JP3010945B2 - セルフアライン・コンタクト孔の形成方法 - Google Patents

セルフアライン・コンタクト孔の形成方法

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JP3010945B2 JP4319550A JP31955092A JP3010945B2 JP 3010945 B2 JP3010945 B2 JP 3010945B2 JP 4319550 A JP4319550 A JP 4319550A JP 31955092 A JP31955092 A JP 31955092A JP 3010945 B2 JP3010945 B2 JP 3010945B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置におけるセル
フアライン・コンタクト孔の形成方法に関し、特に半導
体装置の微細な配線と微細な拡散層とを接続するための
セルフアライン・コンタクト孔の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の微細化には、半導体装置を
構成する配線および拡散層等の微細化,配線の多層化等
が必要である。さらに、配線と拡散層とを接続するため
のコンタクト孔の占有面積の微細化が必要となる。拡散
層と第1層の配線とは、酸化シリコン膜等の絶縁膜によ
り絶縁されている。また、上層配線と下層配線とは、酸
化シリコン膜,PSG膜,もしくはBPSG膜等による
層間絶縁膜により絶縁されている。拡散層と第1層の配
線とを接続するコンタクト孔は、上記絶縁膜を貫通して
形成される。また、第2層以上の上層配線と拡散層とを
直接に接続するコンタクト孔は、上記層間絶縁膜並びに
上記絶縁膜を貫通して形成される。これらコンタクト孔
は、コンタクト抵抗が増大しないように開口径を広く
し,かつ占有面積を小さくすることが要求される。この
ため、これらコンタクト孔と拡散層とのマージン((拡
散層の幅−拡散層におけるコンタクト孔底部の口径)/
2)が小さくなる(少なくとも0になる)ことが好まし
い。特に第2層以上の上層配線と拡散層とを直接に接続
するコンタクト孔は、下層配線を避けて形成しなければ
ならぬため、このマージンを最小値に抑えることが、重
要になる。
【0003】例えば、MOSトランジスタが含まれる半
導体装置では、第1層の配線がゲート電極からなり、M
OSトランジスタのソース・ドレイン領域となる拡散層
はゲート電極およびフィールド酸化膜に対して自己整合
的に形成されている。このため、第2層以上の上層配線
と拡散層とを直接に接続するコンタクト孔は、ゲート電
極を避けて形成することになる。このような場合、占有
面積が小さくなるコンタクト孔として、セルフアライン
・コンタクト孔が提案されている。
【0004】MOSトランジスタに形成されたセルフア
ライン・コンタクト孔を例にとり、セルフアライン・コ
ンタクト孔の構造の概要を説明する。上層配線と拡散層
とを直接に接続するためのセルフアライン・コンタクト
孔が通常のコンタクト孔と同じ点は、このセルフアライ
ン・コンタクト孔が層間絶縁膜を貫通して拡散層に達し
ており,かつゲート電極を避けて設けられていること
と、このセルフアライン・コンタクト孔には上層配線が
埋め込まれていることとである。このセルフアライン・
コンタクト孔が通常のコンタクト孔と異なる点は、この
セルフアライン・コンタクト孔の底部となる拡散層の開
口部がゲート電極に対して自己整合的になっていること
である。さらに厳密に言うならば、このセルフアライン
・コンタクト孔に埋め込まれる上層配線とゲート電極と
は絶縁されなければならぬことから、セルフアライン・
コンタクト孔の底部となる拡散層の開口部は、ゲート電
極に対して所定の間隔を有して自己整合的になってい
る。このゲート電極とこのセルフアライン・コンタクト
孔とは、所定の膜厚を有する所定の絶縁膜により隔てら
れている。
【0005】次に、セルフアライン・コンタクト孔の2
つの代表的な形成方法について説明する。
【0006】セルフアライン・コンタクト孔の第1の形
成方法は、アイ−イー−アイ−シー−イー・トランザク
ションズ,第E74巻,第4号,(4月),818−8
26頁,1991年(IEICE TRANSACTI
ONS,VOL.E74,NO.4(APRIL),p
p.818−826,1991)に報告されている。こ
の報告では、スタックド型の情報蓄積容量を有するDR
AMにおいて、ビット線が第2層の配線で形成され、こ
のビット線とMOSトランジスタのソース・ドレイン領
域の一方の拡散層との接続がセルフアライン・コンタク
ト孔によりなされている。セルフアライン・コンタクト
孔の製造工程を示す略断面図である図11を参照する
と、上記報告によるセルフアライン・コンタクト孔の第
1の形成方法は、以下のようになっている。
【0007】まず、P型のシリコン基板201表面にフ
ィールド酸化膜202とゲート酸化膜203とが形成さ
れる。多結晶シリコン膜と膜厚250nm程度の酸化シ
リコン膜とが全面に形成される。これら酸化シリコン
膜,および多結晶シリコン膜がパターニングされ、多結
晶シリコン膜からなるゲート電極(ワード線)204a
と、このゲート電極204aの上面を覆い,上記酸化シ
リコン膜からなる酸化シリコン膜マスク241aとが形
成される。酸化シリコン膜マスク241a,ゲート電極
204a,およびフィールド酸化膜202をマスクにし
たイオン注入が行なわれ、シリコン基板表面には低濃度
のN型の拡散層が形成される。次に、全面に膜厚200
nm程度の酸化シリコン膜が形成される。この酸化シリ
コン膜がエッチバックされ、ゲート電極204aの側面
を覆う酸化シリコン膜スペーサ242aが形成される。
このとき、酸化シリコン膜スペーサ242a並びにゲー
ト電極204aにより覆われていない部分のゲート酸化
膜203は除去される。
【0008】次に、高温CVD法により、全面に膜厚5
0nm程度の酸化シリコン膜(HTO膜)243が形成
される。酸化シリコン膜スペーサ242a,酸化シリコ
ン膜マスク241a,ゲート電極204a,およびフィ
ールド酸化膜202をマスクにしたイオン注入が行なわ
れ、シリコン基板201表面には低濃度のN型の領域と
高濃度のN型の領域とを併せ持つ拡散層(ソース・ドレ
イン領域)208aが形成される。全面に膜厚20nm
程度の窒化シリコン膜244が形成され、さらに全面に
BPSG膜からなる層間絶縁膜209aが形成される
〔図11(A)〕。
【0009】次に、フォトレジスト膜210aが形成さ
れる。このフォトレジスト膜210aは、ソース・ドレ
イン領域の一方の拡散層208a上に開口部を有してい
る。このフォトレジスト膜210aをマスクにして、層
間絶縁膜209aがバッファード弗酸によりウェットエ
ッチングされ、開口部211aが形成される〔図11
(B)〕。このウェットエッチングでは、上記窒化シリ
コン膜244がエッチングストッパーとなる。さらにこ
のフォトレジスト膜210aをマスクにして、上記窒化
シリコン膜244,並びに酸化シリコン膜243がフロ
ロカーボン系の同一のエッチングガスにより異方性ドラ
イエッチングされる。これにより、セルフアライン・コ
ンタクト孔211aaが形成される〔図11(C)〕。
上記フォトレジスト膜が除去された後、層間絶縁膜20
9aがリフローされ、層間絶縁膜209aaとなる〔図
11(D)〕。この後、図示はしないが、このセルフア
ライン・コンタクト孔211aaに接続されるビット線
が形成される。
【0010】セルフアライン・コンタクト孔の第2の形
成方法は、テクニカル・ダイジェスト・オブ・アイ−イ
ー−ディー−エム,473−476頁,1990年(T
echnical Digest of IEDM,p
p.473−476,1990)に報告されている。こ
の報告では、SRAMの形成にセルフアライン・コンタ
クト孔が用いられている。セルフアライン・コンタクト
孔の製造工程を示す略断面図である図12を参照する
と、上記報告によるセルフアライン・コンタクト孔の第
2の形成方法は、以下のようになる。
【0011】まず、P型のシリコン基板201表面にゲ
ート酸化膜203等が形成され、上面が酸化シリコン膜
マスク241b(もしくは窒化シリコン膜マスク)に覆
われ,側面が酸化シリコン膜スペーサ242bにより覆
われたゲート電極204bが形成され、N型の拡散層2
08b,208ba,208bbが形成される。酸化シ
リコン膜スペーサ242b並びにゲート電極204bに
より覆われていない部分のゲート酸化膜203は除去さ
れる。次に、全面に酸化アルミニウム膜245が形成さ
れる。さらに全面に層間絶縁膜209bが形成される。
この層間絶縁膜209bは、BPSG膜,もしくはオゾ
ンとTEOS(tetra−ethyl−ortho−
silicate;Si(OC2 5 4 )とのCVD
法による酸化シリコン膜である。次に、フォトレジスト
膜210bが形成される。このフォトレジスト膜210
bは、拡散層208ba,208bb上に開口部を有し
ている。このフォトレジスト膜210bをマスクにし
て、上記層間絶縁膜209bがフロロカーボン系のガス
により異方性ドライエッチングさ、開口部211bが形
成される〔図12(A)〕。このエッチングに際して、
酸化アルミニウム膜245はエッチングストッパーとし
て機能する。
【0012】フォトレジスト膜210bが除去された
後、層間絶縁膜209bをマスクにして開口部211b
に露出した酸化アルミニウム膜245がウェットエッチ
ングされ、それぞれ拡散層208ba,208bbに達
するセルフアライン・コンタクト孔211ba,211
bbが開口される〔図12(B)〕。このウェットエッ
チングは、60℃程度の燐酸(H3 PO4 )により行な
われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のセルフアライン
・コンタクト孔の第1の形成方法では、以下の問題点が
ある。
【0014】層間絶縁膜が形成される前段階において、
ゲート電極の側面には、酸化シリコン膜スペーサとHT
O膜と窒化シリコン膜とからなる3層の絶縁膜が形成さ
れている。2つのゲート電極の間にはこの3層の絶縁膜
が2つ形成されていることになる。このため、第1の問
題点は、セルフアライン・コンタクト孔の占有面積がこ
の3層の絶縁膜の膜厚の2倍程度広くなることである。
すなわちこの方法は、半導体装置の微細化に支障をきた
すことになる。なお、このHTO膜は、窒化シリコン膜
の形成時に拡散層表面がアンモニアにより侵食されるの
を防止するために設けられている。
【0015】前述のように、層間絶縁膜のウェットエッ
チングのマスクとして用いたフォトレジスト膜が再びマ
スクとして用いられて、同一のエッチングガスにより窒
化シリコン膜,およびHTO膜が異方性ドライエッチン
グされる。これによりセルフアライン・コンタクト孔が
形成される。上述の第1の問題点であるセルフアライン
・コンタクト孔の占有面積の増大を多少なりとも抑止す
るためには、例えばこのHTO膜の膜厚を薄くすればよ
い。しかしながらHTO膜の膜厚を薄くすると、この異
方性ドライエッチングの際に、第2の問題点が生じる。
この異方性ドライエッチングでは、酸化シリコン膜のエ
ッチングレートと窒化シリコン膜のエッチングレートの
差はあまりない。このため、この場合には、ゲート電極
の上面の縁近傍における上記酸化シリコン膜サペーサ,
および上記酸化シリコン膜マスクもエッチングされやす
くなる。その結果、ゲート電極(ワード線)の上面の縁
近傍におけるゲート電極と、このセルフアライン・コン
タクト孔に埋設される姿態を有して形成されるビット線
との間の絶縁性が劣化する。
【0016】上述のセルフアライン・コンタクト孔の第
2の形成方法では、以下の問題点がある。
【0017】第1の問題点は、上記第1の形成方法の第
1の問題点と同じである。すなわち、層間絶縁膜が形成
される前段階において、ゲート電極の側面には、酸化シ
リコン膜スペーサと酸化アルミニウム膜とからなる2層
の絶縁膜が形成されている。このため、セルフアライン
・コンタクト孔の占有面積がこの2層の絶縁膜の膜厚の
2倍程度広くなり、半導体装置の微細化に支障をきたす
ことになる。
【0018】セルフアライン・コンタクト孔の形成の最
終段階である上記酸化アルミニウム膜に対するウェット
エッチングに原因して、この第2の形成方法の第2の問
題点が生じる。例えば、2つのセルフアライン・コンタ
クト孔が隣接して形成される場合、このウェットエッチ
ングによる酸化アルミニウム膜のオーバーエッチが行な
われると、形成された2つのセルフアライン・コンタク
ト孔を隔てる酸化アルミニウム膜の膜厚が非常に薄くな
り、これら2つのセルフアライン・コンタクト孔にそれ
ぞれに埋め込まれる2本の上層配線の間の絶縁性が劣化
する。さらに極端の場合には、2つのセルフアライン・
コンタクト孔を隔てる酸化アルミニウム膜が完全に除去
され、それぞれのセルフアライン・コンタクト孔に埋め
込まれる2本の上層配線が短絡する。ウェットエッチン
グではエッチングの終了点の検出が容易でないため、上
述の現象は起りやすい。なお、この酸化アルミニウム膜
のエッチングをウェットエッチングで行なうのは、以下
に述べる現象を避けるためであ。セルフアライン・コン
タクト孔が形成される部分において、この酸化アルミニ
ウム膜は拡散層に直接に接触して形成されている。この
ため、この部分の酸化アルミニウム膜の除去を例えば塩
素系のドライエッチングで行なうことは好ましくない。
塩素系のドライエッチングを行なうと、拡散層表面が侵
食される。
【0019】上述のセルフアライン・コンタクト孔の第
1,および第2の形成方法では、さらに別の問題点があ
る。これら第1,第2の形成方法は、第1層の配線に対
して自己整合的なコンタクト孔の形成方法ではある。し
かしながらこれらの方法を拡大適用して3層以上の多層
配線を形成した場合、2つ以上の層の配線に対して同時
に自己整合的になるコンタクト孔の形成は困難である。
すなわちこの場合には、層間絶縁膜のエッチングと層間
絶縁膜のエッチングストッパーになる膜(例えば窒化シ
リコン膜,酸化アルミニウム膜)のエッチングを交互に
複数回行なわなければならぬが、これら一連のエッチン
グに際してそれぞれの配線の側面に形成された酸化シリ
コン膜スペーサは、上層の配線の方から順次薄くなる。
このため、形成されたセルフアライン・コンタクト孔を
埋め込む配線とこの配線より下層の配線との間の絶縁性
の劣化が起りやすくなる。特に、この形成されたセルフ
アライン・コンタクト孔を埋め込む配線とこれより1層
下の配線との間は短絡しやすくなる。すなわち、上述の
セルフアライン・コンタクト孔の第1,および第2の形
成方法は、3層以上の多層配線に対しては有効性が低い
ことになる。
【0020】本発明の目的は、微細化された拡散層と微
細化された多層配線とを有する半導体装置において、上
層配線と拡散層とを直接に接続する占有面積の小さなセ
ルフアライン・コンタクト孔の形成方法を提供すること
にあり、かつ、配線間の絶縁性の劣化のないセルフアラ
イン・コンタクト孔の形成方法を提供することにあり、
さらに、3層以上の上層配線に対しても適用できるセル
フアライン・コンタクト孔の形成方法を提供することに
ある。
【0021】
【0022】
【0023】
【課題を解決するための手段】 本発明の セルフアライン
・コンタクト孔の形成方法は、シリコン系の絶縁膜を介
して半導体基板上に導電体膜、マスク用の酸化アルミニ
ウム膜を順次形成し、前記マスク用の酸化アルミニウム
膜と前記導電体膜とを所定の同一形状にパターニングし
て前記導電体膜からなる配線と前記配線の上面に前記マ
スク用の酸化アルミニウム膜からなる酸化アルミニウム
マスクとを形成し、全面にスペーサ用の酸化アルミニウ
ム膜を形成し、前記スペーサ用の酸化アルミニウム膜を
エッチバックして前記配線の側面に前記スペーサ用の酸
化アルミニウム膜からなる酸化アルミニウム膜スペーサ
を形成する工程と、前記半導体基板表面の所定の領域に
所定の導電型を有する拡散層を形成する工程と、前記配
線が形成される領域における所定の位置に、前記マスク
用の酸化アルミニウム膜の開口部を形成する工程と、全
面に酸化シリコン系の層間絶縁膜を形成する工程と、前
記マスク用の酸化アルミニウム膜と前記スペーサ用の酸
化アルミニウム膜をエッチングしない条件で前記拡散層
に達するセルフアライン・コンタクト孔と、前記開口部
を介して前記配線に達するセルフアライン・コンタクト
孔を同時に形成する工程と、を有している。
【0024】好ましくは、上記導電体膜を形成した後に
全面にマスク用の酸化シリコン膜を形成する工程と、上
記マスク用の酸化アルミニウム膜とこのマスク用の酸化
シリコン膜と上記導電体膜とを所定の同一形状にパター
ニングして上記導電体膜からなる配線とこの配線の上面
にこのマスク用の酸化シリコン膜からなる酸化シリコン
膜マスク並びに上記マスク用の酸化アルミニウム膜から
なる酸化アルミニウム膜マスクとを形成する工程と、を
有する。
【0025】
【0026】好ましくは、上記シリコン系の絶縁膜上に
パッド用の酸化アルミニウム膜を形成する工程と、上記
マスク用の酸化アルミニウム膜と上記マスク用の酸化シ
リコン膜と上記導電体膜とこのパッド用の酸化アルミニ
ウム膜とを所定の同一形状にパターニングして、上記導
電体膜からなる配線と、この配線の上面に上記マスク用
の酸化シリコン膜からなる酸化シリコン膜マスク並びに
上記マスク用の酸化アルミニウム膜からなる酸化アルミ
ニウム膜マスクと、上記配線の底面にこのパッド用の酸
化アルミニウム膜からなる酸化アルミニウム膜パッドと
を形成する工程と、を有する。
【0027】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0028】セルフアライン・コンタクト孔の製造工程
を示す略断面図である図1を参照すると、本発明の第1
の実施例は、MOSトランジスタを有する半導体におけ
るセルフアライン・コンタクト孔の形成方法であり、以
下のようになっている。なお、本実施例では、0.4μ
mデザインルールが採用され、アライメント精度は±
0.05μmである。
【0029】まず、P型のシリコン基板101表面に膜
厚0.5μm程度のフィールド酸化膜102と膜厚10
nm程度のゲート酸化膜103とが選択的に形成され
る。次に、全面に膜厚200nm〜250nmのN型の
多結晶シリコン膜104が形成され、さらに膜厚100
nm程度のマスク用の酸化アルミニウム膜105aが形
成される〔図1(A)〕。この酸化アルミニウム膜10
5aの形成方法の詳細は後述する。
【0030】次に、ゲート電極と同一のパターンを有す
るフォトレジスト膜(図示せず)をマスクにしたエッチ
ングにより、上記マスク用の酸化アルミニウム膜105
a,上記多結晶シリコン膜104がパターニングされ
る。これにより、多結晶シリコン膜104からなるゲー
ト電極104a,104b,104c,104d,10
4eが形成され、これらゲート電極104a等のそれぞ
れの上面には、上記マスク用の酸化アルミニウム膜10
5aからなる酸化アルミニウム膜マスク105aaが形
成される。上記マスク用の酸化アルミニウム膜105a
に対するエッチングは、温度0℃,圧力2mTorr,
RFパワー200Wの条件で塩素ガス(Cl2 )により
行なわれる。上記多結晶シリコン膜104に対するエッ
チングは、公知の方法による。これらゲート電極104
a等の幅,および間隔は、0.4μm,および0.4μ
mである。なお、この一連のエッチングでは、ゲート酸
化膜103は除去されない。続いて、上記フィールド酸
化膜102,上記酸化アルミニウム膜マスク105a
a,および上記ゲート電極104b,104c等をマス
クにしたイオン注入が行なわれ、シリコン基板101表
面に低濃度のN型の拡散層106が形成される。次に、
全面に膜厚100nm程度のスペーサ用の酸化アルミニ
ウム膜107aが形成される〔図1(B)〕。この酸化
アルミニウム膜107aの形成方法の詳細も後述する。
【0031】次に、上記スペーサ用の酸化アルミニウム
膜107aがエッチバックされる。これにより、上記ゲ
ート電極104a等のそれぞれの側面には、上記スペー
サ用の酸化アルミニウム膜107aからなる酸化アルミ
ニウム膜スペーサ107aaが形成される。上記酸化ア
ルミニウム膜107aに対するエッチバックは、温度2
0℃,圧力15mTorr,RFパワー50Wの条件で
BCl3 により行なわれる。BCl3 による酸化アルミ
ニウム膜のエッチングレートは、Cl2 による酸化アル
ミニウム膜のエッチングレートより低いが、このエッチ
ングレートの低さを利用することにより、酸化アルミニ
ウム膜のエッチング量の変化の検出が容易になる。この
ことから、拡散層106表面にゲート酸化膜103を残
存させることが容易になり、したがって、このエッチン
グにより拡散層106表面が侵食されることは防がれ
る。
【0032】次に、上記フィールド酸化膜102,上記
酸化アルミニウム膜マスク105aa,上記酸化アルミ
ニウム膜スペーサ107aa,および上記ゲート電極1
04b,104c等をマスクにした高濃度のN型不純物
のイオン注入が行なわれ、シリコン基板101表面に低
濃度のN型の拡散層106とこのイオン注入による高濃
度のN型の拡散層とにより構成されたN型の拡散層10
8が形成される。次に、全面に膜厚400nm〜500
nmのBPSG膜が堆積,リフローされ、BPSG膜か
らなる層間絶縁膜109aが形成される。次に、フォト
レジスト膜110aをマスクにして層間絶縁膜109
a,および酸化アルミニウム膜マスク105aaが順次
エッチングされれ、ゲート電極104eに達するコンタ
クト孔111が開口される〔図1(C)〕。このコンタ
クト孔111は上層配線とゲート電極104eとを接続
するためのものである。なお、このコンタクト孔111
を開口するための酸化アルミニウム膜マスク105aa
に対するエッチングの際に、ゲート電極104eの上面
は多少侵食されるが、拡散層とは異なり支障は少ない。
【0033】上記フォトレジスト膜110aが除去され
た後、フォトレジスト膜110bが形成される。このフ
ォトレジスト膜110bは、例えば、ゲート電極104
bとゲート電極104cとの間に、口径0.4μmの開
口部を有している。次に、このフォトレジスト膜110
bをマスクにして、上記層間絶縁膜109aとゲート酸
化膜103とがエッチングされる。これにより、ゲート
電極104bとゲート電極104cとの間に拡散層10
8に達するセルフアライン・コンタクト孔111aが開
口される〔図1(D)〕。このセルフアライン・コンタ
クト孔111aの開口のためのエッチングは異方性ドラ
イエッチングであり、温度20℃,圧力1.5mTor
r,RFパワー100Wの条件でCHF3 :CF4
5:1からなるエッチングガスが用いられる。
【0034】CHF3 :CF4 =5:1からなるエッチ
ングガス(ただし、温度20℃,圧力1.5mTor
r)による酸化シリコン系の絶縁膜と酸化アルミニウム
膜とのエッチング選択比のRFパワー依存性を示す図2
を参照すると、酸化シリコン系の絶縁膜のエッチング選
択比が大きいことから、上記セルフアライン・コンタク
ト孔111aの開口のためのエッチングでは、上記酸化
アルミニウム膜スペーサ107aa等はほとんどエッチ
ングされない。さらに、全面を覆う酸化アルミニウム膜
は存在しないため、上記セルフアライン・コンタクト孔
111aの開口のためのエッチングは、層間絶縁膜10
9aとゲート酸化膜103との酸化シリコン系の絶縁膜
のエッチングのみとなる。また、下層配線である2本の
ゲート電極104b,104cの間に存在する酸化シリ
コン系の絶縁膜以外の膜は、合計膜厚が200nm程度
の酸化アルミニウム膜スペーサ107aaのみである。
これらのことから、上記第1の実施例によるセルフアラ
イン・コンタクト孔111aの占有面積は、従来の形成
方法による従来のセルフアライン・コンタクト孔の占有
面積より小さくなる。また、このセルフアライン・コン
タクト孔111aに埋め込まれて拡散層108と接続す
る上層配線とゲート電極104b,104cとは、両者
の間に存在する酸化アルミニウム膜マスク105aaと
酸化アルミニウム膜スペーサ107aaとにより、良好
に絶縁される。さらに、上層配線の上面,および側面を
それぞれ酸化アルミニウム膜マスクと酸化アルミニウム
膜スペーサとで覆うことは容易であることから、本実施
例のセルフアライン・コンタクト孔の形成方法は、3層
以上の多層配線に適用することが可能である。
【0035】上記第1の実施例における酸化アルミニウ
ム膜の形成方法について説明する。この膜をスパッタ法
で形成する場合の条件は、以下のとおりである。温度は
250℃,スパッタ圧力は約0.5mTorr,Ar流
量は18sccm,スパッタパワーは400Wである。
別の方法としてジャパニーズ・ジャーナル・オブ・アプ
ライド・フィジックス,第30巻,第6−B号,L11
39−L1141頁,(1991)(Japanese
Jounal of Applied Physic
s,Vol.30,No.6−B,pp.L1139−
L1141,(1991))に報告されたCVD法を用
いることもできる。このCVD法は、10-5Torr程
度の反応室に20mTorr程度のTMA(tri−m
ethyl−aluminium;Al(CH3 3
と20mTorr程度の過酸化水素(H2 2 )とが交
互に流入されて酸化アルミニウムが形成される。このと
きの反応室の温度は室温程度でもよい。150℃の場合
には、酸化アルミニウム膜の成長速度は7nm/min
である。
【0036】セルフアライン・コンタクト孔の製造工程
を示す略断面図である図3を参照すると、本発明の第2
の実施例は、上記第1の実施例と異なり、上層配線とゲ
ート電極とを直接に接続するコンタクト孔もセルフアラ
イン・コンタクト孔にすることができる。本実施例は、
以下のようになっている。
【0037】まず、マスク用の酸化シリコン膜105a
までは、上記第1の実施例と同様に形成される。次に、
上層配線,およびフィールド酸化膜102上の部分での
ゲート電極を直接に接続するセルフアライン・コンタク
ト孔が開口される予定の領域において、この領域に内包
される姿態を有する開口部112が上記酸化アルミニウ
ム膜105aに形成される〔図3(A)〕。この開口部
112を形成するための酸化アルミニウム膜105aの
エッチングは、BCl3 を用いるのが好ましい。
【0038】次に、層間絶縁膜109aまでが上記第1
の実施例と同様の方法により形成される。続いて、フォ
トレジスト膜110cが形成される。このフォトレジス
ト膜110cは、ゲート電極104bとゲート電極10
4cとの間,および開口部112を外包する位置に、そ
れぞれ開口部を有している。次に、このフォトレジスト
膜110cをマスクにして、上記層間絶縁膜109a
(およびゲート酸化膜103)がエッチングされる。こ
れにより、セルフアライン・コンタクト孔111aと開
口部112を介してゲート電極104eに達するセルフ
アライン・コンタクト孔111bとが開口される〔図3
(B)〕。セルフアライン・コンタクト孔111bの形
成が可能なのは、このセルフアライン・コンタクト孔1
11bの開口のエッチングにおいて、酸化アルミニウム
膜のエッチングが不要なためである。
【0039】本実施例は上記第1の実施例の有する効果
を有している。さらに、上層配線の上面,および側面が
それぞれ酸化アルミニウム膜マスク,および酸化アルミ
ニウム膜スペーサによる覆われる場合、上記第1の実施
例に比べて本実施例は有利になる。上記第1の実施例で
はゲート電極に達するコンタクト孔はセルフアライン・
コンタクト孔にすることが不可能である。すなわち、本
実施例は、多層配線を有する半導体装置の微細化に対し
て、極めて有効である。
【0040】セルフアライン・コンタクト孔の製造工程
の略断面図である図4を参照すると、本発明の第3の実
施例は、以下のようになっている。
【0041】まず、N型の多結晶シリコン膜104まで
は上記第1,第2の実施例と同様に形成される。次に、
全面に50nm程度のマスク用の酸化シリコン膜113
aが形成される。この酸化膜113aは、熱酸化法,も
しくはCVD法により形成される。続いて、上記第2の
実施例と同様の方法により、マスク用の酸化アルミニウ
ム膜105aが形成され、この酸化アルミニウム膜10
5aに開口部112aが形成される〔図4(A)〕。
【0042】次に、ゲート電極と同一のパターンを有す
るフォトレジスト膜(図示せず)をマスクにしたエッチ
ングにより、上記マスク用の酸化アルミニウム膜105
a,上記マスク用の酸化シリコン膜113a,上記多結
晶シリコン膜104がパターニングされる。これによ
り、多結晶シリコン膜104からなるゲート電極104
a,104b,104c,104d,104eが形成さ
れ、これらゲート電極104a等のそれぞれの上面に
は、上記マスク用の酸化シリコン膜113aからなる酸
化シリコン膜マスク113aaと上記マスク用の酸化ア
ルミニウム膜105aからなる酸化アルミニウム膜マス
ク105aaとが形成される。その後、フォトレジスト
膜110cの形成までが上記第2の実施例と同様に行な
われる。次に、フォトレジスト膜110cをマスクにし
て、上記層間絶縁膜109a,酸化シリコン膜マスク1
13aa,およびゲート酸化膜103が、エッチングさ
れる。これにより、セルフアライン・コンタクト孔11
1aと開口部112aを介してゲート電極104eに達
するセルフアライン・コンタクト孔111bとが開口さ
れる〔図4(B)〕。
【0043】上記第3の実施例は上記第2の実施例の有
する効果を有しているだけでなく、開口部112aを形
成する際のマスク用の酸化アルミニウム膜105aのエ
ッチングにおいて、多結晶シリコン膜104の侵食を充
分に防止できる効果を有する。このことから、本実施例
は、配線の形成材料となる導電体膜として塩素系ガスに
対するエッチングレートが高い金属膜(例えばアルミニ
ウム膜)が採用される場合、極めて有利になる。
【0044】次に、図面を参照して上記第3の実施例の
応用例について説明する。
【0045】セルフアライン・コンタクト孔の略平面図
である図5,図5のXX線での製造工程を示す略断面図
である図6,および図5のYY線での製造工程を示す略
断面図である図7を参照すると、上記第3の実施例の第
1の応用例は、スタックド型の情報蓄積容量を有するD
RAMへの応用例であり、ノード・コンタクト孔,およ
びビット・コンタクト孔が共にセルフアライン・コンタ
クト孔により形成され、ビット線が第2層の配線により
形成されている。上記第1の応用例は、以下のようにな
っている。
【0046】まず、P型のシリコン基板101表面に選
択的にフィールド酸化膜102,ゲート酸化膜103が
形成される。次に、全面に例えばポリサイド膜からなる
導電体膜が形成され、さらにマスク用のシリコン酸化
膜,マスク用の酸化アルミニウム膜が形成される。その
後、一連のエッチング,イオン注入等が行なわれ、N型
の拡散層108a,108bとワード線124a,12
4b,124c,124d,124e等とが形成され
る。それぞれのワード線124a等の上面は、酸化シリ
コン膜マスク113aaと酸化アルミニウム膜マスク1
05aaとにより覆われる。また、それぞれのワード線
124a等の側面は、酸化アルミニウマ膜スペーサ10
7aaにより覆われる。次に、全面にリフローされたB
PSG膜からなる層間絶縁膜109aが形成さる。続い
て、拡散層108bに達するセルフアライン・コンタク
ト孔111cが開口される〔図5,図6(A),図7
(A)〕。このセルフアライン・コンタクト孔111c
は、ビット・コンタクト孔であり、2本のワード線(例
えば、ワード線124b,124c)に対して自己整合
的に形成される。
【0047】次に、第2の導電体膜からなるビット線1
25aa,125ab,125ac等が形成される。こ
れらビット線125aa等は、それぞれセルフアライン
・コンタクト孔111cを介してそれぞれ拡散層108
bに接続される。それぞれのビット線125aa等の上
面は、酸化シリコン膜マスク113baと酸化アルミニ
ウム膜マスク105baとにより覆われる。また、それ
ぞれのビット線125aa等の側面は、酸化アルミニウ
マ膜スペーサ107baにより覆われる。次に、全面に
リフローされたBPSG膜からなる層間絶縁膜109b
が形成さる。続いて、層間絶縁膜109b,109a,
およびゲート酸化膜103が順次エッチングされ、拡散
層108aに達するセルフアライン・コンタクト孔12
1dが開口される〔図5,図6(B),図7(B)〕。
このセルフアライン・コンタクト孔121dは、ノード
・コンタクト孔であり、2本のワード線(例えば、ワー
ド線124a,124b)と2本のビット線(例えば、
ビット線125aa,125ab)とに対して自己整合
的に形成される。
【0048】次に、セルフアライン・コンタクト孔12
1dを介して拡散層108aに接続されるストレージノ
ード電極131aが形成され、このストレージノード電
極131aを覆う誘電体膜132aが形成され、さらに
セルプレート電極133aが形成される〔図5,図6
(C),図7(C)〕。これらストレージノード電極1
31a,誘電体膜132a,およびセルプレート電極1
33aの形成により、本応用例のスタックド型の情報蓄
積容量の形成が完了する。
【0049】セルフアライン・コンタクト孔の略平面図
である図8,および図8のXX線での製造工程を示す略
断面図である図9を参照すると、上記第3の実施例の第
2の応用例は、スタックド型の情報蓄積容量を有するD
RAMへの応用例であり、ノード・コンタクト孔,およ
びビット・コンタクト孔が共にセルフアライン・コンタ
クト孔により形成され、ビット線が第3層の配線により
形成されている。上記第2の応用例は、以下のようにな
っている。
【0050】まず、上記第1の応用例と同様の方法によ
り、層間絶縁膜109aまでが形成される。次に、層間
絶縁膜109a,およびゲート酸化膜103が順次エッ
チングされ、拡散層108aに達するセルフアライン・
コンタクト孔111dが開口される。このセルフアライ
ン・コンタクト孔111dは、ノード・コンタクト孔で
あり、2本のワード線(例えば、ワード線124a,1
24b)に対して自己整合的に形成される。次に、セル
フアライン・コンタクト孔111dを介して拡散層10
8aに接続されるストレージノード電極131aが形成
され、全面に誘電体膜132が形成され、さらに全面に
第2の導電体膜133,第2のマスク用の酸化シリコン
膜113b,および第2のマスク用の酸化アルミニウム
膜105bが形成される〔図8,図9(A)〕。
【0051】次に、上記第2のマスク用の酸化アルミニ
ウム膜105b,上記第2のマスク用の酸化シリコン膜
113b,上記第2の導電体膜133,および上記誘電
体膜132が順次エッチングされ、拡散層108bの直
上に開口部(図示せず)が設けられる。また、このエッ
チングにより、酸化アルミニウム膜マスク105ba,
酸化シリコン膜マスク113ba,および上記第2の導
電体膜からなるセルプレート電極133bが形成され、
本応用例のスタックド型の情報蓄積容量の形成が完了す
る。続いて、セルプレート電極133bの側面(上記開
口部の側面)に、酸化アルミニウム膜スペーサ107b
aが形成される。次に、全面に第2の層間絶縁膜109
bが形成される。続いて、層間絶縁膜109b,109
a,およびゲート酸化膜103が順次エッチングされ、
拡散層108bに達するセルフアライン・コンタクト孔
121eが開口される〔図8,図9(B)〕。このセル
フアライン・コンタクト孔121eは、ビット・コンタ
クト孔であり、2本のワード線(例えば、ワード線12
4b,124c)とセルプレート電極133b(上記開
口部)とに対して自己整合的に形成される。
【0052】次に、全面に第3の導電体膜が形成され
る。この導電体膜がパターニングされ、セルフアライン
・コンタクト孔121eを介して拡散層108bに接続
されるビット線125ba等が形成される〔図8,図9
(C)〕。
【0053】上述のように上記第1,第2の応用例は、
ノード・コンタクト孔,およびビット・コンタクト孔が
共にセルフアライン・コンタクト孔により形成されるた
め、DRAMのメモリセルの縮小に大きく寄与する。
【0054】セルフアライン・コンタクト孔の製造工程
を示す略断面図である図10を参照すると、本発明の第
4の実施例は、少なくとも3層の配線を有し,MOSト
ランジスタを有する半導体におけるセルフアライン・コ
ンタクト孔の形成方法であり、少なくとも第2層の配線
の底面には酸化アルミニウム膜パッドが形成されてい
る。本実施例は、以下のようになっている。
【0055】まず、上記第3の実施例と同様の方法によ
り、マスク用の酸化アルミニウム膜までが形成され、こ
の酸化アルミニウム膜に開口部112aa,112ab
が形成される。同様に、ゲート電極104f,104
g,104h,104i,104j,酸化アルミニウム
膜マスク105aa,酸化シリコン膜マスク113a
a,酸化アルミニウム膜スペーサ107aa,N型の拡
散層108,および層間絶縁膜109aが形成される。
その後、全面に膜厚100nm程度のパッド用の酸化ア
ルミニウム膜114が形成される。次に、フォトレジス
ト膜110cが形成される。このフォトレジスト膜11
0cをマスクにして、上記酸化アルミニウム膜114,
上記層間絶縁膜109a,上記酸化シリコン膜マスク1
13aa,およびゲート酸化膜がエッチングされ、セル
フアライン・コンタクト孔111a,111bが開口さ
れる〔図10(A)〕。
【0056】上記フォトレジスト膜110cが除去され
た後、全面に第2の導電体膜,第2のマスク用の酸化シ
リコン膜,および第2のマスク用の酸化アルミニウム膜
が形成される。第2のマスク用の酸化アルミニウム膜に
開口部112bが形成された後、これら第2のマスク用
のアルミニウム膜,第2のマスク用の酸化シリコン膜,
第2の導電体膜,および上記パッド用の酸化アルミニウ
ム膜114が順次エッチングされる。これにより、第2
の導電体膜からなる配線115a,115b,115
c,115d等と、酸化アルミニウム膜マスク105b
aと、酸化シリコン膜マスク113baと、酸化アルミ
ニウム膜パッド114aとが形成される。なお、この段
階でのパッド用の酸化アルミニウム膜114のエッチン
グは、BCl3 により行なうのが好ましい。続いて、配
線115a等のそれぞれの側面には酸化アルミニウム膜
スペーサ107baが形成される〔図10(B)〕。
【0057】次に、全面に層間絶縁膜109bが形成さ
れる。続いて、フォトレジスト膜119が形成される。
このフォトレジスト膜119をマスクにして、上記層間
絶縁膜109b,上記酸化シリコン膜マスク113b
a,上記層間絶縁膜109a,上記酸化シリコン膜マス
ク113aa,およびゲート酸化膜がエッチングされ、
セルフアライン・コンタクト孔121a,121b,1
21cが開口される〔図10(C)〕。セルフアライン
・コンタクト孔121aは、第3層の配線と拡散層10
8とを接続するコンタクト孔であり、ゲート電極104
f,104gと、第2層の配線115a,115bとに
対して自己整合的になっている。セルフアライン・コン
タクト孔121bは、第3層の配線とゲート電極104
jとを接続するコンタクト孔であり、第2層の配線11
5c,115dとに対して自己整合的になっている。セ
ルフアライン・コンタクト孔121cは、第3層の配線
と第2層の配線115cとを接続するコンタクト孔であ
り、開口部112bに対して自己整合的になっている。
【0058】上記第4の実施例は上記第3の実施例の有
する効果を有しているほかに、深さの異なる複数種類の
セルフアライン・コンタクト孔が同時に形成されるとき
に特有の効果を有する。このときには、長時間のエッチ
ングを要するので、層間絶縁膜等でのサイドエッチング
が生じやすくなり、配線の底面が露出しやすくなるとい
う問題を伴なう。だだし、これらの問題は、配線の底面
が酸化アルミニウム膜パッドにより覆われていれば、こ
の配線とこのセルフアライン・コンタクト孔に埋め込ま
れる配線との間の絶縁性は確保されるので深刻にはなら
ない。さらに、長時間のエッチングによりフォトレジス
ト膜等からの反応生成物が生ずることもありうるが、そ
の場合はこのフォトレジスト膜を除去した後にこの反応
生成物を容易に除去できる。
【0059】なお、上記第1,第2,第3,および第4
の実施例は、Nチャネル型のMOSトランジスタを有す
る半導体装置におけるセルフアライン・コンタクト孔の
形成方法であるが、本発明はCMOSトランジスタ,バ
イポーラトランジスタ,あるいはBiCMOSトランジ
ス等の他のトランジスタを有する半導体装置におけるセ
ルフアライン・コンタクト孔の形成にも適用できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のセルフア
ライン・コンタクト孔の形成方法によると、配線の上
面,および側面は、それぞれ酸化アルミニウム膜マス
ク,および酸化アルミニウム膜スペーサにより覆われ
る。フロロカーボン系のガスを用いた異方性ドライエッ
チングにより拡散層に達するセルフアライン・コンタク
ト孔を開口するに際して、これら酸化アルミニウム膜マ
スク,および酸化アルミニウム膜スペーサはほとんどエ
ッチングされない。すなわち、このエッチングに対し
て、酸化アルミニウム膜マスク,および酸化アルミニウ
ム膜スペーサは良好なエッチングストッパーとして機能
する。このため、この配線とこのセルフアライン・コン
タクト孔に埋め込まれる上層配線との間の絶縁性,ある
いは隣接したセルフアライン・コンタクト孔にそれぞれ
に埋め込まれる2本の上層配線の間の絶縁性は良好にな
る。さらに、層間絶縁膜を形成する前段階において、配
線を覆う絶縁膜は1層の酸化アルミニウム膜のみでよい
ことになり、従来の方法に比べて2つの配線の間の間隔
を狭くすることが可能となり、セルフアライン・コンタ
クト孔の占有面積を小さくすることができる。さらにま
た、上述の構造により上層の配線を形成するならば、2
つ以上の層の配線に対してそれぞれに自己整合的なコン
タクト孔が容易に形成できる。これは、このセルフアラ
イン・コンタクト孔開口するためのエッチングが、単一
のフロロカーボン系のガスを用いた異方性ドライエッチ
ングでよいためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の製造工程を示す多層配
線層の略断面図である。
【図2】上記第1の実施例に用いる酸化シリコン系の絶
縁膜のエッチングを説明するためのグラフであり、CH
3 とCH4 とによる酸化シリコン系の絶縁膜と酸化ア
ルミニウム膜とのエッチング選択比を示すグラフであ
る。
【図3】本発明の第2の実施例の製造工程を示す多層配
線層の略断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例の製造工程を示す多層配
線層の略断面図である。
【図5】上記第3の実施例の第1の応用例を示す半導体
装置の略平面図である。
【図6】上記第1の応用例の製造工程を示す半導体装置
の略断面図であり、図5のXX線での略断面図である。
【図7】上記第1の応用例の製造工程を示す半導体装置
の略断面図であり、図5のYY線での略断面図である。
【図8】上記第3の実施例の第2の応用例を示す半導体
装置の略平面図である。
【図9】上記第2の応用例の製造工程を示す半導体装置
の略断面図であり、図8のXX線での略断面図である。
【図10】本発明の第4の実施例の製造工程を示す多層
配線層の略断面図である。
【図11】従来のセルフアライン・コンタクト孔の形成
方法の製造工程を示す多層配線層の略断面図である。
【図12】別の従来のセルフアライン・コンタクト孔の
形成方法の製造工程を示す多層配線層の略断面図であ
る。
【符号の説明】
101,201 シリコン基板 102,202 フィールド酸化膜 103,203 ゲート酸化膜 104 多結晶シリコン膜 104a〜104j,204a,204b ゲート電
極 105a,105b,107a,114,245 酸
化アルミニウム膜 105aa,105ba 酸化アルミニウム膜マスク 106,108,108a,108b,208a,20
8b,208ba,208bb 拡散層 107aa,107ba 酸化アルミニウム膜スペー
サ 109a,109b,209a,209aa,209b
層間絶縁膜 110a〜110c,119,210a,210b
フォトレジスト膜 111 コンタクト孔 111a〜111d,121a〜121e,211a,
211aa,211b,211ba,211bb セ
ルフアライン・コンタクト孔 112a,112aa,112ab,112b,211
a 開口部 113a,113b,243 酸化シリコン膜 115a〜115d 配線 124a〜124d ワード線 125aa,125ab,125ac,125ba
ビット線 131a,131b ストレージノード電極 132,132a 誘電体膜 133 導電体膜 133a,133b セルプレート電極 241a,241b 酸化シリコン膜マスク 242a,242b 酸化シリコン膜スペーサ 244 窒化シリコン膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/3205 - 21/3213 H01L 21/768

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン系の絶縁膜を介して半導体基板上
    に導電体膜、マスク用の酸化アルミニウム膜を順次形成
    し、前記マスク用の酸化アルミニウム膜と前記導電体膜
    とを所定の同一形状にパターニングして前記導電体膜か
    らなる配線と前記配線の上面に前記マスク用の酸化アル
    ミニウム膜からなる酸化アルミニウムマスクとを形成
    し、全面にスペーサ用の酸化アルミニウム膜を形成し、
    前記スペーサ用の酸化アルミニウム膜をエッチバックし
    て前記配線の側面に前記スペーサ用の酸化アルミニウム
    膜からなる酸化アルミニウム膜スペーサを形成する工程
    と、 前記半導体基板表面の所定の領域に所定の導電型を有す
    る拡散層を形成する工程と、 前記配線が形成される領域における所定の位置に、前記
    マスク用の酸化アルミニウム膜の開口部を形成する工程
    と、 全面に酸化シリコン系の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記マスク用の酸化アルミニウム膜と前記スペーサ用の
    酸化アルミニウム膜をエッチングしない条件で前記拡散
    層に達するセルフアライン・コンタクト孔と、前記開口
    部を介して前記配線に達するセルフアライン・コンタク
    ト孔を同時に形成する工程と、を有することを特徴とす
    るセルフアライン・コンタクト孔の形成方法。
  2. 【請求項2】前記導電体膜を形成した後、全面にマスク
    用の酸化シリコン膜を形成する工程と、 前記マスク用の酸化アルミニウム膜と前記マスク用の酸
    化シリコン膜と前記導電体膜とを所定の同一形状にパタ
    ーニングし、前記導電体膜からなる前記配線と、前記配
    線の上面に前記マスク用の酸化シリコン膜からなる酸化
    シリコン膜マスク並びに前記マスク用の酸化アルミニウ
    ム膜からなる前記アルミニウム膜マスクとを形成する工
    程と、を有することを特徴とする請求項記載のセルフ
    アライン・コンタクト孔の形成方法。
  3. 【請求項3】前記シリコン系の絶縁膜上にパッド用の酸
    化アルミニウム膜を形成する工程と、 前記マスク用の酸化アルミニウム膜と前記マスク用の酸
    化シリコン膜と前記導電体膜と前記パッド用の酸化アル
    ミニウム膜とを所定の同一形状にパターニングして、前
    記導電体膜からなる前記配線と、前記配線の上面に前記
    マスク用の酸化シリコン膜からなる前記酸化シリコン膜
    マスク並びに前記マスク用の酸化アルミニウム膜からな
    る前記酸化アルミニウム膜マスクと、前記配線の底面に
    前記パッド用の酸化アルミニウム膜からなる酸化アルミ
    ニウム膜パッドとを形成する工程と、を有することを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のセルフアライ
    ン・コンタクト孔の形成方法。
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