1,第2のプラグを形成する第4の工程と、上記第1の層間絶縁膜及び第1,第2のプラグの上に配線に対するエッチング選択比の高い材料からなる配線下敷き絶縁膜を形成した後、該配線下敷き絶縁膜を貫通して上記第1のプラグに到達する開口を形成する第5の工程と、上記開口を含む基板上に導体膜を堆積した後、該導体膜をパターニングして、上記第1のプラグに接続される配線を形成する第6の工程と、上記第6の工程の後、基板上に第2の層間絶縁膜を形成する第7の工程と、上記第2の層間絶縁膜及び上記配線下敷き絶縁膜を貫通して上記第2のプラグに到達する第3の接続孔を形成する第8の工程と、上記第3の接続孔内に導電性材料を埋め込んで、上記第2のプラグに接続される第3のプラグを形成する第9の工程とを備えている。
【0035】
この方法により、導体膜をパターニングして配線を形成する工程において、導体膜の下方には、配線に対する配線下敷き膜が存在しているので、配線と第2のプラグがオーバーラップしても、配線と第2のプラグとが電気的に接続されることはない。また、配線に対するエッチング選択比の高い配線下敷き絶縁膜が存在しているので、配線形成のためのエッチングによって第2のプラグがエッチングによる損傷を受けることがなく、第3のプラグと第2のプラグとの電気的接続の信頼性も高くなる。したがって、高い信頼性を有しながら高密度の半導体装置が形成されることになる。
【0036】
請求項12に記載されているように、請求項11において、上記第3の工程では、エッチングマスクを用いた等方性エッチングにより上記第1,第2の接続孔の上部を椀状に形成した後、上記エッチングマスクを用いた異方性エッチングにより上記第1,第2の接続孔の下部をほぼストレート状に形成することができる。
【0037】
この方法により、ゲート電極の上方のスペースを利用して、第1,第2のプラグに対する上方の部材のフォトリソグラフィー工程における合わせマージンを低減することが可能になるので、さらに高集積化された半導体装置が得られる。
【0038】
請求項13に記載されているように、請求項11において、上記第3の工程では、第1のエッチングマスクを用いた異方性エッチングにより上記第1の接続孔全体をほぼストレート状に形成する一方、第2のエッチングマスクを用いた等方性エッチングにより上記第2の接続孔の上部を椀状に形成した後、上記第2のエッチングマスクを用いた異方性エッチングにより上記第2の接続孔の下部をほぼストレート状に形成することができる。
【0039】
請求項14に記載されているように、請求項11において、上記第3の工程では、第1のエッチングマスクを用いた等方性エッチングにより上記第2の接続孔の上部を椀状に形成した後、第2のエッチングマスクを用いた異方性エッチングにより上記第1の接続孔全体及び上記第2の接続孔の下部をほぼストレート状に形成することができる。
【0040】
請求項13又は14の方法により、より大きな合わせマージンが必要とされている第2プラグの上面面積をより拡大することにより合わせマージンを低減できるので、さらに高集積化された半導体装置が得られる。
【0041】
請求項15に記載されているように、請求項11,12,13又は14において、上記第4の工程では、上記導電性材料として多結晶シリコンを埋め込むことができる。
【0042】
この方法により、カバレージのよいエレクトロマイグレーションのない第1,第2のプラグが形成される。
【0043】
請求項16に記載されているように、請求項15において、上記第4の工程の後上記第5の工程の前に、上記第1,第2のプラグの上面付近に、金属膜あるいはシリサイド膜を形成する工程をさらに備えることができる。
【0044】
この方法により、上方の部材に対するコンタクト抵抗の小さいプラグが形成される。
【0045】
請求項17に記載されているように、請求項11,12,13,14,15又は16において、上記第6の工程では、上記導体膜の上に上記第2の層間絶縁膜に対する高いエッチング選択比を有する絶縁膜を形成した後、上記導体膜及び上記絶縁膜をパターニングすることにより、上記配線と配線上絶縁膜とを形成し、上記第6の工程の後上記第7の工程の前に、基板上に上記第2の層間絶縁膜に対する高いエッチング選択比を有する絶縁膜を堆積した後異方性エッチングを行うことにより、上記配線上絶縁膜及び上記配線の側面に配線側壁絶縁膜を形成する工程をさらに備えることができる。
【0046】
この方法により、第8の工程において、第3の接続孔内に配線上絶縁膜及び配線側壁絶縁膜が露出しても、両者の第2層間絶縁膜に対する高いエッチング選択比という特性が損なわれることがないので、接続孔内に配線が露出することがない。したがって、第3のプラグが配線に対して自己整合的に形成されるので、フォトリソグラフィー工程における合わせマージンが小さくなり、極めて集積度の高い半導体装置が形成される。
【0047】
請求項18に記載されているように、請求項11,12,13,14,15,16又は17において、上記第1の工程では、上記電界効果型トランジスタのゲート電極の上面及び側面に、上記第1の層間絶縁膜に対する高いエッチング選択比を有する絶縁膜からなるゲート上絶縁膜及びゲート側壁絶縁膜を形成することができる。
【0048】
この方法により、第1,第2のプラグがゲート電極に対して自己整合的に形成されることで、集積度の高い半導体装置が形成されることになる。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態における半導体装置およびその製造方法について、それぞれ図面を参照しながら説明する。
【0050】
(第1の実施形態)
図1(a)〜(h)は、第1の実施形態におけるDRAMメモリーセルの製造工程を示す断面図である。
【0051】
図1(a)に示す工程では、P型半導体基板101内に、周知の技術を用いて素子分離102を形成した後、基板上に膜厚が約5nmのゲート酸化膜103と、膜厚が約200nmのN型多結晶シリコン膜と、膜厚が約100nmのシリコン窒化膜とを堆積した後、多結晶シリコン膜とシリコン窒化膜とをパターニングして、MOSトランジスタのゲート電極106と、ゲート上窒化膜107とを形成する。次に、ゲート上窒化膜107及びゲート電極106をマスクとして燐イオンを加速エネルギー10keV、ド―ズ量2×1013cm-2の条件で注入し、ソース・ドレイン領域となる第1不純物拡散領域104および第2不純物拡散領域105を形成する。なお、ゲート電極の材料としては、多結晶シリコン膜と高融点金属膜との積層膜あるいは多結晶シリコン膜とシリサイドとの多層膜を用いても構わない。また、ゲート上窒化膜107とゲート電極106との間にシリコン酸化膜を介在させてもよい。
【0052】
図1(b)に示す工程では、基板の全面上に厚さ50nmのシリコン窒化膜を堆積した後異方性エッチングすることにより、ゲート側壁窒化膜109を形成する。なお、ゲート上窒化膜107の上にシリコン酸化膜を形成することによって、ゲート側壁窒化膜109の形成時に、ゲート上窒化膜107がエッチングされないようにすることも可能である。
【0053】
図1(c)に示す工程では、厚みが約400nmのシリコン酸化膜からなる第1層間絶縁膜110を堆積し、CMP平坦化法を用いて表面を平滑化した後、第1層間絶縁膜110に、第1不純物拡散領域104および第2不純物拡散領域105に至るコンタクト窓を開口する。さらに、基板の全面上にN型多結晶シリコン膜を堆積した後、第1層間絶縁膜110上のN型多結晶シリコン膜をCMP法を用いて除去することによって、第1,第2プラグ111、112を形成する。なお、N型多結晶シリコン膜の代わりに、タングステン膜あるいはチタンナイトライド膜などの金属膜を用いてプラグを形成しても構わない。
【0054】
図1(d)に示す工程では、第1層間絶縁膜110および第1,第2プラグ111、112上に、膜厚が約20nmのシリコン酸化膜からなる配線下敷き絶縁膜113を堆積した後、シリコン酸化膜113の上に、第1不純物拡散領域104に接続される第1プラグ111上に開口部を有するフォトレジスト膜を形成し、このフォトレジスト膜をマスクとして、ドライエッチングあるいはウェットエッチングを行って、第1プラグ111に到達するコンタクト窓114を形成する。なお、配線下敷き絶縁膜113として、シリコン酸化膜の代わりにシリコン窒化膜を用いてもよい。
【0055】
図1(e)に示す工程では、基板上に膜厚が約200nmのタングステン膜およびシリコン窒化膜を順次堆積した後、パターニングを行って、第1プラグ111に接続されるビット線115と、ビット線上窒化膜116とを形成する。
【0056】
図1(f)に示す工程では、基板上に膜厚が約80nmのシリコン窒化膜を堆積した後、異方性エッチングを行って、ビット線115及びビット線上窒化膜116の側面上にビット線側壁窒化膜117を形成する。
【0057】
図1(g)に示す工程では、膜厚が約400nmのシリコン酸化膜からなる第2層間絶縁膜118を堆積し、CMP平坦化法を用いて表面を平滑化した後、第2層間絶縁膜118及びシリコン酸化膜113に、第2プラグ112に到達するコンタクト窓を開口する。さらに、基板の全面上にN型多結晶シリコン膜を堆積した後、第2層間絶縁膜118上のN型多結晶シリコン膜をCMP法を用いて除去することによって、第2プラグ112に接続される第3プラグ119を形成する。なお、第3プラグの材料として、本実施形態において使用したN型多結晶シリコン膜の代わりに、タングステン膜あるいはチタンナイトライド膜などの金属膜を用いても構わない。
【0058】
図1(h)に示す工程では、膜厚が約200nmのルテニウム膜をスパッタ法を用いて堆積した後パターニングして、ストレージ電極120を形成する。次に、膜厚が約20nmのBST膜と、膜厚が約100nmのルテニウム膜とをCVD法を用いて順次堆積した後、これらの膜をパターニングして、容量膜121及びプレート電極122を形成する。なお、容量部を構成するストレージ電極120、容量膜121及びプレート電極122の材料は、本実施形態で使用した材料に限定されるものではない。また、容量部の構造も、本実施形態における構造に限定されるものではない。
【0059】
本実施形態のようなDRAMのメモリーセルの製造方法によると、図1(c)に示す工程中のコンタクト窓の形成時において、コンタクト窓内にゲート側壁窒化膜109やゲート上窒化膜107が露出しても、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とに対するエッチング選択比を十分高く維持できるので、ゲート上窒化膜107やゲート側壁窒化膜109が除去されてゲート電極106が露出するのを確実に防止することができる。すなわち、ビット線コンタクトの下部を構成する第1プラグ111やストレージノードコンタクトの下部プラグとなる第2プラグ112とゲート電極106との短絡等のない自己整合コンタクトを形成することができる。
【0060】
また、図1(e)に示す工程中のビット線115の形成時において、配線下敷き絶縁膜113の存在により、ビット線115と第2プラグ112との絶縁性が維持されるとともに、配線下敷き絶縁膜113下方の第1,第2プラグ111、112がエッチングされるのを防ぐことができる。
【0061】
さらに、図1(g)に示す工程中のコンタクト窓(ストレージノードコンタクト用)の形成時において、コンタクト窓内にビット線側壁窒化膜117やビット線上窒化膜116が露出しても、ビット線側壁窒化膜117やビット線上窒化膜116と第2プラグ112の上面との高さの差が小さいので、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とに対するエッチング選択比を十分高く維持できる。従って、コンタクト窓の形成中にビット線上窒化膜116やビット線側壁窒化膜117が除去されてビット線115が露出されるのを確実に防止することができる。すなわち、ストレージノードコンタクトの上部を構成する第3プラグ119とビット線115との短絡等のない自己整合コンタクトを形成することができる。以上のことから、ストレージノードコンタクト112,119とゲート電極106及びビット線115双方との短絡を防止しながら、ゲート電極106とビット線115双方に自己整合するストレージノードコンタクト112,119を形成することができる。
【0062】
また、本実施形態のDRAMメモリーセルの構造によれば、ビット線115と第1層間絶縁膜110の間に、酸化膜からなるビット線下敷き絶縁膜113を介在させている。このビット線下敷き絶縁膜113が設けられていることにより、ビット線115が第2プラグ112とオーバーラップしても、両者が接触することがないので、信頼性を高く維持しながらフォトリソグラフィー工程の合わせマージンを小さくすることが可能になる。また、ビット線下敷き膜113がビット線115に対する高いエッチング選択比を有することから、ビット線115のパターニング時における第2プラグ112のエッチングが確実に防止される構造となり、ストレージノードコンタクトを第2プラグ112(下部プラグ)と第3プラグ119(上部プラグ)とのつなぎ合わせ構造とできる。
【0063】
ここで、上述のように、従来の半導体装置のごとく、ビット線の上面や側面のみに窒化膜を形成していても、ビット線と第2プラグとの干渉やビット線のパターニング時における第2プラグのエッチングによる損傷を回避できない。したがって、ビット線の形成時点において第1プラグ以外の場所に導電性プラグが存在していると不具合を招くことになるので、第1,第2の層間絶縁膜を堆積してから、両者を一気に貫通するコンタクト窓を形成せざるを得なかった。そのために、ゲート電極の上面及び側面と、ビット線の上面及び側面とを窒化膜で保護していても、図7に示すように、ストレージノードコンタクトとビット線との短絡を有効に防止できなかったのである。
【0064】
それに対し、本実施形態では、ビット線115の直下にビット線115に対するエッチング選択比の高い絶縁膜113(ビット線下敷き絶縁膜)を薄く敷いておくことで、ビット線115のパターニング時に第2プラグ112が存在することによって生じうる不具合を解消できる。よって、上述のように、半導体装置(DRAMメモリーセル)における高い信頼性の維持と高集積化とを同時に実現できる。
【0065】
また、このような配線下敷き絶縁膜113の存在の下でビット線上窒化膜116及びビット線側壁窒化膜117によりビット線115の上面及び側面を覆うことで、ストレージノードコンタクトの上部プラグである第3プラグ119の形成時には、従来の半導体装置のごとくストレージノードコンタクトの中間付近にビット線115が存在するのではなく、ストレージノードコンタクトの上部プラグの底部付近にビット線115が存在するので、コンタクト窓の形成時にシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の高いエッチング選択比を発揮できる構造となる。すなわち、高い信頼性を維持しながら、ビット線115に対してストレージノードコンタクト(119,112)を自己整合的に形成することができる構造となり、半導体装置の集積度が大幅に向上することになる。
【0066】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図2(a)〜(h)は、第2の実施形態におけるDRAMのメモリーセルの製造工程を示す断面図である。
【0067】
まず、図2(a)に示す工程では、P型半導体基板201内に、周知の技術を用いて素子分離202を形成した後、膜厚が約5nmのゲート酸化膜203と、膜厚が約200nmのN型多結晶シリコン膜と、膜厚が約100nmのシリコン窒化膜とを順次堆積し、シリコン窒化膜及び多結晶シリコン膜をパターニングして、MOSトランジスタのゲート電極206及びゲート上窒化膜207を形成する。次に、ゲート上窒化膜207及びゲート電極206をマスクとして燐イオンを加速エネルギー10keV、ド―ズ量2×1013cm-2の条件で注入し、第1不純物拡散領域204および第2不純物拡散領域205を形成する。なお、ゲート電極206の材料としては、多結晶シリコンと高融点金属あるいはそのシリサイドの多層膜を用いても構わない。また、ゲート電極206とゲート上窒化膜207との間に、シリコン酸化膜を介在させても構わない。
【0068】
図2(b)に示す工程では、基板上に厚さが約50nmのシリコン窒化膜を堆積し、異方性エッチングすることにより、ゲート側壁窒化膜209を形成する。なお、ゲート上窒化膜207上にシリコン酸化膜を形成することによって、ゲート側壁窒化膜209の形成時に、ゲート上窒化膜207がエッチングされないようにすることも可能である。
【0069】
図2(c)に示す工程では、厚みが400nmのシリコン酸化膜からなる第1層間絶縁膜210を堆積し、CMP平坦化法を用いて表面を平滑化した後、第1層間絶縁膜210の上にコンタクト窓形成領域を開口したフォトレジスト膜211を形成する。そして、このフォトレジスト膜211をマスクとしてウェットエッチングを行い、第1層間絶縁膜210に、深さが約50nmの第1,第2椀状凹部212,213を形成する。
【0070】
図2(d)に示す工程では、そのままフォトレジスト膜211をマスクとして、第1層間絶縁膜210の異方性エッチングを行って、それぞれ第1,第2不純物拡散領域204,205に到達する第1,第2コンタクト窓214,215を形成する。
【0071】
図2(e)に示す工程では、フォトレジスト膜211を除去した後、基板上にN型多結晶シリコン膜を堆積し、第1層間絶縁膜210上のN型多結晶シリコン膜をCMP法を用いて除去することによって、N型多結晶シリコンを各コンタクト窓214,215に埋め込んで、第1,第2プラグ216,217を形成する。尚、N型多結晶シリコン膜の代わりに、タングステン膜あるいはチタンナイトライド膜を用いても構わない。
【0072】
図2(f)に示す工程では、第1層間絶縁膜210および第1,第2プラグ216,217上に、膜厚が20nmのシリコン酸化膜からなる配線下敷き絶縁膜218を堆積した後、フォトレジスト膜(図示せず)をマスクとして、第1プラグ216上の配線下敷き絶縁膜218を、ドライエッチあるいはウェットエッチ法を用いて除去する。次に、基板上に膜厚が約200nmのタングステン膜およびシリコン窒化膜を堆積した後、これらの膜をパターニングして、ビット線220及びビット線上窒化膜221を形成する。なお、配線下敷き絶縁膜218の材料として、シリコン酸化膜の代わりにシリコン窒化膜を用いても構わない。
【0073】
図2(g)に示す工程では、基板上に膜厚が約80nmのシリコン窒化膜を堆積した後、異方性エッチングすることにより、ビット線220及びビット線上窒化膜221の側面上にビット線側壁窒化膜222を形成する。次に、基板上に厚みが約400nmのシリコン酸化膜からなる第2層間絶縁膜223を堆積し、CMP平坦化法を用いて表面を平滑化した後、コンタクト窓形成領域を開口したフォトレジスト膜を形成する(図示せず)。そして、このフォトレジスト膜をマスクとして第2層間絶縁膜223および配線下敷き絶縁膜218を除去し、第2プラグ217に到達するコンタクト窓を形成する。さらに、基板上にN型多結晶シリコン膜を堆積した後、第2層間絶縁膜223上のN型多結晶シリコン膜をCMP法を用いて除去することによって、コンタクト窓に埋め込まれたN型多結晶シリコンからなる第3プラグ224を形成する。なお、N型多結晶シリコン膜の代わりに、タングステン膜あるいはチタンナイトライド膜などの金属膜を用いても構わない。
【0074】
図2(h)に示す工程では、基板上に膜厚が約200nmのルテニウム膜をスパッタ法を用いて堆積し、この膜をパターニングしてストレージ電極225を形成する。次に、基板上に、膜厚が約20nmのBST膜と、膜厚が約100nmのルテニウム膜とをCVD法を用いて堆積した後、これらの膜をパターニングして、容量膜226及びプレート電極227を形成する。なお、容量部を構成するストレージ電極225、容量膜226及びプレート電極227の材料は、本実施形態で使用した材料に限定されるものではない。また、容量部の構造も、本実施形態における構造に限定されるものではない。
【0075】
本実施形態のようなDRAMのメモリーセルの製造方法によると、図2(d)に示すコンタクト窓の形成時において、コンタクト窓内にゲート側壁窒化膜209やゲート上窒化膜207が露出しても、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とに対するエッチング選択比を十分高く維持できるので、ゲート上窒化膜207やゲート側壁窒化膜209が除去されてゲート電極206が露出するのを防止することができる。すなわち、ビット線コンタクトの下部を構成する第1プラグ216やストレージノードコンタクトの下部プラグとなる第2プラグ217とゲート電極206との短絡等のない自己整合コンタクトを形成することができる。
【0076】
また、図2(f)に示すビット線コンタクトの形成時において、ビット線222に接続される第1プラグ216の上部が椀状に広がり表面積が拡大しているため、フォトリソグラフィーの合せマージンを小さくするかあるいはなくすことができ、メモリーセルの微細化が可能である。
【0077】
さらに、配線下敷き絶縁膜218の存在によりビット線220と第2プラグ217との接触を防止できるとともに、ビット線220のパターニング時において、ビット線220を構成するタングステンと配線下敷き絶縁膜218を構成するシリコン酸化膜との間のエッチング選択比は十分高いので、配線下敷き絶縁膜218の下方の第1,第2プラグ216,217がエッチングされるのを確実に防ぐことができる。
【0078】
加えて、図2(g)に示すコンタクト窓(ストレージノードコンタクト用)の形成時において、コンタクト窓内にビット線側壁窒化膜222やビット線上窒化膜221が露出しても、ビット線側壁窒化膜222やビット線上窒化膜221と第2プラグ217の上面との高さの差が小さいので、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とに対するエッチング選択比を十分高く維持できる。従って、コンタクト窓の形成中にビット線上窒化膜221やビット線側壁窒化膜222が除去されてビット線220が露出されるのを確実に防止することができる。すなわち、ストレージノードコンタクトの上部を構成する第3プラグ224とビット線225との短絡等のない自己整合コンタクトを形成することができる。
【0079】
以上のことから、ストレージノードコンタクト217,224とゲート電極206及びビット線220双方との短絡を防止しながら、ゲート電極206とビット線220双方に自己整合するストレージノードコンタクト217,224を形成することができる。
【0080】
また、本実施形態における半導体装置の構造によれば、上記第1の実施形態と同様に、ビット線220と第1層間絶縁膜210との間にビット線下敷き膜218を介在させるとともに、ビット線220の上面及び側面を窒化膜221,222で覆い、かつ、ストレージノードコンタクトを下部プラグ(第2プラグ217)と上部プラグ(第3プラグ224)とに分けて個別に構成しているので、上記第1の実施形態と同じ効果を発揮することができる。
【0081】
加えて、本実施形態では、ビット線コンタクトの下部となる第1プラグ216と、ストレージノードコンタクトの下部プラグとなる第2プラグ217の上部を椀状に広げることによって、上方の部材に接続される上面の面積を大きくすることができるので、フォトリソグラフィー工程の合わせマージンを小さく、あるいは全くなくすことも可能である。よって、メモリーセルの占有面積をさらに縮小することができる。
【0082】
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。図3(a)〜(h)は、第3の実施形態におけるDRAMのメモリーセルの製造工程を示す断面図である。
【0083】
まず、図3(a)に示す工程では、P型半導体基板301内に、周知の技術を用いて素子分離302を形成した後、膜厚が約5nmのゲート酸化膜303と、膜厚が約200nmのN型多結晶シリコン膜と、膜厚が約100nmのシリコン窒化膜とを順次堆積し、シリコン窒化膜及び多結晶シリコン膜をパターニングして、MOSトランジスタのゲート電極306及びゲート上窒化膜307を形成する。次に、ゲート上窒化膜307及びゲート電極306をマスクとして燐イオンを加速エネルギー10keV、ド―ズ量2×1013cm-2の条件で注入し、第1不純物拡散領域304および第2不純物拡散領域305を形成する。なお、ゲート電極306の材料としては、多結晶シリコンと高融点金属あるいはそのシリサイドの多層膜を用いても構わない。また、ゲート電極306とゲート上窒化膜307との間に、シリコン酸化膜を介在させても構わない。
【0084】
図3(b)に示す工程では、基板上に厚さが約50nmのシリコン窒化膜を堆積し、異方性エッチングすることにより、ゲート側壁窒化膜309を形成する。なお、ゲート上窒化膜307上にシリコン酸化膜を形成することによって、ゲート側壁窒化膜309の形成時に、ゲート上窒化膜307がエッチングされないようにすることも可能である。
【0085】
図3(c)に示す工程では、厚みが400nmのシリコン酸化膜からなる第1層間絶縁膜310を堆積し、CMP平坦化法を用いて表面を平滑化した後、第1層間絶縁膜310の上に第2のコンタクト窓形成領域を開口した第1のフォトレジスト膜311を形成する。そして、この第1のフォトレジスト膜311をマスクとしてウェットエッチングを行い、第1層間絶縁膜310に、深さが約100nmの椀状凹部312を形成する。
【0086】
図3(d)に示す工程では、第1のフォトレジスト膜311を除去した後、第1,第2のコンタクト窓形成領域を開口した第2のフォトレジスト膜311’をマスクとして、第1層間絶縁膜310の異方性エッチングを行って、それぞれ第1,第2不純物拡散領域304,305に到達する第1,第2コンタクト窓314,315を形成する。
【0087】
図3(e)に示す工程では、フォトレジスト膜311を除去した後、基板上にN型多結晶シリコン膜を堆積し、第1層間絶縁膜310上のN型多結晶シリコン膜をCMP法を用いて除去することによって、N型多結晶シリコンを各コンタクト窓314,315に埋め込んで、第1,第2プラグ316,317を形成する。なお、N型多結晶シリコン膜の代わりに、タングステン膜あるいはチタンナイトライド膜などの金属膜を用いても構わない。
【0088】
図3(f)に示す工程では、第1層間絶縁膜310および第1,第2プラグ316,317上に、膜厚が20nmのシリコン酸化膜からなる配線下敷き絶縁膜318を堆積した後、フォトレジスト膜(図示せず)をマスクとして、第1プラグ316上の配線下敷き絶縁膜318を、ドライエッチあるいはウェットエッチ法を用いて除去する。次に、基板上に膜厚が約300nmのタングステン膜およびシリコン窒化膜を堆積した後、これらの膜をパターニングして、ビット線320及びビット線上窒化膜321を形成する。なお、配線下敷き絶縁膜318の材料として、シリコン酸化膜の代わりにシリコン窒化膜を用いても構わない。
【0089】
図3(g)に示す工程では、基板上に膜厚が約80nmのシリコン窒化膜を堆積した後、異方性エッチングすることにより、ビット線320及びビット線上窒化膜321の側面上にビット線側壁窒化膜322を形成する。次に、基板上に厚みが約400nmのシリコン酸化膜からなる第2層間絶縁膜323を堆積し、CMP平坦化法を用いて表面を平滑化した後、コンタクト窓形成領域を開口したフォトレジスト膜を形成する(図示せず)。そして、このフォトレジスト膜をマスクとして第2層間絶縁膜323および配線下敷き絶縁膜318を除去し、第2プラグ317に到達するコンタクト窓を形成する。さらに、基板上にN型多結晶シリコン膜を堆積した後、第2層間絶縁膜323上のN型多結晶シリコン膜をCMP法を用いて除去することによって、コンタクト窓に埋め込まれたN型多結晶シリコンからなる第3プラグ324を形成する。なお、N型多結晶シリコン膜の代わりに、タングステン膜あるいはチタンナイトライド膜などの金属膜を用いても構わない。
【0090】
図3(h)に示す工程では、基板上に膜厚が約200nmのルテニウム膜をスパッタ法を用いて堆積し、この膜をパターニングしてストレージ電極325を形成する。次に、基板上に、膜厚が約20nmのBST膜と、膜厚が約100nmのルテニウム膜とをCVD法を用いて堆積した後、これらの膜をパターニングして、容量膜326及びプレート電極327を形成する。なお、容量部を構成するストレージ電極325、容量膜326及びプレート電極327の材料は、本実施形態で使用した材料に限定されるものではない。また、容量部の構造も、本実施形態における構造に限定されるものではない。
【0091】
本実施形態のようなDRAMのメモリーセルの製造方法によると、図3(d)に示すコンタクト窓314,315の形成時において、コンタクト窓314,315内にゲート側壁窒化膜309やゲート上窒化膜307が露出しても、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とに対するエッチング選択比を十分高く維持できるので、ゲート上窒化膜307やゲート側壁窒化膜309が除去されてゲート電極306が露出するのを防止することができる。すなわち、ット線コンタクトを構成する第1プラグ316やストレージノードコンタクトの下部プラグとなる第2プラグ317とゲート電極306との短絡等のない自己整合コンタクトを形成することができる。
【0092】
また、図3(g)に示す第3プラグ324の形成時において、第3プラグ324に接続される第2プラグ316の上部が椀状に広がり表面積が拡大している。したがって、ストレージノードコンタクトの上部プラグと下部プラグとの形成時におけるフォトリソグラフィーの合せマージンを小さくするかあるいはなくすことができ、メモリーセルの微細化が可能である。
【0093】
さらに、配線下敷き絶縁膜318の存在によりビット線320と第2プラグ317との接触を防止できるとともに、ビット線320のパターニング時において、ビット線320を構成するタングステンと配線下敷き絶縁膜318を構成するシリコン酸化膜との間のエッチング選択比は十分高いので、配線下敷き絶縁膜318の下方の第1,第2プラグ316,317がエッチングされるのを確実に防ぐことができる。
【0094】
加えて、図3(g)に示すコンタクト窓(ストレージノードコンタクト用)の形成時において、コンタクト窓内にビット線側壁窒化膜322やビット線上窒化膜321が露出しても、ビット線側壁窒化膜322やビット線上窒化膜321と第2プラグ317の上面との高さの差が小さいので、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とに対するエッチング選択比を十分高く維持できる。従って、コンタクト窓の形成中にビット線上窒化膜321やビット線側壁窒化膜322が除去されてビット線320が露出されるのを確実に防止することができる。すなわち、ストレージノードコンタクトの上部を構成する第3プラグ324とビット線325との短絡等のない自己整合コンタクトを形成することができる。
【0095】
以上のことから、ストレージノードコンタクト317,324とゲート電極306及びビット線320双方との短絡を防止しながら、ゲート電極306とビット線320双方に自己整合するストレージノードコンタクト317,324を形成することができる。
【0096】
また、本実施形態における半導体装置の構造によれば、上記第1の実施形態と同様に、ビット線320と第1層間絶縁膜310との間にビット線下敷き膜318を介在させるとともに、ビット線320の上面及び側面を窒化膜321,322で覆い、かつ、ストレージノードコンタクトを下部プラグ(第2プラグ317)と上部プラグ(第3プラグ324)とに分けて個別に構成しているので、上記第1の実施形態と同じ効果を発揮することができる。
【0097】
加えて、本実施形態では、ストレージノードコンタクトの下部プラグとなる第2プラグ317の上部を椀状に広げることによって、上方の部材に接続される上面の面積を大きくすることができるので、フォトリソグラフィーの合わせマージンを小さく、あるいは全くなくすことも可能である。よって、メモリーセルの占有面積の縮小を図ることができる。特に、第2の実施形態とは異なり、ビット線コンタクトの下部となる第1プラグ316はストレート形状としているので、第2プラグ317の上面の面積を第2の実施形態の場合よりも約4倍拡大させることが可能となる。よって、第2の実施形態よりもさらに、ストレージノードコンタクトの上部プラグ−下部プラグ形成時のフォトリソグラフィーの合せマージンを縮小することができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。図4(a)〜(h)は、第4の実施形態におけるDRAMのメモリーセルの製造工程を示す断面図である。
【0098】
まず、図4(a)に示す工程では、P型半導体基板401内に、周知の技術を用いて素子分離402を形成した後、膜厚が約5nmのゲート酸化膜403と、膜厚が約200nmのN型多結晶シリコン膜と、膜厚が約100nmのシリコン窒化膜とを順次堆積し、シリコン窒化膜及び多結晶シリコン膜をパターニングして、MOSトランジスタのゲート電極406及びゲート上窒化膜407を形成する。次に、ゲート上窒化膜407及びゲート電極406をマスクとして燐イオンを加速エネルギー10keV、ド―ズ量2×1013cm-2の条件で注入し、第1不純物拡散領域404および第2不純物拡散領域405を形成する。なお、ゲート電極406の材料としては、多結晶シリコンと高融点金属あるいはそのシリサイドの多層膜を用いても構わない。また、ゲート電極406とゲート上窒化膜407との間に、シリコン酸化膜を介在させても構わない。
【0099】
図4(b)に示す工程では、基板上に厚さが約50nmのシリコン窒化膜を堆積し、異方性エッチングすることにより、ゲート側壁窒化膜409を形成する。なお、ゲート上窒化膜407上にシリコン酸化膜を形成することによって、ゲート側壁窒化膜409の形成時に、ゲート上窒化膜407がエッチングされないようにすることも可能である。
【0100】
図4(c)に示す工程では、厚みが400nmのシリコン酸化膜からなる第1層間絶縁膜410を堆積し、CMP平坦化法を用いて表面を平滑化した後、第1層間絶縁膜410の上にコンタクト窓形成領域を開口したフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。そして、第1層間絶縁膜410に第1,第2不純物拡散領域404,405に到達するコンタクト窓をそれぞれ開口し、基板上にN型多結晶シリコン膜を堆積した後、第1層間絶縁膜410上のN型多結晶シリコン膜をCMP法を用いて除去することによって、各コンタクト窓内に埋め込まれたN型多結晶シリコンからなる第1,第2プラグ411,412を形成する。次に、基板上にチタン膜を堆積した後、625℃で30秒のRTA処理を行い、未反応チタン膜をアンモニア過水溶液を用い除去し、さらい熱処理を行って第1,第2プラグ411,412の表面上にチタンシリサイド膜413を形成する。なお、第1,第2プラグ411,412の材料として、N型多結晶シリコン膜の代わりにシリコン膜を用いても構わない。また、シリサイド膜の材料として、チタン膜の代わりに、コバルト膜、ニッケル膜等他の高融点金属を用いても構わない。
【0101】
図4(d)に示す工程では、第1の層間絶縁膜410およびチタンシリサイド膜413の上に、膜厚が約20nmのシリコン酸化膜からなる配線下敷き絶縁膜414を堆積した後、フォトレジスト膜(図示せず)をマスクとして、第1プラグ411の上方の配線下敷き絶縁膜414を、ドライエッチあるいはウェットエッチ法を用いて除去し、コンタクト窓415を形成する。なお、配線下敷き絶縁膜414の材料として、シリコン酸化膜の代わりにシリコン窒化膜を用いても構わない。
【0102】
図4(e)に示す工程では、基板上に膜厚が約400nmのタングステン膜およびシリコン窒化膜を堆積した後、これらの膜をパターニングして、ビット線416及びビット線上窒化膜417を形成する。
【0103】
図4(f)に示す工程では、基板上に膜厚が約80nmのシリコン窒化膜を堆積した後、異方性エッチングすることにより、ビット線416及びビット線上窒化膜417の側面上にビット線側壁窒化膜418を形成する。
【0104】
図4(g)に示す工程では、基板上に厚みが約400nmのシリコン酸化膜からなる第4層間絶縁膜419を堆積し、CMP平坦化法を用いて表面を平滑化した後、コンタクト窓形成領域を開口したフォトレジスト膜を形成する(図示せず)。そして、このフォトレジスト膜をマスクとして第2層間絶縁膜419および配線下敷き絶縁膜414を除去し、第2プラグ412に到達するコンタクト窓を形成する。さらに、基板上にN型多結晶シリコン膜を堆積した後、第2層間絶縁膜419上のN型多結晶シリコン膜をCMP法を用いて除去することによって、コンタクト窓に埋め込まれたN型多結晶シリコンからなる第3プラグ420を形成する。なお、N型多結晶シリコン膜の代わりに、タングステン膜あるいはチタンナイトライド膜を用いても構わない。
【0105】
図4(h)に示す工程では、基板上に膜厚が約200nmのルテニウム膜をスパッタ法を用いて堆積し、この膜をパターニングしてストレージ電極421を形成する。次に、基板上に、膜厚が約20nmのBST膜と、膜厚が約100nmのルテニウム膜とをCVD法を用いて堆積した後、これらの膜をパターニングして、容量膜422及びプレート電極423を形成する。なお、容量部を構成するストレージ電極421、容量膜422及びプレート電極423の材料は、本実施形態で使用した材料に限定されるものではない。また、容量部の構造も、本実施形態における構造に限定されるものではない。
【0106】
本実施形態のようなDRAMのメモリーセルの製造方法によると、図4(c)に示す工程中のコンタクト窓の形成時において、コンタクト窓内にゲート側壁窒化膜409やゲート上窒化膜407が露出しても、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とに対するエッチング選択比を十分高く維持できるので、ゲート上窒化膜407やゲート側壁窒化膜409が除去されてゲート電極406が露出するのを確実に防止することができる。すなわち、ビット線コンタクトの下部を構成する第1プラグ411やストレージノードコンタクトの下部プラグとなる第2プラグ412とゲート電極406との短絡等のない自己整合コンタクトを形成することができる。
【0107】
また、図4(d)中に示す第1プラグ411への開口415の形成時に、チタンシリサイド膜413がエッチングストッパーとして作用するので、N型多結晶シリコンからなる第1プラグ411のエッチングを防止できる。
【0108】
一方、図4(e)に示す工程中のビット線416の形成時において、配線下敷き絶縁膜414の存在により、ビット線416と第2プラグ412との絶縁性が維持される。
【0109】
さらに、図4(g)に示す工程中のコンタクト窓(ストレージノードコンタクト用)の形成時において、コンタクト窓内にビット線側壁窒化膜418やビット線上窒化膜417が露出しても、ビット線側壁窒化膜418やビット線上窒化膜417と第2プラグ412の上面との高さの差が小さいので、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とに対するエッチング選択比を十分高く維持できる。従って、コンタクト窓の形成中にビット線上窒化膜417やビット線側壁窒化膜418が除去されてビット線416が露出されるのを確実に防止することができる。すなわち、ストレージノードコンタクトの上部を構成する第3プラグ420とビット線416との短絡等のない自己整合コンタクトを形成することができる。以上のことから、ストレージノードコンタクト412,420とゲート電極406及びビット線416双方との短絡を防止しながら、ゲート電極406とビット線416双方に自己整合するストレージノードコンタクト412,420を形成することができる。
【0110】
また、本実施形態における半導体装置の構造によれば、上記第1の実施形態と同様に、ビット線416と第1層間絶縁膜410との間にビット線下敷き膜414を介在させるとともに、ビット線416の上面及び側面を窒化膜417,418で覆い、かつ、ストレージノードコンタクトを下部プラグ(第2プラグ412)と上部プラグ(第3プラグ420)とに分けて個別に構成しているので、上記第1の実施形態と同じ効果を発揮することができる。
【0111】
加えて、本実施形態では、ビット線コンタクトの下部となる第1プラグ411と、ストレージノードコンタクトの下部プラグとなる第2プラグ412との上に、チタンシリサイド膜413を形成するようにしたので、それらの上へのコンタクト部材の形成時におけるコンタクト抵抗の低減を図りつつその上へのコンタクト形成時のストッパーとして作用させることができる。
【0112】
(第5の実施形態)
上記各実施形態では、DRAMのメモリーセルの構造及びその製造方法についてのみ説明したが、本発明の半導体装置の他の領域にメモリーセル以外の半導体装置例えばCMOSデバイスなどが形成されていてもよい。
【0113】
図5は、第2の実施形態に係るDRAMとCMOSデバイスとを混載した半導体装置の構造を示す断面図である。
【0114】
同図に示すように、P型半導体基板201にはDRAM領域RdramとCMOS領域Rcmosとが設けられていて、各領域は素子分離202によりさらに多数の活性領域に区画されている。DRAM領域Rdramには、上記第2の実施形態における構造を有するメモリーセルが設けられている。すなわち、ゲート酸化膜203と、ゲート電極206と、ゲート上窒化膜207と、第1不純物拡散領域204と、第2不純物拡散領域205と、ゲート側壁窒化膜209とを有するメモリセルトランジスタが配設されている。そして、第1層間絶縁膜210を貫通して第1,第2不純物拡散領域204,205に接続される第1,第2プラグ216,217が設けられており、第1層間絶縁膜210および第1,第2プラグ216,217上には、配線下敷き絶縁膜218が設けられている。また、配線下敷き絶縁膜218を貫通して第1プラグ216に接続されるとともに第1層間絶縁膜210の上に延びるビット線220及びビット線上窒化膜221が設けられている。さらに、第2層間絶縁膜223及び配線下敷き絶縁膜218貫通して第2プラグ217に接続される第3プラグ224が形成されているとともに、該第3プラグに接続されるストレージ電極225、容量膜226及びプレート電極227からなるDRAMメモリーセルの容量部が設けられている。
【0115】
一方、CMOS領域Rcmosには、ゲート酸化膜503と、ゲート電極506と、ゲート上窒化膜507と、低濃度領域を付設した第1不純物拡散領域504と、低濃度領域を付設した第2不純物拡散領域505と、ゲート側壁窒化膜509とを有するトランジスタが配設されている。そして、第1層間絶縁膜210を貫通して第1,第2不純物拡散領域504,505に接続されるとともに配線下敷き絶縁膜218上に延びる下層配線516,517が設けられている。また、この下層配線516,517の上面には配線上窒化膜521が、側面には配線側壁窒化膜522が形成されている。
【0116】
さらに、DRAM領域Rdram及びCMOS領域Rcmosに亘って、第3層間絶縁膜230が形成されており、この第3層間絶縁膜230の上に上層配線であるアルミニウム配線250が配設されている。また、CMOS領域Rcmosにおいて、アルミニウム配線250と下層配線516,517とは、第2層間絶縁膜2232及び第3層間絶縁膜230を貫通するプラグ530,531を介してそれぞれ接続されている。
【0117】
以上のように、本実施形態によれば、高集積化されかつ信頼性の高いDRAMメモリーセルと、CMOSデバイスとを共通の半導体基板上に搭載できるので、半導体装置の利用性の向上を図ることができる。
【0118】
(その他の実施形態)
第5の実施形態では、第2実施形態に係るDRAMメモリーセルとCMOSデバイスとを混載した半導体装置について説明したが、第1,第3及び第4の実施形態に係るDRAMメモリーセルに対しても、CMOSデバイスと混載した半導体装置を構成できることはいうまでもない。
【0119】
上記各実施形態における第1,第2プラグは、多結晶シリコン膜だけでなく、単結晶シリコン又は非晶質シリコンで形成されていてもよい。あるいは、アルミニウム,銅,W等の金属膜で構成されていてもよい。
【0120】
上記第4の実施形態において、第1,第2プラグの上に、チタンシリサイド膜に代えて、タングステンシリサイド膜,ニッケルシリサイド膜等の他のシリサイド膜や、タングステン膜,チタン膜等の高融点金属膜を形成してもよい。
【0121】
なお、上記各実施形態に係る半導体装置は、ゲート電極の下にゲート酸化膜を設けたMOSトランジスタを備えているが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、ゲート電極の下に酸化膜以外の絶縁膜を備えたMOSトランジスタ以外のMISトランジスタや、ゲート絶縁膜のないショットキー接触型のゲート電極を備えた電界効果型トランジスタ全般に適用することができる。
【0122】
上記第3の実施形態における第1,第2コンタクト窓314,315の形成の手順の代わりに、第1のコンタクト窓形成領域のみを開口した第1のフォトレジスト膜をマスクとして異方性エッチングを行って全体がストレート状の第1のコンタクト窓を形成する一方、第2のコンタクト窓形成領域のみを開口した第2のフォトレジスト膜をマスクとして等方性エッチングと異方性エッチングとを連続的に行って、上部が椀状で下部がストレート状の第2のコンタクト窓を形成してもよい。
【0123】
【発明の効果】
請求項1によれば、ゲート電極と、第1,第2の不純物拡散領域とを有する電界効果型トランジスタを備えた半導体装置において、第1の層間絶縁膜を貫通してそれぞれ第1,第2の不純物拡散領域に接続される第1,第2のプラグと、第1のプラグに接続される配線と、配線と第1の層間絶縁膜との間に形成され配線に対する高いエッチング選択比を有する配線下敷き絶縁膜と、第2の層間絶縁膜及び配線下敷き絶縁膜を貫通して第1のプラグに接続される第3のプラグとを設けたので、配線下敷き絶縁膜による配線と第2プラグとの接触防止機能と配線形成時における第2プラグのエッチング防止機能とにより、信頼性が高く高集積化された半導体装置の提供を図ることができる。
【0124】
請求項1の構造は、請求項11の半導体装置の製造方法によって容易に実現することができる。
【0125】
また、請求項1を引用した請求項2〜10により、上記効果に加え低下の効果を発揮することができる。
【0126】
請求項2,3によれば、第1及び第2のプラグあるいは第2のプラグのみの上部の横断面積を上方に向かって拡大させる構造としたので、各プラグの上方の部材である配線や第3プラグを形成するためのフォトリソグラフィー工程の合わせマージンの低減により、半導体装置の集積度の向上を図ることができる。
【0127】
請求項2又は3の構造は、請求項12〜14の半導体装置の製造方法によって容易に実現できる。
【0128】
請求項4によれば、第1及び第2のプラグをシリコンにより構成したので、シリコンの特性を利用して、信頼性の高いプラグを得ることができる。
【0129】
請求項4の構造は、請求項15の半導体装置の製造方法によって容易に実現できる。
【0130】
請求項5によれば、第1及び第2のプラグの上に金属膜又はシリサイド膜を形成したので、コンタクト抵抗の小さいプラグをえることができる。
【0131】
請求項5の構造は、請求項16の半導体装置の製造方法によって容易に実現できる。
【0132】
請求項6によれば、第1,第2の層間絶縁膜及び配線下敷き絶縁膜をシリコン酸化膜により構成したので、半導体装置全体の平坦性や表面の平滑性の向上を図ることができる。
【0133】
請求項7によれば、第1,第2の層間絶縁膜をシリコン酸化膜により構成し、配線下敷き絶縁膜をシリコン窒化膜により構成したので、半導体装置全体の層間絶縁膜の平坦性が良好に維持されるとともに、配線下敷き絶縁膜による配線パターニング時における第2のプラグのエッチング防止機能がより高くなる。
【0134】
請求項8によれば、配線の上面及び側面を第2の層間絶縁膜に対して高いエッチング選択比を有する絶縁膜で覆っておくようにしたので、第3のプラグを配線に対して自己整合的に形成することにより、信頼性を損ねることなくさらに高集積化された半導体装置が得られる。
【0135】
請求項8の構造は、請求項17の半導体装置の製造方法によって容易に実現できる。
【0136】
請求項9に記載されているように、ゲート電極の上面および側面を第1の層間絶縁膜に対して高いエッチング選択比を有する絶縁膜で覆うようにしたので、第1,第2プラグもゲート電極に対して自己整合的に形成できる構造となり、さらに高集積化を図ることができる。
【0137】
請求項9の構造は、請求項18の半導体装置の製造方法によって容易に実現できる。
【0138】
請求項10に記載されているように、請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9をDRAMのメモリーセルに適用するようにしたので、特に高集積化の要求が大きいDRAMのメモリーセルに対して、高信頼性と高集積化とを有効に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるDRAMのメモリーセルの製造工程を示す断面図である。
【図2】第2の実施形態におけるDRAMのメモリーセルの製造工程を示す断面図である。
【図3】第3の実施形態におけるDRAMのメモリーセルの製造工程を示す断面図である。
【図4】第4の実施形態におけるDRAMのメモリーセルの製造工程を示す断面図である。
【図5】第5の実施形態におけるDRAM・CMOSデバイス混載型半導体装置の断面図である。
【図6】従来例におけるDRAMのメモリーセルの構造を示す断面図である。
【図7】従来例におけるDRAMのメモリーセルの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
101 P型半導体基板
102 素子分離
103 ゲート酸化膜
104 第1不純物拡散領域
105 第2不純物拡散領域
106 ゲート電極
107 ゲート上窒化膜
109 ゲート側壁窒化膜
110 第1層間絶縁膜
111 第1プラグ(ビット線コンタクトの下部)
112 第2プラグ(ストレージノードコンタクトの下部プラグ)
113 ビット線下敷き絶縁膜(配線下敷き絶縁膜)
114 開口
115 ビット線(配線)
116 ビット線上窒化膜
117 ビット線側壁窒化膜
118 第2層間絶縁膜
119 第3のプラグ(ストレージノードコンタクトの上部プラグ)
120 ストレージ電極
121 容量膜
122 プレート電極
201 P型半導体基板
202 素子分離
203 ゲート酸化膜
204 第1不純物拡散領域
205 第2不純物拡散領域
206 ゲート電極
207 ゲート上窒化膜
209 ゲート側壁窒化膜
210 第1層間絶縁膜
211 フォトレジスト膜
212 第1椀状凹部
213 第2椀状凹部
214 第1コンタクト窓
215 第2コンタクト窓
216 第1プラグ(ビット線コンタクトの下部)
217 第2プラグ(ストレージノードコンタクトの下部プラグ)
218 ビット線下敷き絶縁膜(配線下敷き絶縁膜)
220 ビット線
221 ビット線上窒化膜
222 ビット線側壁窒化膜
223 第2層間絶縁膜
224 第3プラグ(ストレージノードコンタクトの上部プラグ)
225 ストレージ電極
226 容量膜
227 プレート電極
230 第3層間絶縁膜
250 アルミニウム配線
301 P型半導体基板
302 素子分離
303 ゲート酸化膜
304 第1不純物拡散領域
305 第2不純物拡散領域
306 ゲート電極
307 ゲート上窒化膜
309 ゲート側壁窒化膜
310 第1層間絶縁膜
311 フォトレジスト膜
312 第1椀状凹部
314 第1コンタクト窓
315 第2コンタクト窓
316 第1プラグ(ビット線コンタクトの下部)
317 第2プラグ(ストレージノードコンタクトの下部プラグ)
318 ビット線下敷き絶縁膜(配線下敷き絶縁膜)
320 ビット線
321 ビット線上窒化膜
322 ビット線側壁窒化膜
323 第2層間絶縁膜
324 第3プラグ(ストレージノードコンタクトの上部プラグ)
225 ストレージ電極
326 容量膜
327 プレート電極
401 P型半導体基板
402 素子分離
403 ゲート酸化膜
404 第1不純物拡散領域
405 第2不純物拡散領域
406 ゲート電極
407 ゲート上窒化膜
409 ゲート側壁窒化膜
410 第1層間絶縁膜
411 第1プラグ(ビット線コンタクトの下部)
412 第2プラグ(ストレージノードコンタクトの下部プラグ)
413 チタンシリサイド膜
414 ビット線下敷き絶縁膜(配線下敷き絶縁膜)
415 開口
416 ビット線(配線)
417 ビット線上窒化膜
418 ビット線側壁窒化膜
419 第2層間絶縁膜
420 第3のプラグ(ストレージノードコンタクトの上部プラグ)
421 ストレージ電極
422 容量膜
423 プレート電極
503 ゲート酸化膜
504 第1不純物拡散領域
505 第2不純物拡散領域
506 ゲート電極
507 ゲート上窒化膜
509 ゲート側壁窒化膜
516 下層配線
517 下層配線
521 配線上窒化膜
522 配線側壁窒化膜
530 プラグ
531 プラグ

Claims (14)

  1. 半導体基板上に形成されたゲート電極と、上記半導体基板内に形成されソース・ドレイン領域として機能する第1,第2の不純物拡散領域とを有する電界効果型トランジスタを備えた半導体装置であって、
    上記半導体基板及びゲート電極の上に形成された第1の層間絶縁膜と、
    上記第1の層間絶縁膜を貫通してそれぞれ上記第1,第2の不純物拡散領域に接続される導電性の第1,第2のプラグと、
    上記第1のプラグに接続されるとともに、上記第1の層間絶縁膜の上に延び、且つ、上記第2のプラグにオーバーラップするように形成された配線と、
    上記第1の層間絶縁膜および上記第2のプラグと上記配線との間に介設され上記配線に対する高いエッチング選択比を有し、シリコン窒化膜により構成された配線下敷き絶縁膜と、
    上記配線下敷き絶縁膜及び上記配線の上に形成され、シリコン酸化膜により構成された第2の層間絶縁膜と、
    上記第2の層間絶縁膜及び上記配線下敷き絶縁膜を貫通して上記第2のプラグに接続される導電性の第3のプラグとを備え
    上記配線の上面及び側面が上記第2の層間絶縁膜に対して高いエッチング選択比を有するシリコン窒化膜で覆われていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    上記第1及び第2のプラグの上部の横断面積は上方に向かって拡大していることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置において、
    上記第2のプラグのみの上部の横断面積が上方に向かって拡大していることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1,2又は3記載の半導体装置において、
    上記第1及び第2のプラグは多結晶シリコンにより構成されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4記載の半導体装置において、
    上記第1及び第2のプラグの上に形成されたシリサイド膜をさらに備えていることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1,2,3,4又は5記載の半導体装置において、
    上記第1の層間絶縁膜は、シリコン酸化膜により構成されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1,2,3,4,5又は6記載の半導体装置において、
    上記電界効果型トランジスタのゲート電極の上面および側面が上記第1の層間絶縁膜に対して高いエッチング選択比を有する絶縁膜で覆われていることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の半導体装置において、
    上記電界効果型トランジスタは、DRAMのメモリセルトランジスタであり、上記配線は、DRAMのビット線であり、上記第3のプラグは、DRAMのストレージ電極につながっていて、上記第2及び第3のプラグが、DRAMのストレージノードコンタクトとして機能することを特徴とする半導体装置。
  9. 半導体基板の一部に、電界効果型トランジスタのゲート電極と、ソース・ドレイン領域として機能する第1,第2の不純物拡散領域とを形成する第1の工程と、
    基板上に第1の層間絶縁膜を形成する第2の工程と、
    上記第1の層間絶縁膜を貫通して上記第1,第2の不純物拡散領域に到達する第1,第2の接続孔を形成する第3の工程と、
    上記第1,第2の接続孔内に導電性材料を埋め込んでなる第1,第2のプラグを形成する第4の工程と、
    上記第1の層間絶縁膜及び第1,第2のプラグの上に配線に対するエッチング選択比の高い材料であるシリコン窒化物からなる配線下敷き絶縁膜を形成した後、該配線下敷き絶縁膜を貫通して上記第1のプラグに到達する開口を形成する第5の工程と、
    上記開口を含む基板上に導体膜を堆積した後、該導体膜をパターニングして、上記第1のプラグに接続される配線を形成すると共に上記第2のプラグにオーバーラップするように形成する第6の工程と、
    上記第6の工程の後、基板上にシリコン酸化物からなる第2の層間絶縁膜を形成する第7の工程と、
    上記第2の層間絶縁膜及び上記配線下敷き絶縁膜を貫通して上記第2のプラグに到達する第3の接続孔を形成する第8の工程と、
    上記第3の接続孔内に導電性材料を埋め込んで、上記第2のプラグに接続される第3のプラグを形成する第9の工程とを備え
    上記第6の工程では、上記導体膜の上に上記第2の層間絶縁膜に対する高いエッチング選択比を有するシリコン窒化膜を形成した後、上記導体膜及び上記シリコン窒化膜をパターニングすることにより、上記配線と配線上絶縁膜とを形成し、
    上記第6の工程の後上記第7の工程の前に、基板上に上記第2の層間絶縁膜に対する高いエッチング選択比を有するシリコン窒化膜を堆積した後、異方性エッチングを行うことにより、上記配線上絶縁膜及び上記配線の側面に配線側壁絶縁膜を形成する工程をさらに備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第3の工程では、エッチングマスクを用いた等方性エッチングにより上記第1,第2の接続孔の上部を椀状に形成した後、上記エッチングマスクを用いた異方性エッチングにより上記第1,第2の接続孔の下部をほぼストレート状に形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第3の工程では、第1のエッチングマスクを用いた等方性エッチングにより上記第2の接続孔の上部を椀状に形成した後、第2のエッチングマスクを用いた異方性エッチングにより上記第1の接続孔全体及び上記第2の接続孔の下部をほぼストレート状に形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項9,10又は11記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第4の工程では、上記導電性材料として多結晶シリコンを埋め込むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 請求項12記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第4の工程の後上記第5の工程の前に、上記第1,第2のプラグの上面付近に、シリサイド膜を形成する工程をさらに備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 請求項9,10,11,12又は13記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第1の工程では、上記電界効果型トランジスタのゲート電極の上面及び側面に、上記第1の層間絶縁膜に対する高いエッチング選択比を有する絶縁膜からなるゲート上絶縁膜及びゲート側壁絶縁膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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