JP4698681B2 - アミノピリミジン類の化合物及びその塩の調製方法と薬物の用途 - Google Patents

アミノピリミジン類の化合物及びその塩の調製方法と薬物の用途 Download PDF

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、一般式(I)で表されるアミノピリミジン類の化合物及びその塩、またその調製方法、及び当該化合物を単独或いはその他の薬物と組合せて細胞増殖性疾患(例えば癌)の治療に応用することに関わる。
【背景技術】
【0002】
95%以上の慢性骨髄性白血病患者の中に、染色体がトランスポーザルしたことによって、BCR−ABL融合蛋白を生じるため、表現の高いABLチロジンキナーゼ活性を引き起こすから、こういう患者がイマティニ(Imatinib)ターゲッティング給薬の適応症になってしまう。人の慢性骨髄性白血病K562は細胞Bcr−Abl蛋白を表現するため、本発明はBCR−ABL薬物に対する常用細胞のモデルを検討ものである。
【0003】
現有の技術の中に、人々は例えばリコンビネーション・インターフェロンa−2aを使って慢性骨髄性白血病を治療する、当該薬物はブロード・スペクトラム・アンチウイルス、アンチチユーマ及び免疫調節の機能を有する。インターフェロンは細胞の表面受体と結合し、細胞が多種の抗ウイルス蛋白を発生することを誘導して、ウイルスの細胞内での繁殖を抑制することにより、免疫機能(巨大形ファゴサイトの飲み込み機能を含む)を向上し、リンパ細胞が標的細胞に対する細胞毒性と天然殺傷性細胞の機能を増強する。
【0004】
近年、Gleevec、イマティニ(Imatinib)とも言うものが慢性粒子細胞白血病のフロントライン薬物となっているが、一部分の患者が投与後に薬物耐性を生じた。新しい研究結果により、第二世代のGleevecは薬物耐性を生じた患者に役立つ可能性があると表明した。この薬物がBCR−ABLと結合することによってその活性を遮断した、BCR−ABLは白血病細胞の生長を促進する酵素である。一般的には薬物耐性の発生はBCR−ABLが変異を発生し、酵素の形状を変えたため、薬物がそれと結合できなくなることが多い。Neil P.Shahが同僚と一緒にBMS−354825というイマティニ変異を分離した、この変異はBCR−ABLの酵素との結合に対して選択性がかなり低い。文章の作者が白血病小鼠のモデル及び白血病患者から培養された骨髄細胞で行った実験の結果はBMS−354825がイマティニよりもさらに有効で、ほとんどのイマティニ薬物耐性に対応できて、顕著な毒性を表さなかった。(約15〜20%のイマティニ薬物耐性はその他の変異によるもので、新薬がこういう病例に対して無効である。)BMS−354825が現在I期臨床に入った。(Overriding Imatinib Resistance With a Novel ABL Kinase Inhibitor, Neil P.Shah, et al.)。
【0005】
イマティニを見付けた前にPhiladelphia染色体(Ph)陽性の髄性白血病(CML)に対して、活性の有る薬物にはIFN−a、阿糖胞配糖体とエステルソーダ(HHT)があり、単独或いは組合して使用出来る。但し、これらすでに使用している薬物はやはり効果の満足できないところがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
既存の技術の不足を克服するため、本発明の目的はアミノピリミジン類の化合物及びその塩を提供することである。本発明のもう1つの目的はアミノピリミジン類の化合物及びその塩を調製する方法を提供することである。本発明のまた1つの目的は当該化合物及びその塩を単独或いはその他の薬物と組合せて細胞増殖性疾患(例えば癌)の治療に応用することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的は下記の技術案によって実現されるもので、本発明は一般式(I)で表されるアミノピリミジン類の化合物及びその塩に関わる。
【0008】
【化4】
Figure 0004698681
式の中に
は置換されてもよいアリール基、複素環アリール基或いは複素環から選択され、置換基はハロゲン原子、炭素数1−4の直鎖又は分岐鎖アルキル基、アミノ基、アルコキシ基、ナフテン基から選択される。
【0009】
とRは独立して、水素、ハロゲン原子、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アルコキシ基、ハロゲンアルコキシ基から選択される。或いは置換されてもよいアルキル基、ナフテン基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、複素環アリール基、アラルキル基と複素環アラルキル基から選択され、その置換基がハロゲン原子、炭素数1−4の直鎖又は分岐鎖アルキル基、アミノ基、アルコキシ基、ニトロ基から選択される。或いはR、Rがそれと隣接した炭素原子と形成した4〜7員環が置換されてもよい炭素環或いは複素環から選択され、その置換基がハロゲン原子、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アルコキシ基、ハロゲンアルコキシ基から選択される。
【0010】
は水素、ハロゲン原子、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、シアノ基、或いは置換されてもよいアルキル基、ナフテン基、アルケニル基、アルキニル基から選択され、その置換基はハロゲン原子、アミノ基、水酸基から選択される。
【0011】
は水素、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、水酸基、アルコキシ基、メチレンジオキシ基、ハロゲンアルコキシ基、アミノ基、或いは置換されてもよいアルキル基、ナフテン基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、複素環アリール基から選択され、その置換基がハロゲン原子、アミノ基、水酸基から選択される。
【0012】
は水素、或いは置換されてもよいアルキル基、ナフテン基、アリール基、アラルキル基、複素環アリール基、複素環アラルキル基、複素環、複素環アルキル基から選択され、その置換基がハロゲン原子、アミノ基、炭素数1−4のアルキル基から選択される。
【0013】
m=0、1、2或いは3。
【0014】
n=0、1、2或いは3。
【0015】
Qはアリール基、複素環アリール基或いは複素環から選択される。
【0016】
Zはアリール基、複素環アリール基或いは複素環から選択される。
【0017】
Lは
(1) −NRCO−
(2) −CONR
(3) NRSO
(4) −SONR10
(5) −NR11COO−
(6) −NR12CONR13
(7) −OCONR14
から選択される。
【0018】
その中のR、R、R、R10、R11、R12、R13とR14は水素、或いは置換されてもよいアルキル基、ナフテン基から選択され、置換基がハロゲン原子、アミノ基、水酸基から選択される。
【0019】
本発明の目的は下記の技術案により実現されたもので、上記に述べた一般式(I)で表される化合物及びその塩は、その特徴としてRが置換されてもよい複素環アリール基から選択され、好ましくは置換されてもよい6員環の複素環アリール基、より好ましくは置換されてもよいピリジン環であり、置換基がハロゲン原子、炭素数1−4の直鎖又は分岐鎖アルキル基から選択される。
【0020】
本発明の目的は下記の技術案により実現されたもので、上記に述べた一般式(I)で表される化合物及びその塩は、その特徴としてRとRは水素、ハロゲン原子、アミノ基、アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、置換されてもよいアルキル基、ナフテン基から選択され、置換基がハロゲン原子から選択され、好ましくは水素とハロゲン原子であり、その中のハロゲン原子とはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素の原子を指す。
【0021】
本発明の目的は下記の技術案により実現されたもので、上記に述べた一般式(I)で表される化合物及びその塩は、その特徴としてRは置換されてもよいアルキル基、ナフテン基、アルケニル基、アルキニル基から選択され、好ましくは置換されてもよいアルキル基、より好ましくは炭素数が1〜4である置換されてもよいアルキル基であり、置換基がハロゲン原子、アミノ基から選択される。
【0022】
本発明の目的は下記の技術案により実現されたもので、上記に述べた一般式(I)で表される化合物及びその塩は、その特徴としてRは水素、ハロゲン原子、ニトロ基或いは置換されてもよいアルキル基、ナフテン基、アルケニル基、アルキニル基から選択され、好ましくは水素、ハロゲン原子或いは置換されてもよいアルキル基、ナフテン基であり、置換基がハロゲン原子或いは水酸基から選択される。
【0023】
本発明の目的は下記の技術案により実現されたもので、上記に述べた一般式(I)で表される化合物及びその塩は、その特徴としてRは置換されてもよい複素環アリール基、複素環アラルキル基、複素環、複素環アルキル基から選択され、好ましくは置換されてもよい複素環アリール基、複素環アルキル基であり、置換基が炭素数1−4のアルキル基であることが好ましい。
【0024】
本発明の目的は下記の技術案により実現されたもので、上記に述べた一般式(I)で表される化合物及びその塩は、その特徴としてmとnが独立して、0、1、2、3から選択される。
【0025】
本発明の目的は下記の技術案により実現されたもので、上記に述べた一般式(I)で表される化合物及びその塩は、その特徴としてQはアリール基、複素環アリール基或いは複素環から選択され、好ましくはアリール基、複素環アリール基である。Zはアリール基、複素環アリール基或いは複素環から選択され、好ましくはアリール基、複素環アリール基である。
【0026】
本発明の目的は下記の技術案により実現されたもので、上記に述べた一般式(I)で表される化合物及びその塩は、その特徴としてLは(1)−NRCO−、(2)−CONR−、(3)−NRSO−、(4)−SONR10−、(5)−NR11COO−から選択され、好ましくは(1)−NRCO−或いは(2)−CONR−である。R、R、R、R10、R11はアルキル基或いは水素から選択され、好ましくは水素である。
【0027】
本発明の目的は下記の技術案により実現されたもので、上記に述べた一般式(I)で表される化合物及びその塩は、その特徴として(R)、(S)或いは(RR)、(SS)などの単一鏡像体の配置或いは鏡像体に富む配置で存在する化合物及びその塩を指すことができる。
【0028】
本発明の目的は下記の技術案により実現されたもので、上記に述べた一般式(I)で表される化合物及びその塩は、その特徴として前記化合物が一定物質量の酸(例えば等モル量)と塩を生成することができ、所用の酸は有機酸(例えば酢酸、トリクロロ酢酸、プロピオン酸、酪酸、アスパラギン酸、p−トルエンスルホン酸、マレイン酸、乳酸)或いは無機酸(例えば、塩酸、硫酸、燐酸、メタンスルホン酸)から選択され、好ましくは塩酸とメタンスルホン酸である。
【0029】
本発明の目的は下記の技術案により実現されたもので、上記に述べた一般式(I)で表される化合物及びその塩は、その特徴として上記に述べた化合物が一定物質量のアルカリ(例えば等モル量)と塩を生成することができ、生成された塩にはアルカリ金属(例えばリチウム、ナトリウム、カリウムなど)、アルカリ土類金属(例えばマグネシウム、カルシウムなど)或いは第四級アンモニウム(例えばNY、その中のYは炭素数が1〜4のアルキル基を指す)と生成した塩を含む。
【0030】
本発明の目的は下記の技術案により実現されたもので、上記に述べた一般式(I)で表される化合物及びその塩は、その特徴として上記に述べた化合物が下記のものを含む。
【0031】
4−((4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル)−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]ベンズアミド、
4−((4−エチル−1−ピぺラジニル)メチル)−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]ベンズアミド、
4−((4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル)−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]−3−フルオロ−ベンズアミド、
4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−クロロベンズアミド 、
4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド、
6−メチル−N−[3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−[4−(3−ピリジル)−2−(ピリミジニル)アミノ]ニコチン、
6−メチル−N−[4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−[4−(3−ピリジル)−2−(ピリミジニル)アミノ]ニコチン、
4−((4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル)−N−[5−メチル−4−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−2−]−3−(トリフルオロメチル)−ベンズアミド、
5−メチル−N−[4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−[4−(3−ピリジル)−2−(ピリミジニル)アミノ]ピリジンアミド、
5−メチル−N−[3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−[4−(3−ピリジル)−2−(ピリミジンニル)アミノ]ピリジンアミド。
【0032】
さらに、本発明のもう1つの目的は、一般式(I)で表される化合物及びその塩を調製する方法を提供することで、その特徴として下記のステップを含むことである。
【0033】
アルカリ性の条件で、一般式(II)で表される化合物と一般式(III)で表される化合物を反応させ、一般式(IV)で表される化合物を得るステップ。
【0034】
【化5】
Figure 0004698681
一般式(IV)で表されるある化合物と一般式(V)で表される化合物を、縮合剤が存在の下で縮合反応させ、一般式(I)で表される化合物を得るステップ。
【0035】
【化6】
Figure 0004698681
その中のR、R、R、R、R、R、Q、L、m、nは前に定義したとおりである。L’、M’は相互に縮合反応が発生できる基であり、例えば、アミノ基、カルボン酸基、無水酸基、エステル基、ハロゲン化アシル基などであり、好ましくはアミノ基、カルボン酸基或いはハロゲン化アシル基である。或いは通常の方法でアミノ基、カルボン酸基或いはハロゲン化アシル基に転化できる有機基を指すこともでき、例えば、ニトロ基、エステル基を指すこともできる。R15は離れやすい基を指し、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素)或いはメチルスルホニル基、エチルスルホニル基、トシル基などから選択される。
【0036】
本発明のもう1つの目的は下記の技術案により、一般式(I)で表される化合物及びその塩を調製する方法を提供することであり、その特徴として下記の通りである。
【0037】
(A)化合物(IV)を調製する際に、所用のアルカリは有機アルカリ(例えば、n−ブチルリチウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド)或いは無機アルカリ(例えばナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウム)から選択され、好ましくは水素化ナトリウムである。
【0038】
(B)化合物(I)を調製する際に、カルボン酸基とアミノ基の縮合反応である場合、縮合剤はN,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N,N−ジイソプロピルカルボジイミド、N,N−ジエチルカルボジイミド、トリフェニルホスフィンとジエチルアゾジカルボン酸からなる混合物或いはトリフェニルホスフィンとジエチルアゾジカルボン酸からなる混合物などであり、好ましくはN,N−ジシクロヘキシルカルボジイミドである。ハロゲン化アシル基とアミノ基の縮合反応である場合、縮合剤は無機アルカリ(例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム)或いは有機アルカリ(例えばトリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミンピリジン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン)であり、好ましくはピリジン或いはトリエチルアミンである。
【0039】
本発明のまた1つの目的は下記の技術案により、当該化合物及びその塩を単独或いはその他の薬物と組合せて細胞増殖性疾患(例えば癌)の治療に応用することである。
【0040】
本発明の中に、「アルキル基」とは側鎖又は直鎖飽和脂肪族炭化水素基を指し、好ましくは炭素数が1〜10である側鎖又は直鎖飽和脂肪族炭化水素基を指し、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチルなどである。「ナフテン基」とは単環の飽和脂肪族炭化水素基を指し、好ましくは炭素数が3〜10であるナフテン基を指し、例えばシクロプロピル、メチル−シクロプロピル、2,2−ジメチル−シクロブチル、エチル−シクロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げられる。「C1〜C6アラルキル基」と「C1〜C6複素環アラルキル基」の中、「C1−C6」はアルキル基部分の炭素原子数を指す。
【0041】
本発明で、「アルケニル基」とは炭素原子数が2〜10で、少なくとも1つのC=C二重結合を含む分岐鎖、直鎖或いは環状の非芳香族炭化水素基を指し、例えばビニル、プロペニル、ブテニル、シクロヘキセニルなどが挙げられる。「C2−C6アルケニル基」の中で「C1−C6」はアルケニル基の炭素原子数が2〜6であることを指す。
【0042】
本発明で、「アルキニル基」とは炭素原子数が2〜10で、少なくとも1つのC≡C三重結合を含む分岐鎖、直鎖或いは環状の炭化水素基を指し、例えばエチニル、プロパルギル、ブチン基、3−メチルブチン基などが挙げられる。「C2〜C6アルキニル基」とはアルキニル基の炭素原子数が2〜6であることを指す。
【0043】
本発明で、「アルコキシ基」とは酸素を介して連結され、炭素原子数が1〜10の環状或いは非環状のアルキル基を指す。
【0044】
本発明で、「アリール基」とはすべての安定した単環或いは二環を指し、そのうち、各々環における炭素数が7つ未満であり、かつ少なくても1つの環が芳香環であり、例えばフェニル、ナフチル基、テトラヒドロナフタレニル、ジフェニルなどが挙げられる。アリール基が二環であり、かつその中の1環が非芳香環である場合、反応は芳香環により連結される。
【0045】
本発明で、「ハロゲン原子」とはフッ素、塩素、臭素とヨウ素を指す。
【0046】
本発明で、「複素環アリール基」とは安定した単環或いは二環を指し、そのうち、各々環における炭素数が7つ未満であり、かつ少なくても1つの環が芳香環で、1〜4個のヘテロ原子を含み、ヘテロ原子はO、N、Sから選択される。この定義によれば、「複素環アリール基」は下記の種類を含むが、但しそれだけに限られない。即ち、フリル基、チエニル基、ピロリル基、チアゾリル基、ジチアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、トリアジニル基、ピロリジニル基、ピラジニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ベンゾチエニル基、ベンゾフラニル基、インドリル基、ベンゾトリアゾリル基、キノリル基、キノオリン基、イソキノリル基、テトラヒドロキノリル基などが挙げられる。複素環アリール基にN原子を含有する場合、「複素環アリール基」にはそのN−酸素誘導体も含まれる。複素環アリール基が二環で、かつその中の1つの環が非芳香環或いはヘテロ原子を含まない場合、反応は芳香環或いはヘテロ原子を含む環によって連結される。
【0047】
本発明の中に、「複素環」とは4〜8つの原子の単環、7〜12つの原子の二環或いは1〜16つの原子の三環を指す。環は飽和であっても或いは非飽和であってもよいし、炭素原子と一つまたは複数のヘテロ原子から構成され、そのうち、ヘテロ原子はN、O、Sから選択され、NとSがヘテロ原子である場合、酸化されることができる。Nがヘテロ原子である場合、四級アンモニウム化されることができる。安定した構造が得られる限り、反応は如何なるヘテロ原子或いは炭素数によっても連結できる。複素環が置換基を有する場合、置換基は環の如何なる原子に連結することができる。複素環の基はベンゾイミダゾリル基、ベンゾフラニル基、ベンゾピラゾリル基、ベンゾトリアゾリル基、ベンゾチエニル基、カルバゾリル基、カルバーリン基、フリル基、イミダゾリル基、ジヒドロインドリル基、インドリル基、インゾール基、イソベンゾフラニル基、イソインドリル基、イソキノリル基、イソチアゾリル基、ナピリディン基、ビリナン基、ピロラジニル基、ピラゾリル基、ピラジニル基、ピリジン&ピリジン基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピロリル基、キノゾールリン基、キノリル基、キノオリン基、テトラヒドロビリラン基、テトラゾリル基、テトラゾール&ピリジン基、チアジアゾリル基、チアゾリル基、チエニル基、スリーゾール基、ヘキサヒドロアゼピニル基、ペルヒドロピラジニル基、ピロールアルキル基、マリン基、硫黄マリン基、ジヒドロベンゾイミダゾリル基、ジヒドロベンゾフリル基、ジヒドロベンゾチエニル基、ジヒドロフリル基、ジヒドロイミダゾリル基、ジヒドロインドリル基、ジヒドロイソチアゾリル基、ジヒドロピラジニル基、ジヒドロピラゾリル基、ジヒドロピリジル基、ジヒドロピリミジニル基、ジヒドロピロリル基、ジヒドロキノリル基、ジヒドロテトラゾリル基、ジヒドロチアジアゾリル基、ジヒドロチアゾリル基、ジヒドロチエニル基、ジヒドロチアトリアゾリル基、ジヒドロアゼピンシクロブチル基、メチレンジオキシベンゼンメチルアシル基、テトラヒドロフリル基、テトラヒドロチエニル基、チアラジン基、ジオキシチアジラジン基、ジオキシチアジアゾールアルキル基、イソジオキシチアジアゾールアルキル基などを含む。「複素環」の基はまた下記の二環化合物を含む、例えばイミダゾール[4,5−b]ピリジル基、ジヒドロイミダゾール[4,5−b]ピリジル基、ピラゾリン[4,3−c]ピリジル基、ジヒドロピラゾリン[4,3−c]ピリジル基、テトラヒドロピラゾリン[4,3−c]ピリジル基、ピロール[1,2−a]ピラジニル基、ジヒドロピロール[1,2−a]ピラジニル基、テトラヒドロピロール[1,2−a]ピラジニル基、センリン基、プリン基、1,6−ナフタリジニル基、1,8−ナフタリジニル基、イミダゾール[1,2−a]ピリミジニル基、2,3−ジヒドロイミダゾール[2,1−b][1,3]チアゾリル基、ベンゼンアゾ基、ジヒドロベンゼンアゾ基、ベンゾジアゾ基、ジヒドロベンゾジアゾ基、テトラヒドロベンゾジアゾ基など。「複素環」はまた下記の三環化合物を含む、例えば、フェナンチアラジン基、カルバゾリル基、β−カルバゾリル基、フェナジニル基など。
【0048】
上記のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ナフテン基、アリール基、複素環アリール基と複素環基も置換されることができる。その置換基は下記の種類を含むが、これらに限定されたものではない。即ち、水酸基、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、カルボニル基、エステル基、アミノ基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基など。
【0049】
本発明で得られた化合物及びその塩は内服、真皮或いは非胃腸(例えば注射、吸い込み、噴霧、舌の下、直腸、腟)から投与することができ、「注射投与」は静脈注射、関節注射、筋肉注射、皮下注射、非胃腸注射及び点滴を含む。真皮投与は局部或いは交叉投与を含む。内服用薬は当該分野の技術者がよく知っている方法によって調製し、こういう種類の製剤の中に1種或いは多種の助剤を有しても可能である、例えば希釈剤、甘味剤、調味剤、色剤と防食剤。
【0050】
錠剤で、活性成分と無毒、薬学上許容される賦形剤とを混合する。これらの賦形剤は不活性希釈剤(例えば炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、乳糖、燐酸カルシウム或いは燐酸ナトリウム)、粒子化或いは崩壊剤(例えばトウモロコシでんぷん、藻酸)と粘着剤(例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク)を含む。錠剤は糖衣を採用しないこともでき、よく知られている糖衣を採用することによって胃腸の中の分解と吸収を遅延して薬効の時間を延長することもできる、例えばステアリン酸グリセリンエステル或いはグリセリンジステアリン酸を使用できる。これらの化合物は固体状、快速釈放する方式に調製することもできる。
【0051】
硬質カプセルで、活性組成と不活性固体希釈剤、例えば炭酸カルシウム、燐酸カルシウム或いは陶土とを混合する。軟質カプセルで、活性組成を水或いは油の媒質、例えば落花生油、パラフィン或いはオリーブオイルと混合する。
【0052】
水の懸濁剤の中で、活性組成と薬用に適用できる賦形剤とを混合する。これらの賦形剤には懸濁剤(例えばヒドロキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、藻酸ナトリウム、ポリエチレン・ピロール・アルキル・ケトン、イエローメドキコロイド、アラビアコロイド)、分散剤或いは湿潤剤[自然的に生成した燐脂質(例えばレシチン)或いはアルキレンオキシドと脂肪酸の縮合物(例えばポリオキシエチレンステアリン酸エステル)或いはエチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールの縮合物(例えばヘプタデカエチレンオキシヘキサデカノール)或いはエチレンオキシドと脂肪酸及びヘキソースアルコールから誘導して得られた一部エステルの縮合物(例えばポリオキシエチレンヘキソースアルコールモノオイル酸エステル)或いはエチレンオキシドと脂肪酸及び無水ブドウ糖が派生して得られた一部エステルの縮合物(例えばポリエチレン脱水ヘキソースアルコールモノオイル酸エステル)を含む]。前記水懸濁剤は1種或いは多種の防食剤(例えばパラヒドロキシベンゼン蟻酸メチルエステル、パラヒドロキシベンゼン蟻酸プロピルエステル)、1種或いは多種の色剤、1種或いは多種の芳香剤及び1種或いは多種の甘味剤(例えば蔗糖或いはサッカリン)含有することができる。
【0053】
水懸濁剤の調製に適合な分散可能な粉末と粒子は、水、活性成分と分散剤或いは湿潤剤、懸濁剤と1種或いは多種の防食剤と混合することによって調製する。その中に他の賦形剤、例えば甘味剤、色剤、芳香剤を入れることもできる。
【0054】
本発明で得られた一般式(I)の化合物及びその塩は非水液体製剤に調製することもできる。油懸濁剤は活性成分を植物油(例えば落花生油、オリーブオイル、ゴマ油)或いは鉱物油(例えば液体パラフィン)の中に浮遊させることができる。油懸濁剤の中に、増稠剤(例えば蜜蝋、硬質パラフィン或いはヘキサデカノール)を含有することができ、甘味剤と芳香剤を入れて、製剤の味を良くすることもできる。製剤の安定性を向上するため、酸化防止剤(例えばアスコルビン酸)を入れることができる。
【0055】
本発明で得られた一般式(I)の化合物及びその塩は油−水エマルジョンに調製することもできる。油相は植物油(例えばオリーブオイル、落花生油)或いは鉱物油(例えば液体パラフィン)或いは上記に述べたものの混合物から選択される。乳化剤は天然ゴム(例えばイエローメドキコロイド、アラビアコロイド)或いは天然燐脂質(例えば、大豆、レシチン)或いは脂肪酸が無水ヘキソースと誘導して得られた一部のエステル(例えばヘキソースアルコールモノオイル酸エステル)或いは上記に述べたエステルがエチレンオキシドと縮合した産物(例えばポリオキシドエチレンヘキソースアルコールモノオイル酸エステル)から選択される。エマルジョンの中に甘味剤と芳香剤を含有することもできる。
【0056】
シャリベツと薬剤の中の甘味剤はグリセリン、プロピレングリコール、ヘキソースアルコール或いは蔗糖から選択される。こういう製剤の中に緩和剤、防食剤、芳香剤と色剤を含有することもできる。
【0057】
本発明が得られた一般式(I)の化合物及びその塩は直腸或いは腟に投与する座薬に調製することもできる。当該座薬は活性成分が適合の無毒賦形剤と混合することによって調製し、選択する賦形剤が常温下に固体で、直腸或いは腟の中で液体に溶かして薬物を解放する、例えばココアオイルとポリグリコール。
【0058】
本発明で得られた一般式(I)の化合物及びその塩は、当該分野の技術者がよく知っている方法で反真皮投与することもできる。例えば、揮発性溶剤の中に、得られた化合物(I)の溶液或いは懸濁液、浸透増強剤が当該分野の技術者がよく知っている添加剤と混合して、無菌処理してから、得られた混合物をよく知っているシーケンスと一定の投与量によって所用の製剤に調整する。また、乳化剤あるいは水で処理した後、化合物(I)の溶液或いは懸濁液が洗剤或いは膏薬に調製することができる。
【0059】
皮下伝送システムが所用の溶剤は、当該分野の技術者がよく知っているもので、低級アルコール(例えばアルコール或いはイソプロピルアルコール)、低級ケトン(例えばプロパノン)、低級カルボン酸エステル(例えば酢酸メチルエステル)、極性エーテル類(例えばテトラヒドロフラン)、低級水素炭化物(例えばポジヘキサン、ヘキサメチレン或いはベンゼン)或いはハロゲン化炭化水素(例えばジクロロメタン、クロロホルム、トリクロロトリフルオロエタン)を含む。所用の溶剤は低級アルコール、低級ケトン、低級カルボン酸エステル、極性エーテル、低級炭化水素、ハロゲン化炭化水素の中から選択された1種或いは多種の混合溶剤を含む。
【0060】
皮下伝達システムが所用の浸透増強剤は当該分野の技術者がよく知っているもので、モノヒドロキシ基或いはポリヒドロキシ基のアルコール(例えばアルコール、プロピルグリコール或いはベンジルアルコール)、飽和或いは不飽和のC8〜C18脂肪族アルコール(例えばドデシルアルコール或いはヘキサデシルアルコール)、飽和或いは不飽和のC8〜C18脂肪酸(例えばステアリン酸)、炭素数が24以下の飽和或いは不飽和のエステル(例えば酢酸、ヘキシル酸、ローレル酸、テトラデカン酸、ステアリン酸或いはパルミチン酸がメタノール、アルコール、プロピルアルコール、ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノール或いはモノグリセリンと生成したエステル)或いは飽和或いは不飽和ジカルボン酸が生成したジエステル(例えばアジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、マレイン酸ジイソプロピル)を含む。浸透増強剤の中にはまた燐脂質誘導物(例えばレシチン或いはセファリン)、テルペン、アンモニア、ケトン、尿素及びその誘導物とエーテル類(例えばイソヘキソースアルコールジメチルエーテル、ジアルコールモノエチルエーテル)を含む。適合な浸透増強剤はまたシングル水酸基或いはマルチ水酸基アルコール、飽和或いは不飽和のC8〜C18脂肪族アルコール、飽和或いは不飽和のC8〜C18脂肪酸、炭素数が24以下の飽和或いは不飽和のエステル、飽和或いは不飽和のジカルボン酸から生成したジエステル、燐脂質誘導体、テルペン、アンモニア、ケトン、尿素及びその誘導体とエーテルの中の1種或いは多種物質から選択された混合物を含む。
【0061】
皮下伝達システムが所用の粘着剤は当該分野の技術者がよく知っているもので、ポリアクリル酸エステル、シリコーン樹脂、ポリイミンエステル、テーブル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、天然或いは合成ゴム、繊維素、ポリエチレン誘導体と珪酸塩も含み、骨組みの組成物にすることができる。また、添加剤を入れて、例えば粘性樹脂或いはオイルなど、骨組みの粘性を増加させることができる。
【0062】
本発明で得られた一般式(I)の化合物及びその塩は、その内服投与の日当たり使用量が0.01〜200mg/kgを選択する。その注射投与の日当たり使用量(例えば静脈注射、筋肉注射、皮下注射、非胃腸注射或いは点滴)が0.01〜200mg/kgを選択する。その直腸或いは腟投与の日当たり使用量が0.01〜200mg/kgを選択する。その局部投与の日当たり使用量が0.1〜200mg/kgを選択し、毎日1〜4回投与する。その反真皮投与の濃度が0.01〜200mg/kgを選択する。その吸込み投与の日当たり使用量が0.01〜10mg/kgを選択し、その中の「mg」が薬物の組成物の中の活性成分の重量単位を表示、「kg」が人体の重量単位を表示する。
【0063】
もちろん、当該分野の技術者がよく知っている通り、薬物の投与量はいろんな要素によるもので、下記の要素を含む、但しそれだけには限らない:所用の特定化合物の活性、患者の年齢、患者の体重、患者の健康状態、患者の性別、患者の飲食、投与の時間、投与の方式、排泄の速度率、薬物の組成など。また、最適の治療方式、例えば治療のモデルなど、化合物(I)の日当たり使用量或いは薬学が受け入れる塩の種類は伝統的な治療法の案によって検証することができる。
【0064】
また、本発明は1種の当該化合物及びその塩が単独或いはその他の薬物と組合して、細胞増殖疾患(例えば癌)の中に使用する応用を提供する。本発明の提供される化合物及びその塩と組合して使用できる抗腫瘍剤は多重合ヌクレオチド、ポリペプチド、生物模擬薬物、生物アルカリ、アルキル化剤、抗腫瘍抗生物質、抗代謝物、ホルモン、プラチナ化合物、及び抗腫瘍薬物と結合する単クローン抗体、毒素と/或いは放射性核、生物学反応修飾剤(例えばインターフェロン)、免疫療法剤、造血増長因子、基因治療剤、反意治療剤、ヌクレオシド、抗腫瘍ワクチンなどを含む。選択された抗腫瘍剤は誘導或いは細胞消滅剤、細胞消滅剤があり、下記の種類を含む、但しそれだけには限らない:放射性物質、キナーゼ抑制剤(例えば表皮増長因子受体キナーゼ抑制剤、血管増長因子受体キナーゼ抑制剤、派生血小板増長因子受体キナーゼ抑制剤とBcr−ablキナーゼ抑制剤、例えばSTI−157,Gleevec)、また、反意分子、抗体(例えばHercepinとRituxan)、抗エストロゲン剤(例えばRaloxifeneとTamoxifen)、抗男性ホルモン剤(例えばFlutamide、Bicalutamide、Finasteride、Aminoglutethamide、KetoconazoleとCorticosteroids)、COX−2抑制剤(例えばCelecoxib、Meloxicam、NS−398、非ステロイド抗炎症薬物と癌の化学療法薬物(例えばIrinotecan)、CPT−11、Fludarabine、Dacarbazine、Dexabethasone、Mitoxantrone、Mylotarg、VP−16、順プラチオ、5−FU、Doxrubicin、TAXOTERE、細胞標記分子、Ceramide、Cytokine、Staurosprineなどを選択する。
【0065】
本発明は、一般式(I)で表される化合物及びその塩の調製方法に関わり、その調製方法は具体的には下記ステップを含む。
【0066】
ステップA:当該ステップで、化合物(II)と化合物(III)とが反応して化合物(IV)を調製する。当該反応はアルカリ性の条件で行い、所用のアルカリは有機アルカリ(例えばピリジン、トリエチルアミン、ヘキサヒドロピリジン、N−メチルピペラジン、4−ジメチルアミノ基ピリジンなど)或いは無機アルカリ(例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、アミノナトリウム、水素化ナトリウム、n−ブチルリチウムなど)から選択され、所用のアルカリの量は化合物(II)の物質量の1〜10倍に抑え、1〜3倍を選択する。当該反応温度は−80℃から100℃までで、0℃から60℃を選択する。当該反応の所要時間は化合物(II)と(III)の種類、選択された溶剤及び反応の温度などにより決める、一般的には1分−72時間に抑え、15分−24時間を選択する。
【0067】
ステップB:当該ステップは化合物(IV)が化合物(V)と縮合反応して調製した化合物(I)を含む。当該縮合反応は酸とアミノ基の間に発生する場合、所用の縮合剤はN,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N,N−ジイソプロピルカルボジイミド、N,N−ジエチルカルボジイミド、トリフェニルホスフィンとジエチルアゾジカルボン酸からなる混合物或いはトリフェニルホスフィンとジイソプロピルアゾジカルボン酸からなる混合物などから選択され、N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミドを選択する。所用の溶剤はメチルベンゼン、ベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラジンフラン或いは上記に述べた溶剤からなる混合物などから選択され、ジクロロメタンを選択する。反応温度は−80℃から100℃まで抑え、0℃から60℃を選択する。当該反応の所要時間は化合物(IV)と(V)の種類、選択された溶剤及び反応の温度などにより決める、一般的には1分−72時間に抑え、15分−24時間を選択する。当該縮合反応がハロゲン化アシル基とアミノ基の間に発生する場合、所用の縮合剤は有機アルカリ(例えばピリジン、トリエチルアミン、ヘキサヒドロピリジン、N−メチルピペラジン、4−ジメチルアミノピリジンなど)或いは無機アルカリ(例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カルシウム、重炭酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、アミノナトリウム、水素化ナトリウム、ポジブチルリチウムなど)から選択され、所用のアルカリ量は化合物(IV)の物質量の1〜10倍に抑え、1〜3倍を選択する。当該反応温度は−80℃から100℃までで、0℃から60℃を選択する。当該反応の所要時間は化合物(II)と(III)の種類、選択された溶剤及び反応の温度などにより決める、一般的には1分−72時間に抑え、15分−24時間を選択する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0068】
さらに詳しく本発明について説明するため、下記のような調製の実例を挙げる。但し、本発明の範囲はそれだけに限らない。
【実施例1】
【0069】
実施例1
N−(5−ニトロ−2−メチルピリジル−3−)−4−(3−ピリジル)−2−ピリミジンアミンの調製
2−メチルスルホニル−4−(3−ピリジル)ピリミジン(3.0g)、2−メチル−3−アミノ−5−ニトロピリジン(5.0g)とDMF(50ml)を反応フラスコの中に投入し、0〜5℃までに冷却して、水素化ナトリウム(60%、2.3g)を入れ、自然的に室温まで上昇させ、6時間反応させる。反応液の中にクロロホルムと水をそれぞれ50mlずつ入れ、離層を行い、水層はクロロホルム(2×100ml)で逆抽出し、有機層と合併して、乾燥、濾過、濃縮し、カラム層で精製して、N−(5−ニトロ−2−メチルピリジル−3−)−4−(3−ピリジル)−2−ピリミジンアミン:5.2gを得る。
【実施例2】
【0070】
実施例2
N−(5−アミノ−2−メチルピリジル−3−)−4−(3−ピリジル)−2−ピリミジンアミンの調製
方法A:N−(5−ニトロ−2−メチルピリジル−3−)−4−(3−ピリジル)−2−ピリミジンアミン(3.0g)、活性ニッケル(0.3g)とメタノール(100ml)を反応フラスコの中に投入し、原料がなくなるまで大気圧の下で水素を添加する。濾過、濃縮して、N−(5−アミノ−2−メチルピリジル−3−)−4−(3−ピリジル)−2−ピリミジンアミン:2.8gを得る。
【0071】
方法B:N−(5−ニトロ−2−メチルピリジル−3−)−4−(3−ピリジル)−2−ピリミジンアミン(18g)、エタノール(180ml)、ヒドラジン水和物(9ml)と活性ニッケル(0.5g)を反応フラスコの中に投入し、還流反応を3時間行い、濾過し、固体が析出するまで濾過液を減圧濃縮して、0℃の下で一晩放置し、濾過、乾燥して、N−(5−アミノ−2−メチルピリジル−3−)−4−(3−ピリジル)−2−ピリミジンアミン:15gを得る。
【0072】
方法C:N−(5−ニトロ−2−メチルピリジル−3−)−4−(3−ピリジル)−2−ピリミジンアミン(18g)とテトラヒドロフラン(200ml)を反応フラスコの中に投入し、0〜5℃までに冷却して、段階を分けて水素化リチウムアルミニウム(合わせて約2.2g)を入れて、保温反応を2時間行い、反応液の中に1N塩酸を入れて、pH=5〜6に調節し、ジクロロメタン(2×100ml)で抽出する。有機層を合併して、乾燥、濾過、濃縮し、N−(5−アミノ−2−メチルピリジル−3−)−4−(3−ピリジル)−2−ピリミジンアミン:12gを得る。
【実施例3】
【0073】
実施例3
4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]ベンズアミドの調製
方法D:4−(4−メチルピペラジジニルメチル)安息香酸(3.2g)と塩化チオニル(100ml)を反応フラスコの中に投入し、環流で加熱して4時間の反応を行い、乾燥するまで減圧、濃縮して、得られた固体を直接次のステップでの投入物とする。
【0074】
N−(5−アミノ−2−メチルピリジル−3−)−4−(3−ピリジル)−2−ピリミジンアミド(3.0g)をピリジン(80ml)の中に溶解し、完全に溶解したら、この溶液を上記に述べた塩化アシルの中に点滴し、室温で一晩攪拌する。乾燥するまで減圧、濃縮し、反応液の中に水とクロロホルムをそれぞれ100mlずつ入れて、抽出、乾燥、濾過、濃縮し、カラム層で精製して、4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]ベンズアミドを4.2g得る。
【0075】
方法E:4−(4−メチルピペラジニルメチル)安息香酸(3.2g)、N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド(3.0g)、N−(5−アミノ−2−メチルピリジル−3−)−4−(3−ピリジル)−2−ピリミジンアミド(3.0g)とジクロロメタン(100ml)を反応フラスコの中に投入し、室温で一晩攪拌する。濾過し、濾過液を水(2×100ml)で洗浄し、乾燥、濾過、濃縮し、カラム層で精製して、4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]ベンズアミドを4.0g得る。
【実施例4】
【0076】
実施例4
4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]ベンズアミド
メタンスルホン酸塩の調製
方法F:4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]ベンズアミド(2.0g)、メタンスルホン酸(0.40g)と純水(100ml)を反応フラスコの中に投入し、完全に溶けてから濾過を行い、濾過液を冷凍乾燥して、4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]ベンズアミド メタンスルホン酸塩が2.2g得られる。
【0077】
方法G:4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]ベンズアミド(2.0g)、メタンスルホン酸(0.40g)とメタノール(100ml)を反応フラスコの中に投入し、完全に溶けてから、約20mlまでに減圧濃縮して、アセトンの析出した結晶を入れて、濾過、乾燥して、4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]ベンズアミドベンズアミド メタンスルホン酸塩を2.0g得る。
【0078】
実施例5
4−((4−エチル−1−ペルヒドロピラジニル)メチル)−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]−ベンズアミドの調製
実施例3のD、Eの2つの方法と同じ方法によって調製することができる、違うところは4−(4−メチルピペラジニルメチル)安息香酸(3.2g)の代わりに、4−(4−エチルピペラジニルメチル)安息香酸(3.3g)を使う。
【実施例6】
【0079】
実施例6
4−((4−エチル−1−ペルヒドロピラジニル)メチル)−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]−ベンズアミド=メチルスルホナートの調製
実施例4のF、Gの2つの方法と同じ方法によって調製することができる、違うところは4−((4−メチル−1−ペルヒドロピラジニル)メチル)−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]−ベンズアミド(2.0g)の代わりに、4−((4−エチル−1−ペルヒドロピラジニル)メチル)−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]−ベンズアミド(2.10g)を使う。
【実施例7】
【0080】
実施例7
4−((4−メチル−1−ペルヒドロピラジニル)メチル)−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]−3−フルオロベンズアミドの調製
実施例3のD、Eの2つの方法と同じ方法によって調製することができる、違うところは4−(4−メチルピペラジニルメチル)安息香酸(3.2g)の代わりに、4−(4−メチルピペラジニルメチル)−3−フルオロ−安息香酸(3.3g)を使う。
【実施例8】
【0081】
実施例8
4−((4−メチル−1−ペルヒドロピラジニル)メチル)−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]−3−フルオロベンズアミド=メチルスルホナートの調製
実施例4の中のF、Gの2つの方法と同じ方法によって調製することができる、違うところは4−((4−メチル−1−ペルヒドロピラジニル)メチル)−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]−ベンズアミド(2.0g)の代わりに、4−((4−メチル−1−ペルヒドロピラジニル)メチル)−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]−3−フルオロ−ベンズアミド(2.10g)を使う。
【実施例9】
【0082】
実施例9
4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−クロロベンズアミドの調製
実施例3の中のD、Eの2つの方法と同じ方法によって調製することができる、違うところは4−(4−メチルピペラジニルメチル)安息香酸(3.2g)の代わりに、4−(4−メチルピペラジニルメチル)−3−クロロ−安息香酸(3.4g)を使う。
【0083】
実施例10
4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−クロロベンズアミド メタンスルホン酸塩の調製
実施例4の中のF、Gの2つの方法と同じ方法によって調製することができる、違うところは4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−
[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]ベンズアミド(2.0g)の代わりに、4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−クロロベンズアミド(2.20g)を使う。
【0084】
実施例11
4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミドの調製
実施例3のD、Eの2つの方法と同じ方法によって調製することができる、違うところは4−(4−メチルピペラジニルメチル)安息香酸(3.2g)の代わりに、4−(4−メチルピペラジニルメチル)−3−(トリフルオロメチル)安息香酸(3.6g)を使う。
【0085】
実施例12
4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド メタンスルホン酸塩の調製
実施例4のF、Gの2つの方法と同じ方法によって調製することができる、違うところは4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−
[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−3−]ベンズアミド(2.0g)の代わりに、4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド (2.35g)を使う。
【0086】
実施例13
6−メチル−N−[3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−[4−(3−ピリジル)−2−(ピリミジニル)アミノ]ニコチンの調製
方法I:6−メチル−5−[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニルアミノ]ニコチン酸(30.7g、0.1mol)、3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミン(24.1g、0.1mol)、トリエチアミン(83ml)とDMF(800ml)を反応フラスコの中に投入し、10℃まで冷却して、50%の無水プロピル燐酸/DMFの混合液(87.5ml)を点滴添加し、点滴完了後に室温で24時間反応させる。反応液の中に飽和の塩化アンモニウム溶液を入れて、酢酸エチルエステルによって3回抽出して、乾燥、濾過、濃縮し、カラム層で析出して、タイトルの化合物を得る。
【0087】
方法II:6−メチル−5−[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニルアミノ]ニコチン酸(30.7g)と塩化チオニル(500ml)を反応フラスコの中に投入し、還流で加熱して4時間反応させ、乾燥するまで減圧濃縮して、得られた固体を直接次のステップの投入物とする。
【0088】
3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミン(24.1g)をピリジン(200ml)に溶解し、完全に溶解したら、当該溶液を上記に述べた塩化アシルの中に点滴し、室温で一晩攪拌する。乾燥するまで減圧、濃縮して、反応液に水とクロロホルムをそれぞれ500mlずつ入れて、抽出、乾燥、濾過、濃縮、カラム層で精製して、タイトルの化合物を得る。
【0089】
中間体3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミンの調製
3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)−フェニルシアン(17g、89mmol)、4−メチルイミダゾール(22.2g、270mmol)、とN,N−ジメチルアセトアミド(80ml)を反応フラスコに投入し、145℃で19時間反応する。減圧、濃縮して溶剤を除去し、酢酸エチルエステル(200ml)を入れて、順次に塩水(2×200ml)で洗浄し、乾燥する。濾過、濃縮してからエーテル−石油エーテルで再結晶して中間体の3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)フェニルシアンを得る。
【0090】
前のステップで得られた中間体(16.7g、66mmol)、ジオキサン(300ml)と1Mの水酸化ナトリウム水溶液(275ml)を反応フラスコの中に投入し、95℃で18時間反応する。濃縮により溶剤を除去し、1Mの塩酸でpHを中性に調節し、n―ブタノール(2×250ml)で抽出、乾燥、濃縮して、中間体の3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)安息香酸を得る。
【0091】
前のステップで得られた中間体(6.8g、25mmol)、tert−ブタノール(200ml)を反応フラスコの中に投入し、トリエチルアミン(5.23ml、37.5mmol)を入れて、更にジフェニルリン酸アジド(DPPA)(7.6g、27.5mmol)を入れ、80℃で16時間反応する。減圧、濃縮により溶剤を除去して、水(100ml)を入れて、酢酸エステル(2×100ml)で抽出する。有機層は塩水で洗浄、乾燥する。濾過濃縮、カラム層で精製して、エーテル−石油エーテルで再結晶で中間体の3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)−N−(tert−ブトキシカルボニル)フェニルアミンを得る。
【0092】
前ステップで得られた中間体(50mmol)と塩酸/イソプロパノ−ル(30ml、4M)を反応フラスコの中に投入し、60℃で5時間反応させる。減圧、濃縮により溶剤を除去して、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(80ml)を入れて、酢酸エステル(3×80ml)で抽出し、塩水で洗浄、乾燥する。濾過、濃縮して、エーテル−石油エーテルで再結晶し、中間体の3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミンを得る。
【実施例14】
【0093】
実施例14
6−メチル−N−[4−((4−メチルペピラジン−1−イル)メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−[4−(3−ピリジル)−2−(ピリミジニル)アミノ]ニコチンの調製
調製方法は実施例13の方法I、IIを参照する。ちがうところは3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミン(24.1g、0.1mol)を4−(4−メチルペピラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミン(25.9g、0.1mol)に変更することである。
【0094】
中間体4−(4−メチルメチルペピラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミンの調製
原料の2−ブロモ−4−ニトロトルエン(23.2mmol)をNMP(200ml)に溶解し、トリフルオロ酢酸ナトリウム(8.5g、62.5mmol)とヨウ化第一銅(8.75g、46mmol)を入れて、160℃で4時間反応する。冷却し、水(300ml)を入れ、濾過し、濾過したものをエーテル(3×250ml)で十分洗浄して、離層する。有機層は順次に水、塩水で洗浄、乾燥させる。濾過濃縮し、カラム層で析純化して、2−(トリフルオロメチル)−4−ニトロトルエンを3.12g得る。
前のステップで得られた中間体(0.5g、2.44mmol)と酢酸(1.9ml)を反応フラスコの中に投入し、NBS(0.651g、3.66mmol)と過酸化ベンゾイル(6mg、0.024mmol)を入れて、一晩還流反応させる。冷却、減圧濃縮によって溶剤を除去する。酢酸エステルと飽和炭酸水素ナトリウム溶液を入れて、離層する。有機層は乾燥。濾過濃縮して、中間体の1−(ブロモメチル)−4−ニトロ基−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンを得る。
【0095】
前のステップで得られた中間体(400g)とジクロロメタン(2800ml)を反応フラスコの中に投入し、トリエチルアミン(197ml)とN−メチルペピラジン(157ml、1.41mol)を入れて、室温で攪拌反応を2時間行う。炭酸水素ナトリウム溶液を入れて、離層し、有機層を乾燥させる。濾過濃縮し、カラム層で析出して、中間体の1−[4−ニトロ基−2−(トリフルオロメチル)ベンジル]−4−メチルペピラジンを得る。
【0096】
前のステップで得られた中間体(30g)、活性ニッケル(0.3g)とメタノール(100ml)を反応フラスコの中に投入し、原料がなくなるまで、大気圧で水素添加する。濾過、濃縮し、カラム層で析出して、中間体の4−(4−メチルペピラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミンを得る。
【実施例15】
【0097】
実施例15
4−((4−メチル−1−ペピラジニル)メチル)−N−[5−メチル−4−[[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニル]アミノ]ピリジル−2−]−3−(トリフルオロメチル)−ベンズアミドの調製
化合物N−(4−アミノ基−5−メチルピリジン−2−)−4−[(4−メチルペピラジニル−1−)メチル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(7.1g)、2−(メチルスルホニル)−4−(3−ピリジル)ピリミジン(5.0g)とDMF(50ml)を反応フラスコの中に投入し、0℃まで冷却する、段階に分けて60%の水素化ナトリウム(1.5g)を入れてから、保温反応を2時間行ってから自然的に室温まで上昇し、1時間反応させる。クロロホルム/メタノール=30:1の混合液を100ml入れ、10%のクエン酸でpH=7に調節する。抽出、水層逆抽出し、有機層を合併して、塩水で洗浄、乾燥する。濾過濃縮し、カラム層で精製して、タイトルの化合物を得られる。
【0098】
1.N−(4−アミノ−5−メチルピリジン−2−)−4−[(4−メチルペピラジニル−1−)メチル]−3−(トリフルオロメチル)−ベンズアミドの調製
2−クロロ−5−メチルピリジン(10g)の無水酢酸(50ml)溶液の中に、段階に分けて30%の過酸化水素水(50ml)を入れて、室温で24時間反応する、それから60℃で30時間反応する。減圧濃縮によって過剰の酢酸を除去し、残液の中に濃硫酸(30ml)を入れて、この溶液を硝酸(50ml)と濃硫酸(30ml)の混合液の中に入れ、100℃で30分間反応する。この反応液を氷水の中に入れて、炭酸アンモニウム固体とアンモニアでpHをアルカリ性まで調節し、濾過して中間体の2−クロロ−4−ニトロ−5−メチル−アゾキシピリジンを得る。
【0099】
前のステップで得られた中間体(1.0g)と10%でアンモニア/エタノール溶液(20ml)を反応フラスコの中に投入し、高圧釜の中で還流反応4時間まで加熱する。冷却、減圧濃縮によってエタノールを除去する。水を入れて、濾過する。固体は水で再結晶し、中間体の2−アミノ−4−ニトロ−5−メチル−アゾキシピリジンを得られる。
【0100】
前のステップで得られた中間体(13.4g、71mmol)とクロロホルム(150ml)を反応フラスコの中に投入し、0〜5℃まで冷却する。この溶液の中に三塩化燐(19ml)を入れて、70〜80℃まで加熱して1時間反応する。冷却、水を入れて、水酸化ナトリウム溶液でpHをアルカリ性に調節する、クロロホルムで抽出し、有機層を合併して、塩水で洗浄、乾燥する。濾過、濃縮して、石油エーテルで結晶析出し、中間体の2−アミノ−4−ニトロ−5−メチルピリジンを得られる。
【0101】
4−[(4−メチルペピラジニル−1−)メチル]−3−(トリフルオロメチル)安息香酸(3g、10mmol)と塩化チオニル(50ml)を反応フラスコの中に投入し、還流反応5時間までに加熱する。減圧濃縮によって溶剤を除去し、乾燥トルエンで2回ほど除去して、残りの塩化チオニルを完全に除去する。
【0102】
得られたアシル=クロリド化合物の中にピリジン(50ml)を入れて、攪拌しながら、2−アミノ−4−ニトロ−5メチルピリジン(1.53g、10mmol)を入れる、室温で一晩攪拌しながら反応する。減圧濃縮によって溶剤を除去して、残液の中に水を入れ、飽和炭酸水素ナトリウムでpH=8まで調節する、クロロホルムで抽出し、有機層を合併し、乾燥する。濾過、濃縮し、カラム層で析出して、中間体のN−(4−ニトロ−5−メチルピリジン−2−)−4−[(4−メチルペピラジニル−1−)メチル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミドを得られる。
【0103】
前述のステップで得られた中間体(5.0g、10mmol)、ヒドラジン水和物(5.4ml)、メタノール(180ml)と少量のランニニッケルを反応フラスコの中に投入し、還流反応4時間まで加熱する。濾過し、ろ過液を減圧濃縮して、トルエンで乾燥する。ジクロロメタンで処理、濾過、乾燥して、N−(4−アミノ−5−メチルピリジン−2−)−4−[(4−メチルペピラジニル−1−)メチル]−3−(トリフルオロメチル)−ベンズアミドを得られる。
【実施例16】
【0104】
実施例16
5−メチル−N−[4−((4−メチルペピラジン−1−イル)メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−[4−(3−ピリジル)−2−(ピリミジニル)アミノ]ピリジンアミドの調製
調製方法は実施例13の方法I、IIを参照する、違う所は6−メチル−5−[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニルアミノ]ニコチン酸(30.7g、0.1mol)を5−メチル−4−[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニルアミノ]ピコリン酸(30.7g、0.1mol)に、3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−)−5−(トリフルオロメチル)フェニルアミン(24.1g、0.1mol)を4−(4−メチルペピラジン−1−)−3−(トリフルオロメチル)フェニルアミン(25.9g、0.1mol)に変更したことにある。
【実施例17】
【0105】
実施例17
5−メチル−N−[3−((4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−[4−(3−ピリジル)−2−(ピリミジニル)アミノ]ピリジンアミドの調製
調製方法は実施例13の方法I、IIを参照する、違う所は6−メチル−5−[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニルアミノ]ニコチン酸(30.7g、0.1mol)を5−メチル−4−[4−(3−ピリジル)−2−ピリミジニルアミノ]ピリジン蟻酸(ピコリン酸)(30.7g、0.1mol)に変更したことにある。
【実施例18】
【0106】
実施例18
化合物F 400g
澱粉 100g
蔗糖 20g
微晶繊維素 10g
0.5%CMC液 適量
ステアリン酸マグネシウム 5g
1000錠
通常の湿式の方法で粒作り、錠剤を作り、包装する。
【実施例19】
【0107】
実験例1
HH−GV−E、HH−GV−F、Gleevec体外抗腫瘍活性の研究
注:HH−GV−Eとは4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−クロロベンズアミド メタンスルホン酸塩を指す。
【0108】
HH−GV−Fとは
4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド メタンスルホン酸塩を指す。
【0109】
細胞単体:
HL−60:人間急性早幼粒白血病細胞、Bcr−Ablチロジンキナーゼの表現は陰性である。
【0110】
K562:人間慢性骨髄性白血病細胞、P210 Bcr−Ablチロジンキナーゼを表現する。
【0111】
試験試料、薬物及び計器:
RPMI−1640、DMEMはGibico BRL社から購入、仔牛血清はHyclone社から購入、酵素検査機器:POLAR starはドイツBMG社の製品で、MTTはSigmaから購入されている。
【0112】
試験方法:
MTT法の主要ステップ:
細胞は10%の仔牛血清によって培養し、細胞をずっと対数成長期にあることにする。
【0113】
試験細胞は96穴の培養板に接種し、細胞の種類によって、最初の接種密度は4×10/mlにする。37℃、5%CO培養箱に24時間予培養して薬物を添加する、薬物は6〜8の濃度を設けて、48時間連続的に効かせる。
【0114】
薬物の効きが完了すると、走査顕微鏡で写真を撮る。それから、各穴にMTT工作液を入れて、4時間以降にDMSOが溶け、Plarstar酵素検査機器で各穴のOD値を測定する。
【0115】
試験対照:
空白対照穴に20μlの培養液を入れる、陽性対照薬はImatinibを選択する。
【0116】
濃度設置:
5〜8の濃度を設置し、各濃度3つの重複穴を設ける。範囲は主に0.001〜10μMにある。
【0117】
治療効果の評価:
細胞生長抑制率計算:
(対照組OD値−投与組OD値)/対照組OD値×100%
試験結果:
イマテニ(Imatinib)はAblチロジンキナーゼの活性を抑えることによって細胞増殖を抑制する役割を発揮する。95%以上の慢性骨髄性白血病の患者の中に、染色体が移転することにより、Bcr−Abl融合蛋白を発生したため、Ablチロジンキナーゼの活性が非常に高く表現される。人間慢性骨髄性白血病K562の細胞がBcr−Abl蛋白を表現するので、Bcr−Ablの薬物に対する研究用の通用細胞モデルである。当該実験で本発明が得られた化合物はK562の増殖に対して、すべてある程度の抑制作用があり、化合物Fの作用はImatinibより約40倍強い、化合物Eの作用はImatinibより約4倍強いことを発見した。人間早幼粒白血病HL−60にはBcr−Ablの表現はない、そのため、当該実験のモデル対照とする。その結果、本発明が得られた化合物は高い濃度の時(10μM)でも、HL−60細胞の増殖に対して明らかな影響はないことを発見した、こういう化合物は作用の標的に対して非常に優れている選択性があることを証明した、その中に、対照薬物Imatinibの選択性が約30倍以上大きい、化合物Fは約1250倍、化合物Eは約125倍である。だから、本発明が得られた化合物Eと化合物Fは標的白血病細胞の増殖に対して、非常に強い抑制作用を表した、それらの作用はすべて対照薬物であるImatinibより優れている或いはそれに相当する。(具体的な結果は表1、図1、図2、図3を参照する)
表1 アミノピリミジン類の化合物が体外培養の白血病細胞に対する増殖抑制作用
【0118】
【表1】
Figure 0004698681
結論
HH−GV−F、HH−GV−Eは標的白血病細胞の増殖に対して、非常に強い抑制作用を表した、それらの作用はすべて対照薬物であるImatinibより優れている。
【実施例20】
【0119】
実験例2
HH−GV−E、HH−GV−F、Gleevecが人間粒細胞白血病K562裸小鼠移植腫瘍に対する治療効果
注:HH−GV−Eとは4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−クロロベンズアミド メタンスルホン酸塩を指す。
【0120】
HH−GV−Fとは
4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド メタンスルホン酸塩を指す。
【0121】
実験動物:
BALB/cA−nude裸小鼠は上海スレーク実験動物有限責任公司から購入、18〜21g、♀。合格証明書番号:SCXK(上海)2004−0005:恒温、恒湿のSPF環境の中で飼養する。
【0122】
実験ステップ:
動物が一週間適応してから、人間白血病K562細胞を皮下接種し、腫瘍が100〜300mmに生長した後に、動物をランダムにグループ(d0)を分ける。裸小鼠は胃袋に強制投与する。HH−GV−E、Gleevec、投与の投与量はすべて75mg/kg、150mg/kgである。HH−GV−Fは37.5mg/kg、75mg/kgである。毎日1回投与し、トータル21日間である。毎週2〜3回腫瘍の体積を測って、鼠の体重を計り、データを記録する。腫瘍の体積(V)の計算式はV=1/2×a×bである、その中、a、bはそれぞれ長さ、幅を表す。
【0123】
結果:
小鼠の胃袋に強制投与して、毎日1回、連続21日間。
【0124】
対照組の小鼠は実験の18日目に、1/8の小鼠が死亡した。実験が終わった時点で、全部で2/8の小鼠が死亡した。腫瘍の生長状況及び小鼠の状態によって、当該死亡が腫瘍の生長によって死亡したものである。
【0125】
Gleevec:当面の投与方案によって、K562腫瘍生長に対して、明らかな役割がない。150mg/kg組には1/6の小鼠が投与後の18日目に死亡した。腫瘍の生長によって死亡したものである。
【0126】
HH−GV−E:150mg/kg投与すると、K562腫瘍の生長に対して、明らかな抑制作用がある。
【0127】
HH−GV−F:75mg/kg投与後9日目に、1/6の小鼠の腫瘍が消えるように見える。12日目に、4/6の小鼠の腫瘍が消えるように見える。15日目に、5/6の小鼠の腫瘍が消えるように見える。しかし、実験が終わった時点で、(すなわち、投与後の21日目)1匹の小鼠の腫瘍が再発した。だから、実験が終わった時点で、全部で4/6の小鼠の腫瘍が消えた。37.5mg/kg投与の場合、明らかにK562腫瘍の生長を抑制したが、小鼠の腫瘍の減退がなかった。HH−GV−Fの治療効果が明らかな投与量依頼性を表した。腫瘍の減退により、HH−GV−F投与組の小鼠の状態が明らかに対照組とGleevec、HH−GV−E組よりよくなっている、HH−GV−Fが慢性粒細胞白血病に対して、非常に優れている治療効果を表した。(具体結果は表2、図4、図5と図6を参照する)
表2.内服HH−GV−E、HH−GV−F、Gleevecが人間粒細胞白血病K562裸小鼠移植腫瘍に対する治療効果
【0128】
【表2】
Figure 0004698681
d0:籠毎の投与時間:dn:1回目投与後の21日目。*P<0.01 vs 対照:CR:完全減退。
【0129】
結論:
HH−GV−F、HH−GV−Eは人間粒細胞白血病K562に対して、非常に優れている治療効果があり、その治療効果が明らかにImatinibより優れている。
【実施例21】
【0130】
実験例3
HH−GV−678、Gleevecが人間粒細胞白血病K562裸小鼠移植腫瘍に対する治療効果
注:HH−GV−678(すなわち、HH−GV−F)とは4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド メタンスルホン酸塩を指す。
【0131】
実験動物:
BALB/cA−nude裸小鼠は上海スレーク実験動物有限責任公司から購入、5〜6週齢、♀。合格証明書番号:SCXK(上海)2004−0005:恒温、恒湿のSPF環境の中で飼養する。
【0132】
実験ステップ:
動物が一週間適応してから、人間白血病K562細胞を皮下接種し、腫瘍が100〜300mmに生長した後に、動物をランダムにグループ(d0)を分ける。裸小鼠は胃袋にHH−GV−678、Gleevecを強制投与する。投与の投与量はそれぞれHH−GV−678が75mg/kg、150mg/kgで、Gleevecが150mg/kgである。HH−GV−678が毎日1回投与し、トータル21日間である。Gleevecが毎日2回で、毎回150mg/kg投与し、トータル21日間である。毎週2〜3回腫瘍の体積を測って、鼠の体重を計り、データを記録する。腫瘍の体積(V)の計算式はV=1/2×a×bである、その中、a、bはそれぞれ長さ、幅を表す。
【0133】
結果:
HH−GV−678組は75mg/kgで投与し、6日目に、3/8の小鼠の腫瘍が完全に消えた(CR)。9日目に、7/8の小鼠の腫瘍が完全に消えた。12日目に、すべて(8/8)の小鼠の腫瘍が完全に消えた。
【0134】
HH−GV−678組は150mg/kgで投与し、6日目に、6/8の小鼠の腫瘍が完全に消えた(CR)。9日目に、すべて(8/8)の小鼠の腫瘍が完全に消えた。
Gleevec組は投与後12日目に、1/8の小鼠の腫瘍が完全に消えるようになった。実験が終わった時点で、2/8の小鼠の腫瘍が完全に消えるようになった。
【0135】
当該実験でHH−GV−678は効果を果たすことが速い、Gleevecのほうは効果を果たすことが割合遅いことを証明した。尚且つ、HH−GV−678の治療効果がGleevecと比べて、明らかに優れている。
【0136】
腫瘍のある小鼠は上記2つの化合物に対して何れも耐えられ、比べたところに、当該実験条件の下に、HH−GV−678の毒性が割合小さい。(具体的な結果は表3、図7と図8を参照する)
表3.内服HH−GV−678、Gleevecが人間粒細胞白血病K562裸小鼠移植腫瘍に対する治療効果
【0137】
【表3】
Figure 0004698681
d0:籠毎の投与時間:dn:1回目投与後の21日目。*P<0.01 vs 対照:CR:完全減退。
【0138】
結論:
HH−GV−678は人間粒細胞白血病K562に対して、非常に著しい治療効果があり、HH−GV−678の治療効果がGleevecと比べて、明らかに優れている。比べたところに、当該実験条件の下に、HH−GV−678の毒性がGleevecよりやや小さい。
【図面の簡単な説明】
【0139】
【図1】アミノピペラジン類の化合物の薬物濃度が早幼粒白血病HL−60に対する細胞増殖抑制率の関係の図。
【図2】アミノピペラジン類の化合物の薬物濃度が人間髄性白血病K562に対する細胞増殖抑制率の関係の図。
【図3】アミノピペラジン類の化合物が人間髄性白血病K562、早幼粒白血病HL−60に対する細胞増殖抑制の図。(a)人間髄性白血病K562の細胞対照の図。(b)早幼粒白血病HL−60の細胞対照の図。(c)HH−GV−E(0.3μM)が人間髄性白血病K562に対する細胞増殖抑制の図。(d)HH−GV−E(10μM)が早幼粒白血病HL−60に対する細胞増殖抑制の図。(e)HH−GV−F(0.03μM)が人間髄性白血病K562に対する細胞増殖抑制の図。(f)HH−GV−F(10μM)が早幼粒白血病HL−60に対する細胞増殖抑制の図。(g)化合物Imatinib(0.3μM)が人間髄性白血病K562に対する細胞増殖抑制の図。(h)化合物Imatinib(10μM)が早幼粒白血病HL−60に対する細胞増殖抑制の図。
【図4】HH−GV−E、HH−GV−F、Gleevecが人間粒子細胞白血病K562に対する裸小鼠への腫瘍移植。
【図5】HH−GV−E、HH−GV−F、Gleevecが腫瘍のある裸小鼠の体重に対する影響の図。
【図6】HH−GV−E、HH−GV−F、Gleevecが人間粒子細胞白血病K562に対する裸小鼠への腫瘍移植の治療効果腫瘍の写真。
【図7】HH−GV−678、Gleevecが人間粒子細胞白血病K562に対する裸小鼠への腫瘍移植の治療効果。
【図8】HH−GV−678、Gleevecが腫瘍のある裸小鼠の体重に対する影響。

Claims (6)

  1. 4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−クロロベンズアミド 、および
    4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミドからなる群より選ばれる化合物又はその薬学上許容し得る塩。
  2. 4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−クロロベンズアミド メタンスルホン酸塩
  3. 4−[(4−メチル−1−ピぺラジニル)メチル]−N−[6−メチル−5−[[4−(3−ピリジニル)−2−ピリミジニル]アミノ]−3−ピリジニル]−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド メタンスルホン酸塩
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学上許容し得る塩と医薬的に許容される担体とを含有してなる医薬組成物。
  5. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学上許容し得る塩を有効成分として含有してなる蛋白質キナーゼ抑制剤。
  6. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学上許容し得る塩を有効成分として含有してなる細胞増殖性疾患の治療剤。
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